JP6723558B2 - ガス栓取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、壁等の取付対象に設置される埋込タイプのガスコンセント装置において、ガス栓を取付対象に取り付けるための装置に関する。
下記特許文献1には、壁(取付対象)に設置される埋込タイプのガスコンセント装置が開示されている。壁は、室内に臨む壁板(板材)と、この壁板の室外側の面に沿って配置される柱(支持部材)とを有している。壁板には、柱の近傍において貫通孔が形成されている。
ガスコンセント装置は、壁板の貫通孔に臨むガス栓と、このガス栓を壁に取り付ける取付装置を備えている。このガス栓取付装置は、壁板の室内側に配置される室内側挟持板と、壁板の室外側に配置される室外側挟持板と、連結手段とを備えている。室内側挟持板は貫通孔を囲む枠板部を有する。室外側挟持板は、貫通孔を囲む枠板部と、この枠板部の側縁にこの枠板部と直角をなして連なり柱に固定される固定板部と、ガス栓を固定する固定部とを有する。連結手段が貫通孔を通って室内側挟持板と室外側挟持板とを連結することにより、これら室内側挟持板と室外側挟持板が壁板を挟持する。
特許文献1の取付装置を用いて、2通りのガス栓の取り付け方法を選択できるようになっている。
第1の方法は、壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める方法である。この方法では最初に、室外側挟持板の固定板部を柱の一側面に固定する。この状態でガス栓を室外側挟持板の固定部に固定する。次に、壁板を柱の室内側の面に固定する。壁板には室外側挟持板の枠板部に対向する箇所に貫通孔が形成されている。次に、この貫通孔を囲むように室内側挟持板の枠板部を配置し、この貫通孔を通る連結手段により室内側挟持板と室外側挟持板とを連結する。これにより、室内側および室外側挟持板の各枠板部が壁板を挟持する。最後に、室内側挟持板をガス栓に固定する。
第2の方法は、壁板の施工後にガス栓の取り付け作業を行う方法である。この方法では、既に壁板が柱に固定されており、壁板には貫通孔が形成されている。室外側挟持板は柱に固定されない。室外側挟持板の固定板部は作業の邪魔になるので予め枠板部から分離して除いておく。室外側挟持板と室内側挟持板を壁板の室外側、室内側にそれぞれ配置した状態で、上記第1の方法と同様にして連結手段を締め付けることにより、室内側挟持板と室外側挟持板に壁板を挟持させる。最後にガス栓を貫通孔に挿通させ、室外側挟持板と室内側挟持板に固定する。
特開2011−7230号公報
特許文献1のガス栓取付装置では、壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める場合において、柱に室外側挟持板の固定板部が固定された後、壁板を施工する際、壁板が室外側挟持板の枠板部に当たって室外側挟持板が変形し、枠板部が固定板部に対して直角の姿勢を確保できなくなり、その後のガス栓取付作業に支障が出ることがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、取付対象にガス栓を取り付ける装置であって、上記取付対象が、室内に臨む板材と、この板材の室外側の面に沿って配置される支持部材とを有し、上記支持部材の近傍において上記板材に貫通孔が形成されており、上記ガス栓取付装置は、上記板材の室内側に配置される室内側挟持板と、上記板材の室外側に配置される室外側挟持板と、連結手段とを備える。上記室内側挟持板は上記貫通孔を囲む室内側枠板部を有する。上記室外側挟持板は、上記貫通孔を囲む室外側枠板部と、この室外側枠板部の第1側縁にこの室外側枠板部と直角をなして連なり上記支持部材に固定される固定板部と、上記ガス栓を仮固定または本固定する固定部とを有する。上記連結手段が上記貫通孔を通って上記室内側挟持板と上記室外側挟持板を連結することにより、上記室内側枠板部と上記室外側枠板部が上記板材を挟持する。上記室外側挟持板はさらに補強板部を有し、この補強板部は、上記室外側枠板部における上記第1側縁と直交する第2側縁に、この室外側枠板部と直角をなして連なるとともに、上記固定板部に対して直角をなしており、上記補強板部の端縁が上記固定板部における上記室外側枠板部側の面と対向しており、上記室外側枠板部に上記固定板部に向かう外力が働くとき、上記補強板部の端縁が上記固定板部に当たることを特徴とする。
