JP6721830B2 - クロッチ部を有する衣料 - Google Patents

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Description

本発明は、局部を被覆するクロッチ部を有する衣料に関する。
骨盤底筋群の尿道括約筋の収縮および弛緩により、蓄尿および排尿が制御される。また加齢等により骨盤底筋群が緩むことにより、蓄尿および排尿がうまく制御されず、尿失禁を引き起こす場合がある。
そこで、骨盤底筋群の弛緩を改善し、尿失禁に対処可能なショーツが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のショーツにおいて、局部に設けられた吸収パッドが、前面および背面から上方に引き上げられる。これにより、吸収パッドは、股間部分を圧迫し、骨盤底筋群が支持され牽引されるので、特許文献1に記載のショーツによって、尿失禁障害を緩和することが期待される。
特開2011−89244号公報
特許文献1に記載のショーツにおいて、局部に設けられた吸収パッドを、前面及び背面から上方に引き上げて局部全体が圧迫される。従って、尿失禁障害の緩和効果を得るために局部に強いパワーが必要になり、着用者に不快感を与える場合がある。また、特許文献1に記載のショーツでは、吸収パッドと着用者の局部の形状があわず、十分な効果が得られない場合がある。
従って本発明の目的は、楽な着け心地で、尿失禁を緩和可能なクロッチ部を有する衣料を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、クロッチ部を有する衣料に関する。クロッチ部を有する衣料は、本体部と、局部に設けられるクロッチ部を備える。クロッチ部は、局部の左右中心線に対応する位置に設けられるクロッチ中心部と、局部の左右中心線の脇側に対応する位置に設けられるクロッチ左右部とを備え、クロッチ中心部は、クロッチ左右部よりも高い緊締力を有し、クロッチ中心部の緊締力で会陰腱中心を押圧するとともに、クロッチ左右部の緊締力で浅会陰横筋を押圧する。
本体部の背側の左右中心線に対応する位置であって、クロッチ中心部の後端から本体部の背側のウエストの高さ位置近傍に設けられ、ウエストの高さ位置近傍で、本体部よりも高い緊締力を有する後中心部をさらに備えても良い。
後中心部は、クロッチ中心部の後端近傍で、ウエストの高さ位置近傍よりも高い緊締力を有し、後中心部のクロッチ中心部の後端近傍は、クロッチ中心部と一体的に伸縮するように形成されても良い。
クロッチ部から、本体部の前側のウエスト高さ位置近傍に設けられ、本体部よりも高い緊締力を有する前中心部をさらに備えても良い。
クロッチ中心部の前端は、会陰腱中心に対応する位置に設けられ、クロッチ左右部は、クロッチ中心部よりもさらに前方に延伸して設けられ、会陰腱中心より前方左右を押圧するように設けられても良い。
本体部よりも高い緊締力を有し、左右の肛門挙筋を緊締する後緊締部をさらに備えても良い。
後緊締部は、下肢と胴体の境界のうち、坐骨よりも脇側に対応する位置と、局部に対応する位置で、本体部およびクロッチ部に接続するとともに、肛門挙筋よりも上方で、本体部に接続し、後緊締部が本体部に接続する坐骨よりも脇側に対応する位置と、局部に対応する位置との間に、内側に湾曲した形状を有し、本体部に接続しない開口部が設けられても良い。
クロッチ部は、クロッチ中心部およびクロッチ左右部を備える外側クロッチ部と、外側クロッチ部よりも肌側に設けられ、緊締力を有するクロッチ緊締部と、クロッチ緊締部よりも肌側に設けられ、伸長性の高い部材で形成される肌側クロッチ部とを備えても良い。
本発明によれば、楽な着け心地で、尿失禁を緩和可能なクロッチ部を有する衣料を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るショーツを、前身頃部を上にして平置きした状態を観察した図である。 本発明の実施の形態に係るショーツを、後身頃部を上にして平置きした状態を観察した図である。 本発明の実施の形態に係るショーツの着用状態を観察した図である。 本発明の実施の形態に係るショーツの左右の接続を解いて、ショーツの内側を平面に投射した状態を観察した図である。 本発明の実施の形態に係るショーツを構成する階層を説明する図である。 第1の変形例に係るショーツの左右の接続を解いて、平面に投射した状態を観察した図である。 第2の変形例に係るショーツの左右の接続を解いて、平面に投射した状態を観察した図である。 第3の変形例に係るショーツの左右の接続を解いて、平面に投射した状態を観察した図である。 骨盤底筋群の弛みと膀胱の関係を、説明する図である。 女性の骨盤内を上方から観察する図である。 骨盤を観察する図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
