JP6722622B2 - 使用判定システム - Google Patents

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本発明は、車両の使用を判定する使用判定システムに関する。
車両には、所有者以外の他者が盗難することを防止する盗難防止システムが搭載されている。例えば、特許文献1には、ユーザが車両に搭乗した際に、車両に搭載されているスイッチを利用して車両の使用又は使用不可を判定する盗難防止装置が開示されている。すなわち、この盗難防止装置は、ユーザのスイッチ操作順序を認証情報として予め登録しておき、登録されたスイッチ操作順序と異なる順序でスイッチ操作された場合に、エンジンの始動を禁止する。
特開2006−131036号公報
ところで、特許文献1に開示の盗難防止システムでは、認証情報が未登録の場合に、ユーザが所定のスイッチを操作することで操作順序登録受付(認証情報の登録)がなされる構成となっている。しかしながら、このような登録方法では、例えば、複数の会員やその同乗者によって車両を共有して使用するカーシェアリングサービス等において、まだ搭乗したことのない車両を初めて使用する場合等に充分な認証情報を登録できず、盗難防止の機能を充分に果たせないという問題がある。また、車両の使用直前に認証情報の登録作業を行うことは、ユーザにとって大きな手間になり、走行開始までに時間がかかる等の不都合も生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成によって車両の操作部の操作に関わる認証情報を設定可能とすることで、確実且つ効率的な運用を実現することができる使用判定システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車両に設けられユーザが操作可能な操作部と、前記車両とは別に設けられ、前記ユーザが情報入力可能な端末装置と、前記車両とは別に設けられ、前記車両及び前記端末装置と情報通信可能な管理装置と、前記車両の車載装置又は前記管理装置に設けられ、前記ユーザによる前記操作部の操作内容と、前記操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて前記車両の使用の制限を判定するユーザ認証を行う判定制御部と、を備える使用判定システムであって、前記認証情報は、前端末装置への入力に基づき前記管理装置により管理され、前記ユーザによる前記車両の使用開始までに前記判定制御部に設定される前記操作部の操作内容の情報であり、前記判定制御部は、前記車両の使用開始前に前記端末装置を介さずに前記ユーザ認証を行い、当該ユーザ認証では、前記操作部の操作内容と前記認証情報とが一致するか否かを判定することを特徴とする。
上記によれば、使用判定システムは、ユーザによる車両の使用開始までに、端末装置への入力に基づき車両の操作部の操作に関わる認証情報が判定制御部に設定されるという簡単な構成により、車両の使用の制限を良好に判定することができる。すなわち、判定制御部は、事前に登録された認証情報に基づき、搭乗したユーザが正当な使用者か不正使用者かを判断することができ、車両の盗難を防止することができる。また、認証情報を事前に登録しておくことで、車両の使用開始前にユーザによる操作部の操作内容に基づき使用の許可を簡単に行うことが可能となる。従って使用判定システムは、車両をより確実且つ効率的に運用することができる。
この場合、前記端末装置は、前記認証情報を、前記ユーザによる前記車両の使用開始までに、前記ユーザへ出力する出力部を備えることが好ましい。
使用判定システムは、出力部を介して認証情報を出力することで、ユーザに認証情報を良好に報知することが可能となる。また使用判定システムは、例えば端末装置を保有するユーザに対して複数の認証情報の候補を出力し、ユーザの操作により正式な認証情報を登録する構成とすることもできる。なお、出力部は、ディスプレイ等の情報を表示する表示部であってもよい。
また、前記判定制御部は、前記車両の車室外に設けられる前記操作部の操作内容と、前記操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて前記車両の開閉部の開閉の制限を判定し、前記認証情報は、前記ユーザにより前記車両の開閉部が開閉されるまでに、前記管理装置により前記判定制御部に設定されることが好ましい。
使用判定システムは、車室外に設けられる操作部の操作内容と認証情報に基づいて開閉部の開閉の制限を判定することで、認証されたユーザのみを車室内に案内して、不正使用者の搭乗を防ぐことができる。また、開閉部が開閉されるまでに認証情報が判定制御部に設定されることで、車両の搭乗前にユーザによる操作部の操作内容に基づき搭乗の許可を簡単に行うことが可能となる。
さらに、前記認証情報は、前記ユーザにより前記車両の走行が開始されるまでに、前記管理装置により前記判定制御部に設定されるとよい。
このように、車両の走行が開始されるまでに認証情報が判定制御部に設定されることで、ユーザは、操作部の操作による認証を行って、車両の走行開始を支障なく行うことができる。
そして、前記判定制御部は、前記車両の使用開始前に、前記ユーザによる前記操作部の操作内容が前記認証情報と一致する場合に、前記車両の使用を許可し、前記ユーザによる前記操作部の操作内容が前記認証情報と一致しない場合に、前記車両の使用を制限するとよい。
これにより、使用判定システムは、操作部の操作内容が一致したユーザに対して車両の使用をスムーズに許可し、その一方で、操作部の操作内容が不一致のユーザに対して車両の使用を確実に制限することができる。
また、前記判定制御部は、前記認証情報が登録されていない場合に、前記車両の使用を制限することが好ましい。
判定制御部は、このように認証情報がない場合に車両の使用を制限することで、車両の待機時(不使用時)に一層確実に盗難を防ぐことができる。
さらに、前記判定制御部は、前記車両の使用開始後に、前記車両の使用の認証確認を実施し、前記ユーザによる前記操作部の操作内容と前記認証情報とに基づいて、前記車両の使用の継続の制限を判定する構成であってもよい。
