JP6723626B1 - 鋼管杭埋設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機構の一部を共通化して装置全体をコンパクト化すると共に、鋼管杭及びアンカー杭埋設の作業効率に優れた鋼管杭埋設装置を提供する。【解決手段】鋼管杭埋設装置は、起動性を有する自走手段2と、自走手段2に搭載した連結フレーム3と、連結フレーム3に水平移動可能に配設した取付台座4と、取付台座4と傾動可能に連結した支持基台5と、支持基台5に立設した昇降機構6と、昇降機構6に支持されて昇降移動する昇降台7と、昇降台7に配設されて鋼管杭Pを環装保持して所定時に軸回転力を伝達する鋼管杭駆動機構と、昇降台7から両側水平方向に延伸形成した一対のアーム体と、各アーム体に配設されてアンカー杭Apを環装保持して所定時に軸回転力を伝達するアンカー杭駆動機構と、各アンカー杭駆動機構の下方位置に配置されてアンカー杭駆動機構に環装保持されたアンカー杭Apを所定時に固定するロック手段と、から構成する。【選択図】図1

Description

本願に係る発明(以下、「本発明」と称する。)は、鋼管杭又は採熱管などの直円管を地中に埋設するための装置であって、特に住宅敷地内などの狭隘地区を対象とすると共に自走手段に搭載した機動性のある鋼管杭埋設装置に関する。
従来から地中に鉛直状に埋設する直円管、特に先端に掘削刃などを配設した鋼管から成る鋼管杭を含めた杭の埋設には、専用の埋設装置が用いられていた。この様な埋設装置の構成は、昇降機構に取り付けたチャック機構によって、鋼管杭の外周側部を把持固定し、鋼管杭に軸回転力と埋設方向への押下力である地盤への貫入力を伝達するものであった。
これらの埋設装置の多くは、埋設時の反力に対抗するために重量化したり、若しくは埋設作業前にスクリュー羽根を持ったアンカー杭を地中に埋設させておく装置構成のものであった。
例えば、特許文献1に示す「回転式杭圧入及び引き抜き装置」と称する埋設装置が提案されていた。この埋設装置は、走行手段を持った車両フレーム上に立設させたガイド支柱に回転圧入機を昇降自在に設置し、この回転圧入機によって杭を把持して地中へ回転圧入する構成である。そして、上記車両フレームは複数のスクリューアンカー杭を備えていた。
また、別な装置としては、特許文献2に示す「杭圧入工法及びその装置」と称する埋設装置が提案されていた。この埋設装置は、クローラー上において前後左右に移動自在としたリーダーに回転駆動機構を配置し、この回転駆動機構を移動させて複数のスクリューアンカー杭と適宜に連結して地盤に埋設させた後に、上記駆動機構と杭とを連結して杭を地盤に埋設する構成である。
特開平5−65715号公報 特開平1−146015号公報
しかし、上記特許文献1の埋設装置は、車両フレームに複数のスクリューアンカー杭を設置するだけでなく、それぞれにスクリューアンカー杭専用の回転駆動機構及び貫入力を付加する圧入機構を配設している。このため、スクリューアンカー杭に付随する部材が増加するため、当該埋設装置における大型化改善の効果は低かった。特に住宅地のような狭隘地域での埋設作業には不向きであった。
また、上記特許文献2の埋設装置は、各スクリューアンカー杭専用の回転駆動機構や圧入機構を備えるものではないが、リーダーに昇降自在に配置した回転駆動機構を移動させて各スクリューアンカー杭と連結させて埋設作業をする必要があった。このため、リーダーを移動させるクレーン機構が必須となるため大型化改善の効果は低く、リーダーの移動や各スクリューアンカー杭との連結が煩雑であるため、多数の鋼管杭の埋設作業では作業効率性に問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、鋼管杭の埋設装置において、機構の一部を共通化して装置全体のコンパクト化を実現すると共に、鋼管杭及びアンカー杭の埋設の作業効率に優れた鋼管杭埋設装置を提供する。
