JP6723558B2 - ガス栓取付装置 - Google Patents
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Description
第1の方法は、壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める方法である。この方法では最初に、室外側挟持板の固定板部を柱の一側面に固定する。この状態でガス栓を室外側挟持板の固定部に固定する。次に、壁板を柱の室内側の面に固定する。壁板には室外側挟持板の枠板部に対向する箇所に貫通孔が形成されている。次に、この貫通孔を囲むように室内側挟持板の枠板部を配置し、この貫通孔を通る連結手段により室内側挟持板と室外側挟持板とを連結する。これにより、室内側および室外側挟持板の各枠板部が壁板を挟持する。最後に、室内側挟持板をガス栓に固定する。
上記構成によれば、一対の固定板部のいずれかを選択して支持部材に固定できるため、支持部材に対するガス栓の設置位置の自由度を高めることができる。
上記構成によれば、固定板部と補強板部を室外側枠板部に対して折り曲げて架橋部を破断することにより、これら固定板部と補強板部を室外側挟持板から除去することができるので、壁板の施工後にガス栓を取り付ける場合において、固定板部と補強板部がガス栓取付作業の邪魔にならない。
上記構成によれば、室外側挟持板を軽量化することができる。
図7〜図9に示すように、壁は、室内に臨む壁板W(板材)と、この壁板Wの室外側の面に沿って配置される柱P(支持部材)および桟Sとを有している。本実施形態では、柱Pの近傍において壁板Wに貫通孔Hが形成され、この貫通孔H内にガス栓Gが収容されている。
先ず、壁板Wの施工前にガス栓Gの取り付け作業を始める第1方法について図7〜図11を参照して説明する。
図7に示すように、柱Pの側面に、室外側挟持板4の一方の固定板部45をネジ49で固定する。このとき、固定板部45の位置を長孔45aの長さの範囲内おいて適宜調整することにより、枠板部41の室内側を向く面と柱Pの室内側を向く面とがほぼ同一平面上に位置するようにする。
壁板Wの施工前にガス栓Gの保護のために、室外側挟持板4の板枠部41の内周縁に対応した大きさの保護ボックス(図示せず)によりガス栓Gを覆ってもよい。壁板Wに枠板部41に対応した大きさの貫通孔Hを形成して、壁板Wを柱Pおよび桟Sに固定する。この壁板Wの固定状態で、室外側挟持板4の板枠部41は壁板Wの室外側の面に沿い、この室外側の面にほぼ接するようにして配置される。
壁板Wの貫通孔Hを囲むように室内側挟持板3の枠板部31を配置し、図10に示すように、室内側挟持板3を挿通するボルトBを、室外側挟持板4の連結片42のネジ孔に螺合させる。ボルトBを締め付けると、室内側挟持板3および室外側挟持板4が連結され、壁板Wを挟持する。
最後に室内側挟持板3に化粧板2を取り付ける。
この方法では、室外側挟持板4が柱P等の支持部材に固定されないため、固定板部45は不要であり、壁板Wの取り付けの際、壁板Wにより室外側挟持板4の枠板部41に外力が加わらないため、補強板部46が不要であり、ガス栓Gが室外側挟持板4の仮固定部44に仮固定されないため、仮固定部44も不要である。そのため、図12に示すように、固定板部45,45、補強板部46および仮固定部44を予め取り除く。固定板部45,45と補強板部46は、幅の狭い架橋部45e,46eを介して枠板部41と連なっているので、繰り返し折り曲げて架橋部45e,46eを破断することにより、簡単に枠板部41から分離できる。仮固定部44も細長く幅が狭いので、繰り返し折り曲げることにより根元部から破断できる。
次に、フレキ管Fの先端に、室内側挟持板3の固定部32,33に本固定されたガス栓Gを接続する。
次に、室外側挟持板4を貫通孔Hに挿通させ、壁板Wの室外面に貫通孔Hを囲むように配置し、粘着テープ等で仮止めしておく。このように室外側挟持板4を室内側から室外側に移す際に、固定板部45、補強板部46および仮固定部44が分離されて枠板部41のみとなった室外側挟持板4を貫通孔Hに通せばよいので、作業が容易である。
最後に室内側挟持板3に化粧板2を取り付ける。
上記実施形態では、壁板の施工前にガス栓の取り付け作業を始める場合において、室外側挟持板の固定部にガス栓を仮固定してから室内側挟持板の固定部にガス栓を本固定したが、室外側挟持板の固定部にガス栓を本固定してもよく、室外側挟持板および室内側挟持板の双方に本固定してもよい。
室外側挟持板の枠板部の上下方向の両側縁に固定板部を形成して、固定板部を桟に固定するようにしてもよい。
固定板部および補強板部に形成された肉抜き穴、長孔および切欠き部は、室外側挟持板の枠板部の側縁に達してもよい。
壁板の施工後にガス栓の取り付け作業を行う方法において、室外側挟持板を貫通孔に挿通させて室外側に移す際、予め1本のボルトにより室外側挟持板に室内側挟持板を緩く連結させておいてもよい。
