JP6719046B2 - 取付器具 - Google Patents

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Description

本発明は、取付器具に関し、特に、支持体に被支持体を取り付けるための取付器具に関するものである。
従来から、太陽電池パネルや空調機器などの設備は屋根上の広いスペースを利用して設置されることが多い。設備を屋根に設置する場合、設備を取り付けるための取付器具を屋根に固定し、屋根に固定された取付部材に設備を取り付けるのが一般的である。
設備の取付部材を屋根に固定する方法は、屋根や設備の構造によってさまざまであり、ここでは、折板の中でもオーソドックスな重ね式折板を用いた金属屋根に太陽電池パネルを取り付ける場合を説明する。
図24は、一般的な重ね式折板を用いた金属屋根の構造を説明するための斜視図であり、図24(a)は、金属屋根の全体を示し、図24(b)は、図24(a)のS部分を拡大して示す。
図24(a)に示す金属屋根Rの構造では、建物の梁を構成する鉄骨Mb上にタイトフレームFtが溶接などにより固定されており、屋根部材である重ね式折板RpはタイトフレームFtに取り付けられている。重ね式折板Rpは、薄い鋼板を波板状になるように折り曲げたものであり、山部と谷部とが繰り返し並ぶように配置されており、谷部が雨水の流路となる。
具体的には、図24(b)に示すように、タイトフレームFtの上端面には、先端が尖ったボルト(剣先ボルト)Bpが先端を上向きにして取り付けられている。重ね式折板Rpを貫通する剣先ボルトBpにはナット部材Nhが装着され、このナット部材Nhにより重ね式折板RがタイトフレームFtに固定されている。
このような金属屋根に設備を取り付ける場合には以下のような問題点がある。
図25は、重ね式折板屋根Rの剣先ボルトBpに屋根上設備の取付部材を固定する場合の問題点を具体的に説明するための図である。
例えば、重ね式折板屋根Rの上に太陽電池パネルを設置する場合、図25に示すように、剣先ボルトBpに装着されているナット部材Nhを一旦外し、剣先ボルトBpにソーラー金具(屋根上設備の取付部材)Taを装着してナットBで固定するという方法が用いられる。ここで、ソーラー金具Taは、太陽電池パネル(図示せず)を取り付けるための取付ラック(図示せず)を金属屋根に固定するための器具であり、ソーラー金具Taにより金属屋根Rに固定された取付ラックには太陽電池パネルが取り付けられる。
ところが、この方法では、剣先ボルトBpが腐食し、剣先ボルトBpに締め付けられているナット部材Nhが外せない場合がある。
これに対し、特許文献1および特許文献2には、剣先ボルトに締め付けられている既存のナットを外さずに剣先ボルトを一対の挟持片で挟み込むことにより剣先ボルトに固定される屋根上取付具(ソーラー金具)が開示されている。
しかしながら、これらの特許文献1および特許文献2に開示の屋根上取付具は、剣先ボルトBpを挟持する一対の挟持片を有し、これらの挟持片の中央部をボルトおよびナットで締め付けてその先端で剣先ボルトBpを挟むように構成されている。このため、これらの文献の屋根上取付具では、作用点である挟持片の先端から支点までの距離が、力点であるボルトの装着部から支点までの距離よりも長い。この場合、てこの原理が不利に働いて、挟持片の先端には、ボルトおよびナットによる締付力よりも小さい力しか発生させることができない。なお、ここで、支点は、挟持片の先端とは反対側の端部である。
さらに、特許文献3(図1)には、剣先ボルトを掴むボルト体固定部10を有し、剣先ボルトを掴むとき、原理的にはてこの原理が有利に働く構造の屋根上物品取付具が開示されている。具体的には、ボルト体固定部10は、剣先ボルトを挿入するためのボルト体嵌挿入筒部11を有し、ボルト体嵌挿入筒部11を縮径させて剣先ボルトを掴むように構成されている。
しかしながら、ボルト体固定部10では、ボルト体嵌挿入筒部11を縮径させる力は、ボルト体固定部10の構成部材が変形しやすい、構成部材の板厚方向に働き、ボルト体嵌挿筒部11を縮径させる力をボルト体固定部10に印加したとき、この力はボルト体固定部10の変形により低減してしまい、ボルト体固定部10に印加された力を増幅させるてこの原理を十分に発揮させることができない。
また、図24に示す金属屋根に新たな金属屋根を取り付ける場合には以下のような別の問題点がある。
図26は、金属屋根上に新たな金属屋根を取り付ける場合の問題点を具体的に説明するための図である。
既存の金属屋根Rに新たな屋根部材(図示せず)を取り付ける場合、図26に示すように既存の金属屋根Rの上に葺替金具Ft1を固定し、この葺替金具Ft1上に新たな屋根部材(図示せず)を載せ、ナット部材(図示せず)を葺替金具Ft1の剣先ボルトに装着する。
この場合、ビスSbを葺替金具Ft1のビス挿通孔Hbに通して既存の金属屋根の折板屋根およびタイトフレームに装着することにより葺替金具Ft1を既存の金属屋根に固定するので、ビスSbを既存の金属屋根Rの屋根部材RpやタイトフレームFtに通す際に切削粉が発生することがある。その場合、切削屑が屋内に落下し、屋内での営業や操業に支障が生じたり屋内を汚したりするおそれがあった。
特開2013−245523号公報(特許第5681666号) 特開2013−245524号公報(特許第2768008号) 特開2013−204346号公報(特許第5703252号)
本発明は、てこの原理を利用して小さい力を効率よく増幅して剣先ボルトなどの支持体を大きな力で掴むことができ、これにより、設備や新たな屋根部材などの被支持体を既存の屋根などの構造物に強固に取り付けることができる取付器具を得ることを目的とする。
本発明に係る取付器具は、支持体に被支持体を取り付けるための取付器具であって、該支持体を挟持する一対の挟持片と、該一対の挟持片が該支持体を挟む挟持力が発生するように該一対の挟持片に力を印加する力印加手段と、該一対の挟持片に連結され、該被支持体が固定される固定部とを備え、該一対の挟持片の各々は、該支持体に当接する当接板部を含み、該挟持力が該当接板部の板厚方向と垂直な方向に働くように構成されており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の1つの実施形態では、前記当接板部は、板状部材を折り返して重ね合わせた2重板構造を有していてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記当接板部には、前記支持体が収容される収容スペースが形成されるように切欠きが形成され、該当接板部のうちの該切欠きに隣接する部分が補強されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記当接板部では、前記切欠きに隣接する部分が、該切欠きに隣接する部分以外の部分に対して傾斜していてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記当接板部の切欠きの端面に沿って該当接板部と垂直な壁部が形成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記当接板部には、前記支持体が収容される収容スペースが形成されるように切欠きが形成され、該切欠き内には、前記切欠きの内側に向けて該当接板部に対して斜めに突出するように突出片が形成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記一対の挟持片は、該両挟持片の前記当接板部の一端同士が接合した一体構造となっており、該一対の挟持片は、該当接板部のうちの前記力印加手段により力が印加される部位を力点とし、該当接板部のうちの前記支持体と当接する部位を作用点とし、該当接板部の接合部位を支点とするてこの原理によって、該力印加手段による力が増幅されて該支持体に前記挟持力として作用するように構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記一対の挟持片は、前記両挟持片の前記当接板部の一端を回動可能に連結した構造となっており、該一対の挟持片は、該当接板部のうちの前記力印加手段により力が印加される部位を力点とし、該当接板部のうちの前記支持体と当接する部位を作用点とし、該当接板部の連結部位を支点とするてこの原理によって、該力印加手段による力が増幅されて該支持体に前記挟持力として作用するように構成されていてもよい。
本発明に係る取付器具は、支持体に被支持体を取り付けるための取付器具であって、該支持体を挟持する一対の挟持片と、該一対の挟持片を回動可能に連結する軸部と、該一対の挟持片が該支持体を挟む挟持力が発生するように該一対の挟持片に力を印加する力印加手段と、該一対の挟持片に連結され、該被支持体が固定される固定部とを備えており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の1つの実施形態では、前記一対の挟持片は、該挟持片のうちの前記力印加手段により力が印加される部位を力点とし、該挟持片のうちの前記支持体と当接する部位を作用点とし、前記軸部を支点とするてこの原理によって、前記力印加手段による力が増幅されて該支持体に前記挟持力として作用するように構成されていてもよい。
本発明によれば、てこの原理を利用して小さい力を効率よく増幅して剣先ボルトなどの支持体を大きな力で掴むことができ、これにより、設備や新たな屋根などの被支持体を既存の屋根などの構造物に強固に取り付けることができる取付器具を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による取付器具100を説明するための斜視図であり、図1(a)は、取付器具100の外観を示し、図1(b)は、被支持体が取付器具100により支持体に取り付けられる様子を示し、図1(c)は、図1(a)に示す内側の部品110をB方向から見た構造を示す。 図2は、図1(a)に示す取付器具100の使用状態を示す斜視図である。 図3は、図1(a)に示す取付器具100の構造を説明するための図であり、取付器具100を内側の部品110および一対の外側の部品120に分解して示す。 図4は、図1(a)に示す取付器具100の六面図であり、図4(a)〜図4(f)は取付器具100を図1(a)のA方向〜F方向から見た構造を示す。 図5は、図3に示す内側の部品110の六面図であり、図5(a)〜図5(f)は、内側の部品110を図3のA方向〜F方向から見た構造を示す。 図6は、図3に示す内側の部品110を変形させた状態を示す斜視図および六面図であり、図6(a)は変形した内側の部品110の外観を示し、図6(b)〜図6(g)は、変形した内側の部材110を図6(a)のB〜G方向から見た構造を示す。 図7は、図3に示す一方の外側の部品120aの六面図であり、図7(a)〜図7(f)は、この外側の部品120aを図3のA〜F方向から見た構造を示す。 図8は、図3に示す他方の外側の部品120bの六面図であり、図8(a)〜図8(f)は、この外側の部品120bを図3のA〜F方向から見た構造を示す。 図9は、図1(a)に示す取付器具100に重ね式折板屋根Rの剣先ボルトが挿入されるように取付器具100を配置する作業を説明するための斜視図である。 図10は、取付器具100を剣先ボルトに固定する作業を説明するための斜視図である。 図11は、取付器具100の内側の部品110が剣先ボルトBsに固定される様子を説明するための図であり、図11(a)は剣先ボルトBpが内側の部品110に挿入される様子を示し、図11(b)は剣先ボルトBpが内側の部品110に締付られる様子を示す。 図12は、取付器具100が重ね式折板屋根Rに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図13は、重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具100に設備の取付部材を固定する作業を説明するための斜視図である。 図14は、本発明の実施形態2による取付器具200を説明するための斜視図であり、図14(a)は、取付器具200の外観を示し、図14(b)は、新たな重ね式折板Raが取付器具200により既存の重ね式折板屋根Rに取り付けられる様子を示す。 図15は、図14(a)に示す取付器具200を構成する内側の部品110および外側の部品220を示す分解斜視図であり、図15(a)は、内側の部品110および外側の部品220が変形していない状態を示し、図15(b)は、内側の部品110および外側の部品220が変形した状態を示す。 図16は、図14(a)に示す取付器具200の使用状態を説明するための平面図である。 図17は、図14(a)に示す取付器具200の六面図であり、図17(a)〜図17(f)は、取付器具200を図14(a)のA方向〜F方向から見た構造を示す図である。 図18は、図15(a)に示す外側の部品220の六面図であり、図18(a)〜図18(f)は、外側の部品220を図15(a)のA〜F方向から見た構造を示す。 図19は、図14(a)に示す取付器具200に重ね式折板屋根Rの剣先ボルトが挿入されるように取付器具200を配置する作業を説明するための斜視図である。 図20は、取付器具200を剣先ボルトに固定する作業を説明するための斜視図である。 図21は、取付器具200が重ね式折板屋根Rに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図22は、重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具200に新たな重ね式折板屋根Raを固定する作業を説明するための平面図であり、図22(a)は、取付器具200の剣先ボルトBpaを新たな重ね式折板屋根Raに突き刺す工程を示し、図22(b)は取付器具200の剣先ボルトBpaに固定ナットNhaを装着する工程を示す。 