上記構成によれば、室外側挟持板の室外側枠板部に固定板部方向の外力が加わっても、補強板部が固定板部に当たることにより外力を受け止めるので、室外側挟持板の変形を防ぐことができる。そのため、室外側枠板部は固定板部に対して直角の姿勢を確保でき、その後のガス栓取付作業を確実に実行することができる。
好ましくは、上記室外側枠板部は上記第1側縁を一対有し、これら第1側縁に連なる一対の上記固定板部は互いに平行をなし、これら一対の固定板部の間に上記補強板部が配置されている。
上記構成によれば、一対の固定板部のいずれかを選択して支持部材に固定できるため、支持部材に対するガス栓の設置位置の自由度を高めることができる。
好ましくは、上記固定板部および上記補強板部は、上記第1側縁、第2側縁に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部をそれぞれ有し、これら架橋部を介して上記室外側枠板部に連なっている。
上記構成によれば、固定板部と補強板部を室外側枠板部に対して折り曲げて架橋部を破断することにより、これら固定板部と補強板部を室外側挟持板から除去することができるので、壁板の施工後にガス栓を取り付ける場合において、固定板部と補強板部がガス栓取付作業の邪魔にならない。
好ましくは、上記固定板部および上記補強板部は、上記第1、第2側縁又はその近傍に達する肉抜き穴をそれぞれ有し、上記複数の架橋部は上記肉抜き穴を介して離間している。
上記構成によれば、室外側挟持板を軽量化することができる。
好ましくは、上記室内側挟持板は上記ガス栓を固定する本固定部を有し、上記室外側挟持板は、上記固定部として上記ガス栓を一時的に仮固定する仮固定部を有する。
本発明によれば、室外側挟持板の室外側枠板部に外力が加わっても室外側挟持板の変形を防ぐことができ、ガス栓取付作業を確実に実行することができる。
本発明に係るガス栓取付装置の分解斜視図である。 同ガス栓取付装置に用いられる室外側挟持板を室外側から見た斜視図である。 同室外側挟持板の背面図である。 (A)図3のA方向から見た室外側挟持板の側面図であり、内部構造を省略して示す。(B)図3のB方向から見た室外側挟持板の底面図であり、内部構造を省略して示す。 同室外側挟持板の下部の要部拡大断面図である。 同ガス栓取付装置に用いられる室内側挟持板の正面図である。 壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める第1方法での取り付け手順を示す図であって、室外側挟持板の固定板部が柱に固定された状態を示している。 同第1方法での取り付け手順を示す図であって、室外側挟持板の固定部にガス栓が仮固定された状態を示している。 同第1方法での取り付け手順を示す図であって、壁板が施工され、室内側挟持板が取り付けられる状態を示している。 同第1方法での取り付け手順を示す図であって、室内側挟持板と室外側挟持板がボルトにより連結されて壁板を挟持するとともに、ガス栓が室内側挟持板に本固定された状態を示している。 (A)図8においてガス栓が室外側挟持板に仮固定された状態を正面から見た図である。(B)図10においてガス栓が室内側挟持板に本固定された状態を正面から見た図である。 室外側挟持板から固定板部、補強板部および仮固定部が取り除かれた状態を室内側から見た斜視図である。 壁板の施工後にガス栓の取り付け作業を行う第2方法の説明図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図13を参照して説明する。この実施形態は、本発明を、埋込タイプのガスコンセント装置に用いられるガス栓取付装置に適用したものである。
