JP6721281B1 - 無人飛行体用給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無人飛行体が連続して運搬作業を行うことができ、しかも、効率的に給電可能な無人飛行体用給電システムを提供する。【解決手段】無人飛行体用給電システムは、複数の無人飛行体1と、無人飛行体1に追従しながら無線送電する無人給電車3と、を備える。無人飛行体1は、飛行を制御する飛行制御部と、荷Wを保持する荷保持部と、無線送電された電力を受電する受電部18と、受電された電力を蓄電する蓄電池と、を有する。無人給電車3は、複数の無人飛行体1に無線送電する複数の送電部35と、無人飛行体1機に対して少なくとも1つの送電部35を割当てる割当部32と、無人飛行体1に追従するための走行装置36と、を有する。【選択図】図1

Description

運搬作業を行う無人飛行体に給電する無人飛行体用給電システムに関する。
従来、屋外または屋内において運搬作業を行う無人飛行体が開発されてきた(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の無人飛行体は、ホバリング可能であるとともに自律飛行可能である。この無人飛行体は、把持装置を装着し、装着した把持装置によって荷を吸着し、荷とともに移動して運搬作業を行う。この無人飛行体は、空中を飛行するので運搬車よりも移動速度が速く、運搬作業を行うのに適している。
ところで、無人飛行体は、蓄電容量が少なく、運搬作業を長時間連続して行うことができない。そこで、例えば、特許文献2に記載のピッキングシステムには、複数の無人飛行体が運搬作業に向けて待機する出発部に無人飛行体を給電する蓄電手段が設けられている。複数の無人飛行体は、この出発部において運搬作業の合間に給電されることにより、運搬作業を行う際に電力不足になることを防止している。
しかしながら、給電される間、無人飛行体が運搬作業を行えないことは、稼働率の観点から好ましくないので問題であった。また、給電時における給電効率は、給電完了を早めるために重要である。
特開2018−114822号公報 特開2018−016435号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、複数の無人飛行体が連続して運搬作業を行うことができ、しかも、効率的に給電可能な無人飛行体用給電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る無人飛行体用給電システムは、
運搬作業を行う複数の無人飛行体と、前記無人飛行体に追従しながら無線送電することにより給電する無人給電車と、を備え、
前記複数の無人飛行体は、
自機の飛行を制御する飛行制御部と、
前記運搬作業に係る荷を保持する荷保持部と、
無線送電された電力を受電する受電部と、
前記受電部によって受電された電力を蓄電する蓄電池と、
前記無人給電車が前記自機に追従可能な所定の飛行経路を記憶している記憶部と、を有し、
前記無人給電車は、
前記複数の無人飛行体それぞれに対して無線送電する複数の送電部と、
前記無人飛行体1機に対して少なくとも1つの前記送電部を割当てる割当部と、
前記送電部を割当てられた前記無人飛行体のうちのいずれか1機に追従するための走行装置と、を有し、
前記飛行制御部は、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記無人飛行体を前記所定の飛行経路に沿って飛行させることを特徴とする。
上記給電システムは、好ましくは、
前記無人給電車が、
前記複数の無人飛行体の位置を検出する飛行体検出部をさらに有し、
前記割当部は、前記複数の送電部の位置と前記複数の無人飛行体との位置に基づいて、前記送電部を前記無人飛行体に割当てる。
上記給電システムは、好ましくは、
前記無人飛行体が、
前記自機の位置を検出する自機位置検出部と、
前記自機の位置を前記無人給電車に送信する位置情報送信部と、をさらに有し、
前記割当部が、前記複数の送電部の位置と受信した前記複数の無人飛行体との位置に基づいて、前記送電部を前記無人飛行体に割当てる。
上記給電システムは、好ましくは、
前記割当部が、前記無人飛行体もしくは前記無人給電車またはその両方の位置の変更に応じて、前記送電部の割当てを更新する。
上記給電システムは、好ましくは、
前記無人飛行体が、前記無人給電車によって追従および無線送電されながら飛行するとき、前記自機の飛行高度と、給電時における所定の飛行高度とを比較する高度比較部をさらに有し、
前記飛行制御部が、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記高度比較部が比較した結果に基づいて、前記無人飛行体の飛行高度が前記所定の飛行高度になるように前記無人飛行体の飛行高度を制御する。
上記給電システムは、好ましくは、
