JP2009058101A - ブラケット及び固定具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブラケット14を固定具本体12に装着した状態の固定具10においては、ブラケット14に形成されたビス孔46は、固定具本体12から被固定面100に対して垂直に見て、固定具本体12が取り付けられた配管20と重ならない位置に形成されているので、配管20に固定具本体12を取り付けたまま、ビス44をビス孔46に通して固定具本体12を被固定面100に固定できる。これにより、配管20を被固定面100に固定する施工性を向上させることができる。
【選択図】図8
Description
この構成では、固着基板に形成されたビス孔にビスを通して、固着基板を被固定面にビス止めすると共に、一対の当接部で配管を挟持することにより、配管が被固定面に固定される。
このため、配管を被固定面に固定する際には、まず、配管を当接部に挟持させた状態で固定具を被固定面に固定する固定位置に印を付ける。
このため、配管を被固定面に固定するのに手間がかかり、配管を被固定面に固定する施工性が悪かった。
本発明は、上記事実を考慮し、配管を被固定面に固定する施工性を向上させることを目的とする。
ここで、請求項1の構成では、固定用孔は、取付部材側から被固定面に対して垂直に見て取付部材が取り付けられた配管と重ならない位置に形成されているので、配管に取付部材を取り付けたまま、止め具を固定用孔に通して工具で止め具を操作し、取付部材を被固定面に固定できる。これにより、配管を被固定面に固定する施工性を向上させることができる。
ここで、請求項2の構成では、固定用孔は、取付部材側から被固定面に対して垂直に見て取付部材が取り付けられた配管と重ならない位置に形成されているので、配管に取付部材を取り付けたまま、止め具を固定用孔に通して工具で止め具を操作し、取付部材を被固定面に固定できる。これにより、配管を被固定面に固定する施工性を向上させることができる。
(本実施形態に係る固定具の全体構成)
まず、本実施形態に係る固定具の全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係る固定具において、固定具本体とブラケットとを分離した状態を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る固定具において、ブラケットを固定具本体に装着した状態を示す斜視図である。図3は、固定具本体にブラケットが装着されると共に、配管に固定具本体が取り付けられた状態の平面図である。図6は、本実施形態に係る固定具の底面図である。
固定具本体12が取り付けられる配管20としては、例えば、1次配管から2次配管へ分岐するための分岐管としてのヘッダーなどが用いられる。また、配管20は、例えば、合成樹脂等の樹脂で形成される。
支持部材18は、底板22と、底板22から立設する一対の側板24と、底板22及び側板24の縁に沿って形成された一対の補強板26とを備えて構成されている。
ビス孔28は、挟持部材16側から被固定面100に対して垂直に見て、一対の挟持部材16に挟持されることにより固定具本体12が取り付けられた配管20と重なる位置に形成されている。
一対の側板24は、底板22の両端から立設しており、対向して配置されている。一対の側板24の上部には、挟持される配管20の軸方向に沿って両側に突出する一対の軸部30が形成されている。
一対の挟持部材16は、互いの先端部が離なれる方向に揺動して一対の挟持部材16の間が開き、配管20を受け入れ可能状態となる。受け入れ可能状態となった挟持部材16の間に配管20が入れられて、配管20が支持部材18側へ押し込まれると、挟持部材16の基端部が押されて、挟持部材16の先端部が接近する方向へ揺動する。
なお、挟持部材16に挟持された配管20の弾性力により、挟持部材16は、互いの先端部が離なれる方向に付勢され、係合片37が係合孔36に係合した係合状態が維持される。
具体的には、フランジ部42は、固定具本体12が取り付けられた配管20の軸方向と交差する方向であって、固定具本体12が取り付けられた配管20の外側へ張り出している。
具体的には、ビス孔46は、固定具本体12が取り付けられた配管20を間に挟んで両側であって、固定具本体12が取り付けられた配管20の外側に形成されている。
ビス孔46には、止め具の一例としてのビス44が通され、被固定面100にビス止めされる。
ブラケット14は、挟持部材16側から被せられ、ブラケット14に形成された係合爪40が支持部材18の補強板26に係合して支持部材18に装着される。
なお、固定具本体12及びブラケット14は、鋼板をプレス加工することにより製造されている。
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
まず、図7に示すように、固定具本体12にブラケット14を装着し、ブラケット14を固定具本体12に装着した状態の固定具10が、配管20に取り付けられる。なお、固定具10は、一対の挟持部材16が挟持することで配管20に取り付けられる。
次に、図8に示すように、ブラケット14のビス孔46に通されたビス44が被固定面100にねじ止めされる。これにより、配管20が被固定面100に固定される。
固定具本体12単体を固定部材として用いる場合は、図9に示すように、ブラケット14を装着していない固定具本体12を配管20に取り付ける。なお、固定具本体12は、一対の挟持部材16が挟持することで配管20に取り付けられる。
次に、図11に示すように、一旦、配管20を固定具本体12から外して、固定具本体12のビス孔28に通されたビス52が被固定面100にねじ止めされる。
このように、本実施形態では、ブラケット14を固定具本体12に装着した状態の固定具10で、配管20を被固定面100に固定することができると共に、ブラケット14が装着されていない固定具本体12を固定部材として用いて、配管20を被固定面100に固定することができる
これにより、配管20を被固定面100に固定する施工性を向上させることができる。特に、建物の天井等の作業性の悪い場所での施工性が大幅に向上する。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
12 固定具本体(取付部材)
13 固定具本体(取付部材)
14 ブラケット
20 配管
28 ビス孔(固定用孔)
44 ビス(止め具)
46 ビス孔(固定用孔)
52 ビス(止め具)
100 被固定面
Claims (3)
- 配管に取り付けられる取付部材に装着されるブラケットであって、
前記取付部材を被固定面に固定するための止め具が通される固定用孔が、前記取付部材側から前記被固定面に対して垂直に見て前記取付部材が取り付けられた前記配管と重ならない位置に形成されたことを特徴とするブラケット。 - 配管に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材に装着され、前記取付部材を被固定面に固定するための止め具が通される固定用孔が、前記取付部材側から前記被固定面に対して垂直に見て前記取付部材が取り付けられた前記配管と重ならない位置に形成されたブラケットと、
を備えたことを特徴とする固定具。 - 前記取付部材は、前記配管を挟持する一対の挟持部材と、前記挟持部材を支持する支持部材とを備えて構成され、
前記ブラケットは、前記挟持部材側から被せられ、前記ブラケットに形成された係合爪が前記支持部材に係合して前記支持部材に装着されることを特徴とする請求項2に記載の固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228010A JP2009058101A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | ブラケット及び固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007228010A JP2009058101A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | ブラケット及び固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009058101A true JP2009058101A (ja) | 2009-03-19 |
Family
ID=40554016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007228010A Pending JP2009058101A (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | ブラケット及び固定具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009058101A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027242A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-10 | Bridgestone Corp | ヘッダー固定具、及び、ヘッダー固定構造 |
JP2013245696A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Bridgestone Corp | 固定具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258113A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Bridgestone Corp | パイプ継手の固定構造 |
-
2007
- 2007-09-03 JP JP2007228010A patent/JP2009058101A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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