JP6727878B2 - ゲームシステム - Google Patents

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Description

本発明は、チャージ式のカードを用いてプレイするゲームシステムに関するものである。
従来、カード提供者(交通系の会社等)が提供するチャージ式のカードを、アミューズメント施設等、小売店等での決済に利用するシステムがあった(例えば特許文献1)。
しかし、カードの決済装置(リーダライタ)は、カード提供者の認証が必要である。従来のカードは、このように制限された決済装置で決済する必要があるので、不便な場合があった。
特開2010−86202号公報
本発明の課題は、チャージ式のカードをより便利に使用できるゲームシステムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、利用者が所持し、利用者識別情報、チャージ残額を記憶するICチップ(16)を備えるカード(10)と、利用者に貸し出され、貸出媒体識別情報、ゲーム機(50,250)でプレイ可能な権利であるプレイ権利に対応するプレイ権利情報を記憶するICチップ(26,226)を備える貸出媒体(20,220)と、カード及び貸出媒体と通信するカード−貸出媒体処理装置(30,230)とを備え、前記カード−貸出媒体処理装置は、カードと通信しチャージ残額を減額することにより、プレイ権利の購入を決済するカードリーダライタ(31)と、貸出媒体と通信することにより、購入したプレイ権利に対応するプレイ権利情報を貸出媒体に記憶する貸出媒体リーダライタ(40,240)とを備えること、を特徴とするゲームシステムである。
・第2の発明は、第1の発明のゲームシステムにおいて、複数の前記ゲーム機(50)と、複数の前記ゲーム機と通信可能な履歴管理装置(30,230)とを備え、各ゲーム機は、各ゲーム機の識別情報であるゲーム機識別情報を記憶するゲーム機識別情報記憶部(66a)と、貸出媒体(20,220)と通信することによりプレイ権利情報に基づいてプレイを許可し、ゲーム機識別情報記憶部のゲーム機識別情報と貸出媒体識別情報とを対応付けたプレイ許可情報を、前記履歴管理装置に送信するプレイ許可部(67a)とを備え、前記履歴管理装置は、各ゲーム機から受信したプレイ許可情報を、プレイ許可履歴として記憶するプレイ許可履歴記憶部(46c)と、前記プレイ許可履歴記憶部に記憶したプレイ許可履歴を出力するプレイ許可履歴出力部(42)とを備えること、を特徴とするゲームシステムである。
・第3の発明は、第2の発明のゲームシステムにおいて、前記履歴管理装置(30,230)は、プレイ権利の購入を決済したカード(10)の利用者識別情報と、プレイ権利情報を記憶した貸出媒体(20,220)の貸出媒体識別情報とを対応付けて記憶する組み合わせ記憶部(46d)を備え、カードの利用者識別情報の入力を受け付けて、受け付けた利用者識別情報に対応した貸出媒体識別情報を、前記組み合わせ記憶部から読み出し、読み出した貸出媒体識別情報に対応したプレイ許可履歴を、前記プレイ許可履歴記憶部(46c)から読み出して前記プレイ許可履歴出力部(42)に出力すること、を特徴とするゲームシステムである。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明のゲームシステムにおいて、前記カード−貸出媒体処理装置(30,230)の前記貸出媒体リーダライタ(40,240)は、貸出媒体(20,220)と通信することにより、貸出媒体に記憶したプレイ権利情報を消去し、前記カード−貸出媒体処理装置の前記カードリーダライタ(31)は、貸出媒体から消去されたプレイ権利情報に対応する金額を、カード(10)にチャージすること、を特徴とするゲームシステムである。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明のゲームシステムにおいて、貸出媒体のICチップ(226)は、属性を記憶する属性記憶部(226c)を備え、前記カード−貸出媒体処理装置(230)の前記貸出媒体リーダライタ(240)は、貸出媒体のICチップの属性記憶部に属性を記憶し、前記ゲーム機(250)は、貸出媒体のICチップの属性記憶部から属性を読み出すリーダライタ(260)と、1回のプレイ時において、前記リーダライタが読み出した属性に応じたプレイ権利分を決済する決済処理部(67a)とを備えること、を特徴とするゲームシステムである。
本発明によれば、チャージ式のカードをより便利に使用できるゲームシステムを提供できる。
第1実施形態のゲームシステム1の構成を説明する図である。 第1実施形態のゲームシステム1のブロック図である。 第1実施形態のゲームシステム1の利用方法を説明する図である。 第1実施形態の貸出カード20へのチャージ処理のフローチャートである。 第1実施形態のプレイ処理のフローチャートである。 第1実施形態のカード10へのチャージ処理のフローチャートである。 第1実施形態の履歴読み出し処理のフローチャートと、決済履歴記憶部46c、組み合わせ記憶部46dのテーブルとを説明する図である。 第2実施形態のゲームシステム201のブロック図である。 第2実施形態の属性種別記憶部246c、属性記憶部226c、属性−プレイ料金テーブル266cの記憶情報を説明する図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のゲームシステム1の構成を説明する図である。
図2は、第1実施形態のゲームシステム1のブロック図である。
[ゲームシステム1の構成]
(ゲームシステム1の概要)