図23は、本発明の実施形態1あるいは実施形態2で説明した内側の部品の他の形状例を変形例1〜変形例9として説明するための斜視図であり、図23(a)〜図23(i)は変形例1〜変形例9による内側の部品(一対の挟持片)の外観を示し、図23(j)は、図23(i)で示す内側の部品(一対の挟持片)を個々の挟持片に分解して示す。 図24は、一般的な重ね式折板を用いた金属屋根の構造を説明するための斜視図であり、図24(a)は、金属屋根の全体を示し、図24(b)は、図24(a)のS部分を拡大して示す。 図25は、重ね式折板屋根Rを固定する剣先ボルトBpに設備の取付部材を固定する場合の問題点を説明するための図である。 図26は、重ね式折板屋根Rの上に新たな重ね式折板屋根を取り付ける場合の問題点を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による取付器具100を説明するための斜視図であり、図1(a)は、取付器具100の外観を示し、図1(b)は、被支持体が取付器具100により支持体に取り付けられる様子を示し、図1(c)は、図1(a)に示す内側の部品110をB方向から見た構造を示す。図2は、図1(a)に示す取付器具100の使用状態を示す斜視図である。
この実施形態1の取付器具100は、支持体Bpに被支持体Lを取り付けるための取付器具である。
ここで、支持体Bpは、特に限定されるものではないが、通常は、建築物などの構造物に固定されたものであり、具体的な例として、図1(b)に示すような金属屋根Rに用いられている剣先ボルトBpの例を挙げる。なお、図1(b)に示す金属屋根Rは、折板屋根のうちでもオーソドックスな重ね式折板屋根である。
被支持体Lは、屋根上に設置される設備であり、種々のものがあるが、ここでは、一例として、図2に示すように、太陽光パネル(図示せず)を取り付けるための架台Lを挙げる。この架台Lは、太陽光パネルを支持するソーラーラックRsと、ソーラーラックRsを取付器具100に固定するためのラック固定金具Qとを有する。ラック固定金具Qは、取付器具100の固定ボルトBfに固定ナットNfにより固定される金具本体Q1と、ソーラーラックRsを金具本体Q1にボルトB2およびナットN2により固定するための左右一対の押え金具Q2a、Q2bとを有する。
図3は、図1(a)に示す取付器具100の構造を説明するための図であり、取付器具100を内側の部品110および一対の外側の部品120に分解して示す。図4は、図1(a)に示す取付器具100の六面図であり、図4(a)〜図4(f)は取付器具100を図1(a)のA方向〜F方向から見た構造を示す。
この取付器具100は、剣先ボルトBpを掴む内側の部品110と、内側の部品110をその両側から押え付ける外側の部品120とを有する。内側の部品110は、剣先ボルトBpを挟持する一対の挟持片110b、110cを有する。また、取付器具100は、外側の部品120を締め付けることにより、内側の部品110の一対の挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟む挟持力が発生するように一対の挟持片110b、110cに力を印加する力印加手段BNを備えている。なお、力印加手段BNは特に限定されるものではないが、以下の説明では、一例として締付ボルトBtおよび締付ナットNtを挙げる。
ここで、外側の部品120は、一対の挟持片110b、110cに締付ボルトBtおよび締付ナットNtにより連結され、太陽光パネルの架台Lが固定される固定部として機能する。一対の挟持片110b、110cの各々は、剣先ボルトBpに当接する当接板部10b、10cを含み、挟持力が一対の当接板部10b、10cの板厚方向と垂直な方向Vに働くように構成されている。
以下、取付器具100を構成する内側の部品110および外側の部品120について具体的に説明する。
(内側の部品110)
まず、内側の部品110について詳しく説明する。
図5は、図3に示す内側の部品110の六面図であり、図5(a)〜図5(f)は、内側の部品110を図3のA方向〜F方向から見た構造を示す。図6は、図3に示す内側の部品110を変形させた状態を示す斜視図および六面図であり、図6(a)は変形した内側の部品110の外観を示し、図6(b)〜図6(g)は、変形した内側の部材110を図6(a)のB〜G方向から見た構造を示す。
内側の部品110は板状部材の打ち抜き加工および折り曲げ加工により形成されている。内側の部品110の一対の挟持片110bおよび110cはそれぞれ、当接板部10b、10cの外側辺に沿って配置された側面壁部11b、11cを有する。ここで、側面壁部11bは、当接板部10bに接合された壁本体部111bと、壁本体部111bの一端側(図5(a)の紙面下側)に形成された内側折曲部112bと、壁本体部111bの他端側(図5(a)の紙面上側)に形成された外側折曲部113bとを有する。壁本体部111bには締付ボルトBtを通すためのボルト挿入孔114bが形成されている。側面壁部11cも、側面壁部11bと同様に、ボルト挿入孔114cが形成された壁本体部111cと、壁本体部111cの一端側に形成された内側折曲部112cと、壁本体部111cの他端側に形成された外側折曲部113cとを有する。ただし、側面壁部11cの内側折曲部112cには、切起片115cが内側の部品110の内側に迫り出すように形成されている。ここで、切起片115cには、剣先ボルトBpが一対の挟持片110b、110cの先端部分に挿入されるのを阻止する働きがある。側面壁部11cの内側折曲部112cには、その先端が側面壁部11bの内面に当接して一対の挟持片110b、110cによりボルト挿入孔10a1が締まりすぎるのを規制する働きがある。
また、一対の挟持片110b、110cの当接板部10b、10cの後端部同士は接合されている。これにより、内側の部品110を構成する一対の挟持片110b、110cは一体構造を有し、接合された当接板部10b、10cは、内側の部品110の1つの底面部10aを形成している。
ここで、当接板部10b、10cにはそれぞれ円弧状の切欠部10b1、10c1が形成されており、これらの切欠部10b1、10c1は、内側の部品110の底面部10aにおける、剣先ボルトBpを挿入するためのボルト挿入孔10a1を形成している。ここでは、切欠部10b1、10c1の内面には、ボルト挿入孔10a1の内面に剣先ボルトBpのネジ山に螺合するネジ溝が形成されるように溝が形成されている。ただし、切欠部10b1、10c1の内面には必ずしもこのような溝を形成する必要はない。また、一対の挟持片110b、110cの当接板部10b、10cの間には内側の部品110を締め付けるためのギャップ(締付ギャップ)12aが形成されており、この締付ギャップ12aは、内側の部品110の底面部10aに形成されたボルト挿入孔10a1につながっている。
