JP6728165B2 - 攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。 - Google Patents

攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。 Download PDF

Info

Publication number
JP6728165B2
JP6728165B2 JP2017526362A JP2017526362A JP6728165B2 JP 6728165 B2 JP6728165 B2 JP 6728165B2 JP 2017526362 A JP2017526362 A JP 2017526362A JP 2017526362 A JP2017526362 A JP 2017526362A JP 6728165 B2 JP6728165 B2 JP 6728165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
stirrer
solution
tofu
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017526362A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017002795A1 (ja
Inventor
健三 金井
健三 金井
幸隆 田中
幸隆 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIKI PRODUCT, INC.
Original Assignee
TAIKI PRODUCT, INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIKI PRODUCT, INC. filed Critical TAIKI PRODUCT, INC.
Publication of JPWO2017002795A1 publication Critical patent/JPWO2017002795A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6728165B2 publication Critical patent/JP6728165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J43/00Implements for preparing or holding food, not provided for in other groups of this subclass
    • A47J43/04Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven
    • A47J43/044Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven with tools driven from the top side
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L11/00Pulses, i.e. fruits of leguminous plants, for production of food; Products from legumes; Preparation or treatment thereof
    • A23L11/40Pulse curds
    • A23L11/45Soy bean curds, e.g. tofu
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/96Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with openwork frames or cages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

この発明は、液体を撹拌するための攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置に関し、例えば、豆乳に凝固剤を分散させるための攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置に関し、さらに、該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法に関する。
従来より、液体を撹拌するための撹拌体として、特許文献1に示すような、羽根の無い遠心式撹拌体は、株式会社IPMSより上市されているM−Revo(登録商標)として良く知られている。特に、このM−Revo(登録商標)を用いて攪拌する場合には、羽根式の撹拌体では必ずキャビテーションが発生して撹拌時に泡立ってしまい、消泡をせざるを得ないことに比較して、キャビテーションの発生が抑制され、所謂泡立ちの無い撹拌が実現でき、産業上の利用可能性が極めて高いと言う評価が得られている。
特開2011−5349号公報
しかしながら、この羽根の無い遠心式撹拌体:商品名M−Revo(登録商標)は、確かにキャビテーションの発生は効果的に抑制されるものの、撹拌時に液体への剪断力が弱く、柔らかい撹拌は達成されるものの、剪断力を掛ける撹拌には不向きであった。そこで、キャビテーションが発生せず、しかも、剪断力が強く作用する撹拌体の開発が要望されている。