使用判定システムは、車両の使用開始後も認証確認を実施することで、例えば、ユーザが車両を停車して車両から離れた際に、他者が車両を盗難しようとしても車両の使用ができなくなる。よって車両の盗難を防止でき、またユーザは車両の使用に必要な鍵の携帯をしなくてもよくなる。
この場合、前記判定制御部は、前記車両の走行開始後に、前記車両の車室内に設けられる前記車両の運転に関与しない前記操作部の操作内容と、当該操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて、前記車両の使用の継続の制限を判定するとよい。
使用判定システムは、車両の運転に関与しない操作部の操作内容と認証情報とに基づいて使用の継続の制限を判定することで、車両の運転に関わる操作部に影響を与えることなく、認証確認を行うことができる。
或いは、前記認証情報は、前記端末装置の操作に基づき決定されるとよい。
使用判定システムは、端末装置の操作に基づき認証情報を決定することで、ユーザが認証情報を覚えやすくなり、ユーザが認証時に操作部の操作を間違うことを低減することができる。
上記構成に加えて、前記認証情報は、前記端末装置に表示される、前記操作部への操作についての複数の選択肢に対する選択操作に基づき決定されることが好ましい。
使用判定システムは、ユーザに対し、複数の選択肢に対する選択操作に基づき認証情報を決定させる構成となっていることで、操作部の操作に関する認証情報を簡単且つ確実に設定させることができる。
そして、前記車両は、複数の前記ユーザによって共同使用可能なものであり、前記認証情報は、複数の前記ユーザの各々に対応付けて登録されるとより好適である。
使用判定システムは、例えばカーシェアリングサービスのように、複数のユーザによって共同使用可能な複数の車両について、ユーザ毎に認証情報を設定することで、ユーザ及び車両の管理を効率的に行うことができる。この場合、前記管理装置は、複数の前記ユーザの会員情報と共に認証情報を管理、前記認証情報は、前記会員情報の入力時に設定され、当該会員情報に紐づいて前記管理装置に記憶される構成であるとよい。
本発明によれば、使用判定システムは、簡単な構成によって車両の操作部の操作に関わる認証情報を設定可能として、確実且つ効率的な運用を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る使用判定システムの全体構成を概略的に示す説明図である。 図1の端末装置及び管理サーバの機能を示すブロック図である。 図1の車載装置のユーザ認証に関わる機能を示すブロック図である。 ユーザの車内操作子の操作と認証情報の照合とを概略的に示す説明図である。 ユーザの車外操作子の操作と認証情報の照合とを概略的に示す説明図である。 使用判定システムのユーザの会員登録時及び車両の使用予約時における情報通信の手順を例示するフロー図である。 車載装置によるユーザ認証モードの処理フローを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る使用判定システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係る使用判定システム10は、図1に示すように、カーシェアリングサービスに利用され、会員に提供されている車両14を使用する際に、車両14の正当な使用者を認証するシステムである。この使用判定システム10は、車両14に設けられユーザ12が操作可能な操作部16(図3参照)と、ユーザ12による操作部16の操作内容に基づき車両14の使用の制限を判定する車載装置18とを有する。なお、使用判定システム10において車両14の形態は、特に限定されず、図1で図示している自動四輪車の他にも、自動二輪車や自転車等の種々の車両14を対象とし得る。
また、本明細書中における「ユーザ12」とは、車両14を使用する者であり、車両14の運転者(運転予定者)、同乗者(同乗予定者)が含まれる。例えば、カーシェアリングサービスでは、サービス方針(認証ポリシ)に応じて、本明細書中におけるユーザ12を任意にシステム設計することができる。一例としては、使用予約した対象期間中の車両14の運転者(運転予定者)をユーザ12とすることがあげられ、さらに運転者(運転予定者)の他に同乗者(同乗予定者)も含めてユーザ12とすることもできる。なお、以下では、ユーザ12について、対象期間における車両14の使用予約をした者を例に説明する。
さらに、本明細書中における「車両14の使用」とは、ユーザ12により車両14の運転ができること(すなわち車両14を走行可能とすること)を含む。さらに「車両14の使用」には、ユーザ12が車両14に搭乗する、或いはトランク又はラッケージスペースを利用すること(すなわち、車両14のドア15aやトランクのリッド15b等を開閉可能とすること)も含まれる。
そして、本明細書における車両14の「使用の制限を判定する」とは、以下の(a)〜(c)の概念が含まれる。
(a)制限なしで車両14の使用を許可する。
(b)制限付きで車両14の使用を許可する。
(c)車両14の使用を禁止する。
車両14の使用の制限には、例えば、車両14の速度上限を設けること、車両14の諸機能の利用を禁止すること、対象期間を設定してそれ以外の期間において使用を禁止すること、搭乗人数や重量の上限を設定してそれ以上の人数や重量の場合に使用を禁止すること、会員以外の同乗者による運転を規制すること等があげられる。以下では、基本的に上記の(a)と(c)のパターンの判定について説明し、必要に応じて(b)のパターンについて説明する。