(外側の部品120)
次に、外側の部品120について詳しく説明する。
外側の部品120は上述したように一対の部品120aおよび120bで構成されており、一方の部品(一方側部品)120aと他方の部品(他方側部品)120bとはこれらが組み合わせられた状態で、両者の間隔が狭まる方向あるいは広がる方向に相対移動可能に構成されている。
(一方側部品120a)
次に外側の部品120の一方側部品120aについて詳しく説明する。
図7は、図3に示す外側の部品120の一方側部品120aの六面図であり、図7(a)〜図7(f)は、この外側の部品120aを図3のA〜F方向から見た構造を示す。
この一方側部品120aは、内側の部品110の一方の挟持片110bに当接する側面部121aと、側面部121aの上端から外側の部品120の内側に延びるように形成された上面部122aと、側面部121aの下端から外側の部品120の外側に延びるように形成された外側底面部123aとを有する。
側面部121aには、締付ボルトBtを挿入するためのボルト挿入孔121a2が形成されており、ボルト挿入孔121a2の両側には締付ボルトBtの供回りを防止するためのボルト係止凸部121a3が形成されている。側面部121aの一端側には側面部121aを補強するための迫出補強片121a1が形成されている。側面部121aの他端側には、一方の挟持片110bの外側折曲部113bと係合する係合切欠部121a4が形成されている。挟持片110bの外側折曲部113bと一方側部品120aの係合切欠部121a4との係合により、締付ナットNtを締付ボルトBtに対して締め付けたときに内側の部品110である一対の挟持片110b、110cが回転するのを阻止する働きがある。
上面部122aには、側面部121aに対して垂直方向に延びるように一対のガイドレール122a1、122a2が形成されている。上面部122aには、取付器具100に被支持体(ラック固定金具Q)を固定するための固定ボルトBfを挿入するボルト挿入孔122a3として、側面部121aに沿った方向に長い長穴が形成されている。さらに、上面部122aにおける他方側部品120bに対向する端部には、折返補強片122a4が形成されており、この折返補強片122a4は、ボルト挿入孔122a3に挿入される固定ボルトBfの脱落と供回りを防止する働きもある。
外側底面部123aは、一方側部品120aを支持するとともに、取付器具100を折板屋根R上に配置したときに折板屋根Rの表面に接触する部分であり、この外側底面部123aの折板屋根Rとの接触面は平坦な形状となっている。
(他方側部品120b)
次に外側の部品120の他方側部品120bについて詳しく説明する。
図8は、図3に示す外側の部品120の他方側部品120bの六面図であり、図8(a)〜図8(f)は、この他方側部品120bを図3のA〜F方向から見た構造を示す。
この他方側部品120bは、内側の部品110の他方の挟持片110cに当接する側面部121bと、側面部121bの上端から外側の部品120の内側に延びるように形成された上面部122bと、側面部121bの下端から外側の部品120の外側に延びるように形成された外側底面部123bとを有する。
側面部121bには、締付ボルトBtを挿入するためのボルト挿入孔121b2が形成されており、側面部121bの一端側には側面部121bを補強するための迫出補強片121b1が形成されている。側面部121bの他端側には、一方の挟持片110cの外側折曲部113cと係合する係合切欠部121b3が形成されている。挟持片110cの外側折曲部113cと他方側部品120bの係合切欠部121b3との係合により、締付ナットNtを締付ボルトBtに対して締め付けたときに内側の部品110である一対の挟持片110b、110cが回転するのを阻止する働きがある。さらに、側面部121bの上端には、一方側部品120aの上面部122aに形成されたガイドレール122a1、122a2を通過させるガイド溝122b3、122b4が形成されている。
上面部122bには、固定ボルトBtを挿入するボルト挿入孔122b1として、側面部121bに垂直な方向に長い長穴が形成されている。上面部122bの他端側にはガイドレール122a2のガイドと上面部122bの補強とを兼ねる折り曲げ片122b2、122b3が形成されている。
外側底面部123bは、他方側部品120bを支持するとともに、取付器具100を折板屋根R上に配置したときに折板屋根Rの表面に接触する部分であり、この外側底面部123bの折板屋根Rとの接触面は平坦な形状となっている。
なお、外側の部品220の左右の外側底面部123aおよび123bが平坦であることにより、取付器具100は、折板屋根の山の部分に配置できる。
次に取付器具100を重ね式折板屋根Rに取り付ける作業を図9〜図11を用いて説明する。
図9は、図1(a)に示す取付器具100に重ね式折板屋根Rの剣先ボルトが挿入されるように取付器具100を配置する作業を説明するための斜視図、図10は、取付器具100を剣先ボルトに固定する作業を説明するための斜視図、図11は、取付器具100の内側の部品110が剣先ボルトに固定される様子を説明するための図であり、図11(a)は剣先ボルトが内側の部品110に挿入される様子を示し、図11(b)は剣先ボルトが内側の部品110に締付られる様子を示す。なお、図11では内側の部品110と剣先ボルトBpとの係合状態が明確になるように外側の部品120は省略している。
取付器具100は、その内側の部品110とその外側の部品120とを組み合わせて締付ボルトBtおよび締付ナットNtで仮止めした状態で作業現場に持ち込まれる。この仮止め状態では、外側の部品120の一方側部品120aおよび他方側部品120bがそれぞれ、内側の部品110の一対の挟持片110b、110cに軽く当接した状態であり、内側の部品110は図5に示すように変形していない開いた状態となっている。
この状態で図9に示すように取付器具100を重ね式折板屋根Rの剣先ボルトBp上に位置合わせし、図11(a)に示すように、剣先ボルトBpが取付器具100の内側の部品110のボルト挿入孔10a1に挿入されるように取付器具100を重ね式折板屋根R上に配置する。
図10に示すように、取付器具100を重ね式折板屋根R上に配置した状態では剣先ボルトBpが内側の部品110の底面部10aのボルト挿入孔10a1に挿入された状態となっている。この状態で、締付ナットNtと締付ボルトBtとで外側の部品120を締め付けることにより、外側の部品120の一方側部品120aと他方側部品120bとの間隔が狭まる。これにより内側の部品110の一対の挟持片110b、110cが両側から押されて底面部10aが変形する。
このとき、内側の部品110ではてこの原理が働いて、図11(b)に示すように剣先ボルトBpが底面部10aの一対の当接板部10b、10cにより挟持される。