前記無人飛行体が、前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記自機の飛行速度と、給電時における所定の飛行速度とを比較する速度比較部をさらに有し、
前記飛行制御部が、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記速度比較部が比較した結果に基づいて、前記無人飛行体の飛行速度が前記所定の飛行速度になるように前記無人飛行体の飛行速度を制御する。
本発明に係る給電システムは、複数の無人飛行体に連続して運搬作業を行わせることができる。しかも、本発明に係る給電システムは、複数の無人飛行体に対して効率的に給電することができる。
一実施形態に係る給電システムを示す概略側面図である。 AおよびBは無人飛行体を示し、Aは上から見た斜視図であり、Bは下から見た斜視図であり、Cは受電部を示す下面図である。 図1の給電システムを示すブロック図である。 複数の無人飛行体に対する複数の送電部それぞれの無線送電を示す概略上面図である。 倉庫内における図1の無人飛行体の動作を示す概略上面図である。 給電時の無人飛行体および無人給電車の動作を示す概略上面図である。
以下、図を参照しつつ、本発明に係る無人飛行体用給電システムの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る給電システムを示す概略側面図である。複数の無人飛行体1は、屋内において荷Wを運搬する(参照符号1は、複数の無人飛行体1のうちの任意の1機または複数機を示す参照符号として用いられる)。無人給電車3は、複数の無人飛行体1に無線送電するとともに、複数の無人飛行体1のいずれか1機に追従しながら無線送電することにより給電する。
<無人飛行体>
図2AおよびBに示すように、無人飛行体1は、円板状の本体10と、本体10の側面から水平に延在する4本のアーム12と、4本のアーム12の先端側それぞれに設けられたモータ13と、モータ13に設けられた回転翼14と、本体10の上面に設けられた略八角柱状の上部ユニット15と、本体10の下面に設けられた2つのスキッド16と、2つのスキッド16の間に設けられた荷保持部17と、荷保持部17の下面に設けられた受電部18と、を有する。
上部ユニット15には、無人飛行体1の位置を検出するためのカメラ15aおよび照明部15bが設けられている。天井C全体には、無人飛行体1の位置を認識するためのマーカ(図示略)が複数設けられている。照明部15bが無人飛行体1の上方を照射し、カメラ15aが照明部15bによって照らされたマーカを含む天井Cを撮像して上方画像を生成する。
荷保持部17は、運搬作業に係る荷Wを保持する。荷保持部17は、荷Wが載置される載置面を有するが単なる一例であって、荷Wを保持することができれば、その構成は、特に限定されない。
図2Cに示すように、受電部18は、複数のレクテナ18aによって構成されている。レクテナ18aは、無人給電車3から送信されたマイクロ波を受信して直流電流に変換する。
図3に示すように、無人飛行体1は、蓄電池20と、制御装置21と、高度センサ(図示略)と、速度センサ(図示略)と、通信手段(図示略)と、をさらに有する。
蓄電池20は、受電部18に電気的に接続されている。蓄電池20は、レクテナ18aによって変換された直流電流を蓄電するとともに、モータ13に電力を供給する。蓄電池20は、鉛蓄電池またはアルカリ蓄電池でもよい。
制御装置21は、飛行制御部210と、記憶部211と、自機位置検出部212と、位置情報送信部213と、高度比較部215と、速度比較部216と、を有する。
飛行制御部210は、各モータ13の回転数を制御することにより、無人飛行体1のホバリングを可能にするとともに、無人飛行体1の飛行方向、飛行高度および飛行速度を制御する。
記憶部211は、マーカを含む天井C全体の画像(以下、単に「天井画像」という)を位置情報とともに予め記憶している。
自機位置検出部212は、カメラ15aが撮像した上方画像と、天井画像とを照合し、天井画像中のいずれの位置に上方画像が存在するのかを探索するテンプレートマッチングを行う。自機位置検出部212は、テンプレートマッチングの結果に基づいて無人飛行体1の水平方向の位置を検出する。さらに、自機位置検出部212は、高度センサによって無人飛行体1の高度を検出する。
位置情報送信部213は、無人飛行体1の位置情報を通信手段によって無人給電車3に継続的に送信する。
記憶部211は、さらに被追従時における無人飛行体1の所定の飛行高度および所定の飛行速度を記憶している。マイクロ波による給電効率は、送電側と受電側との距離に依存する。そこで、無人飛行体1と当該無人飛行体1に追従する無人給電車3との距離を一定範囲内に保ちマイクロ波による給電効率を高く保持することができるように、被追従時における無人飛行体1の飛行高度および飛行速度が予め定められている。したがって、所定の飛行高度は、後述する送電部35よりもやや高い高度に定められている。また、所定の飛行速度は、無人給電車3の走行速度と同じか、やや遅く定められている。
