JP6725951B1 - 支払支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従業者が企業が支払うべき代金の立替払いをする必要がなくなり、従業者の支払に係る利便性を向上する決済手段を提供する。【解決手段】従業者による支払を支援するシステムは、前従業者の支払に係る金額及び目的を含む支払情報を受付ける支払情報受付部と、前記金額について店舗への支払に関する処理を行う支払処理部と、前記金額について前記従業者の使用者への請求に関する処理を行う請求処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、支払支援システムに関する。
実店舗における支払の利便性向上が図られている。たとえば、特許文献1には、実店舗での購入時にECサイトに登録されている決済手段を用いて決済処理を行うことが開示されている。
特開2015−122009号公報
企業などにおいては、従業員が業務の一環で費用を立て替えて支払うことがあるが、このような場合には、後日企業から従業員へ費用を変換する手間が生じ、また従業員にとっては一時的に自身のお金を使わなければならず負担である。また、企業の福利厚生の一環として従業者の食事代などを補助する動きがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、こうしたケースにおける決済手続を効率化することは困難である。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、従業者の支払に係る利便性を向上することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、従業者による店舗への支払を支援するシステムであって、前記従業者の支払に係る金額及び目的を含む支払情報を受付ける支払情報受付部と、前記金額について前記店舗への支払に関する処理を行う支払処理部と、前記金額について前記従業者の使用者への請求に関する処理を行う請求処理部とを備えることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、従業者の支払に係る利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る支払支援システムの概要を説明する図である。 本実施形態の支払支援システムの全体構成例を示す図である。 従業者端末10やサーバ装置20、経理端末60などに用いられるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 従業者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。 支払情報の構成例を示す図である。 サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。 設定情報記憶部231に記憶される設定情報の構成例を示す図である。 支払履歴記憶部232に記憶される支払履歴の構成例を示す図である。 支払支援システムの処理の流れを説明する図である。 店舗利用時の従業者端末10の表示例を示す図である。 従業者端末10における店舗情報の表示例を示す図である。 店舗情報記憶部233に記憶される店舗情報の構成例を示す図である。 店舗利用制限情報記憶部234に記憶される店舗利用制限情報の構成例を示す図である。 経理端末60の表示例を示す図である。 経理端末60の表示例を示す図である。 従業者端末10の表示例を示す図である。 支払支援システムの処理の流れを説明する図である。 従業者情報記憶部235に記憶される従業者情報の構成例を示す図である。 支払支援システムの処理の流れを説明する図である。 従業者端末10の表示例を示す図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、以下のような構成を備える。
[項目1]
従業者による店舗への支払を支援するシステムであって、
前記従業者の支払に係る金額及び目的を含む支払情報を受付ける支払情報受付部と、
前記金額について前記店舗への支払に関する処理を行う支払処理部と、
前記金額について前記従業者の使用者への請求に関する処理を行う請求処理部と、
を備えることを特徴とする支払支援システム。
[項目2]
項目1に記載の支払支援システムであって、
前記支払情報ごとに、少なくとも前記目的及び金額のいずれかに応じた勘定科目を決定して出力する経理情報出力部をさらに備えること、
を特徴とする支払支援システム。
[項目3]
項目1または2に記載の支払支援システムであって、
前記支払情報には、前記店舗への支払のうち前記使用者が負担すべき使用者負担額に関する情報が含まれ、
前記目的ごとに、前記使用者負担額の決定に関する条件を記憶する設定情報記憶部と、
前記条件に基づいて、前記目的に応じた使用者負担額に関する情報を従業者端末に提示する負担金額情報表示部をさらに備えること
を特徴とする、支払支援システム。
[項目4]
項目3に記載の支払支援システムであって、
前記負担金額情報表示部は、前記支払情報に含まれる前記使用者負担額が前記条件に反している場合に警告を提示すること、
を特徴とする支払支援システム。
[項目5]
項目3又は4に記載の支払支援システムであって、
前記設定情報記憶部は、前記目的ごとに前記使用者負担額の上限値を記憶し、
前記支払情報を受付けた後に、対応する前記上限値が更新されること、
を特徴とする支払支援システム。
[項目6]
前記店舗への支払に係る承認要求を所定の承認者端末に送信する承認要求送信部をさらに備え、
前記支払情報受付部は、前記承認者が前記承認要求を承認した場合に、前記支払情報を受付可能にすること、
を特徴とする、項目1〜5に記載の支払支援システム。
[項目7]
前記店舗ごとの情報を記憶する店舗情報記憶部と、
少なくとも前記従業者又は前記従業者の属する組織ごとに店舗利用の制限を記憶する店舗利用制限情報記憶部と、