上記の課題を解決するため本発明の鋼管杭埋設装置は、以下のように構成している。
すなわち、装置全体を支持すると共に起動性を付加する自走手段と、該自走手段に搭載した連結フレームと、該連結フレームに水平移動可能に配設した取付台座と、該取付台座と傾動可能に連結した支持基台と、該支持基台に立設した昇降機構と、該昇降機構に支持されて昇降移動する昇降台と、該昇降台に配設されており、鋼管杭を環装保持して軸回転力を伝達する鋼管杭駆動機構と、前記昇降台から両側水平方向にそれぞれ延伸形成した一対のアーム体と、該各アーム体に配設されており、アンカー杭を環装保持して軸回転力を伝達するアンカー杭駆動機構と、該各アンカー杭駆動機構の下方位置に配置されており、前記アンカー杭駆動機構に環装保持された前記アンカー杭を固定するロック手段と、から構成したことを特徴としている。
特に、上記の鋼管杭及びアンカー杭の各駆動機構は、自身が回転駆動する時のみ、環装保持した鋼管杭及びアンカー杭の外周側部を強固に把持し、この把持固定により軸回転力を伝達できる機構を採用している。さらに、前記鋼管杭駆動機構は、前記昇降台に形成した配置孔に着脱自在にした杭保持管体を挿入配置して成り、該杭保持管体は駆動手段によって軸回転すると共に貫通形成した挿通口内に配設した鋼管杭チャック機構により鋼管杭を把持する構成としてもよい。
上記構成の鋼管杭埋設装置は、連結フレームに対して水平移動を可能とする取付台座に支持基台を傾動可能に連結している。この構成により、鋼管杭の埋設位置を自走手段の範囲外に突出させての位置調整が可能となる。さらに、支持基台に立設した昇降台も適宜に傾斜させることができるため、鋼管杭及びアンカー杭の各駆動機構も適宜に傾斜でき、掘削刃やスクリュー羽根などの拡径部を有する長尺状の鋼管杭やアンカー杭を各駆動機構の下側方向から環装することが可能となる。
また、自走手段としては、クローラーやホイールによる走行形態を採用し、連結フレームには支持基台を基準として少なくとも水平2方向へ所定の離隔距離をもって接地させる水平維持用のアジャスタ手段を配設してもよい。このアジャスタ手段は、例えば、クレーン車両等に配置する所謂アウトリガーと同形態として配設することが好適である。
さらに、昇降機構は、昇降台を埋設方向である下方への押下力(地盤への貫入力)を発生させる押下手段を備えている。この押下手段は、立設させた櫓状又は梯子状の構造体に配設したピストン機構から成り、昇降台の下降時に鋼管杭に対して所定の押下力を付加する。ここで、ピストン機構とは鉛直方向に移動するピストンを備えた1又は複数の油圧シリンダから成る機構である。この油圧シリンダを上記構造体に配設することにより、鋼管杭の地盤への貫入力や反力に対抗できる剛性が確保されることになる。
加えて、ロック手段は、前記アンカー杭駆動機構の垂下位置であって、かつ前記支持基台から水平両側方向に延伸形成された一対の支持体に配設している。ロック手段は、前記アンカー杭駆動機構と上下方向で対向した配設となっている。また、このロック手段は、上述のようにアンカー杭駆動機構が回転駆動時のみにアンカー杭を把持固定するため、地盤埋設後におけるアンカー杭駆動機構の起動時以外においては、アンカー杭の固定手段となっている。
本発明の鋼管杭埋設装置は、鋼管杭とアンカー杭の埋設方向への押下力を伴うことによる地盤への貫入力を、昇降機構を共通化した同じ駆動源で実現したことが構成上の大きな特徴である。このため、アンカー杭専用の昇降機構を備えた従来装置と比べて装置全体をコンパクト化できる。これにより、住宅地などの狭隘地域においてもアンカー杭を利用可能なコンパクトな鋼管杭埋設装置を構築でき、地盤の硬軟状況に応じた柔軟な埋設作業が可能となる。
