JP6727144B2 - 双方向絶縁型dc/dcコンバータ - Google Patents

双方向絶縁型dc/dcコンバータ Download PDF

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Description

本発明は、双方向絶縁型DC/DCコンバータに関する。
近年、地球温暖化対策として循環型社会の実現のため、電源機器の省エネルギー化、高効率化の実現が急務となっている。その中でも、太陽光発電装置、家庭用蓄電池、電気自動車等に搭載されるDC/DCコンバータは、電源機器の中核として多様な用途に用いられている。特に、位相シフトフルブリッジ型のDC/DCコンバータは、数キロから数十キロワットの中型高効率で、幅広い電圧に対応できる。
位相シフトフルブリッジ型のDC/DCコンバータとしては、例えば、非特許文献1に記載のものが知られている。図13に示すように、非特許文献1に記載のDC/DCコンバータは、フルブリッジ回路を含む電圧型の1次側回路と、プッシュプル回路とチョークコイルとを含む電流型の2次側回路と、を備える。フルブリッジ回路を構成するスイッチQA〜QDは、位相シフト制御され、プッシュプル回路を構成するスイッチQE、QFは、同期整流制御される。このDC/DCコンバータは、1次側回路から2次側回路への順方向電力変換を行う。
図14に、非特許文献1に記載のDC/DCコンバータの起動時のタイミングチャートを示す。図14から分かるように、このDC/DCコンバータは、起動すると、位相シフト制御および同期整流制御を行うとともに、起動時には位相シフト量を最小値から徐々に増加させるソフトスタート制御を行う。
"同期整流制御内蔵、グリーン・モード、位相シフト・フルブリッジ・コントローラ"、[online]、2011年、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社、[平成28年9月2日検索]、インターネット<URL:http://www.tij.co.jp/product/jp/ucc28950>
図13に示す非特許文献1に記載のDC/DCコンバータにおいて、2次側出力電圧VOUTが目標電圧より高いと同期整流により2次側から1次側への逆電力変換が生じるが、起動時に2次側回路から1次側回路への逆方向電力変換を行う場合、位相シフト量が最小値になっているため、2次側回路に含まれるチョークコイルへのエネルギー蓄積期間は最大になる。その結果、過大な電流がプッシュプル回路を構成するスイッチQE、QFに流れ、スイッチQE、QFが破損するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、過大な電流による2次側のスイッチの破損を抑制できる双方向絶縁型DC/DCコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータは、
絶縁変圧部と、
前記絶縁変圧部の1次側に設けられた、第1スイッチ回路を含む電圧型の第1回路と、
前記絶縁変圧部の2次側に設けられた、第2スイッチ回路とチョークコイルとを含む電流型の第2回路と、
前記第1スイッチ回路に対して位相シフト制御を行う一方、前記第2スイッチ回路に対して同期整流制御を行う制御部と、を備え、
前記第1回路から前記第2回路への順方向電力変換と、前記第2回路から前記第1回路への逆方向電力変換と、を行う双方向絶縁型DC/DCコンバータであって、
前記制御部は、
前記位相シフト制御および前記同期整流制御を行うスイッチ制御回路と、
前記第1スイッチ回路または前記第2スイッチ回路に含まれる少なくとも1つのスイッチをオフさせて、位相シフト量の時間差に相当するシフト期間とは別に、前記チョークコイルにエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間を発生させるオフ期間発生回路と、を備える
ことを特徴とする。
この構成によれば、オフ期間発生回路が、チョークコイルにエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間を発生させるので、チョークコイルへのエネルギー蓄積期間が最大になるのを防ぐことができる。その結果、過大な電流による2次側のスイッチの破損を抑制できる。
上記双方向絶縁型DC/DCコンバータにおいて、
前記スイッチ制御回路は、前記位相シフト制御を開始すると、前記位相シフト量を最小値から徐々に増加させるソフトスタート制御を行い、
前記オフ期間発生回路は、前記同期整流制御が開始されると前記オフ期間を発生させ、かつ前記オフ期間を徐々に減少させる
ように構成できる。
上記双方向絶縁型DC/DCコンバータにおいて、
前記第1スイッチ回路は、フルブリッジ回路であり、
前記第2スイッチ回路は、プッシュプル回路であり、
前記オフ期間発生回路は、前記フルブリッジ回路に含まれる一のスイッチと前記プッシュプル回路に含まれる一のスイッチとをオフさせて前記オフ期間を発生させる
ように構成できる。
上記双方向絶縁型DC/DCコンバータにおいて、
前記第1スイッチ回路は、第1フルブリッジ回路であり、
前記第2スイッチ回路は、第2フルブリッジ回路であり、
前記オフ期間発生回路は、前記第1フルブリッジ回路に含まれる一のスイッチをオフさせて前記オフ期間を発生させる
ように構成できる。
上記双方向絶縁型DC/DCコンバータにおいて、
