JP6223429B2 - アンダーガーメント - Google Patents

アンダーガーメント Download PDF

Info

Publication number
JP6223429B2
JP6223429B2 JP2015510122A JP2015510122A JP6223429B2 JP 6223429 B2 JP6223429 B2 JP 6223429B2 JP 2015510122 A JP2015510122 A JP 2015510122A JP 2015510122 A JP2015510122 A JP 2015510122A JP 6223429 B2 JP6223429 B2 JP 6223429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
undergarment
crotch
covering
crotch portion
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015510122A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014163125A1 (ja
Inventor
史絵 青山
史絵 青山
靖 熱田
靖 熱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Publication of JPWO2014163125A1 publication Critical patent/JPWO2014163125A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223429B2 publication Critical patent/JP6223429B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B9/00Undergarments
    • A41B9/04Knickers for ladies, with or without inserted crotch or seat parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/37Restraining devices for the body or for body parts, e.g. slings; Restraining shirts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • A61F5/451Genital or anal receptacles
    • A61F5/455Genital or anal receptacles for collecting urine or discharge from female member

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Corsets Or Brassieres (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

この開示は、骨盤底筋骨をサポートして、骨盤底筋のゆるみに起因する尿失禁を防止することに好適なアンダーガーメントに関する。
骨盤のゆるみやずれに起因する諸症状を防止するためのサポーターを兼ねたパンティやガードルは従来公知である。
例えば、実開昭58−46313号公報(特許文献1)に記載の女性用骨盤サポーターは、伸縮性がある布で作った女性用パンティーに弾力性が強いベルトが取り付けられている。ベルトは、両腸骨稜、恥骨結合部、仙骨下方部分を圧迫するように取り付けられている。パンティーの前面には、適度の圧迫が下腹部に加えられることを目的に、伸縮性に乏しい布が取り付けられている。
特許第4789684号公報(特許文献2)に記載の体型補正衣類は、骨盤のずれ防止や姿勢矯正を目的に、ガードルやタイツ等として使用することができ、前身頃にはVゾーンが形成され、主帯状部位がVゾーンの左右両側から後身頃の中央部まで骨盤相当部の周囲を取り巻くように配置されていて、Vゾーンから左右方向に向かって強い緊締力を作用させることができる。Vゾーンの下腹部相当部には、左右方向に強い緊締力を有する補助帯状部位が主帯状部位よりも下方に配置してある。補助帯状部位はVゾーンを上向きに引っ張り上げる分力を発生させることができる。
実開昭58−46313号公報(JP 1983−46313 U) 特許第4789684号公報(JP 4789684 B2)
従来のパンティーや体型補正衣類は、骨盤を下から上へと持ち上げる作用を有するものであるが、その作用と共に腹部を圧迫する作用を有するものでもある。しかるに、出産後の女性や中高年の女性が経験することの多い腹圧性尿失禁は、腹部を圧迫することによってその頻度が高くなる傾向にあると考えられる。
本発明では、腹圧性尿失禁を軽度にしたり防止したりすることができるように改良された女性用アンダーガーメントの提供を課題にしている。
開示に係る本発明は、横方向およびこれに直交する縦方向を有し、弾性的に伸長する前身頃および後身頃と、前端部および後端部を有するクロッチ部とを含み、前記クロッチ部の前記前端部および前記後端部は、前記前身頃および前記後身頃に接合されているアンダーガーメントの改良にある。