ガスコンセント装置Cは、壁(取付対象)に埋め込み状態で設置されるものであり、図1に示すように、ガス栓G、ガス栓取付装置1および化粧板2を備えている。
図7〜図9に示すように、壁は、室内に臨む壁板W(板材)と、この壁板Wの室外側の面に沿って配置される柱P(支持部材)および桟Sとを有している。本実施形態では、柱Pの近傍において壁板Wに貫通孔Hが形成され、この貫通孔H内にガス栓Gが収容されている。
ガス栓Gは、迅速継手タイプのガス栓であり、プラグ部Gpにソケット(図示せず)が接続されると、自動的に閉状態から開状態に切り替わって内部をガスが流れ、ソケットがプラグ部Gpから外されると、自動的に開状態から閉状態に切り替わる。ガス栓Gは、プラグ部Gpの上側および下側に、ネジ孔が形成された凸部Gaを有している。
ガス栓取付装置1は、壁板Wの室内側に配置される室内側挟持板3と、壁板Wの室外側に配置される室外側挟持板4と、壁板Wの貫通孔Hを通って室内側挟持板3と室外側挟持板4とを連結するボルトB(連結手段)とを有する。
室内側挟持板3は、金属製の板材からなるものであり、図1、図6に示すように矩形の枠板部31(室内側枠板部)を有している。枠板部31の外形寸法は、壁板Wの貫通孔Hの内形寸法より一回り大きく形成されており、枠板部31の内形寸法は、貫通孔Hの内形寸法より若干小さく形成されている。枠板部31は貫通孔Hを囲むように配置され壁板Wの室内側の面に接している。
室内側挟持板3の枠板部31には、第1、第2固定部32,33(本固定部)が設けられている。これら固定部32,33は、枠板部31の内周縁から枠板部31と直角をなして室外側に延びる脚部32a,33aと、これら脚部32a,33aに室内外方向に位置調節可能に固定されたL字状をなす固定片32b,33bを有している。これら固定片32b,33bの垂直片部を通るネジ35を、ガス栓Gの凸部Gaのネジ孔に螺合させることによりガス栓Gが本固定されるようになっている。
室内側挟持板3には、化粧板2が着脱可能に装着され、室外側挟持板4を室内から目視することができないようになっている。化粧板2には、ガス栓Gのプラグ部Gpと対向する位置に窓孔21が形成され、窓孔21には板状をなす蓋体22が設けられている。
室外側挟持板4は、室内側挟持板3と同様に、金属製の板材からなるものであり、図1〜図3に示すように、矩形の枠板部41(室外側枠板部)を有している。枠板部41の外形寸法は、貫通孔Hの内形寸法より一回り大きく形成されており、枠板部41の内形寸法は貫通孔Hの内形寸法とほぼ同一か若干大きく形成されている。枠板部41は、貫通孔Hを囲むように配置され、壁板Wの室外側の面に接している。
室外側挟持板4の枠板部41の内周縁の四隅部の近傍には、連結片42がそれぞれ設けられ、内側に突出している。各連結片42にはねじ孔が形成されている。室内側挟持板3の枠板部31の四隅部の挿通孔や切欠きに挿通されたボルトB(連結手段)は、貫通孔Hを貫通して、連結片42のねじ孔に螺合されている。ボルトBを締め付けると、室内側挟持板3および室外側挟持板4が互いに接近して壁板Wを挟持する。これにより、室内側挟持板3および室外側挟持板4が壁板Wに固定されている。
室外側挟持板4の枠板部41の内周縁の下部には、細長い仮固定部44(固定部)が形成されている。この仮固定部44は枠板部41から室外側に向かって突出し、途中で上方に折れ曲がっており、その上端部がU字形をなしている。この仮固定部44の上端部にガス栓Gが一次的に固定(仮固定)されるようになっている。
図2、図4(A)に示すように、室外側挟持板4の枠板部41の左右方向の両側縁41a(第1側縁)には、室外側に向かって突出する固定板部45,45が形成されている。各固定板部45は、枠板部41と直角をなして連なっている。各固定板部45には、室内外方向に延びる長孔45aが上下に2つ形成されている。各長孔45aは、枠板部41の側縁41a近傍に幅広部45bを有している。図7に示すように、左右いずれか一方の固定板部45の長孔45a,45aにネジ49をそれぞれ挿通させ、各ネジ49を柱Pにねじ込むことにより、室外側挟持板4を柱Pに固定することができる。
