JP6724844B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溝を有した半導体装置関する。
FETなどの半導体装置において、単位セルの面積を小さくし、オン抵抗を低減することが可能なトレンチゲート構造が開発されている。トレンチゲート構造の半導体装置では、トレンチの角部に電界が集中しやすく、耐圧性能を十分に向上できない問題がある。そこで、ゲート耐圧を向上させるための各種技術が開発されている。
特許文献1には、トレンチ側面および底面を覆うゲート絶縁膜のうち、トレンチ側面のpn界面の領域およびトレンチ底面の部分の厚さを他の部分の厚さよりも厚くすることが記載されている。
特許文献2には、トレンチ側面および底面を覆うようにして第1絶縁膜を形成し、そのゲート絶縁膜よりも誘電率の高い材料からなる第2絶縁膜を、第1絶縁膜上であってトレンチの角部にのみ形成することが記載されている。
特開2012−216675号公報 特開2016−164906号公報
しかし、従来のトレンチゲート構造では、ゲート耐圧は向上するものの、オン抵抗やgm(相互コンダクタンス)などの導通時の特性は不十分であるか、もしくは返って悪化させてしまうことがあった。
そこで本発明の目的は、素子性能を向上させつつ、ゲート耐圧性能を向上させることである。
本発明は、ボディ層を有した半導体層に、そのボディ層を貫通する溝が設けられ、溝の側面の一部にボディ層が露出する半導体装置において、溝の角部に接して設けられ、溝のボディ層には接しない第1絶縁膜と、溝の側面に露出するボディ層、および第1絶縁膜上を連続して覆うように設けられた第2絶縁膜と、を有し、第1絶縁膜の絶縁破壊強度は、第2絶縁膜の絶縁破壊強度よりも高く、第2絶縁膜の比誘電率は、第1絶縁膜の比誘電率よりも高く、溝は、半導体装置の終端部に設けられたメサ溝である、ことを特徴とする半導体装置である。
また本発明は、ボディ層を有した半導体層に、そのボディ層を貫通する溝が設けられ、溝の側面の一部にボディ層が露出する半導体装置において、溝の角部に接して設けられ、溝のボディ層には接しない第1絶縁膜と、溝の側面に露出するボディ層、および第1絶縁膜上を連続して覆うように設けられた第2絶縁膜と、を有し、第1絶縁膜の絶縁破壊強度は、第2絶縁膜の絶縁破壊強度よりも高く、第2絶縁膜の比誘電率は、第1絶縁膜の比誘電率よりも高く、第1絶縁膜の幅に対する第1絶縁膜の高さの比は、0.2〜0.5である、ことを特徴とする半導体装置である。
溝は、任意の目的のものであってよく、ゲートトレンチ構造のためのトレンチ溝であってもよく、終端構造のためのメサ溝であってよい。ゲートトレンチ構造の場合、本発明における溝はトレンチ溝であり、第2絶縁膜上に、溝の底面および側面に沿ってゲート電極が設けられた構造である。終端構造の場合、本発明における溝は、半導体装置の終端部に設けられたメサ溝である。
第1絶縁膜の幅に対する第1絶縁膜の高さの比は、0.2〜0.5であることが望ましい。比をこの範囲とすることで、素子性能と耐圧性能をより向上させることができる。より望ましくは0.20〜0.30、さらに望ましくは0.20〜0.25である。
第1絶縁膜および第2絶縁膜の材料は、第1絶縁膜の絶縁破壊強度が第2絶縁膜の絶縁破壊強度よりも高く、第2絶縁膜の比誘電率が第1絶縁膜の比誘電率よりも高いのであれば、任意の材料の組み合わせでよい。たとえば、第1絶縁膜は、SiO2、第2絶縁膜は、Al2O3、ZrON、AlON、ZrO2、HfO2またはHfONを用いることができる。
本発明の半導体装置としては従来知られる種々の構造のものを採用できるが、半導体層主面に垂直方向に導通を取る縦型構造に本発明は好適である。また、本発明の半導体層の材料は、任意の半導体材料でよいが、高耐圧なIII族窒化物半導体やSiCを用いる場合に本発明は好適であり、特にIII族窒化物半導体に好適である。
また、本発明は、ボディ層を有した半導体層に、そのボディ層を貫通する溝が設けられ、溝の側面の一部にボディ層が露出する半導体装置の製造方法において、溝の底面、側面、および半導体層の表面に連続して膜状に第1絶縁膜を形成する第1工程と、第1工程後、エッチングによって、溝側面のボディ層には接しないように溝の角部の第1絶縁膜を残し、他の領域の第1絶縁膜は除去する第2工程と、第2工程後、溝の側面に露出するボディ層、および第1絶縁膜上を連続して覆うようにして第2絶縁膜を形成する第3工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
