JP6728978B2 - 乗物用アシストグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用アシストグリップに関する。
従来、車両等の乗物に搭載される乗物用アシストグリップとして、例えば、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1においては、車両のルーフパネルに対して取り付けられるアシストグリップが例示されている。
特開2005−67259号公報
ところで、近年、乗物に搭載された部品に照明機能を組み込むことで、部品の視認性や意匠性を高くすることが求められている。このような事情から、アシストグリップについても照明機能を備えるものが求められている。また、アシストグリップとして、乗物に対して回動可能に取り付けられた構成のものが知られている。これにより、乗員はアシストグリップを使用する際にこれを回動させ、手前側に突き出した状態にすることができる。ここで、乗員がアシストグリップを使用する(把持する)際には、照明を点灯させる必要性が低いことから、消灯させることが求められる。この場合、照明のスイッチをアシストグリップと別体で設けると、乗員がアシストグリップを使用する際に、スイッチ操作を行う必要があり、作業性が低下してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、照明機能を有する乗物用アシストグリップにおいて、照明機能のオンオフを容易に行うことが可能な乗物用アシストグリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、乗物を構成するパネル部材に取り付けられる取付基台と、前記取付基台に対して回動可能に取り付けられ、把持部を有するグリップ本体部と、前記グリップ本体部に設けられた光源と、前記取付基台及び前記グリップ本体部に跨って設けられ、前記パネル部材に設けられたパネル側端子部を介して前記光源に電源装置からの駆動電力を供給可能な電力供給路と、を備え、前記電力供給路は、前記取付基台に設けられ、前記パネル側端子部に対して接続されるグリップ側端子部と、前記取付基台に設けられた基台側接点と、前記取付基台に設けられ、前記グリップ側端子部と前記基台側接点とを電気的に接続する第1導電路と、前記グリップ本体部に設けられたグリップ側接点と、前記グリップ本体部に設けられ、前記グリップ側接点と前記光源とを電気的に接続する第2導電路と、を備え、前記取付基台に対して前記グリップ本体部を回動させることで、前記基台側接点と前記グリップ側接点とが互いに接触する接触状態と、前記基台側接点と前記グリップ側接点とが互いに離間する離間状態との間で変更可能とされることに特徴を有する。
このような構成とすれば、基台側接点とグリップ側接点とが互いに接触することで、グリップ側端子部と光源を電気的に接続することができる。これにより、パネル側端子部を電源と接続することで、光源を点灯させることができる。また、取付基台に対してグリップ本体部を回動させることで、基台側接点とグリップ側接点とを互いに離間させることができる。これにより、電力供給路を切断することができ、光源を消灯させることができる。このように本発明では、グリップ本体部を回動させることで、照明のオンオフを容易に行うことができる。
また、前記グリップ本体部は、前記取付基台に対して回動軸を介して回動可能に取り付けられ、前記回動軸は導電性を有しており、前記電力供給路の一部を構成するものとすることができる。
回動軸によって電力供給路の一部を構成することで、回動軸の分だけ、電力供給路を構成する導電部材の長さを小さくすることができる。これにより、取付基台及びグリップ本体部における導電部材の配置スペースをより小さくすることができる。導電部材を配置する際には、導電部材同士が短絡しないように留意して、導電部材の配置態様を設計する必要がある。導電部材の配置スペースを小さくすることで、導電部材同士が短絡し難くなるから、電力供給路を構成する導電部材の配置態様を容易に設計することができる。