前記オフ期間発生回路は、
三角波信号を出力する三角波発生回路と、
所定の時定数で充電され、充電量に応じた出力信号を出力するRC充電回路と、
前記同期整流制御が開始されると前記RC充電回路を充電する同期発振回路と、
前記三角波信号と前記出力信号との大小関係に応じて、第1レベルの第1信号または第2レベルの第2信号を出力する比較回路と、
前記第1信号が入力された場合、前記スイッチ制御回路から出力された制御信号をオフにして出力する一方、前記第2信号が入力された場合、前記制御信号をそのまま出力するゲート回路と、を備える
ように構成できる。
本発明によれば、過大な電流による2次側のスイッチの破損を抑制できる双方向絶縁型DC/DCコンバータを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの回路図である。 第1実施形態におけるスイッチの(a)起動時および(b)起動後の制御タイミングを示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態2および(b)状態2−1における、電流経路を示す図である。 第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態3および(b)状態4における、電流経路を示す図である。 第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態4−1および(b)状態1における、電流経路を示す図である。 第1実施形態におけるオフ期間発生回路のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの回路図である。 第2実施形態におけるスイッチの(a)起動時および(b)起動後の制御タイミングを示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態2および(b)状態2−2における、電流経路を示す図である。 第2実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態3および(b)状態4における、電流経路を示す図である。 第2実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの、逆方向電力変換時の(a)状態4−2および(b)状態1における、電流経路を示す図である。 第2実施形態におけるオフ期間発生回路のブロック図である。 従来のDC/DCコンバータの回路図である。 従来のDC/DCコンバータにおけるスイッチの制御タイミングを示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータ10を示す。双方向絶縁型DC/DCコンバータ10は、本発明の「絶縁変圧部」に相当するトランスTR1を備え、トランスTR1の1次側に設けられた第1回路からトランスTR1の2次側に設けられた第2回路に電力を供給する順方向電力変換と、第2回路から第1回路に電力を供給する逆方向電力変換と、を行う。
順方向電力変換では、1次側の入出力端T11、T12から供給された電力が、2次側の入出力端T13、T14に接続された回路に供給される。一方、逆方向電力変換では、2次側の入出力端T13、T14から供給された電力が、1次側の入出力端T11、T12に接続された回路に供給される。例えば、第1回路は電力回路に接続され、第2回路は蓄電池等の回生機能を有する回路や、負荷と発電機能を有する回路と接続される。双方向絶縁型DC/DCコンバータ10は、例えば、入出力端T13、T14間の電圧が目標電圧以下のときに、順方向電力変換を行い、入出力端T13、T14間の電圧が目標電圧を超えているときに、逆方向電力変換を行う。
双方向絶縁型DC/DCコンバータ10は、電圧型の上記第1回路と、電流型の上記第2回路と、制御部13と、を備える。第1回路は、入出力端T11、T12間に設けられたコンデンサC011と、本発明の「第1スイッチ回路」に相当するフルブリッジ回路11と、共振コイルL11と、を備える。共振コイルL11は、トランスTR1の漏れリアクタンスで代用してもよいし、別途設けてもよい。第2回路は、本発明の「第2スイッチ回路」に相当するプッシュプル回路12と、チョークコイルL12と、入出力端T13、T14間に設けられたコンデンサC012と、を備える。
フルブリッジ回路11は、スイッチQ11〜Q14を含む。スイッチQ11は第1レグの上アームを構成し、スイッチQ12は第1レグの下アームを構成し、スイッチQ13は第2レグの上アームを構成し、スイッチQ14は第2レグの下アームを構成する。スイッチQ11およびスイッチQ12の接続点は、コイルL11を介してトランスTR1の1次巻線の一端に接続され、スイッチQ13およびスイッチQ14の接続点は、トランスTR1の1次巻線の他端に接続される。スイッチQ11〜Q14としては、例えば、IGBTやMOSFET等のパワー半導体を用いることができる。
スイッチQ11〜Q14には、ダイオードD11〜D14が逆並列接続されている。ダイオードとしては、スイッチQ11〜Q14の寄生ダイオード、または外付けダイオードを用いることができる。さらに、スイッチQ11〜Q14には、コンデンサC11〜C14が並列接続されている。コンデンサC11〜C14としては、スイッチQ11〜Q14の寄生キャパシタ、または外付け共振コンデンサを用いることができる。