各固定板部45における上下の長孔45a,45aの間には肉抜き穴45cが形成されている。各固定板部45の下部には、側縁41aに沿って切欠き部45dが形成されている。
固定板部45には、枠板部41の側縁41aに沿って、4つ(複数)の架橋部45eが設けられ、これら架橋部45aは、切欠き部45d、長孔45aの幅広部45b、肉抜き穴45cによって間隔をあけられ、幅狭に形成されている。架橋部45eの破断により、各固定板部45は枠板部41から分離することができる。
図2に示すように、室外側挟持板4の枠板部41の下側の側縁41b(第2側縁)には、室外側に向かって突出する補強板部46が形成されている。補強板部46は、枠板部41と直角をなして連なっている。側縁41bが側縁41aと直角をなしているため、補強板部46は固定板部45,45に対して直角をなしている。
図3、図5に示すように、補強板部46は、固定板部45,45の間に配置されており、補強板部46の左右の端縁46xは固定板部45,45における枠板部41側の面と対向し、この面に当接するか僅かに離間している。したがって、枠板部41が固定板部45側に折れようとすると、補強板部46の端縁46xが固定板部45に当たることになる。
図2、図4(B)に示すように、補強板部46には、室内外方向(前後方向)に延びる長孔46aが左右に2つ形成されている。各長孔46aは、枠板部41の側縁41b近傍に幅広部46bを有している。補強板部46における左右の長孔46a,46aの間には肉抜き穴46cが形成されている。
補強板部46の左右両端部には、枠板部41の側縁41bに沿って延びる切欠き部46d,46dが形成されている。補強板部46には、枠板部41の側縁41bに沿って、4つ(複数)の架橋部46eが設けられている。架橋部46eは、切欠き部46d、長孔46aの幅広部46b、肉抜き穴46cによって間隔をあけられ、幅狭に形成されている。架橋部46eの破断により、補強板部46は枠板部41から分離することができる。
上記構成をなすガス栓取付装置1を用いた取付対象へのガス栓Gの取り付けについて説明する。
先ず、壁板Wの施工前にガス栓Gの取り付け作業を始める第1方法について図7〜図11を参照して説明する。
図7に示すように、柱Pの側面に、室外側挟持板4の一方の固定板部45をネジ49で固定する。このとき、固定板部45の位置を長孔45aの長さの範囲内おいて適宜調整することにより、枠板部41の室内側を向く面と柱Pの室内側を向く面とがほぼ同一平面上に位置するようにする。
室外側挟持板4の枠板部41の左右方向の両側縁41aに固定板部45が形成されているので、ガスコンセント装置Cの設置箇所が柱Pの左右いずれであっても、室外側挟持板4の固定板部45を柱Pに固定することができる。
次に、図8、図11(A)に示すように、ガス栓Gにフレキ管F(フレキシブル管)を接続し、ガス栓Gを仮固定部44の上端部44aに仮固定する。図1に示すようにガス栓Gには、プラグ部Gpの上側および下側に、ネジ孔が形成された凸部Ga(上部のみ図示する)がそれぞれ設けられており、仮固定部44の上端部44aを通ったネジ35が下側の凸部Gaのネジ孔に螺合される。
次に、図9に示すように壁板Wを施工する。具体的には、壁板Wを柱Pおよび桟Sの室内側の面に固定する。
壁板Wの施工前にガス栓Gの保護のために、室外側挟持板4の板枠部41の内周縁に対応した大きさの保護ボックス(図示せず)によりガス栓Gを覆ってもよい。壁板Wに枠板部41に対応した大きさの貫通孔Hを形成して、壁板Wを柱Pおよび桟Sに固定する。この壁板Wの固定状態で、室外側挟持板4の板枠部41は壁板Wの室外側の面に沿い、この室外側の面にほぼ接するようにして配置される。