また、車両14の操作部16には、車室内に設けられる種々の車内操作子17Aと、車室外に設けられる種々の車外操作子17Bとが含まれる。車内操作子17Aは、特に限定されるものではないが、例えば、ブレーキペダル、アクセルペダル、サイドブレーキレバー、シフトレバー、ハザードスイッチ、ウインカスイッチ、ワイパースイッチ、ホーンボタン、エアコンディショナーやナビゲーション装置の操作スイッチ、イグニションスイッチ等があげられる。車外操作子17Bは、例えば、ドア15aに設けられたアウタードアハンドル、トランクのリッド15bに設けられたリッドハンドル等があげられる。そして例えば、操作部16の操作内容には、車内操作子17A又は車外操作子17Bの操作順序、操作回数、操作量(押し込み深さ等)が含まれる。
車載装置18は、駐車場付近に設けられた基地局20(アクセスポイント)、及び基地局20が接続されているネットワーク22を介して情報通信可能に構成されている。例えば、車載装置18は、サービス提供会社が所有する管理サーバ24(管理装置:外部装置)との間で情報通信を行う。すなわち、本実施形態に係る使用判定システム10は、車載装置18の他に管理サーバ24を含み、さらに管理サーバ24に情報通信可能に接続される端末装置26(外部装置)を含むものである。端末装置26は、例えばユーザ12が保有している装置を適用することができる。
特に、使用判定システム10は、ユーザ12が車両14を使用する際の認証情報AIを、車両14の使用開始までに、外部装置からの情報通信に基づき登録される構成となっている。これにより、ユーザ12以外の他者が車両14を不正使用することを防ぐと共に、ユーザ12の搭乗時の手間等が低減される。以下、この使用判定システム10の構成について、車載装置18(車両14)、管理サーバ24、端末装置26の構成と合わせて詳述する。
ユーザ12の端末装置26としては、図示しない入出力インタフェース、プロセッサ、メモリ等を有する周知のコンピュータ(ディスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ等)があげられる。この端末装置26には、キーボードやマウス等の入力装置28、及びディスプレイ30a(出力部(表示部))、スピーカ等の出力装置30(出力部)が接続されている。
また、端末装置26は、自宅に配置されたターミナル(アクセスポイント:不図示)に有線通信又は無線通信可能に接続され、ターミナルは外部のネットワーク22に接続されている。そして例えば、ユーザ12は、入力装置28を操作して、カーシェアリングサービスが提供しているネットワーク22にアクセスし、カーシェアリングサービスへの参加、参加解除、車両の予約、予約解除、情報の検索等を行う。
なお、端末装置26としては、図1中のようなディスクトップコンピュータ又はラップトップコンピュータに限らず、情報通信可能な種々の装置を適用してよい。例えば、他の端末装置26としては、ユーザ12が携帯して情報処理を行う携帯型情報処理装置(スマートフォン、携帯電話、PDA、タブレット、ウェアラブルコンピュータ等)があげられる。
カーシェアリングサービスの利用において、例えば、ユーザ12は、端末装置26の操作下に、ネットワーク22を通じてカーシェアリングサービスの管理サーバ24にアクセスする。そして、端末装置26は、管理サーバ24からダウンロードされた情報(例えば、ホームページの画面)に基づき、図2に示すように、カーシェアリングサービスの機能ブロックを内部に構築する。例えば、端末装置26には、会員情報入力部32及び予約入力部34が一時的に構築される。
会員情報入力部32は、管理サーバ24から提供された会員入力情報CGI(会員入力画面)に基づき、会員入力画面をディスプレイ30aに表示する。そして、会員情報入力部32は、カーシェアリングサービスを利用するための会員情報CIをユーザ12に入力させ、この会員情報CIを、ユーザ12の指示下に管理サーバ24に送信する。
また、会員情報入力部32の内部には、管理サーバ24から提供された認証入力情報AGI(認証入力画面)に基づき、認証入力画面を表示する認証入力部36が設けられている。認証入力部36は、ユーザ12の会員情報CIの入力時に、ユーザ12が車両14を使用する際の認証情報AIを入力させる。認証情報AIには、上述した操作部16の操作内容が記載される。この認証入力部36の機能については、後に詳述する。
一方、予約入力部34は、ユーザ12が車両14の使用を予約するための機能部であり、管理サーバ24から提供された予約専用情報RI(予約専用画面)に基づき、予約専用画面をディスプレイ30aに表示する。会員登録を行ったユーザ12は、予約専用画面の案内表示に沿って、車両14の使用期間(使用開始日時、使用終了日時)、車両14の使用開始場所等を予約する。また、予約入力部34は、予約操作中にユーザ12の操作下に管理サーバ24にアクセスし、管理サーバ24が管理する複数の車両14の利用状況等を提供する構成であるとよい。さらに、使用判定システム10は、ユーザ12が車両14の予約を完了した際に、管理サーバ24から予約確認情報を取得して、この予約確認情報をディスプレイ30aに表示させることが好ましい。
一方、管理サーバ24も、周知のコンピュータを適用することができ、その内部には、図示しない入出力インタフェース及びプロセッサが設けられ、また種々の情報を記憶するメモリ38が設けられている。管理サーバ24は、プロセッサにより図示しないプログラムを実行することで、事前情報生成部40、車両管理部42、車両用情報生成部44を構築する。また、メモリ38には、複数の会員情報CIを記憶する会員データベース46、車両14の予約情報を記憶する予約データベース48、及び車両14の状態情報を記憶する車両データベース50が記憶されている。
事前情報生成部40は、カーシェアリングサービスにおいてユーザ12が会員登録や車両14を予約する際の情報(会員入力情報CGI、認証入力情報AGI、予約専用情報RI)を有し、端末装置26に適宜提供する。事前情報生成部40の内部には、会員登録設定部52及び予約設定部54が設けられている。事前情報生成部40は、端末装置26のアクセス内容に応じて会員登録設定部52、予約設定部54による処理を選択的に実施させる。