前記店舗利用制限情報に基づいて、前記従業者による利用の一部を制限する店舗利用制限部とをさらに有すること、
を特徴とする、項目1〜6のいずれかに記載の支払支援システム。
[項目8]
前記店舗ごとの情報には、前記店舗の健康志向に関する情報を含み、
前記店舗利用制限情報記憶部は、前記従業者の健康状態に関する情報に基づいた制限を含むこと、
を特徴とする、項目7に記載の支払支援システム。
<概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る支払支援システムの概要を説明する図である。本実施形態の支払支援システムは、企業などの組織1の従業者2による商品やサービスの対価支払をキャッシュレスで行うことを実現する。また、店舗3への支払対価はまずサーバ装置20が立替えて支払い、一方で組織1に支払費用を請求する。
具体的な従業者2の支払支援フローの一例を、図1を用いて説明する。従業者2が店舗3において商品役務の提供を受ける場合、店舗3において商品役務4が提供され、その後、従業者2が対価を支払うにあたり、支払に関する情報(以下、支払情報という。)がサーバ装置20に送信され(S301)、支払情報が登録される。支払情報には、従業者2を特定する情報(以下、従業者IDという。)と、商品役務の提供を受ける目的と、店舗3を特定する情報(以下、店舗IDという。)と、金額とが含まれる。店舗IDの入力は、たとえば、店舗3に置いてあるQRコード(登録商標)を従業者端末10が備えるカメラによりスキャンすることにより行ってもよい。その後、サーバ装置20において決済された金額が店舗3に支払われる(S305)。また、この決済された代金は最終的に企業1に請求される(S308)。
本発明は、上記のような処理により、従業者2が支払いの際に、決済情報をサーバ装置20に送信することによって、支払金額の全額または一部を従業員が属する組織(使用者)1の負担とすることができるものである。従業者2は、組織1が負担すべき使用者負担額について自身で立て替えて払う必要がない。本発明の利用シーンとしては、組織1の経費で支払うべき商品役務の代金を従業者2が立替払いする場合や、従業員2が支払う代金の全額または一部が、組織1の福利厚生などの制度により補助される場合等がある。
<システム構成>
以下、本実施形態の支払支援システムの詳細について説明する。図2は、本実施形態の支払支援システムの全体構成例を示す図である。同図に示すように、本実施形態の支払支援システムは、サーバ装置20を含んで構成され、サーバ装置20は、従業者端末10および経理端末60のそれぞれと、通信ネットワーク40を介して通信可能に接続される。
通信ネットワーク40は、たとえば、インターネットやLAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などである。通信ネットワーク40は、たとえば、公衆電話回線網、携帯電話回線網、専用線、無線通信などにより構築することができる。
従業者端末10は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータなどのコンピュータであり、従業者2が店舗3まで携帯していることを想定している。従業者端末10はまた、カメラ(不図示)を備え、カメラを用いてQRコード(登録商標)をスキャンすることができるものとする。
サーバ装置20は、従業者2による支払を支援するコンピュータである。サーバ装置20は、たとえば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ、あるいはクラウドサービスにより提供される仮想的なコンピュータである。サーバ装置20は、たとえば、Webサーバとして機能し、HTTP(HyperText Transfer Protocol)による通信を行うことが可能である。
経理端末60は、組織1の経理担当者6が操作するコンピュータである。経理端末60は、たとえば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータであってもよいし、クラウドコンピューティングにより提供される仮想的なコンピュータであってもよい。
<ハードウェア>
図3は、従業者端末10やサーバ装置20、経理端末60などに用いられるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータは、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク40に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、たとえばBluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy)、WiFiなどの無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
従業者端末10が備える各機能部は、従業者端末10において、CPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現することができる。また、サーバ装置20が備える各機能部は、サーバ装置20において、CPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現することができる。サーバ装置20が備える各記憶部は、サーバ装置20が備えるメモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現することができる。
<従業者端末10>
図4は、従業者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。従業者端末10は、支払情報入力部111、支払情報送信部112、負担金額情報受信部113、負担金額情報表示部114を備える。
