JP6722470B2 - マッサージ化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ化粧料に関する。
皮膚等のマッサージに用いられる化粧料に関する技術として、特許文献1および2に記載のものがある。
特許文献1(特開平10−226621号公報)には、皮膚や目に対する刺激感や違和感がなく、血行を促進して肌色改善効果に優れた化粧料を提供するための技術として、水不溶性の1次粒子と結合剤からなり、微小圧縮強度および平均粒径が特定の範囲にある崩壊性顆粒を含有する化粧料について記載されている。
また、特許文献2(特開平9−268118号公報)には、肌色改善効果に優れ、安全性の高い肌色改善美容剤を提供する技術として、崩壊性顆粒および血行促進効果のある剤を含有する肌色改善美容剤について記載されている。
特開平10−226621号公報 特開平9−268118号公報
しかし、崩壊性顆粒(以下、適宜単に「顆粒」ともよぶ。)を含むマッサージ化粧料について本発明者らが検討したところ、上述した各特許文献に記載の技術を用いてもなお、化粧料の保存安定性に優れるとともに、マッサージ時に顆粒実感および顆粒の好ましい崩壊スピードを与えるものであり、また、マッサージ後には皮膚から速やかに除去することができるマッサージ化粧料を提供するという点で改善の余地があった。
本発明によれば、次の成分(A)、(B)、(C)および(D):
(A)崩壊性顆粒
(B)界面活性剤
(C)水溶性高分子
(D)油剤
を含有するマッサージ化粧料であって、
前記成分(A)が、
結晶性セルロースおよびコーンスターチから選ばれる1種または2種以上を前記成分(A)全体に対して80質量%以上と、
エチルセルロースを前記成分(A)全体に対して1質量%以上と、
を含有する、マッサージ化粧料が提供される。
また、本発明によれば、前述した本発明におけるマッサージ化粧料を皮膚に適用し、マッサージするステップと、
前記ステップの後、前記マッサージ化粧料を前記皮膚から除去するステップと、を含むマッサージ方法が提供される。
本発明によれば、化粧料の保存安定性に優れるとともに、マッサージ時に顆粒実感および顆粒の好ましい崩壊スピードを与えるものであり、また、マッサージ後には皮膚から速やかに除去することができるマッサージ化粧料を得ることができる。
本実施形態におけるマッサージ化粧料は、以下の成分(A)〜(D)を含む。
(A)崩壊性顆粒
(B)界面活性剤
(C)水溶性高分子
(D)油剤
そして、成分(A)が、結晶性セルロースおよびコーンスターチから選ばれる1種または2種以上を成分(A)全体に対して80質量%以上と、エチルセルロースを前記成分(A)全体に対して1質量%以上と、を含有する。
本明細書において、マッサージ化粧料とは、皮膚に適用(たとえば、塗布)し、手、指などを用いて、皮膚を揉む、擦る、押すなどのマッサージ行為によって刺激を与え、皮膚の状態を快適にする化粧料のことをいう。
以下、本実施形態における「マッサージ化粧料」を、適宜単に「化粧料」とも呼ぶ。
本実施形態の化粧料は、上記成分(A)〜(D)を含むとともに、成分(A)が特定の成分を特定量含む構成であるため、化粧料の保存安定性に優れるとともに、マッサージ時に顆粒実感および顆粒の好ましい崩壊スピードを与えるものであり、また、マッサージ後には皮膚から速やかに除去できるものである。
ここで、本明細書において、顆粒実感とは、顆粒を含むマッサージ化粧料に求められる性能の1つであり、マッサージする際に感じる顆粒を介した適度な皮膚への押圧感および適度な顆粒の存在感のことである。
また、本明細書において、顆粒の好ましい崩壊スピードとは、顆粒を含むマッサージ化粧料に求められる性能の1つであり、マッサージを終えた際には、顆粒が崩壊して、マッサージが終了している実感が得られることである。
以下、各成分について具体例を挙げて説明する。なお、各成分はいずれも単独でまたは2種以上を組み合わせて化粧料中に含有することができる。
(成分(A))
成分(A)は、崩壊性顆粒である。崩壊性顆粒は、基剤および結合剤を含む粒子であり、具体的には、基剤および結合剤を造粒して得られるものである。また、崩壊性顆粒は、指による指圧などの圧力または剪断力により崩壊する粒子である。
成分(A)の崩壊性顆粒は、結晶性セルロースおよびコーンスターチから選ばれる1種または2種以上とエチルセルロースとを含んで構成される。
このうち、結晶性セルロースおよびコーンスターチは、成分(A)を構成する基剤である。これらの基剤の粉体は、水不溶性の1次粒子として機能する。
これらの1次粒子の形状は、球状、不定形等のいずれでもよく、中でも、マッサージ時の過度の刺激感を低減させる観点から球状であるのが好ましい。
結晶セルロースは、α−セルロースを鉱酸で部分的に解重合して精製したもので、未修飾のセルロースを示す。
成分(A)は、結晶性セルロースおよびコーンスターチから選ばれる1種または2種以上を含み、化粧料の高温での保存安定性を向上させる観点から、結晶性セルロースを含むことが好ましい。
成分(A)中の結晶性セルロースおよびコーンスターチの含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、成分(A)全体に対して、結晶性セルロースおよびコーンスターチの合計で80質量%以上であり、好ましくは85質量%以上、より好ましくは89質量%以上であり、また、99質量%以下であり、より好ましくは97質量%以下、さらに好ましくは95質量%以下である。
また、成分(A)の崩壊性顆粒は、基剤として、上述した結晶性セルロースまたはコーンスターチおよびエチルセルロース以外の成分を含んでもよい。
結晶性セルロースおよびコーンスターチ以外の基剤としては、たとえばポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリプロピレン、ナイロン、ポリフッ化ビニリデン、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリシロキサン、コーンスターチ、デンプンおよびこれらの誘導体等の有機高分子化合物;シリカ、アルミナ、タルク、カオリン、酸化チタン、酸化亜鉛、石英、リン酸カルシウム等の無機化合物が挙げられる。
これらの基剤の粉体から構成される1次粒子の形状は、球状、不定形等のいずれでもよく、中でも、マッサージ時の皮膚への過度の刺激感を低減させる観点から球状であるのが好ましい。
成分(A)中の結晶性セルロースおよびコーンスターチ以外の基剤の含有量は、本発明の効果を損なわない範囲であればよく、成分(A)全体に対して、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、さらにより好ましくは1質量%以下であり、殊更好ましくは0.1質量%以下である。