会員登録設定部52は、ユーザ12の会員登録において必要な情報を得るための会員入力情報CGIを送信し、ユーザ12に会員登録を実施させる。また会員登録設定部52は、端末装置26から送信されたユーザ12の会員情報CIを会員データベース46に記憶及び管理する。会員データベース46が管理する会員情報CIには、氏名、年齢、生年月日、住所、自動車運転免許証の番号、パスワード等の基本情報BIの他に、ユーザ12を認証するための認証情報AIが含まれる。
会員登録設定部52は、ユーザ12毎に識別符号を自動的に(又はユーザ12の指示下に)設定して、該識別符号も会員情報CIに紐付けて記憶し、またユーザ12に通知する。カーシェアリングサービスを利用する際に、ユーザ12は、この識別符号とパスワードを入力する(ログインする)。これにより事前情報生成部40は、カーシェアリングサービスの会員専用の情報(予約専用情報RI等)を提供する。
また、会員登録設定部52の内部には、車両14の使用において、ユーザ認証用の認証情報AIを設定する認証設定部56が設けられている。認証設定部56は、ユーザ12の会員登録時に、認証情報AIとして車両14の操作部16の操作内容を設定させるために、操作部16の操作内容を案内する認証入力情報AGI(認証入力画面)を提供する。
この場合、認証入力画面には、操作部16の車内操作子17Aや車外操作子17Bを選択させる選択肢と、各種操作子毎の操作量を選択させる選択肢とが予め設定されているとよい。例えば、認証入力画面は、ポップアップ機能により複数の操作装置を羅列して表示し、ユーザ12にいずれかの操作装置を選択させる。同様に、認証入力画面は、選択された操作装置に関する操作量(オン/オフスイッチの場合は、オン又はオフ)をポップアップ機能により表示し、ユーザ12に操作量を選択させる。このように、上記の操作の中で、認証情報AIが車両14の使用開始までにディスプレイ30aにより出力され、表示される。認証情報AIは、上記のポップアップのようにディスプレイ30aにより画像として出力されてもよいし、音声案内のようにスピーカ等の出力装置30により音声として出力されてもよい。
予約設定部54は、ユーザ12が車両14の使用を予約する際に、必要な情報を得るための予約専用情報RIを送信し、ユーザ12に車両14の予約を実施させる。ユーザ12の予約内容は、予約データベース48において記憶及び管理する。車両14の予約時に、予約設定部54は、予約データベース48を読み出して、車両14の予約状況を含む予約専用情報RIを提供するとよい。これによりユーザ12は、使用したい車両14が使用可能か否かを確認してから、車両14の使用を予約することができる。
車両管理部42は、カーシェアリングサービスの車両14の使用状況、予約状況、故障状況(使用の可否)等を管理する。車両管理部42は、予約データベース48及び車両データベース50を読み出して、登録されている複数の車両14の状態に関して、確認、変更、再記憶等を行う。例えば、車両管理部42は、現時刻における使用中の車両14を認識すると共に、直近に予約されている車両14を認識し、ユーザ12が使用する車両14の変更等を行う。
車両用情報生成部44は、管理サーバ24から車両14に送信する車両送信情報VIを生成する。例えば、使用開始前の所定のタイミングで(使用の30分前等に)、予約したユーザ12の情報(認証情報AI)を含む車両送信情報VIを生成して、ネットワーク22を介して車両14の車載装置18に送信(通知)する。これにより、車載装置18は、管理サーバ24が提供した車両送信情報VIに基づき、カーシェアリングサービスに必要な処理を行う。
一方、カーシェアリングサービスに用いられる車両14は、図3に示すように、操作部16及び車載装置18を備える。上述したように、操作部16は、ユーザ12による車両14の運転操作のための車内操作子17Aと、ユーザ12が車両14に搭乗する前に操作可能な車外操作子17Bと、を含み、これら各種の装置を、ユーザ12を認証するために使用する。つまり、使用判定システム10は、ユーザ認証専用の操作部を設けておらず、車両14に従来設けられる装置を利用してユーザ12の認証を行う。
車内操作子17A及び車外操作子17Bには、図示しない検出センサやECUが設けられており、車内操作子17A及び車外操作子17Bは、ユーザ12による操作量を検出して検出信号Sを車載装置18にそれぞれ出力する。
車載装置18は、入出力インタフェース及びプロセッサ(共に不図示)を有し、またメモリ60を有するECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を備える。車載装置18は、プロセッサが図示しないプログラムを実行することで、使用判定システム10の各種の機能部を構築する。
具体的には、車載装置18は、送信情報取得部62、操作内容取得部64、使用時制御部66、指令部68及び報知部70を有する。また、車載装置18は、管理サーバ24から車両送信情報VIが送信されるまでは、例えば、他の車載装置(電子機器)の信号状態を監視して、車両14のドア15aやリッド15bをロックし続けるように制御する。すなわち、認証情報AIが登録されていない場合には、車両14の使用を許可しないように構成している。これにより、カーシェアリングサービスの会員でない他者の盗難を防止することができる。
送信情報取得部62は、管理サーバ24から送信された車両送信情報VIを受信して、使用時制御部66(メモリ60)の使用管理データ領域72に記憶する。
操作内容取得部64は、操作部16の車内操作子17Aや車外操作子17Bから送信される検出信号Sを受信して、車載装置18内で処理可能なデータに生成し、使用時制御部66の操作内容データ領域74に記憶する。操作内容データ領域74には、操作部16の操作内容が操作タイミング順に(時系列で)記憶される。
使用時制御部66は、ユーザ12が車両14を使用する際に動作して、車両14の使用開始までの処理(ユーザ認証を行い、車両14を走行可能とする、又はドア15aやリッド15bを開閉可能とする判定制御)を行う。例えば、使用時制御部66は、図示しない搭乗検出部により運転シートの重量を定常的に検出して、ユーザ12が車両14に乗車したことを認識すると、ユーザ認証モードを実行する。ユーザ認証モードでは、報知部70を制御して車載スピーカ等の出力装置(不図示)からユーザ12の認証を開始する旨の報知を行い、ユーザ12による認証のための操作を促す。