本発明は、さらに次の構成を含む。着用時において、前記前身頃は前記アンダーガーメントの着用者の腹部を覆うことができ、かつ、前記後身頃は前記着用者の臀部と臀溝と脇部とを覆うことができるように形成され、前記クロッチ部は、前記着用者のクロッチ部を覆うことができるように形成されていて、前記横方向の中央部に前記縦方向へ伸長しない、前記アンダーガーメントの表側に位置する第1クロッチ部と、前記縦方向へ弾性的に伸長し前記アンダーガーメントの裏側に位置し前記第1クロッチ部に重なる第2クロッチ部とを含み、前記前身頃および前記後身頃は弾性的に伸長する生地から形成され、該生地には、互いに直交する二方向へ弾性的に伸長する第1弾性生地が使用され、前記第1クロッチ部の前記中央部には非伸長性生地が使用され、前記第2クロッチ部には弾性的な伸長性を有する第2弾性生地が使用されており、前記後身頃の裏側には、ウエストラインに沿う部分と、前記クロッチ部の前記後端部から前記脇部にまで延びる前記臀溝を覆う部分と、前記臀溝を覆う部分から前記ウエストラインに沿う部分にまで延びる前記脇部を覆う部分とにおいて前記第1弾性生地に対しての当て布が接合され、前記当て布もまた互いに直交する二方向への弾性的伸長性を有しており、前記第1クロッチ部は、前記クロッチ部の前記前端部と前記後端部とになる前端部分と後端部分とが前記前身頃と前記後身頃とに接合され、前記第2クロッチ部は、前記第1クロッチ部の前記前端部分と前記後端部分とに縫合されていて、前記前端部分と前記後端部分との間では前記第1クロッチ部から分離していて、成人女子の人体ダミーに着用させたときの前記アンダーガーメントによって生じる衣服圧は、前記アンダーガーメントの前記ウエストラインにおける前記衣服圧を除いて、前記クロッチ部、前記臀溝を覆う部分および前記脇部を覆う部分における前記衣服圧が前記腹部を覆う部分における前記衣服圧よりも高い。
用語「アンダーガーメント」は、パンティ、ガードル、女性用パンツ、女性用アンダーショーツを含む女性用下着を指し、本発明は、その他の女性用アンダーガーメント、例えば、女性用ブリーフ、女性用タイツ、女性用骨盤サポーターにも適用可能であることを理解されたい。
用語「接合」は、縫合すること、接着剤または溶着によって継ぎ合せること、好ましくは縫合を指す。
本発明の一つ以上の実施形態に係るアンダーガーメントは、それを着用したときに、クロッチ部、臀溝を覆う部分および脇部を覆う部分における衣服圧が腹部を覆う部分における衣服圧よりも高く、クロッチ部と臀溝を覆う部分とによって骨盤を下方から支えると同時に脇部を覆う部分で骨盤を側方から支えることによって、骨盤底筋の収縮を容易にすることができる。加えて、腹圧による腹部の変形を前身頃の外側に向かって逃がすこともできる。このようなアンダーガーメントでは、骨盤底筋を腹圧によって押し下げることがなく、ゆるんだ骨盤底筋であっても膀胱や尿道を締め付けるように作用することが可能になる。それゆえ、本発明の一つ以上の実施形態に係るアンダーガーメントによれば、腹圧性尿失禁を軽度にしたり防止したりすることができる。
図面は、開示の本発明の実施形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的および好ましい実施形態を含む。
(a)と(b)とによって、本発明に係るアンダーガーメントの典型的な表側を示す図。(a)は主として前身頃を示し、(b)は主として後身頃を示す。 (a)と(b)とによって、本発明に係るアンダーガーメントの典型的な裏側を示す図。(a)は主として前身頃を示し、(b)は主として後身頃を示す。 各種アンダーガーメントの衣服圧の測定結果を示す図。 ダミーにおける衣服圧の測定部を示す図。
下記の実施形態は、図1〜3に示すアンダーガーメントに関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的および好ましい構成を含む。
添付の図面を参照して、開示の本発明に係るアンダーガーメントの一例を説明すると、以下のとおりである。
図1の(a)において、アンダーガーメント1は、前身頃2と、後身頃3と、クロッチ部4とを備え、前身頃2と後身頃3とによってウエスト開口1aが画定され、前身頃2と後身頃3とクロッチ部4とによって一対のレッグ開口1bが画定されている。アンダーガーメント1はまた、互いに直交する縦方向Aと横方向Bとを有し、横方向Bの寸法を二等分する線C−Cに関して対称に作られている。
前身頃2と後身頃3とは、縦方向Aと横方向Bとの二方向へ弾性的に伸長する本発明においての第1弾性生地、例えばツーウェイストレッチ生地として知られるベア天竺を含んでいる。図示例において、前身頃2の生地幅は、後身頃3の生地幅よりもやや狭く、図1の(a)には前身頃2と後身頃3とのシーム線6が見えている。アンダーガーメント1において、シーム線6に沿う部分は着用者の脇部(図示せず)を覆う部分7である。
クロッチ部4は、アンダーガーメント1の表側に位置する第1クロッチ部4aとアンダーガーメント1の裏側に位置していて第1クロッチ部4aに重なる後記第2クロッチ部4bとを備え、図1,2に表われている第1クロッチ部4aは、少なくとも、横方向Bの中央部分11が縦方向Aと横方向Bとにおいて伸長することがないかまたは殆ど伸長することのない実質的に非伸長性の生地、例えばノンストレッチ生地として知られるサテン(商品名、以下同じ)によって形成されている。第1クロッチ部4aの両側部12には、前身頃2と共布の弾性生地が使用されている。この弾性生地は、第1クロッチ部4aの肌触りを柔軟にするためのものであって、それを省いてアンダーガーメント1を作ることもできる。第1クロッチ部4aには、前身頃2とのシーム線13と、中央部分11と両側部分12のそれぞれとのシーム線16とが見えている。クロッチ部4および第1クロッチ部4aに関して、横方向Bは、幅方向といい換えることができる。