また、自走手段を備えているため狭隘地域でも機動力が発揮でき、特に多数の鋼管杭の埋設やアンカー杭の埋設が伴う場合に作業効率が格段に向上する。
本発明の鋼管杭埋設装置の全体の外観を示す斜視図である。 図1のV方向からの斜視図である。 本発明の鋼管杭埋設装置の自走手段、連結フレーム、取付台座、及び支持基台を示す一部切り欠き斜視図である。 本発明の鋼管杭埋設装置の水平移動及び傾動作用を示す一部切り欠き側面図(A)、(B)である。 本発明の鋼管杭埋設装置の昇降台廻りを示す一部切り欠き斜視図である。 本発明の鋼管杭埋設装置の鋼管杭駆動機構を示す一部切り欠き側面図である。 本発明の鋼管杭埋設装置へ鋼管杭及びアンカー杭のセッティング状況を示す説明図である。 本発明の鋼管杭埋設装置へ鋼管杭及びアンカー杭のセッティング完了状態を示す正面図である。 本発明の鋼管杭埋設装置の鋼管杭及びアンカー杭の作用を示す模式図(A)、(B)である。 本発明の鋼管杭埋設装置の鋼管杭及びアンカー杭の作用を示す模式図(C)、(D)である。 本発明の鋼管杭埋設装置の鋼管杭及びアンカー杭の作用を示す模式図(E)、(F)である。 本発明の鋼管杭埋設装置の鋼管杭及びアンカー杭の作用を示す模式図(G)と、鋼管杭をダウンザホールハンマーに変更した場合の作用を示す模式図(H)である。
以下に、本発明の実施例に係る鋼管杭埋設装置(以下、「本装置」と称する。)を図面に基づき詳細に説明する。また、以下の説明においては、図1を基準として、図示上下方向を本装置の「上下」、左下方向(矢印V方向)を「前」又は「前方」、この反対方向を「後」又は「後方」、及び前方に向かって「右」と「左」と方向を定義して用いる。
[本装置の概要]
まず、本装置1は、主に自走手段2に搭載した連結フレーム3を介して配設した取付台座4及び支持基台5と、支持基台5に立設状に配置した昇降機構6と、昇降機構6によって昇降移動する昇降台7と、及び昇降台7に備えられた鋼管杭P及びアンカー杭Apを把持固定又は軸回転力伝達を選択的に行う各駆動機構71、74と、から構成している。
なお、本装置1で用いる鋼管杭Pの先端部には、地中を掘り進むための掘削刃P1を配設している。一方、アンカー杭Apの先端部には、同様の掘削刃Ap1に加えて、地盤ヘの貫入力と引き抜き抗力を兼ねたスクリュー羽根Ap2を配設している。
[自走手段]
本装置1を構成する自走手段2は、並列一対のクローラー22と、この一対のクローラー22の後方に配置した動力源となるエンジン23と、自走手段2や各機構の油圧機器などの操作盤21と、から構成している。本装置1は、クローラー22による走行のため不整地でも機動的な移動が可能となる。自走手段2はクローラー22に代えてホイールによる多輪形式としてもよい。なお、自走手段2の構成自体は、既存技術であるため、その詳細な構成の説明は省略する。
[連結フレーム]
連結フレーム3は、自走手段2に搭載した取付台座4及び支持基台5との連結要素となるものである。連結フレーム3は、クローラー22の移動方向に沿って平行対面配置すると共に、前方が下方向への拡張面を有した所定長の側面部材31と、側面部材31の前方端部どうしを架設連結した前面部材32とで構築している。
また、連結フレーム3には、エンジン23の前部位置の側面部材31に跨がるようにして2個の後部アジャスタ34を配設している。これらの後部アジャスタ34は、クローラー22の幅を超えて左右にそれぞれ張り出した状態で地面GLに接地するように構成している。一方、前面部材32の前面側にも同様構造の前部アジャスタ33を左右2箇所に配置している。前部及び後部の各アジャスタ33、34は、既存の上下調整機構(本装置ではネジ移動機構)を採用し、埋設作業時の水平安定を維持するためのものである。特に、後述する昇降機構6の鉛直状態を調整すると共に維持するためのものである。なお、各アジャスタ33、34は、自走手段2の移動等には、それぞれの取付部位の支持点の回動によって自走手段2の幅内に回動しての折り畳み収納が可能な構成としている。
