JP6724701B2 - 車載バッテリ充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車載バッテリの充電システムに関し、特に、電池を昇温させるヒータを備えた充電システムに関する。
電気自動車やハイブリッド車両等、回転電機を駆動源とする車両には、直流電源である電池モジュールが搭載されている。電池モジュールは、複数の電池セル(単電池)が積層され接続されている。
電気自動車やハイブリッド車両等のうち、プラグイン充電や非接触充電等の外部充電が可能な車両は、外部充電プロセスが2段階に分かれて実行される場合がある。例えば最初に相対的に大電力で充電を行う第1充電モード(CP1)が実行される。次に、相対的に小電力で充電を行う第2充電モード(CP2)が実行される。第2充電モードは押し込み充電とも呼ばれ、充電効率が相対的に低下する高SOC時に充電電力を絞ることで、充電効率の低下に伴う温度上昇や過電圧を抑制しつつ、充電を行っている。
また、電池モジュールの充放電特性はその温度(電池温度)に影響することが知られている。例えば低温であるほど電池モジュールの充放電効率は低下する。十分な充電効率及び放電効率を得るために、外部充電時にはヒータを用いて電池モジュールが昇温(加温)される。
例えば特許文献1では、所望の充電効率を得るために外部充電時に昇温が実行される。すなわち、外部充電の際に、外部電力が充電電力(充電用電力)と昇温電力(昇温用電力)とに分配される。この分配に際して、第1充電モードでは、外部電力(最大電力)に対する昇温電力の比率を変化させた際の充電時間(充電効率)の変化を予め求めておき、充電時間が最短となる、言い換えると充電効率が最高となる昇温電力の比率を求めている。第2充電モードでは、充電電力を固定値とし、残りの電力(最大電力−充電電力)が昇温電力に割り当てられる。
また、特許文献2では、所望の放電効率を得るために外部充電時に昇温が実行される。すなわち、外部充電の完了時における電池モジュールの放電効率を、EV走行が可能な程度にまで引き上げるために、外部充電中に電池モジュールを昇温させる。具体的には、昇温電力を固定値として、電池温度の実測値と目標温度から昇温時間を求める。さらに充電完了時刻タイマーの設定時刻から昇温時間分遡って昇温開始時刻を設定している。
特開2015−159633号公報 特開2016−51590号公報
ところで、外部充電プロセスにおいて第1充電モード及び第2充電モードを実施する場合、第1充電モードでは充電効率に基づいて昇温電力が定められる。充電効率に基づいた昇温が行われることから、第1充電モードの終了時には、所望の放電特性が得られるまで電池モジュールが昇温されていない場合がある。そこで第2充電モードにて電池モジュールを放電特性に基づく目標温度まで昇温させることが考えられるが、従来の第2充電モードにおける昇温電力は固定値に設定されているから、昇温制御が困難となる。例えば充電完了設定時刻より前に放電特性に基づく目標温度に到達して昇温が停止された結果、その後に電池温度が低下して充電完了設定時刻には目標温度を割り込むといったケースが考えられる。
そこで本発明は、第2充電モードにおいて、放電効率に基づく電池モジュールの目標温度への昇温制御を従来よりも高精度に行うことの可能な、車載バッテリの充電システムを提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されたバッテリを車両外の外部電源から充電させる外部充電が可能な、車載バッテリ充電システムに関する。当該充電システムは、前記バッテリを昇温させるヒータと、前記バッテリの充電管理及び前記ヒータの制御を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記外部充電の際に、相対的に大電力で前記バッテリを充電する第1充電モードと、前記第1充電モード後に相対的に小電力で前記バッテリを充電する第2充電モードとを実行する。さらに前記制御部は、第1電力配分部、充電時間算出部、第2電力配分部、及び電力制御部を備える。第1電力配分部は、前記第1充電モードにおいて、前記外部電源から供給される外部電力を、前記バッテリの充電効率から求められ前記ヒータに供給される第1昇温電力と、前記バッテリへの第1充電電力とに配分する。