JP6730097B2 - 布類展開装置 - Google Patents
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Description
第2発明の布類展開装置は、展開状態で吊り下げられた布類の表裏に配置された一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を開閉する開閉機構と、前記布類を前記一対の挟持部材の間から引き上げる搬送機構と、前記一対の挟持部材の近接位置の下方における前記布類の有無を検知する異物検知センサと、を備え、前記異物検知センサは、検知軸が、前記一対の挟持部材の近接位置の下方空間において、前記布類の幅方向に沿って配置された非接触式センサであることを特徴とする。
第3発明の布類展開装置は、第2発明において、制御装置を備え、前記制御装置は、前記布類が前記一対の挟持部材の間に挿入された状態で該一対の挟持部材を閉状態とするように前記開閉機構を動作させるとともに、前記布類を引き上げるように前記搬送機構を動作させることを特徴とする。
第4発明の布類展開装置は、第3発明において、前記異物検知センサの検知位置よりも下方において前記布類の下端縁の通過を検知する下端縁センサを備え、前記制御装置は、前記下端縁センサが前記布類の下端縁の通過を検知してから所定時間経過した時に、前記異物検知センサが前記布類の存在を検知した場合に、前記布類に異物が入り込んでいると判断することを特徴とする。
第5発明の布類展開装置は、第1、第2、第3または第4発明において、前記一対の挟持部材は、前記布類の下方部分を収容する気流整形部の壁面と、該気流整形部を開閉するフラップとからなることを特徴とする。
第2発明によれば、検知軸が布類の幅方向に沿って配置されているので、布類の幅方向のいずれの位置に異物が存在しても、それを検知できる。
第3発明によれば、開閉機構と搬送機構の動作を制御することで、布類を一対の挟持部材で挟んだまま引き上げることができる。
第4発明によれば、適切なタイミングで異物検知センサの検知結果を取得できるので、異物が引っ掛かり搬送できなくなっている布類を検知できる。
第5発明によれば、一対の挟持部材を他の機能を有する部材と共通の部材としたので、専用の部材を追加する必要がなく、製造コストを低減できる。
(基本構造)
まず、図1および図2に基づき、本発明の一実施形態に係る布類展開装置1の基本構造を説明する。
つぎに、布類展開装置1の特徴部分である異物検知部を説明する。
本実施形態では、異物検知部として気流整形部70とフラップ80とを利用する。具体的には、図9に示すように、布類Cを気流整形部70から引き上げる際にフラップ80を全閉状態とし、布類Cに異物Pが入り込んでいる場合に、この異物Pを詰まらせて布類Cが搬送されないようにする。これを検知することで異物Pを検知する。
つぎに、布類展開装置1の動作を説明する。
制御装置11は布類展開装置1の各種装置を以下の態様で動作させる。これにより、布類展開装置1は布類Cを処理する。
はじめに、投入チャック21、21は下降した投入位置で待機している。作業者が布類Cの一辺の両端角部を探し出し、それぞれを投入チャック21、21に把持させる。
そうすると、投入チャック21、21が投入位置から最も高い位置まで上昇する。その上昇過程で、布類Cが投入チャック21、21から展張チャック31、31に受け渡される。その後、一対の展張チャック31、31が左右に開くように横行することで、布類Cは装置本体10の前面において展開状態で吊り下げられる。これが図1、図2に示す状態である。
つぎに、図4に示すように、開閉板76を切り替えて、空気Aを気流整形部70内に吸引する状態とする。そうすると、布類Cは負圧によって気流整形部70内に引き込まれる。このとき、布類Cは前面壁71を乗り越えるが、ローラ73が回転するので、大きな抵抗は生じず軽い力で布類Cを気流整形部70内に引き込むことができる。この際、フラップ80は全開状態であり、布類Cの引き込みを邪魔しない。
つぎに、図5に示すように、再び開閉板76を切り替えると、気流整形部70内の空気の流れは止まり、布類Cを引き上げやすい状態となる。バキュームボックス41を前進させて布類Cに接触させるとともに、展張チャック31、31を開くと、布類Cの上端縁がバキュームボックス41に吸着される。
つぎに、図6に示すように、バキュームボックス41を後進させると、布類Cの上端縁がバキュームボックス41から一次コンベア50に乗り継がれる。この際、一次コンベア50のバキュームボックス52は作動した状態であり、コンベアベルト51に布類Cが吸着される。
つぎに、図7に示すように、フラップ80を回動させ半閉状態とする。また、開閉板76を切り替えて、装置本体10の前面から空気Aを気流整形部70内に吸引する状態とする。フラップ80を半閉状態とすることで、気流整形部70の上部の気流通路が狭くなる。空気Aは狭い通路を通過こととなり、流速が早くなる。そのため、布類Cの下方部分を下方に引き伸ばしながら強くバタつかせることができる。このバタつきにより布類Cのたるみを矯正し、四角形にきれいに広げられる。また、布類Cに異物Pが入り込んでいる場合には、布類Cの内部において異物Pを布類Cの下端縁付近まで確実に落下させることができる。