本発明の実施の形態に係るクロッチ部を有する衣料は、ショーツである。本発明の実施の形態に係るショーツは、下端が下肢と胴体の境界近傍に配設される場合を説明するが、例えば、一分丈などの丈の長さの異なるショーツであっても良い。またショーツの上端が、ウエスト近傍位置に配設される場合を説明するが、例えば、ローライズ丈などの履き込み長さの異なるショーツであっても良い。
また本発明の実施の形態および第1の変形例においてショーツは、所望の形状および特性(伸縮性および緊締力など)を有する複数の生地を重ねたカットソーで形成される場合を説明するが、これに限られない。ショーツは、第2の変形例および第3の変形例に示すように、所望の形状に所望の特性を有するように、編み構造を変えながら編み上げて形成されても良い。また第2の変形例および第3の変形例において、所望の緊締力を発揮するように、所望の位置に樹脂プリント等 を施すように形成されても良い。
(実施の形態)
発明者らの知見によると、図9左図の骨盤底筋群P102が弛緩すると、図9右図の骨盤底筋群P102’のように、骨盤底筋群の高さ位置が下がる。これに伴って、骨盤底筋群P102に支えられた膀胱P101の位置も、図9右図の膀胱P101’のように下がり、このとき膀胱頸部は高さ位置L102まで下がる。このように、骨盤底筋群が弛緩すると、 膀胱頸部と外部との距離を確保できず、膀胱頸部を締めにくくなり、尿失禁が生じやすい。図9の右図の尿失禁が生じやすい状態の膀胱頸部の高さ位置L102は、左図の正常状態の膀胱頸部の高さ位置L101に比べて、下がっていることが判る。骨盤底筋群P102およびP102’は、骨盤底を構成する筋の総称である。
そこで本発明の実施の形態に係るショーツ1は、女性の局部をサポートし、図9の左図に示すように、膀胱P101’および骨盤底筋群P102’ を正常位置に戻す。これによりショーツ1は、膀胱頸部と外部との距離を確保し、膀胱頸部を締めやすくすることができる。このようなショーツ1は、尿失禁をおこしにくい状態を維持することを可能とする。
発明者らは、図10に示す会陰腱中心P111、浅会陰横筋P112、肛門挙筋P113などを押圧することにより、効率的に骨盤底筋群P102を挙上させ、 尿失禁を緩和する効果が得られることを発見した。会陰腱中心P111は、尿道P121および膣P122と、肛門P123との間の、左右中心線上に位置する。浅会陰横筋P112は、会陰腱中心P111から左右方向に位置する。肛門挙筋P113は、肛門P123の周囲に位置する。
本願発明の実施の形態に係るショーツ1は、局部全体や骨盤底筋群P102全体を無作為に押圧することなく、会陰腱中心P111、浅会陰横筋P112、肛門挙筋P113などを集中的に押圧することで、楽な着け心地で、効果的に尿失禁を緩和することを可能とする。
図1ないし図3に示すように、本発明の実施の形態に係るショーツ1は、局部に設けられるクロッチ部10と、本体部を備える。本体部は、前身頃部50および後身頃部60を備える。前身頃部50および後身頃部60は、着用者の左右両脇でそれぞれ接続する。クロッチ部10と前身頃部50は、前連結部16を介して接続し、クロッチ部10と後身頃部60は、後連結部17を介して接続する。
(クロッチ部)
クロッチ部10は、外側クロッチ部11と、外側クロッチ部11よりも肌側に設けられるクロッチ緊締部15と、クロッチ緊締部15よりも肌側に設けられる肌側クロッチ部14とを備える。クロッチ部10は、外側から肌側方向に、外側クロッチ部11、クロッチ緊締部15および肌側クロッチ部14の順に重ねて形成される。
外側クロッチ部11は、局部の左右中心線に対応する位置に設けられるクロッチ中心部12と、局部の左右中心線の外側(脇側)に対応する位置に設けられるクロッチ左右部13とを備える。
外側クロッチ部11は伸縮性を有する。外側クロッチ部11は、クロッチ中心部12の緊締力で会陰腱中心P111を押圧するとともに、クロッチ左右部13の緊締力で浅会陰横筋P112を押圧する。