具体的には、一対の挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟持する挟持力は、挟持片110b、110cの当接板部10b、10cの切欠き部10b1、10c1に作用し、切欠き部10b1、10c1が作用点Lpとなる。また、一方の挟持片110bの当接板部10bと他方の挟持片110cの当接板部10cとの接合部分が、挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟持するときの支点Fpとなる。さらに、締付ボルトBtおよび締付ナットNtにより外側の部品120が締め付けられると、外側の部品120の一方側部品120aおよび他方側部品120bがそれぞれ、一対の挟持片110bおよび110cの壁本体部111bおよび111cに当接し、壁本体部111bおよび111cにて一方側部品120aおよび他方側部品120bが当接する部分が力点Epとなる。
この場合、作用点Lpが力点Epと支点Fpとの間に位置しているので、力点Epから支点Fpまでの距離が、作用点Lpから支点Fpまでの距離よりも大きい。従って、この取付器具100では、締付ボルトBtおよび締付ナットNtによる締付力が、てこの原理によって増幅されて剣先ボルトBpに一対の挟持片110b、110cによる挟持力として作用する。
このように取付器具100を重ね式折板屋根R上に配置した後、締付ボルトBtおよび締付ナットNtの締付により取付器具100を重ね式折板屋根Rの剣先ボルトBpに固定して重ね式折板屋根Rに取り付けることができる。図12は、取付器具100が重ね式折板屋根Rに取り付けられた状態を示している。
次に、取付器具100に設備の取付部材を固定する作業を説明する。
図13は、重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具100に設備の架台Lを固定する作業を説明するための斜視図である。
図12に示すように重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具100の取付ボルトBfにラック固定金具Qの金具本体Q1を取り付ける。この場合、図13に示すように、金具本体Q1に形成されたボルト挿入孔Q1cに取付ボルトBfを通して取付ナット(図示せず)により金具本体Q1を取付器具100に固定する。
次に、取付器具100に固定した金具本体Q1の上にソーラーラックRsを載置し、この状態で、左右一対の押え金具Q2a、Q2bでソーラーラックRsの脚部Rsfを押え付けて金具本体Q1に固定する。この場合、金具本体Q1のボルト孔Q1aと押え金具Q2aのボルト孔Q2a1とを用いてこれらをボルト、ナット(図示せず)で固定し、金具本体Q1のボルト孔Q1bと押え金具Q2bのボルト孔Q2b1とを用いてこれらをボルト、ナット(図示せず)で固定する。
これにより重ね式折板屋根R上に太陽光パネルを取り付けるための架台Lが設置される。
このような構成の実施形態1による取付器具100では、重ね式折板屋根Rの剣先ボルトBpを掴む内側の部品110と、内側の部品110をその両側から押え付ける外側の部品120とを備え、内側の部品110を、剣先ボルトBpを挟持する一対の挟持片110b、110cで構成し、締付ボルトBtおよび締付ナットNtで外側の部品120を締め付けることにより、一対の挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟む挟持力が、挟持片110b、110cのうちの剣先ボルトBpに当接する部分である当接板部10b、10cの板厚方向と垂直な方向Vに働くようにしたので、内側の部品110が、てこの原理で増幅された大きな力で剣先ボルトなどの支持体を掴むことができる。これにより、この取付器具100によれば、太陽光パネルなどの設備を取り付けるための架台を既存の屋根などの構造物に強固に取り付けることができる。
なお、上記実施形態1では、取付器具100が、屋根に太陽光パネルの架台を取り付けるための器具である場合について説明したが、本発明に係る取付器具は、太陽光パネルなどの設備の架台を屋根に取り付けるものに限定されず、既存の屋根の上に新たな屋根を取り付けるためのものであってもよく、以下、実施形態2の取付器具として、既存の屋根の上に新たな屋根を取り付けるものを説明する。
(実施形態2)
図14は、本発明の実施形態2による取付器具200を説明するための斜視図であり、図14(a)は、取付器具200の外観を示し、図14(b)は、取付器具200により既存の重ね式折板屋根Rに新たな重ね式折板Raが取り付けられる様子を示す。図15は、図14(a)に示す取付器具200を構成する内側の部品110および外側の部品220を示す分解斜視図であり、図15(a)は、内側の部品110および外側の部品220が開いた状態を示し、図15(b)は、内側の部品110および外側の部品220が閉じた状態を示す。図16は、図14(a)に示す取付器具200の使用状態を説明するための平面図である。
この実施形態2の取付器具200は、重ね式折板屋根(金属屋根)Rの剣先ボルトBpに新たな重ね式折板(屋根部材)Raを取り付けるための取付器具であり、実施形態1の取付器具100とは重ね式折板屋根Rに取り付けられるもの(被支持体)が異なる。
このため、この実施形態2の取付器具200では、重ね式折板Raが固定される外側の部品には、実施形態1の取付器具100の外側の部品120とは構造が異なる外側の部品220が用いられている。
実施形態2の取付器具200も実施形態1の取付器具100と同様に、内側の部品110と外側の部品220とが締付ボルトBtおよび締付ナットNtにより連結されて仮止めされた状態で現場に持ち込まれる。取付器具200の仮止め状態では、内側の部品110のボルト挿入孔10a1に剣先ボルトBpが簡単に挿入できるように、内側の部品110および外側の部品220は図15(a)に示すように開いた状態となっている。このような状態で取付器具200を剣先ボルトBpに装着した後、締付ボルトBtおよび締付ナットNtを締め付けることにより、図15(b)に示すように、外側の部品220および内側の部品110を変形させる。この内側の部品110の変形により内側の部品110の一対の挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟み込む。
その後、図16に示すように、新たな重ね式折板屋根Raに、外側の部品220の上端に取り付けられている剣先ボルトBpaを突き刺し、ワッシャ付きのナット部材Nhaを剣先ボルトBpaに装着して新たな重ね式折板屋根Raを取付器具200に固定する。
以下、実施形態2の取付器具200の構造を具体的に説明する。
図17は、図14(a)に示す取付器具200の六面図であり、図17(a)〜図17(f)は、取付器具200を図14(a)のA方向〜F方向から見た構造を示す図である。