第1工程において、第1絶縁膜は、溝の側面の領域の厚さが、溝の底面および半導体層の表面の領域の厚さに比べて薄くなるように形成するとよい。第2工程において、溝の角部に第1絶縁膜を残すようにエッチングすることが容易となる。
第2工程において、エッチングは異方性ドライエッチングを用いるとよい。溝の角部に第1絶縁膜を残すことが容易となる。
第3工程において、第2絶縁膜は、ALD法によって形成するとよい。段差被覆性に優れ、均一な厚さで均質なアモルファス膜を得ることができるので、素子性能と耐圧性能をより向上させることができる。
本発明によれば、溝の角部に接する第1絶縁膜を設けているため、第2絶縁膜の屈曲部の電界集中を緩和でき、また、第1絶縁膜は高い絶縁破壊強度であるため、耐圧性能を向上させることができる。また、溝側面に露出するボディ層は、比誘電率の高い第2絶縁膜に覆われるため、素子性能を向上させることができる。このように、本発明によれば、素子性能の向上と耐圧性能の向上を両立させることができる。
実施例1の半導体装置の構成について示した図。 実施例1の半導体装置の平面パターンを示した図。 トレンチ19の角部19cを拡大して示した図。 第1絶縁膜14Aの形状の変形例を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 実施例1の半導体装置の製造工程を示した図。 比較例1〜3のトレンチ19角部19cの構造を示した図。 実施例1、比較例1〜3の電界強度比を示したグラフ。 ドレイン電流−ゲート電圧特性を示したグラフ。 幅Wに対する高さHの比と、電界強度との関係を示したグラフ。 幅Wに対する高さHの比と、電界強度との関係を示したグラフ。 半導体装置の終端構造を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のIII族窒化物半導体からなる半導体装置の構成を示した図である。実施例1の半導体装置は、基板主面に垂直な方向に導通を取る縦型構造である。また、ゲートがトレンチゲート構造のFETである。図1のように、実施例1の半導体装置は、基板10と、基板10上に位置する半導体層20と、第1絶縁膜14A、第2絶縁膜14Bと、ゲート電極15と、ソース電極17と、ドレイン電極18と、pボディ電極21と、トレンチ19と、リセス22と、によって構成されている。また、半導体層20は、第1のn層11、p層12、第2のn層13が順に積層された構造である。以下、各構成について説明する。
図1では半導体装置の単位セル分の構造における断面を示しており、装置全体としては、正六角形状の単位セルがハニカム状に配列されて並列接続された構造となっている。より具体的には、図2に示す通りであり、正六角形のpボディ電極21を中心として、そのpボディ電極21を囲うように同心円状に正六角形のソース電極17、ゲート電極15、トレンチ19が配置されたパターンとなっている。もちろん、単位セルのパターン、単位セルの配列パターンはこれに限るものではなく、任意のパターンでよいが、上記のようなハニカム状パターンとすれば、平面充填の効率性やオン抵抗の低減などの点で有利である。
基板10は、Siドープのc面n−GaNからなる厚さ300μmの平板状の基板である。Si濃度は、1×1018/cm3である。n−GaN以外にも、導電性を有し、III 族窒化物半導体の成長基板となる任意の材料の基板を用いることができる。たとえば、ZnO、Siなどを用いることも可能である。ただし、格子整合性の点から、本実施例のようにGaN基板を用いることが望ましい。
第1のn層(ドリフト層)11は、基板10上に積層された厚さ10μmのSiドープのn−GaN層である。Si濃度は、1×1016/cm3である。
p層12(pボディ層)は、n層11上に積層された厚さ1.0μmのMgドープのp−GaN層である。Mg濃度は、2×1018/cm3である。
第2のn層(オーミック層)13は、p層12上に積層された厚さ0.3μmのSiドープのn−GaN層である。Si濃度は、1×1018/cm3である。