P 柱(支持部材)
H 貫通孔
C ガスコンセント装置
G ガス栓
B ボルト(連結手段)
1 ガス栓取付装置
3 室内側挟持板
31 枠板部(室内側枠板部)
32,33 固定部(本固定部)
4 室外側挟持板
41 枠板部(室外側枠板部)
41a 左右の側縁(第1側縁)
41b 下側の側縁(第2側縁)
44 仮固定部(固定部)
45 固定板部
45c 肉抜き穴
45e 架橋部
46 補強板部
46c 肉抜き穴
46e 架橋部
Claims (5)
- 取付対象にガス栓を取り付ける装置であって、上記取付対象が、室内に臨む板材と、この板材の室外側の面に沿って配置される支持部材とを有し、上記支持部材の近傍において上記板材に貫通孔が形成されており、
上記板材の室内側に配置される室内側挟持板と、上記板材の室外側に配置される室外側挟持板と、連結手段とを備え、
上記室内側挟持板は上記貫通孔を囲む室内側枠板部を有し、
上記室外側挟持板は、上記貫通孔を囲む室外側枠板部と、この室外側枠板部の第1側縁にこの室外側枠板部と直角をなして連なり上記支持部材に固定される固定板部と、上記ガス栓を仮固定または本固定する固定部とを有し、
上記連結手段が上記貫通孔を通って上記室内側挟持板と上記室外側挟持板を連結することにより、上記室内側枠板部と上記室外側枠板部が上記板材を挟持するガス栓取付装置において、
上記室外側挟持板はさらに補強板部を有し、この補強板部は、上記室外側枠板部における上記第1側縁と直交する第2側縁に、この室外側枠板部と直角をなして連なるとともに、上記固定板部に対して直角をなしており、
上記補強板部の端縁が上記固定板部における上記室外側枠板部側の面と対向しており、上記室外側枠板部に上記固定板部に向かう外力が働くとき、上記補強板部の端縁が上記固定板部に当たることを特徴とするガス栓取付装置。 - 上記室外側枠板部は上記第1側縁を一対有し、これら第1側縁に連なる一対の上記固定板部は互いに平行をなし、これら一対の固定板部の間に上記補強板部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス栓取付装置。
- 上記固定板部および上記補強板部は、上記第1側縁、第2側縁に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部をそれぞれ有し、これら架橋部を介して上記室外側枠板部に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のガス栓取付装置。
- 上記固定板部および上記補強板部は、上記第1、第2側縁又はその近傍に達する肉抜き穴をそれぞれ有し、上記複数の架橋部は上記肉抜き穴を介して離間していることを特徴とする請求項3に記載のガス栓取付装置。
- 上記室内側挟持板は上記ガス栓を固定する本固定部を有し、上記室外側挟持板は、上記固定部として上記ガス栓を一時的に仮固定する仮固定部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガス栓取付装置。
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JP2016198661A JP6723558B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016198661A JP6723558B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓取付装置 |
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Family Applications (1)
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JP2016198661A Active JP6723558B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ガス栓取付装置 |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7237310B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2023-03-13 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓用ソケット取外し構造 |
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2016
- 2016-10-07 JP JP2016198661A patent/JP6723558B2/ja active Active
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