さらに、側面部材31の長さの中間には矩形板状の固定盤35を架設しており、その後方にはアングル部材36を架設している。この固定盤35とアングル部材36は、連結フレーム3と後述する取付台座4とを連係させるための構成要素となるものである。
[取付台座]
取付台座4は、上記固定盤35の上面側に配設されている。取付台座4は、矩形平板状のスライド盤41と、このスライド盤41の上面の左右端辺及び前端辺を連続して囲むようにして立設させた取付基体43と、から構成している。
上記スライド盤41は、左右側端部をコ字状に屈曲させて上記固定盤35の左右両端部と摺動可能に係合させると共に、その下面に固定盤35の上面とを前後方向への相対移動を容易とする滑動手段(図示省略)を配置して構成している。この滑動手段としては、前後方向に回転する複数のローラー又はコロなどが用いられている。
また、スライド盤41の後方端部には、上記したアングル部材36を支点取付部として前後方向に拡張収縮するパンタグラフ型のジャッキ42を取り付けている。
さらに、スライド盤41の上面側には、傾斜シリンダ41aを配置している。この傾斜シリンダ41aは、ピストン延伸を前方側として後端部をスライド盤41の上面にピン支持する構成としている。
次に、取付基体43は、スライド盤41の左右両端付近に対面立設させた三角形状の2枚の側板43aと、これら側板43aの前方端辺間を閉じるように立設配置した壁板43bとで一体構造となっている。これにより、取付基体43の強固な保形性を確保している。壁板43bには、後述する支持基台5と取付台座4とを連結して傾動させるため、上記傾斜シリンダ41aのピストン延伸を確保する作動開口43cを形成している。
また、上記側板43aの上端部には、支持基台5の全体を軸支する回転軸44を、側板43aどうしを連結するように横置きに配置している。一方、下端前部には支持基台5に立設した昇降機構6の鉛直状態を維持するための後述するストッパピン54bが嵌合する嵌合孔45を形成している。
上記構成による取付基体43は、図4の(A)に示すように、ジャッキ42の作動により固定盤35の上面側を前後方向に水平移動することが可能となっている。
[支持基台]
上記取付台座4には、傾動可能に支持基台5を連結している。支持基台5は、昇降機構6の取付け面となる平板状の台盤51と、台盤51から直角(鉛直方向)に立ち上げて取り付けた立設板52と、この立設板52の直角状態を保形するため前方側に配設した2枚のリブ板53、53と、から構成している。
また、上記の台盤51には、2枚のリブ板53の間の前方縁部から前方に開口した略半円形状の杭作動開口55を形成している。この杭作動開口55は、埋設作業時に鋼管杭Pが台盤51に接触しないようにするための回避用切欠きである。所望の種々径の杭に対応させた開口形に形成している。
また、この立設板52の後面には台盤51から直角(鉛直方向)に立設させた2枚の連結板54を対面状に配設している。各連結板54は、その上端付近で取付台座4に形成した回動軸44と回動可能に連結し、かつ下端部付近には対面した連結板54の下部どうしを貫通させるストッパピン54bが貫通する貫通孔54aを形成している。
さらに、上記立設板52の後面の略中央部には、取付基体43の壁板43bの作動開口43cから延出した傾斜シリンダ41aのピストン進出先端部をピン連結させている。
上記構成による支持基台5は、図4の(B)に示すように、傾斜シリンダ41aのピストンの進退作動によって、取付台座4の回動軸44を中心として、支持基台5に立設状に支持された昇降機構6を、鉛直状態から後方へ傾斜させるように回動させることが可能となっている。