結晶性セルロース、コーンスターチおよび他の基剤の1次粒子の平均粒径は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは3μm以上である。また、成分(A)の崩壊後に過度の刺激感が生じることを抑制する観点から、結晶性セルロース、コーンスターチおよび他の1次粒子の平均粒径は、好ましくは100μm以下であり、より好ましくは20μm以下、さらに好ましくは15μm以下である。
ここで、結晶性セルロース、コーンスターチおよび他の基剤の1次粒子の平均粒径は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置LA−910(堀場社製)で測定される個数平均粒径である。
次に、成分(A)に含まれる成分のうち、エチルセルロースは、成分(A)における結合剤として機能する。
成分(A)中のエチルセルロースの含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、成分(A)全体に対して、1質量%以上であり、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは18質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下、さらに好ましくは12質量%以下である。
また、成分(A)は、本発明の効果を損なわない範囲で、エチルセルロース以外の結合剤を含有することができる。
エチルセルロース以外の結合剤としては、たとえば硬化魚油、硬化ヒマシ油、硬化ナタネ油等の常温で固体の動植物油等の油性結合剤;および、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等の有機高分子化合物などの水性結合剤が挙げられる。
成分(A)中のエチルセルロース以外の結合剤の含有量は、化粧料の高温での保存安定性を向上し、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、成分(A)全体に対して、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下、さらにより好ましくは0.1質量%以下であり、実質含有しないことが殊更好ましい。
また、成分(A)中の基剤と結合剤との配合比については、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、好ましくは基剤:結合剤=80:20〜99:1であり、より好ましくは85:15〜98:2、さらに好ましくは90:10〜95:5である。
次に、成分(A)の製造方法を説明する。
成分(A)の崩壊性顆粒は、たとえば流動層造粒法、攪拌造粒法、押し出し造粒法等の一般的な造粒法により製造することができる。中でも、特開昭60−152407号公報に記載の方法、さらに具体的には水不溶性の結合剤を溶剤に溶かし、有機溶剤を揮発させて製造する方法;または特開平6−271417号公報に記載の方法、さらに具体的には水不溶性の結合剤粉末を顆粒の1次粒子と混合した後水溶性結合剤で造粒し、次いで加熱して水不溶性の結合剤粉末を溶融し、冷却して顆粒の耐水性を高める方法などに従って製造するのが好適である。
また、成分(A)の平均粒径は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、好ましくは100μm以上であり、より好ましくは200μm以上、さらに好ましくは700μm以上である。また、皮膚への過度の刺激感を低減させる観点から、成分(A)の平均粒径は、好ましくは2000μm以下であり、より好ましくは1500μm以下、さらに好ましくは1100μm以下である。
ここで、成分(A)の平均粒径は、以下の方法により測定される、化粧料に配合する前の個数平均粒径である。すなわち、10個の成分(A)の顆粒を任意に選び、各1個の粒径をデジパットPC−15J(ミツトヨ社製)を用いて測定し、その平均値を計算することによって成分(A)の個数平均粒子径が得られる。
成分(A)の崩壊性顆粒は、化粧料中に1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。化粧料中の成分(A)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.15質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上、さらにより好ましくは0.5質量%以上、殊更好ましくは0.7質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは7.5質量%以下、さらに好ましくは4.5質量%以下、さらにより好ましくは3質量%以下、殊更好ましくは1.8質量%以下である。
(成分(B))
成分(B)は界面活性剤である。成分(B)として、具体的には、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。これらは単独で用いても2種類以上併用してもよい。
成分(B)は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン界面活性剤からなる群から選択される1種または2種以上を含むことが好ましい。同様の観点から、成分(B)がアニオン界面活性剤および非イオン性活性剤を含むことが好ましい。
アニオン界面活性剤としては、たとえば、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、パルミチン酸カリウム等の炭素数12〜24の脂肪酸塩;
ラウリルリン酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウリルリン酸アルギニン、ミリスチルリン酸カリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸アルギニン、パルミチルリン酸カリウム、パルミチルリン酸ナトリウム、パルミチルリン酸アルギニン等のアルキルリン酸塩;
ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩;
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等のアルキル硫酸エステル塩;
ポリオキシエチレンラウリル硫酸カリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩;
ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−ラウロイルグリシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ラウロイル−β−アラニントリエタノールアミン、N−ステアロイル−β−アラニントリエタノールアミン等のアシル化アミノ酸塩;
N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム等の脂肪酸アミドスルホン酸塩;
ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩等が挙げられる。