ゲームシステム1は、カード10、貸出カード20(貸出媒体)、カード処理装置30(カード−貸出媒体処理装置、履歴管理装置)、ゲーム機50、決済サーバ80を備える。
詳細な説明は省略するが、実施形態のカード10の決済システムは、ゲームシステム1に加えて、他のシステム(例えば、コンビニエンスストア等の決済のためのシステム)が接続されている。
カード10は、チャージ式のカードである。カード10は、電子マネーの運営者が、利用者に発行し、利用者がそれぞれ所持する。ゲームシステム1は、このように発行されたカード10を、プレイ料金の決済、貸出カード20の貸出等に利用する。
貸出カード20は、カード10と同様に、チャージ式のカードである。貸出カード20は、店舗の運営者によって、利用者に貸し出される。ゲームシステム1は、この貸出カード20を、プレイ料金の決済に利用する。
カード処理装置30は、ゲーム機50は、アミューズメント施設等の店舗に配置される。
なお、図1、図2には、1つの店舗のみ図示するが、ゲームシステム1は、実際には、複数の店舗を備える。各店舗は、1つのカード処理装置30を備えればよく、また、通常は、複数のゲーム機50を備える。
カード処理装置30及びゲーム機50間は、店舗内LAN等の通信網3によって接続されており、通信可能である。
カード処理装置30は、カード10、貸出カード20間で、チャージ残額を移動する装置である。
貸出カード20の貸出は、対面式で行った方が好ましい。このため、実施形態では、カード10を店舗の窓口等に配置し、店舗の従業者が、カード10を利用者に貸し出す形態を説明する。
後述するように、実施形態では、カード処理装置30によるカード10の決済とは、カード10のチャージ残額を貸出カード20に移動する場合において、この移動額を決済することをいう。つまり、カード処理装置30は、ゲーム機50でプレイ可能な権利(債権)であるプレイ権利の購入をカード10で決済する。また、カード処理装置30は、プレイ権利情報として、その購入金額の情報を、貸出カード20に記憶する。プレイ権利情報は、購入したプレイ権利に対応した情報である。
なお、プレイ権利情報は、購入金額の情報に限定されない。プレイ権利情報は、ゲーム機50でプレイ可能な量(プレイ回数等)に対応した情報であればよく、例えば、店舗で使用可能な仮想通貨、ポイント、プレイ可能な回数等の情報でもよい。
ゲーム機50は、ゲームを実行する装置である。
決済サーバ80は、カード10の決済のサービス提供者(例えば、交通系の会社、小売系の会社等)によって管理される。決済サーバ80は、カード10の決済等を管理する。
なお、ゲームシステム1は、決済サーバ80とは別に、ゲームサーバを備えていてもよい。ゲームサーバは、各利用者のゲームに関する情報等を管理する。
なお、カード処理装置30のリーダライタ31、装置本体40、ゲーム機50のリーダライタ51、ゲーム機本体60、決済サーバ80は、コンピュータである。実施形態ではコンピュータとは、記憶装置、制御装置等を備えた情報処理装置をいう。各装置30,40,50,60,80は、記憶部36,46,56,66,86、制御部37,47,57,67,87等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
各記憶部36,46,56,66,86は、各装置30,40,50,60,80の動作に必要な情報、プログラム等を記憶するための記憶装置である。各記憶部36,46,56,66,86は、ハードディスク、半導体メモリ素子等を備える。
各制御部37,47,57,67,87は、各装置30,40,50,60,80の動作に必要な演算処理をしたり、これらを統括的に制御するための装置である。各制御部37,47,57,67,87は、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。各制御部37,47,57,67,87は、各記憶部36,46,56,66,86に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、実施形態の各種機能を実現している。
(各構成の説明)
各構成を、詳細に説明する。
カード10は、電磁誘導方式で通信するループコイルアンテナを備える非接触型ICカードである。
カード10は、ICチップ16を備える。
ICチップ16は、集積回路である。ICチップ16は、カード10の動作に必要なプログラム、情報等を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された各種プログラムを実行することによりカード10を制御する制御部とを備える。
ICチップ16は、利用者ID記憶部16a、残額記憶部16b、決済履歴記憶部16cを備える。
利用者ID記憶部16aは、利用者ID(利用者識別情報)を記憶する。利用者IDは、利用者の識別情報、つまりカード10の識別情報である。利用者IDは、各カード10に付与された固有の情報である。
残額記憶部16bは、カード10のチャージ残額を記憶する。なお、詳細な説明は省略するが、利用者は、カード10にチャージする場合には、例えば、駅、小売店、アミューズメント施設の店舗等に設けられたチャージ装置を用いることができる。
決済履歴記憶部16cは、履歴として、決済日時、決済の項目(例えば、移動額、プレイ料金の決済、鉄道の切符購入等)を対応付けて記憶する領域である。
貸出カード20は、カード10と同様な構成、つまりループコイルアンテナ、ICチップ26(記憶部、制御部)等を備える非接触型ICカードである。
ICチップ26は、貸出カードID記憶部26a、残額記憶部26b、決済履歴記憶部26cを備える。