つぎに、図8に示すように、フラップ80をさらに閉じる方向に回動させ全閉状態とする。これにより、布類Cを前面壁71とフラップ80とで挟んだ状態とする。この状態のまま一次コンベア50で布類Cを搬送して、布類Cの下方部分を気流整形部70から引き上げる。ここで、一次コンベア50は特許請求の範囲に記載の「前記布類を前記一対の挟持部材の間から引き上げる搬送機構」に相当する。
制御装置11は、布類Cが前面壁71とフラップ80との間に挿入された状態、すなわち布類Cが気流整形部70に引き込まれた状態で、フラップ80を全閉状態とするようにフラップ80の回動機構を動作させる。それとともに、布類Cの下方部分を引き上げるように一次コンベア50を動作させる。このように、制御装置11がフラップ80の回動機構と一次コンベア50の動作を制御することで、布類Cを前面壁71とフラップ80とで挟んだまま引き上げることができる。
制御装置11には、異物検知センサ91および下端縁センサ92の検知結果が入力されている。図8に示す状態からさらに布類Cが引き上げられると、下端縁センサ92が布類Cの下端縁の通過を検知する。異物検知センサ91と下端縁センサ92との間の上下方向の距離は既知であり、一次コンベア50による布類Cの搬送速度も既知であるので、布類Cの下端縁が下端縁センサ92を通過してから、異物検知センサ91を通過するまでに要する時間を求められる。
まず、異物検知センサ91が布類Cの下端縁の通過を検知する(S1)。そうすると、制御装置11はタイマー機能で所定時間待った後(S2)、異物検知センサ91の検知結果を取得する。検知結果が布類有りである場合には、布類Cに異物Pが入り込んでいると判断する(S4)。検知結果が布類無しである場合には、布類Cに異物Pが入り込んでいないと判断する(S5)。
前記実施形態では、布類Cを挟む一対の挟持部材として、気流整形部70とフラップ80とを利用したが、これを別の構成としてもよい。一対の挟持部材は、展開状態で吊り下げられた布類Cの表裏に配置され、それらを開閉する開閉機構が設けられていればよい。挟持部材の形状は特に限定されず、前面壁71やフラップ80のように板状でもよいし、単に棒状でもよい。ただし、挟持部材は布類Cを全幅に渡って挟める形状であることが好ましい。一対の挟持部材の開閉方法は特に限定されず、一方または両方の挟持部材を回動させる方法でもよいし、一方または両方の挟持部材を水平移動させる方法でもよい。
10 装置本体
11 制御装置
20 投入部
30 展張部
40 受け渡し部
50 一次コンベア
60 二次コンベア
70 気流整形部
71 前面壁
72 後面壁
80 フラップ
91 異物検知センサ
92 下端縁センサ
Claims (5)
- 展開状態で吊り下げられた布類の表裏に配置された一対の挟持部材と、
前記一対の挟持部材を開閉する開閉機構と、
前記布類を前記一対の挟持部材の間から引き上げる搬送機構と、
前記一対の挟持部材の近接位置の下方における前記布類の有無を検知する異物検知センサと、
前記異物検知センサの検知位置よりも下方において前記布類の下端縁の通過を検知する下端縁センサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記布類が前記一対の挟持部材の間に挿入された状態で該一対の挟持部材を閉状態とするように前記開閉機構を動作させるとともに、前記布類を引き上げるように前記搬送機構を動作させ、
前記制御装置は、前記下端縁センサが前記布類の下端縁の通過を検知してから所定時間経過した時に、前記異物検知センサが前記布類の存在を検知した場合に、前記布類に異物が入り込んでいると判断する
ことを特徴とする布類展開装置。 - 展開状態で吊り下げられた布類の表裏に配置された一対の挟持部材と、
前記一対の挟持部材を開閉する開閉機構と、
前記布類を前記一対の挟持部材の間から引き上げる搬送機構と、
前記一対の挟持部材の近接位置の下方における前記布類の有無を検知する異物検知センサと、を備え、
前記異物検知センサは、検知軸が、前記一対の挟持部材の近接位置の下方空間において、前記布類の幅方向に沿って配置された非接触式センサである
ことを特徴とする布類展開装置。 - 制御装置を備え、
前記制御装置は、前記布類が前記一対の挟持部材の間に挿入された状態で該一対の挟持部材を閉状態とするように前記開閉機構を動作させるとともに、前記布類を引き上げるように前記搬送機構を動作させる
ことを特徴とする請求項2記載の布類展開装置。 - 前記異物検知センサの検知位置よりも下方において前記布類の下端縁の通過を検知する下端縁センサを備え、
前記制御装置は、前記下端縁センサが前記布類の下端縁の通過を検知してから所定時間経過した時に、前記異物検知センサが前記布類の存在を検知した場合に、前記布類に異物が入り込んでいると判断する
ことを特徴とする請求項3記載の布類展開装置。 - 前記一対の挟持部材は、前記布類の下方部分を収容する気流整形部の壁面と、該気流整形部を開閉するフラップとからなる
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の布類展開装置。
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JP2016112346A JP6730097B2 (ja) | 2016-06-06 | 2016-06-06 | 布類展開装置 |
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