これらアニオン界面活性剤のうち、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩およびアシル化アミノ酸塩からなる群から選択される1種以上が好ましく、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩およびアシル化アミノ酸塩からなる群から選択される1種以上がより好ましく、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩を含むことがさらに好ましい。
化粧料中のアニオン界面活性剤の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下、さらにより好ましくは1.5質量%以下である。
両性界面活性剤としては、たとえば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウロイルアミドベタイン、ラウリルスルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤が挙げられる。
化粧料中の両性界面活性剤の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、また、好ましくは1.0質量%以下であり、より好ましくは0.9質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下である。
非イオン界面活性剤においては、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、HLBは、10〜20が好ましく、11〜18がより好ましく、12〜15がさらに好ましい。
本発明において、HLB値は、親水性−親油性のバランス(Hydrophile Lipophile Balance)を示す指標であり、本発明においては小田及び寺村らによる次式をいて算出した値を用いている。
Figure 0006722470
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLBの値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
上記式中、HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLBの値を示す。Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの質量(g)を示す。
非イオン界面活性剤としては、たとえば、モノステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンやポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタンなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等のポリオキシアルキレン変性シリコーン等が挙げられる。これらのうち、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油およびアルキルポリグルコシドからなる群から選択される1種以上が好ましく、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油およびアルキルポリグルコシドからなる群から選択される1種以上がより好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油およびアルキルポリグルコシドからなる群から選択される1種以上を含むことがさらに好ましい。
化粧料中の非イオン系界面活性剤の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して、好ましくは0.3質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは1.0質量%以上であり、また、好ましくは4質量%以下であり、より好ましくは3.0質量%以下、さらに好ましくは2.5質量%以下である。
また、化粧料中の成分(B)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1.0質量%以上であり、また、5質量%以下であり、より好ましくは4質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下である。
(成分(C))
成分(C)は、水溶性高分子である。成分(C)を含むことにより、化粧料中の成分(A)の分散安定性を向上させ、また、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与えることができる。水溶性高分子としては、公知のものを使用することができる。
成分(C)の具体例としては、合成高分子(成分(C1))、多糖系高分子(成分(C2))等が挙げられる。成分(C)は、好ましくは、成分(C1)および(C2)からなる群から選択される1種以上を含む。
このうち、成分(C1)の具体例として、アルキル変性されてもよいカルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム等のアクリル酸系高分子;カチオン化されてもよいポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
また、成分(C2)の具体例として、キサンタンガム;カラギーナン;プルラン;アルギン酸;ヒドロキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。
成分(C)は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、好ましくはキサンタンガム、カラギーナン、プルラン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムからなる群から選択される1種以上であり、より好ましくはキサンタンガム、カラギーナン、プルランおよびアルキル変性されたカルボキシビニルポリマーからなる群から選択される1種以上であり、さらに好ましくはアルキル変性されたカルボキシビニルポリマーである。
また、同様の観点から、成分(C)が成分(C1)および(C2)を含むことが好ましい。
このうち、成分(C1)は、好ましくはアルキル変性されてもよいカルボキシビニルポリマーである。
また、成分(C2)は、好ましくはキサンタンガム、カラギーナン、プルランおよびヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される1種以上を含有することが好ましい。