貸出カードID記憶部26aは、貸出カードID(貸出媒体識別情報)を記憶する。貸出カードIDは、貸出カード20の識別情報である。貸出カードIDは、各貸出カード20に付与された固有の情報である。
残額記憶部26bは、貸出カード20のチャージ残額(つまりプレイ可能な量に関する情報)を記憶する。
決済履歴記憶部26cは、履歴として、決済日時、決済額(つまりプレイ料金)を対応付けて記憶する領域である。
カード処理装置30は、リーダライタ31(カードリーダライタ)、装置本体40(貸出媒体リーダライタ)を備える。
リーダライタ31、装置本体40のリーダライタ41(後述する)は、装置本体40のケース上に並べて配置されている(図1参照)。
リーダライタ31及び決済サーバ80の間は、装置本体40とは独立して、通信網2を介して通信できる。また、リーダライタ31及び装置本体40間は、無線又は有線(通信ケーブル等)によって接続されており、通信可能である。
リーダライタ31は、記憶部36、制御部37を備える。
また、リーダライタ31は、アンテナを備える。このアンテナは、電磁誘導方式で非接触通信するためのループコイルアンテナである。カード10がリーダライタ31にかざされることにより、リーダライタ31の制御部37及びカード10のICチップ16は、リーダライタ31のアンテナ及びカード10のアンテナを介して通信する。
制御部37は、決済処理部37aを備える。
決済処理部37aは、カード10の決済に関する処理等を行う。
制御部37の詳細な動作は、後述する。
上記構成により、リーダライタ31は、装置本体40とは独立してカード10と通信可能であり、また、装置本体40とは独立して決済サーバ80と通信可能である。
また、リーダライタ31は、カード10のICチップ16のセキュア領域にアクセスすることにより、決済に関する処理(残額記憶部16bの更新等)を行う。このため、リーダライタ31は、カード10のサービス提供者の認証を受けた装置が用いられる。そのため、実施形態では、カード10のサービス提供者は、リーダライタ31の構造のうち決済に関する部分の改造等を、ゲームシステム1の運営者に対して禁止している。
装置本体40は、リーダライタ41、タッチパネル42(プレイ許可履歴出力部)、記憶部46、制御部47を備える。
リーダライタ41は、リーダライタ31とは異なる装置である。
また、リーダライタ41は、アンテナを備える。アンテナは、電磁誘導方式で非接触通信するためのループコイルアンテナである。
貸出カード20がリーダライタ41にかざされることにより、装置本体40の制御部47及び貸出カード20のICチップ26は、リーダライタ41のアンテナ及び貸出カード20のアンテナを介して通信する。
タッチパネル42は、表示装置(表示部)、入力装置(操作部)の機能を有し、これらを兼用可能な装置である。タッチパネル42は、例えば、液晶表示装置に、静電容量方式の入力装置とを組み合わせた装置である。タッチパネル42は、利用者、店舗の店員等が操作する。
記憶部46は、残額記憶部46b、決済履歴記憶部46c(プレイ許可履歴記憶部)、組み合わせ記憶部46dを備える。
残額記憶部46bは、貸出カードID、チャージ残額を対応付けて記憶する領域である。
決済履歴記憶部46cは、決済履歴として、貸出カードID、ゲーム機ID、決済日時、決済の項目(つまりプレイ料金の決済等)、決済額を対応付けて記憶する領域である(図7(B)参照。なお、図7(B)には、貸出カードID、ゲーム機ID、決済日時のみ図示した。また、決済日時は、時刻のみを図示した)。
組み合わせ記憶部46dは、組み合わせ情報を記憶する領域である。組み合わせ情報は、利用者ID、貸出カードIDを対応付けた情報である(図7(C)参照)。つまり、組み合わせ情報は、利用者のカード10と、その利用者に貸し出される貸出カード20との組み合わせを示す。
制御部47は、決済処理部47aを備える。
決済処理部47aは、貸出カード20のチャージ残額に関する処理等を行う。
制御部47の詳細な動作は、後述する。
上記構成により、装置本体40の制御部47は、貸出カード20と通信する。このため、装置本体40自体が、リーダライタとしての機能を有する。
ここで、カード10に関する運営は、カード10の発行者が行うのに対して、貸出カード20の運営は、店舗の運営者が行う。このため、貸出カード20、装置本体40の仕様は、店舗の運営者が自由に決定できる。そのため、実施形態では、装置本体40は、貸出カード20のICチップ26内の決済に関する領域(つまりプレイ権利情報の更新に関する領域)にアクセスでき、チャージ残額(つまりプレイ権利情報)を更新できるように、決定されている。
ゲーム機50は、リーダライタ51、ゲーム機本体60を備える。
リーダライタ51、ゲーム機本体60のリーダライタ61(後述する)は、ゲーム機50のケース上に並べて配置されている(図1参照)。
リーダライタ51は、カード10を利用した決済をする装置であり、カード処理装置30のリーダライタ31と同様な装置である。
すなわち、リーダライタ51及び決済サーバ80の間は、ゲーム機本体60とは独立して、通信網2を介して通信できる。リーダライタ51及びゲーム機本体60間は、無線又は有線によって接続されており、通信可能である。
また、リーダライタ51は、リーダライタ31と同様な記憶部56、制御部57を備える。
制御部57は、決済処理部57aを備える。
制御部57の詳細な動作は、後述する。
ゲーム機本体60は、リーダライタ61、プレイ部62、記憶部66、制御部67を備える。
リーダライタ61は、カード処理装置30のリーダライタ41と同様な装置である。