プッシュプル回路12は、スイッチQ15、Q16を含む。スイッチQ15の電流路の一端は、トランスTR1の2次巻線の一端に接続される。スイッチQ16の電流路の一端は、トランスTR1の2次巻線の他端に接続される。スイッチQ15の電流路の他端は、スイッチQ16の電流路の他端に接続される。スイッチQ15、Q16としては、例えば、IGBTやMOSFET等のパワー半導体を用いることができる。
スイッチQ15、Q16には、ダイオードD15、D16が逆並列接続されている。ダイオードとしては、スイッチQ15、Q16の寄生ダイオード、または外付けダイオードを用いることができる。さらに、スイッチQ15、Q16には、コンデンサC15、C16が並列接続されている。コンデンサC15、C16としては、スイッチQ15、Q16の寄生キャパシタ、または外付け共振コンデンサを用いることができる。
チョークコイルL12は、コンデンサC012とともにLC回路を構成する。チョークコイルL12は、一端がトランスTR1の2次巻線の中点に接続され、他端が入出力端T13に接続される。
制御部13は、スイッチQ11〜Q16のスイッチング(オン/オフ)を制御するスイッチ制御回路14と、本発明の特徴的部分であるオフ期間発生回路15と、を含む。
スイッチ制御回路14は、アナログIC、マイコンやFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の制御用ICによって構成される。スイッチ制御回路14は、通常、2次側の入出力端T13、T14間の電圧等のフィードバック情報に基づき、フルブリッジ回路11に対して位相シフト制御を行うとともに、プッシュプル回路12に対して同期整流制御を行う。また、スイッチ制御回路14は、起動時(位相シフト制御の開始時)に、位相シフト量を最小値から徐々に増加させるソフトスタート制御を行う。
オフ期間発生回路15は、スイッチQ11〜Q14の一のスイッチおよびスイッチQ15、Q16の一のスイッチをオフさせて、位相シフト量の時間差に相当するシフト期間(TD)とは別に、チョークコイルL12にエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間(TOFF1、TOFF2)を発生させる。オフ期間発生回路15の構成については、後述する。
続いて、図2を参照しながら、スイッチQ11〜Q16の制御タイミングについて説明する。
スイッチ制御回路14は、起動(位相シフト制御を開始)すると、スイッチQ11〜Q14のPWM信号(制御信号S11〜S14)のデューティを50%にするとともに、スイッチQ11のPWM信号に対してスイッチQ12のPWM信号の位相を反転させ、かつスイッチQ13のPWM信号に対してスイッチQ14のPWM信号の位相を反転させる。なお、本来は、ゼロ電圧スイッチングを行うための、スイッチQ11、Q12がともにオフになるデッドタイムと、スイッチQ13、Q14がともにオフになるデッドタイムとを設けているが、図2では省略する。
スイッチ制御回路14は、スイッチQ11、Q12の位相に対してスイッチQ13、Q14の位相をシフトさせる。スイッチ制御回路14は、位相シフト量を入出力端T13、T14間の電圧に応じて時々刻々と変化させるが、起動時においては、位相シフト量を最小化する。これにより、シフト期間TDは最小になり、順方向電力変換量は最小になる。
スイッチ制御回路14は、プッシュプル回路12に対して起動時に同期整流制御を開始すると、スイッチQ13、Q14のPWM信号に同期して、スイッチQ15、Q16をオンさせる。具体的には、スイッチ制御回路14は、スイッチQ13のオンに同期してスイッチQ15をオンさせ、スイッチQ12のオフに同期してスイッチQ15をオフさせ、スイッチQ14のオンに同期してスイッチQ16をオンさせ、スイッチQ11のオフに同期してスイッチQ16をオフさせる。これにより、スイッチQ11、Q14がともにオンのときにスイッチQ15がオフになり、スイッチQ12、Q13がともにオンのときにスイッチQ16がオフになる。
オフ期間発生回路15は、起動時に同期整流制御が開始されると、図2(a)に示すように、シフト期間TDとは別に、スイッチQ11、Q16をオフさせるオフ期間TOFF1と、スイッチQ12、Q15をオフさせるオフ期間TOFF2と、を発生させる(破線で示した部分)。オフ期間発生回路15は、オフ期間TOFF1、TOFF2を徐々に減少させる(TOFF1>TOFF2>TOFF1>TOFF2・・・)。その結果、スイッチQ15、Q16が同時にオンするオン期間TON1、TON2は、徐々に増加する(TON1<TON2<TON1<TON2・・・)。
オフ期間発生回路15は、起動完了時にはオフ期間TOFF1、TOFF2を最終的にゼロにする(図2(b)参照)。なお、図2(a)、(b)では、ソフトスタート制御による位相シフト量の増加を考慮していないため、シフト期間TDが一定になっている。
図3〜図5に、図2(a)のタイミングチャートに従い逆方向電力変換を行ったときの、電流経路を示す。図3〜図5の各状態番号は、図2(a)に記載の状態番号に相当する。図3〜図5の各状態では、2次側の入出力端T13、T14間の電圧が、1次側の入出力端T11、T12間の電圧よりも高くなっているものとする。スイッチ制御回路14は、逆方向電力変換時も、スイッチQ11〜Q14に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ15、Q16に対して同期整流制御を行う。