トレンチ19は、半導体層20の所定位置に形成された溝であり、第2のn層13、p層12を貫通し、第1のn層11に達する深さの溝である。トレンチ19の底面19aには第1のn層11が露出し、トレンチ19の側面19bには第1のn層11、p層12、第2のn層13が露出する。このトレンチ19の側面19bに露出するp層12の側面が、実施例1のFETのチャネルとして動作する領域である。
トレンチ19の断面形状は任意であるが、トレンチ19の側面19bは、GaNのm面となるようにするのが望ましい。ドライエッチングでトレンチ19を形成する際、GaNへのダメージが少なくなり、ゲートリークを低減することができる。また、トレンチ19の側面19bは、基板10主面に対して垂直である必要はなく、傾斜していてもよい。
第1絶縁膜14Aは、SiO2からなり、トレンチ19の角部19cに露出する第1のn層11に接して位置している。第1絶縁膜14Aは、図3のように、断面形状が三角形である。その三角形は、トレンチ19の角部19cからトレンチ19の底面19aに沿って長さWの辺(底辺140)、角部19cからトレンチ19の側面19bに沿って長さHの辺(側辺141)、底辺140の角部19c側とは反対側の一端Pと、側辺141の角部19c側とは反対側の一端Qとを結ぶ傾斜した辺(斜辺142)の三辺で構成される。以下、Hを第1絶縁膜14Aの高さ、Wを第1絶縁膜14Aの幅と呼ぶこととする。
トレンチ19の底面19aから、第1のn層11とp層12との接合界面(pn界面23)までの高さをH0として、第1絶縁膜14Aの高さHは、H0よりも低く設定されていれば任意の値でよい。つまり、第1絶縁膜14Aはトレンチ19の側面19bのp層12に接しない高さに形成されていればよい。
また、実施例1では、第1絶縁膜14Aの断面形状は三角形状であるが、角部19cに接して位置するのであれば任意の形状でよい。たとえば、台形、1/4円、1/4楕円、矩形などの形状であってもよい(図4(a)〜(d)参照)。ただし、耐圧向上の点から実施例1のように三角形状とすることが望ましい。
第1絶縁膜14Aの幅Wに対する高さHの比は、0.2〜0.5とすることが望ましい。この範囲とすることで、素子性能を向上させつつ、より耐圧を向上させることができる。より望ましくは0.23〜0.5、さらに望ましくは0.23〜0.3である。
第2絶縁膜14Bは、Al2O3からなり、トレンチ19の底面19a、第1絶縁膜14A上、トレンチ19の側面19b、第2のn層13表面に連続して膜状に設けられている。第2絶縁膜14Bは、ゲート絶縁膜として機能する。第2絶縁膜14Bの厚さは、トレンチ19の底面19aの部分、トレンチ19の側面19bの部分、第1絶縁膜14A上の部分(トレンチ19の角部19cの部分)のいずれも等しく、均一な厚さである。その厚さtは100nmである。
第2絶縁膜14Bは、厚さのばらつきが少ないことが望ましい。より素子性能を向上させることができ、耐圧も向上させることができる。より望ましくは、膜厚分布がピーク値に対して2%以下となるようにすることである。
また、第1絶縁膜14Aの高さH、幅W、および第2絶縁膜14Bの厚さtは、次のように設定することが望ましい。図3のように、第2絶縁膜14Bは第1絶縁膜14A上に形成されるため、トレンチ19角部19cにおいて第1絶縁膜14Aの一端P近傍と、第1絶縁膜14Aの上端Q近傍の2箇所で屈曲する。この屈曲部での第2絶縁膜14B表面のうち、上端Q近傍の屈曲点をR、下端P近傍の屈曲点をS、とする。つまり、第2絶縁膜14Bのうち第1絶縁膜14A上に位置する領域の傾斜した表面144と、第2絶縁膜14Bのうちトレンチ19側面19bに沿う領域の表面145との交点をR、第2絶縁膜14Bのうちトレンチ19底面19aに沿う領域の表面146との交点をSとする。このとき、トレンチ19底面19aから交点Rまでの高さH1として、H1がpn界面23までの高さH0よりも小さくなるようにする。このように第1絶縁膜14Aの高さH、幅W、および第2絶縁膜14Bの厚さtを設定することにより、素子性能および耐圧性能をより向上させることができる。具体的には、H1=(W2+H2)1/2・t/W+Hであり、H0>H1となるようにW、H、tを設定すればよい。