また、前記取付基台における前記パネル部材側の面には、前記パネル部材に形成された取付孔に対して、前記パネル部材の乗物室内側から挿入されると共に、前記取付孔の孔縁部に対して前記パネル部材の乗物室外側から係止する係止部材が前記パネル部材側に突出する形で設けられ、前記グリップ側端子部は、前記パネル部材側の面から前記係止部材の突出方向と同じ方向に突出する形で設けられているものとすることができる。係止部材とグリップ側端子部の突出方向を同じ方向にすることで、取付孔に対する係止部材の挿入作業とパネル側端子部に対するグリップ側端子部の接続作業とを同時に行うことができる。
本発明によれば、照明機能を有する乗物用アシストグリップにおいて、照明のオンオフを容易に行うことが可能な乗物用アシストグリップを提供することができる。
本発明の実施形態1に係るアシストグリップを車室内から視た斜視図 非使用状態のアシストグリップを示す断面図 使用状態のアシストグリップを示す断面図 グリップ本体部を示す断面図 使用状態のアシストグリップを上方から視た図 使用状態のアシストグリップを車室内側から視た図 一対の端子部16,17と一対の端子部70,80の接続構造を示す断面図
本発明の一実施形態を図1から図7によって説明する。本実施形態では、乗物用アシストグリップとして、車両10の天井に設けられているアシストグリップ20を例示する。このようなアシストグリップ20は、図1に示すように、車両10の天井を構成するルーフトリム12における車室内側の面に設けられており、例えば、ドア開口13の上方且つ乗員の手が届く位置に配されている。
アシストグリップ20は、例えば、合成樹脂製とされ、図1及び図2に示すように、車両前後方向に長いU字状をなすグリップ本体部30と、車両10の天井を構成するルーフパネル14に対して、例えば、係止部材15(図2参照、詳しくは後述)によって取り付けられる一対の取付基台60,60と、を備える。
グリップ本体部30は、図4に示すように、長手方向の両端部をそれぞれ構成する一対の被取付部31,41と、長手方向の中央部(把持部21)を構成する筒状の加飾部材50と、被取付部41(一方の被取付部)の内部に配されるLED52(光源)と、把持部21の内部に設けられた導光棒53と、導光棒53と隣接する光透過部材54と、を備えている。なお、図4は、非使用状態(後述)におけるグリップ本体部30を車室内側から視た断面図であり、図4における右側が車両前側であり、左側が車両後側である。
図2に示すように、一対の被取付部31,41の各々は、それぞれヒンジ軸22(回動軸)を介して取付基台60に対して取り付けられている。これにより、グリップ本体部30は、ヒンジ軸22を介して車両前後方向に沿う軸を回動軸として回動可能となっている。つまり、一対の被取付部31,41は、ヒンジ軸22及び取付基台60を介してルーフパネル14(乗物を構成するパネル部材)に対して取り付けられている。なお、取付基台60は、グリップ本体部30の長手方向の両端部(被取付部31,41)にそれぞれ設けられており、図2では、被取付部31側の取付基台60を図示している。なお、被取付部41側の取付基台60は、被取付部31側の取付基台60と対称な形状をなしている(図4の2点鎖線参照)。
図4に示すように、被取付部41は、略L字状をなしており、取付基台60と反対側の端部(図4の右側の端部)には、第1筒部32が一体的に設けられている。第1筒部32は、被取付部31から被取付部41(他方の被取付部)に向かって延びている。また、被取付部41は、略L字状をなしており、取付基台60と反対側の端部(図3の左側の端部)には、第2筒部42が一体的に設けられている。第2筒部42は、被取付部41から被取付部31に向かって延びている。つまり、第1筒部32及び第2筒部42は、一対の被取付部31,41の間に配されている。
第1筒部32及び第2筒部42は、図4に示すように、同軸上となるように配されており、第2筒部42の延設端部を第1筒部32の延設端部が外側から覆う構成となっている。なお、第1筒部32の延設端部を第2筒部42の延設端部が外側から覆う構成としてもよい。
第1筒部32及び第2筒部42の内部空間は、直線状をなす形で連結されており、内部空間には、導光棒53が収容されている。つまり、第1筒部32及び第2筒部42は、導光棒53の外周面をそれぞれ覆うものとされる。そして、上述した加飾部材50は、第1筒部32及び第2筒部42の双方の外周面を覆う形で配されている。これにより、第1筒部32、第2筒部42、加飾部材50によって把持部21が構成されており、加飾部材50によって把持部21の意匠面が構成されている。