図3(a)に示す状態2では、スイッチQ15、Q16がオンとなり、チョークコイルL12にはトランスTR1の2次巻線を経由した短絡電流が流れる。これにより、チョークコイルL12にエネルギーが蓄積される。このときトランスTR1の2次巻線に流れる電流が互いに打ち消し合うため、第1回路には電流が流れない。
図3(b)に示す状態2−1では、オフ期間発生回路15がオフ期間TOFF1を発生させる。すなわち、スイッチ制御回路14は、スイッチQ11〜Q14に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ15、Q16に対して同期整流制御を行うが、オフ期間発生回路15が、スイッチQ11、Q16を強制的にオフさせる。これにより、チョークコイルL12へのエネルギーの蓄積が中断され、第1回路に電流が流れる。第1回路では、入出力端T12からダイオードD12、トランスTR1の1次巻線、スイッチQ13を経由して入出力端T11に電流が流れる。
図4(a)に示す状態3では、スイッチQ12がオンする。これにより、入出力端T12からスイッチQ12、トランスTR1の1次巻線、スイッチQ13を経由して入出力端T11に電流が流れる。
図4(b)に示す状態4では、スイッチQ15、Q16がオンとなり、チョークコイルL12にはトランスTR1の2次巻線を経由した短絡電流が流れる。これにより、チョークコイルL12にエネルギーが蓄積される。このときトランスTR1の2次巻線に流れる電流が互いに打ち消し合うため、第1回路には電流が流れない。
図5(a)に示す状態4−1では、オフ期間発生回路15がオフ期間TOFF2を発生させる。すなわち、スイッチ制御回路14は、スイッチQ11〜Q14に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ15、Q16に対して同期整流制御を行うが、オフ期間発生回路15が、スイッチQ12、Q15を強制的にオフさせる。これにより、チョークコイルL12へのエネルギーの蓄積が中断され、第1回路に電流が流れる。第1回路では、入出力端T12からスイッチQ14、トランスTR1の1次巻線、ダイオードD11を経由して入出力端T11に電流が流れる。
図5(b)に示す状態1では、スイッチQ11がオンする。これにより、入出力端T12からスイッチQ14、トランスTR1の1次巻線、スイッチQ11を経由して入出力端T11に電流が流れる。
続いて、図6を参照しながら、オフ期間発生回路15の構成について説明する。
オフ期間発生回路15は、三角波発生回路15A、15Bと、同期発振回路15Cと、RC充電回路15Dと、コンパレータ等のアナログ信号の比較回路15E、15Fと、本発明の「ゲート回路」に相当するゲート部P11、P12、P15、P16と、を備える。
三角波発生回路15Aは、スイッチ制御回路14から出力されたスイッチQ13の制御信号S13に同期して三角波信号を生成し、当該三角波信号を比較回路15Eに出力する。三角波発生回路15Bは、スイッチ制御回路14から出力されたスイッチQ14の制御信号S14に同期して三角波信号を生成し、当該三角波信号を比較回路15Fに出力する。三角波信号は、例えば、制御信号S13、S14がハイレベルになると立ち上がり、制御信号S13、S14がローレベルになると立ち下がる。
同期発振回路15Cは、同期整流制御時にスイッチ制御回路14から出力される同期オン信号が入力されているときに、制御信号S13または制御信号S14がハイレベルになると、ソフトスタート制御に合わせた時定数でRC充電回路15Dを充電する。RC充電回路15Dは、抵抗およびコンデンサを含み、充電電圧に応じた信号を比較回路15E、15Fに出力する。
比較回路15Eは、三角波発生回路15Aの三角波信号とRC充電回路15Dの出力信号とを比較し、例えば、三角波信号がRC充電回路15Dの出力信号よりも大のときにローレベルの信号(本発明の「第1信号」に相当)を出力し、三角波信号がRC充電回路15Dの出力信号よりも小のときにハイレベルの信号(本発明の「第2信号」に相当)を出力する。比較回路15Fは、三角波発生回路15Bの三角波信号とRC充電回路15Dの出力信号とを比較し、例えば、三角波信号が出力信号よりも大のときにローレベルの信号を出力し、三角波信号が出力信号よりも小のときにハイレベルの信号を出力する。RC充電回路15Dの出力信号は、上記のとおりソフトスタート制御に合わせた時定数で増大するので、比較回路15E、15Fのローレベルの出力信号期間は徐々に短くなる。
ゲート部P11、P12、P15、P16は、イネーブル端子付きの論理素子または論理回路(例えば、AND回路)で構成される。ゲート部P11の出力信号はスイッチQ11の制御端子に入力され、ゲート部P12の出力信号はスイッチQ12の制御端子に入力され、ゲート部P15の出力信号はスイッチQ15の制御端子に入力され、ゲート部P16の出力信号はスイッチQ16の制御端子に入力される。なお、スイッチQ13、Q14の制御端子には、スイッチ制御回路14から出力された制御信号S13、S14がそのまま入力される。
