JP6719458B2 - 骨内単一歯インプラント - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の特徴を持った固定的な歯科補綴物に関わる単一歯インプラントに関する。
単一歯インプラントの場合、DE40 28 855 C2で知られ、DE195 09 762.9−32の主題を構成している、回転防止は、相補的に設けられた、本体の環状の窪んだベースに配置された本体合わせ部材及びスペーサソケット合わせ部材により達成されている。それらはスペーサソケットのセンタリング継ぎ手の頚端部に設けられている。製造技術の観点から、こうした合わせ部は製造が難いが、ある場合には、本体に対してスペーサソケットを固定することで、環状の窪み又はセンタリング継ぎ手の全深さを、センタリング用として用いない利点がある。
DE37 35 378で述べられた、他のインプラントにおいても同様な難しさがあり、本体の合わせ部材が本体の盲穴内の歯冠前端から離れた位置に配置される問題がある。
DE41 27 839A1に開示されたインプラント本体は、合わせ部材を構成する中央の環状窪みが本体の歯冠前端に直接接続され、合わせ部材は溝状に形成され、本体に挿入される保持部は、それに対して相補的な形状となっている。別々のインプラントアバットメント又は保持ねじはこの場合、用いられない。
DE195 34 979C1は、本体の合わせ部材がその歯冠端に直接接続されている単一歯インプラントを開示しており、相補的なアバットメントの合わせ部材の対応する配置及び構成も開示されている。アバットメントをセンタリングし、ガイドするための本体の環状窪みの全深さを利用できるという事実は、スペーサソケットと本体間の接続の安定性を大いに改善し、合わせ部材の形状や分割形においてその耐久性が向上した。
歯科用インプラントの全てのタイプに共通することは、本発明の歯冠領域において、歯冠に及ぼされる横方向の力の結果、かなりの応力が、力が作用する本体の反対側の顎骨に作用する。インプラントに隣接する骨に作用する潜在的に過剰な負荷により、圧力による萎縮や崩壊が起こりうる。特に、歯科インプラントの場合はそうであるが、自然歯に作用する何らかの力は、骨内のアルベオーレ(alveole:空胞)内で弾性的に支持され、歯の変位となって現れ、長手方向軸における弾性変形をもたらす。この変位及び弾性変形は、アルベオーレ骨の過度の負担を和らげる。この生理的な歯の可動性は、病的な歯の移動性の形を取った公知の歯の喪失とは異なるものであり、インプラント本体との関連において同様なことが起こりうる。
DE38 39 724に基づく従来技術では、中間素子を持った骨内(enossal)単一歯インプラントが開示され、それは離隔機能及び減衰機能を果たすことが意図されている。しかし、この中間素子は、全ての点で満足すべきものではない。噛む際に及ぼされる横方向の力は、歯科用インプラント及びアバットメントを介して十分には回避されず、中間素子に変形及び摩耗が生じる。これはインプラント上に炎症巣を形成し、バクテリアのコロニーを形成することとなり、毒素の分泌の結果を招き、軟組織にダメージを与え、インプラントの崩壊に繋がる。
発明者らは、こうした横方向の力に起因する本体の崩壊を防止し、または少なくとも減少させることが必要であることを認識していた。従って、本発明の目的は、機械的及び細菌的な力の組合せによる崩壊の進行を阻止し、同時に移植工程を支援し、顎内でインプラントが完全な強さになるまでの再構築工程を数ヶ月短縮することが出来る歯科用インプラントを提供することを目的とするものである。
本発明に基づいて、この目的は、請求項1の特徴を組み合わせることで一般的な骨内(enossal)単一歯インプラントにおいて達成された。本発明の先進的な実施例は従属項の主題である。
本発明は、固定された歯科補綴物用の骨内(enossal)単一歯インプラントであって、
該インプラントは、
−実質的に円筒の本体を有し、該本体は、顎骨に開けられた穴内に挿入することが出来、環状の窪みと、該窪みに対して同軸で設けられた穴を有し、該穴には、保持ねじを固定するためのねじが形成されており、前記環状の窪みは先端のガイド部、合わせ部と歯冠端部を有し、
−前記保持ねじを受け入れる穴を持った前記本体の前記窪みに挿入可能なアバットメントを有し、該アバットメントは前記歯科補綴物のための装着ヘッドを有し、前記アバットメントは先端のガイド部、合わせ部及び歯冠端部を有し、
−前記本体の穴に挿入すること出来、該アバットメントを貫通する保持ねじを有し、

ここでアバットメント及び本体の歯冠端部は、該アバットメントを本体内に挿入後、前記アバットメントと本体の間に、緩衝材を受け入れるための環状の間隙が、好ましくは前記歯冠端部の軸方向全長にわたり形成されるように形成されており、
前記本体の合わせ部とアバットメントの合わせ部は、互いに相補的な合わせ部材を有し、アバットメントを本体に挿入すると、互いに係合するようになる。
加えて、アバットメントと本体の端部の歯冠端には、シール部材をアバットメントと本体の間に設けることが出来る。
緩衝材により、負荷及び負荷の解除による、特に噛む動作における生理学的な相互作用が補償され、インプラント周辺の結合組織に対する破壊的な影響を低減することが出来る。
本発明による単一歯インプラントは、従って、本体、該本体に挿入可能なアバットメント、該本体及びアバットメントを貫通する保持ねじを有し、該保持ねじはアバットメントの位置を本体に対して固定し、本体の先端側に設けられたねじ部にねじ込むことが出来る。
本体は、アバットメントを挿入可能な環状の窪みを有している。該環状の窪みは、従って、該環状の窪みの先端部のガイド部、合わせ部及び歯冠端部を有し、アバットメントの対応する部分は、大きさ的に適合している。本体の歯冠端部は、アバットメントの対応する部分が適合するように、円筒状又は円錐状に形成される。合わせ部の合わせ部材は、アバットメントと本体の円周方向の相対的な移動を防止するように配置されている。
歯冠端部の領域では、アバットメントと本体には放射方向に互いに空間が形成され、緩衝材を受け入れることが出来るように環状の間隙が形成される。環状の間隙は、同一平面上での本体とアバットメントの異なる放射方向の直径によって生成され、緩衝材がリング又はスリーブの形でアバットメントと本体の間に配置され得る寸法となっている。緩衝材は、好ましくは、ステンレス鋼又はチタニウムのような金属で形成され、以下単に緩衝材と称するが、例えば噛む動作中に歯冠を介して、単一歯インプラントの横方向に作用する力を緩衝することが出来る。また、同時に、材質にもよるが、シール材としても機能する。