支払情報入力部111は、従業者2の支払に関する情報(支払情報)の入力を受け付ける。図5は、支払情報の構成例を示す図である。同図に示すように、支払情報には、支払いを行おうとしている従業者2を示す従業者IDと、当該支払を行う対象となる店舗3を示す店舗IDと、支払金額と、支払に関する目的とが含まれる。その他、支払情報には参加者に関する情報、所属部署等の情報を含んでもよい。
ここで支払金額は、店舗3に対して支払うべき代金の全額若しくはその一部である。代金の一部を入力する場合は、例えば代金のうち組織1が負担すべき使用者負担額である。
目的は、従業者2が店舗3を利用した目的であり、組織1ごとに設定した運用に基づいて設定される。代表的なものとしてたとえば、従業者2が店舗3において昼食をとった場合の支払に際して、目的に「ランチ」を指定することができる。取引先と食事をとった場合には、目的に「会食」を設定することが可能であり、たとえば、職場で使用する文房具を購入した場合には、目的に「文房具購入」を設定することが可能である。また、組織内のコミュニケーションのための「チームビルディングランチ」等、組織1ごとに自由に目的を設定することができる。目的の入力は選択肢の中から選択する方式とすることもでき、従業者が直接入力することで入力してもよい。これらの目的には後述するように、従業者2ごとに、上限額等の利用可能な条件を設定することができ、この目的に応じて組織1からの従業者2の支払への填補を行うか否かを決定することができる。
支払情報入力部111は、入力された従業者IDをメモリ等の記憶装置に記憶させておき、次回以降の支払時には、記憶された従業者IDを読み出すようにしてもよい。店舗IDについては、たとえば、予め店舗IDを符号化したQRコード(登録商標)を店舗3に設置しておき、支払情報入力部111が、従業者端末10が備えるカメラ(不図示)によりQRコード(登録商標)を撮影して、店舗IDを復号するようにしてもよい。
支払情報送信部112は、支払情報をサーバ装置20に送信する。
負担金額情報受信部113は、サーバ装置20から使用者負担金額に関する情報を受信する。負担金額情報には、目的ごとに使用者の負担で利用することのできる金額の残額等の情報が含まれる。
負担金額情報表示部114は、使用者負担金額情報を出力する。本実施形態では、負担金額情報表示部114は、従業者端末10のディスプレイに負担金額情報を表示する。
<サーバ装置20>
図6は、サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。サーバ装置20は、支払情報受付部211、負担金額情報提供部212、負担金額決定部213、支払処理部214、請求処理部215、会計情報出力部216、承認送受信部217、店舗利用制限部218、設定情報記憶部231、支払履歴記憶部232、店舗情報記憶部233、店舗利用制限情報記憶部234を備える。
設定情報記憶部231は、使用者負担金額の決定に関する設定情報を記憶する。使用者負担に関する設定は、例えば、「目的」ごとに、上限額や使用可能回数等が定められる。図7は、例えば、福利厚生による食事補助に関する設定情報を例示する。設定情報には、従業者2を示す従業者IDに対応付けて、目的ごとに条件が設定されており、条件は例えば1回の支払における支払額の上限値(以下、回上限値という。)、1日における支払額の上限値(以下、日上限値という。)、1カ月における支払額の上限値(以下、月上限値という。)、上長承認の要不要、等が含まれる。すなわち、設定情報は、設定情報の目的に関する支払について、本実施形態の支払支援システムを用いて、1回の支払で回上限値以下、1日の支払金額の累積が日上限値以下、1か月の支払金額の累積が月上限値以下の支払を行うことが可能であることを設定している。なお、目的には、従業者2が利用可能な複数の目的を設定してもよい。これらの設定は組織1ごとに自由に設定され、金額の上限のみを設定してもよいし、利用回数を設定してもよい。設定情報記憶部231には、各従業者2ごとの当月利用履歴と残りの当月利用可能枠の情報についても記録されてよい。
支払履歴記憶部232は、店舗3に対する支払に関する支払履歴を記憶する。図8は、支払履歴記憶部232に記憶される支払履歴の構成例を示す図である。支払履歴には、支払の行われた日時、店舗3から商品またはサービスの提供を受けた従業者2を特定する従業者ID、店舗3を示す店舗ID、店舗3に対してして支払うべき合計金額、および当該支払合計金額のうちの使用者負担金額に関する情報等に係る支払情報が含まれる。
支払情報受付部211は、従業者端末10から送信される支払情報を受付ける。
負担金額情報提供部212は、従業者IDごとに設定情報記憶部231から使用者負担金額に関する情報を参照し、従業者端末10に送信する。使用者負担金額に関する情報は例えば、従業者2が本発明の支払支援システムを利用して支払可能なランチ代の今月の残額や、目的に応じた使用者負担金額の上限額、従業者端末10から支払情報受付部211が受け付けた支払情報(目的及び金額)が設定情報記憶部231の情報に照らして条件に合わない場合(例えば特定の目的について今月の利用可能回数を超えた利用をしようとする支払情報を受付けた場合等)の警告等が含まれる。
負担金額決定部213は、従業者2の支払情報及び設定情報に基づいて、店舗3に支払う使用者負担金額を決定する。負担金額決定部213は、支払情報が設定情報にマッチしない場合には、支払金額を0(すなわち、支払できない)と決定してもよいし、設定情報に設定されている上限までの範囲で可能な金額を支払金額として決定してもよい。負担金額決定部213は、たとえば、支払金額が設定情報の回上限値を超えないように、当日中に既に支払われた支払金額の合計値に支払金額を加算したものが日上限値を超えないように、また、当月中に既に支払われた支払金額の合計値に支払金額を加算したものが月上限値を超えないように、支払予定金額以下の最大の支払金額を決定することができる。