また、この羽根の無い遠心式撹拌体:商品名M−Revo(登録商標)は、ハンディータイプの電動モーターに駆動シャフトをチャッキングして用いられる場合が殆どで、所謂手持ちの撹拌装置としての使い勝手しかなかった。このため、生産設備における撹拌装置として用いる場合には不向きであり、改善が要望されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、混合撹拌する場合に、キャビテーションを発生させることなく、しかも、剪断力を作用させて、均一分散を図ることのできる撹拌状態を実現する撹拌体を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、生産設備における撹拌装置、特に豆腐製造装置として用いることに好適な撹拌装置を提供することを第2の目的とする。
また、この発明は、上記撹拌体や撹拌装置を利用して、風味が良好な豆腐を得られる技術を提供することを第3の目的とする。
上述した課題を解決するため、この発明に係る撹拌体は、回転軸に直交する断面が円形状に構成される本体と、この本体の表面に設けられる吸入口と、前記本体における前記吸入口より半径方向外側の表面に設けられる吐出口と、前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路とを備え、前記本体が前記回転軸周りに回転駆動されることにより、前記流通路内の溶液を遠心力により前記吐出口から前記容器内に吐出しつつ前記吸入口から前記溶液を該流通路内に吸入することにより、該容器内の溶液を撹拌し、さらに、前記吸入口に開口する流通路内には、該吸入口から吸入される溶液を剪断する少なくとも1枚の羽根が配設されていることを特徴としている。
また、この発明に係る撹拌装置は、撹拌対象としての溶液が収容される容器の上方に配設される架台と、この架台に対して昇降自在に取り付けられた少なくとも1台の撹拌手段であって、前記溶液中で回転駆動されることにより該溶液を撹拌する撹拌体及びこの撹拌体を回転駆動する駆動手段をそなえた撹拌手段と、前記撹拌体を、前記容器内の溶液中に浸漬させた撹拌位置と、該容器の上方に取り出された退避位置との間で移動するように該撹拌手段を昇降駆動する昇降手段とを備えていることを特徴としている。
また、この発明に係る撹拌装置は、撹拌対象としての溶液が収容される容器の上方に配設された架台と、該架台の前端部において回動自在に取り付けられた可動板と、該可動板に取り付けられた少なくとも1台の攪拌手段であって、前記溶液中で回転駆動されることにより該溶液を撹拌する撹拌体及びこの撹拌体を回転駆動する駆動手段を備えていることを特徴とする。
また、この発明に係る撹拌体や撹拌装置を用いた豆腐の製造方法は、加熱した豆乳に、豆腐用の凝固剤を添加して豆乳を凝固させる豆腐の製造方法において、豆乳の撹拌を前記撹拌体または前記撹拌装置を用いて行うことを特徴としている。
この発明の攪拌体によれば、溶液を混合撹拌する場合に、キャビテーションを発生せることなく、しかも、剪断力を作用させて、均一分散を図ることのできる撹拌状態を実現する。
また、この発明の攪拌装置によれば、豆乳に凝固剤を混合撹拌する場合に、泡立たせることなく、しかも、剪断力を作用させて凝固剤の均一分散を図ることができ、均質な豆腐を製造する豆腐製造装置として用いることに好適な撹拌装置が提供されることになる。
また、この発明の撹拌体や攪拌装置を用いた豆腐の製造方法によれば、豆乳に凝固剤を混合撹拌する場合に、泡立たせることなく、しかも、剪断力を作用させて凝固剤の均一分散を図ることができ、均質な豆腐を製造することができる。
特に、この発明の撹拌体や撹拌装置は、豆乳の攪拌時に泡や渦が発生しないため、豆乳を入れた容器のヘッドスペースをほとんど取らなくても良い。また、この発明の撹拌体や撹拌装置の撹拌により容器の隅々にまで凝固剤が届くため容器の形状も特に限定されない。そのため、この発明の撹拌体や撹拌装置を利用すれば、効率良く、高品質の豆腐を製造することができる。
この発明に係わる撹拌装置の第一実施例の構成を、豆腐製造装置に適用した場合であって、容器が取り出し位置にあり、撹拌体が退避位置にある状態で示す正面図である。 第一実施例の豆腐製造装置としての撹拌装置を、容器が取り込み位置にあり、撹拌体が退避位置にある状態で示す正面図である。 第一実施例の豆腐製造装置としての撹拌装置を、容器が取り込み位置にあり、撹拌体が撹拌位置にある状態で示す正面図である。 図3に示す豆腐製造装置を示す側面図である。 図2に示す豆腐製造装置を示す側面図である。 撹拌機構を構成する撹拌体を取り出して示す正面図である。 図6に示す撹拌体の平面図である。 図6に示す撹拌体の正面断面図である。 撹拌体に取り付けられる羽根を、折り曲げ加工する前の金属板の状態で示す上面図である。 攪拌体に羽根を取り付けた状態における底面図である。 攪拌体に羽根を取り付けた状態において、攪拌体は正面断面図で、また、シャフトおよび羽根を正面図で示した図である。 第二実施例の豆腐製造装置としての撹拌装置を、撹拌体が攪拌位置にある状態で示す正面図である。 第二実施例の豆腐製造装置としての撹拌装置を、実線で撹拌体が攪拌位置にある状態を示し、また、破線で撹拌体が退避位置にある状態を示す側面図である。
以下に、この発明に係わる撹拌体および該攪拌体を用いた攪拌装置の一実施例の構成を、添付図面を参照して詳細に説明する。