クロッチ中心部12は、クロッチ左右部13よりも高い緊締力を有するように形成される。クロッチ中心部12は、クロッチ左右部13を形成する左側の生地と右側の生地の接続部分に対応する。クロッチ中心部12の裏側(肌側)に、ゴム紐などの伸縮しやすいテープ部材が設けられることにより、クロッチ左右部13を形成する左側の生地と右側の生地を寄せ集めたギャザーが形成される。クロッチ中心部12は、テープ部材の伸縮性により、局部の左右中心線上の形状にフィットするように伸縮し、局部の左右中心線を押圧することを可能とする。なお、本発明の実施の形態において、クロッチ中心部12に設けられるテープ部材は、後述の後緊締部20と一体に形成される場合を説明するが、これに限らない。
ここで、着用者の前額面断面(着用者の左右を結び前後に切断した断面)での局部の形状を説明する。前額面断面における局部の左右中心線は、周辺よりも奥まった位置に設けられ、周辺よりも上側に位置し、周辺である左右中心線の脇側(外側)は、左右中心線よりも下側に位置する。前額面断面において局部は、左右中心線を頂点とする逆V字状に形成される。左右中心線上に会陰腱中心P111が位置し、左右中心線の脇側に浅会陰横筋P112が位置するので、会陰腱中心P111は、浅会陰横筋よりも上側(奥側)に位置することになる。
本発明の実施の形態に係るショーツ1は、上述するような着用者の局部の形状に適合しやすいように形成される。具体的には、クロッチ中心部12がクロッチ左右部13よりも高い緊締力を有することにより、クロッチ中心部12が奥に入り込んで、左右中心線上の逆V字形状の頂点に位置する会陰腱中心P111を、クロッチ中心部12が押圧することが可能になる。さらに、クロッチ中心部12にギャザーが設けられ、クロッチ左右部13も伸縮性を有することから、クロッチ左右部13が、逆V字形状の傾斜部分に位置する浅会陰横筋P112に沿いながら押圧する。これにより、クロッチ部10は、局部の形状に沿って、会陰腱中心P111および浅会陰横筋P112を押圧することが可能となる。
クロッチ中心部12の前端は、会陰腱中心P111に対応する位置に設けられる。図1に示すように、前連結部16は、クロッチ部10の外側クロッチ部11およびクロッチ緊締部15と、前身頃部50を接続する。前連結部16は、 クロッチ中心部12の前端が谷となるV字状に形成される。会陰腱中心P111が、クロッチ中心部12の先端であって、V字状の谷に対応するように、ショーツ1が着用され、クロッチ中心部12が後方に伸びるので、会陰腱中心P111にパワーを集めて緊締することが可能となる。
また、クロッチ左右部13は、クロッチ中心部12よりもさらに前方に延伸して設けられ、会陰腱中心P111より前方左右を押圧するように設けられる。クロッチ左右部13は、会陰腱中心P111の脇側のみならず、会陰腱中心P111の左右前方および左右後方を押圧することにより、会陰腱中心P111から左右方向(脇方向)に位置する浅会陰横筋P112を広い面で緊締することが可能になる。
後連結部17は、クロッチ部10の外側クロッチ部11と、後身頃部60とを接続する。また後連結部17の左右中心線上において、クロッチ部10の肌側クロッチ部14の後端と接続する。後連結部17は、 図2に示すように、左右中心線近傍が高く脇側で低くなるように、弧を描くように配設される。クロッチ中心部12は、後述の後中心部30に連結するように配設される。クロッチ中心部12に設けられるテープ部材は、後身頃部60の肌側にまで延伸して設けられても良い。
クロッチ緊締部15は、外側クロッチ部11よりも肌側に設けられ、緊締力を有する。クロッチ緊締部15は、外側クロッチ部11(クロッチ中心部12およびクロッチ左右部13)が形成する逆V字形状に追従して伸縮し、会陰腱中心P111および浅会陰横筋P112を緊締して押圧する。
肌側クロッチ部14は、クロッチ緊締部15よりも肌側に設けられ、伸長性の高い部材で形成される。肌側クロッチ部14は、伸びやすい部材で形成されるので、外側クロッチ部11が形成する逆V字形状に馴染み、クロッチ緊締部15による局部の緊締を阻害しない。また、肌側クロッチ部14を、滑らかな部材で形成することにより、着用感を向上させることができる。
(後身頃部)
図2ないし図4に示すように、後身頃部60は、後中心部30および後緊締部20を備える。
後中心部30は、本体部の背側(後身頃部60)の左右中心線に対応する位置であって、クロッチ中心部12の後端から本体部の背側(後身頃部60)のウエストの高さ位置に設けられる。後中心部30は、ウエストの高さ位置近傍で、本体部よりも高い緊締力を有し、クロッチ中心部12の後端近傍で、ウエストの高さ位置近傍よりも高い緊締力を有する。また後中心部30のクロッチ中心部12の後端近傍は、クロッチ中心部と一体的に伸縮するように形成される。