また、使用時制御部66の内部には、操作認証部76が設けられている。操作認証部76は、使用管理データ領域72に記憶されている車両送信情報VIの認証情報AIを読み出し、さらに取得したユーザ12の操作内容と認証情報AIを比較する。そして、操作内容と認証情報AIが一致の場合に、ユーザ12を認証して車両14の使用を許可する。逆に、操作内容と認証情報AIが不一致の場合に、ユーザ12を認証せず車両14の使用を禁止する。
ここで、認証情報AIは、ユーザ12の会員登録時に、端末装置26の認証入力部36を介して設定した操作部16の操作内容の情報を有している。上述したように、操作部16の操作内容は、車内操作子17Aの種類と、その操作子の操作量とを含み、また操作部16の操作を実施する順番(操作回数も含む)が設定されている。
例えば、図4中に例示する認証情報AIでは、第1操作として、車内操作子17Aであるブレーキペダル80について、オンする(踏み込む)操作内容が設定されている。次に第2操作として、車内操作子17Aであるウインカスイッチ82について、右側をオンする操作内容が設定されている。次に第3操作として、車内操作子17Aであるハザードスイッチ84について、オンする操作内容が設定されている。最後に第4操作として、車内操作子17Aであるシフトレバー86について、ニュートラルにする操作内容が設定されている。
操作認証部76は、ユーザ12の操作内容について順番に記憶及び認証確認を行い、予め設定された認証情報AIと合っているか否かを判定する。すなわち、図4の例では、ブレーキペダル80:オン→ウインカスイッチ82:右側オン→ハザードスイッチ84:オン→シフトレバー86:ニュートラルの順で操作された場合に、車両14の使用を判定する。逆に、これ以外の操作がなされた場合には、車両14の使用禁止を判定する。
また、車載装置18の指令部68は、ユーザ認証モードの終了後(車両14の使用許可時)に、車両14を制御する各種の制御部に起動を指令する。例えば、指令部68は、エンジンを自動的に起動する、又は各装置に電源供給を行う等して、車両14を走行可能状態とする。なお、車載装置18は、ユーザ認証モード前に車両14のグローブボックスを閉塞状態としてイグニションキーを隠しており、ユーザ認証モード後にグローブボックスを開閉可能としてイグニションキーを取出可能としてもよい。これによりユーザ12は、イグニションキーを操作して車両14を使用する(走行させる)ことができる。
車載装置18の報知部70は、使用時制御部66の制御下に動作して、上述したように車載スピーカ等の出力装置を介して、認証時や使用開始時の状態を報知する。例えば、ユーザ認証モードにおいてユーザ12を認証した場合には、認証OKの報知内容を出力し、逆にユーザ12の認証が間違っている場合には、認証エラーの報知内容を出力する。使用時制御部66、指令部68及び報知部70は、ユーザ12が複数回認証を間違った場合に、管理サーバ24への連絡、或いはユーザ12の端末装置26への認証情報AIの通知等を行う構成としてもよい。
なお、上記の処理は、ユーザ12が車両14に搭乗した後に、車両14の走行許可(使用可)と、走行禁止(使用不可)を判定する例を示したが、使用判定システム10は、ユーザ12が車両14に搭乗する前に、車両14の使用の制限を判定する構成でもよい。すなわち、車載装置18は、車両14の外側で、車外操作子17B(アウタードアハンドル、リッドハンドル等)を利用して、ユーザ認証モードを行うことができる。そしてユーザ認証モードにより、車載装置18がユーザ12を認証すると、ドア15aやリッド15bを開放可能とし(使用を許可し)、ユーザ12を認証しない場合はドア15aやリッド15bを閉塞し続ける。
例えば、車両14が、運転席側、助手席側、左後部座席側、右後部座席側の4つのドア15aと、トランクのリッド15bを有する場合、図5中に例示するような認証情報AIが設定される。すなわち、第1操作として運転席側のアウタードアハンドル90を開動作し、第2操作として右後部座席側のアウタードアハンドル92を開動作し、第3操作として右後部座席側のアウタードアハンドル92を開動作し、第4操作としてトランクのリッド15bのリッドハンドル94を開動作する操作内容が設定されている。
そして、操作認証部76は、予め設定された車外操作子17Bの認証情報AIと、ユーザ12の操作内容について一致しているか否かを判定する。図5の例では、運転席側のアウタードアハンドル:1回開動作→右後部座席側のアウタードアハンドル:2回開動作→リッドハンドル:1回開動作の順で操作された場合に、ドア15aやリッド15bの開放(車両14の使用)を判定する。逆に、これ以外の操作がなされた場合には、ドア15aやリッド15bの閉塞維持(車両14の使用禁止)を判定する。
なお、車載装置18は、車外操作子17Bの認証が不一致の場合に、ユーザ12に誤りを報知するため、車両14のランプ(ヘッドライト、ウィンカランプ等)を点灯する等の動作を行うとよい。また、車外操作子17Bを用いたユーザ認証は、ドア15aやリッド15bの開放の許可だけでなく、車両14の走行可能状態まで許可する構成でもよい。勿論、車載装置18は、車内操作子17Aによるユーザ認証と、車外操作子17Bによるユーザ認証とを組み合わせてもよく、これによりセキュリティを一層強化することができる。
本実施形態に係る使用判定システム10は、基本的には以上のように構成されたものであり、以下、処理フローの一例と共にその効果について説明する。なお、処理フローの説明では、図6に示す会員登録時の処理フローと、図7に示す車両14の使用時の処理フローとで分けて説明する。また、以下の処理フローでは、車両14の操作部16として車内操作子17Aを利用する一例について述べるものとする。