なお、実施例1では第1絶縁膜14AとしてSiO2、第2絶縁膜14BとしてAl2O3を用いているが、第1絶縁膜14Aの絶縁破壊強度が第2絶縁膜14Bよりも高く、かつ第2絶縁膜14Bの比誘電率が第1絶縁膜14Aの比誘電率よりも高いのであれば、任意の材料の組み合わせでよい。成膜方法によるが、SIO2は、比誘電率が4、絶縁破壊強度が10MV/cm、Al2O3は比誘電率が8、絶縁破壊強度が5MV/cmであるから、確かにこの条件を満たしている。
具体的な材料は、たとえば、第1絶縁膜14Aとして、SiO2以外にも、Al2O3、SiN、SiON、AlN、AlON、などを用いることができる。また、第2絶縁膜14Bとして、Al2O3以外にも、ZrON、SiN、SiON、HfO2、AlN、AlON、SiO2、ZrO2などを用いることができる。
第1絶縁膜14Aの絶縁破壊強度に対する第2絶縁膜14Bの絶縁破壊強度の比は、1.1〜5.0倍であることが望ましい。この範囲とすることで、実施例1の半導体装置の素子性能と耐圧性能をより向上させることができる。より望ましくは1.2〜3.0倍、さらに望ましくは1.5〜2.0倍である。また、第1絶縁膜14Aの絶縁破壊強度は5MV/cm以上であることが望ましく、10MV/cm以上であることがより望ましい。
第2絶縁膜14Bの比誘電率と第1絶縁膜14Aの比誘電率との差は、1〜30であることが望ましい。この範囲とすることで、実施例1の半導体装置の素子性能と耐圧性能をより向上させることができる。より望ましくは2〜20、さらに望ましくは3〜15である。また、第2絶縁膜14Bの比誘電率は6以上であることが望ましく、8以上であることがより望ましい。
また、第1絶縁膜14Aや第2絶縁膜14Bは単層に限らず、積層であってもよい。積層の場合、全体としての実効的な絶縁破壊強度や比誘電率が、上述の条件を満たすように設定されていればよい。
また、第2絶縁膜14Bが第2のn層13表面を覆うようにして設けられており、第2のn層13表面での電流リークを防止するパッシベーション膜として機能させているが、別途パッシベーション膜を設けてもよい。その場合、第2絶縁膜14Bは、少なくともトレンチ19の底面19a、第1絶縁膜14A上、トレンチ19の側面19bのp層12露出領域に連続して設けられていればよく、トレンチ19の側面19bの他の領域や、第2のn層13表面には設けられていなくともよい。また、第2絶縁膜14Bはトレンチ19の底面19aには設けられていなくともよく、その場合、底面19aを第1絶縁膜14Aで覆うようにしてもよい。結局、第2絶縁膜14Bは、少なくとも、トレンチ19の角部19cの第1絶縁膜14A上と、トレンチ19の側面19bのチャネル領域とを覆うように形成されていればよい、ということになる。
以上のように第1絶縁膜14Aおよび第2絶縁膜14Bを設けることにより、オン抵抗やgmなどの素子性能を向上させつつ、耐圧性能を向上させることができる。
その理由は、第1に、トレンチ19の角部19cにおいて、第1絶縁膜14Aと第2絶縁膜14Bが重なって設けられているため、その角部19cにおける絶縁膜全体が厚くなる。その結果、第2絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sでの電界集中が緩和され、耐圧性能が向上する。
第2に、第1絶縁膜14Aは第2絶縁膜14Bよりも比誘電率が低いため、第1絶縁膜14Aに電界集中が分散されて第2絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sの電界集中が緩和される。また、第1絶縁膜14Aに電界集中が発生しても、第1絶縁膜14Aの絶縁破壊強度が第2絶縁膜14Bよりも高いため、第2絶縁膜14Bと第1絶縁膜14Aとの絶縁破壊強度が同じ場合よりも耐圧が高くなり、第2絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sの電界緩和による耐圧向上の効果を十分に得ることができる。その結果、耐圧性能はより向上する。
