JP6725580B2 - ロボット用重力バランサおよびロボット - Google Patents

ロボット用重力バランサおよびロボット Download PDF

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Description

本発明は、ロボット用重力バランサおよびロボットに関する。
垂直多関節型ロボットにおいて、バネや圧縮空気の力を利用して重力によって発生する負荷モーメントを低減する重力バランサが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された重力バランサを備えるロボットにおいて、床置きの配置と天吊りの配置とに応じて、重力によってロボットに発生する負荷モーメントの向きが反対になる。そこで、重力バランサに収納されているバネと、バネの力が作用するロッドとの位置関係を変更することにより、ロボットの配置に応じて、バネを圧縮バネとして用いる場合と引張りバネとして用いる場合とを切り替えている。
特許第4281195号公報
しかし、特許文献1の重力バランサにおいては、ケースに収納されているバネとロッドとの位置関係を変えるために、ケース内部で圧縮されているバネを取り外す必要がある。バネは圧縮された状態で収納されていることが多く、ケースからバネを取り出すには、バネの弾性変形を十分に除去する作業が必要があるとともに、ケースの分解、バネおよびロッドのケースからの取り出しおよび再組立の必要があり、作業が繁雑である。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、発生させる力の方向を容易に変更できるロボット用重力バランサおよびロボットを提供する。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、貫通孔を有する端板によって長手軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングと、該ハウジング内に、前記長手軸方向に移動可能に収容された可動部材と、該可動部材と一方の前記端板との間に配置された圧縮バネと、両前記端板の前記貫通孔を貫通可能であり、いずれの前記貫通孔を貫通しても、一端が前記可動部材に着脱可能に取り付けられ、他端が前記ハウジングの外部に突出した状態に配置される長尺のロッドとを備え、第1部材と、所定の揺動軸線回りに前記第1部材に対して揺動可能に設けられた第2部材とを有するロボットの前記第1部材と前記第2部材との間に配置されるロボット用重力バランサを提供する。
本態様のロボット用重力バランサは、ハウジングの外部に突出するロッドの他端がロボットの第1部材または第2部材の一方に取り付けられ、ハウジングが第1部材または第2部材の他方に取り付けられた状態で使用される。ロボット用重力バランサは、圧縮バネの弾性復元力によって、第1部材に対して、第2部材を揺動軸線回りに回転させる回転モーメントを発生させる。当該回転モーメントの向きが重力によって発生する揺動軸線回りの負荷モーメントの逆向きになる状態でロボット用重力バランサが配置されることによって、揺動軸線回りに作用する負荷モーメントを低減することができる。
本態様によれば、ロッドが、可動部材を基準として圧縮バネ側の端板の貫通孔を貫通している場合には、ロッドには、ハウジングに引き込まれる方向の力が作用する。逆に、ロッドが、他方の端板の貫通孔を貫通している場合には、ロッドには、ハウジングから押し出される方向の力が作用する。そこで、可動部材からロッドを取り外して一方の貫通孔からハウジング外に抜き出した後に、他方の貫通孔に挿入して、可動部材とロッドとを取り付けることにより、ロボット用重力バランサが発生する力の方向を容易に切り替えることができる。これにより、力の方向の切り替え作業において、圧縮バネおよび可動部材をハウジングから取り出さずに済む。
上記態様において、前記ロッドの前記一端を前記可動部材に着脱可能に取り付ける取付機構を備え、該取付機構が、前記ロッドの前記一端に設けられた雄ネジ部および該雄ネジ部の基端側に配置された段部と、前記可動部材に設けられ前記雄ネジ部を貫通させる取付孔と、前記雄ネジ部に締結され前記段部との間に前記可動部材を挟むナットとを備えてもよい。
この構成により、可動部材とロッドとを簡易な取付機構によって着脱することができ、ロボット用重力バランサによって発生する力の方向をより容易に変更できる。
上記態様において、前記ロッドを貫通させる前記貫通孔に着脱可能に取り付けられ、前記ロッドを前記長手軸方向に移動可能に支持する筒状のロッドサポートを備えていてもよい。