また、他の実施例として、連結板54の下部面を拡張させて円弧状に複数個の貫通孔54aを開孔してもよい。この実施例では、昇降機構6の後方への傾斜角を適宜に設定することができ、鋼管杭Pの鉛直下向きの埋設ばかりでなく、地面から勾配した法面への埋設も可能となる。
[昇降機構]
次に、支持基台5には、昇降機構6を取り付けている。この昇降機構6は、支持基台5を構成する台盤51に後述する2個の昇降シリンダ61と2本のガイド支柱62とを左右並立状態で構築している。
同一構成の2本の昇降シリンダ61は、長尺柱状の油圧シリンダであり後述の昇降台7を水平状態で保持する状態で取り付けている。そのピストンロッド61aは昇降台7を鉛直下方に貫通して支持基台5の台盤51の上面とピン連結している。
また、台盤51の上面であって各昇降シリンダ61の後方位置には、2本のガイド支柱62を左右立設している。このガイド支柱62は、昇降シリンダ61と略同長の矩形管材であり、支持基台5の台盤51と連結板54に接合して立設状態とし、その上端部間を架設部材62bで連結して平行状態を確保している。
また、ガイド支柱62は、昇降台7に取り付けられた把持ブロック62aによって保持と摺動を確保した状態で昇降台7と連係している。この把持ブロック62aは、ガイド支柱62の側周面を2方向から挟み込むようにして構成している。この連係により、ガイド支柱62は昇降台7の昇降ガイドとしての機能を発揮することになる。
かかる構成の昇降機構6は、昇降シリンダ61のピストンロッド61aの進退により、ガイド支柱62に沿って昇降台7を昇降移動させることとなる。また、昇降台7を所定位置からの昇降において、鋼管杭Pに押下力又は引き抜き力を作用させることができる。
[昇降台]
次に、各昇降シリンダ61が取り付けられた昇降台7は、平板状を成すと共に中央部には鋼管杭駆動機構71を配設し、かつその水平左右側の離隔位置にはそれぞれにアンカー杭駆動機構74を配設している。
鋼管杭駆動機構71は、上記昇降台7の中央部に鋼管杭Pを所定の間隙を持って挿通させる杭駆動の作用部となる配置孔71aと、配置孔内において駆動源となる油圧モータ71bからの回転力をギアボックス71cの内部ギアの噛合により伝達する円環状の回転フランジ71dと、回転フランジ71dに対して配置孔71aの上方から挿入してフランジ72aを介して取り付けられる杭保持管体72と、から構成している。そして、この杭保持管体72には、埋設対象の鋼管杭Pが所定の間隙をもって挿通し得る挿通口72bが形成されており、鋼管杭Pの外周側部に作用して把持固定する鋼管杭チャック機構72cを配設している。
上記構成により、油圧モータ71bを駆動源とする回転力が回転フランジ71dとフランジ72aの連結により杭保持管体72を軸回転させ、この回転起動時に杭保持管体72に挿通によって環装した鋼管杭Pに対し、鋼管杭チャック機構72cがその外周側部を把持する。この把持により鋼管杭駆動機構71の軸回転力、及び昇降台7の押下力(又は引上力)が貫入力として鋼管杭Pに伝達する。なお、本装置1の鋼管杭チャック機構72cは、回転力が伝達された時のみ把持固定する構造であり、回転力の伝達がなければ鋼管杭Pを把持せずに環装した状態で鋼管杭Pに沿って上下動する特性を有している。例えば、特許第6406654号で開示された「鋼管のチャック装置」などが用いられる。
また、上記杭保持管体72は、昇降台7と一体形成としてもよいが、本装置1は、杭保持管体72を着脱可能としていることにも特徴がある。これは、鋼管杭Pには、埋設目的によって種々の外径のものが必要となる場合があるからである。これに即応するため、異なる内径の挿通口72bを形成した複数個の杭保持管体72を用意しておき、最適な杭保持管体72に交換できるようにしている。その上部には、着脱を容易とするために2個の取手72dを配置している。