成分(C)のうち、成分(C1)のカルボキシビニルポリマーの市販品としては、カーボポール910、カーボポール934、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981(以上、Lubrizol Advanced Materials,Inc.製)等が挙げられる。
成分(C1)のアルキル変性されたカルボキシビニルポリマーの市販品としては、カーボポール1382、カーボポールETD2020、PEMULEN TR−1、PEMULEN TR−2(以上、Lubrizol Advanced Materials,Inc.製)等が挙げられる。
成分(C2)のヒドロキシプロピルセルロースの市販品としては、HPC−M、HPC−H(日本曹達社製)等が挙げられる。
成分(C2)のヒドロキシエチルセルロースの市販品としては、HECダイセルSE850(ダイセルファインケム社製)等が挙げられる。
また、成分(C2)のカルボキシメチルセルロースナトリウムの市販品としては、CMCダイセル(ダイセルファインケム社製)等が挙げられる。
また、成分(C1)のポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーなど、成分(C)のうち、酸型の水溶性高分子は、塩基を中和剤として用い、塩として化粧料中に存在することが好ましい。塩基としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属水酸化物;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸が挙げられ、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属水酸化物が好ましく、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムがより好ましい。
化粧料中の成分(C)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.3質量%以上であり、より好ましくは0.4質量%以上、さらに好ましくは1.1質量%以上であり、また、好ましくは3.5質量%以下であり、より好ましくは2.8質量%以下、さらに好ましくは1.8質量%以下である。
化粧料中の成分(C1)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、また、好ましくは3.5質量%以下であり、より好ましくは1.3質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下である。
化粧料中の成分(C2)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.3質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、また、好ましくは3.5質量%以下であり、より好ましくは2.8質量%以下、さらに好ましくは1.8質量%以下である。
また、成分(C)がアクリル変性されたカルボキシビニルポリマーを含有する場合の化粧料中のアクリル変性されたカルボキシビニルポリマーの含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、また、好ましくは1.8質量%以下であり、より好ましくは1.3質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下である。
(成分(D))
成分(D)は、油剤である。成分(D)を成分(A)〜(C)と組み合わせて用いることにより、マッサージ時中に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与えることができる。
成分(D)は、(D1)25℃で液体状の油剤、(D2)25℃で固体状の油剤のいずれかを含有することができる。
((D1)25℃で液体状の油剤)
25℃で液体状の油剤とは、融点が25℃以下の油剤である。すなわち、成分(D)は、1気圧下、25℃にて流動性を有する油剤である。なお、融点は、化粧品原料基準に記載の第3法に準じて測定される。
25℃で液体状の油剤としては、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、25℃における粘度が500mPa・s以下のものが好ましく、5〜100mPa・sのものがより好ましく、5〜50mPa・sのものがさらに好ましい。
粘度の測定は、25℃において、B型粘度計(TOKI SANGYO VISCOMETER TVB−10M、東機産業社製)、ロータ1にて、60rpm、1分間の条件でおこなうことができる。
25℃で液体状の油剤の具体例として、エステル油、シリコーン油、炭化水素油、炭素数12〜22の高級脂肪酸、炭素数12〜22の高級アルコールが挙げられる。
成分(D1)のうち、エステル油の具体例として、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、安息香酸アルキル(C12〜C15)等の安息香酸アルキル、ジカプリン酸ジエチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、オリーブ油、コーン油およびd−δ−トコフェロールからなる群から選択される1種または2種以上を挙げることができる。エステル油としては、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニルからなる群から選択される1種以上が好ましく、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシルから選択される1種以上がより好ましい。
成分(D1)のうち、シリコーン油の具体例として、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられ、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサンから選択される1種以上が好ましく、ジメチルポリシロキサンがより好ましい。
成分(D1)のうち、炭化水素油としては、流動パラフィン、水添ポリイソブテン等の流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、流動オゾケライト、スクワラン、スクワレン、イソヘキサデカンが挙げられ、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、スクワラン、流動パラフィンおよび流動イソパラフィンからなる群から選択される1種以上が好ましく、スクワラン、流動パラフィンから選択される1種以上がより好ましい。
成分(D1)のうち、炭素数12〜22の高級脂肪酸としては、たとえば、炭素数12〜22の25℃で液体状である脂肪酸が挙げられ、さらに具体的には、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸が挙げられる。