これにより、第1にアバットメントを介して本体の先端に位置する部分に、力をそらすことが出来る。特に、緩衝材が波形スリーブの形に形成された場合には、Oリングなどのシールを、本体とアバットメント間のシーリング用として、アバットメントの溝内の波形スリーブ対して冠状に設けることが出来る。これにより、唾液などの液体が、本体とアバットメント間の環状の間隙に浸入することが防止される。緩衝材は、アバットメントの窪んだ(削られた)溝内に、例えば波形スリーブのように形成されて配置することが出来、アバットメントが本体から引き出された際に、緩衝材がアバットメントから脱落することを防止することが出来る。いずれにせよ、本実施例では、歯冠端部領域では、本体とアバットメントの放射方向の間隙により、アバットメントと本体は放射方向に互いに間隙を形成することが出来、緩衝材は緩衝機能を発揮することが出来る。本発明による環状の間隙の形による、本体とアバットメントの放射方向の間隙は、「すきまばめ」とは異なる。それは部品寸法において設定される「すきまばめ」より大きく、緩衝材をそうした環状の間隙に配置することが出来るものである。
固定された歯科補綴物用の、本発明による単一歯インプラントの更なる実施例において、アバットメントと本体の合わせ部は、アバットメントを本体に挿入した後に、好ましくは該合わせ部の軸方向全長に渡って伸延する環状の間隙を、アバットメントと本体間の合わせ部に緩衝材を受け入れるように形成するか、該合わせ領域でアバットメントが移動できるクリアランスを形成するように形成されている。
固定された歯科補綴物用の単一歯インプラントにおいて、本体の合わせ部及び歯冠端部は、移行領域(the transition region)において互いに半径方向に等しく(equiradial)形成することが出来、アバットメントの合わせ部及び歯冠端部も、移行部分(the transition area)においても互いに半径方向に等しく(equiradial)形成することが出来る。
例えば、本体が円錐状の歯冠端部を有する場合、アバットメントの歯冠端部の円錐角は、本体のそれよりも小さくすることが出来、これにより軸方向に冠状の楔形に伸びる環状間隙が、本体とアバットメントの間に形成される。円錐角は、円錐の外表面とインプラントの長手方向軸との間の角度として定義される。
緩衝材は、環状の間隙に配置されるが、アバットメントに対して、円筒カラー、溝、凹凸又は表面の皺などの一つ以上の固定部材を用いて固定し、アバットメントが本体に対して挿抜される際に滑るのを防止することが出来る。挿入前に、スリーブ又はリングをアバットメントに押し入れ、固定素子を介して動かないように固定する。
緩衝材は、リング状又は好ましくはスリーブ状であり、PTFE、PVAC又は類似のポリマ又はコポリマから作ることが出来、恒久的な使用要求にあった十分な機械的強度と十分な弾性率を備えている。使用される材料により、緩衝材は追加的にシーリング機能も発揮することが出来る。緩衝材は、本体及び特にアバットメントの少なくとも一部にポリマをスプレイすることで効果的に形成することも可能である。
例えばスリーブなどの、緩衝材は、アバットメント及び本体間の歯冠端部において、その環状の間隙の全軸長に渡り伸延することが望ましく、泡をベースにした材料や固形材料などの多孔性材料から作ることが出来、固形材料としては、実施例では特に、圧力が作用した際に、環状の間隙がその断面が変化することが出来るように、外形状又は断面形状に突起及び/又は窪みを持っている。本体へのアバットメントの挿入に際して、緩衝材の隣接する部位を本体の内面及びアバットメントの外周面に適合させることが出来る。また、好ましくは上記したような金属から、波形の(袖状)スリーブの形に緩衝材を形成すると、歯冠に作用する横方向の力の下で、緩衝材は力が作用する反対側に圧縮され、戻る力が初期位置まで戻すので、力が弱まる。加えて、Oリングのようなシールを、前述したように環状の間隙の歯冠端部に配置することが出来る。好ましくは、こうした波形スリーブはビード又はカラーでアバットメントの一方から動かないように固定するようにする。
本発明によるインプラントの植え込み及び歯冠の装着の後、噛む動作中、横方向又は横軸の力が歯冠を介してアバットメントに作用する結果、アバットメントの軸方向の曲げが生じるが、これは緩衝材により順次横方向に緩衝され、顎に配置された本体の先端部にそらすことが出来る。こうして、歯冠部、特に歯冠の歯槽壁の領域が、力の作用から緩和される。これには骨の喪失を防止し、顎のインプラント周りで、骨が結合組織のカプセル化を起こして変質することを防止する。
ガイド部及び合わせ部は、単一の合わせガイド部として形成することも出来、それは同時に、本体内へのアバットメントをガイドする機能も兼ねることが出来、アバットメントと本体間の回転を阻止する合わせ接続も兼ねることが出来る。特に、合わせガイド部を、一つの部品上で軸方向に溝を持ち、他の部品上で該溝と係合するカムを持った円筒部として形成することも出来る。この場合、軸方向のカムを有する本体が、軸方向の溝を持ったアバットメントと係合する形が望ましい。
本体及びアバットメント上のガイド部は互いに、「すきまばめ」である。これは本体にアバットメントを挿入する際の信頼性のあるガイドとなる。ガイド部と合わせ部が二つの個別の部品(部分)の場合には、アバットメントを挿入する際に、合わせ部が係合する前に、ガイド部が係合する。
「すきまばめ」の場合、アバットメントのガイド部の最大半径寸法は、本体のガイド部の最小半径寸法よりも小さい。最大隙間、即ち、アバットメントのガイド部の最小寸法と本体のガイド部の最大寸法間の最大半径方向距離は、挿入抵抗及びガイドするに十分な値となるように決定される。
本発明によれば、本体を、中空円筒として本体の先端に設けられたガイド部、それに歯冠合わせ部及び端部を連続的な円錐形として形成することが出来、アバットメントは、先端に形成された本体のガイド部に対して「すきまばめ」となるガイド部と、本体の合わせ部と同じ円錐角を持った円錐状の合わせ部、及び該合わせ部と比してより小さな円錐角を有する円錐状の歯冠端部を形成することもできる。