この構成により、ロッドサポートによってロッドの長手軸方向の移動を滑らかに支持することができる。ロッドサポートの外径はロッドの外径より大きいので、端板に設ける貫通孔を大きくすることができ、ロッドの可動部材への着脱作業を容易にすることができる。
上記態様において、前記可動部材が、圧縮バネの内径よりも小さい外径と前記ロッドサポートを挿入可能な内径とを有する円筒部と、該円筒部の一端において径方向外方に延び前記圧縮バネの一端に密着させられる鍔状のフランジ部と、前記円筒部の他端に配置され前記ロッドの前記一端を着脱可能な取付面とを備えていてもよい。
この構成により、円筒部を圧縮バネの内側に挿入して、取付面を圧縮バネの長手軸方向の途中位置に配置することができる。すなわち、圧縮バネを最大限に伸張させた状態においても可動部材の円筒部内にロッドサポートが収容されるスペースを設けることができて、ハウジングからのロッドサポートの着脱を容易にすることができる。
上記態様において、前記圧縮バネを圧縮した状態で、前記長手軸に沿った前記可動部材の位置を仮止めする仮止め機構を備えていてもよい。
この構成により、仮止め機構を用いることにより可動部材が動かなくなるため、可動部材とロッドとの着脱を容易にすることができる。
上記態様において、前記ハウジングが、前記第1部材および前記第2部材の一方に、前記揺動軸線に平行な第1軸線回りに揺動可能に取り付ける第1支点部を備え、前記ロッドの前記他端に、前記第1部材および前記第2部材の他方に、前記揺動軸線に平行な第2軸線回りに揺動可能に取り付ける第2支点部を備えていてもよい。
この構成により、第1部材に対する揺動軸線回りの第2部材の揺動に応じて、ロボット用重力バランサは、第1軸線回りに揺動して姿勢を変更する。これにより、第1部材に対する第2部材の姿勢にかかわらず、揺動軸線回りに圧縮バネによる回転モーメントを発生させることができる。
また、本発明の他の態様は、上記記載のロボット用重力バランサを備えるロボットを提供する。
本態様によれば、ロッドの他端が第1部材または第2部材に作用させる力の向きを容易に変更できるため、ロボットの床置きと天吊りとの両方の配置に容易に対応できる。
本発明によれば、床置きおよび天吊りの両方のロボットに用いられ、発生させる力の方向を容易に変更できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットおよびロボット用重力バランサの概略斜視図である。 図1に示されるロボット用重力バランサの概略断面図である。 図1に示されるロボットおよびロボット用重力バランサの概略側面図である。 天吊りの配置で使用されるロボットおよびロボット用重力バランサの概略側面図である。 ロッドの配置が変化したロボット用重力バランサの概略断面図である。 可動部材が固定された状態のロボット用重力バランサの概略断面図である。 図1に示されるロボット用重力バランサの変形例の概略断面図である。
本発明の実施形態に係るロボット100,110およびロボット用重力バランサ50について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る床置きのロボット100およびロボット用重力バランサ(以下、単にバランサという。)50の斜視図である。本実施形態に係るロボット100は、6個の関節を有する垂直多関節型ロボットである。ロボット100は、床面に固定される床置きのロボットとして使用されているが、天井から吊り下げて使用される後述の天吊りのロボット110としても使用される。
ロボット100は、床面に固定されるベース1と、鉛直な第1軸J1回りにベース1に対して回転可能に支持された旋回胴(第1部材)2と、水平な第2軸(揺動軸線)J2回りに旋回胴2に対して回転可能に支持された第1アーム(第2部材)3と、水平な第3軸J3回りに第1アーム3に対して回転可能に支持された第2アーム4と、第2アーム4の先端に取り付けられた3軸の手首ユニット5と、旋回胴2および第1アーム3に接続されているバランサ50とを備えている。
バランサ50は、図2に示されるように、長手軸OL1を中心軸とする円筒状のハウジング53と、ハウジング53内に長手軸OL1方向に移動可能に収容された円板状の可動部材63と、長尺のロッド59と、圧縮コイルバネ62(圧縮バネ)とを備えている。
ハウジング53は、長手軸OL1に沿う円筒状の本体部54と、本体部54の長手方向の両端をそれぞれ閉塞する端板55,56とを備えている。本体部54は、長手軸OL1方向の中間位置、例えば、中央位置の直径方向の両側に、長手軸OL1に直交する直交軸OL2に沿って延びる第1支点用孔51を有している。