後中心部30は、後身頃の左部と右部の接続部分上に、クロッチ中心部12に配設されたテープ部材が、延伸して配設されることによって形成される。このテープ部材は、後中心部30の上側(ウエスト側)において、伸ばしながら固着されることにより、後身頃部60よりも伸びにくく、高い緊締力を発揮するように形成される。この緊締力によりテープ部材は、ウエスト側からクロッチ部10(特にクロッチ中心部12)を引き上げ、局部の所定位置を押圧することを可能とする。またテープ部材は、後中心部30の下方(クロッチ側)およびクロッチ部10において、伸びる余地を残した状態で固着されることにより、クロッチ部10とともに伸長しやすいように形成される。これにより後中心部30の局部近傍部分は、局部の左右中心線上の形状や、臀部の形状に沿うように伸縮して配設されることが可能になる。
このように、後中心部30およびクロッチ中心部12に設けられたテープ部材は、クロッチ中心部12の近傍で、局部の形状に沿いながら伸縮するとともに、ウエスト上方の緊締力により引き上げられる。これにより、後中心部30は、クロッチ中心部12が会陰腱中心P111に密着し適切にパワーをかけることを支援することができる。クロッチ中心部12が会陰腱中心P111に密着し適切にパワーをかけることができるので、後中心部30はさらに、クロッチ左右部13が左右中心線の脇側の浅会陰横筋P112に適切にパワーをかけることを支援することができる。
後緊締部20は、本体部(後身頃部60)よりも高い緊締力を有し、左右の肛門挙筋P113を緊締する。
後緊締部20は、後身頃部60に、緊締力を発揮する生地を重ねて部分的に接続することにより、左右の肛門挙筋P113を押圧するパワーを発揮するように形成される。肛門挙筋P113は、骨盤底筋群P102の中でも比較的大きい筋であることが知られているところ、後緊締部20が肛門挙筋P113を押圧することにより、効率的に骨盤底筋群P102を引き上げることを可能とする。
図4に示すように後緊締部20は、下肢と胴体の境界のうち、坐骨P131よりも脇側に対応する位置P22と、局部に対応する位置P23で、本体部(後身頃部60)とクロッチ部10に接続する。後緊締部20において、後緊締部20が本体部に接続する2つの位置P22およびP23の間に、開口部21が設けられる。開口部21は、本体部の端部よりも内側に湾曲した形状を有し、本体部に接続しないように形成される。
後緊締部20は、さらに、肛門挙筋P113よりも上方で、本体部(後身頃部60)に接続するとともに、左右中心近傍で、後中心部30および本体部に接続する。後緊締部20の左右脇側(左右端)は後身頃部60等の本体部に接続せず、開口部21も本体部に接続しない。換言すると、後緊締部20は、後緊締部20の左右脇側(特に下側部分)と開口部21が後身頃部60等に接続しない浮かし構造で形成される。このような浮かし構造で形成されず、後緊締部20が後身頃部60やクロッチ部10に接続される場合、後緊締部20は、後身頃部60やクロッチ部10に追従しながら肛門挙筋P113を緊締するので、肛門挙筋P113への緊締が弱まる。これに伴って、クロッチ中心部12による会陰腱中心P111の押圧が弱まり、適切に会陰腱中心P111を押圧できない場合がある。これに対し、本発明の実施の形態に係るショーツ1では、後緊締部20が浮かし構造で形成されることにより、後緊締部20の左右脇側や開口部21は、は、本体部やクロッチ部10と独立して配設される。これにより後緊締部20は、本体部やクロッチ部10の動きに影響を受けることなく肛門挙筋P113を緊締するとともに、クロッチ中心部12による会陰腱中心P111の押圧を妨げることがない。
後緊締部20は、ウエストの高さ位置近傍で、本体部に接続しても良い。後緊締部20がウエストの高さ位置近傍で本体部に接続することにより、ウエストの安定位置から後緊締部20を上方に引き上げ、後緊締部20を張らせて肛門挙筋P113を緊締することができる。
後緊締部20が、ウエストに対応する高さ位置近傍で本体部に接続する場合を説明したが、これに限られない。例えば、肛門挙筋P113に対応する位置よりも上方と下方で本体部に接続し、肛門挙筋P113を緊締できる程度の大きさを確保できればよい。後緊締部20の大きさや本体部に接続する位置は、任意に設定される。