本発明のエノッサル単一歯インプラントの実施例において、特に先端のガイド部と歯冠端部間に形成された円錐状の合わせ部を有するものにおいて、アバットメントと本体先端ガイド部は、アバットメントを本体に挿入した後に、円錐状又は円筒状の環状の間隙、好ましくは先端のガイド部の軸方向全長に渡って伸延する間隙は、アバットメントと本体の間に、弾性スリーブ又は、例えば上記したステンレススチール製からなる代替物からなる先端緩衝材を受け入れることが出来るように形成されている。環状の間隙に設けられる先端緩衝材は、歯冠端部の緩衝材と同じ材料で形成することが出来るが、好ましくはより硬く/低弾性率を持った材料を本体のガイド部に、アバットメントのガイド部をガイドするために使用することも出来る。先端緩衝材を有する本発明によるエノッサル単一歯インプラントの設計においては、アバットメント上に配置された歯冠に横方向の力が作用すると、アバットメントは「振り子のような」(棒状の)減衰動作を、本体の環状の窪みの円錐状の合わせ部の上下で、取ることが出来る。アバットメントの回動点は、合わせ部又はその下の先端領域である。合わせ部が円筒形の形状の場合、動きは、円筒部の全長(ガイド部、合わせ部及び端部)に渡り生じ、アバットメントの回動点は、ガイド部の先端領域に位置する。これらの実施例のように、合わせ部に十分な隙間が有ることで、上記したように、それぞれの回動点周りの振動が可能となる。また、本発明の実施例によるエノッサル単一歯インプラントは、先端の緩衝材と、アバットメントの、好ましくは回転リング形状のカラーを持った歯冠側緩衝材とが相互的に作用し、後述するように、アバットメントは本体の前端で支持され、アバットメントの、支持された振り子のような動きを可能とする。
好ましくは、固定された歯科補綴物に関する、本発明のエノッサル単一歯インプラントは、本体に向いたカラーを持ったアバットメントを有しており、カラーはアバットメントの歯冠端部上に配置され、円錐形又は旋回リング形状(swivel-ring-shaped)を有し、本体の球状セグメントリング(spherical-segment-ring-like)のような前端上に支持される。このことは、アバットメントに横方向の力と軸方向の曲げが作用した際に、アバットメントは本体上で傾いた位置で支持され、該力が無くなった後は、通常の位置に弾性復帰できることを意味する。
患者の顎に確実に本体をねじ込むことを可能とするために、また施術中に、顎の穴の直径又は角度が正確にマッチしない場合でも、合わせ部材がダメージを受けること無く、本体に十分なトルクを掛けることが出来るように、合わせ部材や合わせねじ込み素子(以下、略してねじ込み素子)に加えて、合わせ部材にガイド部を設けるか、本体に単一合わせガイド部を設けることが可能である。先端が特殊形状を持ったねじ工具などのねじ込み工具を挿入した後で、本体のねじ込み素子とねじ込み工具のねじ込み素子の間に、雄部と雌部接続などによる合わせを形成し、本体が顎内にねじ込まれるようにする。
本体を顎内にねじ込んだ後に、ねじ込み工具を引き上げると、アバットメントは円周方向に整列可能に本体に挿入される。本体の合わせ部材とアバットメントは工程中に互いに係合し、本体とアバットメントの相対位置を固定する。本体とアバットメントは保持ねじを介して互いに位置決め固定される。本体のねじ込み素子とアバットメントの合わせ部材間のあわせは、本発明では用いない方がよい。
ねじ込み素子を持った本発明による本体のデザインでは、該ねじ込み素子と係合する工具を使用して、本体を、従来技術のものに比して大きなトルクで顎骨にねじ込むことが出来る。ねじ込み素子は二つの部位(環状の窪みの先端におけるセンタリング/ガイド部及び合わせ部)のそれぞれに設けることが出来、ねじ込み素子は、先端ガイド部及び歯冠端部間の、円筒形又は好ましくは円錐形の合わせ部に好ましくは配置される。本体のねじ込み素子とアバットメントの合わせ部材間のぴったりとした嵌め合わせ又は圧力はめは本発明では用いない方がい。
円錐状の合わせ部はガイド部の直径が端部の直径にまで増加し、本体に中空の錐台の形に形成され、アバットメントの錐台と係合する。特に、本体の合わせ部を中空円筒状に形成することが出来、その場合、少なくとも一つの合わせ部材と少なくとも一つのねじ込み素子を平行な放射平面上に配置することが出来るが、合わせ部の形状は、本体上の中空の錐台が望ましい。
合わせ部の領域は、上述したように、円筒形又は円錐形とすることが出来、本体のねじ込み素子を、本体の合わせ部材間に好ましくは円周方向に配置することが出来、アバットメントの合わせ部材と係合して、好ましくは挟み込まれる。
ねじ込み素子に関しては、原則的には、本体に雄部を、ねじ込み工具に雌部を配置することも出来るが、その逆に、ねじ込み工具に雄部を、本体側に雌部を配置することが望ましい。
ねじ込み素子は本体側に窪みの形で形成し、該窪みと係合するノーズ又は突起をねじ込み工具に形成することが出来る。その中でも、本体の合わせ部に少なくとも一つ、特に二つ、三つ又は四つの窪みを形成することが望ましい。
ねじ込み素子は、特に、2個以上、好ましくは3又は4から6個の同軸平面に設けることが出来、好ましくは本体の環状の窪みに円周上に等間隔に配置し、また、3面、4面又は多面のヘッドを持ったねじ込み工具の形の工具を配置することができる。
従って、合わせ部には、窪み及び本体−アバットメントの合わせ部材があり、後者は回転防止であり、それらは合わせ領域で、ねじ込み素子と本体−アバットメントの合わせ部材が好ましくは円周面で交互に配置されている。
例えば、本体には、2,3,又は4個の窪みがねじ込み素子として配置され、どの場合でも、一つの本体の合わせ部材が、二つの隣接するねじ込み素子間に配置される。アバットメントには、本体の合わせ部材に対応する合わせ部材が、該アバットメントのアライメントを維持するように十分な数だけ配置されている。2,3又は4個の本体の合わせ部材の場合、例えば、2.3、4,6,8、9又はそれ以上の、マッチング合わせ部材がアバットメントに設けられる。
本発明によれば、本体の合わせ部とアバットメントの合わせ部は、それらの形の面において、互いにマッチ(整合)しており、アバットメントを本体の窪みに挿入することが出来、各合わせ部材は互いに係合して、円周方向の如何なる動きも阻止する。それぞれの合わせ部は、本体において、異なる直径を持った断面を有する、環状の窪み又は穴、その他の、中空の錐台形状又は中空の円筒形状の領域及び、各場合で、これらに対応するアバットメントの外形的な円筒部として形成されている。
エノッサル単一歯インプラントの本発明によれば、異なる材料や材料の組合せを使用することが出来、それらは金属、金属合金、セラミック材料のグループ及びそれらの組合せのグループから選択することが出来る。