この実施形態2の取付器具200は、図17(a)から図17(f)に示すように、内側の部品110と外側の部品220とを組み合わせたものであるが、内側の部品110の構造は実施形態1の取付器具100におけるものと同一である。従って、ここでは、取付器具200の外側の部品220についてのみ説明する。
図18は、図15(a)に示す外側の部品220の六面図であり、図18(a)〜図18(f)は、外側の部品220を図15(a)のA〜F方向から見た構造を示す。
この外側の部品220は、実施形態1の外側の部品120と同様に、内側の部品110を構成する一対の挟持片110b、110cに締付ボルトBtおよび締付ナットNtにより連結され、被支持体が固定される固定部として機能する。ここで、被支持体は重ね式折板Raである。
具体的には、外側の部品220は内側の部品110の一対の挟持片110b、110cをその両側から押し付ける一対の側面部220b、220cと、これらの側面部220b、220cに接合された上面部220aとを有する。上面部220aには剣先ボルトBpaが取り付けられている。
一方の側面部220bは、上面部220aにつながる側面上部220b1と、側面上部220b1につながる側面下部220b2とを有する。側面上部220b1の一端側には折曲補強片221bが形成され、側面上部220b1の他端側には内側の部品110の一方の挟持片110bの外側折曲部113bと係合する切欠係合部222bが形成されている。側面上部220b1には締付ボルトBtを挿入するためのボルト挿入孔224bが形成され、このボルト挿入孔224bの両側には締付ボルトBtの供回りを防止するためのボルト係止凸部225bが形成されている。また、側面下部220b2は、側面上部220b1に対して折板屋根の凸部の側面の傾斜に合わせて傾斜しており、側面下部220b2にはビスを装着するためのビス装着孔223bが形成されている。
同様に、他方の側面部220cも、上面部220aにつながる側面上部220c1と、側面上部220c1につながる側面下部220c2とを有する。側面上部220c1の一端側には折曲補強片221cが形成され、側面上部220c1の他端側には、内側の部品110の他方の挟持片110cの外側折曲部113cと係合する切欠係合部222cが形成されている。側面上部220c1には締付ボルトBtを挿入するためのボルト挿入孔224bが形成されている。また、側面下部220c2は、側面上部220c1に対して折板屋根の凸部の側面の傾斜に合わせて傾斜しており、側面下部220c2には、ビスを装着するためのビス装着孔223cが形成されている。
次に取付器具200を重ね式折板屋根Rに取り付ける作業を図19〜図21を用いて説明する。
図19は、図14(a)に示す取付器具200に重ね式折板屋根Rの剣先ボルトが挿入されるように配置する作業を説明するための斜視図、図20は、取付器具200を剣先ボルトに固定する作業を説明するための斜視図、図21は、取付器具200が重ね式折板屋根Rに取り付けられた状態を示す斜視図である。
実施形態2の取付器具200を重ね式折板屋根Rに取り付ける作業は、基本的には実施形態1の取付器具100を重ね式折板屋根Rに取り付ける作業と共通するが、実施形態1の場合とは異なる作業が行われる場合もあるので、取付器具200の取付作業を以下に簡単に説明する。
取付器具200は内側の部品110と外側の部品120とを締付ボルトBtおよび締付ナットNtで連結して仮止めした状態で、屋根の葺き替え現場に持ち込まれる。現場では、取付器具200は、図19に示すように重ね式折板屋根Rの剣先ボルトBp上に位置合わせされ、図20に示すように、剣先ボルトBpが取付器具200の内側の部品110のボルト挿入孔10a1に挿入されるように重ね式折板屋根R上に配置される。
この状態で、締付ナットNtが締付ボルトBtに対して締め付けられることにより、外側の部品220がその一方の側面部220bと他方の側面部220cとの間隔が狭まるように変形し、同時に内側の部品110の底面部10aが変形し、一対の挟持片110b、110cが図11(b)に示すように剣先ボルトBpを挟持する。これにより取付器具200は図21に示すように重ね式折板屋根R上に固定される。
なお、実施形態2の取付器具200では、側面下部220b2、220c2にはビス装着孔223b、223cが形成されているので、取付器具200をビス止めにより既存の重ね式折板屋根Rを支持するタイトフレームFtに固定することもできる。
例えば、作業者が、既存の屋根が固定されている剣先ボルトBpが腐食などのために、取付器具200を取り付けるのに強度が十分でないと判断した場合は、取付器具200を内側の部品110により剣先ボルトBpに固定するのではなく、外側の部品220の両側面部220b、220cの側面下部220b2、220c2をビス(図示せず)で既存のタイトフレームFtに固定することにより取付器具200をタイトフレームFtに直接固定することができる。
次に、取付器具200に新たな重ね式折板屋根を固定する作業を説明する。
図22は、重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具200に新たな重ね式折板Raを固定する作業を説明するための平面図であり、図22(a)は、取付器具200の剣先ボルトBpaを新たな重ね式折板Raに突き刺す工程を示し、図22(b)は取付器具200の剣先ボルトBpaにナット部材Nhaを装着する工程を示す。
図22(a)に示すように重ね式折板屋根Rに取り付けられた取付器具200の剣先ボルトBpaを新たな重ね式折板Raに突き刺す。次に、図22(b)に示すように、新たな重ね式折板Raを貫通する取付器具200の剣先ボルトBpaにナット部材(ワッシャと一体型のナット)Nhaを装着する。これにより新たな重ね式折板Raが取付器具200に固定される。
このような構成の実施形態2による取付器具200は、実施形態1の取付器具100と同様の内側の部品110と、内側の部品110を構成する一対の挟持片110b、110cに連結され、重ね式折板Raが固定される固定部として機能する外側の部品220とを備え、締付ボルトBtおよび締付ナットNtで外側の部品220を締め付けることにより、内側の部品110としての一対の挟持片110b、110cが剣先ボルトBpを挟む挟持力が、一対の挟持片110b、110cのうちの剣先ボルトBpに当接する当接板部10b、10cの板厚方向と垂直な方向Vに働くようにしたので、内側の部品110が、てこの原理で増幅された大きな力で剣先ボルトなどの支持体を掴むことができる。これにより、新たな屋根部材を既存の金属屋根などの構造物に強固に取り付けることができる。
また、この実施形態2の取付器具200では、外側の部品220はその上面部220aに設けられた剣先ボルトBpaを有するので、新たな重ね式折板Raを取付器具200に固定する作業を、既存の重ね式折板屋根RをタイトフレームFtの剣先ボルトBpに固定する作業と同様に行うことができる。