高度比較部215は、高度センサによって検出された無人飛行体1の高度と、所定の飛行高度とを比較し、その比較結果を飛行制御部210に出力する。
速度比較部216は、速度センサによって検出された無人飛行体1の飛行速度と所定の飛行速度とを比較し、その比較結果を飛行制御部210に出力する。
飛行制御部210は、高度比較部215および速度比較部216による比較結果に基づいて、被追従時における無人飛行体1の飛行高度および飛行速度を所定の飛行高度および所定の飛行速度になるよう制御する。
記憶部211は、さらに運搬情報を記憶する。運搬情報には、荷取位置および荷置位置が含まれている。また、記憶部211は、さらに無人飛行体1の被追従時の所定の飛行経路(以下、「被追従用飛行経路」という)を記憶している。被追従用飛行経路は、無人給電車3が無人飛行体1を追従することができるよう倉庫内のレイアウトと無人給電車3の走行特性とに基づいて、予め定められている。
飛行制御部210は、被追従時における無人飛行体1が被追従用飛行経路を飛行するよう無人飛行体1の飛行方向を制御する。
<無人給電車>
図1および図3に示すように、無人給電車3は、本体30と、自車位置検出部31と、割当部32と、蓄電池34と、複数(本実施形態では4つ)の送電部35a〜35dと、走行装置36と、通信手段(図示略)と、を備える。なお、参照符号35は、複数の送電部35のうちの1つまたは複数を示す参照符号として用いられる。
自車位置検出部31は、公知のレーザ誘導方式によって無人給電車3の位置を検出するが単なる一例であって、無人給電車3の位置を検出する方式を特に限定されない。自車位置検出部31は、レーザスキャナ311および解析部(図示略)を有する。レーザスキャナ311は、本体30の上部に設けられている。レーザスキャナ311は、水平方向に360度回転しながらレーザを送信し、屋内の所定箇所に複数配置された反射板によって反射されたレーザを受信する。解析部は、レーザスキャナ311の送受信の方向を解析することにより複数の反射板と無人給電車3との位置関係を特定し、この位置関係に基づいて無人給電車3の現在位置を検出する。
割当部32は、通信手段によって受信した無人飛行体1の位置と送電部35の位置とに基づいて、複数の無人飛行体1のうちの1機に対して少なくとも1つの送電部35を割当てる。具体的には、割当部32は、各送電部35と各無人飛行体1との相対的な位置関係に基づいて、各無人飛行体1との距離が短くなるように各送電部35を各無人飛行体1に割当てる。
蓄電池34は、送電部35に電力を供給する。蓄電池34は、鉛蓄電池またはアルカリ蓄電池でもよい。
送電部35は、無人給電車3の上部に複数設けられている。送電部35は、受信した無人飛行体1の位置に基づいて、割当部32によって割当てられた無人飛行体1にマイクロ波を送信することにより、無人飛行体1に無線送電する。送電部35は、フェーズドアレイアンテナによって構成されていてもよいが、単なる一例であってこれに限定されない。
走行装置36は、動力部(図示略)と、車輪360と、操舵部361と、を有する。無人給電車3は、動力部の動力によって車輪360を回転させて走行する。操舵部361は、自車位置検出部31によって検出された無人給電車3の位置と受信した無人飛行体1の位置とに基づいて、無人給電車3が無人飛行体1を追従することができるように車輪360を操舵する。動力部は、例えば、蓄電池34によって担われてもよいし、別の蓄電池で構成されていてもよい。無人給電車3は、送電部35を割当てられた無人飛行体1のいずれか1機に走行装置36によって追従しながら送電部35によって無線送電する。
図4を参照して、無人給電車3の周辺に複数の無人飛行体1a〜1eが飛行しているときの割当部32の割当て方法について詳細に説明する。
図4Aは、複数の無人飛行体1a〜1eに対する複数の送電部35a〜35dそれぞれの無線送電を示す概略上面図である。矢印は、各無人飛行体1の移動方向を示している。割当部32は、無人給電車3に最も近い無人飛行体1から順に送電部35を割当てていく。図4Aにおいて、無人飛行体1は、無人給電車3に近い順に1a、1b、1c、1d、1eとなっている。
(1)まず、割当部32は、4つの送電部35a〜35dのうち、無人飛行体1aに最も近い送電部35aを無人飛行体1aに割当てる。(2)次に、割当部32は、3つの送電部35b〜35dのうち、無人飛行体1bに最も近い送電部35bを無人飛行体1bに割当てる。(3)次に、割当部32は、2つの送電部35cおよび35dから無人飛行体1cにより近い送電部35cを無人飛行体1cに割当てる。(4)次に、割当部32は、残っている送電部35dを無人飛行体1dに割当てる。