支払処理部214は、店舗3に対する支払に係る処理を行う。支払処理部214は、たとえば、支払履歴記憶部232に記憶されている支払履歴のうち、前月の日時のものの支払金額を店舗ID毎に合計し、合計金額を店舗IDが示す店舗3に支払うことができる。なお、実際の金額の支払処理については、たとえば、銀行の振込処理などの一般的な処理を採用するものとしてここでは詳細についての説明を省略する。
請求処理部215は、組織1に対する請求に係る処理を行う。請求処理部215は、例えば支払履歴記憶部232に記憶されている支払履歴のうち、前月の日時のものの支払金額を、組織毎に合計し、合計金額を組織1に対して支払うよう請求することができる。請求処理方法は、公知の手法を用いるものとする。
会計情報出力部216は、使用者負担金額について少なくとも目的及び金額のいずれかに応じた勘定科目を決定し、仕訳情報とともに経理担当者6の経理端末60に出力することができる。会計情報出力部216は、支払履歴のそれぞれについて目的ごとに合計し、目的ごとに予め設定された勘定科目とともに、合計した金額を経理端末60に送信することができる。例えば、目的が「文房具購入」であれば「消耗品費」、目的が「会食」であって、参加者一人当たりの単価が5千円以下であれば「会議費」、それ以上であれば「交際費」、昼食代について食事補助がある場合で目的が「ランチ」であれば「福利厚生費」とするなど、目的と金額を考慮して勘定科目を振り分けることができる。会計情報出力部216は、たとえば、HTML(HyperText Markup Language)などにより記載された画面データとして、勘定科目と金額を経理端末60に送信することができる。
<動作>
以下、本実施形態の支払支援システムの動作について説明する。図9は、従業員者2による店舗3での決済時の処理の流れを説明する図である。
まず、サーバ装置20は、従業者2が受けた商品役務の代金についての支払情報を受け付ける(S301)。支払情報には、図5に図示するように、従業者ID、店舗ID、金額、目的等の情報を含む。従業者端末10から支払情報を受け付ける場合、まず、従業者2が従業者端末10の支払情報入力部111に上記の情報を入力する。目的は、目的を1種類しか認めていない場合等、入力を要さない場合は省くことができる。従業者端末10は、従業者IDを予め記憶している場合には、記憶している従業者IDを使用し、従業者端末10がカメラを備えている場合には、店舗3に設置されている、店舗IDを符号化したQRコード(登録商標)等を撮影して、撮影した画像から店舗IDを復号してもよい。従業者端末10は、支払情報送信部112により支払情報をサーバ装置20に送信する。
金額は、店舗3に対して支払うべき代金の全額か、その一部である。代金の一部を含む場合、従業者2の使用者(組織1)が負担すべき金額(使用者負担額)を入力することとすることができる。従業者2は入力した金額を店舗3の店員5に提示し、確認してもらう工程を設けることによって、店舗側は自身が受け取るべき代金の額を従業者2が決済していることを確認することができる。代金の一部を使用者負担金額として支払情報に含める場合、当該金額は後日サーバ装置20によって店舗3に支払われ、代金の残額はその場で従業者2が店舗3に支払うこととなる。
図10(a)〜(c)は、従業員端末10の画面(スマートフォン)の一例である。図10(a)は、利用店舗と目的を入力し、金額を入力させるための画面である。目的があらかじめ設定されている場合は目的の入力は省略することもできる。従業者2は金額欄に金額を入力し、「確認画面へ」をタップすることで図10(b)の画面に遷移する。図10(b)の画面を店員5に見せて店員5に確認してもらい、「支払う」をタップすることで支払情報がサーバ装置20に送信され、決済が完了する(図10(c))。
また、上記では、従業者2が従業者端末10に支払金額を入力するものとしたが、たとえば、店舗3に設置されているレジスター装置などの店舗端末から従業者端末10が請求金額を受信するようにしてもよい。
また、レジスター装置などの店舗端末からサーバ装置20に支払情報が送信されるようにしてもよい。この場合、従業者2が本システムで決済してほしい金額を店員5に伝え、店員5が金額を入力するとともに、代金の残額はその場で従業者2が店舗3に支払う。店舗端末からは支払金額のみがサーバ装置20に送信され、従業者端末10から支払金額以外の情報がサーバ装置20に送信されるようにしてもよいし、従業者端末10から従業者IDを店舗端末に送信し、店舗端末が支払情報をサーバ装置20に送信するようにしてもよい。従業者端末10から店舗端末への情報の送信は、従業者2が自身の所属組織1、従業者ID及び目的等の情報を含むQRコード等を自身の従業者端末10に表示して店員5に提示し、店舗3の店員5がQRコードリーダーで読み取ることによって行ってもよい。店舗端末からサーバ装置20に支払情報を送信する場合には、店舗3ごとに事前に設定された目的が支払情報に設定されるようにしてもよいし、店舗端末が従業者2または店員6から目的の入力を受け付けるようにしてもよい。
図9に戻り、サーバ装置20は、受け付けた支払情報を従業者ID、店舗IDおよび支払金額を対応付けて支払履歴記憶部232に登録する(S302)。同時に、設定情報記憶部231の当月利用履歴及び当月利用可能枠の情報を更新する。すなわち、当月利用履歴に支払金額を加算し、当月利用可能金額から支払金額を減算し、当月利用可能回数を1減らす処理を行う。
S303〜S305は、サーバ装置20による店舗3に対する精算処理の流れを示す図である。清算処理は、例えば月に1回実行することを想定する。サーバ装置20は、各店舗3について、店舗3を示す店舗IDに対応する、前月の日時を含む支払履歴を支払履歴記憶部232から読み出し(S303)、読み出した支払履歴の支払金額を合計し(S304)、合計した金額を店舗3に支払う処理を行う(S305)。店舗3への支払は、適宜手数料を差し引くなどしてもよい。店舗3への支払処理は、たとえば、サーバ装置20から銀行のホストに対して振込を依頼するようにしてもよいし、店舗3に対して合計金額の支払を行うように経理担当者6に指示するメッセージを経理端末60に送信するようにしてもよい。