上記壁板Wの施工時に、壁板Wが室外側挟持板4の枠板部41に当たるか上記保護ボックスに当たる場合がある。この場合、枠板部41には固定板部45方向の外力が作用するが、補強板部46の端縁46xが固定板部45に当たることにより外力を受け止めるので、室外側挟持板4の変形を防ぐことができる。そのため、枠板部41は固定板部45と直角をなす姿勢を維持され、施工された壁板Wの室外側の面に沿うことができる。
次に、室内側挟持板3を壁板Wに取り付ける。
壁板Wの貫通孔Hを囲むように室内側挟持板3の枠板部31を配置し、図10に示すように、室内側挟持板3を挿通するボルトBを、室外側挟持板4の連結片42のネジ孔に螺合させる。ボルトBを締め付けると、室内側挟持板3および室外側挟持板4が連結され、壁板Wを挟持する。
次に、ガス栓Gを本固定する。すなわち、仮固定された室外側挟持板4の仮固定部44からガス栓Gを取外し、図11(B)に示すように横移動させ、室内側挟持板3の固定部32,33を通るネジ35,35をガス栓Gの凸部Ga,Gaのネジ孔に螺合する。
最後に室内側挟持板3に化粧板2を取り付ける。
次に、壁板Wの施工後にガス栓の取り付け作業を行う第2方法について、図12、図13を参照して説明する。
この方法では、室外側挟持板4が柱P等の支持部材に固定されないため、固定板部45は不要であり、壁板Wの取り付けの際、壁板Wにより室外側挟持板4の枠板部41に外力が加わらないため、補強板部46が不要であり、ガス栓Gが室外側挟持板4の仮固定部44に仮固定されないため、仮固定部44も不要である。そのため、図12に示すように、固定板部45,45、補強板部46および仮固定部44を予め取り除く。固定板部45,45と補強板部46は、幅の狭い架橋部45e,46eを介して枠板部41と連なっているので、繰り返し折り曲げて架橋部45e,46eを破断することにより、簡単に枠板部41から分離できる。仮固定部44も細長く幅が狭いので、繰り返し折り曲げることにより根元部から破断できる。
施工後の壁板Wに貫通孔Hを形成した後、図13に示すように、貫通孔Hから予め配管されたフレキ管Fを室内に引き出し、その先端を枠板部41のみとなった室外側挟持板4に通す。
次に、フレキ管Fの先端に、室内側挟持板3の固定部32,33に本固定されたガス栓Gを接続する。
次に、室外側挟持板4を貫通孔Hに挿通させ、壁板Wの室外面に貫通孔Hを囲むように配置し、粘着テープ等で仮止めしておく。このように室外側挟持板4を室内側から室外側に移す際に、固定板部45、補強板部46および仮固定部44が分離されて枠板部41のみとなった室外側挟持板4を貫通孔Hに通せばよいので、作業が容易である。
次に、室外側挟持板4に、室内側挟持板3を室内側からボルトBにより連結し、ボルトBを締め付ける。室内側挟持板3および室外側挟持板4が壁板Wを挟持することにより、ガス栓Gは壁板Wに取り付けられる。
最後に室内側挟持板3に化粧板2を取り付ける。
室外側挟持板4において、固定板部45および補強板部46が取り外し可能であることから、ガス栓取付装置1は、壁板Wの施工前であるか施工後であるかの現場の状態にかかわらず、ガス栓Gの取り付け作業を行うことができ、施工手順の変更に対応することができる。
本実施形態では、補強板部46には2つの長孔46aが形成されているため、固定板部45を柱Pに固定する代わりに、補強板部46を桟Sの上側に固定してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
上記実施形態では、壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める場合において、室外側挟持板の固定部にガス栓を仮固定してから室内側挟持板の固定部にガス栓を本固定したが、室外側挟持板の固定部にガス栓を本固定してもよく、室外側挟持板および室内側挟持板の双方に本固定してもよい。
室外側挟持板の枠板部の両側縁に固定板部を形成したが、一方の側縁にのみ固定板部を形成してもよい。