成分(D1)のうち、炭素数12〜22の高級アルコールとしては、たとえば、オレイルアルコール、2−デシルテトラデシノール、ドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールが挙げられる。
((D2)25℃で固体状の油剤)
25℃で固体状の油剤とは、1気圧下において、融点が25℃より高い油剤である。融点は、化粧品原料基準に記載の第3法に準じて測定される。
25℃で固体状の油剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば制限されず、炭素数12〜22の高級アルコール、炭素数12〜22の高級脂肪酸、炭素数12〜22のモノアルキルグリセリルエーテル、炭化水素類、エステル油、ロウ、ステロール類、セラミド類などが挙げられる。
成分(D2)のうち、炭素数12〜22の高級アルコールは、好ましくは炭素数14〜22、より好ましくは炭素数16〜18のものであり、たとえば、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。これらのうち、セタノールおよびステアリルアルコールから選ばれる1種以上が好ましい。
成分(D2)のうち、炭素数12〜22の高級脂肪酸は、好ましくは炭素数14〜22、より好ましくは炭素数16〜18のものであり、たとえば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等が挙げられる。これらのうち、パルミチン酸およびステアリン酸から選ばれる1種以上が好ましい。
成分(D2)のうち、炭素数12〜22のモノアルキルグリセリルエーテルとしては、バチルアルコール、キミルアルコールから選ばれる1種以上が好ましい。
成分(D2)のうち、炭化水素類としては、パラフィン、ワセリン、セレシン、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。これらのうち、パラフィンが好ましい。
成分(D2)のうち、エステル油としては、ミリスチン酸ミリスチル、イソステアリン酸コレステリル、ベヘニル酸ベヘニル、トリミリスチン酸グリセリン等が挙げられる。
成分(D2)のうち、ロウとしては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、ジョジョバロウ、ラノリン、セラックロウ、鯨ロウ、モクロウが挙げられる。
成分(D2)のうち、ステロール類としては、コレステロール、フィトステロール類等が挙げられる。
また、成分(D2)のうち、セラミド類としては、天然型セラミドおよび疑似型セラミドから選ばれる1種または2種以上を用いることができ、具体的には、特開2013−53146号公報に記載のセラミド類が使用できる。
化粧料中の成分(D)の含有量は、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対して好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1.5質量%以上、より好ましくは2.1質量%以上である。また、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料中の成分(D)の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは8質量%以下であり、より好ましくは4.3質量%以下、さらに好ましくは3.3質量%以下である。
また、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料中の(D1)の含有量は、化粧料全体に対し、好ましくは0.03質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.07質量%以上、さらにより好ましくは0.09質量%以上であり、また、好ましくは6質量%以下であり、より好ましくは4質量%以下、さらに好ましくは1.8質量%以下、さらにより好ましくは0.8質量%以下である。
また、マッサージ時に顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点、ならびに、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料中の(D2)の含有量は、化粧料全体に対し、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1.0質量%以上、さらに好ましくは1.3質量%以上、さらにより好ましくは1.7質量%以上であり、また、好ましくは4.5質量%以下であり、より好ましくは3.8質量%以下、さらに好ましくは3.3質量%以下、さらにより好ましくは2.8質量%以下である。
また、成分(D)がスクワランを含むとき、化粧料中のスクワランの含有量は、マッサージ時の顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点およびマッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対し好ましくは6質量%以下であり、より好ましくは4質量%以下、さらに好ましくは1.8質量%以下、さらにより好ましくは0.8質量%以下である。
また、成分(D)がパラフィンを含むとき、化粧料中のパラフィンの含有量は、マッサージ時の顆粒実感および成分(A)の好ましい崩壊スピードを与える観点から、化粧料全体に対し好ましくは4質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1.2質量%以下である。
本実施形態において、マッサージ化粧料は、上述した成分(A)〜(D)以外の成分を含むことが好ましい。
たとえば、化粧料が成分(E)として多価アルコールをさらに含むことが好ましい。
成分(E)は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール等のグリコール類;
グリセリン、ジグリセリン等のグリセリン類;
ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコール;
グリセリン類のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン付加物;
糖アルコール類のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン付加物;
ガラクトースやフルクトース等の単糖類とそのポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン付加物;
マルトースやラクトース等の二糖類とそのポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン付加物;