導光棒53は、可撓性及び光透過性を有しており、例えば、アクリル系樹脂からなる芯材(コア)と、例えばフッ素系樹脂からなる被覆材(クラッド)から構成されている。芯材は、断面が円形に形成されるとともに長手状をなしている。被覆材は、芯材と同じ長さで設定され、芯材の外周面(側面)を全面に亘って覆うものとされる。被覆材は、例えば圧着などの固定手段によって芯材に固定されている。なお、導光棒53としては、例えば、公開特許公報である特開2005−306233や特開平6−75120号等に開示された公知の導光体を使用することが可能である。
導光棒53は、把持部21の中心軸に沿って延びる長手状をなしている。また、導光棒53における長手方向の一端部(導光棒53の光入射面側の端部)は、被取付部31に形成された第1凹部31Aに嵌合されており、導光棒53における長手方向の他端部(導光棒53の光入射面と反対側の端部)は、被取付部41に形成された第2凹部41Aに嵌合されている。つまり、第1凹部31Aは、第1筒部32の内部空間(導光棒53の収容空間)と連通されており、第2凹部41Aは、第2筒部42の内部空間(導光棒53の収容空間)と連通されている。
LED52は、図4に示すように、導光棒53の一端部と共に第1凹部31Aに収容されている。LED52の光出射面52Aは、導光棒53の光入射面53A(端面)と対向配置されている。これにより、LED52から出射された光は、光入射面53Aから導光棒53の内部に入射し、その内部で全反射を繰り返すことで導光された後、導光棒53の外周面53Bから外部に出射される構成となっている。なお、図4においては、導光棒53の外周面53Bからの出射光を矢線L1で示している。また、本実施形態では、第1筒部32、第2筒部42、加飾部材50が円筒状をなすものを例示しているが、これに限定されない。例えば、第1筒部32、第2筒部42、加飾部材50が断面視楕円形状をなしていてもよい。
図4に示すように、把持部21における周方向の一部は、光透過部材54によって構成されている。光透過部材54は、例えば、加飾部材50に対して接着剤などによって固定されている。光透過部材54は、把持部21の長手方向に沿う長手状をなし、例えば、屈折率が空気よりも十分に高く、且つほぼ透明な(光透過性を有する)合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂やポリカーボネートなど)によって構成されている。これにより、導光棒53の外周面53Bからの出射光は、光透過部材54を透過して把持部21の外部、本実施形態では、U字状をなすグリップ本体部30の内側に出射される構成となっている。
次に、取付基台60の構成について説明する。取付基台60は、図2に示すように、係止部材15によってルーフパネル14に取り付けられる基台本体部61と、基台本体部61に対して取り付けられるカバー部材62と、を備えている。基台本体部61は、上部が下部に比べて低い段差状をなしており、その上部を覆う形でカバー部材62が取り付けられている。
係止部材15は、例えば、金属製の板材によって構成され、車室内側に開口された略U字状をなしている。係止部材15は、基台本体部61におけるルーフパネル14側(図2の右側)の面からルーフパネル14側に突出する形で設けられている。より具体的には、係止部材15は、基台本体部61に貫通形成された貫通孔61A、ルーフトリム12に貫通形成された貫通孔12A、及びルーフパネル14に貫通形成された取付孔14Aの双方に対して車室内側(図2の左側、乗物室内側)から挿入されている。係止部材15は、車室内側の端部15B,15Bにおいて、貫通孔61Aの孔縁部に対して車室内側から係止する構成となっている。
また、係止部材15は、一対の係止片15A,15Aを有している。一対の係止片15A,15Aは、係止部材15を構成する板材の一部を外側に折り曲げることで構成されており、取付孔14Aの孔縁部に対して、車室外側(乗物室外側)から係止する構成となっている。一対の係止片15A,15Aを取付孔14Aに挿通する際には、係止部材15が弾性的に撓み変形することで、一対の係止片15A,15Aが互いに接近する形で変位する。これにより。取付孔14Aに対して一対の係止片15A,15Aを挿通させることができる。一対の係止片15A,15Aが取付孔14Aを通過すると、係止部材15が弾性復帰することで、一対の係止片15A,15Aが取付孔14Aの孔縁部に係止する構成となっている。