ゲート部P11は、スイッチQ11の制御信号S11と比較回路15Eの出力信号とが入力され、比較回路15Eの出力信号がローレベルの場合に制御信号S11をローレベル(オフ)にしてスイッチQ11に出力する一方、比較回路15Eの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S11をそのままスイッチQ11に出力する。ゲート部P11を介した制御信号S11がハイレベルの場合、スイッチQ11はオンし、ゲート部P11を介した制御信号S11がローレベルの場合、スイッチQ11はオフする。
ゲート部P12は、スイッチQ12の制御信号S12と比較回路15Fの出力信号とが入力され、比較回路15Fの出力信号がローレベルの場合に制御信号S12をローレベル(オフ)にしてスイッチQ12に出力する一方、比較回路15Fの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S12をそのままスイッチQ12に出力する。ゲート部P12を介した制御信号S12がハイレベルの場合、スイッチQ12はオンし、ゲート部P12を介した制御信号S12がローレベルの場合、スイッチQ12はオフする。
ゲート部P15は、スイッチQ15の制御信号S15と比較回路15Fの出力信号とが入力され、比較回路15Fの出力信号がローレベルの場合に制御信号S15をローレベル(オフ)にしてスイッチQ15に出力する一方、比較回路15Fの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S15をそのままスイッチQ15に出力する。ゲート部P15を介した制御信号S15がハイレベルの場合、スイッチQ15はオンし、ゲート部P15を介した制御信号S15がローレベルの場合、スイッチQ15はオフする。
ゲート部P16は、スイッチQ16の制御信号S16と比較回路15Eの出力信号とが入力され、比較回路15Eの出力信号がローレベルの場合に制御信号S16をローレベル(オフ)にしてスイッチQ16に出力する一方、比較回路15Eの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S16をそのままスイッチQ16に出力する。ゲート部P16を介した制御信号S16がハイレベルの場合、スイッチQ16はオンし、ゲート部P16を介した制御信号S16がローレベルの場合、スイッチQ16はオフする。
上記のとおり、比較回路15E、15Fのローレベルの出力信号は徐々に短くなるので、スイッチQ11、Q12、Q15、Q16が強制的にオフになるオフ期間(TOFF1、TOFF2)は徐々に短くなる。
結局、本実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータ10によれば、オフ期間発生回路15が、チョークコイルL12にエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間(TOFF1、TOFF2)を発生させるので、起動時にチョークコイルL12へのエネルギー蓄積期間が最大になるのを防ぐことができる。その結果、逆方向電力変換の起動時の過大な電流による2次側のスイッチQ15、Q16の破損を抑制できる。
[第2実施形態]
図7に、本発明の第2実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータ20を示す。双方向絶縁型DC/DCコンバータ20は、本発明の「絶縁変圧部」に相当するトランスTR2と、電圧型の第1回路と、電流型の第2回路と、制御部23と、を備え、第1回路から第2回路に電力を供給する順方向電力変換と、第2回路から第1回路に電力を供給する逆方向電力変換と、を行う。
順方向電力変換では、1次側の入出力端T21、T22から供給された電力が、2次側の入出力端T23、T24に接続された回路に供給される。一方、逆方向電力変換では、2次側の入出力端T23、T24から供給された電力が、1次側の入出力端T21、T22に接続された回路に供給される。例として第1回路が電力回路に接続され、第2回路が蓄電池等の回生機能を有する回路や、負荷と発電機能を有する回路と接続されるのは第1実施形態と同様である。双方向絶縁型DC/DCコンバータ20は、例えば、入出力端T23、T24間の電圧が目標電圧以下のときに、順方向電力変換を行い、入出力端T23、T24間の電圧が目標電圧を超えているときに、逆方向電力変換を行う。
第1回路は、入出力端T21、T22間に設けられたコンデンサC021と、本発明の「第1スイッチ回路」に相当する第1フルブリッジ回路21と、共振コイルL21と、を備える。共振コイルL21は、トランスTR2の漏れリアクタンスで代用してもよいし、別途設けてもよい。
第2回路は、本発明の「第2スイッチ回路」に相当する第2フルブリッジ回路22と、チョークコイルL22と、入出力端T23、T24間に設けられたコンデンサC022と、を備える。双方向絶縁型DC/DCコンバータ20は、上記のとおり第2フルブリッジ回路22を備えるため、第1実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータ10に比べて高電圧に対応できる。
第1フルブリッジ回路21は、スイッチQ21〜Q24を含み、第2フルブリッジ回路22は、スイッチQ25〜Q28を含む。第1フルブリッジ回路21および第2フルブリッジ回路22の構成は、第1実施形態におけるフルブリッジ回路11と共通している。