インプラントは、好ましくは、金属、金属合金、セラミック材料のグループ及びそれらの組合せからなるグループから選択された材料から構成される。インプラント材料は、好ましくは、純チタン又は金属チタン合金、クロム/ニッケル/アルミニウム/バナジウム/コバルト合金(例えば、V2A,V4A、クロムニッケル合金316L)、ヒドロキシルアパタイト、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムまたはそれらの組合せからなり、金属材料は、セラミック材料との複合材料としても存在し得る。
以下の本発明の素子についての記述は、特に記載が無い限り、全ての実施例に適用することが出来る。
本体のガイド部は、保持ねじのねじ部と隣接しており、本体の先端部に配置されている。ねじ部の歯冠方向に、合わせ部が配置され、そこには少なくとも一つの、特に2,3又は4個のねじ込み素子と、少なくとも1,特に2,3又は4又はそれ以上の本体−アバットメント合わせ部材(部材)が設けられている。また、その歯冠方向には、端部が配置されており、そこには、本体とアバットメント間にシール素子を配置することが出来る。シール素子は、本体又はアバットメントの何れかの溝に配置された弾性シールとすることが出来る。
ガイド部、合わせ部及び端部の軸方向の長さは、先端ガイド部及び歯冠端部が合わせ部よりもそれぞれ長い形で、形成することが出来る。
本発明によると、好ましくは円筒状のガイド部は、合わせ部よりも軸方向の先端に形成され、本体内のアバットメントを保持ねじにより安定的に確実に固定する。アバットメントと本体は、管の中に管を通す形の隙間ばめで、ガイド部を介して装着される。本体のガイド部の内径及びアバットメントの外径は、本体の壁厚が、インプラントの噛む動作中に横方向又は角度を持った応力の作用により本体が塑性変形をしないような十分な厚さとなっている。これは、後述する本体及びアバットメントのガイド部領域に追加的な緩衝材を設けた、本発明のエノッサル単一歯インプラントの実施例にも、同様に適用される。
本発明の1実施例では、本体の合わせ部は、中空の錐台又は部分的な錐台として形成することが出来る。この場合、アバットメントの合わせ部は、中空な錐台に対応する中実な錐台として形成される。
この実施例では、本体の合わせ部は、より小さな直径(上面)及びより大きな直径(底面)を持ったそれぞれ一つの円形面を持った中空の錐台として形成され、中空の錐台の長手軸は、本体の長手軸と同芯に形成される。円周表面は中空の錐台と隣接し、より大きな直径を持った円形表面は、本体の歯冠端部に面する。
ねじ込み素子を持った本発明の本体形状により、ねじ込み素子と係合する工具によって、従来に比してより大きなトルクで本体が顎骨にねじ込まれ、本体に挿入された後、アバットメントは相補的な形状を持った合わせ部材によって、回転不能に固定される。
本発明によれば、本体とアバットメントの相補的な合わせ部材は、雄雌接続の形でそれぞれ形成され、雄部は好ましくは本体側に形成される。本体の壁圧の減少を避けるためにこのように構成することで、セラミック材料であっても、精密な力の伝達が可能となり、既知の金属や合金材料に加えて、本体及び/又はアバットメントの部分又は全体をセラミック製とすることが出来る。しかし、雄部をアバットメントの合わせ部に形成し、対応する雌部を本体に形成することも可能である。
本発明によれば、それぞれの雄の合わせ部材は、本体の長軸方向と平行に伸延するスプリングバーの形を取ることが出来、それぞれのバーは他の部材(アバットメント)の対応する雌部と係合し、他の部材(アバットメント)の回転を阻止する。合わせ部材は、ミーリングやドリリングなどの機械加工法により、本体及びアバットメントの部品から切り出し形成することができる。
合わせ部は円筒形状または好ましくは円錐形状に形成することが出来る。円筒形状にした場合、アバットメントの合わせ部は、円筒断面の形となり、その外径は本体の中空円筒穴と長さ及び直径が一致する。
合わせ部を本体に中空の錐台に、アバットメントを錐台に形成した場合、少なくとも一つのスプリングバーを、該スプリングバーが(スプリングバーが本体に配置されるかアバットメントに配置されるかによるが)、本体又はアバットメントの長手軸の周りに放射方向に凸状に配置され、錐台を閉鎖するより大きな円形表面の直径を増加させること無く、軸方向にテーパ状に楔形に、錐台又は中空錐台のより大きな直径方向に形成される。従って、スプリングバーの最大放射(半径)方向の高さは、錐台又は中空錐台を閉鎖する円形表面の半径の差に対応し、何らかのクリアランスを引く。
本発明によれば、スプリングバーは本体から切り出されたノーズや盲穴(保持穴)に保持されるピンの形を取ることが望ましい。盲穴は中空錐台又は錐台の円錐領域に本体の長手軸と同心に形成することが出来、本体又はアバットメントの雄部又は雌部の相対位置によるが、ねじ部に平行な領域まで形成される。中空コーン又は錐台の円錐表面により、ピンは、少なくとも部分的に、保持穴の反対側端部に向けて断面が減少する溝内を案内される。本体又はアバットメントの雄部又は雌部の相対的に位置によるが、合わせ部の壁厚を出来るだけ厚くするために、ピンを受け入れる盲穴又は溝は、穴の輪郭が、先端の接線方向で円形表面の輪郭と接触するか、盲穴の先端が円周表面内に部分的に配置される。
ピンは、それぞれ好ましくは円形、又は四角形、又は多角形断面を取ることが出来、一つの断面セグメントが、雌部又は雄部の相対位置によるが、円錐壁の溝から本体又はアバットメントの長手方向軸に向けて放射方向に突出し、合わせ部の最大軸長を超えてスプリングバーを形成することが出来る。ピンの最も単純な形態は、円筒形であり、例えば線材の引き抜き加工で製造することが出来る。ピンをアバットメント又は本体の材料よりも強い強度を持った材料から形成することも出来、その場合、力を、合わせ部材又は工具を介して正確に伝達することが出来る。
ピンを軸方向に正確に配置するために、各ピンを圧力ばめで盲穴に装着/差し込むことが出来る。
アバットメントを円周周りの異なる位置に挿入することを容易化するために、アバットメント及び本体の周囲に対する合わせ部材は角度分割されている。これによりアバットメントの本体への挿入は、15,30,45,60,90,120又は180度のような異なる位置で可能となる。また、雌部合わせ部材(部材)の数は、例えば、分割にもよるが、雄部合わせ部材(部材)の数よりも大きいか等しいか、又は2倍又は3倍の数とすることが出来る。本体上の一つのピンのような、一つの合わせ部材(部材)の好ましい組合せは、1個から6個のアバットメントの溝のような合わせ部材(部材)である。また、従って、本体の2個の合わせ部材と2,4又は6個のアバットメントの合わせ部材が、本体の3個の合わせ部材と3又は6個のアバットメントの合わせ部材が、本体の4個の合わせ部材と4又は8個のアバットメントの合わせ部材が組み合わされる。各場合に、合わせ部材(部材)は、円周上に等間隔で配置される。