すなわち、リーダライタ61は、貸出カード20がかざされることにより、制御部67及び貸出カード20のICチップ26が通信するためのアンテナを備える。
プレイ部62は、実際に、利用者がゲームをプレイするための装置である。プレイ部62は、液晶表示装置等の表示部62a、ボタン等の操作部62bを備える(図1参照)。
記憶部66は、ゲーム機ID記憶部66a(ゲーム機識別情報記憶部)、ゲームプログラム66bを備える。
ゲーム機ID記憶部66aは、ゲーム機ID(ゲーム機識別情報)を記憶する領域である。ゲーム機IDは、ゲーム機50の識別情報である。ゲーム機IDは、各ゲーム機50に付与された固有の情報である。
ゲームプログラム66bは、プレイ部62でのゲームを実行するプログラムである。
制御部67は、決済処理部67a(プレイ許可部)、プレイ進行部67bを備える。
決済処理部67aは、貸出カード20の決済に関する処理等を行う。
プレイ進行部67bは、ゲームプログラム66bに従って、プレイ部62でのゲームを進行する。
制御部67の詳細な動作は、後述する。
上記構成により、ゲーム機本体60の制御部67は、貸出カード20と通信する。このため、ゲーム機本体60自体は、装置本体40と同様に、リーダライタとしての機能を有する。そのため、ゲーム機本体60も、装置本体40と同様に、貸出カード20のICチップ26内のチャージ残額を更新できる。
決済サーバ80は、記憶部86、制御部87を備える。
記憶部86は、利用者ID、チャージ残額、決済日時、決済額、決済の項目(例えば、プレイ料金の決済、鉄道の切符購入等)を対応付けて記憶する。
制御部87は、記憶部86の情報の管理等をする。
[ゲームシステム1の動作]
図3は、第1実施形態のゲームシステム1の利用方法を説明する図である。
図4は、第1実施形態の貸出カード20へのチャージ処理のフローチャートである。
図5は、第1実施形態のプレイ処理のフローチャートである。
図6は、第1実施形態のカード10へのチャージ処理のフローチャートである。
図7は、第1実施形態の履歴読み出し処理のフローチャートと、決済履歴記憶部46c、組み合わせ記憶部46dのテーブルとを説明する図である。
(貸出カード20へのチャージ処理(カード10→貸出カード20))
図3(A)に示すように、利用者は、貸出カード20を借りる場合には、店舗の窓口に行く。利用者は、自分の所有しているカード10を、一旦、窓口の店員に預け、また、希望の移動額を、店員に伝える。
店員は、利用者のカード10を、カード処理装置30のリーダライタ31にかざし、一方、貸出カード20をカード処理装置30のリーダライタ41にかざす。
図4に示すように、ステップS(以下「S」という)1aにおいて、リーダライタ31の制御部37は、カード10のICチップ16との通信を開始する。
また、S1bにおいて、装置本体40の制御部47は、貸出カード20のICチップ26との通信を開始する。
S2において、店員が移動額をタッチパネル42に入力すると、装置本体40の制御部47は、これを受け付ける。
S3において、装置本体40の制御部47は、リーダライタ31に対して、入力された移動額の決済を要求する。
S4において、リーダライタ31の決済処理部37aは、この要求に応じて、以下のように、移動額を決済する。
決済処理部37aは、カード10のICチップ16のチャージ残額からプレイ料金を減算することにより、移動額を決済する。また、決済処理部37aは、決済の履歴として、決済日時、決済の項目(移動額の決済)、決済額を、ICチップ16に書き込む。
そして、決済処理部37aは、決済情報を、決済サーバ80に送信する。
決済情報は、利用者ID、チャージ残額、決済額、決済の項目(つまり移動額の決済)が対応付いた情報である。
図示は省略するが、決済サーバ80の制御部87は、決済情報を受信すると、記憶部86の情報を更新する。つまり、制御部87は、利用者IDに対応付いたチャージ残額、決済日時、決済額、決済の項目の情報を更新する。
これにより、カード10のICチップ16の情報と、決済サーバ80の記憶部86の情報とが一致する。決済サーバ80の記憶部66の情報は、例えば、カード紛失にともなうカード10の再発行等に利用される。
S5において、リーダライタ31の決済処理部37aは、決済完了情報を装置本体40に送信する。決済完了情報は、カード10による決済が完了したことを示す情報である。決済完了情報は、利用者IDを含む。
S6において、装置本体40の決済処理部47aは、これを受信したことに応じて、移動額を貸出カード20のICチップ26に記憶する。これにより、チャージ額として移動額分が、貸出カード20にチャージされる。
また、装置本体40の決済処理部47aは、貸出カードID、チャージ残額を対応付けて、残額記憶部46bに記憶する。
S7において、装置本体40の決済処理部47aは、組み合わせ情報として、S6で受信した決済完了情報に含まれる利用者IDと貸出カードIDとを対応付けた情報を、組み合わせ記憶部46dに記憶する(図7(C)参照)。
以上により、カード10のチャージ残額のうち、受け付けた移動額分が、貸出カード20にチャージされる。
店員は、上記処理が終わると、預かっていたカード10を利用者に返却し、また、貸出カード20を利用者に貸し出す。
(プレイ料金決済処理)
ゲーム機50は、以下のようにプレイ料金を決済後、プレイ実行する。
図3(B)に示すように、実施形態では、利用者U1が親子で店舗に訪れており、利用者U1である親が自分のカード10を利用し、一方、他の利用者U2である子が貸出カード20を利用する例を説明する。