また、鋼管杭駆動機構71は上記したように着脱可能であることから、その配置孔71aには、鋼管杭Pを把持する鋼管杭チャック機構72cの他に、硬質地盤(例えば、岩盤層、砂礫層など)による掘削工程において突発的に障害が発生した場合、その対処策としてダウンザホールハンマー9(以下、「DTH」と称する。)を、上記杭保持管体72と交換して配置することができる。このDTH9の構造自体は一般技術であるが、その取り付けは、上方からスイベルジョイント(主に、エアー供給用)を備えたヘッド91を回転フランジ71dに連結させて配置し、下方からハンマー92を挿入してヘッド91に接続する手法で行っている。
次に、アンカー杭駆動機構74は、昇降台7の左右両端部から水平対向方向にそれぞれ延伸形成、言わば両翼状に拡開させて配設した一対のアーム体73を介して配置している。このアーム体73は拡開状態から90度ほど後方に回動可能となっている。
また、アンカー杭駆動機構74は、鋼管杭駆動機構71と基本的に同様の機構を用いている。つまり、挿通環装したアンカー杭Apを専用の油圧モータ74aやギアボックス74bのギア噛合によってアンカー杭チャック機構74cをもって回転させ、その回転力によってアンカー杭Apを把持及び軸回転させる機構である。また、アンカー杭チャック機構74cは、アンカー杭駆動機構74からの回転力を伝達された時にのみアンカー杭Apを把持し、これ以外はアンカー杭Apを把持しない点で上記の鋼管杭チャック機構72cと同様の構造である。
[支持体]
上記支持基台5の台盤51には、一対の支持体8を配設している。この支持体8は、上記アーム体73と同様に台盤51の左右両端部から水平対向方向へ延伸形成している。言わば、左右方向に両翼状に拡開するように配置され、アーム体73とは上下平行な位置関係を呈している。
また、支持体8は、上方のアンカー杭チャック機構74cで把持したアンカー杭Apをその鉛直状態のままで環装保持すると共に、その周囲にはアンカー杭外周側部を把持するロック手段81を取り付けている。このロック手段81は、クランプ片を移動させてアンカー杭外周側部を挟持する態様であり、クランプ片の移動は、油圧、ハンドル、又はネジ等の一般的な機構を用いている(図示省略)。
さらに、支持体8は水平対向方向へ両翼状に拡開した状態を基本位置としているが、アーム体73と同様に後方へ回動しての折り畳みを可能にしている。本装置1は、アーム体73と支持体8のかかる折り畳み構成により、小規模駐車場や住宅地内での移動性を高めている。
[作用]
次に、本装置1における鋼管杭Pの埋設作用について、図7〜図12に基づき説明する。ここで、図9〜図12の模式図における黒丸(●)は各チャック機構72c、74cやロック手段81による把持固定の状態を意味し、白丸(〇)はフリー状態(把持解除の状態)を意味する。また、アンカー杭Apの埋設は地盤の硬さによっては省略される場合もあるが、以下の説明ではアンカー杭Apの埋設を伴う場合として説明する。
[移動及び装置全体の水平調整]
まず、自走手段2を操作して本装置1を鋼管杭Pの埋設位置に移動させる。移動後には前部アジャスタ33、及び後部アジャスタ34を調整して水平調整を行う。ここでの調整基準面は、昇降台7の上面、若しくは鋼管杭駆動機構71の上面としている。
[鋼管杭とアンカー杭のセッティング]
水平調整後には、鋼管杭Pを鋼管杭チャック機構72cに環装すると共に、2本のアンカー杭Apを予めアーム体72及び支持体8を拡開状態とした各アンカー杭チャック機構74cと対応する各ロック手段81に環装する。鋼管杭Pの環装後に埋設位置の微調整が必要な場合は、取付台座4のジャッキ42を作動させて前後位置を調整する。