S306〜S308は、サーバ装置20による組織1に対する精算処理の流れを示す図である。サーバ装置20は、組織1に対応する、前月の日時を含む支払履歴を支払履歴記憶部232から読み出し(S306)、読み出した支払履歴の支払金額を合計し(S307)、合計した金額を組織1に対して請求する(S308)。組織1に対する請求は、適宜手数料を上乗せしてもよい。請求処理は、任意の手法により実現することができ、たとえば、組織1に対して請求金額の合計額を請求するように経理担当者6に指示するメッセージを経理端末60に送信するようにしてもよいし、組織1の銀行口座から引き落としを行うように銀行のホストに依頼するようにしてもよいし、組織1のクレジットカードに課金するように課金処理を行ってもよい。
以上が、本発明の支払支援システムの基本動作である。このようにして、組織1の従業者2が店舗3を利用した際の代金の支払いの全部または一部を、サーバ装置20が立て替えることによって、従業者2自らが立替えることなく、組織2が間接的に店舗3に代金を支払うことができる。
以下、その他の機能について説明する。サーバ装置20は、さらに店舗情報記憶部233、店舗利用制限情報記憶部234、及び店舗利用制限部218を備える。図11は、従業者端末10において店舗一覧情報を表示した画面の一例である。従業者2は、店舗情報記憶部233に登録された情報に基づいて、従業者端末10において自身が利用可能な店舗の情報を表示させたり、検索したりすることができる。また、利用可能店舗を地図上に表示させることもできる。
図12は、店舗情報記憶部233に記憶される店舗情報の一例である。店舗情報としては、店舗IDに紐づけて、店舗名やジャンル、エリア、健康志向に関する情報等を含むことができる。ここで健康志向に関する情報とは、当該店舗の食事メニューやサービス内容が従業者の健康にとって良いかどうかを示す情報であり、所定の共通ルールに基づいて一貫してランク付けをされてもよいし、組織1ごとのルールに基づいて、各店舗の健康情報を付与してもよい。健康情報は特に制限はないが、図12の例では、3(健康的である)、2(ふつう)、1(健康的でない)の3段階とした例を示している。
さらに、組織1及び/又は従業者2ごとに店舗3の利用制限を設定することができる。図13は、店舗利用制限情報記憶部234に記憶される店舗利用制限情報の一例である。利用制限は、例えば所定のエリアのみに制限するエリア制限、所定の健康レベル以上の店舗のみに制限する健康レベル制限、特定の店舗を個別に除外する個別制限などを設定することができるが、これに限られず、組織1の運用によって自由に設定する。店舗利用制限は、少なくとも組織1または従業者2ごとに設定することができる。例えば組織1ごとに設定する場合は、図13に例示するように組織IDに紐づけて、全店舗利用可能、渋谷エリアのみ利用可能、健康レベル2以上利用可能、等と設定することができる。
また、従業者2ごとに設定する場合は、組織1ごとに設定する場合と基本的に同様であるが、例えば従業者2の健康診断の結果に関する情報を登録しておき、健康診断情報に基づいて利用制限を設定することができる。例えば健康診断でメタボリックシンドロームの診断を受けている従業者に対してはラーメン屋の利用制限をかけるなどができる。図13の例においては、健康診断に関する情報として、任意の健康診断の結果(A:問題なし〜E:問題あり)を登録し、健康診断結果がAだった従業者(000002)には全店舗利用可能とするが、健康診断結果がEだった従業者(000001)には健康レベル3の店舗のみ利用可能とすることを定めている。健康診断結果に基づく店舗の利用制限の方法はこの例に限られず、組織1ごとの運用によって自由に設定することができる。店舗の利用制限は、2つ以上の制限を組み合わせてもよいし(例えば渋谷エリア、かつ健康レベル2以上等)、組織1ごとの基本設定にさらに従業者2ごとの個別設定を二重にかけてもよい。
店舗利用制限部218は、店舗利用制限情報記憶部234の情報に基づいて、従業者2による本システムを利用した店舗3の利用を制限する。まず、従業者2は従業者端末10上において従業者2が属する組織1が利用することのできる店舗3の情報(一覧等)を見ることができるが(図11)、店舗利用制限部218は、組織1の組織ID及び従業者2の従業者IDから店舗利用制限情報記憶部234の店舗利用制限情報を参照し、店舗利用の制限があるかを確認する。そして、従業者による利用の一部を制限する。具体的には、店舗利用制限部218は、従業者端末10において、利用できる店舗3のみを表示することができる。
例えば、図13の例において、組織ID:0001の組織1に属する従業者000001〜000003は、基本的には店舗情報記憶部233に登録される全店舗が利用可能であるが、従業者000001は健康診断結果に基づいて健康レベル3の店舗のみ、従業者000003は健康レベル2若しくは3の店舗のみが利用可能である。各従業者端末10には、各者の店舗利用制限に合致した店舗の情報のみが表示されることとしてもよい。もしくは、全店舗の情報を見ることができるが、利用制限に合致した店舗と合致しない店舗とを区別できるように、店舗情報の表示の色を区別したりアイコンを表示したりしてもよい。店舗利用制限部218は、従業者IDに基づいて店舗利用制限情報記憶部234を読み出し、店舗利用の制限がある場合は店舗利用が可能な店舗情報のみを店舗情報記憶部233から抽出して従業者端末10に表示する。
また、店舗利用制限部218は、利用制限に合致しない店舗では従業者2が本システムを利用できないようにロックをかけることもできる。例えば従業者端末10が店舗名や店舗IDを入力したり、店舗のQRコードを読み取った際に、「この店舗では利用できません」という旨のメッセージを表示させるとともに、決済を行うためのボタンを非アクティブにすることとしてもよい。店舗利用制限情報は適宜更新することができる。例えば従業者2の健康診断情報を登録する場合は、健康診断の結果が更新されるごとに店舗利用制限情報を更新することとしてもよい。