第3に、トレンチ19の側面19bに露出するp層12の露出面全てが、第2絶縁膜14Bによって接して覆われている。そのため、ゲート電極15は、第2絶縁膜14Bを介して、チャネル領域であるトレンチ19の側面19bのp層12と対向する。ここで、比誘電率は第1絶縁膜14Aよりも第2絶縁膜14Bの方が高いため、ゲート電極15とチャネル領域間に第1絶縁膜14Aが介在する場合よりもゲート容量が大きくなり、オン抵抗やgmなどの素子性能が向上する。
ゲート電極15は、第2絶縁膜14Bを介して、トレンチ19の底面19a、トレンチ19の側面19b、トレンチ19の上面に連続して膜状に設けられている。トレンチ19の上面とは、第2のn層13表面であってトレンチ19の側面19b近傍の領域である。ゲート電極15は、Alからなる。
pボディ電極21は、第2のn層13の一部領域上、リセス22によって露出したp層12上に連続して設けられている。pボディ電極21は、Pdからなる。
ソース電極17は、pボディ電極21上、および第2のn層13上の一部領域上にわたって連続して設けられている。ソース電極17は、第2のn層13に対してオーミックコンタクトする導電性材料であり、Ti/Alからなる。Ti/Al/Ni/Au、TiN/Al、Pd/Ti/Al、Ti/Al/Pdなども用いることができる。
ドレイン電極18は、基板10裏面(第1のn層11が設けられている側とは反対側の面)に接して設けられている。ドレイン電極18の材料は、基板10に対してオーミックコンタクトする導電性材料であり、ソース電極17と同一の材料である。もちろん、オーミックコンタクトする材料であれば、ソース電極17とドレイン電極18とで別材料を用いてもよい。
以上、実施例1の半導体装置では、第1絶縁膜14A、第2絶縁膜14Bを上記のように設けたことで、素子性能を向上させつつ、耐圧を向上させることができる。
次に、実施例1の半導体装置の製造方法について、図5を参照に説明する。
まず、基板10上に、MOCVD法によって、第1のn層11、p層12、第2のn層13を順に積層して半導体層20を形成する(図5.A参照)。MOCVD法において、窒素源は、アンモニア、Ga源は、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3:TMG)、In源は、トリメチルインジウム(In(CH3)3:TMI)、Al源は、トリメチルアルミニウム(Al(CH3)3:TMA)である。また、n型ドーパントガスは、シラン(SiH4)、p型ドーパントガスは、シクロペンタジエニルマグネシウム(Mg(C5H5)2:CP2Mg)である。キャリアガスは水素や窒素である。その後、窒素雰囲気で加熱することにより、p層12のp型化を行う。
次に、半導体層20の所定位置をドライエッチングすることにより、トレンチ19およびリセス22を形成する(図5.B参照)。トレンチ19は、第2のn層13、p層12を貫通して第1のn層11が露出するまで行う。また、リセス22は、p層12が露出するまで行う。トレンチ19とリセス22のどちらを先に作製してもよい。このドライエッチングによってトレンチ19側面19bやリセス22の側面にダメージ層が形成されるため、ウェットエッチングによりダメージ層を除去してもよい。その側面を介した電流リークを低減することができる。この場合、ウェットエッチング液としてTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)などを用いることができる。
次に、半導体層20上の全面に、SiO2からなる第1絶縁膜14Aをスパッタ法を用いて形成する(図5.C参照)。つまり、トレンチ19の底面19a、側面19b、第2のn層13表面、リセス22の側面および底面に連続して膜状に第1絶縁膜14Aを形成する。スパッタ法以外にも、CVD法などを用いることができる。ここで、トレンチ19の側面19bおよびリセス22の側面に形成される第1絶縁膜14Aが、トレンチ19の底面19aや第2のn層13表面に形成される第1絶縁膜14Aよりも薄くなるように形成するとよい。次工程において、トレンチ19の角部19cにのみ第1絶縁膜14Aを残すことが容易となる。このような厚さの差は、第1絶縁膜14Aの成膜方法や成膜条件の選択によって容易に設定できる。特にスパッタ法により形成すれば、容易にこのような厚さとすることができる。