(前身頃部)
図1および図4に示すように、前身頃部50は、前中心部40を備える。
前中心部40は、クロッチ部10から、本体部(前身頃部50)の前側のウエスト高さ位置近傍に設けられ、本体部よりも高い緊締力を有する。本発明の実施の形態において前中心部40は、本体部に、さらに生地を重ねることにより、本体部よりも高い緊締力を実現する。
前中心部40は、本体部の前側のウエスト高さ位置から、クロッチ部10を引き上げることにより、クロッチ部10による局部の押圧をサポートする。
前中心部40の上端は、前身頃部50に接続し、前中心部40の下腹部近傍では、前身頃部50に接続しない。これにより、前中心部40は、前身頃部50に追従することなく、肌に密着して、クロッチ部10を引き上げることを可能とする。
図4に示すように前中心部40は、前側の下腹部の左右中心線を覆う幅広面を有しているが、これに限るものではなく、前中心部40の大きさは問わない。
(ショーツの階層)
図5を参照して、本発明の実施の形態に係るショーツ1を構成する各部の階層を説明する。図5の上方が、肌側に相当する。
肌側クロッチ部14および前中心部40は、最も肌に近い部分に配設される。肌側クロッチ部14および前中心部40は、一つの部材で、一体的に形成されても良い。前中心部40の上端(図5の左端)は、前身頃部50に接続する。肌側クロッチ部14は、局部の両脇(下肢と胴体の境界の内側)近傍において、後緊締部20および外側クロッチ部11に接続する。肌側クロッチ部14の後端は、後連結部17の左右中心線上において、後中心部30、後緊締部20および外側クロッチ部11に接続し、左右中心線の脇側では、接続しない。これにより、肌側クロッチ部14は、後緊締部20による肛門挙筋P113の緊締を阻害しないことを可能とする。
肌側クロッチ部14および前中心部40よりも外側に、クロッチ緊締部15、後緊締部20および後中心部30が配設される。クロッチ緊締部15および後緊締部20は、一つの部材で、一体的に形成されても良い。
クロッチ緊締部15および後緊締部20よりも外側に、前身頃部50、外側クロッチ部11および後身頃部60が配設される。前身頃部50、外側クロッチ部11および後身頃部60は、それぞれ固着されて、一つのシート状部材を形成しても良い。
クロッチ緊締部15および外側クロッチ部11の前端は、それぞれV字状を有し、重なるように配設される。前連結部16において、クロッチ緊締部15および外側クロッチ部11の前端と、前身頃部50の下端とが連結する。後連結部17において、外側クロッチ部11の後端と、後身頃部60の下端とが連結する。
後中心部30は、一体形成される肌側クロッチ部14および前中心部40と、一体形成されるクロッチ緊締部15および後緊締部20との間に設けられる。後中心部30は、左右中心線上で、クロッチ緊締部15、後緊締部20、外側クロッチ部11および後身頃部60と固着する。後中心部30の前端は、会陰腱中心P111に対応する位置であって、クロッチ緊締部15および外側クロッチ部11の前端が形成するV字状の谷に対応する位置に設けられる。
後中心部30は、伸縮性の高いテープ部材で形成されるので、外側クロッチ部11のクロッチ中心部12が、会陰腱中心P111を押圧するように伸縮する。また前連結部16に、後緊締部20および外側クロッチ部11の前端と前身頃部50の後端が重なり、前連結部16が形成するV字状の谷に、後中心部30の前端が重なる。従って、前連結部16が形成するV字状の谷部分、具体的には、会陰腱中心P111に対応する位置に大きなパワーをかけることができる。さらに後中心部30がウエスト高さ位置からクロッチ中心部12を引き上げる。このような構成により、本願発明の実施の形態に係るショーツ1は、クロッチ部10の密着を高めることを可能にする。
なお、図5に示す各部の階層は一例であって、これに限るものではない。
ここで、本発明の実施の形態に係るショーツ1を、19名が着用した際の、着用テストを説明する。ショーツ1を着用する被験者(着用者)は、骨盤底筋群P102の弛緩が観察される女性である。着用テストにおいて、ショーツ1の着用直前の非着用時およびショーツ1の着用時のそれぞれにおいて、ショーツを着用した被験者(着用者)の局部周辺をMRI(Magnetic Resonance Imaging)撮影する。さらに、非着用時および着用時の撮影画像から、非着用時および着用時の、それぞれの膀胱頸部の高さ位置を特定する。