さらに、実施形態2の取付器具200では、外側の部品220の側面下部220b2、220c2にはビス装着孔223b、223cが形成されているので、既存の屋根部材を固定している剣先ボルトBpが腐食などのために強度が十分でない場合などには、取付器具200をビス止めにより既存の重ね式折板屋根Rを支持するタイトフレームFtに固定することもできる。
このように、この取付器具200は、既存の屋根部材を固定している剣先ボルトBpの強度が十分である場合には剣先ボルトBpに固定され、剣先ボルトBpの強度が十分でない場合にはビス止めにより既存の重ね式折板屋根Rを支持するタイトフレームFtに固定されるので、ビスを既存の金属屋根Rの屋根部材やタイトフレームFtに通す際に生ずる切削屑が屋内に落下し、屋内での営業や操業に支障が生じたり屋内を汚したりするのを極めて少なくすることができる。
以下、実施形態1の取付器具100あるいは実施形態2の取付器具200で用いられる内側の部品の他の形状例(変形例1〜変形例9)を説明する。
図23は、本発明の実施形態1あるいは実施形態2で説明した内側の部品の他の形状例を変形例1〜変形例9として説明するための斜視図であり、図23(a)〜図23(i)は変形例1〜変形例9による一対の挟持片(内側の部品110)を示し、図23(j)は、図23(i)で示す一対の挟持片を個々の挟持片に分解して示す。
(変形例1)
図23(a)に示す変形例1による内側の部品310は、実施形態1あるいは実施形態2の内側の部品110を構成する一対の挟持片110b、110cにおいて、両端が折り曲げられた側面壁部11b、11cに代えて、平板状の側面壁部311b、311cを備えたものである。側面壁部311b、311cにはそれぞれ締付ボルトを挿入するためのボルト挿入孔312b、312cが形成されている。
なお、この変形例1の内側の部品310の底面部310aは実施形態1の内側の部品110の底面部10aと同じ構造を有する。この底面部310aと一対の側面壁部311b、311cとにより、内側の部品310としての一対の挟持片310b、310cが形成されている。
この変形例1では、簡単な構造の内側の部品310を提供することができる。
(変形例2〜変形例5)
図23(b)〜図23(e)に示す変形例2〜変形例5による内側の部品320、330、340、350は、変形例1の内側の部品310の底面部310aに代えて、これとは異なる構造の底面部320a、330a、340a、350aを備えたものである。
変形例2による内側の部品320(図23(b))の底面部320aは、変形例1の内側の部品310の底面部310aにおけるギャップ12aからボルト挿入孔10a1に至る切り込み領域の形状をU字形状としたものであり、内側の部品320が挟持する部材(支持体)の形状によっては有効である。また、変形例2の底面部310aは、変形例1の内側の部品310の切り込み領域の形状をU字形状に代わるV字形状としたものでもよい。
変形例3、4による内側の部品の底面部330a、340aは、変形例1の底面部310aのボルト挿入孔10a1の周囲を補強したものである。
具体的には、変形例3の内側の部品330(図23(c))の底面部330aでは、ボルト挿入孔330a1を形成する切欠き(一対の挟持片110b、110cの当接板部10b、10cの切欠き10b1、10c1(図5(a)参照))に隣接する部分331が、切欠きに隣接する部分以外の部分に対して傾斜した傾斜部となっている。具体的にはこの傾斜部331の表面形状は円錐台の表面形状の一部である。
また、変形例4の内側の部品340(図23(d))の底面部340aでは、ボルト挿入孔340a1を形成する切欠き(一対の挟持片110b、110cの当接板部10b、10cの切欠き10b1、10c1(図5(a)参照))の端面に沿って底面部340aと垂直な壁部341が形成されている。
変形例5による内側の部品350の底面部350aは、変形例1の底面部310aのボルト挿入孔(剣先ボルトBpが収容される収容スペース)10a1の周縁に、その内側に向けて底面部350aに対して斜めに突出するように一対の突出片351a、351bが形成されている。このような突出片351a、351bをボルト挿入孔10a1の内側に形成することにより、ボルト挿入孔10a1に挿入された剣先ボルトBpに突出片351a、351bがかみ合うことになり、内側の部品350が剣先ボルトBpを挟持する挟持力を高めることが可能である。
(変形例6)
図23(f)に示す変形例6による内側の部品360は、実施形態1あるいは実施形態2の内側の部品110を構成する一対の挟持片110b、110cにおいて、単一の板状部材からなる当接板部10b、10cに代えて、板状部材を重ね合わせた2重構造を有する当接板部360b、360cを備え、さらに、側面壁部11b、11cに代えて、ギャップ12aに対向する当接板部360b、360cの側縁に沿って配置された側面壁部361b、361cを備えたものである。側面壁部361b、361cにはそれぞれ締付ボルトBtを挿入するボルト挿入孔361b1、361c1が形成されている。なお、図23(f)中、360aは内側の部品360の底面部である。
(変形例7)
変形例7の内側の部品370(図23(g))は、変形例1の内側の部品310における一対の挟持片310b、310cの当接板部10b、10cが一体化した構造に代えて、一対の挟持片の当接板部371b、371cの一端をヒンジ部370dにより回転可能に連結した構造に置き換えたものである。なお、図23(g)中、370aは内側の部品370の底面部である。
(変形例8)
変形例8の内側の部品380(図23(h))は、変形例7の内側の部品370において、単一の板状部材からなる当接板部371b、371cに代えて、板状部材を重ね合わせた2重構造を有する当接板部381b、381cを備え、当接板部381b、381cの対向する側縁を直線状としたものである。ただし、当接板部381b、381cの対向する側縁には、剣先ボルトBpが収まるように若干の窪みを設けてもよい。なお、図23(h)中、380aは内側の部品380の底面部である。
このように実施形態1、実施形態2、およびその変形例1〜変形例8の内側の部品を構成する一対の挟持片の当接板部には、ボルトを挟持する力がその板厚方向と垂直な方向に働くように構成されている。この構成による効果は、剣先ボルトBpに当接する当接板部があまり変形させることなく、一対の挟持片に印加された力を増幅して大きな力で剣先ボルトBpを挟持することができる点である。
また、このように一対の挟持片が大きな力で剣先ボルトBpなどの支持体を挟持することができる構成は、支持体を挟持する力を、支持体を挟持する板状部材の板厚方向と垂直な方向に働くようにする構成には限定されない。
例えば、てこの原理で支持体を挟持する一対の挟持片を有する部品では、作用点から支点に跨る部分および支点から力点に跨る部分には剛性が高いことが要求され、支点を形成する部分には、作用点および力点の変位をさせやすいことが要求され、このような要求を満たすことで、力点に印加した力が挟持片の変形などで低減するのを抑えつつ、力点に印加した力をてこの原理で増幅して作用点に作用させることができる。