本発明の1実施例では、アバットメントは、合わせ部で本体のノーズ又はピンに対する受けカラーを有する。アバットメントを本体内に挿入すると、ノーズ又ピンがそのそれぞれの歯冠端部を受けカラー上に少なくとも部分的に配置する。カラーの最大幅は直径に対応し、特にピンの半径に対応する。アバットメントが、インプラント歯科医の要求に応じて、アバットメントの半径方向のアライメントに関して回転させられると、前記ノーズ又はピンは、合わせ溝内にはまり込む。
インプラントアバットメント/保持ねじは、雌ねじを盲穴の先端に、本体の円錐状の合わせ及びセンタリング部から形成することが出来、保持ねじはアバットメントを横断することが出来る。
また本発明は、本発明によるインプラントの個々の部品として、本体とアバットメントに関しており、それらはインプラントの実施例での詳細に基づいて完全に作成される。
本発明の他の観点は、本体及びアバットメントの部品の簡略化された機械加工であり、センタリング及びガイド領域の「さねはき」接続の形での対応する合わせ部材で製造されている。バランスの取れた機械的安定性が顎内へのインプラントの装着時及び噛む動作における使用時に達成され、同時にインプラントの緩みが防止される。これらは従来のシステムには無かったものである。同時に、従来技術に比して、本体及びアバットメントの素材の加工は極めて単純化され、より低コストなものとなった。
以下に本発明による単一歯インプラント及びその部品の例示的な実施例が、模擬的な図面を参照しつつ詳細に述べられる。
図面は、以下の様なものである。
図1は、本発明の、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向におけるインプラントの本体の一例を示す図。 図2は、本発明による、図1の本体に挿入可能な、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向におけるインプラントのアバットメントの一例を示す図。 図3は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの一例を示す図。 図4は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの一例を示す図。 図5は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの一例を示す図。 図6は、図5における部分詳細を示す長手方向断面図。 図7は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの別の例を示す図で、中央部に波形スリーブを有するもの。 図8は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの別の例を示す図で、円錐形の合わせ部を有するもの。 図9は、本発明による、平面視において垂直な面に沿った長手軸方向における、エノッサル単一歯インプラントの別の例を示す図で、円錐形の合わせ部とその先の先端干渉部材を有するもの。
例示的な実施例は、図1に示す様に、図1の底部に、尖った端部と、図1の上端部に位置し、歯冠端部で開放された、雌ねじ14が形成された盲穴12を持つ、本体10を有している。該雌ねじの中に図1に図示はしないが、保持ねじを螺合させることが出来る。本体10の雌ねじ14は、雌ねじ14と比較してより大きな内径を有する中空円筒状窪み16に、歯冠方向で接続されている。中空円筒状窪み16は、3つの領域(18;20;22)から構成されている。
円筒状窪み16は、雌ねじ14に対して冠状に接続しているガイド部18を有する。円筒状窪み16のガイド部18は、合わせ部20に歯冠方向で接続されており、合わせ部20は、ガイド部18に比して歯冠方向にその内径が増大しており、図1の実施例では示していないが、合わせ部材を持った円筒状の内壁を有する。合わせ部材は、例えば、3個の直径方向内側に向いたスプリングバーの形を取る。スプリングバーは、図2では示されていないが、「さねはぎ」のようにアバットメントの合わせ溝に対応するように設計されており、合わせ部20の軸方向の全長に渡り伸延する形で形成することができる。これらのスプリングバーは、機械加工により本体から形成することが出来る。しかし、スプリングバーは、ピンが周上に均等に配置された軸方向に形成された保持溝穴内の合わせ部に保持されるように設計することが好ましい。各ピンの断面は、例えば、円筒ピンのように保持溝穴に適合する断面を有しており、それらピンは、合わせ部20の壁内の保持溝穴内に挿入することが出来、該合わせ部内で部分的に放射状に包まれた形で保持溝により保持される。これにより図2によるアバットメントの合わせ溝に対応する、直径方向内側に向いたスプリングバーが形成されることとなる。これにより、本体10へのアバットメント50の挿入中において、スプリングバー、好ましくは3又は4個のスプリングバーが等距離で周上に配置されているが、それらスプリングバー間でガイド部18を介したアバットメントの案内を可能とする。
合わせ部20では、本体10は、歯冠方向に端部22に接続しており、端部22は、本発明では円筒状に形成され、歯冠前端24を有している。端部22は、図2に示す様に、アバットメント50の端部58の外径に対応した内壁を持っており、リング状又は、好ましくはスリーブ状に形成された緩衝材60を受け入れるための間隙が形成されている。緩衝材は、アバットメント50上での滑りを防止するために、図2に示す様に、環状に形成された断面が3角形のカラーや縁取り64のような一つ以上の固定素子でアバットメント50に固定されている。前端24の領域での本体10は、アバットメント50のカラー52の直径よりも大きく形成することができ、例えば本体10とアバットメント50の移行領域での直径は同じ大きさにすることが出来る。アバットメントのカラー52は、緩衝材(ここではスリーブ)60が軸方向に移動することを防止している。アバットメント50は、装着ヘッド66を介して固定された歯科用補綴物(図示せず)を固定するために使用される。従って、アバットメント50の歯冠端には、装着ヘッド66が設けられ、装着ヘッド66は、図示しない歯冠を装着するための構成要素を持っている。