充電時間算出部は、前記第1充電モード完了時点の前記バッテリのSOCと目標SOCとのSOC差、及び、前記第2充電モードの充電電力として定められた第2充電電力に基づいて、前記第2充電モードの実行期間を求める。第2電力配分部は、前記第1充電モード完了時点のバッテリ温度と前記バッテリの放電効率から求められた放電目標温度との温度差と、前記第2充電モードの実行期間から、前記バッテリを前記放電目標温度まで昇温させるのに要する第2昇温電力を求める。電力制御部は、前記第2充電電力と前記第2昇温電力の和が前記外部電力以下であるときに、前記第2充電電力にて前記バッテリを充電させ、前記第2昇温電力にて前記ヒータを作動させる。
本発明によれば、外部充電の第2充電モードにおいて、放電効率に基づく電池モジュールの目標温度への昇温制御を従来よりも高精度に行うことが可能となる。
本実施形態に係る車載バッテリの充電システム及びこれを搭載した車両の構成を例示する図である。 制御部の機能ブロックを例示する図である。 出発タイマー設定時の外部充電フローを例示する図である。 第1充電モード(CP1)における充電時間を設定するための充電効率マップを例示する図である。 外部充電の電力配分を例示する図である。 外部充電の電力配分の別例を示す図である。 出発タイマー設定時の外部充電フローの別例を示す図である。 外部充電の電力配分を例示する図である。
図1に、本実施形態に係る車載バッテリ充電システム及び当該システムが搭載された車両の構成を例示する。なお、図示を簡略化するために、図1では、本実施形態に係る充電システムとの関連性の低い構成については適宜図示を省略している。また、図1の矢印線は信号線を表している。
メインバッテリ10は、ニッケル水素やリチウムイオン電池等の二次電池から構成される。例えばメインバッテリ10は、1〜5V程度の電池セル(単電池)を複数積層させたスタック(積層体)から構成される。
メインバッテリ10から出力された直流電力は昇降圧DC/DCコンバータ12にて昇圧される。昇圧された直流電力はインバータ14にて直交変換される。変換後の交流電力は回転電機MG1,MG2の少なくとも一方に供給される。回転電機MG1,MG2から動力分配機構16を介して車輪18に動力が伝達される動力伝達経路については既知であるので、ここでは説明を省略する。
また、メインバッテリ10と昇降圧DC/DCコンバータ12とを繋ぐ電路から分岐して、降圧DC/DCコンバータ20に接続される分岐電路が設けられる。メインバッテリ10の高圧電力は降圧DC/DCコンバータ20により降圧されてサブバッテリ22、制御部24、バッテリヒータ26やその他の補機類に供給される。
また、図1に例示するプラグインハイブリッド車両は、車両外部のAC電源30(外部電源)からメインバッテリ10への充電(外部充電またはプラグイン充電)が可能となっている。外部充電は、本実施形態に係る充電システムによって制御される。なお、AC電源30は例えば家庭用の単相100V交流電源や単相200V交流電源である。
外部充電に当たり、AC電源30のコネクタ32(プラグ)が車両に設けられたコネクタ34(インレット)に接続される。外部充電が開始される、すなわち制御部24によって充電リレーCHRがオフ状態からオン状態に切り替わると、AC電源30から供給された交流電力が充電器38によって交直変換及び昇圧され、変換及び昇圧後の直流電力がメインバッテリ10に供給される。なお、充電器38によって直交変換及び昇圧後の直流電力のうち、AC電源30及び充電器38によって得られ得る最大の直流電力を、外部電力として以下では取り扱ってもよい。
外部充電の開始トリガーは複数パターン設けられる場合がある。基本的には、AC電源30のコネクタ32が車両のコネクタ34に接続されると、外部充電が開始される。また、車両のユーザにより出発タイマー36が設定されている場合は、AC電源30のコネクタ32と車両のコネクタ34とが接続されても外部充電が開始されずに一旦待機状態となる。出発タイマー36に設定された出発予定時刻から逆算した外部充電開始時刻に至ると、外部充電が開始される。
なお、本実施形態に係る外部充電プロセスは、第1充電モード(CP1)及びその後に実行される第2充電モード(CP2)の2段階に分かれて実行される。第1充電モードでは、充電時間の短縮を狙って、相対的に大電力で充電が行われる。次に、第2充電モードでは、充電効率が相対的に低下する高SOC時に、充電効率の低下に伴う温度上昇や過電圧を抑制するため、相対的に小電力で充電が行われる。第2充電モードは押し込み充電とも呼ばれる。