また、カバー部材62の突起部62Aは、U字状をなす係止部材15に対して車室内側から嵌合されている。これにより、カバー部材62を基台本体部61に取り付けた状態では、係止部材15が撓み変形する事態が抑制され、一対の係止片15A,15Aが取付孔14Aから抜ける事態が抑制される構成となっている。
被取付部31及び被取付部41には、図4に示すように、取付基台60が嵌合される嵌合凹部30Aがそれぞれ形成されている。被取付部31の嵌合凹部30Aと、被取付部41の嵌合凹部30Aとは、左右対称な形状をなしている。ヒンジ軸22の両端部は、図5に示すように、嵌合凹部30Aを構成する一対の対向壁部にそれぞれ固定されている。ヒンジ軸22の中央部は、基台本体部61を車両前後方向に貫通する形で設けられている。これにより、グリップ本体部30は、図2に示す非使用状態(把持部21が上方を向く姿勢)と、図3に示す使用状態(把持部21が車室内側を向く姿勢)との間で回動操作可能となっている。なお、取付基台60は、非使用状態において、嵌合凹部30Aに嵌合される構成となっている。
次に、本実施形態の電気的構成について説明する。本実施形態では、非使用状態においてLED52が点灯し、使用状態においてLED52が消灯する構成となっている。LED52は、車両10に搭載されたバッテリなどの電源装置11(図7参照)に電気的に接続されている。
図7に示すように、ルーフパネル14における車室外側(図7の下側)には、一対の端子部16,17を備えるブラケット18が取り付けられている。端子部16は、例えば電源装置11の陽極に接続され、端子部17は、例えば電源装置11の陰極に接続されている。また、一対の端子部16,17は、それぞれブラケット18に形成されたハウジング18A,18Bに収容されており、ハウジング18A,18Bは、ルーフパネル14から車室内側(図7の上側)に突出されている。
図5及び図7に示すように、一対の端子部16,17に対応して、アシストグリップ20の基台本体部61(被取付部31側の取付基台60)には、一対の端子部70,80が設けられている。一対の端子部70,80は、それぞれ基台本体部61に形成されたハウジング63A,63Bに収容されており、ハウジング63A,63Bは、基台本体部61から車室外側(図7の下側)に突出されている。
ハウジング63A,63Bは、ハウジング18A,18Bにそれぞれ嵌合されている。端子部70(グリップ側端子部)は端子部16(パネル側端子部)に接続され、端子部80は端子部17に接続されている。なお、端子部70,80は、例えば雄型端子であり、端子部16,17は、例えば雌型端子とされるが、これに限定されない。一対の端子部70,80は、基台本体部61を貫通し、基台本体部61における車室外側の面からルーフパネル14側に突出する形で設けられている。言い換えると、一対の端子部70,80は、上述した係止部材15の突出方向(車室外側)と同じ方向に突出する形で設けられている。
端子部70は、図5及び図6に示すように、基台本体部61に設けられた基台側接点72と、第1導電路71を介して電気的に接続されている。基台側接点72は、例えば、基台本体部61における車室内側(図5では上側)の面に設けられている。第1導電路71は、例えば、その大部分が基台本体部61の内部に埋設されている。なお、図5及び図6では、カバー部材62を取り外した状態を図示している。グリップ本体部30の被取付部31において嵌合凹部30Aの底面には、グリップ側接点73が設けられている。グリップ側接点73は、第2導電路74を介して、LED52が実装されるLED基板51、ひいては、LED52の陽極と電気的に接続されている。
端子部80は、第3導電路81を介して、ヒンジ軸22と電気的に接続されている。第3導電路81は、例えば、その大部分が基台本体部61の内部に埋設されている。ヒンジ軸22は、例えば金属製であり、導電性を有している。ヒンジ軸22の一端部と、LED52の陰極(カソード)とは、第4導電路82を介して電気的に接続されている。第2導電路74及び第4導電路82は、例えば、被取付部31の内部に埋設されている。