撹拌体20は、特許第4418019号に示される攪拌用回転体(商品名M−Revo(株式会社IPMSの登録商標))を用いるものであるが、図6乃至図8に示すように、回転軸に直交する断面が円形状に構成され、具体的には略円筒状に形成される本体20Aと、この本体20Aの表面(底面)の回転中心部に設けられる1個の吸入口20Bと、本体20Aにおける吸入口20Bより半径方向外側の表面(外周面)に設けられる等角度的に配設された複数の、この実施例では4個の吐出口20Cと、吸入口20Bと吐出口20Cを繋ぐ流通路20Dとを備えて構成されている。このように撹拌体20を構成することにより、本体20Aが回転軸周りに回転駆動されることで流通路20D内の溶液を遠心力により吐出口20Cから容器102内に吐出し、同時に、吸入口20Bから溶液を流通路20D内に吸入するため、容器102内の溶液は循環され、撹拌されることになる。
即ち、この実施例においては、流通路20Dは、1個の吸入口20Bに連通する1本の吸入通路と、4個の吐出口20Cに夫々連通する4本の吐出通路とから構成されていて、換言すれば、1本の吸入通路が途中で4本の吐出通路に分岐される状態となっている。このように流通路20Dは構成されているので、吸入口20Bから吸引されてくる溶液は、流通路20D内で1本の吸入通路から4本の吐出通路に分岐される状態で、僅かではあるが剪断力を受けることになる。そして、分岐後の液体は、夫々の吐出通路を経て、対応する吐出口20Cから吐出されることになるものである。
更に、撹拌体20は、図10及び11に示すように、吸入口20Bに連通する吸入通路内に、ここを通る液体を剪断するための羽根26を備えている。本実施例では、かかる羽根26は、攪拌体20のシャフト取り付け穴20Eから流通路20D内へと挿通され、吸入口20B付近まで突出するように設けられた駆動シャフト30の下端部に溶接止めされて固着されている。
羽根26は、1枚の金属板から複数枚の羽根部26Aが放射状に突出して回転対称となるように切りだし形成され、各羽根部26Aに対応する部分を斜めに折り曲げて、ブレードタイプの羽根となるように加工されている。詳細には、本実施例では6枚形成された羽根部26Aが、回転方向側の辺部に対して反対側の辺部が流通路20D内側へ引込むように傾斜配置されている。換言すれば、この実施例において、羽根26は、攪拌体20の回転に伴い、吸入口20Bから流通路20Dの吸入通路に吸い込まれる液体に対して、更に、吸い込み方向に沿って付勢するように機能するよう設定されている。
このように、この実施例においては、撹拌体20の吸入通路内に羽根26を設け、しかもその羽根26が、吸入口20Bから吸い込まれる液体を更に吸い込まれる方向に付勢する機能を果たすため、羽根26自身の機能として剪断力を発揮する他に、吸い込み力を増大させて、より撹拌力を増大させることが達成されることになる。
特に、撹拌装置を豆腐製造装置に適用する場合であって、凝固剤がある程度の粘度を有する場合には、この凝固剤に剪断を掛けて瞬時に粉々状態としないと、凝固剤が豆乳中に均一に分散する前に凝固が始まってしまい、結果として、豆乳の凝固が完全に行われなくなってしまう虞があるが、この実施例においては、撹拌体20の流通路20D内に羽根26を設け、この流通路20D内を凝固剤が流通する際に、羽根26により剪断を受けて粉々になるので、吐出口20Cから吐出される状態で、豆乳中に効率よく分散されて、均一分散の効果が達成されることになる。
尚、上述した実施例において、羽根26を、各々の羽根部26Aの回転方向側の辺部に対して反対側の辺部が流通路20D内側へ引込むように傾斜配置されていると説明したが、このような構成に限定されることなく、羽根部26Aは、回転方向側の辺部が反対側の辺部に対して流通路20D内側へ引込むように傾斜配置されるように構成しても良い。この場合、上記実施例の場合と同様に、剪断力を発揮する機能を備えるものであるが、上記実施例の場合と異なり、羽根26の回転が、吸入口20Bから吸い込まれる液体の吸い込み力に対して、対向する力を作用することになる。一方、流通路20Cを通り抜ける液体の流速は、吐出口20Cにおいて作用する遠心力に依存するものであり、この点で、上述した実施例と変わることはないものであり、この結果、流通路20Cを流れる液体には、強い力が作用して、吐出口20Cから吐出される液体は、より強く吐出されることとなり、この限りで、撹拌力が増大する効果を達成することが出来ることになる。
さらに、羽根部26Aの枚数は上記実施例の6枚に限らず、図9に展開状態で示すように、1枚の金属板から8枚の羽根部26Aを備えるように切り出し形成してもよい。さらに、撹拌体20に固着方法は、上述の駆動シャフト30の下端部に溶接止めに限らず、各羽根部26Aの先端を流通路20Dの内周面に溶接止めすることにより、撹拌体20に直接固着してもよい。
次に、上記の攪拌体を用いた撹拌装置の第一実施例であって、豆乳に凝固剤を混合・分散させて豆腐を製造するための豆腐製造装置に適用した場合につき説明する。
図1に示すように、この一実施例の豆腐製造装置(撹拌装置)10が作業台100上に載置されている。この作業台100上には、撹拌対象としての豆乳が収容される容器102を、作業台上において、豆腐製造装置(撹拌装置)10から取り出される取出し位置(図1)と、撹拌装置10の下方に位置する取り込み位置(図2)と、の間で往復移動可能に支持するローラーコンベヤーから構成される移動装置104が取り付けられている。
このように容器102は、移動装置104を介して、作業台100上において取り込み位置と取り出し位置との間で往復移動されることになるので、撹拌前の豆乳が収容された容器102を容易に、豆腐製造装置(撹拌装置)10の下方に位置する取り込み位置まで移動させることができ、また、豆腐製造装置(撹拌装置)10による撹拌動作終了後、取り込み位置から取り出し位置まで移動させることができ、この取り出し位置において、次工程に撹拌済の容器を搬出させることにより、作業効率の向上を図ることが出来るものである。