チョークコイルL22は、コンデンサC022とともにLC回路を構成する。チョークコイルL22は、一端がスイッチQ25またはQ27を介してトランスTR2の2次巻線に接続され、他端が入出力端T23に接続される。
制御部23は、スイッチQ21〜Q28のスイッチング(オン/オフ)を制御するスイッチ制御回路24と、本発明の特徴的部分であるオフ期間発生回路25と、を含む。
スイッチ制御回路24は、アナログIC、マイコンやFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の制御用ICによって構成される。スイッチ制御回路24は、通常、2次側の入出力端T23、T24間の電圧等のフィードバック情報に基づき、第1フルブリッジ回路21に対して位相シフト制御を行うとともに、第2フルブリッジ回路22に対して同期整流制御を行う。また、スイッチ制御回路24は、起動時(位相シフト制御の開始時)に、位相シフト量を最小値から徐々に増加させるソフトスタート制御を行う。
オフ期間発生回路25は、スイッチQ21、Q22の一のスイッチをオフさせて、位相シフト量の時間差に相当するシフト期間(TD)とは別に、チョークコイルL22にエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間(TOFF1、TOFF2)を発生させる。オフ期間発生回路25の構成については、後述する。
続いて、図8を参照しながら、スイッチQ21〜Q28の制御タイミングについて説明する。
スイッチ制御回路24は、起動(位相シフト制御を開始)すると、スイッチQ21〜Q24のPWM信号(制御信号S21〜S24)のデューティを50%にするとともに、スイッチQ21のPWM信号に対してスイッチQ22のPWM信号の位相を反転させ、かつスイッチQ23のPWM信号に対してスイッチQ24のPWM信号の位相を反転させる。なお、本来は、ゼロ電圧スイッチングを行うための、スイッチQ21、Q22がともにオフになるデッドタイムと、スイッチQ23、Q24がともにオフになるデッドタイムとを設けているが、図8では省略する。
スイッチ制御回路24は、スイッチQ21、Q22の位相に対してスイッチQ23、Q24の位相をシフトさせる。スイッチ制御回路24は、位相シフト量を入出力端T23、T24間の電圧に応じて時々刻々と変化させるが、起動時においては、位相シフト量を最小化する。これにより、シフト期間TDは最小になり、順方向電力変換量は最小になる。
スイッチ制御回路24は、第2フルブリッジ回路22に対して起動時に同期整流制御を開始すると、スイッチQ23のPWM信号に同期してスイッチQ26、Q27をオン/オフさせ、スイッチQ24のPWM信号に同期してスイッチQ25、Q28をオン/オフさせる。
オフ期間発生回路25は、起動時に同期整流制御が開始されると、図8(a)に示すように、シフト期間TDとは別に、スイッチQ21をオフさせるオフ期間TOFF1と、スイッチQ22をオフさせるオフ期間TOFF2と、を発生させる(破線で示した部分)。オフ期間発生回路25は、オフ期間TOFF1、TOFF2を徐々に減少させる(TOFF1>TOFF2>TOFF1>TOFF2・・・)。その結果、スイッチQ21、Q23が同時にオンするオン期間TON1およびスイッチQ22、Q24が同時にオンするオン期間TON2は、徐々に増加する(TON1<TON2<TON1<TON2・・・)。
オフ期間発生回路25は、起動完了時にはオフ期間TOFF1、TOFF2を最終的にゼロにする(図8(b)参照)。なお、図8(a)、(b)では、ソフトスタート制御による位相シフト量の増加を考慮していないため、シフト期間TDが一定になっている。
図9〜図11に、図8(a)のタイミングチャートに従い逆方向電力変換を行ったときの、電流経路を示す。図9〜図11の各状態番号は、図8(a)に記載の状態番号に相当する。図9〜図11の各状態では、2次側の入出力端T23、T24間の電圧が、1次側の入出力端T21、T22間の電圧よりも高くなっているものとする。スイッチ制御回路24は、逆方向電力変換時も、スイッチQ21〜Q24に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ25〜Q28に対して同期整流制御を行う。
図9(a)に示す状態2では、スイッチQ26、Q27がオンとなり、かつスイッチQ21、Q23がオンとなるので、チョークコイルL22にはトランスTR2を経由した短絡電流が流れる。これにより、チョークコイルL22にエネルギーが蓄積される。
図9(b)に示す状態2−2では、オフ期間発生回路25がオフ期間TOFF1を発生させる。すなわち、スイッチ制御回路24は、スイッチQ21〜Q24に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ25〜Q28に対して同期整流制御を行うが、オフ期間発生回路25が、スイッチQ21を強制的にオフさせる。これにより、チョークコイルL22へのエネルギーの蓄積が中断する。このとき第1回路では、入出力端T22からダイオードD22、トランスTR2の1次巻線、スイッチQ23を経由して入出力端T21に電流が流れる。
図10(a)に示す状態3では、スイッチQ22がオンする。これにより、入出力端T22からスイッチQ22、トランスTR2の1次巻線、スイッチQ23を経由して入出力端T21に電流が流れる。