また後述するように、外部充電中にメインバッテリ10の昇温(加温)が必要な場合には、バッテリヒータ26が用いられる。すなわち、制御部24によってシステムメインリレーSMR及びヒータリレー28がオフ状態からオン状態に切り替えられると、AC電源30から供給される外部電力の一部が降圧DC/DCコンバータ20によって降圧されてバッテリヒータ26に供給される。
本実施形態に係る充電システムは、制御部24、バッテリヒータ26、出発タイマー36、及び起動タイマー40を備える。
制御部24は、メインバッテリ10の充放電管理及びバッテリヒータ26の制御を行う。制御部24は、例えばコンピュータから構成され、演算回路であるCPU42及び記憶部44を備える。記憶部44はSRAM等の揮発性メモリ及びROMやハードディスク等の不揮発性メモリを含んで構成される。記憶部44には後述する出発タイマー設定時の外部充電フローを実行するためのプログラムや、目標SOC等、出発タイマー設定時の外部充電フローに関する各種パラメータが記憶される。
記憶部44に記憶された外部充電プログラムを実行することで、制御部24には、図2に示す機能部が生成される。この機能部は例えばCPU42や記憶部44等のリソースがそれぞれ割り当てられて生成されるものであり、仮想的にそれぞれ独立した機能ブロックとして図示される。この機能ブロックとして、制御部24は、タイマー設定確認部50、SOC算出部52、充電時間算出部54、CP1電力配分算出部56(第1電力配分部)、CP2電力配分算出部58(第2電力配分部)、充電電力制御部60(電力制御部)、及び、充電モード切替部62を備える。
制御部24の各機能部の動作について、図2の機能ブロック図及び図3に示す出発タイマー設定時の外部充電フローチャートを用いて説明する。
車両のスタートスイッチ(図示せず)が車両ユーザによってオフ操作され、システムメインリレーSMR(図1参照)が接続状態から遮断状態に切り替わった後、AC電源30のコネクタ32(プラグ)が車両のコネクタ34(インレット)に接続される(プラグイン)。このとき、コネクタ34から制御部24のタイマー設定確認部50に接続指令が送信され、図3のフローが起動される。
タイマー設定確認部50は、出発タイマー36に出発予定時刻t2が設定されているか否かを確認する(S10)。出発予定時刻t2が設定されていない場合は、本フローが終了し、外部充電が実行される。
タイマー設定確認部50は、出発タイマー36に出発予定時刻t2が設定されている場合、タイマー設定確認部50にその出発予定時刻t2を送信する。タイマー設定確認部50は、送信された出発予定時刻t2を充電時間算出部54に送信(転送)する。
充電時間算出部54は、外部充電に掛かる時間を求め、出発予定時刻t2から外部充電時間を遡った時刻を外部充電の開始時刻とする。まず充電時間算出部54は、第1充電モード(CP1)に掛かる時間(CP1充電時間)t_cp1及び第2充電モード(CP2)に掛かる時間(CP2充電時間)t_cp2を求める(S12)。
CP1充電時間t_cp1を求める際には、メインバッテリ10の充電効率が考慮される。図4には充電効率マップが示されている。メインバッテリ10が低温状態にあると、充電効率が低下する。そこでAC電源30から供給される外部電力の一部をバッテリヒータ26に割り当ててメインバッテリ10を昇温しながら充電を行うことが考えられる。
このとき、バッテリヒータ26に割り当てる電力(昇温電力)の割合が過度に大きくなると、充電電力への割り当てが減ることになり、充電に時間が掛かることになる。一方、バッテリヒータ26に割り当てる電力(昇温電力)を過度に絞ると、メインバッテリ10が昇温されないので、充電効率が低下して充電に時間が掛かることになる。そこで、充電電力と昇温電力との最良のバランスを得るために、図4に示すような充電効率マップが用いられる。