ポリオキシエチレンメチルグルコシド(ポリオキシエチレン付加モル数=10、20等)などを含有することができる。これらのうち、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、成分(E)は、好ましくはグリコール類、グリセリン類および糖アルコールからなる群から選択される1種以上を含み、より好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンおよびソルビトールからなる群から選択される1種以上を含み、さらに好ましくは1,3−ブチレングリコールおよびグリセリンから選択される1種以上を含むものである。
化粧料中の成分(E)の含有量は、マッサージ後の化粧料を皮膚から速やかに除去する観点から、化粧料全体に対し、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上、さらに好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下であり、さらに好ましくは18質量%以下、さらにより好ましくは15質量%以下である。
また、本実施形態における化粧料は、成分(F)として水をさらに含むことが好ましい。
また、化粧料中の水の含有量は、たとえば化粧料中の水以外の成分を除いた残部とすることができる。また、化粧料中の水の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは40質量%以上であり、また、好ましくは95質量%以下であり、好ましくは90質量%以下である。
また、本実施形態の化粧料には、前述した成分以外の成分、たとえば、美白剤;皮脂分泌抑制剤;血行促進剤;成分(E)以外の保湿剤;柔軟剤;角質保護剤;成分(C)以外の増粘剤;フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸メチル等の防腐剤;水酸化カリウム、クエン酸ナトリウム等のpH調整剤;香料;酸化防止剤;色剤;薬効剤;エタノール等の炭素数1〜3のアルコール類およびその他の成分(F)以外の溶剤;ならびにその他の通常の化粧料に用いられる成分のうち、前述したもの以外を含有させることもできる。なお、これらの成分は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途で使用することもできる。
本実施形態において、化粧料の形態としては、液状、ペースト状、ジェル状、クリーム状等とすることができる。また、好ましくは、マッサージした後洗い流すタイプ、拭き取るタイプ等の、マッサージ後に皮膚から除去される剤型である。
次に、化粧料の製造方法を説明する。
本実施形態における化粧料は、化粧料の剤型に応じて通常の方法に従って得ることができる。
たとえば、化粧料が成分(F)を含むとき、成分(C)、(F)および適宜成分(E)、他の水性成分を混合して水相を調製する。一方、成分(B)、(D)および適宜他の油性成分を混合して油相を調製する。つづいて、当該水相に油相を添加して、混合した後、混合物を得る。得られた混合物に、成分(A)を添加し、混合することにより、化粧料を得る。
本実施形態の化粧料は、皮膚、中でも頭髪を除く皮膚、好ましくは顔、身体、手足等のいずれかに適用、好ましくは塗布し、マッサージまたは塗擦することにより使用することができる。
また、本実施形態における化粧料を用いるマッサージ方法は、たとえば、化粧料を皮膚に適用し、マッサージするステップと、かかるステップの後、化粧料を皮膚から除去するステップと、を含む。
さらに具体的には、本実施形態において、化粧料を使用する際には、適量の、たとえば2〜4gの化粧料を手にとり、軽く顔面、首等に塗布し、手の平や指の腹で軽くマッサージして、成分(A)の顆粒実感がなくなった時点(たとえば、約30秒後)でマッサージを終了し、ティッシュやコットンで拭き取るか、または水、ぬるま湯等で洗い流す方法が好ましい。
本実施形態のマッサージ化粧料は、特定の成分(A)〜(D)を含有しており、ことに、特定の成分を含んで構成される成分(A)の崩壊性顆粒と、成分(B)〜(D)とを含有している。このような構成とすることにより、本実施形態によれば、保存安定性に優れるマッサージ化粧料が得られ、たとえば、室温および高温のいずれにおいても、化粧料中の成分(A)の保存安定性に優れるマッサージ化粧料を得ることも可能となる。
また、マッサージ化粧料の使用者が優れた使用感を実感できるという観点からは、化粧料が、顆粒実感すなわちマッサージ時に感じる適度な皮膚への押圧感および適度な顆粒の存在感を使用者に与えるものであるとともに、成分(A)の適度な崩壊スピードを使用者に与えるものであることが好ましい。この点、本実施形態によれば、マッサージ時に顆粒実感および顆粒すなわち成分(A)の好ましい崩壊スピードが得られる。
ここで、顆粒実感に関する指標、さらに具体的にはマッサージ時の顆粒を介した押圧感や顆粒の存在感に関する指標として、皮膚の上で感じる顆粒の大きさ、硬さおよび量が挙げられる。マッサージ時に皮膚の上で感じられる顆粒が大きすぎたり小さすぎたりすると好ましいマッサージ感が得られない懸念がある。また、顆粒が硬すぎても軟らかすぎても、顆粒の量が多すぎても少なすぎても、好ましいマッサージ感が得られない懸念がある。この点、本実施形態によれば、たとえば、マッサージ時に好ましい顆粒の大きさ、硬さおよび量を感じる化粧料を得ることも可能となる。
また、顆粒の崩壊スピードについては、顆粒が速く崩壊しすぎると、充分なマッサージ感を得ることができず、逆に遅すぎると、マッサージ時間が終了したという実感が得られない、という懸念がある。顆粒の崩壊スピードは、たとえば、成分(A)における基剤および結合剤の種類および量により調整することができる。本実施形態における化粧料は、成分(A)が特定の成分を特定量含むものであるため、好ましい顆粒の崩壊スピードを得ることができる。
また、本実施形態によれば、マッサージ後のマッサージ化粧料を皮膚から速やかに除去することができ、たとえば、皮膚から速やかに、また容易に化粧料を洗い流すことも可能となる。
また、本実施形態によれば、たとえば、血行を促進して、肌色改善効果を得ることも可能となる。
また、本実施形態によれば、たとえば、成分(A)が毛穴に入ることによって、毛穴の汚れを除くことも可能となる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下の例では、原料中に含まれる成分量に応じて、得られる組成物中の各成分の含有量が各表に記載のものになるように、各原料を配合し、マッサージ化粧料を得た。
(実施例1〜35および比較例1〜2)
表1〜表3に示す組成のマッサージ化粧料を後述する方法にて製造し、後述する方法で、25℃および50℃における化粧料中の崩壊性顆粒の保存安定性を評価するとともに、使用感について、マッサージ時の顆粒実感、マッサージ時の崩壊性顆粒の崩壊スピード、および、化粧料の洗い流し性を評価した。結果を表1〜表3に併せて示す。
(崩壊性顆粒の製造方法)