図1の(b)において、後身頃3にはアンダーガーメント着用者の臀裂(図示せず)を覆う部分である臀裂部17に対して、縦方向Aへ延びる非弾性的な生地がシーム線14と一対のシーム線18と、一対のシーム線18と18との間に延びるシーム線19とによって縫合されている。シーム線14は、後身頃3と第1クロッチ部4aとを継いており、弧を画く一対のシーム線18と水平に延びるシーム線19とは、臀裂部17の非弾性的な生地を後身頃3に接合、例えば縫合している。シーム線18は、アンダーガーメント1のウエストライン21にまで延びている。臀裂部17の非弾性的なパッチ生地は、第1クロッチ部4aの中央部分11と共布にしてある。このような後身頃3は、一対のシーム線18によって、着用者の左側臀部を覆う左臀部3と、右側臀部を覆う右臀部3とに二分されている。本発明において、左と右とは、着用者にとっての左と右とを意味している。
図2は、図1のアンダーガーメント1を裏返すことによってアンダーガーメント1の裏側を示す図であり、(a)は主として前身頃2の裏側を示し、(b)は主として後身頃3の裏側を示している。
図2の(a)において、後身頃3には、ツーウェイストレッチ生地として、ベア天竺(商品名、以下同じ)の他にCSY天竺(商品名、以下同じ)を使用することもできる。図2の(a)においてはまた、脇部を覆う部分7のうちで前身頃2に属する部分7aには、アンダーガーメント1の第1当て布(パッチ)31として前身頃2における第1弾性生地よりも高い伸長力を有する生地、例えば一枚のパワーネット(商品名)がシーム線6とシーム線32,33,34とにおいて前身頃2に接合、例えば縫合されている。シーム線32は、ウエストライン21を形成している前身頃2の生地とその折り返し部分の生地および後身頃3の生地とその折り返し部分生地とに対して形成されており、シーム線33はレッグ開口1bの周縁に対して施された「かがり(ステッチ)」である。シーム線34は、第1当て布31を前身頃2に接合、例えば縫合するためのものである。脇部を覆う部分7のうちで後身頃3に属する部分7bには、アンダーガーメント1における第2当て布(パッチ)36として後身頃3における弾性生地よりも高い伸長力を有する生地、例えば二枚重ねにしてあるいわゆるパワーネット(商品名、以下同じ)がシーム線6とシーム線32,33とにおいて後身頃3に接合、例えば縫合されている。
第1クロッチ部4aの裏地37には、前身頃2の共布が使用されている。第1クロッチ部4aの裏側には、シーム線13から図の下方へ延びる第2クロッチ部4bが形成されている。第2クロッチ部4bは、破断して示されている部分から明らかなように、互いに重なり合う第1,第2,第3シート51,52,53によって形成されている。第1シート51は、第2クロッチ部4bにおける防水シートであって、不透水性シートによって形成されていて着用者の肌と向かい合う位置にあり、アンダーガーメント1と併用させる場合の失禁パッド(図示せず)を重ね合わせることができる。第2シート52は、着用者の骨盤底筋(図示せず)を下方から支えるためのもので、アンダーガーメント1の縦方向において弾性的に伸長可能である本発明においての第2弾性生地、例えばパワーネットが使用される。第3シート53は、失禁パッドにおける粘着性のウイング部分(図示せず)を剥離可能に止着するためのものであって、例えばいわゆるマーキゼット(商品名、以下同じ)が使用される。ただし、アンダーガーメント1が失禁パッドの使用を考慮に入れる必要がないものである場合においては、換言するとアンダーガーメント1が骨盤底筋や骨盤のサポートだけを目的にするものである場合においては、第2クロッチ部4bから第1シート51と第3シート53とを省くことができる。図2(a)の第2クロッチ部4bは、前端部分41aが第1クロッチ部4aとともに横方向Bの全体においてアンダーガーメント1に接合、例えば縫合されているが、縦方向Aへ延びる両側縁部41cは第1クロッチ部4aの裏面から分離している。
図2の(b)において、後身頃3の左臀部3と右臀部3とのそれぞれでは、ウエストライン21に沿って横方向Bへ延びる部分に対する当て布として、後身頃3における弾性生地よりも高い伸長力を有する生地、例えば一枚のパワーネット61がシーム線6,18,32,62において接合、例えば縫合されている。シーム線62は、シーム線6(図2の(a)参照)とシーム線18との間にあって弧を画いている。また、第1クロッチ部4aの後端部40bから脇部を覆う部分7bの下端部63に至るまでの着用者の臀溝に相当する臀溝部分35と、脇部を覆う部分7bの下端部63からウエストライン21に至るまでの脇部を覆う部分7bとには、当て布(パッチ)として後身頃3における第1弾性生地よりも高い伸長力を有する、例えば二枚重ねのパワーネット64がシーム線6(図2(a)参照),18,33,66によってアンダーガーメント1に接合、例えば縫合されている。シーム線66は、シーム線18とシーム線32との間にあって、弧を画いて延びている。後身頃3ではまた、中心線C−Cに沿って縦方向Aへ延びるブリッジ67の上端部68がシーム線32において後身頃3に接合、例えば縫合されている。ブリッジ67の下端部69は、第2クロッチ部4bの後端部分41bに縫合されている。ブリッジ67は縦方向Aと横方向Bとのうちの少なくとも縦方向Aにおいて弾性的に伸長可能な生地、例えばパワーネットによって形成されている。そのパワーネットの両側縁部には、かがり(図示せず)が施されている。なお、図示例のブリッジ67は縦方向Aの中間部分が破断された状態で示されている。