図4のグラフは、横軸が外部電力(最大電力)に対する昇温電力の比を示し、縦軸は充電時間を表す。このようなグラフは、メインバッテリ10の温度及びSOCごとに複数種類記憶部44に記憶されていてよい。例えば充電時間算出部54は、図示しない外気温センサから外気温(環境温度)を取得して、これを外部充電開始時のメインバッテリ10の温度(初期温度)とする。さらにSOC算出部52から、メインバッテリ10の現在のSOC(充電前SOC)を取得する。充電時間算出部54は、初期温度及び充電前SOCに対応する充電効率マップを呼び出して、充電効率が最高の、つまり充電時間が最短となるプロットを選択してこれをCP1充電時間t_cp1とする。
次に充電時間算出部54は、CP2充電時間t_cp2を求める。第1充電モード(CP1)から第2充電モード(CP2)への移行は、メインバッテリ10のSOCをトリガーにして行われる。例えば所定のSOCまでメインバッテリ10が充電されると、充電モードはCP1からCP2に移行する。また、メインバッテリ10の目標SOCは例えば固定値として設定される。このように、第2充電モードではメインバッテリ10のSOC差ΔSOCは予め定められている。
また、第2充電モードでは、高SOCとなって充電効率が相対的に低下したメインバッテリ10の過電圧や過熱を防止するために、充電電力Pc_cp2が予め設定されている。このように、充電電力Pc_cp2及びΔSOCが既知であるため、充電電力Pc_cp2にてメインバッテリ10をΔSOC充電するのに要する時間、つまり第2充電時間t_cp2を求めることができる。
続いて充電時間算出部54は、出発予定時刻から、第1充電時間t_cp1及び第2充電時間t_cp2の和を遡った時刻を外部充電開始時刻t0として起動タイマー40に設定する(S14)。その後制御部24は外部充電開始時刻まで待機状態(スリープ状態)となる(S16)。
外部充電開始時刻に到達すると、起動タイマー40は充電電力制御部60を起動させる。充電電力制御部60は充電モード切替部62に充電モードとして第1充電モード(CP1)を実行する実行指令を送信する。充電モード切替部62は、昇温電力Pw_cp1(第1昇温電力)と充電電力Pc_cp1(第1充電電力)の電力配分を算定する要求指令をCP1電力配分算出部56に送信する。
CP1電力配分算出部56は、昇温効率マップ(図4)を参照して、ステップS12にて求めた第1充電時間t_cp1に対応する昇温電力/外部電力(Pw_cp1/Ps)の比を求める。さらにAC電源30から供給される外部電力Ps[W](の最大値)から昇温電力Pw_cp1[W]を求める。さらに外部電力Psから昇温電力Pw_cp1を引いてこれを充電電力Pc_cp1とする。
CP1電力配分算出部56から昇温電力Pw_cp1及び充電電力Pc_cp1が充電電力制御部60に送信されると、充電電力制御部60は、図5に示すように、昇温電力Pw_cp1にてバッテリヒータ26を作動させ、また充電電力Pc_cp1にてメインバッテリ10を充電させる(S18)。例えば充電電力制御部60は、システムメインリレーSMRを遮断状態から接続状態に切り替えて、外部電力の一部を降圧DC/DCコンバータ20に供給する。充電電力制御部60は、降圧DC/DCコンバータ20のPWM制御を通して、バッテリヒータ26に供給される昇温電力[W]を制御する。
SOC算出部52は、メインバッテリ10に供給される電流を電流センサ37を介してモニタリングし、またメインバッテリ10の電圧変化を電圧センサ39を介してモニタリングすることで、メインバッテリ10のSOCを算出する。算出されたSOCは充電電力制御部60に送られる。充電電力制御部60は、受信したSOCに基づき、第1充電モードが完了したか否かを判定する(S20)。例えば、メインバッテリ10のSOCが、第1充電モードから第2充電モードへの切り替えのトリガーとなる、所定の閾値SOC以上となっているか否かが判定される。メインバッテリ10のSOCが閾値SOC未満である場合、第1充電モードが継続される。
メインバッテリ10のSOCが閾値SOC以上である場合、第1充電モードから第2充電モードに移行する。充電電力制御部60は、充電モード切替部62に、充電モードとして第2充電モード(CP2)を実行する実行指令を送信する。充電モード切替部62は、昇温電力Pw_cp2(第2昇温電力)と充電電力Pc_cp2(第2充電電力)の電力配分を算定する要求指令をCP2電力配分算出部58に送信する。