次に、フッ素系ガスを用いて第1絶縁膜14Aをドライエッチングする。ここで、トレンチ19の角部19cにはエッチングガスが届きにくい。したがって、エッチング時間、エッチングレートなどエッチング条件を調整することにより、トレンチ19の角部19cのみに、第1絶縁膜14Aがp層12に接触しないようにして、第1絶縁膜14Aを残すことができる(図5.D参照)。なお、第1絶縁膜14Aのエッチングはドライエッチングでなくともよいが、ドライエッチングを用いれば第1絶縁膜14Aをこのように残すことが容易となる。特に、異方性ドライエッチングを用いることが望ましく、実施例1のようにフッ素系ガスを用いた異方性ドライエッチングが好適である。
次に、半導体層20上のうち、ソース電極17とpボディ電極21を形成する領域を除いて、ALD法によってAl2O3からなる第2絶縁膜14Bを形成する(図5.E参照)。第2絶縁膜14Bはエッチングによりパターニングする。これにより、トレンチ19の底面19a、角部19cの第1絶縁膜14A上、側面19b、第2のn層13表面(ソース電極17形成領域を除く)に連続して膜状に第2絶縁膜14Bを形成する。なお、ALD法において酸素源には、オゾンや酸素プラズマを用いるとよい。より低温で第2絶縁膜14Bを成長させることができ、また膜厚の均一さや膜質も向上させることができる。また、ALD法ではなく、CVD法やスパッタなどによって第2絶縁膜14Bを形成してもよい。
次に、リフトオフ法を用いてゲート電極15、pボディ電極21、ソース電極17を順に形成する。さらに基板10裏面にリフトオフ法を用いてドレイン電極18を形成する(図5.F参照)。なお、これら電極の形成順序はこの順に限らず、任意の順に形成してよい。
次に、素子上面全体を覆うようにして保護膜(図示しない)を形成し、保護膜のうち、ソース電極17の上部に当たる領域をドライエッチングしてコンタクトホールを形成し、ソース電極17と接続する配線電極(図示しない)を形成する。以上によって実施例1の半導体装置が製造される。
次に、実施例1の半導体装置に関するシミュレーション結果について説明する。
実施例1、比較例1〜3の半導体装置について、ドレイン・ソース間電圧を500Vとして、第2絶縁膜14Bの屈曲点に印加される電界強度をシミュレーションにより算出した。比較例1は、実施例1の半導体装置において、第1絶縁膜14Aを設けずにAl2O3からなる第2絶縁膜14Bのみとしたものである。第2絶縁膜14B表面には1つの屈曲点が存在し、第2絶縁膜14Bのうちトレンチ19側面19bに沿う領域の表面145とトレンチ19底面19aに沿う領域の表面146との交点が屈曲点Tである(図6(a)参照)。比較例2は、実施例1の半導体装置において、第1絶縁膜14AをSiO2ではなくAl2O3に替えて、第2絶縁膜14Bと同一材料としたものである(図6(b)参照)。比較例3は、実施例1の半導体装置において、第1絶縁膜14Aを第1のn層11上ではなくトレンチ19の角部19cの第2絶縁膜14B上に設けたものである(図6(c)参照)。比較例3では、第2絶縁膜14Bのうちトレンチ19側面19bに沿う領域の表面145と、第1絶縁膜14Aの斜辺との交点をR、トレンチ19底面19aに沿う領域の表面146と、第1絶縁膜14Aの斜辺との交点をSとする。実施例1、比較例1〜3において、トレンチ19底面19aからpn界面23までの高さH0は300nmとし、第2絶縁膜14BのAl2O3膜の厚さは100nmとした。また、実施例1、比較例2、3において、第1絶縁膜14Aの高さHは50nm、幅Wは200nmとした。
図7は、比較例1における第2の絶縁膜14Bの屈曲点Tに印加される電界強度、実施例1及び比較例2、3の半導体装置における第2絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sに印加される電界強度のうち、高い方の電界強度を示したグラフである。電界強度は、比較例1の屈曲点Tの電界強度を1とした比で表した。
図7のように、比較例1に比べて比較例2、実施例1では電界強度が低下しており、電界が緩和されていることがわかった。一方、比較例3では、比較例1よりも電界強度が増加してしまうことがわかった。また、比較例2では電界が緩和されているものの、比較例1に比べて6%の電界強度低下であり、十分に電界が緩和されているとは言い難い。また、実施例1では、比較例1に比べて12%の電界強度低下であり、十分に電界が緩和されていることがわかった。