図2の(b)においてはまた、第2クロッチ部4bの後端部分41bがシーム線14とほぼ重なり合うように弧を画いていて、横方向Bにおける両側部71において第1クロッチ部42aに対して接合、例えば縫合される一方、両側部71と71との間においては、後身頃3に対しても第1クロッチ部4aに対しても接合、例えば縫合されておらず分離した状態にある。それゆえ、着用したアンダーガーメント1においてブリッジ67が縦方向Aの上方に引っ張られると、第2クロッチ部4bの後端部分41bは、少なくとも横方向Bの中央がブリッジ67に追随するように上方に引っ張られ、第2クロッチ部4bは弾性的に伸長しながら恥骨と肛門とにおいて着用者の肌に密着し、着用者の骨盤底筋を押し上げるように作用することができる。このように作用する第2クロッチ部4bは、着用者の腹部を圧迫することがないように前端部分41aが恥骨に相当する位置かその位置よりも下方においてアンダーガーメント1に縫合されていることが好ましい。第2クロッチ部4bの後端部分41bがアンダーガーメント1に縫合される位置については格別の規定がない。
着用したアンダーガーメント1においてはまた、図1(a),(b)に示されている第1クロッチ部4aの中央部分11に使用された非弾性的な生地と、後身頃3の臀裂部17に使用された非弾性的な生地とが臀裂に食い込むように変形して第2クロッチ部4bをアンダーガーメント1の表側から裏側に向かって押し上げるように作用することによっても第2クロッチ部4bの肌への圧接度合が高まり、骨盤底筋を押し上げようとする作用が強化される。
着用したアンダーガーメント1においてはさらにまた、臀溝を覆う部分35に接合、例えば縫合されている伸長力の高い二枚重ねのパワーネット64が臀溝に沿って、好ましくは弾性的に伸長した状態で骨盤を臀部の下方から支えることができる。また、脇部を覆う部分7bに接合、例えば縫合されている伸長力の高い二枚重ねのパワーネット64は、骨盤を側方から支えて、骨盤の側方へ広がろうとする動きを抑えることができる。骨盤がこのように支えられることによって、骨盤底筋は収縮することが容易になる。さらには、前身頃2のうちで着用者の腹部を覆う部分である中央部分2a(図1(a)参照)、より具体的にいえば、着用時において恥骨に相当する部分よりも上方にあって左右の腸骨に相当する部分の間にある中央部分2aが二方向へ弾性的に伸張する第1弾性生地のみで形成されていることによって、着用者が重い荷物を持ったとき等に生じる腹圧は、それを中央部分2aからアンダーガーメント1の外側に向かって逃がし、腹圧が骨盤底筋を押し下げるように作用することを防ぐことができる。骨盤がこのように支えられたり、腹圧をこのように逃がしたりすることができることによって、ゆるんでいる骨盤底筋であっても膀胱や尿道を支えることができるようになり、その結果として尿道が締まるようになるから、着用者が咳をしたり、重い荷物を持ったりして腹圧がかかったときでも尿失禁を防ぐことができる。
すなわち、このアンダーガーメント1は、妊娠や出産、肥満等が原因となって骨盤底筋がゆるんで膀胱や尿道が下がってしまい、咳をしたり、重い荷物を持ったりして腹圧がかかったときには尿道をうまく締めることができず、尿が漏れ易いという場合において、特に優れた効果を発揮することができる。
アンダーガーメント1に使用する生地の一例において、ベア天竺(商品名、以下同じ)には、89質量%の綿糸と、11質量%のウレタン糸とを含み、1m当たりの質量が150−160gのものを使用することができる。CSY天竺(商品名、以下同じ)には、56質量%のレーヨン糸と、35質量%の綿糸と、9質量%のウレタン糸とを含み、1m当たりの質量が165−175gのものを使用することができる。サテンには、100質量%のポリエステル糸で形成され、1m当たりの質量が155−165gのものを使用することができる。パワーネットには、82質量%のナイロン糸と、18質量%のウレタン糸とを含み、1m当たりの質量が145−155gのものを使用することができる。第2クロッチ部4bにおける第1シート51には100質量%のポリエステル糸で形成され、1m当たりの質量が105−115gのものを使用することができる。第3シート53には、100質量%のポリエステル糸で形成され、1m当たりの質量が55−65gのマーキゼットを使用することができる。
表1は、これらの生地のうちのベア天竺、パワーネット、マーキゼット、第1シートについて測定した伸び易さを示している。この測定では、各生地について、幅が30mm、長さが140mmの試験片を5枚用意した。試験片の長さ方向は、生地が使用されているアンダーガーメント1の縦方向(ただし、クロッチ部41に関しては、アンダーガーメント1の前後方向)に一致させた。各試験片については、引っ張り試験機を使用して、29mNの初期荷重を加えた状態で標線間距離が100mmとなるように一対の標線を記入し、それに続けて下記の荷重を加えてから1分間後の標線間距離の伸び量(mm)と伸び率(%)とを測定した。