ここで、鋼管杭P及びアンカー杭Apの環装の具体的方法について説明する。鋼管杭Pもアンカー杭Apも長尺であると共に一端部側には掘削刃などの拡径部を有するため、他端部側を下側から各チャック機構72c、74cへ挿入する必要がある。このため、図7に示すように、傾斜シリンダ41aを伸ばして支持基台5を後方に傾斜させることにより各チャック機構72c、74cを後側に倒し、必要によっては取付台座4を前後移動させながら鋼管杭P及びアンカー杭Apを各チャック機構72c、74cに環装する。この環装後には、図8の正面図に示すように、支持基台5の傾斜を戻して鋼管杭P及びアンカー杭Apを地面GLに対し先端が接触した鉛直状態にしてセッティングが完了する。
[アンカー杭の埋設]
上記セッティングの完了後は、左右のアンカー杭駆動機構74を起動させる。アンカー杭チャック機構74cは、アンカー杭駆動機構74の起動により回転力が伝達され、アンカー杭Apに対して把持固定状態となり、油圧モータ74aからの軸回転力が伝達される(図9、A)。一方、鋼管杭駆動機構71は起動させていないため、鋼管杭チャック機構72cはフリー状態となっている。
次に、昇降機構6を起動して昇降台7を降下させる。これにより、各アンカー杭Apは、軸回転力と貫入力(昇降台による押下力)を得て地面GLから地盤内へと貫入(螺入)することになる(図9、B)。一方、鋼管杭チャック機構72cはフリー状態となっているため、鋼管杭駆動機構71はセッティング状態で停止した鋼管杭Pに沿って摺動降下する。
[鋼管杭の埋設]
アンカー杭Apの埋設後は、アンカー杭駆動機構74を停止させて、アンカー杭チャック機構74cの把持固定状態を解除すると共に、代わって支持体8のロック手段81で所定深さの埋設状態でアンカー杭Apを把持して固定する(図10、C)。この固定状態において昇降台7を上昇させるが、この時、各チャック機構72c、74cは停止によってフリー状態となっているため、昇降台7は鋼管杭Pを把持することなく摺動して所定高さまで上昇する。
所定位置まで上昇したところで、鋼管杭駆動機構71を起動させると、鋼管杭Pに対して鋼管杭チャック機構72cが把持固定状態となり、軸回転力が伝達される(図10、D)。一方、アンカー杭駆動機構74は起動させていないため、アンカー杭チャック機構74cはフリー状態となっている。
ここで、昇降台7を降下させると、鋼管杭Pは軸回転力と昇降台による押下力を貫入力として得て、地盤内へと貫入することとなる(図11、E)。この時、アンカー杭チャック機構74cはフリー状態となる。一方でアンカー杭Apはロック手段81のロック作用によって上記貫入力に対抗する共に、昇降台降下の摺動ガイドとなる。
また、鋼管杭Pが本装置1の昇降機構6の上下ストロークを超える長尺であるときは、鋼管杭Pの把持解除と上昇(図10、C)、鋼管杭Pの把持(図10、D)、昇降台7の降下(図11、E)を繰り返して適宜に埋設すればよい。
[アンカー杭の引き抜き]
鋼管杭Pの埋設完了後は、鋼管杭駆動機構71を停止して鋼管杭チャック機構72cをフリー状態にした後、アンカー杭Apのロック手段81を解除してアンカー杭駆動機構74を埋設とは逆回転するように起動する。この起動によりアンカー杭チャック機構74cがアンカー杭Apを把持して埋設とは反対方向の軸回転力を伝達することとなる(図11、F)。
次に、昇降機構6を起動して昇降台7を上昇させる。これにより、アンカー杭Apは、軸回転力と引き抜き方向の推進力を得て地面GLから引き抜かれることになる(図12、G)。アンカー杭Apの引き抜き後は、ロック手段81によって引き抜き状態で固定すると共に、各アジャスタ33、34を退避させて次の位置に本装置全体を移動させる。移動後は上記したように次の鋼管杭Pを環装し、鋼管杭Pとアンカー杭Apを初期セッティングの状態とする。
[DTHによる岩盤掘孔]