このように、本実施形態では、端子部70、第1導電路71、基台側接点72、グリップ側接点73、第2導電路74、端子部80、第3導電路81、ヒンジ軸22、第4導電路82によって、端子部16,17を介してLED52に電源装置11からの駆動電力を供給可能な電力供給路90が構成されている。言い換えると、電力供給路90は、取付基台60及びグリップ本体部30(被取付部31)に跨って設けられている。なお、第3導電路81は、例えば、リング状の接続部81Aを有しており、ヒンジ軸22に対して回動可能に接続されている。これにより、取付基台60に対するグリップ本体部30の回動が妨げられることがない。なお、第3導電路81とヒンジ軸22の接続構造は、これに限定されない。なお、電力供給路90を構成する各部品は、導電部材(例えば、銅やアルミなどの金属部材)によって構成されており、例えば、導線やバスバーの形態をなしている。
図2に示す非使用状態では、嵌合凹部30Aの底面と、基台本体部61の車室内側の面が対向配置され、基台側接点72及びグリップ側接点73が互いに接触する状態(接触状態)となる。なお、基台側接点72及びグリップ側接点73は、例えば、導電性を有する弾性部材(導電性のゴムや接点バネなど)によって構成されており、接触状態において互いに押圧されている。一方、図3に示す使用状態では、基台側接点72及びグリップ側接点73が互いに離間する状態(離間状態)となる。この状態では、電力供給路90が切断された状態となっている。つまり、本実施形態では、取付基台60に対してグリップ本体部30を回動させることで、接触状態と離間状態との間で変更可能となっている。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、基台側接点72とグリップ側接点73とが互いに接触することで、端子部70とLED52を電気的に接続することができる。これにより、端子部16,17を電源装置11と接続することで、電力供給路90を介してLED52に駆動電力を供給することができ、LED52を点灯させることができる。また、取付基台60に対してグリップ本体部30を回動させることで、基台側接点72とグリップ側接点73とを互いに離間させることができる。これにより、電力供給路90を切断することができ、LED52を消灯させることができる。このように本実施形態では、グリップ本体部30を回動させることで、照明機能のオンオフを容易に行うことができる。
また、グリップ本体部30は、取付基台60に対してヒンジ軸22を介して回動可能に取り付けられ、ヒンジ軸22は導電性を有しており、電力供給路90の一部を構成するものとされる。
ヒンジ軸22によって電力供給路90の一部を構成することで、ヒンジ軸22の分だけ、電力供給路90を構成する導電部材の長さを小さくすることができる。これにより、取付基台60及びグリップ本体部30における導電部材の配置スペースをより小さくすることができる。導電部材を配置する際には、導電部材同士が短絡しないように留意して、導電部材の配置態様を設計する必要がある。導電部材の配置スペースを小さくすることで、導電部材同士が短絡し難くなるから、導電部材の配置態様を容易に設計することができる。なお、本実施形態では、例えば、図5に示すように、ヒンジ軸22の一端部から第4導電路82をLED52側に延ばすことで、第2導電路74と第4導電路82の距離を十分に確保することができ、第2導電路74と第4導電路82とが短絡する事態をより確実に防止することができる。
また、取付基台60におけるルーフパネル14側の面には、ルーフパネル14に形成された取付孔14Aに対して、ルーフパネル14の車室内側から挿入されると共に、取付孔14Aの孔縁部に対してルーフパネル14の車室外側から係止する係止部材15がルーフパネル14側に突出する形で設けられ、端子部70,80は、ルーフパネル14側の面から係止部材15の突出方向と同じ方向に突出する形で設けられている。