尚、移動装置104は、このような構成に限定されることなく、例えば、撹拌装置10を水平方向に沿って貫通した状態で配設し、豆腐製造装置(撹拌装置)10から一方に突出した端部を受け入れ位置、反対側の他方に突出した端部を取り出し位置とし、豆腐製造装置(撹拌装置)10の内部において取り込み位置を規定することで、一方向に沿って容器102を移動させる状態で、自動化システムに適用できる構造とすることが出来るものである。
一方、上述した豆腐製造装置(撹拌装置)10は、作業台100上に立設された4本の脚12を四隅に夫々有し、作業台100の上面から上方に所定距離だけ離間した位置に設けられた平面四角形状の架台14と、この架台14に一体的に取り付けられた支持台16と、この支持台16に垂直方向に沿って昇降自在に取り付けられた少なくとも1台の、この実施例においては一対の撹拌機構18とを備えている。
ここで、各撹拌機構18は、容器102内に収容された溶液(この実施例においては豆乳)中で回転駆動されることにより、この豆乳と共に豆乳中に投入された凝固剤を撹拌して豆乳中で均一分散させるための撹拌体20と、この撹拌体20を回転駆動する駆動機構22とを備えている。
尚、豆腐製造装置(撹拌装置)10は、この撹拌体20を、取り込み位置にある容器102内の豆乳中に浸漬させた撹拌位置(図3及び図4)と、この容器102の上方に取り出された退避位置(図2及び図5)との間で移動するように、支持台16を昇降駆動する昇降機構24を更に備えている。この支持台16の昇降駆動に応じて、支持台16に取り付けられた両撹拌機構18は、夫々の撹拌体20が撹拌位置と退避位置との間で往復動することになる。尚、昇降機構24は、この実施例においては、空圧シリンダ装置から構成されており、詳細は図示していないが、常時は自重により下方位置、即ち、撹拌位置に偏倚されており、図示しないコンプレッサが起動して、これより所定圧のエアーが供給されると、自重に抗して上昇駆動され、図示しないストッパに当接する状態で、上方の退避位置が規定されている。
ここで、豆乳が収容された容器102は、豆腐製造業界においては、MKバットと称されるもので、上述した架台12の下方にちょうど収まる状態の平面視で長方形状を呈し、高さとして、図2に示すように、豆腐製造装置(撹拌装置)10への進退時に、退避位置にある撹拌体20と高さ方向に関して干渉しない寸法となるように構成されている。尚、容器102の長手方向は、この実施例においては、移動装置104による移動方向と一致するように設定されている。
また、詳細は図示していないが、この実施例は、容器102中に予め所定量だけ投入されている豆乳を撹拌しつつ、所定量の凝固剤を注入するための定量送液ポンプが取り付けられている。
また、一対の撹拌機構18は、容器102の長手方向に沿って互いに離間した状態で配設されている。尚、各撹拌機構18には、上述の攪拌体20が備えられている。本実施例では容器102の容量を13L程度で想定しており、かかる場合の攪拌機構18は一対(2体)設けられているが、容器102の容量が20L以上の大きさになる場合は、容器102の四隅に配置されるように攪拌機構18を二対(4体)で設けても良い。さらに、攪拌機構18の数を増やすのに加えて攪拌体20の直径を大きくしても良く、容器102の大きさが13Lから20Lへと変更されるのに伴い、攪拌体20をΦ64mmのものからΦ100mmに変更しても良い。
一方、上述した駆動機構22は、図1乃至図5に示すように、各撹拌体20に対応して設けけられた駆動モーター28と、各駆動モーター28のモーター軸と上端において図示しないカップリング部材(又は接続具)を介して接続された駆動シャフト30とを備えて構成されている。駆動モーター28は、周知のDCモーターが用いられるので詳細な説明は省略する。また、駆動シャフト30の下端は、対応する撹拌体20に回転軸線に沿って形成されたシャフト取り付け穴20Eに挿通され、図示しない取り付けビスを介して撹拌体20に固定されている。
次に、本発明の豆腐製造装置としての撹拌装置の第二実施例について説明する。図12及び13に示すように、本実施例の豆腐製造装置(撹拌装置)10はより簡易な構成であり、第一実施例のものが昇降機構24により撹拌機構18を自動で昇降させるのに対し、第二実施例のものは、手動で撹拌機構18を昇降させることができる。
具体的には、第二実施例の豆腐製造装置(撹拌装置)10は、撹拌対象としての豆乳が収容される容器102の上方に配設される架台14と、該架台14の前端部に回動可能に取り付けられた可動板15と、可動板15に一体に取り付けられた一対の撹拌機構18とを備えている。
より詳しくは、架台14は、底板141の左右端部から立設された一対の側板13と、底板141の後端部から立設された背板15により、底板141の後部上方に配設されている。そして、架台14の前端部にはヒンジ部19において可動板15が回動可能に連設されている。また、架台14の下部には、架台14から可動板15の下部へと突出するように棒状の支持部材17が設けられ、可動板15は該支持部材17により水平状態で支持される。
各撹拌機構18は、容器102内に収容された溶液(この実施例においては豆乳)中で回転駆動されることにより、この豆乳と共に豆乳中に投入された凝固剤を撹拌して豆乳中で均一分散させるための撹拌体20と、この撹拌体20を回転駆動する駆動機構22とを備えている。
本実施例では、撹拌機構18は手動で昇降可能、すなわち、撹拌位置と退避位置の間の往復動を手動により行うことができる。図12および図13の実線は、撹拌機構18が攪拌位置に偏倚した状態を示す。撹拌機構18は、常時、可動板15が架台14から水平に延伸した状態で支持部材17により支持され、攪拌位置にて維持されている。