カーシェアリングサービスの会員を要望するユーザ12は、端末装置26の操作下に、ネットワーク22を介して、カーシェアリングサービスの管理サーバ24にアクセスする(ステップS10)。管理サーバ24の事前情報生成部40(会員登録設定部52)は、ユーザ12のアクセスに基づき、会員入力情報CGI(会員入力画面)を送信する(ステップS11)。
これにより端末装置26に、会員情報入力部32が構築され、ユーザ12は会員登録に必要な自身の基本情報BIを入力する(ステップS12)。基本情報BIの入力後、会員情報入力部32は、この基本情報BIを管理サーバ24に送信する(ステップS13)。管理サーバ24は、ユーザ12の基本情報BIを受信して内容を確認して不足がない場合に、認証設定部56により認証入力情報AGI(認証入力画面)を送信する(ステップS14)。
端末装置26には、認証入力部36が構築され、次に、ユーザ12は、車両14使用時の認証情報AIを入力していく(ステップS15)。上述したように認証情報AIの設定において、ユーザ12は、認証入力画面の案内に基づき、車両14の操作部16の操作内容(車内操作子17Aの選択及び操作量の選択)を、その順番を含めて複数登録する。そして、認証情報AIの設定(複数の操作内容の入力)が完了すると、認証入力部36は、設定された認証情報AIを管理サーバ24に送信する(ステップS16)。管理サーバ24は、ユーザ12の認証情報AIを受信して内容を確認して問題がない場合に、会員登録の設定を完了させ、会員情報CIを会員データベース46に記憶すると共に、会員情報CIのうちカーシェアリングサービスで必要な情報(識別符号、認証情報AI等)を端末装置26に送信する(ステップS17)。ユーザ12は、この識別符号に基づき管理サーバ24から会員専用の情報を得ることが可能となる。また、車両14の使用開始までに、送信された認証情報AIをディスプレイ30aに出力することで、ユーザ12は、認証情報AIを確認等し直すことができ、認証情報AIの忘れ等を未然に抑制することが可能となる。
例えば、ユーザ12は、車両14の使用を予約する場合に、識別符号及びパスワードを入力して管理サーバ24の予約設定部54にアクセスする(ステップS20)。これにより予約設定部54は、予約専用情報RI(予約専用画面)を送信する(ステップS21)。端末装置26には予約入力部34が構築され、ユーザ12は、車両14の使用内容(使用場所、使用開始日時、使用終了日時等)を入力し(ステップS22)、この使用内容の情報を管理サーバ24に送信する(ステップS23)。
管理サーバ24の予約設定部54は、使用内容の情報を受信すると、予約データベース48を読み出して予約に問題があるか否かを判定する。そして、予約に問題がない場合に、ユーザ12の予約を設定して予約完了を通知する(ステップS24)。なお、予約に問題がある場合には、ユーザ12に予約内容の再設定(入力や変更等)を求め、使用内容の情報を再受信する。
以上の処理フローによって、ユーザ12は、端末装置26を利用して、ユーザ情報の登録、車両14の使用予約を簡単に行うことができる。一方、使用判定システム10の車載装置18は、車両送信情報VIの受信前までは、車両14のドア15aをロックする等して搭乗不可状態とし、車両送信情報VIの受信まで待機している(ステップS30)。
そして、車載装置18(送信情報取得部62)は、管理サーバ24の車両用情報生成部44から送信された認証情報AIを含む車両送信情報VIを、ユーザ12の使用前に受信する(ステップS31)。車両送信情報VIを受信すると、車載装置18の使用時制御部66は、ドアロックを解除して、ユーザ認証モードに移行する(ステップS32)。また、送信情報取得部62は車両送信情報VIを使用管理データ領域72に記憶する。
その後、ユーザ12が車両14の運転席に乗り込んだことを検出すると、使用時制御部66の操作認証部76は、報知部70を介して車両14の使用許可の認証を促す報知を行う(ステップS33)。これによりユーザ12は、登録時に設定した操作内容に沿って車内操作子17Aを操作していく。操作内容取得部64は、車内操作子17Aから検出信号Sを受信して操作部16の操作内容を記憶する(ステップS34)。
操作認証部76は、使用管理データ領域72から読み出した認証情報AIと、実際にユーザ12が操作部16を操作した内容(実際操作)とを比較する(ステップS35)。そして、認証情報AIと実際操作が一致の場合には、ステップS36に進み、認証情報AIと実際操作が不一致の場合には、ステップS37に進む。
ステップS36において、使用時制御部66は、車両14の使用の許可を判定し、指令部68を介して車両14の各種装置(エンジンの起動等)の動作を開始させる。これにより、ユーザ12は車両14の走行を開始することができる。
一方、ステップS37において、使用時制御部66は、車両14の使用の禁止を判定し、報知部70を介してユーザ12に対し認証できない旨の報知を行い、また認証のための操作を再び行うことを促す。なお、使用時制御部66は、認証が所定回数不一致の場合に、管理サーバ24にその旨を通知する等の処理を行うとよい。
以上のように、本実施形態に係る使用判定システム10の車載装置18は、ユーザ12による車両14の使用開始までに端末装置26及び管理サーバ24を通じて、車両14の操作部16の操作に関わる認証情報AIが登録される。これにより、車載装置18は、認証情報AIに基づきユーザ認証モードを行い、ユーザ12が正当な(予約した)使用者か、不正使用者かを判断することができ、車両14の盗難を防止することができる。また、認証情報AIを事前に登録しておくことで、車両14の使用開始前に、ユーザ12による操作部16の操作内容に基づき使用の許可を簡単に行うことが可能となる。従って、使用判定システム10は、車両14をより確実且つ効率的に運用することができる。