本装置1は上述のように杭保持管体72をDTH9に変更できる。これにより、事前調査や掘削途中で岩盤・転石層などの硬質地盤に遭遇した場合は、岩盤などRを先端のハンマー92のビットによる岩盤破砕スクリュー削孔を繰り返して排土することができる(図12、H)。
1 本装置
2 自走手段
21 操作盤
22 クローラー
23 エンジン
3 連結フレーム
31 側面部材
32 前面部材
33 前部アジャスタ
34 後部アジャスタ
35 固定盤
36 アングル部材
4 取付台座
41 スライド盤
41a 傾斜シリンダ
42 ジャッキ
43 取付基体
43a 側板
43b 壁板
43c 作動開口
44 回動軸
45 嵌合孔
5 支持基台
51 台盤
52 立設板
53 リブ板
54 連結板
54a 貫通孔
54b ストッパピン
55 杭作動開口
6 昇降機構
61 昇降シリンダ
61a ピストンロッド
62 ガイド支柱
62a 把持ブロック
62b 架設部材
7 昇降台
71 鋼管杭駆動機構
71a 配置孔
71b 油圧モータ
71c ギアボックス
71d 回転フランジ
72 杭保持管体
72a フランジ
72b 挿通口
72c 鋼管杭チャック機構
72d 取手
73 アーム体
74 アンカー杭駆動機構
74a 油圧モータ
74b ギアボックス
74c アンカー杭チャック機構
8 支持体
81 ロック手段
9 DTH
91 ヘッド
92 ハンマー
P 鋼管杭
P1 掘削刃
Ap アンカー杭
Ap1 掘削刃
Ap2 スクリュー羽根
GL 地面
R 岩盤など

Claims (6)

  1. 自走手段と、
    該自走手段に搭載した連結フレームと、
    該連結フレームに水平移動可能にして配設した取付台座と、
    該取付台座と傾動可能にして連結した支持基台と、
    該支持基台に立設した昇降機構と、
    該昇降機構に支持されて昇降移動する昇降台と、
    該昇降台に配設されており、鋼管杭を環装保持して軸回転力を伝達する鋼管杭駆動機構と、
    前記昇降台から両側水平方向にそれぞれ延伸形成した一対のアーム体と、
    該各アーム体に配設されており、アンカー杭を環装保持して軸回転力を伝達するアンカー杭駆動機構と、
    該各アンカー杭駆動機構の下方位置に配置されており、前記アンカー杭駆動機構に環装保持された前記アンカー杭を固定するロック手段と、
    から成ることを特徴とする鋼管杭埋設装置。
  2. 前記支持基台を基準として少なくとも水平2方向へ所定の離隔距離をもって接地させる水平維持調整用のアジャスタ手段を配設したことを特徴とする請求項1記載の鋼管杭埋設装置。
  3. 前記昇降機構が、
    前記昇降台を下方への押下力を発生させる押下手段を備えたことを特徴とする請求項1、又は2記載の鋼管杭埋設装置。
  4. 前記ロック手段を、
    前記アンカー杭駆動機構の垂下位置であって、かつ前記支持基台から水平両側方向に延伸形成された一対の支持体に配設したことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の鋼管杭埋設装置。
  5. 前記昇降機構の押下手段が、
    立設させた櫓状又は梯子状の構造体に配設したピストン機構であることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の鋼管杭埋設装置。
  6. 前記鋼管杭駆動機構が、
    前記昇降台に形成した配置孔に着脱自在にした杭保持管体を挿入配置して成り、該杭保持管体は駆動手段によって軸回転すると共に貫通形成した挿通口内に配設した鋼管杭チャック機構により鋼管杭を把持する構成としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の鋼管杭埋設装置。
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