利用者U1は、ゲーム機50でプレイする場合には、ゲーム機50のリーダライタ51にカード10をかざす。これにより、リーダライタ51の制御部57は、カード10のICチップ16との通信を開始する。
一方、他の利用者U2は、ゲーム機50でプレイする場合には、ゲーム機本体60のリーダライタ61に貸出カード20をかざす。これにより、ゲーム機本体60の制御部67は、貸出カード20のICチップ26との通信を開始する。
図5に示すように、S10において、リーダライタ51の決済処理部57aは、カード10のICチップ16と通信しているか否かを判定する。決済処理部57aは、カード10と通信していると判定した場合には(S10:YES)、S11に進み、一方、通信してないと判定した場合には(S10:NO)、S10の処理を繰り返す。
S11において、リーダライタ51の決済処理部57aは、S4と同様に、プレイ料金の決済を実行する。
すなわち、決済処理部57aは、ICチップ16のチャージ残額からプレイ料金を減算することにより、チャージ残額を更新する。また、決済処理部57aは、決済の履歴として、決済の項目(つまりプレイ料金の決済)、決済額を、ICチップ16に書き込む。
さらに、決済処理部57aは、決済情報を、決済サーバ80に送信する。
決済情報は、利用者ID、決済の項目(つまりプレイ料金の決済)、決済額、チャージ残額が対応付いた情報である。
決済サーバ80は、決済情報を受信後、前述した貸出カード20へのチャージ処理と同様に、記憶部86の情報を更新する。
S12において、リーダライタ51の決済処理部57aは、決済完了情報をゲーム機本体60に送信する。決済完了情報は、カード10を利用した決済が完了したことを示す情報である。
S20において、ゲーム機本体60の決済処理部67aは、決済完了情報を受信したか否かを判定する。決済処理部67aは、これを受信したと判定した場合には(S20:YES)、S23に進み、一方、受信してないと判定した場合には(S20:NO)、S21に進む。
なお、決済処理部67aが決済完了情報を受信したと判定した場合には(S20:YES)には、後述するように、プレイが実行される(S23)。これにより、利用者U1は、ゲーム機50でプレイできる。
S21において、ゲーム機本体60の決済処理部67aは、貸出カード20と通信しているか否かを判定する。決済処理部67aは、貸出カード20のICチップ26と通信していると判定した場合には(S21:YES)、S22に進み、一方、通信してないと判定した場合には(S21:NO)、S20からの処理を繰り返す。
S22において、ゲーム機本体60の決済処理部67aは、プレイ料金の決済を実行する。
すなわち、決済処理部67aは、ICチップ26の残額記憶部26bのチャージ残額からプレイ料金を減算することにより、チャージ残額を更新する。すなわち、決済処理部67aは、貸出カード20のプレイ権利によってプレイ可能な量を、減らす処理を行う。
この場合、決済処理部67aは、S6と同様に、決済の履歴として、決済の項目(つまりプレイ料金の決済)、決済額を、ICチップ26に書き込む。
また、決済処理部67aは、ゲーム機IDをゲーム機ID記憶部66aから読み出し、また、貸出カードIDを貸出カードID記憶部26aから読み出す。そして、決済処理部67aは、決済情報(プレイ許可情報)を、カード処理装置30に送信する。
決済情報は、貸出カードID、ゲーム機ID、決済額、チャージ残額が対応付いた情報である。また、決済情報は、ゲーム機本体60によって決済されたことを示すので、ゲーム機50でのプレイが許可されたことを示す。
その後、決済処理部67aは、S23に進む。
これにより、他の利用者U2は、ゲーム機50でプレイできる。
図示は省略するが、カード処理装置30の装置本体40の決済処理部47aは、決済情報を受信すると、以下のように記憶部46の情報を更新する。
決済処理部47aは、残額記憶部46bのうち、決済情報に含まれる貸出カードIDに対応付いたチャージ残額を更新する。また、決済処理部47aは、S6と同様な処理を行って、決済履歴(プレイ許可履歴)として、貸出カードID、ゲーム機ID、決済日時、決済額を対応付けて、決済履歴記憶部46cに記憶する(図7(B)参照)。
これらの情報は、例えば、貸出カード20の紛失にともなう貸出カード20の再発行、後述する決済履歴表示処理等に利用される。
S23において、ゲーム機本体60のプレイ進行部67bは、プレイ部62を用いたプレイを実行する。
S24において、プレイ進行部67bは、プレイが終了すると、処理を終了する。
このように、ゲーム機50は、カード10の決済によるプレイ、貸出カード20の決済によるプレイのいずれも実行できる。
店舗の各ゲーム機50は、上記処理をそれぞれ行う。
これにより、利用者U1、他の利用者U2は、それぞれカード10、貸出カード20を用いて、色々なゲーム機50でプレイできる。
(カード10へのチャージ処理(貸出カード20→カード10))
図3(C)に示すように、利用者U1は、店舗を出る場合等には、貸出カード20を窓口で返却する。このとき、カード処理装置30は、以下のように、貸出カード20のチャージ残額を、カード10にチャージできる。
この場合、利用者U1は、自分の所有しているカード10を、一旦、窓口の店員に預ける。
貸出カード20へのチャージ処理時と同様に、店員は、カード10、貸出カード20を、それぞれ、リーダライタ31,41にかざす。
図6に示すように、S31a,S31bにおいて、S1a,S1bと同様に、リーダライタ31の制御部37、装置本体40の制御部47は、それぞれ、カード10、貸出カード20との通信を開始する。