表1を参照して、着用テストの結果を説明する。表1は、19人の各被験者について、各被験者が着用したショーツ1のサイズおよび膀胱頸部の挙上量を示した図である。膀胱頸部の挙上量は、各被験者の非着用時の膀胱頸部の高さ位置を基準とした、着用時の膀胱頸部の高さ位置である。表1において、着用時の膀胱頸部の高さ位置が、非着用時の膀胱頸部の高さ位置よりも高くなった場合、すなわち、膀胱頸部が挙上された場合に、挙上量がプラスの値を取る。
表1に示すように、全ての被験者において、膀胱頸部の挙上量がプラスの値を取り、ショーツ1の着用時における膀胱頸部の挙上が確認された。また全ての被験者の挙上量の平均は、約8mmである。一般的な女性の尿道の長さは30〜50mm程度であるので、ショーツ1の着用によって、正常状態の尿道の15〜30%程度の長さを確保 できることがわかる。これにより、効果的に尿失禁を緩和することが期待できる。
(各部の属性の一例)
次に、各部を構成する材料の特性データの一例を説明する。
後中心部30に設けられる部材(テープ部材)の上下方向(長手方向)において、伸長性が、120%から300%程度で、伸長回復性(緊締力)が、50cNから130cN程度が好ましい。
後緊締部20およびクロッチ緊締部15に用いられる部材の上下方向(生地の経方向)において、伸長性が、170%から430%程度で、伸長回復性が、100cNから250cN程度が好ましい。また後緊締部20およびクロッチ緊締部15に用いられる部材の左右方向(生地の緯方向)において、伸長性が、80%から200%程度で、伸長回復性が、60cNから170cN程度が好ましい。後緊締部20は、上下方向(生地の経方向)に伸びやすくかつ緊締力が高くなることが好ましい。
外側クロッチ部11および本体部(後身頃部60および前身頃部50)に用いられる部材の上下方向(生地の緯方向)において、伸長性が、90%から240%程度で、伸長回復性が、30cNから90cN程度が好ましい。また本体部に用いられる部材の左右方向(生地の経方向)において、伸長性が、80%から210%程度で、伸長回復性が、40cNから100cN程度が好ましい。なお、外側クロッチ部11および本体部は、同じ素材(生地)で形成されても良いし、異なる素材で形成されても良い。
前中心部40に用いられる部材は、本体部よりも伸びやすい部材が好ましい。
ここで伸長性は、試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、試験片を左右方向および上下方向にそれぞれ加重14.7Nをかけて測定されたものである。伸長回復性は、試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、300mm/分程度の速度で伸長回復を複数回繰り返し、30%伸長した際の伸長力(cN)と、30%回復した際の回復力(cN)の平均により算出される。
試験片は、160mm×25mmであって、試験片は、上部つかみ25mm、下部つかみ35mmおよびつかみ間隔100mmで、定速伸長形引張試験機に取り付けられる。なお後中心部30に設けられるテープ部材の試験片は、160mm×全幅である。
本発明の実施の形態に係るショーツ1のクロッチ中心部12およびクロッチ左右部13は、上述するような複数の生地を重ねることにより、所望の伸長力および緊締力を発揮できる場合を説明したが、これらの生地の数や部材は一例であって、これに限られない。クロッチ中心部12の伸長回復性は、部材の上下方向(着用者の前後方向)の伸長回復性が、200cNから500cN程度が好ましい。クロッチ左右部13の伸長回復性は、部材の上下方向の伸長回復性が、140cNから360cN程度が好ましい。ここで、クロッチ左右部13は、外側クロッチ部11、クロッチ緊締部15、および肌側クロッチ部14を重ねたものである。またクロッチ中心部12は、クロッチ左右部13の左側の生地と右側の生地の接続部分に、ゴム紐などの伸縮しやすいテープ部材が設けられたものである。