合わせ部20には、図1には示していないが、3個以上の窪み又は内向きの三角形の面が、ねじ込み素子として設けられており、そこにねじ込みツールの対応するノーズ又は外部三方(又はそれ以上)面を、本体10を顎にねじ込む工程で、係合させることが出来る。
本体10及び図2に示すアバットメント50は、素材を機械加工することで簡単に製造することが出来る。特にこの工程で好ましい点は、円筒ピン(図示せず)としてのスプリングバーが、本体10の合わせ部20の保持溝穴にそれぞれ配置される設計である。こうして、合わせ部を形成する前に、盲穴12に対して、本体10のガイド部18の壁に向けて同心円状に穴を穿設することができ、面取りカッターで合わせ部20をミーリングする際に、該合わせ部20及び壁に保持溝穴として形成することが出来る。対応して、溝をアバットメントに形成することが出来る。
円筒ピンを使用することは、製造上の観点から極めて好都合であるが、多角形又は正多角形断面を持ったピン及び適切に適合した断面及び合わせ溝を持った保持溝を使用することも当然可能である。
図2に示すアバットメント50を挿入する際に、アバットメント50には軸方向に、本体10の保持ねじ(図1には不図示)の外形に略等しい内径の穴が形成されており、ガイド部54が円筒状窪み16のガイド部18と係合する。ここで、ガイド部54の滑らかな外周面が、本体10のガイド部18の円筒状内周面上に置かれる。
図2のアバットメントを貫通する、図1には示していない保持ねじを、本体10の雌ねじ14にねじ込むことで、アバットメント50を本体10に強固に接続することが出来る。アバットメント50の本体10からの除去を容易にするために、アバットメントを貫通する穴に、雌ねじ(図1には不図示)を設けることが出来、保持ねじを除去した後で、雄ねじの形成されたインプレッションポストがねじ込まれる。インプレッションポストはその先端部で本体の雌ねじ14に支持される。インプレッションポストを回すと、アバットメント50は本体10に対して歯冠方向に引き上げられ、除去される。
本体10又はアバットメント50の分周比又はサブ分周比によって、アバットメント50は、本体10に異なる回転位置で挿入することが出来、例えば、30°、45°、60°、90°、120°又は180°の角度区切りで挿入することが出来る。使用される好ましいアバットメント本体の合わせ部材の数は、本体の合わせ部材の数よりも大きい。本体10の合わせ部材が2個のピンで、アバットメント50の合わせ部材が2,4,6,8,10,12個の合わせ溝の構成や、本体10が3個のピンで、アバットメント50の合わせ溝が、3,6,9又は12の構成が望ましい。本発明による設計で、上記した少なくとも一つの緩衝材を使用する限り、本発明の思想から、単一歯インプラントのアバットメントの代わりに、例えば、顎内で隣接した本体の他の補綴構造素子とブロック化することの出来る補綴構造素子や、ブリッジ素子を用いることで歯間の間隙を跨いで、顎内の他の補綴構造素子とブリッジさせることの出来る補綴構造素子も含むことが出来る。
図3に示す本発明によるインプラントの実施例では、図1及び2に示した本体10及びアバットメント50の実施例と殆ど同じであるが、本体10の端部22及びアバットメントの端部58が円錐形である点及び、本体10の中空の円錐台とアバットメント50の中実な円錐台としてインプラントされている点が相違する。円錐端部(22,58)の本体10及びアバットメント50の間には、スリーブが設けられており、スリーブは軸長方向に均一の厚さを有し、長手方向断面は略台形である。
図4示す本発明によるインプラントの実施例では、図3に示した実施例と殆ど同じであり、本体10の端部22及びアバットメントの端部58が共に円錐形であり、本体10の中空の円錐台とアバットメント50の中実な円錐台としてインプラントされている。歯冠側端部(22,58)では、本体10の円錐角は、図示するように、アバットメント50の円錐角よりも大きく、歯冠端部(22,58)における本体10とアバットメント50間でスリーブは軸長方向にその厚さを増し、これにより略楔形の断面を有する。図3に示す実施例では、歯冠上に作用する横方向の力を、端面24の領域から本体10上に向けて効果的に放散させることが出来る。
図5示す本発明によるインプラントの実施例では、図2に示した本体の実施例と似た本体10用いているが、本体10の端部22とアバットメント50の端部58の間に設けられたスリーブ60が、図6に詳細を示す様に、断面形状が窪みを持った形状の断面である点が異なる。また、本実施例では、本体10の前端24とアバットメントのカラー52が少なくとも部分的に重なっており、該カラー52はアバットメント50の歯冠端部58上に配置され、円錐形又は旋回リング形状(swivel-ring-shaped)を有し、本体の球状セグメントリング(spherical-segment-ring)のような前端24上に支持されている。このことは、アバットメントに横方向の力と軸方向の曲げが作用した際に、アバットメントは本体上で傾いた位置で支持され、該力が無くなった後は、通常の位置に弾性復帰できることを意味する。
図6に示す本発明によるインプラントの実施例の詳細図によれば、端部(22,58)の領域では、本体10の前端24の球状セグメントリング(spherical-segment-ring)のような設計は、アバットメント50のカラー52に対して当接し、球状セグメントリングとして機能し、本体10に対してアバットメント50が首のような動きをすることを可能とする。アバットメント50の端部58には、スリーブ60が配置され、スリーブ60は断面が複数の窪みを持っており、アバットメント55を引っ張ったときに、三角形のカラー/縁取り部64を介して滑ってしまうことを防止することが出来るような窪みの輪郭形状を有している。図6には示していないが、保持カラー62上に保持ねじが配置され、該保持ねじを雌ねじ14にねじ込むことで本体10とアバットメント50を互いに固定することが出来る。
図7に示す本発明のインプラントの模式的断面において、アバットメント50の溝部に設けられた波形スリーブが、緩衝材60として示されている。波形スリーブは、アバットメント50と本体10の間の環状の間隙内に配置されている。本体10とアバットメント50間の環状の間隙内への液体の流入は、シールリング68により防止することが出来る。環状の凹凸/カラー/縁取りの形態による滑り防止機構64は、本体10からアバットメント50が引っ張られる際に、緩衝材60として設けられた波形スリーブの滑りを防止することが出来る。波形スリーブ60は、横方向の応力下で波形スリーブの軸方向の伸張(延長)を容易化するために、本体の端部よりも軸方向長さが短いことが望ましい。