端板55,56は、中央に長手軸OL1に沿って貫通する同一口径の円形の貫通孔TH1,TH2を有している。端板55の貫通孔TH1は、端板55に着脱可能に取り付けられるカバー57によって外部から塞がれている。
可動部材63は、圧縮コイルバネ62の外径よりも大きい外径を有している。可動部材63には、圧縮コイルバネ62の内径に嵌合する突起632が、平板部631の板厚方向の一側に突出している。また、可動部材63は、中央位置に、板厚方向に貫通する取付孔63Hを有している。
ロッド59は、端板56の貫通孔TH2を貫通してハウジング53内に配置された一端が、可動部材63に取り付けられ、他端がハウジング53外に配置されている。ハウジング53の外部に突出したロッド59の他端には取付ブロック65が設けられている。取付ブロック65はロッド59の長手軸OL1に直交する方向に延びる第2支点用孔52を備えている。
ハウジング53内に配置されているロッド59の一端には、先端に設けられた雄ネジ部58Bと、雄ネジ部58Bよりも基端側に隣接する段部58Aとが設けられている。段部58Aは、取付孔63Hよりも大きい外径を有している。可動部材63の取付孔63Hを貫通させた雄ネジ部58Bにナット61を締結することにより、ナット61と段部58Aとの間に可動部材63を板厚方向に挟んだ状態で、ロッド59の一端が可動部材63に固定されている。すなわち、雄ネジ部58B、段部58Aおよびナット61により取付機構が構成されている。
バランサ50は、貫通孔TH2に嵌合して端板56に取り付けられるロッドサポート64を備えている。ロッドサポート64は、ロッド59を長手軸OL1方向に移動可能に嵌合させる内孔64Hを備える円筒状に形成され一端から径方向外方に延びる鍔部64Bによって端板56に固定されている。
圧縮コイルバネ62は、可動部材63と、端板56との間に挟まれた状態でハウジング53内に収容されている。これにより、可動部材63は、圧縮コイルバネ62の弾性復元力によって、長手軸OL1に沿って端板55側へ押圧されている。これにより、ロッド59は、ハウジング53に引き込まれる矢印C1の方向に付勢される。
ハウジング53の第1支点用孔51に第1支持シャフト21が挿入されることによって、バランサ50は、図3に示されるように、水平な第1支持軸(第1軸線)J11回りに旋回胴2に揺動可能に取り付けられている。また、取付ブロック65の第2支点用孔52に第2支持シャフト22が挿入されることによって、図3に示されるように、バランサ50は、水平な第2支持軸(第2軸線)J12回りに第1アーム3に揺動可能に取り付けられている。
第2支持軸J12は、第2軸J2に対して偏心して配置されている。これにより、バランサ50は、旋回胴2に対する第1アーム3の揺動角度に応じて、ハウジング53を第1支持軸J11回りに揺動させ、ハウジング53から突出するロッド59の長さを変化させる。
図3に示されるように、第1アーム3には、第1アーム3などの自重によって第2軸J2回りに向きGF1の負荷モーメントが発生する。一方で、ロボット100に使用されるバランサ50によって、第2軸J2回りの向きRM1の回転モーメントが発生する。向きRM1が向きGF1の反対方向であるため、重力によって発生する負荷モーメントがバランサ50によって発生する回転モーメントによって相殺され、第2軸J2回りに第1アーム3を回転させるためのモータのトルクを低く抑えることができる。
次に、床置きのロボット100を天吊りのロボット110として使用する場合について説明する。この場合には、図4に示されるように、重力によって第2軸J2回りに発生する向きGF2の負荷モーメントの方向が床置きの場合と逆転するので、バランサ50は第2軸J2回りに向きRM2の回転モーメントを発生させる必要がある。そのためには、バランサ50は、ハウジング53からロッド59を押し出す方向(矢印C2の方向)に圧縮コイルバネ62による付勢力を発生させる必要がある。
天吊り用のバランサ50は、図5に示されるように、端板55の貫通孔TH1を貫通させる位置にロッド59およびロッドサポート64を配置している。カバー57は、端板56の貫通孔TH2を外部から閉塞する位置に取り付けられている。
床置き用のロボット100を天吊り用のロボット110に変更するには、図1および図3に示される床置きのロボット100の姿勢を、バランサ50に発生する付勢力が最小になる姿勢にした状態で、ロボット100からバランサ50を取り外す。次に、端板55の貫通孔TH1を塞いでいたカバー57を取り外し、貫通孔TH1を経由してナット61を雄ネジ部58Bから取り外す。次に、ロッドサポート64をハウジング53から取り外し、ロッド59とともに端板56の貫通孔TH2から引き抜く。