室外側挟持板の枠板部の上下方向の両側縁に固定板部を形成して、固定板部を桟に固定するようにしてもよい。
固定板部および補強板部に形成された肉抜き穴、長孔および切欠き部は、室外側挟持板の枠板部の側縁に達してもよい。
ガス栓の取付対象は床であってもよい。
壁板の施工後にガス栓の取り付け作業を行う方法において、室外側挟持板を貫通孔に挿通させて室外側に移す際、予め1本のボルトにより室外側挟持板に室内側挟持板を緩く連結させておいてもよい。
本発明は、壁板等に形成された貫通孔内にガス栓が収容される埋込タイプのガスコンセント装置におけるガス栓取付装置に適用することができる。
W 壁板(板材、取付対象)
P 柱(支持部材)
H 貫通孔
C ガスコンセント装置
G ガス栓
B ボルト(連結手段)
1 ガス栓取付装置
3 室内側挟持板
31 枠板部(室内側枠板部)
32,33 固定部(本固定部)
4 室外側挟持板
41 枠板部(室外側枠板部)
41a 左右の側縁(第1側縁)
41b 下側の側縁(第2側縁)
44 仮固定部(固定部)
45 固定板部
45c 肉抜き穴
45e 架橋部
46 補強板部
46c 肉抜き穴
46e 架橋部

Claims (5)

  1. 取付対象にガス栓を取り付ける装置であって、上記取付対象が、室内に臨む板材と、この板材の室外側の面に沿って配置される支持部材とを有し、上記支持部材の近傍において上記板材に貫通孔が形成されており、
    上記板材の室内側に配置される室内側挟持板と、上記板材の室外側に配置される室外側挟持板と、連結手段とを備え、
    上記室内側挟持板は上記貫通孔を囲む室内側枠板部を有し、
    上記室外側挟持板は、上記貫通孔を囲む室外側枠板部と、この室外側枠板部の第1側縁にこの室外側枠板部と直角をなして連なり上記支持部材に固定される固定板部と、上記ガス栓を仮固定または本固定する固定部とを有し、
    上記連結手段が上記貫通孔を通って上記室内側挟持板と上記室外側挟持板を連結することにより、上記室内側枠板部と上記室外側枠板部が上記板材を挟持するガス栓取付装置において、
    上記室外側挟持板はさらに補強板部を有し、この補強板部は、上記室外側枠板部における上記第1側縁と直交する第2側縁に、この室外側枠板部と直角をなして連なるとともに、上記固定板部に対して直角をなしており、
    上記補強板部の端縁が上記固定板部における上記室外側枠板部側の面と対向しており、上記室外側枠板部に上記固定板部に向かう外力が働くとき、上記補強板部の端縁が上記固定板部に当たることを特徴とするガス栓取付装置。
  2. 上記室外側枠板部は上記第1側縁を一対有し、これら第1側縁に連なる一対の上記固定板部は互いに平行をなし、これら一対の固定板部の間に上記補強板部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス栓取付装置。
  3. 上記固定板部および上記補強板部は、上記第1側縁、第2側縁に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部をそれぞれ有し、これら架橋部を介して上記室外側枠板部に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のガス栓取付装置。
  4. 上記固定板部および上記補強板部は、上記第1、第2側縁又はその近傍に達する肉抜き穴をそれぞれ有し、上記複数の架橋部は上記肉抜き穴を介して離間していることを特徴とする請求項3に記載のガス栓取付装置。
  5. 上記室内側挟持板は上記ガス栓を固定する本固定部を有し、上記室外側挟持板は、上記固定部として上記ガス栓を一時的に仮固定する仮固定部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガス栓取付装置。
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