S32において、店員がタッチパネル42からチャージ残額の返却のため操作を入力すると、装置本体40の制御部47は、これを受け付ける。
S33において、装置本体40の決済処理部47aは、以下のように、貸出カード20のチャージ残額の払い戻しを実行する。
決済処理部47aは、貸出カード20のICチップ26のチャージ残額を減算する。つまり、決済処理部47aは、貸出カード20のチャージ残額を、「0円」に更新する。これにより、ICチップ26に記憶されたプレイ権利情報は、消去される。
S34において、装置本体40の決済処理部47aは、リーダライタ31に対して、貸出カード20から減算したチャージ額分を、カード10へとチャージするように要求する。
S35において、リーダライタ31の決済処理部37aは、この要求に応じて、以下のチャージ処理を行う。
決済処理部37aは、貸出カードIDから減額した金額を、カード10のICチップ16のチャージ残額に加算する。これにより、貸出カード20のICチップ26から消去されたプレイ権利情報に対応した金額が、カード10のICチップ16にチャージされる。
また、決済処理部37aは、チャージの履歴として、チャージ額を、ICチップ16に書き込む。
そして、決済処理部37aは、チャージ情報を、決済サーバ80に送信する。
チャージ情報は、利用者ID、チャージ額、チャージ残額が対応付いた情報である。
図示は省略するが、決済サーバ80は、上記S4の説明と同様に、記憶部86の情報を更新する。
以上により、ゲームシステム1は、貸出カード20の返却時において、貸出カード20のチャージ残額を、カード10にチャージできる。
このため、利用者U1にとっては、貸出カード20のチャージ残額を、払い戻すことと同様な利益を有する。
また、店舗にとっては、貸出カード20を確実に回収できるという利益を有する。
このように、ゲームシステム1は、カード10のチャージ額の一部を、貸出カード20に移すことにより、カード10用のリーダライタ41以外の装置で、プレイ料金を決済できる。
これにより、利用者U1は、カード10のチャージ額を他の利用者U2とに分けることができるので、利用者U1自身、他の利用者U2がそれぞれ、プレイ料金を決済できる。なお、利用者U1は、例えば、店舗で使う金額等を制限したい場合等は、貸出カード20を自分で利用してもよい。
また、店舗にとっては、利用者U1、他の利用者U2が別々のゲーム機50でプレイできるので、ゲーム機50の稼働率を向上できる。
さらに、カード10のサービス提供者にとっては、他の利用者U2が貸出カード20でプレイ料金を決済することは、カード10で決済したことと同様であるので、不利益がない。貸出カード20のチャージ残額は、カード10で決済した後に、チャージされたものだからである。
また、貸出カード20が他の利用者U2に貸し出されていなければ、他の利用者U2は、プレイ料金を現金で決済することになる。このため、カード10のサービス提供者にとっては、他の利用者U2が貸出カード20を利用することにより、結果的には、カード10の利用促進を図ることができる。
(決済履歴表示処理)
ゲームシステム1は、貸出カード20を貸し出している間、利用者U1の要求があるときは、以下のように貸出カード20の決済履歴(つまり、プレイ権利の利用履歴)を、タッチパネル42に表示できる。
ここでは、カード10を、リーダライタ31ではなくリーダライタ41にかざす例を説明する。その理由は、以下の通りである。
カード10、貸出カード20は、同様な構成であるので、装置本体40は、リーダライタ41を介して、貸出カード20に限らず、カード10とも通信可能である。また、利用者ID記憶部16aは、チャージ残額の更新等に関する領域ではないので、セキュア領域ではない。このため、装置本体40のリーダライタ41でも、カード10から利用者IDを読み出すことができる。
この場合、利用者U1は、自分の所有しているカード10を、一旦、窓口の店員に預ける。
店員は、カード10、貸出カード20を、リーダライタ41にかざす。
図7(A)に示すように、S40において、装置本体40の制御部47は、カード10のICチップ16との通信を開始する。
S41において、店員が決済履歴を表示するための操作をタッチパネル42に入力すると、制御部47は、この操作を受け付ける。
S42において、制御部47は、リーダライタ41を介して、カード10のICチップ16から、利用者IDを読み出す。
S43において、制御部47は、組み合わせ記憶部46dを参照することにより、S42で読み出した利用者IDに対応する貸出カードIDを、読み出す。
S44において、制御部47は、決済履歴記憶部46cを参照することにより、S43で読み出した貸出カードIDに対応する決済履歴を、読み出す。
そして、制御部47は、読み出した決済履歴を、タッチパネル42に表示する。
これにより、装置本体40は、貸出カード20が利用されたゲーム機50を特定することができる。
例えば、図7の例において、制御部47は、カード10の利用者IDが「U001」であった場合には(S42)、これに対応する貸出カードID「R001」を、組み合わせ記憶部46dから読み出す(S43)。
その後、制御部47は、貸出カードID「R001」に対応する決済履歴を、決済履歴記憶部46cから読み出して(S44)、これをタッチパネル42に表示する。
このように、ゲームシステム1は、カード10をリーダライタ41にかざすという簡単な操作により、貸出カード20の利用履歴を表示できる。
利用履歴の利用方法は、限定されないが、例えば、以下のように利用できる。