攪拌機構18を退避位置(図13の破線で示した位置)に移動させる場合は、駆動機構22や可動板15を把持し、ヒンジ部19を支点として、可動板15の前側を後方へと持ち上げるように回動させる。なお、可動板15が架台14に対して所定の角度まで回動したときに、それ以上の回動を規制するためのストッパ(図示せず)を設けても良い。
かかる第二実施例の攪拌装置は、自動の昇降機構を省略し、手動で撹拌機構18を昇降させることができるため、構成を単純化することができ、それにより、装置の製造コストを大幅に抑えることができる。
以下では、第一実施例の豆腐製造装置としての撹拌装置における、撹拌動作、即ち豆腐製造動作について説明する。
別工程において大豆を粉砕し、この粉砕大豆を高温で煮沸した後に絞って出来た豆乳を、所定の温度に維持した状態で、移動装置104のローラーコンベヤ―上の取り出し位置に置かれた容器102内に所定量だけ投入する。そして、この豆乳が投入された容器102を、図1に示す取り出し位置から図2及び図5に示すに示す取り込み位置まで移動する。この際、豆腐製造装置(撹拌装置)10の2個の撹拌体20は、退避位置に持ち上げられている。
この後、昇降機構24を起動して、2個の撹拌体20を図2及び図5に示す退避位置から下降させて、図3及び図4に示す撹拌位置に移動させる。そして、2個の撹拌体20が撹拌位置にもたらされ、豆乳中に浸漬した状態で、駆動機構22が起動して、これら2個の撹拌体20を高速で回転駆動する。この回転駆動により、容器102中の豆乳は、全体的に強く撹拌される状態となる。
尚、この実施例においては、2個の撹拌体20の回転方向として、互いに同一の回転方向となるように設定されている。これにより、容器102内の豆乳は、容器102内を一方向に沿って大きく循環する撹拌流に乗って撹拌され、豆乳全体の撹拌が促進されることになる。
尚、この発明は、このような撹拌体20の回転方向、即ち、同一方向に回転駆動されることに限定されることなく、互いに反対方向、例えば、一方の撹拌体20が時計方向に沿って、また、他方の撹拌体20が反時計方向に沿って、夫々回転駆動されるように設定しても良いものである。この場合、勿論、一方の撹拌体20が反時計方向、他方の撹拌体20が時計方向に沿って回転駆動されるようにしても同様である。このように、2個の撹拌体20を同一方向に沿って回転駆動する場合と比較して、容器102内を一方向に沿って移動する全体水流よりは、容器102を丁度、半分に分けた水流が発生しやすい状況となり、しかも、2個の撹拌体20のちょうど真ん中付近に最も強い水流が発生することになる。
この結果、例えば、凝固剤の粘度が比較的高く、これを効果的に分散させる必要がある場合には、凝固剤の投入位置を2個の撹拌体20の丁度、中間位置当りに設定することにより、凝固剤をより強力な水流の中に投入することが出来、豆乳中での粘度のある凝固剤の分散がより効果的に行われることになる効果を奏することが出来るものである。
このように、撹拌機構18の起動で2個の撹拌体20が回転駆動されて容器102内の豆乳が撹拌流に乗って容器102内で撹拌されている状態で、図示しない定量送液ポンプを起動して、一定時間だけ凝固剤を豆乳中に投入する。この凝固剤の豆乳中への投入は、豆乳が撹拌機構18により強力に撹拌されている状況で行われるため、より短時間の内に、容器102中の豆乳全体に均一に分散されることになる。
図示しない定量送液ポンプによる凝固剤の投入が終了し、撹拌機構18による2個の撹拌体20の回転駆動の駆動時間が経過して、撹拌機構18による2個の撹拌体20の回転駆動が停止すると、即座に、昇降機構24が起動して、2個の撹拌体20を図3及び図4に示す撹拌位置から、図2及び図5に示す退避位置に上昇する。これにより、一連の豆乳に凝固剤を投入して均一分散させる撹拌動作が終了する。
この後、撹拌が終了した容器102を、移動機構104を介して図2に示す取り込み位置から図1に示す取り出し位置に移動させて、凝固剤が均一分散され凝固が開始された豆乳が入った容器102ごと次工程に移送することにより、一連の豆腐製造動作を終了する。
なお、昇降機構24と移動装置104を有さない第二実施例の豆腐製造装置の場合、豆乳が投入された容器の取り出し位置と取り込み位置間の移動や、攪拌体20の昇降は手動にて行われるが、それ以外の豆腐製造動作については、上記の第一実施例にて説明した作業手順と同様である。
以上詳述したように、この一実施例の豆腐製造動作(撹拌装置)を用いて豆乳中に凝固剤を短時間の内に均一分散させることが出来るので、容器102内の豆乳は完璧に凝固して豆乳として残る部分がない状態となる。即ち、極めて効率のよい状態で豆腐が製造されることになる効果が達成されることになる。
この発明は、上述した一実施例の構成・動作に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
上述した実施例の説明において、都度、変形例に関して説明を施したが、これら変形例はあくまでも一例であることは言うまでもない。
因みに、上述した一実施例において、この発明に係わる撹拌装置を、豆腐製造装置に適用する場合につき説明したが、この発明は、このような適用に限定されることなく、薬品の製造、化学品の製造、豆腐以外の食品の製造等々、液体に他の液体を混合分させる場合、液体に粉体を混合分散させる場合等々、多様な適用が可能であることは言うまでもない。