また、別途図7の条件で実施例1の第1絶縁膜14A内部の最大電界強度を計算した結果では、図7の比較例1の屈曲点Tの電界強度よりもおよそ8%低いだけであった。このため、第1絶縁膜14Aと第2の絶縁膜14Bとの絶縁破壊強度が同じであれば電界緩和の効果を十分に得られない。しかし、実施例1では第1絶縁膜14Aの絶縁破壊強度が第2の絶縁膜14Bよりも十分に高いため、第2の絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sの電界緩和の効果を十分に得ることが可能である。
次に、比較例1〜3、実施例1の半導体装置について、ドレイン・ソース間電圧を0.5Vとし、ゲート電圧を変化させて各ゲート電圧でのドレイン電流を算出した。図8は、実施例1、比較例1〜3の半導体装置のドレイン電流−ゲート電圧特性を示したグラフである。
図8のように、実施例1の半導体装置は、オン抵抗やgmに顕著な劣化は見られないことがわかった。
以上の結果から、実施例1の半導体装置では、オン抵抗やgmといった素子性能を向上させつつ、ゲート耐圧を向上できていることがわかった。
次に、実施例1の半導体装置について、第1絶縁膜14Aの高さH、幅Wを変更して第2絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sに印加される電界強度を調べた。トレンチ19底面19aからpn界面23までの高さH0は700nmとし、第2絶縁膜14BであるAl2O3膜の厚さは100nmとした。ドレイン・ソース間電圧は500Vとした。
まず、高さHを200nmで固定し、幅Wを変化させて、幅Wに対する高さHの比(H/W)を0.20、0.25、0.50、1.00、2.00に変化させた。その結果、第2の絶縁膜14Bの屈曲点R及び屈曲点Sに印加される電界強度のうち、高い方の電界強度は図9のようになった。図9において、電界強度は、比較例1の屈曲点Tの電界強度を1とした比で表した。
図9のように、幅Wに対する高さHの比が0.20、0.25の場合には、比較例1に比べて電界強度がおよそ15%低下しており、電界が緩和されていることがわかった。幅Wに対する高さHの比が0.50では、比較例1に比べて電界強度はおよそ5%の低下であり、電界がやや緩和されていることがわかった。一方、幅Wに対する高さHの比が1.00の場合には、比較例1に比べて電界強度が増加し、2.00の場合には、比較例1の電界強度とほぼ等しく、電界が緩和されないことがわかった。
また、幅Wを200nmで固定し、高さHを変化させて、幅Wに対する高さHの比(H/W)を0.20、0.25、0.50、1.00、2.00に変化させた。その結果、図10のように、幅Wに対する高さHの比が0.20の場合は、比較例1に比べて電界強度がおよそ20%低下、比が0.25の場合ではおよそ15%低下、比が0.50の場合はおよそ25%低下しており、電界が緩和されていることがわかった。また、幅Wに対する高さHの比が1.00、2.00の場合には、比較例1に比べて電界強度が増加し、電界が緩和されないことがわかった。
以上の結果から、幅Wに対する高さHの比は、0.2〜0.5とすることが望ましく、より望ましくは0.2〜0.25であることがわかった。
(各種変形例)
なお、本発明は、トレンチゲート構造だけでなく、側面の一部にボディ層が露出する溝であれば適用することができ、メサ溝にも適用できる。たとえば、素子外周にメサ溝が設けられた終端構造に対しても適用することができる。終端構造に適用する場合、第2絶縁膜はパッシベーション膜や保護膜として機能するものである。図11は、実施例1の半導体装置において、終端構造としてメサ溝30を有した構成を例示したものである。メサ溝30は、第1のn層11、p層12、第2のn層13が台地状となるように、素子領域の外周を第1のn層11に達するまでエッチングした溝である。このメサ溝30の角部30cに、実施例1の第1絶縁膜14Aと同様に、第1絶縁膜34Aが設けられている。また、メサ溝30の底面30a、第1絶縁膜34A、メサ溝30の側面30b、第2のn層13表面に連続して膜状に、第2絶縁膜14Bと同様な第2絶縁膜34Bが設けられている。このような終端構造とすることで、素子性能を向上させつつ、耐圧性能を向上させることができる。