上記例では、「15:40」にゲーム機ID「G011」のゲーム機50で決済されている。他の利用者U2がそのゲーム機50でプレイ継続中であれば、他の利用者U2は、まだそのゲーム機50の設置場所にいることになるし、また、プレイ終了してから短時間であれば、他の利用者U2は、まだそのゲーム機50の周辺に居る可能性が高い。これにより、例えば、利用者U1、他の利用者U2が別々に行動している場合でも、他の利用者U2を探しやすい。
また、貸出カード20の返却時等に決済履歴を表示すれば、利用者U1は、他の利用者U2がどのゲーム機50でプレイしたかを確認できる。
なお、この決済履歴表示処理では、前述した処理と同様に、カード10をリーダライタ31にかざしてもよい。この場合には、リーダライタ31が、装置本体40に対して、カード10の利用者IDを送信すればよい。
以上説明したように、本実施形態のゲームシステム1は、カード10のチャージ残額を、プレイ権として貸出カード20に移した後、この貸出カード20を用いてゲーム機50でプレイできる。このため、チャージ式のカード10をより便利に使用できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図8は、第2実施形態のゲームシステム201のブロック図である。
なお、図8は、決済サーバの図示を省略した。
図9は、第2実施形態の属性種別記憶部246c、属性記憶部226c、属性−プレイ料金テーブル266cの記憶情報を説明する図である。
貸出カード220のICチップ226は、属性記憶部226cを備える。
属性記憶部226cは、属性を記憶する(図9(B)参照)。
属性は、貸出カード220の利用者の種別を示す。
装置本体240の記憶部246は、属性種別記憶部246cを備える。
属性種別記憶部246cは、属性の種別を記憶する(図9(A)参照)。
実施形態の属性の種別は、「子供」、「女性」、「通常」の3つである。
「子供」は、例えば、10才以下である。「通常」は、例えば成人男性であり、子供、女性以外の属性である。
ゲーム機本体260の記憶部266は、属性−プレイ料金テーブル266cを備える。
属性−プレイ料金テーブル266cは、属性、プレイ料金を対応付けて記憶する(図9(C)参照)。つまり、属性−プレイ料金テーブル266cは、各属性の各プレイ料金を記憶する。
実施形態では、各属性の各プレイ料金は、「子供が50円」、「女性が100円」、「通常が150円」である。
[ゲームシステム201の動作]
ゲームシステム201は、第1実施形態と同様に利用でき、第1実施形態と同様に動作する。
以下、第1実施形態とは異なる動作について説明する。
(貸出カード220の貸出時)
窓口の店員は、貸出カード220を貸し出す場合、装置本体240のタッチパネル42から、移動額の入力と同時に属性を入力する(図4のS2参照)。
例えば、第1実施形態と同様に、利用者が親子で訪れている場合には、店員は、他の利用者である子供を視認することより、上記3つの属性から「子供」を選択する。
装置本体240の決済処理部47aは、移動額を貸出カード220のICチップ226に記憶すると同時に、入力された属性の情報を属性記憶部226cに記憶する。
例えば、図9の矢印♯1は、装置本体240のタッチパネル42で属性「子供」が選択されて、これが属性記憶部226cに記憶された例を示す。
(プレイ料金の決済時)
ゲーム機本体260の決済処理部67aは、プレイ料金の決済を実行する場合において、貸出カード220と通信することに応じて(図5のS21:YES参照)、ICチップ226の属性記憶部226cから、属性を読み出す。
その後、決済処理部67aは、属性−プレイ料金テーブル266cから、その属性に対応したプレイ料金を読み出す。
例えば、図9の矢印♯2は、決済処理部67aが、ICチップ226の属性記憶部226cに記憶された属性「子供」を読み出し、その後、属性−プレイ料金テーブル266cからこの属性「子供」に対応した「プレイ料金50円」を読み出した例である。
そして、決済処理部67aは、そのプレイ料金に基づいて、貸出カード220で決済実行する(図5のS22参照)。
このように、本実施形態のゲームシステム201は、貸出カード220での決済時に、貸出カード220の利用者の属性(子供、女性等)に応じて、プレイ料金(つまり、1回分のプレイのプレイ権利)を変えることができる。これにより、店舗の運営者は、店舗の来店者の性別、年齢等の動向等に応じてプレイ料金を設定できる。
なお、ゲーム機250の属性−プレイ料金テーブル266cは、そのゲーム機250の種別毎に設定してもよい。
例えば、子供向けのゲーム機250では、図9(C)のように、子供の料金を、他よりも低料金にしてもよい。また、プリントシール機(実施形態では、アミューズメント施設内のこのような遊技装置もゲーム機に含む概念である)等の女性向けのゲーム機250では、女性の料金を、他よりも低料金にしてもよい。
このように、店舗の運営者は、各ゲーム機250の属性に応じて、属性−プレイ料金テーブル266cを設定することにより、集客効果を向上できる。
さらに、1回分のプレイ料金は、カード10で決済する場合と、貸出カード220で決済する場合とで、変えてもよい。すなわち、ゲーム機本体260の決済処理部67aは、貸出カード220でのプレイ料金(つまり、1回のプレイのプレイ権利に対応する金額)を、カード10でのプレイ料金よりも少なくしてもよい。この場合には、利用者は、自分のカード10で決済するよりも、カード10のチャージ残額を貸出カード220に移してから、その貸出カード220で決済した方が、割安になる。これにより、貸出カード220の利用促進を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、カード処理装置30のリーダライタ31は、装置本体40とは独立して制御される例を示したが、これに限定されない。リーダライタ31、例えば、装置本体40によって制御されてもよい。