(1)標線間距離:100mm
(2)荷重:8.82N
(3)測定回数:5回
表1によれば、各生地を一定量伸長させようとするときに必要な伸長力は、ベア天竺、パワーネット、防水布、マーキゼットの順に高くなっていると考えられる。
これらの生地を使用して製作したアンダーガーメント1を着用したときに、アンダーガーメント1の各部が肌に密着して骨盤や骨盤底筋を支えるように作用したり、腹部を圧迫するように作用したりする程度を知るために、本発明では、成人女子の身体ダミー100(後記図4参照)を使用して衣服圧を測定した。そのダミー100としては、社団法人人間生活工学研究センター(HQL)による「日本人の人体寸法データブック(2004−2006)」の40代女性の人体寸法データを参考にして菅谷等が製作し、東京都立産業技術研究センター墨田支所が所有する歩行動作ダミー(東京都立産業技術センター研究報告 第7号、P.58−61,2012)を採用した。ダミー100には、圧力測定器として(株)エイエムアイ・テクノ製のエアパックAM13037−10を組み込んだ。また、ダミー100には、本発明の実施品であるMサイズの試験用アンダーガーメントと、市販のMサイズの失禁患者用アンダーガーメントと、市販のMサイズの布地アンダーガーメントとを順に着用させて、それぞれのアンダーガーメントによる衣服圧を測定した。試験用アンダーガーメントには、JIS L 4005(2001年版)「成人女子用衣料のサイズ」の表11−3に記載の基本身体寸法におけるMサイズのヒップの寸法を適用した。その表におけるMサイズのヒップの寸法は87−95cmである。なお、試験用アンダーガーメントについては、衣服圧の測定に先立って各部位の伸び易さを測定した。
表2は、試験用アンダーガーメントにおける各部位の伸び易さの測定結果を示している。この測定では、各部位から幅が10mm、長さが50mmの試験片を5枚のアンダーガーメントそれぞれから1枚ずつ、合計5枚採取した。試験片の長さ方向は各部位の長さ方向に一致させ、幅はその長さ方向に直交する方向とした。各試験片については、引っ張り試験機を使用して、29mNの初期荷重をかけた状態で、標線間距離が30mmとなるように一対の標線を記入し、それに続けて下記の荷重を加えてから1分間後の標線間距離の伸び量(mm)と伸び率(%)とを測定した。
(1)標線間距離:30mm
(2)試験片の幅:10mm
(3)荷重:2.94N
(4)測定回数:5回
図3,4は、衣服圧の測定結果を示す円グラフと、ダミー100においての衣服圧測定位置とを示す図である。衣服圧は、表2の特性を有する試験用アンダーガーメントについて、図1,2に示されたクロッチ部41と向かい合うダミー100の尿道口の直上の部分(図3では尿道口と表示)と、膣の部分と、肛門の直上の部分(図3では肛門と表示)、図1,2に示された臀溝を覆う部分35と向かい合うダミー100の臀溝のうちの肛門側の部分と、脇部側の部分、図2に示された脇部を覆う部分7bと向かい合うダミー100の脇の部分のうちの腸骨稜の下方の部分(図3では脇と表示)、図2に示された腹部を覆う部分である腹部の中央部分2aと向かい合うダミー100の腹の部分のそれぞれにおいて測定した。また、ダミー100において、ウエストライン21と向かい合う部分の衣服圧は、衣服圧を比較する対象から外し、測定しなかった。その他のアンダーガーメントについては、試験用アンダーガーメントと同じ位置で衣服圧を測定した。
ダミー100には、エイエムアイ・テクノ社製の2型と5型の圧力センサを貼り付けて、同社製のエアパックAM13037−10につないだ。2型の圧力センサは、直径20mmのもので、クロッチ部41と向かい合う部分以外の部分における衣服圧の測定に使用した。5型の圧力センサは、幅8mm、長さ28mmのもので、クロッチ部41と向かい合う部分の衣服圧の測定に使用した。図3には、試験用アンダーガーメントのクロッチ部41に市販の失禁患者用吸尿パッド(ユニ・チャーム(株)製の「吸収さらフィ」(登録商標)の少量用(15cc))を取り付けた場合の衣服圧も示されている。
図4の(a)と(b)とは、アンダーガーメント1を着用させたダミー100においての腹側と背側との衣服圧の測定位置を示している。(a)、(b)において、ダミー100は倒立した状態にある。衣服圧の測定に使用した圧力センサは、アンダーガーメント1に覆われていて見ることができない。アンダーガーメント1は、レッグ開口(図示せず)の周縁に装飾用のレース生地LCが縫合されていることを除くと、図1,2に例示のものと同じである。
図3において、試験用アンダーガーメントとその他のアンダーガーメントとの衣服圧を比較すると、試験用アンダーガーメントについては、次のようにいうことができる。尿道口と肛門との間においてクロッチ部41が着用者のクロッチ部の肌に強く密着して、尿道口の近傍で衣服圧が特に高くなった。臀溝を覆う部分35は、肛門側の部分から脇部側の部分に及ぶ広い範囲において肌に一様に密着して、衣服圧の分布に大きな変化が認められなかった。試験用アンダーガーメントはまた、腹部に強く密着することがなかった。また、試験用アンダーガーメントについての衣服圧を相互に比較すると、クロッチ部41、臀溝を覆う部分35、脇部を覆おう部分7bにおける衣服圧は、腹部を覆う部分である中央部分2aにおける衣服圧よりも高かった。また、尿道口の衣服圧によって代表されるクロッチ部41の衣服圧は、臀溝を覆う部分35および脇部を覆う部分7bにおける衣服圧よりも高かった。さらには、クロッチ部41における衣服圧、臀溝を覆う部分35における衣服圧、脇部を覆う部分7bにおける衣服圧、腹部を覆う部分である中央部分2aにおける衣服圧の順に、衣服圧が低くなった。