この発明に係わる撹拌体を用いた豆腐の製造方法について説明する。豆腐の製造方法は特に限定されず、バッチ式でも連続式でも良いが、バッチ式が好ましい。豆腐の製造の際に用いる豆腐用の凝固剤は特に限定されないが、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤等が好ましい。乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤としては、例えば、天然ワックスと食用油脂の混合物中に、豆腐用無機塩系凝固剤を分散させて得られる豆腐用の凝固剤や、硫酸カルシウムやグルコノデルタラクトン等を含む配合製剤等が挙げられる。これらの乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤の中でも天然ワックスと食用油脂の混合物中に、豆腐用無機塩系凝固剤を分散させて得られる豆腐用の凝固剤が好ましい。なお、豆乳の凝固における凝固剤の遅効性とは、豆乳に凝固剤を添加してから凝固開始までにタイムラグがあることを指す。
このような乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤は、天然ワックスと食用油脂の混合物中に、豆腐用無機塩系凝固剤を分散させることにより得られるものであり、具体的には、特開2015−192613号公報に記載されている。また、このような乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤としては、泰喜物産株式会社(〒120−0047 日本国東京都足立区宮城1丁目18−11)から、JSにがりとして販売されている。
なお、上記した乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤は、従来の攪拌機よりも、この発明に係わる撹拌体のような剪断力を有するもので撹拌を行うことにより均一に分散できるようになる。
以下、この発明に係わる撹拌体を用い、バッチ式で乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤を用いて豆乳から豆腐を製造する一態様を説明する。
まず、70〜80℃にした豆乳を容器に入れ、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤を添加する。乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤の量は、豆乳の濃度や、製造する豆腐の種類にあわせて適宜設定すればよい。具体的に、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤として、JSにがりを用いる場合であれば0.5〜1.5質量%である。この箱型容器に豆乳を投入した後、この発明に係わる撹拌体を豆乳中に入れ、豆乳を撹拌しながら、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤を添加し、凝固開始直前まで撹拌を行う。撹拌の条件は豆乳13Lの場合に、1200〜1300rpm程度である。また、この発明に係わる撹拌体は、例えば、豆乳13Lに対し、少なくとも2体1対で用いればよい。凝固が始まったらこの発明に係わる撹拌体の撹拌を停止し、撹拌体を豆乳中から取り出し、豆乳を凝固させて豆腐を製造する。得られた豆腐は、そのままでも、更に加工をしてもよい。
斯くして得られる豆腐は、従来の乳化剤を含む豆腐用の凝固剤と、従来の攪拌機を用いた製造した豆腐よりも非常に艶のある、舌ざわりの滑らかさに優れた、大豆の旨みが増強されたものとなる。
以下、この発明に係わる撹拌体、撹拌装置を用いた豆腐の製造について、具体的な実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実 施 例 1
絹ごし豆腐の製造:
型箱(430mm×300mm×150mm)に、原料大豆としてカナダ産銀河W4を用いて常法により得られた豆乳(Brix12.0%)13Lを投入し、72℃にした。この型箱を、発明に係る撹拌装置(外径64Φ吐出口4穴タイプに6枚羽根を取り付けた撹拌体を2つ備えたもの:図12および図13)にセットした後、撹拌体を豆乳中に降ろし入れ(撹拌位置)、1200rpmで撹拌しつつ、豆腐用の凝固剤(硫酸カルシウム:パールアルファーN:赤穂化成株式会社製)35gを少量の水に分散させたものを、撹拌装置の2つの撹拌体の間に設けられた投入口(図示せず)から添加した。凝固剤は豆乳中に細かく均一に分散され、気泡や渦は発生しなかった。添加後45秒で凝固が始まると同時に撹拌体を停止して、撹拌体を型箱から引き上げた(退避位置)。凝固状態にある型箱中の豆乳はそのまま20分間熟成し、水槽中で型抜きして絹ごし豆腐を得た。
得られた絹ごし豆腐は、気泡が無く艶のある、粉っぽさの感じない滑らかな、大豆の旨みが残るものであった。
実 施 例 2
絹ごし豆腐の製造:
型箱(430mm×300mm×150mm)に、原料大豆として佐賀県産フクユタカを用いて常法により得られた豆乳(Brix13.0%)13Lを投入し、80℃にした。この型箱を、発明に係る撹拌装置(外径64Φ吐出口4穴タイプに6枚羽根を取り付けた撹拌体を2つ備えたもの:図12および図13)にセットした後、撹拌体を豆乳中に降ろし入れ(撹拌位置)、1200rpmで撹拌しつつ、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤(JSにがり:泰喜物産株式会社製)100gを、撹拌装置の2つの撹拌体の間に設けられた投入口(図示せず)から添加した。凝固剤は豆乳中に細かく均一に分散され、気泡や渦は発生しなかった。添加後40秒で凝固が始まると同時に撹拌体を停止して、撹拌体を型箱から引き上げた(退避位置)。凝固状態にある型箱中の豆乳はそのまま20分間熟成し、水槽中で型抜きして絹ごし豆腐を得た。
得られた絹ごし豆腐は、非常に艶のある、舌ざわりの滑らかさに優れた、大豆の旨みが増強されたものであった。また、この絹ごし豆腐は、型箱からの型抜けがよく、13L全体が均質に凝固収縮する出来栄えであった。