CP2電力配分算出部58は、バッテリ温度センサ48から、第1充電モード完了時点t1のバッテリ温度Tb(t1)を取得する(S22)。また、充電時間算出部54は、CP2充電時間t_cp2を再度求める(S24)。具体的にはステップS12と同様にして、第1充電モード完了時点t1におけるメインバッテリ10のSOCと目標SOCとのSOC差、及び、予め定められた充電電力Pc_cp2(第2充電電力)に基づいて、第2充電時間t_cp2を求める。または、ステップS12にて求めたCP2充電時間t_cp2をそのまま用いてもよい。CP2充電時間t_cp2はCP2電力配分算出部58に送信される。
CP2電力配分算出部58は、第2充電時間t_cp2、第1充電モード完了時点t1のバッテリ温度Tb(t1)、及び、予め設定された放電目標温度Tdから、メインバッテリ10の昇温に必要な昇温電力Pw_cp2(第2昇温電力)を求める(S26)。
上述したように、本実施形態では出発タイマーが設定されており、外部充電後に車両が運転可能(Ready−On)状態となる。このとき、メインバッテリ10の電力、つまり回転電機MG1、MG2の動力のみにて(内燃機関46の動力を用いずに)車両を駆動させるいわゆるEV走行モードが可能となるように、放電効率に基づいてメインバッテリ10の放電目標温度Tdが定められる。CP2電力配分算出部58は、外部充電後にメインバッテリ10の温度Tbが放電目標温度Tdに到達するように、昇温電力Pw_cp2を設定する。
放電目標温度Tdから第1充電モード完了時点t1のバッテリ温度Tb(t1)を引くことで温度差ΔTが得られる。これにメインバッテリ10の質量及び比熱を掛けることで熱量[J]が求められる。なお、メインバッテリ10の質量及び比熱は予め求められ、制御部24の記憶部44に記憶される。熱量[J]を第2充電時間t_cp2で割ることで昇温電力Pw_cp2[W]が求められる。
CP2電力配分算出部58は、求められた昇温電力Pw_cp2及び予め設定されたCP2充電電力Pc_cp2を充電電力制御部60に送信する。充電電力制御部60では、昇温電力Pw_cp2とCP2充電電力Pc_cp2の和が、外部電力Ps以下であるか否かが判定される(S28)。
昇温電力Pw_cp2とCP2充電電力Pc_cp2の和が、外部電力Ps以下である場合、図5の時刻t1〜t2に示すように、充電電力制御部60は、昇温電力Pw_cp2にてバッテリヒータ26を作動させ、また充電電力Pc_cp2にてメインバッテリ10を充電させる(S30)。SOC算出部52は、メインバッテリ10のSOCを算出してこれを充電電力制御部60に送信する。充電電力制御部60は、送信されたSOCが目標SOCに到達したか否か、つまり第2充電モードが完了したか否かを判定する(S32)。送信されたSOCが目標SOC未満である場合、第2充電モードが継続される。また、送信されたSOCが目標SOC以上である場合、図3に示すフローは終了となる。
一方、ステップS28にて昇温電力Pw_cp2とCP2充電電力Pc_cp2の和が、外部電力Psを超過する場合、充電電力制御部60は、充電電力Pc_cp2にてメインバッテリ10を充電させる一方で、外部電力Psから充電電力Pc_cp2を引いた電力を昇温電力としてバッテリヒータ26を作動させる(S34)。
SOC算出部52は、メインバッテリ10のSOCを算出してこれを充電電力制御部60に送信する。充電電力制御部60は、送信されたSOCが目標SOCに到達したか否か、つまり第2充電モードが完了したか否かを判定する(S36)。送信されたSOCが目標SOC未満である場合、第2充電モードが継続される。また、送信されたSOCが目標SOC以上である場合、図6の時刻t2以降に示されているように、外部電力Psのすべてを昇温電力Pw_cp2に割り当てて(Ps=Pw_cp2)、メインバッテリ10を速やかに昇温させる(S38)。
充電電力制御部60はバッテリ温度Tbをモニタリングして、これが放電目標温度Td以上となったか否かを判定する(S40)。Tb<Tdである場合、Ps=Pw_cp2での昇温が継続される。一方、Tb≧Tdである場合、図3のフローは終了となる。
なお、図3や図5に示す実施形態では、第2充電フローの全期間に亘って昇温を行っていたが、この形態に限らない。図7には図3とは別例の、出発タイマー設定時の外部充電フローが示されている。なお図7において、符号(ステップ番号)が図3と同一のステップについては内容が同一であることから、適宜説明を省略する。