衣服圧がこのように分布する試験用アンダーガーメントによれば、骨盤底筋をクロッチ部41によって支えることができると同時に、骨盤を臀部の周囲から支えるとともに、骨盤に対して脇部の外側から圧を加えて骨盤を締め付けることができるので、緩みを生じている骨盤底筋であっても収縮することが容易になる。また、この試験用アンダーガーメントでは、腹部を圧迫することがないので、着用者が重量物を持ったとき等に生じる腹圧を腹部の前方に向かって逃すことが容易になる。図3はまた、試験用アンダーガーメントにおけるこのような作用が、吸尿パッドを併用したときに一層顕著になることを示している。
なお、図3において、クロッチ部41における衣服圧のうちで、尿道口の近傍と肛門の近傍とにおいて衣服圧が高いということは、前身頃2と後身頃3とによってクロッチ部41の前端部分と後端部分とが強く引き上げられて、クロッチ部41がダミー100の股部に強く密着していることを意味していると考えられる。また、膣において衣服圧が検出されていることは、クロッチ部41がそのように密着していることを証明していると考えられる。ただし、膣においては、クロッチ部41が強く密着することによって、柔軟な材料で形成されているダミーが変形し、その結果として、衣服圧が他の部分の衣服圧よりも低くなっていると考えられる。それゆえ、この発明では、膣での衣服圧が、アンダーガーメントどうしの衣服圧の比較の対象から外してある。
以上に説明した開示に係る本発明は、少なくとも、以下の如く整理することができる。
横方向およびこれに直交する縦方向を有し、弾性的に伸長する前身頃および後身頃と、前端部および後端部を有するクロッチ部とを含み、前記クロッチ部の前記前端部および前記後端部は、前記前身頃および前記後身頃に接合されているアンダーガーメントであって、
着用時において、前記前身頃は前記アンダーガーメントの着用者の腹部を覆うことができ、かつ、前記後身頃は前記着用者の臀部と臀溝と脇部とを覆うことができるように形成され、前記クロッチ部は、前記着用者のクロッチ部を覆うことができるように形成されていて、前記横方向の中央部に前記縦方向へ伸長しない、前記アンダーガーメントの表側に位置する第1クロッチ部と、前記縦方向へ弾性的に伸長し前記アンダーガーメントの裏側に位置し前記第1クロッチ部に重なる第2クロッチ部とを含み、
前記前身頃および前記後身頃は弾性的に伸長する生地から形成され、該生地には、互いに直交する二方向へ弾性的に伸長する第1弾性生地が使用され、前記第1クロッチ部の前記中央部には非伸長性生地が使用され、前記第2クロッチ部には弾性的な伸長性を有する第2弾性生地が使用されており、
前記後身頃の裏側には、ウエストラインに沿う部分と、前記クロッチ部の前記後端部から前記脇部にまで延びる前記臀溝を覆う部分と、前記臀溝を覆う部分から前記ウエストラインに沿う部分にまで延びる前記脇部を覆う部分とにおいて前記第1弾性生地に対しての当て布が接合され、前記当て布もまた互いに直交する二方向への弾性的伸長性を有しており、
前記第1クロッチ部は、前記クロッチ部の前記前端部と前記後端部とになる前端部分と後端部分とが前記前身頃と前記後身頃とに接合され、
前記第2クロッチ部は、前記第1クロッチ部の前記前端部分と前記後端部分とに縫合されていて、前記前端部分と前記後端部分との間では前記第1クロッチ部から分離していて、
成人女子の人体ダミーに着用させたときの前記アンダーガーメントによって生じる衣服圧は、前記アンダーガーメントの前記ウエストラインにおける前記衣服圧を除いて、前記クロッチ部、前記臀溝を覆う部分および前記脇部を覆う部分における前記衣服圧が前記腹部を覆う部分における前記衣服圧よりも高い。
本発明は、少なくとも、以下の実施形態を含み、該実施形態は、それぞれ単独または組み合わせて構成することができる。
(1)前記クロッチ部における前記衣服圧が前記臀溝を覆う部分および前記脇部を覆う部分における前記衣服圧よりも高い。
(2)前記衣服圧は、前記クロッチ部における衣服圧、前記臀溝を覆う部分における衣服圧の最大値、前記脇部を覆う部分における衣服圧、前記腹部を覆う部分における衣服圧の順に低い。
)前記当て布は、前記第1弾性生地よりも高い伸長力を有する。
)前記アンダーガーメントの裏側には、着用時において臀裂に沿って前記アンダーガーメントの前記縦方向へ延びていて下端部が前記第2クロッチ部の前記後端部分に接合され、上端部が前記ウエストラインに接合されているパワーネットで形成されたブリッジを有し、前記第2クロッチ部の前記後端部分は前記横方向の両側部においてのみ前記第1クロッチ部に接合されている。
)前記第2クロッチ部の前記前端部分は、着用時において恥骨に相当する位置または恥骨よりも下方の位置で前記前身頃に接合されている。
)前記脇部における前記当て布は、着用時において腸骨の位置または腸骨よりも後方の位置で前記アンダーガーメントに接合されている。
)前記アンダーガーメントの前記前身頃は、着用時において恥骨より上方に位置しかつ腸骨と腸骨との間に位置して前記腹部を覆う部分が前記第1弾性生地だけで形成されている。