(2)実施形態において、貸出媒体は、貸出カードである例を示したが、これに限定されない。貸出媒体は、チャージ残額(プレイ権利情報)を記憶でき、かつ、リーダライタと通信できるものであればよく、例えば携帯情報処理端末でもよい。
(3)実施形態において、カード処理装置は、貸出カードの履歴を管理する履歴管理装置としての機能を有する例を示したが、これに限定されない。カード処理装置、履歴管理装置は、別々の装置でもよい。この場合には、両装置を店舗内の通信網等で接続することにより、両装置間が通信できるようにすればよい。
1,201…ゲームシステム 10…カード 16,26…ICチップ 16a…利用者ID記憶部 16b…残額記憶部 16c…決済履歴記憶部 20,220…貸出カード 26a…貸出カードID記憶部 26b…残額記憶部 26c…決済履歴記憶部 30…カード処理装置 31,41,51,61…リーダライタ 36,46,56,66,246,266…記憶部 37,47,57,67…制御部 37a,47a,57a,67a…決済処理部 40,240…装置本体 42…タッチパネル 46b…残額記憶部 46c…決済履歴記憶部 46d…組み合わせ記憶部 50,250…ゲーム機 62…プレイ部 66a…ゲーム機ID記憶部 66b…ゲームプログラム 67b…プレイ進行部 226c…属性記憶部 246c…属性種別記憶部 60,260…ゲーム機本体 266c…属性−プレイ料金テーブル

Claims (5)

  1. 利用者が所持し、利用者識別情報、チャージ残額を記憶するICチップを備えるカードと、
    利用者とは異なる他利用者に貸し出され、貸出媒体識別情報、カードのチャージ残額からの移動額を記憶するICチップを備える貸出媒体と、
    カード及び貸出媒体と通信するカード−貸出媒体処理装置と
    複数のゲーム機と通信可能な履歴管理装置とを備え、
    前記カード−貸出媒体処理装置は、
    カードと通信しチャージ残額から移動額を減額するカードリーダライタと、
    貸出媒体と通信することにより、カードから貸出媒体に移動額を移動させて記憶する貸出媒体リーダライタとを備え
    各ゲーム機は、
    各ゲーム機の識別情報であるゲーム機識別情報を記憶するゲーム機識別情報記憶部と、
    カードと通信することによりチャージ残額に基づいてプレイを許可し、貸出媒体と通信することにより残移動額に基づいてプレイを許可することにより、カード及び貸出媒体のいずれを用いたプレイを許可し、貸出媒体を用いたプレイを許可した場合には、前記ゲーム機識別情報記憶部のゲーム機識別情報と貸出媒体識別情報とを対応付けたプレイ許可情報を、前記履歴管理装置に送信するプレイ許可部とを備え、
    前記履歴管理装置は、
    各ゲーム機から受信したプレイ許可情報を、プレイ許可履歴として記憶するプレイ許可履歴記憶部と、
    前記プレイ許可履歴記憶部に記憶したプレイ許可履歴を出力するプレイ許可履歴出力部とを備えること、
    を特徴とするゲームシステム。
  2. 請求項1に記載のゲームシステムにおいて、
    前記履歴管理装置は、
    チャージ残額から移動額を移動したカードの利用者識別情報と、移動額を記憶した貸出媒体の貸出媒体識別情報とを対応付けて記憶する組み合わせ記憶部を備え、
    カードの利用者識別情報の入力を受け付けて、受け付けた利用者識別情報に対応した貸出媒体識別情報を、前記組み合わせ記憶部から読み出し、
    読み出した貸出媒体識別情報に対応したプレイ許可履歴を、前記プレイ許可履歴記憶部から読み出して前記プレイ許可履歴出力部に出力すること、
    を特徴とするゲームシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のゲームシステムにおいて、
    前記カード−貸出媒体処理装置の前記貸出媒体リーダライタは、
    貸出媒体と通信することにより、貸出媒体に記憶した残移動額を消去し、
    前記カード−貸出媒体処理装置の前記カードリーダライタは、
    貸出媒体から消去された残移動額を、カードにチャージすること、
    を特徴とするゲームシステム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のゲームシステムにおいて、
    貸出媒体のICチップは、属性を記憶する属性記憶部を備え、
    前記カード−貸出媒体処理装置の前記貸出媒体リーダライタは、
    貸出媒体のICチップの属性記憶部に属性を記憶し、
    前記ゲーム機は、
    貸出媒体のICチップの属性記憶部から属性を読み出すリーダライタと、
    1回のプレイ時において、前記リーダライタが読み出した属性に応じたプレイ料金を決済する決済処理部とを備えること、
    を特徴とするゲームシステム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のゲームシステムにおいて、
    前記カード−貸出媒体処理装置は、
    複数の前記ゲーム機が設置された店舗において、店員が操作する端末であり、
    店員の操作に応じて、前記カードリーダライタ、前記貸出媒体リーダライタがそれぞれカード、貸出媒体と通信することにより、カードから貸出媒体に移動額を移動させること、
    を特徴とするゲームシステム。
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