図10(b)に示す状態4では、スイッチQ25、Q28がオンとなり、かつスイッチQ22、Q24がオンとなるので、チョークコイルL22にはトランスTR2を経由した短絡電流が流れる。これにより、チョークコイルL22にエネルギーが蓄積される。
図11(a)に示す状態4−2では、オフ期間発生回路25がオフ期間TOFF2を発生させる。すなわち、スイッチ制御回路24は、スイッチQ21〜Q24に対して位相シフト制御を行い、スイッチQ25〜Q28に対して同期整流制御を行うが、オフ期間発生回路25が、スイッチQ22を強制的にオフさせる。これにより、チョークコイルL22へのエネルギーの蓄積が中断する。このとき第1回路では、入出力端T22からスイッチQ24、トランスTR2の1次巻線、ダイオードD21を経由して入出力端T21に電流が流れる。
図11(b)に示す状態1では、スイッチQ21がオンする。これにより、入出力端T22からスイッチQ24、トランスTR2の1次巻線、スイッチQ21を経由して入出力端T21に電流が流れる。
続いて、図12を参照しながら、オフ期間発生回路25の構成について説明する。
オフ期間発生回路25は、三角波発生回路25A、25Bと、同期発振回路25Cと、RC充電回路25Dと、コンパレータ等のアナログ信号の比較回路25E、25Fと、本発明の「ゲート回路」に相当するゲート部P21、P22と、を備える。
三角波発生回路25Aは、スイッチ制御回路24から出力されたスイッチQ23の制御信号S23に同期して三角波信号を生成し、当該三角波信号を比較回路25Eに出力する。三角波発生回路25Bは、スイッチ制御回路24から出力されたスイッチQ24の制御信号S24に同期して三角波信号を生成し、当該三角波信号を比較回路25Fに出力する。三角波信号は、例えば、制御信号S23、S24がハイレベルになると立ち上がり、制御信号S23、S24がローレベルになると立ち下がる。
同期発振回路25Cは、同期整流制御時にスイッチ制御回路24から出力される同期オン信号が入力されているときに、制御信号S23または制御信号S24がハイレベルになると、ソフトスタート制御に合わせた時定数でRC充電回路25Dを充電する。RC充電回路25Dは、抵抗およびコンデンサを含み、充電電圧に応じた信号を比較回路25E、25Fに出力する。
比較回路25Eは、三角波発生回路25Aの三角波信号とRC充電回路25Dの出力信号とを比較し、例えば、三角波信号がRC充電回路25Dの出力信号よりも大のときにローレベルの信号(本発明の「第1信号」に相当)を出力し、三角波信号がRC充電回路25Dの出力信号よりも小のときにハイレベルの信号(本発明の「第2信号」に相当)を出力する。比較回路25Fは、三角波発生回路25Bの三角波信号とRC充電回路25Dの出力信号とを比較し、例えば、三角波信号が出力信号よりも大のときにローレベルの信号を出力し、三角波信号が出力信号よりも小のときにハイレベルの信号を出力する。RC充電回路25Dの出力信号は、上記のとおりソフトスタート制御に合わせた時定数で増大するので、比較回路25E、25Fのローレベルの出力信号期間は徐々に短くなる。
ゲート部P21、P22は、イネーブル端子付きの論理素子または論理回路(例えば、AND回路)で構成される。ゲート部P21の出力信号はスイッチQ21の制御端子に入力され、ゲート部P22の出力信号はスイッチQ22の制御端子に入力される。なお、スイッチQ23〜Q28の制御端子には、スイッチ制御回路24から出力されたスイッチQ23〜Q28の制御信号S23〜S28がそのまま入力される。
ゲート部P21は、スイッチQ21の制御信号S21と比較回路25Eの出力信号とが入力され、比較回路25Eの出力信号がローレベルの場合に制御信号S21をローレベル(オフ)にしてスイッチQ21に出力する一方、比較回路25Eの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S21をそのままスイッチQ21に出力する。ゲート部P21を介した制御信号S21がハイレベルの場合、スイッチQ21はオンし、ゲート部P21を介した制御信号S21がローレベルの場合、スイッチQ21はオフする。
ゲート部P22は、スイッチQ22の制御信号S22と比較回路25Fの出力信号とが入力され、比較回路25Fの出力信号がローレベルの場合に制御信号S22をローレベル(オフ)にしてスイッチQ22に出力する一方、比較回路25Fの出力信号がハイレベルの場合に制御信号S22をそのままスイッチQ22に出力する。ゲート部P22を介した制御信号S22がハイレベルの場合、スイッチQ22はオンし、ゲート部P22を介した制御信号S22がローレベルの場合、スイッチQ22はオフする。
上記のとおり、比較回路25E、25Fのローレベルの出力信号は徐々に短くなるので、スイッチQ21、Q22が強制的にオフになるオフ期間(TOFF1、TOFF2)は徐々に短くなる。
結局、本実施形態に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータ20によれば、オフ期間発生回路25が、チョークコイルL22にエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間(TOFF1、TOFF2)を発生させるので、起動時にチョークコイルL22へのエネルギー蓄積期間が最大になるのを防ぐことができる。その結果、逆方向電力変換の起動時の過大な電流による2次側のスイッチQ25〜Q28の破損を抑制できる。