取り外したロッド59およびロッドサポート64を、図5に示されるように、端板55の貫通孔TH1に挿入して、ロッドサポートを端板55に取り付け、ロッド59の雄ネジ部を取付孔63Hを貫通させて、雄ネジ部にナット61を締結することにより、ロッド59を可動部材63に取り付ける。この場合に、可動部材63と端板55との間隔がロッドサポート64を収容するのに十分な寸法だけ開いていない場合には、後述する仮止め機構を用いて、間隔を確保してからロッドサポート64を取り付ける。取り外したカバー57を端板56に取り付けて貫通孔TH2を閉塞する。
これらの作業により、バランサ50を床置き用から天吊り用に変更できる。
そして、ロボット100の第1アーム3を図3に示されるように最も前方に揺動させた位置に移動させて、旋回胴2と第1アーム3との間にバランサ50を取り付ける。これにより、天吊り用のロボット110が構成される。
本実施形態に係るロボット100,110およびバランサ50の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るバランサ50によれば、床置き用と天吊り用とを変更する際に、ハウジング53からロッド59およびロッドサポート64を取り外し、位置を変更するだけでよいので、圧縮コイルバネ62および可動部材63をハウジング53から取り出す必要がない。すなわち、バランサ50の分解および再組立の必要がないため、床置き用の形態と天吊り用の形態とを容易に変更できるという利点がある。
ロッドサポート64が、ロッド59の外周面と、貫通孔TH1または貫通孔TH2の内周面との間に配置されることにより、ロッド59の長手軸OL1に沿った移動を滑らかに支持することができる。また、貫通孔TH1または貫通孔TH2を貫通しているロッドサポート64の外径がロッド59の外径よりも大きいため、貫通孔TH1,TH2を大きくすることができ、ロッド59と可動部材63との着脱作業を容易にすることができる。
なお、上記説明においては、バランサ50をロボット100から取り外す際に、バランサ50の付勢力が最も小さくなる姿勢にロボット100を動作させることとしたが、これに代えて、図6に示されるように、仮止め機構を用いてもよい。図6に示す例では、仮止め機構は、端板55aを厚さ方向に貫通するネジ孔55Hと、ネジ孔55Hに締結される雄ネジを有するボルトBTとにより構成されている。すなわち、ネジ孔55HにボルトBTを締結していき、ボルトBTの先端を可動部材63に接触させることで、圧縮コイルバネ62の状態にかかわらず、可動部材63をその位置に動かないように仮止めすることができる。
仮止め機構を用いれば、ロボット100,110が如何なる姿勢であっても、バランサ50を容易に取り外すことができる。また、この場合に、床置き用の形態と天吊り用の形態とを切り替えたときに、第1支点用孔51と第2支点用孔52との距離が等しくなる位置にロボット100,110の姿勢を固定し、仮止め機構で可動部材63を仮止めしてからバランサ50を取り外すことにより、形態を切り替えた後に,そのままロボット100,110に取り付けることができて、交換作業を容易にすることができる。
また、上記においては、可動部材63と端板55との間隔を仮止め機構によって、ロッドサポート64を収容可能な間隔に広げた状態でロッドサポート64を取り付けることとしたが、これに代えて、図7に示されるように、可動部材63bの形状を工夫することにより、仮止め機構を用いなくても済む。すなわち、可動部材63bは、円筒状の円筒部636と、円筒部636の一端において径方向外方に延び圧縮コイルバネ62の一端に密着させられる鍔状のフランジ部638と、円筒部636の他端に配置されてロッド59の一端が取り付け可能な取付面637とを備えている。円筒部636は、圧縮コイルバネ62の内径よりも小さい外径と、ロッドサポート64を挿入可能な内径とを有している。
この可動部材63bを用いることにより、圧縮コイルバネ62が最大寸法まで伸張しても、ロッド59の一端を取り付ける取付面637と端板55との間隔が確保されるので、その間隔を利用してロッドサポート64を取り付けることができる。
上記実施形態におけるロボット100,110およびバランサ50については一例であり、形状および構成などについては種々変形可能である。例えば、ロボット100,110は、床置き型、天吊り型あるいは壁掛け型等の設置形態の変更によって、重力軸に加わる重力の方向が変化する任意のロボットに適用することができる。