このように、組織1若しくは従業者2ごとに店舗利用の制限を設定することで、組織1の方針に合わせた柔軟な福利厚生制度を設計することができる。特に健康診断の結果に基づいて従業者2ごとに制限をかけることで、組織1の健康経営にも資することができる。
次に、組織1の経理担当者6などの管理者が利用できる機能について説明する。経理担当者6は、組織1に属する従業者2が本システムを利用した店舗の利用に関する情報を閲覧することができる。図14は、経理担当者端末60に表示される管理画面の一例である。経理担当者6は、自身の組織1全体の利用履歴について、所定の利用期間(例えば1か月)ごとに利用従業員数、利用総件数、利用総金額等の情報とともに閲覧することができる。
また、図15は、各月の利用履歴の詳細を表示する画面の一例である。図14において「利用履歴」のボタンをクリックすると、該当する月の利用履歴の詳細を表示させることができるようになっている。利用履歴の詳細情報は、例えば利用詳細IDに紐づけて、利用日時、決裁者、メールアドレス、利用店舗、利用目的、承認者、メンバー、合計人数、単価、利用総金額等を含むことができるが、これに限られず、適宜取捨選択することができる。経理担当者6は、これらの情報をCSV出力することができる。経理担当者6は、履歴を確認して従業者2による利用実績を把握する。
経理担当者6は、従業者2がルールに反して上限を超える金額の利用を行っていることを発見した場合は、必要に応じて従業者2に超過金額を請求する処理などを行う。従業者2への請求処理は、任意の手法により実現することができる。
従業者2による利用額について、従業者2がルールに反して上限を超える金額の利用を行っていることを発見する工程は、経理担当者6が自身で行ってもよいが、サーバ装置20が実行することとすることもできる。サーバ装置20は、各従業者2および各目的について、従業者2を示す従業者IDと目的とに対応する、前月の日時を含む支払履歴を支払履歴記憶部232から読み出し、支払履歴の支払金額から、目的ごとに予め設定されている補助金額を減算した金額(従業者2に請求する請求金額)を算出し、算出した請求金額の合計値を算出する。サーバ装置20は、請求金額の合計値を従業者2に請求する処理を行う。従業者2に対する請求処理は、従業者2に対して請求金額の合計額を請求するように経理担当者6に指示するメッセージを経理端末60に送信するようにしてもよいし、従業者2の給料から天引きするように給与計算システムに依頼するようにしてもよいし、従業者2の銀行口座から引き落としを行うように銀行のホストに依頼するようにしてもよいし、従業者2のクレジットカードに課金するように課金処理を行ってもよい。
本発明の支払支援システムは、組織1が支払うべき代金を従業者2が店舗3で支払うあらゆるシーンにおいて有用である。例えば組織1が経費として支払うべき消耗品や備品の購入、会食、会議、クリーニング、貸会議室の利用に係る費用の支払い等に利用することができるが、これに限られない。また、組織1による従業者2に対する福利厚生の一環で、諸費用を負担する場合にも有用であり、例えば食事や美容院、英会話スクール、スポーツジム、託児所・ベビーシッター、書道などの習い事、マッサージ・エステの利用料等の支払に利用することができる。これらは組織1の運用によって自由に決めることができる。
次に、後者の福利厚生の一環等で組織1が費用の一部(使用者負担額)を負担するケースにおけるシステムの動作について説明する。
まず、組織1ごとに、使用者負担に関する運用(ルール)を設定し、設定情報記憶部231に記憶する。設定情報は、図7に示すように、従業者IDに紐づけて目的ごとに1回あたりの上限額(回上限値)や1月当たりの合計上限額・上限回数(月上限値)、上長承認の要不要等を設定する。図7の例では、昼食代の補助として目的1(ランチ)を設定し、1回当たり500円まで、かつ1月当たり合計3000円までを使用者負担額とすること、チームビルディングを目的としたランチ(目的2)を設定し、1月当たり4回までで、かつ1回当たりひとり1500円までを使用者負担額とすること、及び当該目的について利用する場合は上長承認を必要とすることとしている。
従業者2は、実際に店舗3において昼食をとり、会計をする際に、従業者端末10に目的及び使用者負担額、店舗IDを入力し、サーバ装置20に送信することによって、使用者負担額について決済することが可能である。または、店舗3の店員5に目的及び従業者IDの情報を含むQRコードを提示して読み取らせつつ、使用者負担額を伝えることでも同様の決済が可能である。例えば目的1(ランチ)の利用であって、500円のランチを食べた場合の支払は、全額使用者負担額とすることができるので、使用者負担額を500円として決済を行い、従業者はその場で店舗3に支払う必要はない。一方で、800円のランチを食べた場合の支払は、1回当たりの上限額を超えているので全額を使用者負担額とすることはできない。この場合、従業者はルールにのっとって使用者負担上限額である500円を支払情報として入力して決済を行い、残りの自己負担額(300円)をその場で支払うこととなる。
ここで、負担金額情報表示部114は、従業者端末10に使用者負担額に関する情報を提示することができる。例えば、目的1(ランチ)の1回あたりの利用可能額は500円である旨を従業者端末10に表示する。さらに、今月すでに2700円を使用者負担でランチを食べている場合、今月の使用者負担残額は300円である。この場合、現在目的1(ランチ)において利用できる金額は300円である旨を従業者端末10に表示する。図16は、従業者端末10に表示される使用者負担額に関する情報の一例である。使用者負担額に関する情報の提供は、目的ごとに行ってもよく、例えば従業者2が所定の目的を選択した場合に当該目的に関する情報を提示すよるようにしてもよい。使用者負担額に関する情報を従業者端末10に提示することによって、従業者2が使用者負担で利用できる額をいつでも把握することができる。