以上、本発明に係る双方向絶縁型DC/DCコンバータの実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1回路は、複数のスイッチからなる第1スイッチ回路を含む電圧型の回路であれば、適宜構成を変更することができる。本発明の第2回路は、複数のスイッチからなる第2スイッチ回路とチョークコイルとを含む電流型の回路であれば、適宜構成を変更することができる。例えば、第1スイッチ回路または第2スイッチ回路は、ハーフブリッジ回路でもよい。
本発明のスイッチ制御回路は、第1スイッチ回路に対して位相シフト制御を行う一方、第2スイッチ回路に対して同期整流制御を行うのであれば、適宜構成を変更することができる。また、位相シフト制御におけるスイッチングパターンおよび同期整流制御におけるスイッチングパターンは、適宜変更することができる。
本発明のオフ期間発生回路は、第1スイッチ回路または第2スイッチ回路に含まれる少なくとも1つのスイッチをオフさせて、位相シフト量の時間差に相当するシフト期間とは別に、チョークコイルにエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間を発生させるのであれば、適宜構成を変更することができる。
また、上記の実施形態では、説明のためにオフ期間発生回路をスイッチ制御回路とは別に設けたが、スイッチ制御回路に含めてもよい。
また、上記の実施形態では、オフ期間の発生をオフ期間発生回路で説明したが、マイコン等のデジタル制御で行う場合は、同等の機能をソフト処理で行ってもよい。この場合、ソフト処理を行うマイコン等がオフ期間発生回路に相当する。
絶縁変圧部は、複数のトランスで構成されていてもよい。
10、20 双方向絶縁型DC/DCコンバータ
11 フルブリッジ回路(第1スイッチ回路)
21 第1フルブリッジ回路(第1スイッチ回路)
12 プッシュプル回路(第2スイッチ回路)
22 第2フルブリッジ回路(第2スイッチ回路)
13、23 制御部
14、24 スイッチ制御回路
15、25 オフ期間発生回路

Claims (5)

  1. 絶縁変圧部と、
    前記絶縁変圧部の1次側に設けられた、第1スイッチ回路を含む電圧型の第1回路と、
    前記絶縁変圧部の2次側に設けられた、第2スイッチ回路とチョークコイルとを含む電流型の第2回路と、
    前記第1スイッチ回路に対して位相シフト制御を行う一方、前記第2スイッチ回路に対して同期整流制御を行う制御部と、を備え、
    前記第1回路から前記第2回路への順方向電力変換と、前記第2回路から前記第1回路への逆方向電力変換と、を行う双方向絶縁型DC/DCコンバータであって、
    前記制御部は、
    前記位相シフト制御および前記同期整流制御を行うスイッチ制御回路と、
    前記第1スイッチ回路または前記第2スイッチ回路に含まれる少なくとも1つのスイッチをオフさせて、位相シフト量の時間差に相当するシフト期間とは別に、前記チョークコイルにエネルギーが蓄積されないようにするオフ期間を発生させるオフ期間発生回路と、を備える
    ことを特徴とする双方向絶縁型DC/DCコンバータ。
  2. 前記スイッチ制御回路は、前記位相シフト制御を開始すると、前記位相シフト量を最小値から徐々に増加させるソフトスタート制御を行い、
    前記オフ期間発生回路は、前記同期整流制御が開始されると前記オフ期間を発生させ、かつ前記オフ期間を徐々に減少させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の双方向絶縁型DC/DCコンバータ。
  3. 前記第1スイッチ回路は、フルブリッジ回路であり、
    前記第2スイッチ回路は、プッシュプル回路であり、
    前記オフ期間発生回路は、前記フルブリッジ回路に含まれる一のスイッチと前記プッシュプル回路に含まれる一のスイッチとをオフさせて前記オフ期間を発生させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の双方向絶縁型DC/DCコンバータ。
  4. 前記第1スイッチ回路は、第1フルブリッジ回路であり、
    前記第2スイッチ回路は、第2フルブリッジ回路であり、
    前記オフ期間発生回路は、前記第1フルブリッジ回路に含まれる一のスイッチをオフさせて前記オフ期間を発生させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の双方向絶縁型DC/DCコンバータ。
  5. 前記オフ期間発生回路は、
    三角波信号を出力する三角波発生回路と、
    所定の時定数で充電され、充電量に応じた出力信号を出力するRC充電回路と、
    前記同期整流制御が開始されると前記RC充電回路を充電する同期発振回路と、
    前記三角波信号と前記出力信号との大小関係に応じて、第1レベルの第1信号または第2レベルの第2信号を出力する比較回路と、
    前記第1信号が入力された場合、前記スイッチ制御回路から出力された制御信号をオフにして出力する一方、前記第2信号が入力された場合、前記制御信号をそのまま出力するゲート回路と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の双方向絶縁型DC/DCコンバータ。
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