本フローでは、第2充電モードに際して、昇温電力を常に外部電力PsとCP2充電電力Pc_cp2の差(Ps−Pc_cp2)とする。その上で、メインバッテリ10を間欠的に昇温する。
ステップS28にて、昇温電力Pw_cp2とCP2充電電力Pc_cp2の和が、外部電力Ps以下である場合、CP2電力配分算出部58は、外部電力PsとCP2充電電力Pc_cp2の差(Ps−Pc_cp2)を昇温電力として昇温を実施する昇温時間tw_cp2を算出する(S42)。
例えば、放電目標温度Tdから第1充電モード完了時点t1のバッテリ温度Tb(t1)を引くことで温度差ΔTが得られる。これにメインバッテリ10の質量及び比熱を掛けることで熱量[J]が求められる。この熱量[J]を昇温電力(Ps−Pc_cp2)で割ることで、昇温時間tw_cp2が得られる。
CP2電力配分算出部58は、充電電力Pc_cp2、昇温電力Pw_cp2(=Ps−Pc_cp1)、及び昇温時間tw_cp2を、充電電力制御部60に送信する。充電電力制御部60は、まず充電電力Pc_cp2にてメインバッテリ10を充電させる。バッテリヒータ26は休止させる(S44)。
充電電力制御部60は、現在時刻が、出発予定時刻(充電終了予定時刻)t2から昇温時間分tw_cp2遡った時刻(昇温開始時刻)に到達したか否かを判定し(S46)、到達した場合に、図8に示すように、昇温電力(Ps−Pw_cp2)にてバッテリヒータ26を作動させる。また充電電力Pc_cp2のまま、メインバッテリ10への充電が維持される(S48)。
SOC算出部52は、メインバッテリ10のSOCを算出してこれを充電電力制御部60に送信する。充電電力制御部60は、送信されたSOCが目標SOCに到達したか否か、つまり第2充電モードが完了したか否かを判定する(S50)。送信されたSOCが目標SOC未満である場合、第2充電モード(充電及び昇温)が継続される。また、送信されたSOCが目標SOC以上である場合、図7に示すフローは終了となる。
10 メインバッテリ、24 制御部、26 バッテリヒータ(ヒータ)、30 AC電源(外部電源)、36 出発タイマー、40 起動タイマー、48 バッテリ温度センサ、50 タイマー設定確認部、52 SOC算出部、54 充電時間算出部、56 CP1電力配分算出部(第1電力配分部)、58 CP2電力配分算出部(第2電力配分部)、60 充電電力制御部(電力制御部)、62 充電モード切替部。

Claims (1)

  1. 車両に搭載されたバッテリを車両外の外部電源から充電させる外部充電が可能な、車載バッテリ充電システムであって、
    前記バッテリを昇温させるヒータと、
    前記バッテリの充電管理及び前記ヒータの制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部充電の際に、相対的に大電力で前記バッテリを充電する第1充電モードと、前記第1充電モード後に相対的に小電力で前記バッテリを充電する第2充電モードとを実行し、
    前記第1充電モードにおいて、前記外部電源から供給される外部電力を、前記バッテリの充電効率から求められ前記ヒータに供給される第1昇温電力と、前記バッテリへの第1充電電力とに配分する第1電力配分部と、
    前記第1充電モード完了時点の前記バッテリのSOCと目標SOCとのSOC差、及び、前記第2充電モードの充電電力として定められた第2充電電力に基づいて、前記第2充電モードの実行期間を求める充電時間算出部と、
    前記第1充電モード完了時点のバッテリ温度と、前記バッテリの放電効率から求められ前記充電効率に基づいて昇温された前記第1充電モード完了時点のバッテリ温度よりも高い放電目標温度との温度差と、前記第2充電モードの実行期間から、前記バッテリを前記放電目標温度まで昇温させるのに要する第2昇温電力を求める第2電力配分部と、
    前記第2充電電力と前記第2昇温電力の和が前記外部電力以下であるときに、前記第2充電電力にて前記バッテリを充電させ、前記第2昇温電力にて前記ヒータを作動させる電力制御部と、
    を備えることを特徴とする車載バッテリ充電システム。
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