比 較 例 1
絹ごし豆腐の製造:
型箱(430mm×300mm×150mm)に、原料大豆として佐賀県産フクユタカを用いて常法により得られた豆乳(Brix13.0%、温度80℃)13Lを投入し、80℃にした。この型箱を、発明に係る撹拌装置(図12および図13)の撹拌体を羽根のないもの(外径64Φ吐出口4穴のみ)に代えた撹拌装置にセットした後、撹拌体を豆乳中に降ろし入れ(撹拌位置)、1200rpmで撹拌しつつ、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤(JSにがり:泰喜物産株式会社製)100gを、撹拌装置の2つの撹拌体の間に設けられた投入口(図示せず)から添加した。添加後120秒で凝固開始と同時に撹拌体を停止して、撹拌体を型箱から引き上げた(退避位置)。凝固状態にある型箱中の豆乳はそのまま20分間熟成し、水槽中で型抜きして絹ごし豆腐を得た。
実施例2と同様に、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤を用いたにも関わらず、撹拌体が異なることにより、凝固開始までの時間がかかり、また、凝固状態が不均一であった。特に、型箱の四隅は付着してしまい、水槽中での型抜けがよくなかった。また、得られた絹ごし豆腐も、内相の荒れが目立ち不均一なものであった。
10…撹拌装置
12…脚
14…架台
15…可動板
16…支持台
17…支持部材
18…撹拌機構
19…ヒンジ部
20…撹拌体
20A…本体
20B…吸入口
20C…吐出口
20D…流通路
20E…シャフト取り付け穴
22…駆動機構
24…昇降機構
26…羽根
26A…羽根部
28…駆動モーター
30…駆動シャフト
100…作業台
102…容器
104…移動装置
141…底板
142…側板
143…背板

Claims (10)

  1. 撹拌対象としての溶液が収容される容器の上方に配設された架台と、
    この架台に一体的に取り付けられた支持台と、
    この支持台に垂直方向に沿って昇降自在に取り付けられた少なくとも1台の撹拌手段であって、前記溶液中で回転駆動されることにより該溶液を撹拌する撹拌体、より詳しくは、
    回転軸に直交する断面が円形状に構成される本体と、
    この本体の表面に設けられる吸入口と、
    前記本体における前記吸入口より半径方向外側の表面に設けられる吐出口と、
    前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路とを備え、
    前記本体が前記回転軸周りに回転駆動されることにより、前記流通路内の溶液を遠心力により前記吐出口から前記容器内に吐出しつつ前記吸入口から前記溶液を該流通路内に吸入する攪拌体であって、
    前記攪拌体の吸入口に開口する流通路内には、該吸入口から吸入される溶液を剪断する少なくとも1枚の羽根が配設されている攪拌体
    及びこの撹拌体を回転駆動する駆動手段をそなえた撹拌手段と、
    前記撹拌体を、前記容器内の溶液中に浸漬させた撹拌位置と、該容器の上方に取り出された退避位置との間で移動するように該撹拌手段を昇降駆動する昇降手段とを具備したことを特徴とする撹拌装置。
  2. 撹拌対象としての溶液が収容される容器の上方に配設された架台と、
    該架台の前端部において回動自在に取り付けられた可動板と、
    該可動板に取り付けられた少なくとも1台の攪拌手段であって、前記溶液中で回転駆動されることにより該溶液を撹拌する撹拌体、より詳しくは、
    回転軸に直交する断面が円形状に構成される本体と、
    この本体の表面に設けられる吸入口と、
    前記本体における前記吸入口より半径方向外側の表面に設けられる吐出口と、
    前記吸入口と前記吐出口を繋ぐ流通路とを備え、
    前記本体が前記回転軸周りに回転駆動されることにより、前記流通路内の溶液を遠心力により前記吐出口から前記容器内に吐出しつつ前記吸入口から前記溶液を該流通路内に吸入する攪拌体であって、
    前記攪拌体の吸入口に開口する流通路内には、該吸入口から吸入される溶液を剪断する少なくとも1枚の羽根が配設されている攪拌体
    及びこの撹拌体を回転駆動する駆動手段をそなえたことを特徴とする攪拌装置。
  3. 前記羽根は、中心から放射状に突出して回転対称を形成する羽根部を備え、該羽根部は、回転方向側の辺部に対して反対側の辺部が流通路内側へ引込むように傾斜配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の攪拌装置。
  4. 前記撹拌手段は、水平方向に離間した状態で一対配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撹拌装置。
  5. 前記一対の撹拌手段の夫々の駆動手段は、対応する撹拌体を同一方向に回転駆動することを特徴とする請求項4に記載の撹拌装置。
  6. 前記一対の撹拌手段の夫々の駆動手段は、対応する撹拌体を互いに反対方向に回転駆動することを特徴とする請求項4に記載の撹拌装置。
  7. 撹拌対象としての溶液として豆乳が用いられ、
    更に凝固剤投入手段を具備し、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の撹拌装置により、凝固剤が投入された豆乳を撹拌して、該凝固剤を均一分散させることを特徴とする攪拌装置。
  8. 撹拌対象としての溶液が収容される容器は、該容器の上方に配設された架台に対して、これから引き出された位置とこれの下方位置との間で移動自在であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の撹拌装置。