図8に示す本発明によるインプラントの実施例は、図2の実施例に似た本体10を用いているが、本体10の合わせ部20とアバットメント50の合わせ部56がそれぞれ対応した形状の円錐形を有しており、そこでの合わせ部材は、本体10にアバットメント50を挿入する際に、互いに係合するように形成されている点が、相違する。更に、本体10の合わせ領域20には、前述のねじ込み素子を窪んだ形及び/又は内側に向いた凹凸を持った表面形状で設けることが出来、特に、2から6個のねじ込み式素子と好ましくは合わせ部材を交互に配置することで、アレンキーに似た工具ヘッドを持った歯科工具で顎内に本体10をねじ込むことが可能となる。また、必要により、本実施例によれば、半径方向に少なくとも部分的に、本体10の前端24とアバットメントのカラー52が重なることが出来るので、該カラーはアバットメント50の歯冠端部58上に配置され、円錐形又は旋回リング形状(swivel-ring-shaped)に形成され、本体の球状セグメントリング(spherical-segment-ring)状の前端24に支持される。このことは、アバットメントに横方向の力が作用した際に、アバットメントは本体上で傾いた位置で支持され、該力が無くなった後は、ロッドのような形で、通常の位置に弾性復帰できることを意味する。
図9に示す本発明によるインプラントの実施例によれば、図8の実施例と似て、本体10に合わせ部20が、アバットメント50には、合わせ部56が設けられ、それぞれ整合する円錐形状を有している。これらの合わせ部材は合わせ部に配置され、アバットメント50を本体10に挿入する際に、互いに係合することが出来る。円錐形の合わせ部は本体上で球状セグメントリング(spherical-segment-ring)の形を取り、アバットメント上では、旋回リング形状(swivel-ring-shaped)で設計され、アバットメント50は旋回リングを介して本体10上の球状セグメントリングに支持され、振動動作を支持することが出来る。また、図9に示す実施例では、更に(先端)緩衝材70を有しており、緩衝材70は、アバットメントのガイド部と本体の間の間隙に配置されている。緩衝材70は、アバットメントのガイド部に設けられても(望ましい)、本体の中空円筒状のガイド部に設けられてもよい。こうして、アバットメント50の挿入に際して、この緩衝材は本体10へのガイドとして使用することが出来、他方で、保持ねじ72を装着すると、噛む動作中、緩衝作用を発揮する。この実施例では、本体20の合わせ領域20で、ねじ込み素子は窪んだ形及び/又は内側に向いた凹凸を持った形で設けることが出来、特に、2から6個のねじ込み式素子と好ましくは合わせ部材を交互に配置することで、アレンキーに似た工具ヘッドを持った歯科工具で顎内に本体10をねじ込むことが可能となる。また、本実施例では、所望により、半径方向に少なくとも部分的に、本体10の前端24とアバットメントのカラー52を重ねることが出来るので、該カラーはアバットメント50の歯冠端部58上に配置され、円錐形又は旋回リング形状(swivel-ring-shaped)に形成され、本体の球状セグメントリング(spherical-segment-ring)状の前端24に支持される。このことは、横方向の力が作用してアバットメントの保持ねじに曲げが作用した際に、アバットメントは本体上で傾いた位置で支持され、該力が無くなった後は、保持ねじ(及び、従ってアバットメント)はロッドのような形で、通常の位置に弾性復帰できることを意味する。この動きは、本発明の全ての実施例に示されている、図9の長手方向の軸に対する左右の矢印により示される。
10……本体
12……穴
14……雌ねじ
16……円筒状窪み
18……ガイド部
20……合わせ部
22……端部
24……前端
50……アバットメント
52……カラー
54……ガイド部
56……合わせ部
58……端部
60……緩衝材(冠側)
62……保持ねじの保持カラー
64……スリップ防止部
66……装着ヘッド
68……シールリング
70……緩衝材(先端側)
72……保持ねじ

Claims (17)

  1. 固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントであって、該インプラントは、
    −顎の骨に開けられた穴に挿入し得る実質的に円筒形の本体(10)を有し、該本体は、環状の窪み(16)と、該環状の窪み(16)と同芯に形成された穴(12)を有し、穴(12)は、保持ねじ(72)を固定するねじ(14)を有し、前記環状の窪み(16)は、先端のガイド部(18)、合わせ部(20)及び歯冠端部(22)を有し、
    −前記本体(10)の前記窪み(16)内に挿入し得るアバットメント(50)を有し、該アバットメントは保持ねじを受け入れる穴(12)及び歯科補綴物のための装着ヘッド(66)を有し、前記アバットメント(50)は、先端のガイド部(54)、合わせ部(56)及び歯冠端部(58)を有し、
    −前記本体(10)の前記穴に挿入することが出来、前記アバットメント(50)を貫通する保持ねじ(72)を有し、
    −スリーブの形に形成された緩衝材(60)を有し、
    前記アバットメント(50)と本体(10)の前記各歯冠端部(22,58)の間は間隙が環状にあいており、前記本体(10)へ前記アバットメント(50)を挿入した後では、前記各歯冠端部(22,58)間の全軸長に亘り伸延する前記環状の間隙が、前記アバットメント(50)と本体(10)の間に前記緩衝材(60)を受け入れ可能に形成され、
    前記本体(10)の合わせ部(20)及びアバットメント(50)の合わせ部(56)は、互いに相補的な合わせ部材を有し、前記アバットメントを前記本体に挿入すると、互いに係合され、
    前記緩衝材(60)は、前記環状の間隙に、前記歯冠端部(22,58)の全長に亘って伸延している、
    ことを特徴として構成される。
  2. 請求項1記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記アバットメント(50)の前記歯冠端部(58)は、円筒状に形成されており、前記本体(10)の前記歯冠端部(22)は中空円筒状に形成されており、前記本体(10)にアバットメント(50)を挿入した後では、環状の間隙が、前記アバットメント(50)と本体(10)の間に緩衝材(60)を受け入れ可能に形成され、