(崩壊性顆粒a1)基剤として結晶性セルロース91質量%、結合剤としてエチルセルロース9質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a1を製造した。得られた崩壊性顆粒a1の個数平均粒径は810μmであった。
(崩壊性顆粒a2)基剤として結晶性セルロース94質量%、結合剤としてエチルセルロース6質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a2を製造した。得られた崩壊性顆粒a2の個数平均粒径は780μmであった。
(崩壊性顆粒a3)基剤として結晶性セルロース96質量%、結合剤としてエチルセルロース4質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a3を製造した。得られた崩壊性顆粒a3の個数平均粒径は840μmであった。
(崩壊性顆粒a4)基剤としてコーンスターチ96質量%、結合剤としてエチルセルロース4質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a4を製造した。得られた崩壊性顆粒a4の個数平均粒径は940μmであった。
(崩壊性顆粒a'1)基剤として結晶性セルロース91質量%、結合剤としてヒドロキシプロピルセルロース7質量%および硬化ヒマシ油2質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a'1を製造した。得られた崩壊性顆粒a'1の個数平均粒径は880μmであった。
(崩壊性顆粒a'2)基剤としてコーンスターチ91質量%、結合剤としてヒドロキシプロピルセルロース6質量%および硬化ヒマシ油3質量%を用い、特開平6−271417号公報に記載の方法に従って、崩壊性顆粒a'2を製造した。得られた崩壊性顆粒a'2の個数平均粒径は960μmであった。
(化粧料の製造方法)
化粧料に配合する崩壊性顆粒として、成分(A)である上記崩壊性顆粒a1〜a4、あるいは、上記崩壊性顆粒a'1またはa'2を用いた。
表1〜表3に示す組成の化粧料を以下の方法により製造した。具体的には、配合槽に成分(F)の水を入れて80℃に加熱して、成分(C)および他の水性成分を添加し、ディスパー(3000rpm)で15分間混合して水相を調製した。一方、80℃の温度において、成分(B)および(D)をプロペラ攪拌機(300rpm)で15分間混合して油相を調製した。得られた水相に油相を加えプロペラ攪拌機(300rpm)で混合した後、ホモミキサー(7000rpm)で5分間さらに混合した。その後、ホモミキサーを止め、プロペラ攪拌機で混合しながら25℃まで冷却し、混合物を得た。得られた混合物に成分(A)を添加し、プロペラ攪拌機(300rpm)で10分間混合することにより、各表記載のマッサージ化粧料を得た。
(評価方法)
(1)崩壊性顆粒の保存安定性
5mm口径のチューブ容器(60g PEチューブ、吉野工業社製)にキャップを閉めた状態で各例で得られたマッサージ化粧料を50g充填し、25℃、50℃の各温度で1か月保存した。その後、25℃の状態で、ポリエチレン製の黒下敷きの上にチューブを1g押出し、専門パネラーが指を用いて5cm×4cmの大きさに伸ばし、崩壊性顆粒が崩れている割合を専門パネラー1名の目視で評価した。なお、評価は、保存試験前の崩壊性顆粒の状態を基準として行った。
5:20%(個数%、以下本評価項目において同じ。)以下
4:21〜40%
3:41〜60%
2:61〜80%
1:81%以上
(2)使用感:顆粒実感
専門パネラー1名が、両手を洗顔料(ビオレU泡ハンドソープ、花王社製)で洗浄し、濡れた手の甲の上にマッサージ化粧料を1g塗布した。その後、親指を除く4本指の指先から第3関節までを用いて、直径6cmの円を描くように1秒間に1回の速さで2秒間、手の甲の上のマッサージ化粧料を撫でるようにマッサージし、崩壊性顆粒の顆粒実感について、肌に対する硬さ、大きさ、量を指標に以下の基準で評価した。
ここで、評価に先立ち実施した30人を対象としたアンケート調査において、実施例1が優れていると評価されたため、実施例1の顆粒実感を基準とした。
なお、顆粒実感は、前述したとおり、マッサージする際に感じる顆粒を介した適度な皮膚への押圧感および肌の上での崩壊性顆粒の存在感のことである。顆粒実感の評価に用いた指標のうち、硬さに関しては、肌に対して硬すぎる場合と軟らかすぎる場合、大きさに関しては、大きすぎる場合と小さすぎる場合、量に関しては、多すぎる場合と少なすぎる場合のそれぞれは好ましくない。そのため、実施例1の硬さ、大きさ、量が最適であるとして、以下の基準で評価した。
(硬さ)
・実施例1の顆粒の硬さを5とし、明らかに硬い場合を1とした5段階、または
・実施例1の顆粒の硬さを5とし、明らかに軟らかい場合を1とした5段階
(大きさ)
・実施例1の顆粒の大きさを5とし、明らかに大きい場合を1とした5段階、または
・実施例1の顆粒の大きさを5とし、明らかに小さい場合を1とした5段階
(量)
・実施例1の顆粒の適度な量を5とし、明らかに多い場合を1とした5段階、または
・実施例1の顆粒の適度な量を5とし、明らかに少ない場合を1とした5段階
そして、マッサージ化粧料の顆粒実感の評価は、上述した硬さ、大きさ、量の項目において、すべての評点が5であれば5とし、5以外の評点があった場合は、最も低い値を評価の値とし、2点以上を合格とした。
(3)使用感:崩壊性顆粒の崩壊スピード
専門パネラー1名が、両手を洗顔料(ビオレU泡ハンドソープ、花王社製)で洗浄し、濡れた手の甲の上にマッサージ化粧料を1g塗布した。その後、親指を除く4本指の指先から第3関節までを用いて、直径6cmの円を描くように1秒間に1回の速さで、手の甲の上のマッサージ化粧料を撫でるようにマッサージし、崩壊性顆粒が肌の上で崩れきるまでのマッサージ回数を評価した。
ここでの評価も、「(2)使用感:顆粒実感」の評価と同様に、評価に先立ち実施した30人を対象としたアンケート調査において、実施例1が優れていると評価されたため、実施例1のマッサージ回数である20〜30回を基準とした。そして、マッサージした回数が実施例1と同じか少ない場合、または多い場合について以下のいずれかの基準から評価し、2点以上を合格とした。
・評価した実施例、比較例においてマッサージした回数が、実施例1のマッサージした回数より少ない場合
4:20〜30回
3:11〜19回
2:6〜10回
1:5回以下
・評価した実施例、比較例においてマッサージした回数が、実施例1のマッサージした回数より多い場合
4:20〜30回
3:31〜40回
2:41〜50回
1:51回以上
(4)使用感:化粧料の洗い流し性
専門パネラー1名が、両手を洗顔料(ビオレU泡ハンドソープ、花王社製)で洗浄し、濡れた手の甲の上にマッサージ化粧料を1g塗布した。その後、親指を除く4本指の指先から第3関節までを用いて、直径6cmの円を描くように1秒間に1回の速さで50秒間、手の甲の上のマッサージ化粧料を撫でるようにマッサージした。続いて、30℃の水道水で洗い流し、その際に、手の甲と手のひらを擦り合わせながら洗い流し、ぬるつきがなくなる速さから洗い流し性を評価した。評価は、洗い流しが非常に速い場合を5、洗い流しが非常に遅い場合を1として5段階とし、2点以上を合格とした。