また、負担金額情報表示部114は、従業者2が支払情報として入力した金額が設定情報記憶部231に照らして条件に合わないときに、警告をすることもできる。例えば800円のランチを食べた際に、従業者が目的1(ランチ)で使用者負担額800円と入力した場合に、「昼食代の補助は1回500円までです」などのメッセージを従業者端末10に表示することで警告することができる。また、今月すでに2700円を使用者負担でランチを食べている場合に、従業者が目的1(ランチ)、及び使用者負担額500円と入力した場合に、「今月の昼食代の補助はあと300円しかありません」などのメッセージを従業者端末10に表示することもできる。このように警告を行うことによって、従業者2が間違った金額を入力してもそのまま決済してしまうことを防ぐことができる。負担金額情報表示部114は、負担金額情報提供部212が設定情報記憶部231に記憶される情報を読み出して提供する情報をもとに従業者端末10に各種の情報を表示させることもできるし、負担金額情報提供部212が提供した使用者負担額の上限値をもとに各種情報を生成して表示させることもできる。
さらに確実に実施する場合は、図17のようにすることもできる。まず、従業者端末10は、従業者2から支払予定金額を含む支払情報の入力を受け付ける(S311)。さらに従業者端末10は、受け付けた支払情報を含む支払要求をサーバ装置20に送信する(S312)。
負担金額決定部213は、支払要求に応じ、設定情報に基づいて、支払金額を決定する(S313)。負担金額決定部213は、たとえば、支払情報に含まれている支払予定金額について、支払情報の目的がそもそも設定情報の目的に含まれていない場合には支払予定金額を0とし、支払予定金額が従業者2に対応する設定情報の回上限値を超える場合には回上限値を支払予定金額とし、当該従業者2の当日の支払金額の合計(たとえば、支払履歴から計算することができる。)に支払予定金額を加算した額が設定情報の日上限値を超える場合には、日上限値から合計額を減じた金額を支払予定金額とし、当該従業者2の当月の支払金額の合計(同様に、たとえば、支払履歴から計算することができる。)に支払予定金額を加算した額が、設定情報の月上限値を超える場合には、月上限値から合計額を減じた金額を支払予定金額とし、これらの判断処理を通過した支払予定金額を支払金額として決定することができる。負担金額情報提供部212は、決定した支払金額を含む支払決定情報を従業者端末10に送信し(S314)、従業者ID、店舗IDおよび支払金額と支払情報とを対応付けて支払履歴記憶部232に登録する(S315)。
従業者端末10は、負担金額情報受信部113が受信した支払確認情報に含まれる支払金額を、負担金額情報表示部114によって表示し(S316)、従業者2がこれを店員5に提示することにより、店舗3における決済が完了する。なお、支払確認情報に含まれる支払金額が支払予定金額を下回った場合には、従業者2は従来の決済方法(たとえば現金やクレジットカードによる支払い等)により不足額を支払うことができる。
また、目的に応じて従業者2に決裁権限を設定するようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、さらに従業者情報記憶部235と業務承認処理部219とを備える(不図示)ようにすることができる。
従業者情報記憶部235は、従業者2の決裁権限に関する情報(以下、従業者情報という。)を記憶する。図18は、従業者情報記憶部235に記憶される従業者情報の構成例を示す図である。従業者情報には、支払の目的(支払情報に設定される目的)および従業者2を特定する従業者IDに対応付けて、当該従業者2に決裁権限があるか否か、決裁可能な金額の上限(決裁金額上限)、従業者2が決裁できない場合に決裁を委譲する先となる従業者2を示す上司IDが含まれる。
ここで、負担金額決定部213は、支払情報の目的および従業者IDに対応する従業者情報を従業者情報記憶部235から読み出し、読み出した従業者情報の決裁権限が「あり」(従業者2に当該目的の決裁権限があることを示す値)である場合に、支払予定金額が決裁金額上限以下であれば、支払予定金額を支払金額として決定することができる。決裁権限が「なし」(従業者2に当該目的の決裁権限がないことを示す値)である場合、上述した実施形態と同様に、支払金額が設定情報の回上限値を超えないように、当日中に既に支払われた支払金額の合計値に支払金額を加算したものが日上限値を超えないように、また、当月中に既に支払われた支払金額の合計値に支払金額を加算したものが月上限値を超えないように、支払予定金額以下の最大の支払金額を決定することができる。
次に、使用者の負担での決済を行うために上長などの事前承認を要する場合について説明する。サーバ装置20は、さらに承認送受信部217を備える。例えば図7の例において、目的2(チームビルディングランチ)は、1月当たり4回まで、かつ1回あたり一人1500円までを組織1の補助で利用できることとなっているが、利用のためには事前に上長の承認を得ることがルールとして設定されている。
図19は、事前承認を行う場合のフローである。まず、従業者端末10は、従業者2から少なくとも目的2(チームビルディングランチ)の情報と、その他適宜必要な情報の入力を受け付ける(S321)。必要な情報とは例えば、承認者の端末IDや、チームビルディングランチの場合は、参加者全員の情報(人数、従業者ID、所属、氏名など)や利用店舗の情報を入力させてもよい。さらに従業者端末10は、受け付けた情報とともに承認要求をサーバ装置20に送信する(S322)。図20は、承認要求のための従業者端末10の画面の一例である。一例として、利用目的、承認者のほかに、目的2の場合は社内メンバー、社外メンバーの人数を入力することとしている。承認者の承認が得られていない場合は、QRコード発行及びQRコード読取のボタンは使用できないように非アクティブとなっている。