    ていることを特徴として構成される。
  3. 請求項1記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記アバットメント(50)の前記歯冠端部(58)は、円錐状に形成されており、本体(10)の前記歯冠端部(22)は、中空円錐状に形成されており、前記本体(10)にアバットメント(50)を挿入した後では、環状の間隙が、前記アバットメント(50)と本体(10)の間に緩衝材(60)を受け入れ可能に形成され、
    前記アバットメント(50)の前記歯冠端部(58)の円錐角は、本体(10)の前記歯冠端部(22)の円錐角に等しいか、それよりも小さい、
    ことを特徴として構成される。
  4. 請求項1乃至3の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記本体及びアバットメントの前記合わせ部(20,56)は、それぞれ中空円筒状及び円筒状、又はそれぞれ中空円錐状及び円錐状に形成され、互いに相補的に形成されている、
    ことを特徴として構成される。
  5. 請求項3又は4項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記本体(10)の合わせ部(20)及び歯冠端部(22)は、移行領域で互いに等しい半径を有し、アバットメント(50)の合わせ部(56)と歯冠端部(58)は前記移行領域で互いに等しい半径を有する、
    ことを特徴として構成される。
  6. 請求項1乃至5の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    アバットメント(50)及び本体(10)の合わせ部(20,56)は、アバットメント(50)を本体(10)内に挿入した後においては、環状の間隙が、前記アバットメント(50)と本体(10)の間に形成される、
    ことを特徴として構成される。
  7. 請求項1乃至6の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記緩衝材(60)は、スリーブの形に形成されている、
    ことを特徴として構成される。
  8. 請求項1乃至7の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、該インプラントは、
    第2の緩衝材(70)を有し、
    前記アバットメント(50)及び本体(10)の先端ガイド部(18,54)は、アバットメント(50)を本体(10)内に挿入した後においては、環状の間隙が、前記アバットメント(50)と本体(10)の間に、前記第2の緩衝材(70)を受け入れ可能に形成され、
    該第2の緩衝材(70)は、スリーブ形状に形成されている、
    ことを特徴として構成される。
  9. 請求項8記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記アバットメント(50)及び本体(10)の先端ガイド部(18,54)は、それぞれ円筒及び中空円筒形状又は、円錐及び中空円錐形状である、
    ことを特徴として構成される。
  10. 請求項1乃至9の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    アバットメント(50)のカラー(52)が前記本体(10)に面して形成されており、前記カラーは前記アバットメント(50)の歯冠端部上に配置され、旋回リング軸受形状(swivel-ring shaped)を有し、前記本体(10)の球状セグメントリング軸受形状(spherical-segment-ring)の前端(24)上に支持されている、
    ことを特徴として構成される。
  11. 請求項1乃至10の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記アバットメント及び本体の合わせ部(20,56)の互いに相補的な合わせ部材は、前記本体(10)とアバットメント(50)間を接続する、少なくとも一つの雄部−雌部を有する形の接続である、
    ことを特徴として構成される。
  12. 請求項11記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    それぞれの前記雄部が、合わせ部材として本体(10)に設けられ、対応する雌部が合わせ部材として前記アバットメント(50)に設けられる、
    ことを特徴として構成される。
  13. 請求項11又は12項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    それぞれの前記雄部−雌部接続は、本体(10)の長手方向軸に平行に伸延する少なくとも一つのスプリングバーが、前記本体(10)に設けられており、該スプリングバーは前記アバットメント(50)上の対応する溝と「さねはぎ」のように係合して回転を阻止するように形成されている、
    ことを特徴として構成される。
  14. 請求項1乃至13の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記互いに相補的な合わせ部材に加えて、前記ガイド部(18)又は前記合わせ部(20)に、ねじ込み工具と係合することの出来る、少なくとも一つの円周方向に動作するねじ込み素子を設けた、
    ことを特徴として構成される。
  15. 請求項14記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    2から6個の円周方向に動作するねじ込み素子及び前記互いに相補的な合わせ部材は、前記合わせ部に交互に配置されている、
    ことを特徴として構成される。
  16. 請求項1乃至15の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記互いに相補的な合わせ部材は、前記本体(10)及びアバットメント(50)の周囲に、互いに係合可能なように角度分割された形で配置されている、
    ことを特徴として構成される。
  17. 請求項1乃至15の内、何れか1項記載の固定された歯科補綴物用骨内単一歯インプラントにおいて、
    前記雌部の合わせ部材の数は、雄部の合わせ部材の数よりも大きい、
    ことを特徴として構成される。
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