(変形例9)
変形例9の内側の部品390(図23(i)、(j))は、このような要求を満たすものであり、支持体を挟持する一対の挟持片390bおよび390cと、一対の挟持片390b、390cを回動可能に支持するヒンジ部390aとを有する。
ここで、一方の挟持片390bは、剣先ボルト(支持体)Bpに当接する挟持片当接部391bと、挟持片当接部391bに接合された軸受部392bとを有する。ここで、挟持片当接部391bおよび軸受部392bは、剛性の高い構造となっており、例えば剛性の高い材料で構成されている。他方の挟持片390cは、剣先ボルト(支持体)Bpに当接する挟持片当接部391cと、挟持片当接部391cに接合された軸受部392cとを有する。ここで、挟持片当接部391cおよび軸受部392cは、剛性の高い構造となっており、例えば剛性の高い材料で構成されている。一方の挟持片390bの軸受部392bと他方の挟持片390cの軸受部392cとはヒンジピン390a1により回転可能に連結されている。
なお、挟持片当接部391b、391cにはそれぞれ、剣先ボルトBpを受けるための半円状溝393b、393cが形成され、さらに、締付ボルトBtを挿入するためのボルト挿入孔394b、394cが形成されている。
このような構成の内側の部品390では、挟持片当接部391b、391cおよび軸受部392b、392cは剛性の高い構造であるので、これらの挟持片では、厚みの薄い方向に挟持力が働いても大きな変形が生ずることはない。また、一対の挟持片はヒンジ部で連結されているため、一対の挟持片が一体構造となっている場合のように、一対の挟持片の剛性が高くても一対の挟持片が相対移動しにくくなることはない。
以上説明したように、実施形態1および実施形態2、並びにそれぞれの変形例1〜9に係る取付器具は、内側の部品が剣先ボルトBpなどの支持体を強い力で挟むという共通の技術的意義を有するものである。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、取付器具の分野において、てこの原理を利用して小さい力を効率よく増幅して剣先ボルトなどの棒状支持体を大きな力で掴むことができ、これにより、設備や新たな屋根などを既存の屋根などの構造物に強固に取り付けることができる取付器具を実現することができるものとして有用である。
10a、310a、320a、330a、340a、350a、360a、370a、380a 底面部
10b、10c 当接板部
100、200 取付器具
110、310、320、330、340、350、360、370、380、390 内側の部品
120、220 外側の部品
120a 一方側部品
120b 他方側部品
Bf 締付ボルト
Bp、Bpa 剣先ボルト
Bt 固定ボルト
BN 力印加手段
Nf 固定ナット
Nh、Nha ナット部材
Nt 締付ナット

Claims (10)

  1. 支持体に被支持体を取り付けるための取付器具であって、
    該支持体を挟持する一対の挟持片と、
    該一対の挟持片が該支持体を挟む挟持力が発生するように該一対の挟持片に力を印加する力印加手段と、
    該一対の挟持片に連結され、該被支持体が固定される固定部と
    を備え、
    該一対の挟持片の各々は、該支持体に当接する当接板部を含み、該挟持力が該当接板部の板厚方向と垂直な方向に働くように構成されており
    該一対の挟持片は、該一対の挟持片の該当接板部の一端同士が接続された構造となっており、
    該一対の挟持片は、てこの原理によって、該力印加手段による力が増幅されて該支持体に該挟持力として作用するように構成されており、該てこは、該当接板部のうちの該力印加手段により力が印加される部位を力点とし、該当接板部のうちの該支持体と当接する部位を作用点とし、該当接板部のうちの該一端同士が接続された部位を支点とするものであり、該一対の挟持片は、該当接板部の板厚方向と垂直な方向に沿って、該力点、該作用点、該支点がこの順に並ぶように構成されている、取付器具。
  2. 前記当接板部は、板状部材を折り返して重ね合わせた2重板構造を有する、請求項1に記載の取付器具。
  3. 前記当接板部には、前記支持体が収容される収容スペースが形成されるように切欠きが形成され、該当接板部のうちの該切欠きに隣接する部分が補強されている、請求項1または請求項2に記載の取付器具。
  4. 前記当接板部では、前記切欠きに隣接する部分が、該切欠きに隣接する部分以外の部分に対して傾斜している、請求項3に記載の取付器具。
  5. 前記当接板部の切欠きの端面に沿って該当接板部と垂直な壁部が形成されている、請求項3に記載の取付器具。
  6. 前記当接板部には、前記支持体が収容される収容スペースが形成されるように切欠きが形成され、該切欠き内には、前記切欠きの内側に向けて該当接板部に対して斜めに突出するように突出片が形成されている、請求項1または2に記載の取付器具。
  7. 前記一対の挟持片は、該一対の挟持片の前記当接板部の一端同士が接合した一体構造となっている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の取付器具。
  8. 前記一対の挟持片は、該一対の両挟持片の前記当接板部の一端同士を回動可能に連結した構造となっている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の取付器具。
  9. 支持体に被支持体を取り付けるための取付器具であって、
    該支持体を挟持する一対の挟持片と、
    該一対の挟持片を回動可能に連結する軸部と、
    該一対の挟持片が該支持体を挟む挟持力が発生するように該一対の挟持片に力を印加する力印加手段と、
    該一対の挟持片に連結され、該被支持体が固定される固定部と
    を備え
    該一対の挟持片は、てこの原理によって、該力印加手段による力が増幅されて該支持体に該挟持力として作用するように構成されており、該てこは、該一対の挟持片のうちの該力印加手段により力が印加される部位を力点とし、該挟持片のうちの該支持体と当接する部位を作用点とし、該軸部を支点とするものであり、該一対の挟持片は、該軸部の軸方向と垂直な方向に沿って、該力点、該作用点、該支点がこの順に並ぶように構成されている、取付器具。
  10. 設備の架台と、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の取付器具と
    を備えたシステムであって、
    該取付器具の支持体に該取付器具の被支持体として該設備の架台が取り付けられるように構成されたシステム。
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