割当部32は、このように、各送電部35と各無人飛行体1との相対的な位置関係に基づいて、対になる送電部35と無人飛行体1との距離が短くなるように各送電部35を各無人飛行体1に順々に割当てる。これにより、給電システムの給電効率を高めることができる。
次に、図4Bを参照して、割当部32が無人飛行体1の移動に応じて、無人飛行体1に対する送電部35の割当てを更新する方法を説明する。図4Bに示すように、無人飛行体1は、それぞれ移動したことにより、無人給電車3に近い順に1e、1d、1a、1cとなっている。
割当部32は、上記割当方法と同様の手法で、無人給電車3に最も近い無人飛行体1から順に送電部35を割当てていくことにより、複数の無人飛行体1に対する送電部35の割当てを更新する。(1)まず、割当部32は、4つの送電部35a〜35dのうち、無人飛行体1eに最も近い送電部35bを無人飛行体1eに割当てる。(2)次に、割当部32は、3つの送電部35a、35cおよび35dのうち、無人飛行体1dに最も近い送電部35cを無人飛行体1dに割当てる。(3)次に、割当部32は、2台の送電部35aおよび35dから無人飛行体1aにより近い送電部35aを無人飛行体1aに割当てる。(4)次に、割当部32は、残っている送電部35dを無人飛行体1cに割当てる。
割当部32は、このように、無人飛行体1もしくは無人給電車3または両方の移動に伴う無人飛行体1と無人給電車3との相対的な位置関係の変更に応じて、その割当てを更新する。これにより、割当部32は、無人飛行体1に対する送電部35の割当てを最適に保ち、給電システムの給電効率を高く保つことができる。
<給電方法>
次に、図5および図6を参照して、倉庫内における給電システムの給電方法について説明する。図5は、非給電時における無人飛行体1の運搬作業の一例を示す概略上面図である。倉庫には、荷載置部を有する複数の棚5が、それぞれ設置されている。また、倉庫内には、複数(本実施形態では7機)の無人飛行体1a〜1gが配置されている。複数の無人飛行体1a〜1gは、それぞれ運搬情報に基づいて運搬作業を行う。
例えば、無人飛行体1aは、荷取位置P1において荷Wを受取り、荷置位置P2に移動する。無人飛行体1aは、給電されていないときには、最短飛行経路である飛行経路D1を飛行して荷取位置P1から荷置位置P2に移動する。具体的には、無人飛行体1aは、荷Wを保持すると、飛行制御部210によって荷取位置P1から棚5の上方まで上昇し、荷取位置P1の上方から荷置位置P2の上方まで水平に飛行した後、荷置位置P2まで下降する。これにより、無人飛行体1aは、棚5を迂回して飛行するよりも早く移動することができるので、移動時間を短縮することができる。
図6は、給電時における無人飛行体1および無人給電車3の動作の一例を示す上面図である。無人給電車3は、複数の無人飛行体1a〜1gそれぞれの位置を受信する。無人給電車3は、割当部32によって複数の送電部35a〜35dを相対的近距離にある無人飛行体1a〜1dに割当て、送電部35によって無人飛行体1a〜1dに無線送電する。また、無人給電車3は、本実施形態では、最も近い無人飛行体1aに追従しながら計4つの無人飛行体1に無線送電する。また、無人給電車3は、割当部32によって複数の無人飛行体1に対する各送電部35a〜35dの割当てを更新させる。これにより、無人給電車3は、無線送電する無人飛行体1を次々に入れ替えながら給電効率の高い給電を行う。
無人飛行体1aは、被追従時には、飛行制御部210によって飛行高度および飛行速度を所定の飛行高度および飛行速度に制御しつつ、被追従用飛行経路D2に沿って棚5を迂回しながら荷取位置P1から荷置位置P2まで飛行する。これにより、無人給電車3が、無人飛行体1aから離されることなく追従することができる。無人給電車3は、好ましくは、無人飛行体1aの真下に位置するよう無人飛行体1aに追従する。この位置関係によれば、受電部18と送電部35が正対状態となり送信されたマイクロ波が効率よく受電部18に吸収されるので、給電効率をさらに高めることができる。
このように、本実施形態の給電システムでは、複数の無人飛行体1に連続して運搬作業を行わせることができる。また、本発明に係る給電システムは、割当部32によって常に近くの無人給電車3に送電部35を割当てるとともに、複数の無人飛行体1のうちのいずれか1機に対して追従しながら無線送電するので高い給電効率を保持することができる。
以上、本発明に係る給電システムの一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
(1)無人飛行体1が自機位置を検出する方法は、特に限定されない。例えば、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術によって、無人飛行体1の位置を検出してもよい。