  9. 加熱した豆乳に、豆腐用の凝固剤を添加して豆乳を凝固させる豆腐の製造方法において、豆乳の撹拌を請求項1ないし8のいずれかに記載の撹拌装置を用いて行うことを特徴とする豆腐の製造方法。
  10. 豆腐用の凝固剤が、乳化剤を含まない遅効性を有する豆腐用の凝固剤である請求項9に記載の豆腐の製造方法。
JP2017526362A 2015-06-29 2016-06-28 攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。 Active JP6728165B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140840 2015-06-29
JP2015140840 2015-06-29
PCT/JP2016/069111 WO2017002795A1 (ja) 2015-06-29 2016-06-28 攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017002795A1 JPWO2017002795A1 (ja) 2018-04-12
JP6728165B2 true JP6728165B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=57608891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017526362A Active JP6728165B2 (ja) 2015-06-29 2016-06-28 攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6728165B2 (ja)
WO (1) WO2017002795A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7442795B2 (ja) * 2020-03-17 2024-03-05 泰喜物産株式会社 油揚げ類の製造方法及びその製造方法により製造される油揚げ類
CN112042762B (zh) * 2020-08-14 2023-04-07 祖名豆制品股份有限公司 一种自动凝固压榨装置
CN116393116B (zh) * 2023-02-23 2024-07-30 河南永泽环境科技有限公司 一种基于铝污泥系的印迹光催化剂
CN117282338B (zh) * 2023-11-24 2024-01-23 山东和天下新材料有限公司 一种可提高pvc发泡调节剂粘度的生产设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384692U (ja) * 1976-12-15 1978-07-12
JPH09271648A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Shizuoka Prefecture 撹拌機及び撹拌機の運転方法
JP2015066503A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 撹拌装置および撹拌方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017002795A1 (ja) 2018-04-12
WO2017002795A1 (ja) 2017-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6728165B2 (ja) 攪拌体と該攪拌体を用いた撹拌装置および該攪拌装置を用いた豆腐の製造方法。
CN106111040B (zh) 一种反应釜内的自吸式搅拌器
KR100887349B1 (ko) 균질혼련기의 교반장치
JP5271938B2 (ja) 流動性物質の混合攪拌装置
CN112934088A (zh) 一种益生菌冻干粉加工用搅拌机
JP3168410U (ja) 循環型ミキサ
JP4608429B2 (ja) 攪拌装置
CN208839423U (zh) 一种乳化罐
JP2013215733A (ja) 撹拌方法及び循環型ミキサ
CN204220072U (zh) 一种配料搅拌装置
CN208175931U (zh) 小麦挂面生产用和面机
CN205760757U (zh) 自控回料装置
CN107930450A (zh) 一种自动搅拌装置
CN214764602U (zh) 一种有利于提高搅拌效率的乳化锅
CN206980629U (zh) 一种真空乳化机
CN203851703U (zh) 一种蛋糕混料装置
KR101196333B1 (ko) 혼련기용 임펠러 연결장치
CN208406839U (zh) 一种食品检测的搅拌装置
JP3699345B2 (ja) 原料をスラリーに調整する原料調整方法および原料調整装置
CN111569755A (zh) 一种用于白磨皮生产的真空脱泡搅拌设备及方法
CN218432384U (zh) 一种新型高效卫生级起泡泵的叶轮转动轴
CN220940151U (zh) 一种沐浴露生产均质搅拌机
CN206535480U (zh) 自动入料且出料不易堵塞的辣椒搅拌装置
CN210473755U (zh) 一种多层乳化分散装置
CN217248631U (zh) 抑菌制剂加工用真空均质乳化机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6728165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250