承認要求送受信部217は、受信した承認確認情報を承認者の端末に送信する(S323)。承認者は、従業者の利用を承認することのできる立場の者であり、上記受信した承認確認情報に含まれている場合もあるし、従業者IDごとにあらかじめ定められた承認者を選択することとする場合もある。
承認者の承認者端末は、受信した承認確認情報をもとに、端末上に承認画面を表示する(S324)。承認者は内容を確認して承認(不承認)の結果を入力し(S325)、承認要求送受信部217が当該承認結果を受信する(S326)。
従業者端末10は、承認要求送受信部217から受信した承認結果を端末上に表示する(S327)。支払情報受付部211は、承認が得られた後に当該件についての支払情報の受付を可能とすることで、従業者2の本システムを利用した店舗の利用が可能となる。例えば図20のQRコード発行及びQRコード読取ボタンが利用可能な状態ととなる。承認が得られた場合にのみ従業者2が店舗3を利用可能とする方法はこれに限られず、ほかの方法を採用することもできる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
たとえば、本実施形態では、サーバ装置20は1台のコンピュータであるものとしたが、複数台のコンピュータにサーバ装置20の機能部および記憶部を分散させて実現してもよい。たとえば、記憶部をデータベースサーバが備え、サーバ装置10の各機能部はデータベースサーバにアクセスすることができる。
また、本実施形態では、企業1が従業者2に補助を行うことを想定したが、企業1は任意の法人または私人の使用者とすることができ、使用者が被使用者に対して補助を行う場合に広く適用することができる。さらには、使用や雇用などの関係がない場合であっても、ある者が他の者の支払を支援する状況に広く適用することが可能である。
1 組織
2 従業者
3 店舗
4 ランチ
5 店員
6 経理担当者
10 従業者端末
20 サーバ装置
60 経理端末
111 支払情報入力部
112 支払情報送信部
113 負担金額情報受信部
114 負担金額情報表示部
211 支払情報受付部
212 負担金額情報提供部
213 負担金額決定部
214 支払処理部
215 請求処理部
216 会計情報出力部
217 承認送受信部
218 店舗利用制限部
231 設定情報記憶部
232 支払履歴記憶部
233 店舗情報記憶部
234 店舗利用制限情報記憶部






Claims (6)

  1. 従業者による店舗への支払を支援するシステムであって、
    前記従業者の前記支払に係る金額及び前記従業者が前記店舗を利用した目的を含む支払情報を受付ける支払情報受付部と、
    前記金額について前記店舗への支払に関する処理を行う支払処理部と、
    前記金額について前記従業者の使用者への請求に関する処理を行う請求処理部と、
    を備え、
    前記支払情報には、前記店舗への支払のうち前記使用者が負担すべき使用者負担額に関する情報が含まれ、
    前記目的ごとに、前記使用者負担額の決定に関する条件を記憶する設定情報記憶部と、
    前記条件に基づいて、前記目的に応じた前記使用者負担額に関する情報を従業者端末に提示
    する負担金額情報表示部をさらに備えること
    を特徴とする、支払支援システム。
  2. 請求項1に記載の支払支援システムであって、
    前記支払情報ごとに、少なくとも前記目的に応じた勘定科目を決定して出力する経理情報出力部をさらに備えること、
    を特徴とする支払支援システム。
  3. 請求項1又は2に記載の支払支援システムであって、
    前記負担金額情報表示部は、前記支払情報に含まれる前記使用者負担額が前記条件に反
    している場合に警告を提示すること、
    を特徴とする支払支援システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の支払支援システムであって、
    前記設定情報記憶部は、前記目的ごとに前記使用者負担額の上限値を記憶し、
    前記支払情報を受付けた後に、前記支払情報に含まれる前記目的における前記上限値から前記従業者が利用した前記使用者負担額を減算し利用可能枠が更新されること、
    を特徴とする支払支援システム。
  5. 前記店舗への支払に係る承認要求を所定の承認者端末に送信する承認要求送信部をさら
    に備え、
    前記支払情報受付部は承認者が前記承認要求を承認した場合に、前記支払情報を
    受付可能にすること、
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の支払支援システム。
  6. 従業者による店舗への支払を支援するシステムであって、
    前記従業者の前記支払に係る金額及び前記従業者が前記店舗を利用した目的を含む支払情報を受付ける支払情報受付部と、
    前記金額について前記店舗への支払に関する処理を行う支払処理部と、
    前記金額について前記従業者の使用者への請求に関する処理を行う請求処理部と、
    前記店舗ごとの情報を記憶する店舗情報記憶部と、
    少なくとも前記従業者又は前記従業者の属する組織ごとに店舗利用の制限を記憶する店舗利用制限情報記憶部と、
    舗利用制限情報に基づいて、前記従業者による利用の一部を制限する店舗利用制限部とを有し、
    前記店舗ごとの情報には、前記店舗の健康志向に関する情報を含み、
    前記店舗利用制限情報記憶部は、前記従業者の健康状態に関する情報に基づいた制限を
    含むこと、
    を特徴とする、支払支援システム。
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