)前記第2クロッチ部は、非透水性生地と、パワーネットと、マーキゼットとが順に重なる三層構造を有し、前記非透水性生地が前記アンダーガーメントの前記着用者の肌と向かい合う位置にある。
)前記第1クロッチ部の前記非伸長性生地がサテンである。
10)前記ウエストラインと前記脇部とが交差する部位において、前記当て布が重なり合っている。
1 アンダーガーメント
2 前身頃、腹部を覆う部分
3 後身頃
4 クロッチ部
4a 第1クロッチ部
4b 第2クロッチ部
7 脇部を覆う部分
7b 脇部を覆う部分
21 ウエストライン
22a 中央部分
31 当て布(第1当て布)
36 当て布(第2当て布)
35 臀溝を覆う部分
41a 前端部分
41b 後端部分
63 下端部
67 ブリッジ
68 後端部
69 前端部
71 端部
A 縦方向
B 横方向

Claims (11)

  1. 横方向およびこれに直交する縦方向を有し、弾性的に伸長する前身頃および後身頃と、前端部および後端部を有するクロッチ部とを含み、前記クロッチ部の前記前端部および前記後端部は、前記前身頃および前記後身頃に接合されているアンダーガーメントであって、
    着用時において、前記前身頃は前記アンダーガーメントの着用者の腹部を覆うことができ、かつ、前記後身頃は前記着用者の臀部と臀溝と脇部とを覆うことができるように形成され、前記クロッチ部は、前記着用者のクロッチ部を覆うことができるように形成されていて、前記横方向の中央部に前記縦方向へ伸長しない、前記アンダーガーメントの表側に位置する第1クロッチ部と、前記縦方向へ弾性的に伸長し前記アンダーガーメントの裏側に位置し前記第1クロッチ部に重なる第2クロッチ部とを含み、
    前記前身頃および前記後身頃は弾性的に伸長する生地から形成され、該生地には、互いに直交する二方向へ弾性的に伸長する第1弾性生地が使用され、前記第1クロッチ部の前記中央部には非伸長性生地が使用され、前記第2クロッチ部には弾性的な伸長性を有する第2弾性生地が使用されており、
    前記後身頃の裏側には、ウエストラインに沿う部分と、前記クロッチ部の前記後端部から前記脇部にまで延びる前記臀溝を覆う部分と、前記臀溝を覆う部分から前記ウエストラインに沿う部分にまで延びる前記脇部を覆う部分とにおいて前記第1弾性生地に対しての当て布が接合され、前記当て布もまた互いに直交する二方向への弾性的伸長性を有しており、
    前記第1クロッチ部は、前記クロッチ部の前記前端部と前記後端部とになる前端部分と後端部分とが前記前身頃と前記後身頃とに接合され、
    前記第2クロッチ部は、前記第1クロッチ部の前記前端部分と前記後端部分とに縫合されていて、前記前端部分と前記後端部分との間では前記第1クロッチ部から分離していて、
    成人女子の人体ダミーに着用させたときの前記アンダーガーメントによって生じる衣服圧は、前記アンダーガーメントの前記ウエストラインにおける前記衣服圧を除いて、前記クロッチ部、前記臀溝を覆う部分および前記脇部を覆う部分における前記衣服圧が前記腹部を覆う部分における前記衣服圧よりも高いアンダーガーメント。
  2. 前記クロッチ部における前記衣服圧が前記臀溝を覆う部分および前記脇部を覆う部分における前記衣服圧の最大値よりも高い請求項1記載のアンダーガーメント。
  3. 前記衣服圧は、前記クロッチ部における衣服圧、前記臀溝を覆う部分における衣服圧の最大値、前記脇部を覆う部分における衣服圧、前記腹部を覆う部分における衣服圧の順に低くなる請求項1または2記載のアンダーガーメント。
  4. 前記当て布は、前記第1弾性生地よりも高い伸長力を有するものである請求項1−3のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  5. 前記アンダーガーメントの裏側には、着用時において臀裂に沿って前記アンダーガーメントの前記縦方向へ延びていて下端部が前記第2クロッチ部の前記後端部分に接合され、上端部が前記ウエストラインに接合されているパワーネットで形成されたブリッジを有し、前記第2クロッチ部の前記後端部分は前記横方向の両側部においてのみ前記第1クロッチ部に接合されている請求項1−4のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  6. 前記第2クロッチ部の前記前端部分は、着用時において恥骨に相当する位置または恥骨よりも下方の位置で前記前身頃に接合されている請求項1−5のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  7. 前記脇部における前記当て布は、着用時において腸骨の位置または腸骨よりも後方の位置で前記アンダーガーメントに接合されている請求項1−6のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  8. 前記アンダーガーメントの前記前身頃は、着用時において恥骨より上方に位置しかつ腸骨と腸骨との間に位置して前記腹部を覆う部分が前記第1弾性生地だけで形成されている請求項1−7のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  9. 前記第2クロッチ部は、非透水性生地と、パワーネットと、マーキゼットとが順に重なる三層構造を有し、前記非透水性生地が前記アンダーガーメントの前記着用者の肌と向かい合う位置にある請求項1−8のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  10. 前記第1クロッチ部の前記非伸長性生地がサテンである請求項1−9のいずれかに記載のアンダーガーメント。