また、車載装置18は、認証情報AIがない場合(車両送信情報VIが送信されていない場合)に、車両14の使用を許可しないことで、車両14の待機時に一層確実に盗難を防ぐことができる。さらに、使用判定システム10は、認証情報AIをユーザ12が設定する構成としていることで、認証情報AIを覚え易くなるので、認証時にユーザ12が操作部16の操作を間違うことを低減することができる。特に、使用判定システム10は、ユーザ12に対し、複数の選択肢に対する選択操作に基づき認証情報AIを決定させる構成となっていることで、操作部16の操作に関する認証情報AIを簡単且つ確実に設定させることができる。この使用判定システム10は、例えば、複数のユーザ12によって共同使用可能な車両14を有するカーシェアリングサービスについて、ユーザ12及び車両14の管理を効率的に行うことができる。
またさらに、使用判定システム10は、車室外に設けられる車外操作子17Bの操作内容と認証情報AIに基づいてドア15aやリッド15b(開閉部)の開閉の制限を判定することができる。これにより、認証されたユーザ12のみを車内に案内する一方で、不正使用者が車内に入る又はトランクを使用する等の不都合を防ぐことができる。また、使用判定システム10は、ドア15aやリッド15bが開閉されるまでに認証情報AIが登録されるので、ユーザ12による車両14の使用前に、搭乗等の許可又は禁止を簡単に行うことが可能となる。
なお、本発明に係る使用判定システム10は、上記の実施形態に限定されず種々の応用例及び変形例をとり得る。
例えば、本実施形態において使用判定システム10は、ユーザ12の会員登録時に認証情報AIを設定する構成としたが、これに限定されず、ユーザ12が車両14を使用するまでの期間に認証情報AIを設定すればよい。一例として、認証情報AIは、ユーザ12が車両14の使用を予約する際に、認証情報AIを設定することがあげられる。これにより車両14の使用の予約毎に認証情報AIを設定することも可能となり、不正使用をより確実に防止することができる。
また、使用判定システム10は、ユーザ12の端末装置26としてスマートフォン等の携帯型情報処理装置を用いている場合に、設定した認証情報AIを携帯型情報処理装置に表示できるように構成するとよい。これにより車両14の認証を行う際に、設定した操作部16の操作内容をユーザ12が忘れたとしても、設定した操作内容を直ぐに確認し直すことができる。さらに、使用判定システム10は、ユーザ12が車両14の内部に携帯型情報処理装置を持ち込んで、ユーザ認証モードを実施する前に認証情報AIを登録する構成でもよい。
さらに、使用判定システム10は、外部装置としてユーザ12の端末装置26及び管理サーバ24を使用する構成に限定されず、いずれか一方を有する構成であればよい。一例として、ユーザ12は、カーシェアリングサービスのサービス提供会社に赴き、サービス提供会社の端末装置(不図示)又は管理サーバ24に対し、認証情報AIを含む会員情報CIを作業者が入力することもできる。
また、端末装置26(携帯型情報処理装置)は、車載装置18との間で直接情報通信する構成としてもよい。例えば、車載装置18は、ユーザ12が車両14を使用する前に、認証情報出力部39(図2中の破線参照)と情報通信を行って会員情報CIを受信し、管理サーバ24から予め受け取っている会員情報CIと照合を行い、ユーザ12を認証する。さらに、車両14の使用前に操作部16の操作内容に基づくユーザ認証を行う構成とすることができる。これにより、防犯性能をより一層高めることができる。
またさらに、使用判定システム10は、ユーザ12の会員情報CIの登録時又は車両14の使用予約時に、管理サーバ24において自動的に認証情報AI(操作部16の操作内容)を設定する構成でもよい。これにより、使用判定システム10は、ユーザ12が認証情報AIを設定する手間を省くことができる。さらに、使用判定システム10は、認証情報AIを設定する際に、ディスプレイ30a(携帯型情報処理装置の表示部も含む)やスピーカ等の出力装置30により複数の認証情報AIの候補を出力して、ユーザ12の操作により正式な認証情報AIを選択及び登録する構成としてもよい。また、管理サーバ24の認証設定部56は、先に設定されている認証情報AIとは異なる操作部16の操作内容とするように認証情報AIを設定することで、個々のユーザ12に対応付けて認証情報AIを管理することができる。その結果、他のユーザ12による車両14の不正使用も、より効果的に防止することができる。さらに、ユーザ認証を行う判定制御部は、車両14(車載装置18)に設けられるだけでなく、管理サーバ24に設けられてもよい。この場合、車載装置18は、ユーザ12が車両14を使用する際に、ユーザ12の実際操作の情報を管理サーバ24に送信し、管理サーバ24側で判定した結果に基づき使用の許可や禁止を実施する構成であればよい。
そして、車載装置18は、車両14の使用開始後に、車両14の使用の認証確認(ユーザ認証モード)を再び実施し、ユーザ12による操作部16の操作内容と認証情報AIが一致する場合に、車両14の使用を継続する構成としてもよい。例えば、ユーザ12が車両14を停車して該車両14から多少離れた際に、他者が車両14を盗難しようとしても、認証確認を要求することで車両14の使用を禁止することができる。
なお、車両14の位置によっては、車両14の使用を直ちに禁止すると、他の車両の走行の邪魔となるおそれがある。このため、使用判定システム10は、運転開始後に、ユーザ認証モードを再び実施してユーザ12が認証できない場合には、制限付きで車両14を使用させる構成とすることが好ましい(上述した(b)パターン)。この場合の車両14の使用制限としては、例えば、車両14を徐行速度でしか走行させないようにする、又は所定距離までしか走行させないようにすること等があげられる。
使用開始後の認証情報AIは、車両14の使用開始時の認証情報AIと同じものでもよく、使用開始後専用の認証情報AIを設定してもよい。特に、使用開始後専用の認証情報AIは、車両14の運転操作に大きく関わらないもの(カーナビゲーション装置、エアコンディショナー等)とすることが好ましい。例えば、車両14内にマイクが搭載されている場合には、マイクを介して暗証番号や合い言葉を音声入力する構成でもよい。このように車両14の運転に関与しない操作部16の操作内容と認証情報AIとに基づいて使用の継続の制限を判定することで、車両14の運転に関わる操作部16に影響を与えることなく、認証確認を行うことができる。そして、使用判定システム10は、使用開始後にも車両14の盗難を防止することができ、またユーザ12は車両14の使用に必要な鍵の携帯をしなくてもよくなる。なお、使用判定システム10は、車両14の停車時以外(走行中等)においても、運転操作の邪魔とならない範囲で、ユーザ認証モードを実施してよい。