Figure 0006722470
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表1〜表3に記載の成分の詳細を以下に示す。
*1 ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム):花王社製、エマール 20CMの有効分(有効分25質量%)
*2 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:花王社製、エマノーン CH−60(K)、HLB14.0
*3 アルキル変性カルボキシビニルポリマー:Lubrizol Advanced Materials社製、PEMULEN TR−1
*4 カルボキシビニルポリマー:Lubrizol Advanced Materials社製、カーボポール 980
*5 カラギーナン:三菱化学フーズ社製、ソアギーナ MV201
*6 キサンタンガム:DSP五協フード&ケミカル社製、ケルデント
*7 ヒドロキシエチルセルロース(HEC):ダイセルファインケム社製、HECダイセル SE850
*8 プルラン:林原社製、化粧品用プルラン
*9 スクワラン:日本サーファクタント工業社製、NIKKOL スクワラン
*10 ジカプリン酸ネオペンチルグリコール:日清オイリオグループ社製、エステモール N−01
*11 オリーブ果実油:クローダジャパン社製、クロピュアOL
*12 イソノナン酸イソトリデシル:日清オイリオグループ社製、サラコス 913
*13 流動パラフィン:カネダ社製、ハイコールK−350
*14 セタノール:高級アルコール工業社製、セチルアルコール NX
*15 ステアリルアルコール:高級アルコール工業社製、ステアリルアルコール NX
*16 バチルアルコール:日本サーファクタント工業社製、ニッコール バチルアルコール EX
*17 パラフィン:日本精蝋社製、パラフィンワックス155
表1〜表3より、各実施例の化粧料は、成分(A)〜(D)を含むため、25℃および50℃における成分(A)の保存安定性に優れており、また、マッサージ時の顆粒実感、マッサージ時の成分(A)の崩壊性顆粒の崩壊スピードおよび化粧料の洗い流し性の使用感について、各比較例のものに比べて効果のバランスに優れていた。
(処方例1〜5)
マッサージ化粧料の処方例を表4〜表8に示す。
Figure 0006722470
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表4〜表8に記載の成分のうち、前述したもの以外の成分の詳細を以下に示す。
*18 N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム:味の素社製、アミライト GCK−12Kの有効分(有効分30質量%)
*19 アルキル(8〜16)グルコシド:花王社製、マイドール 10の有効分(有効分40質量%)
*20 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):花王社製、レオドール TW−S120V
*21 モノステアリン酸ソルビタン:花王社製、レオドール SP−S10V
*22 N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム:日本サーファクタント工業社製、ニッコール SMT
*23 ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン:花王社製、レオドール TW−L120
*24 流動イソパラフィン:日油社製、パールリーム EX
*25 メチルポリシロキサン:信越化学工業社製、シリコーン KF−96A−6CS
*26 スクワラン:日本サーファクタント工業社製、ニッコール スクワラン
*27 メチルポリシロキサン:信越化学工業社製、シリコーン KF−96A−50CS
*28 モノラウリン酸ポリエチレングリコール:花王社製、エマノーン 1112
*29 モノイソステアリン酸ポリグリセリル:日清オイリオグループ社製、コスモール 41V
*30 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体:信越化学工業社製、シリコーン KF−6015
*31 流動パラフィン:カネダ社製、ハイコール M−352
*32 イソノナン酸イソノニル:日清オイリオグループ社製、サラコス 99
*33 メチルポリシロキサン:信越化学工業社製、シリコーン KF−96L−5CS
*34 アルキル変性カルボキシビニルポリマー:Lubrizol Advanced Materials,Inc.製、カーボポール ETD2020

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)および(D):
    (A)崩壊性顆粒 0.5質量%以上4.5質量%以下
    (B)界面活性剤
    (C)水溶性高分子
    (D)油剤 1質量%以上4.3質量%以下
    を含有するマッサージ化粧料であって、
    前記成分(A)が、
    結晶性セルロースおよびコーンスターチから選ばれる1種または2種以上を前記成分(A)全体に対して80質量%以上と、
    エチルセルロースを前記成分(A)全体に対して質量%以上と、
    を含有し、
    前記成分(C)が、成分(C1)合成高分子を含み、前記マッサージ化粧料中の前記成分(C1)の含有量が、前記マッサージ化粧料全体に対して0.1質量%以上0.8質量%以下であり、
    前記成分(D)が、成分(D2)25℃で固体状の油剤を含み、前記マッサージ化粧料中の前記成分(D2)の含有量が、前記マッサージ化粧料全体に対して0.5質量%以上2.8質量%以下であり、
    前記成分(D)がパラフィンを含むとき、前記マッサージ化粧料中の前記パラフィンの含有量が、前記マッサージ化粧料全体に対して1.2質量%以下である、マッサージ化粧料。
  2. 前記マッサージ化粧料中の前記成分(B)の含有量が、前記マッサージ化粧料全体に対して0.5質量%以上5質量%以下である、請求項1に記載のマッサージ化粧料。
  3. 前記マッサージ化粧料中の前記成分(C)の含有量が、前記マッサージ化粧料全体に対して0.3質量%以上3.5質量%以下である、請求項1または2に記載のマッサージ化粧料。
  4. 成分(E)多価アルコールをさらに含む、請求項1乃至いずれか1項に記載のマッサージ化粧料。
  5. 請求項1乃至いずれか1項に記載のマッサージ化粧料を皮膚に適用し、マッサージするステップと、
    前記ステップの後、前記マッサージ化粧料を前記皮膚から除去するステップと、を含むマッサージ方法。
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