実施例の半導体装置はMISFETであったが、本発明はこれに限るものではなく、半導体層に溝を有し、その溝の側面にボディ層が露出する構造であれば任意の半導体装置に適用可能である。たとえば、IGBT、HFET、などの半導体装置に適用することができる。また、実施例1の半導体装置において、伝導型を反転させた構造とした場合にも本発明は有効である。また、実施例1は基板垂直方向に導通を取る縦型の半導体装置であったが、本発明は基板水平方向に導通を取る横型の半導体装置に対しても適用することができる。
実施例1の半導体装置は、半導体層としてIII族窒化物半導体を用いているが、本発明はこれに限るものではなく、任意の半導体材料を用いた半導体装置に適用できる。たとえば、SiC、Si、SiGe、III−V族半導体などにも適用することができる。本発明は、高耐圧な半導体材料であるIII族窒化物半導体やSiCを用いた場合に好適であり、特にIII族窒化物半導体を用いた場合に好適である。
本発明の半導体装置は、パワーデバイスなどに利用することができる。
10:基板
11:第1のn層
12:p層
13:第2のn層
14A:第1絶縁膜
14B:第2絶縁膜
15:ゲート電極
16:パッシベーション膜
17:ソース電極
18:ドレイン電極
19:トレンチ
20:半導体層
21:pボディ電極

Claims (7)

  1. ボディ層を有した半導体層に、そのボディ層を貫通する溝が設けられ、前記溝の側面の一部にボディ層が露出する半導体装置において、
    前記溝の角部に接して設けられ、前記溝の側面に露出する前記ボディ層には接しない第1絶縁膜と、
    前記溝の側面に露出する前記ボディ層、および前記第1絶縁膜上を連続して覆うように設けられた第2絶縁膜と、
    を有し、
    前記第1絶縁膜の絶縁破壊強度は、前記第2絶縁膜の絶縁破壊強度よりも高く、
    前記第2絶縁膜の比誘電率は、前記第1絶縁膜の比誘電率よりも高
    前記溝は、前記半導体装置の終端部に設けられたメサ溝である、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. ボディ層を有した半導体層に、そのボディ層を貫通する溝が設けられ、前記溝の側面の一部にボディ層が露出する半導体装置において、
    前記溝の角部に接して設けられ、前記溝の側面に露出する前記ボディ層には接しない第1絶縁膜と、
    前記溝の側面に露出する前記ボディ層、および前記第1絶縁膜上を連続して覆うように設けられた第2絶縁膜と、
    を有し、
    前記第1絶縁膜の絶縁破壊強度は、前記第2絶縁膜の絶縁破壊強度よりも高く、
    前記第2絶縁膜の比誘電率は、前記第1絶縁膜の比誘電率よりも高
    前記第1絶縁膜の幅に対する前記第1絶縁膜の高さの比は、0.2〜0.5である、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記溝は、前記半導体装置の終端部に設けられたメサ溝である、ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記溝は、トレンチ溝であり、
    前記第2絶縁膜上に、前記溝の底面および側面に沿ってゲート電極が設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  5. 第1絶縁膜は、SiO2からなり、第2絶縁膜は、Al2O3、ZrON、AlON、ZrO2、HfO2またはHfONである、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体層の主面に垂直方向に導通を取る縦型構造である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体層は、III族窒化物半導体からなることを特徴とする請求項1ない請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置。
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