また例えば、本発明に係る使用判定システム10は、カーシェアリングサービスの適用に限定されず、種々の用途に応用し得る。例えば、ユーザ12が個人的に所有する車両14について、使用判定システム10を構築することもできる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。
10…使用判定システム 14…車両
16…操作部 18…車載装置
22…ネットワーク 24…管理サーバ
26…端末装置 32…会員情報入力部
36…認証入力部 40…事前情報生成部
52…会員登録設定部 56…認証設定部
66…使用時制御部 76…操作認証部
AI…認証情報 CI…会員情報

Claims (12)

  1. 車両に設けられユーザが操作可能な操作部と、
    前記車両とは別に設けられ、前記ユーザが情報入力可能な端末装置と、
    前記車両とは別に設けられ、前記車両及び前記端末装置と情報通信可能な管理装置と、
    前記車両の車載装置又は前記管理装置に設けられ、前記ユーザによる前記操作部の操作内容と、前記操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて前記車両の使用の制限を判定するユーザ認証を行う判定制御部と、を備える使用判定システムであって、
    前記認証情報は、前端末装置への入力に基づき前記管理装置により管理され、前記ユーザによる前記車両の使用開始までに前記判定制御部に設定される前記操作部の操作内容の情報であり、
    前記判定制御部は、前記車両の使用開始前に前記端末装置を介さずに前記ユーザ認証を行い、当該ユーザ認証では、前記操作部の操作内容と前記認証情報とが一致するか否かを判定す
    ことを特徴とする使用判定システム。
  2. 請求項1記載の使用判定システムにおいて、
    前記端末装置は、前記認証情報を、前記ユーザによる前記車両の使用開始までに、前記ユーザへ出力する出力部を備える
    ことを特徴とする使用判定システム。
  3. 請求項1又は2記載の使用判定システムにおいて、
    前記判定制御部は、前記車両の車室外に設けられる前記操作部の操作内容と、前記操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて前記車両の開閉部の開閉の制限を判定し、
    前記認証情報は、前記ユーザにより前記車両の開閉部が開閉されるまでに、前記管理装置により前記判定制御部に設定される
    ことを特徴とする使用判定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて、
    前記認証情報は、前記ユーザにより前記車両の走行が開始されるまでに、前記管理装置により前記判定制御部に設定される
    ことを特徴とする使用判定システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて、
    前記判定制御部は、前記車両の使用開始前に、前記ユーザによる前記操作部の操作内容が前記認証情報と一致する場合に、前記車両の使用を許可し、
    前記ユーザによる前記操作部の操作内容が前記認証情報と一致しない場合に、前記車両の使用を制限する
    ことを特徴とする使用判定システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて、
    前記判定制御部は、前記認証情報が登録されていない場合に、前記車両の使用を制限する
    ことを特徴とする使用判定システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて、
    前記判定制御部は、前記車両の使用開始後に、前記車両の使用の認証確認を実施し、前記ユーザによる前記操作部の操作内容と前記認証情報とに基づいて、前記車両の使用の継続の制限を判定する
    ことを特徴とする使用判定システム。
  8. 請求項7記載の使用判定システムにおいて、
    前記判定制御部は、前記車両の走行開始後に、前記車両の車室内に設けられる前記車両の運転に関与しない前記操作部の操作内容と、当該操作部の操作に関して予め登録される認証情報とに基づいて、前記車両の使用の継続の制限を判定する
    ことを特徴とする使用判定システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて
    記認証情報は、前記端末装置の操作に基づき決定される
    ことを特徴とする使用判定システム。
  10. 請求項9記載の使用判定システムにおいて、
    前記認証情報は、前記端末装置に表示される、前記操作部への操作についての複数の選択肢に対する選択操作に基づき決定される
    ことを特徴とする使用判定システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の使用判定システムにおいて、
    前記車両は、複数の前記ユーザによって共同使用可能なものであり、
    前記認証情報は、複数の前記ユーザの各々に対応付けて登録される
    ことを特徴とする使用判定システム。
  12. 請求項11記載の使用判定システムにおいて、
    前記管理装置は、複数の前記ユーザの会員情報と共に認証情報を管理
    前記認証情報は、前記会員情報の入力時に設定され、当該会員情報に紐づいて前記管理装置に記憶される
    ことを特徴とする使用判定システム。
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