(2)自機位置検出部212がカメラ15aの撮像した上方画像からマーカを認識できるのであれば、照明部15bは、無人飛行体1に設けられていなくてもよい。
(3)受電部18は、無人給電車3によって送信されたマイクロ波を効率的に受電できるのであれば、本体10に設けられてもよく、設けられる位置を特に限定されない。
(4)無人給電車3は、無人飛行体1およびその位置を検出する飛行体検出部を有していてもよい。この場合、割当部32は、飛行体検出部が検出した複数の無人飛行体1の位置に基づいて、複数の送電部35をそれぞれ割当ててもよい。飛行体検出部は、カメラもしくはレーダまたはその両方を有してもよい。
1 無人飛行体
10 本体
13 モータ
15 上部ユニット
15a カメラ
15b 照明部
16 スキッド
17 荷保持部
18 受電部
18a レクテナ
20 蓄電池
21 制御装置
210 飛行制御部
211 記憶部
212 自機位置検出部
213 位置情報送信部
215 高度比較部
216 速度比較部
3 無人給電車
31 自車位置検出部
311 レーザスキャナ
32 割当部
34 蓄電池
35 送電部
36 走行装置
360 車輪
361 操舵部
C 天井
W 荷

Claims (6)

  1. 無人飛行体用給電システムであって、
    運搬作業を行う複数の無人飛行体と、前記無人飛行体に追従しながら無線送電することにより給電する無人給電車と、を備え、
    前記複数の無人飛行体は、
    自機の飛行を制御する飛行制御部と、
    前記運搬作業に係る荷を保持する荷保持部と、
    無線送電された電力を受電する受電部と、
    前記受電部によって受電された電力を蓄電する蓄電池と、
    前記無人給電車が前記自機に追従可能な所定の飛行経路を記憶している記憶部と、を有し、
    前記無人給電車は、
    前記複数の無人飛行体それぞれに対して無線送電する複数の送電部と、
    前記無人飛行体1機に対して少なくとも1つの前記送電部を割当てる割当部と、
    前記送電部を割当てられた前記無人飛行体のうちのいずれか1機に追従するための走行装置と、を有し、
    前記飛行制御部は、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記無人飛行体を前記所定の飛行経路に沿って飛行させる
    ことを特徴とする給電システム。
  2. 前記無人給電車は、
    前記複数の無人飛行体の位置を検出する飛行体検出部をさらに有し、
    前記割当部は、前記複数の送電部の位置と前記複数の無人飛行体との位置に基づいて、前記送電部を前記無人飛行体に割当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記無人飛行体は、
    前記自機の位置を検出する自機位置検出部と、
    前記自機の位置を前記無人給電車に送信する位置情報送信部と、をさらに有し、
    前記割当部は、前記複数の送電部の位置と受信した前記複数の無人飛行体との位置に基づいて、前記送電部を前記無人飛行体に割当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  4. 前記割当部は、前記無人飛行体もしくは前記無人給電車またはその両方の位置の変更に応じて、前記送電部の割当てを更新する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の給電システム。
  5. 前記無人飛行体は、前記無人給電車によって追従および無線送電されながら飛行するとき、前記自機の飛行高度と、給電時における所定の飛行高度とを比較する高度比較部をさらに有し、
    前記飛行制御部は、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記高度比較部が比較した結果に基づいて、前記無人飛行体の飛行高度が前記所定の飛行高度になるように前記無人飛行体の飛行高度を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の給電システム。
  6. 前記無人飛行体は、前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記自機の飛行速度と、給電時における所定の飛行速度とを比較する速度比較部をさらに有し、
    前記飛行制御部は、前記無人飛行体が前記無人給電車によって無線送電されながら飛行するとき、前記速度比較部が比較した結果に基づいて、前記無人飛行体の飛行速度が前記所定の飛行速度になるように前記無人飛行体の飛行速度を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の給電システム。
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