ここでクロッチ中心部12およびクロッチ左右部13の伸長回復性は、ショーツ1のサンプル品を試験片として測定されたものである。具体的にはクロッチ中心部12およびクロッチ左右部13における各試験片は、ショーツ1のサンプル品のクロッチ中心部12およびクロッチ左右部13においてそれぞれ、10mm離れた2点に針を刺し、その針をチャックしたものである。クロッチ中心部12の伸長回復性は、クロッチ中心部12における試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、上下方向(着用者の前後方向)に加重14.7Nをかけて、300mm/分程度の速度で伸長回復を複数回繰り返し、40%伸長した際の伸長力(cN)と、40%回復した際の回復力(cN)の平均により算出される。クロッチ左右部13の伸長回復性は、クロッチ左右部13における試験片を定速伸長形引張試験機に取り付け、上下方向(着用者の前後方向)に加重14.7Nをかけて、300mm/分程度の速度で伸長回復を複数回繰り返し、30%伸長した際の伸長力(cN)と、30%回復した際の回復力(cN)の平均により算出される。
このような本発明の実施の形態に係るショーツ1によれば、クロッチ中心部12において伸縮性が高くなるように形成されるので、その両脇よりも奥に位置する会陰腱中心P111に当接し、押圧することが可能になる。また、クロッチ中心部12が会陰腱中心P111に当接するので、クロッチ中心部12の左右両脇に位置するクロッチ左右部13は、浅会陰横筋P112を押圧することができる。ショーツ1は、会陰腱中心P111および浅会陰横筋P112を同時に押圧することにより、骨盤底筋群P102の挙上に貢献することができる。
さらに、クロッチ中心部12の後端から背側のウエストの高さ位置近傍にかけて、後中心部30を備えることにより、クロッチ中心部12を背側上方から引き上げ、会陰腱中心P111における密着度を向上させることができる。
後緊締部20は、左右の肛門挙筋P113を緊締する。ここで肛門挙筋P113は、骨盤緊締群の中でも相対的に大きい筋であるので、後緊締部20は、効率的に骨盤底筋群P102を引き上げることを可能とする。
本発明の実施の形態に係る後緊締部20において、開口部21が設けられることにより、クロッチ部10による局部の押圧を阻害することなく、肛門挙筋P113を押圧 することができる。
このような本発明の実施の形態に係るショーツ1は、骨盤底筋群全体を無作為に押圧することなく、局部の形状に沿いながら、会陰腱中心P111、浅会陰横筋P112、肛門挙筋P113などを集中的に押圧することで、楽な着け心地を実現することができる。
このような本発明の実施の形態に係るショーツ1の着用テストにおいて、表1に示すように、全ての被験者において、膀胱頸部の位置が上がったこと、すなわち、ショーツ1の着用により、図9に示す左図のように、膀胱P101の挙上が確認された。従って、本発明の実施の形態に係るショーツ1によれば、楽な着け心地で、効果的に尿失禁を緩和することが期待できる。
(第1の変形例)
図6を参照して、第1の変形例に係るショーツ1aを説明する。ショーツ1aは、図1および図4に示すショーツ1と比べて、前中心部40を備えていない点が異なる。第1の変形例において肌側クロッチ部14は、前連結部16において、他の部材と固着される。
後中心部30等によって、クロッチ部10が適切に引き上げられ、局部を押圧することが可能な場合、第1の変形例に係るショーツ1aのように、前中心部40は設けられなくても良い。
(第2の変形例)
図7を参照して、第2の変形例に係るショーツ1bを説明する。図1等に示すショーツ1は、所望の形状および特性(伸縮性および緊締力など)を有する複数の生地を重ねたカットソーで形成されるが、ショーツ1bは、いわゆる編み立て構造により編み方を変えながら、所望の形状に所望の特性を有するように形成される。
ショーツ1bのクロッチ中心部12において、いわゆるタック編みをすることにより、ショーツ1と同様にギャザーを形成し、会陰腱中心P111への押圧を可能にする。またショーツ1bは、編み立てにより一体に形成されるので、図4等に示すように開口部21を設けなくとも、後緊締部20による肛門挙筋の緊締と、クロッチ中心部12による会陰腱中心P111への押圧を両立することが可能である。
第2の変形例に係るクロッチ中心部12の伸長回復性は、本発明の実施の形態と同様に、部材の上下方向(着用者の前後方向)の伸長回復性が、200cNから500cN程度が好ましい。クロッチ左右部13の伸長回復性は、部材の上下方向の伸長回復性が、140cNから360cN程度が好ましい。
(第3の変形例)
図8を参照して、第3の変形例に係るショーツ1cを説明する。ショーツ1cは、第2の変形例に係るショーツ1aを、編み立て構造により形成したものである。図8に示すように、編み立て構造においても、後中心部30等によって、クロッチ部10が適切に引き上げられ、局部を押圧することが可能な場合、前中心部40は設けられなくても良い。