係止部材15と端子部70,80の突出方向を同じ方向にすることで、取付孔14Aに対する係止部材15の挿入作業と、端子部16,17に対する端子部70,80の接続作業を同時に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、一対の取付基台を備える構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一つの取付基台に対して、グリップ本体部の両端部が回動可能に取り付けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、電力供給路90における陽極側の導電路に基台側接点72及びグリップ側接点73を設け、陰極側の導電路の一部をヒンジ軸22によって構成するものを例示したが、これに限定されない。例えば、陰極側の導電路に基台側接点72及びグリップ側接点73を設け、陽極側の導電路の一部をヒンジ軸22によって構成してもよい。
(3)上記実施形態では、板ばね状の係止部材15を用いて、取付基台60をルーフパネル14に取り付ける構成を例示したが、これに限定されない。係止部材の代わりに、ビスやボルトで取付基台60をルーフパネル14に取り付ける構成としてもよい。また、係止部材15の形状も板ばね状に限定されず適宜変更可能である。
(4)上記実施形態では、非使用状態においてLED52が点灯し、使用状態においてLED52が消灯する構成を例示したが、これに限定されない。グリップ本体部30の回動に伴ってLED52の点灯及び消灯を切り替えることが可能な構成であればよい。
(5)上記実施形態で説明した電力供給路90の配置態様は一例であり、適宜変更可能である。また、把持部21からの光の出射方向はグリップ本体部30の内側に限定されず適宜変更可能である。また、導光棒53を備えておらず、LEDからの光を直接グリップ本体部30の外部に出射する構成としてもよい。
10…車両(乗物)、11…電源装置、14…ルーフパネル(パネル部材)、14A…取付孔、15…係止部材、16…端子部(パネル側端子部)、20…アシストグリップ(乗物用アシストグリップ)、21…把持部、22…ヒンジ軸(回動軸)、30…グリップ本体部、52…LED(光源)、60…取付基台、70…端子部(グリップ側端子部)、71…第1導電路、72…基台側接点、73…グリップ側接点、74…第2導電路、90…電力供給路

Claims (2)

  1. 乗物を構成するパネル部材に取り付けられる取付基台と、
    前記取付基台に対して回動可能に取り付けられ、把持部を有するグリップ本体部と、
    前記グリップ本体部に設けられた光源と、
    前記取付基台及び前記グリップ本体部に跨って設けられ、前記パネル部材に設けられたパネル側端子部を介して前記光源に電源装置からの駆動電力を供給可能な電力供給路と、を備え、
    前記電力供給路は、
    前記取付基台に設けられ、前記パネル側端子部に対して接続されるグリップ側端子部と、
    前記取付基台に設けられた基台側接点と、
    前記取付基台に設けられ、前記グリップ側端子部と前記基台側接点とを電気的に接続する第1導電路と、
    前記グリップ本体部に設けられたグリップ側接点と、
    前記グリップ本体部に設けられ、前記グリップ側接点と前記光源とを電気的に接続する第2導電路と、を備え、
    前記取付基台に対して前記グリップ本体部を回動させることで、前記基台側接点と前記グリップ側接点とが互いに接触する接触状態と、前記基台側接点と前記グリップ側接点とが互いに離間する離間状態との間で変更可能とされ
    前記取付基台における前記パネル部材側の面には、前記パネル部材に形成された取付孔に対して前記パネル部材の乗物室内側から挿入されると共に、前記取付孔の孔縁部に対して前記パネル部材の乗物室外側から係止する係止部材が前記パネル部材側に突出する形で設けられ、
    前記グリップ側端子部は、前記パネル部材側の面から前記係止部材の突出方向と同じ方向に突出する形で設けられている乗物用アシストグリップ。
  2. 前記グリップ本体部は、前記取付基台に対して回動軸を介して回動可能に取り付けられ、
    前記回動軸は導電性を有しており、前記電力供給路の一部を構成するものである請求項1に記載の乗物用アシストグリップ。
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