  11. 前記ウエストラインと前記脇部とが交差する部位において、前記当て布が重なり合っている請求項1−10のいずれかに記載のアンダーガーメント。
JP2015510122A 2013-04-03 2014-04-03 アンダーガーメント Active JP6223429B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013078074 2013-04-03
JP2013078074 2013-04-03
PCT/JP2014/059799 WO2014163125A1 (ja) 2013-04-03 2014-04-03 アンダーガーメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014163125A1 JPWO2014163125A1 (ja) 2017-02-16
JP6223429B2 true JP6223429B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=51658416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015510122A Active JP6223429B2 (ja) 2013-04-03 2014-04-03 アンダーガーメント

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6223429B2 (ja)
WO (1) WO2014163125A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7217398B2 (ja) * 2016-04-04 2023-02-03 合同会社アダム医健 骨盤底用サポーター及び骨盤底用サポーターを備える衣類
JP6721830B2 (ja) * 2016-08-01 2020-07-15 株式会社ワコール クロッチ部を有する衣料

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10292204A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Wacoal Corp 液体吸収部を有し、股部を有する衣類
JP3920539B2 (ja) * 2000-07-03 2007-05-30 ユニ・チャーム株式会社 ショーツ
JP3103180U (ja) * 2004-02-04 2004-07-29 株式会社南都衛材製作所 サニタリショーツ
JP2005281899A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Wacoal Corp 補整用衣類
JP4786566B2 (ja) * 2007-02-13 2011-10-05 株式会社ワコール 男性用ボクサーパンツ
JP3166235U (ja) * 2010-12-13 2011-02-24 アンドール株式会社 女性用ショーツ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014163125A1 (ja) 2017-02-16
WO2014163125A1 (ja) 2014-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150245939A1 (en) Postpartum abdominal support
KR20170068589A (ko) 다수의 허리 사이즈들에 적절한 남성 속옷
JP5859192B2 (ja) ガードル
JP6223429B2 (ja) アンダーガーメント
JP6222076B2 (ja) 吸収性物品用のホルダーパンツ
JP2012052276A (ja) インナーウェア
KR20190049431A (ko) 이너 웨어
JP6226645B2 (ja) ショーツ
CN111132569B (zh) 盆底肌支承辅助工具
JP2014110829A (ja) サニタリーショーツ
JP5492339B1 (ja) 女性用下着
JP5342968B2 (ja) 生理用ショーツ
JP5661405B2 (ja) ガードル
JP2008144302A (ja) 姿勢補整衣類
JP6188496B2 (ja) ショーツ
JP6721830B2 (ja) クロッチ部を有する衣料
JP6230339B2 (ja) ショーツ
JP7084369B2 (ja) 衣類
JP5896180B2 (ja) 吸収性物品用のホルダーパンツ
JP6683311B1 (ja) ショーツ
JP3128989U (ja) 補正下着
JP7295398B2 (ja) 男性用下衣
JP2011050682A (ja) 生理用ショーツ
US20230218026A1 (en) Lower body garment for maternity
JP2002138306A (ja) パンティガードルおよびその形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250