バランサ50が配置される場所は、第2軸J2回りに揺動可能な旋回胴2と第1アーム3との間に限られず、例えば、第3軸J3回りに揺動可能な第1アーム3と第2アーム4との間であってもよい。
ハウジング53は、円筒状の形状を有していたが、例えば、断面が矩形の筒状の形状を有していてもよく、内部に可動部材63および圧縮コイルバネ62を収容できればよい。ロッド59は、一端が可動部材63に取り付けられ、他端がハウジング53の外部に突出していればよく、ロッド59の一端と可動部材63との取付方法およびロッド59の他端とロボット100,110との取付方法については変形可能である。例えば、ロッド59と可動部材63との取付方法としては、取付孔63Hに雄ネジ部58Bを締結可能な雌ネジ部を設け、雌ネジ部を貫通した雄ネジ部58Bにナット61を締結することによって、ダブルナットを構成してもよい。
また、ハウジング53に第1支点用孔51を設け第1支持シャフト21によって旋回胴に揺動可能に取り付けることとしたが、これに代えて、ハウジング53側に支持シャフトが備えられていてもよい。
2 旋回胴(第1部材)
3 第1アーム(第2部材)
50 ロボット用重力バランサ
51 第1支点用孔
52 第2支点用孔
53 ハウジング
55,55a,56 端板
55H ネジ孔(仮止め機構)
58A 段部
58B 雄ネジ部
59 ロッド
61 ナット
62 圧縮コイルバネ(圧縮バネ)
63,63b 可動部材
63H 取付孔
64 ロッドサポート
636 円筒部
637 取付面
638 フランジ部
100,110 ロボット
J2 第2軸(揺動軸線)
J11 第1支持軸(第1軸線)
J12 第2支持軸(第2軸線)
OL1 長手軸
TH1,TH2 貫通孔

Claims (7)

  1. 貫通孔を有する端板によって長手軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングと、
    該ハウジング内に、前記長手軸方向に移動可能に収容された可動部材と、
    該可動部材と一方の前記端板との間に配置された圧縮バネと、
    両前記端板の前記貫通孔を貫通可能であり、いずれの前記貫通孔を貫通しても、一端が前記可動部材に着脱可能に取り付けられ、他端が前記ハウジングの外部に突出した状態に配置される長尺のロッドとを備え、
    第1部材と、所定の揺動軸線回りに前記第1部材に対して揺動可能に設けられた第2部材とを有するロボットの前記第1部材と前記第2部材との間に配置されるロボット用重力バランサ。
  2. 前記ロッドの前記一端を前記可動部材に着脱可能に取り付ける取付機構を備え、
    該取付機構が、前記ロッドの前記一端に設けられた雄ネジ部および該雄ネジ部の基端側に配置された段部と、前記可動部材に設けられ前記雄ネジ部を貫通させる取付孔と、前記雄ネジ部に締結され前記段部との間に前記可動部材を挟むナットとを備える請求項1に記載のロボット用重力バランサ。
  3. 前記ロッドを貫通させる前記貫通孔に着脱可能に取り付けられ、前記ロッドを前記長手軸方向に移動可能に支持する筒状のロッドサポートを備える請求項1または請求項2に記載のロボット用重力バランサ。
  4. 前記可動部材が、圧縮バネの内径よりも小さい外径と前記ロッドサポートを挿入可能な内径とを有する円筒部と、該円筒部の一端において径方向外方に延び前記圧縮バネの一端に密着させられる鍔状のフランジ部と、前記円筒部の他端に配置され前記ロッドの前記一端を着脱可能な取付面とを備える請求項3に記載のロボット用重力バランサ。
  5. 前記圧縮バネを圧縮した状態で、前記長手軸に沿った前記可動部材の位置を仮止めする仮止め機構を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のロボット用重力バランサ。
  6. 前記ハウジングが、前記第1部材および前記第2部材の一方に、前記揺動軸線に平行な第1軸線回りに揺動可能に取り付ける第1支点部を備え、
    前記ロッドの前記他端に、前記第1部材および前記第2部材の他方に、前記揺動軸線に平行な第2軸線回りに揺動可能に取り付ける第2支点部を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載のロボット用重力バランサ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のロボット用重力バランサを備えるロボット。
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