また、第3の変形例および第4の変形例において、所望の緊締力を発揮するために、所望の位置に樹脂プリント等を施すように形成しても良い。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態とその第1ないし第3の変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態において、クロッチ部を有する衣料は、ショーツである場合を説明したが、ガードルやレギンス等に適用されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 ショーツ
10 クロッチ部
11 外側クロッチ部
12 クロッチ中心部
13 クロッチ左右部
14 肌側クロッチ部
15 クロッチ緊締部
16 前連結部
17 後連結部
20 後緊締部
21 開口部
30 後中心部
40 前中心部
50 前身頃部
60 後身頃部
P101 膀胱
P102 骨盤底筋群
P111 会陰腱中心
P112 浅会陰横筋
P113 肛門挙筋
P121 尿道
P122 膣
P123 肛門
P131 坐骨

Claims (7)

  1. クロッチ部を有する衣料であって、
    本体部と、
    局部に設けられるクロッチ部を備え、
    前記クロッチ部は、局部の左右中心線に対応する位置に設けられるクロッチ中心部と、
    局部の左右中心線の脇側に対応する位置に設けられるクロッチ左右部とを備え、
    前記クロッチ中心部は、前記クロッチ左右部よりも高い緊締力を有し、
    前記クロッチ中心部の緊締力で会陰腱中心を押圧するとともに、前記クロッチ左右部の緊締力で浅会陰横筋を押圧し、
    前記クロッチ中心部の前端は、前記会陰腱中心に対応する位置に設けられ、
    前記クロッチ左右部は、前記クロッチ中心部よりもさらに前方に延伸して設けられ、前記会陰腱中心より前方左右を押圧するように設けられる
    ことを特徴とするクロッチ部を有する衣料。
  2. 前記本体部の背側の左右中心線に対応する位置であって、前記クロッチ中心部の後端から前記本体部の背側のウエストの高さ位置近傍に設けられ、ウエストの高さ位置近傍で、
    前記本体部よりも高い緊締力を有する後中心部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロッチ部を有する衣料。
  3. 前記後中心部は、前記クロッチ中心部の後端近傍で、ウエストの高さ位置近傍よりも高い緊締力を有し、
    前記後中心部の前記クロッチ中心部の後端近傍は、前記クロッチ中心部と一体的に伸縮するように形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載のクロッチ部を有する衣料。
  4. 前記クロッチ部から、前記本体部の前側のウエスト高さ位置近傍に設けられ、前記本体部よりも高い緊締力を有する前中心部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクロッチ部を有する衣料。
  5. 前記本体部よりも高い緊締力を有し、左右の肛門挙筋を緊締する後緊締部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のクロッチ部を有する衣料。
  6. 前記後緊締部は、下肢と胴体の境界のうち、坐骨よりも脇側に対応する位置と、局部に対応する位置で、前記本体部および前記クロッチ部に接続するとともに、肛門挙筋よりも上方で、前記本体部に接続し、
    前記後緊締部が前記本体部に接続する坐骨よりも脇側に対応する位置と、局部に対応する位置との間に、内側に湾曲した形状を有し、前記本体部に接続しない開口部が設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載のクロッチ部を有する衣料。
  7. 前記クロッチ部は、
    前記クロッチ中心部および前記クロッチ左右部を備える外側クロッチ部と、
    前記外側クロッチ部よりも肌側に設けられ、緊締力を有するクロッチ緊締部と、
    前記クロッチ緊締部よりも肌側に設けられ、伸長性の高い部材で形成される肌側クロッチ部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロッチ部を有する衣料。
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