JP6717223B2 - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6717223B2 JP6717223B2 JP2017025081A JP2017025081A JP6717223B2 JP 6717223 B2 JP6717223 B2 JP 6717223B2 JP 2017025081 A JP2017025081 A JP 2017025081A JP 2017025081 A JP2017025081 A JP 2017025081A JP 6717223 B2 JP6717223 B2 JP 6717223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- negative
- bus bar
- positive
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 117
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 claims description 69
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims description 35
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 31
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 20
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 15
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Description
上記電源の電圧を平滑化するコンデンサセル(30)と、該コンデンサセルを収容した金属製のコンデンサケース(31)と、上記コンデンサセルを上記コンデンサケース内に封止する封止部材(32)とを有する平滑コンデンサ(3)と、
上記スイッチング素子および上記平滑コンデンサを冷却する金属製の冷却器(4)と、
上記電源と上記スイッチング素子との間の電流経路をなすと共に、上記コンデンサセルの正電極(33)に接続した正バスバー(5)と、
上記電源と上記スイッチング素子との間の電流経路をなすと共に、上記コンデンサセルの負電極(34)に接続した負バスバー(6)とを備え、
上記冷却器はグランドに接続され、上記コンデンサケースは上記冷却器に電気接続しており、上記スイッチング素子は絶縁層(11)を介して上記冷却器上に配され、
上記正バスバーとグランドとの間に寄生する浮遊容量CPと、上記負バスバーとグランドとの間に寄生する浮遊容量CNとが、以下の式
0.9≦C P /C N ≦1.1
を満たすよう構成されており、
上記正バスバーのうち上記スイッチング素子に接続した部位である正素子接続部(51)は、上記負バスバーのうち上記スイッチング素子に接続した部位である負素子接続部(61)よりも、上記冷却器に近い位置に配されており、上記負バスバーのうち上記コンデンサセルの上記負電極に接続した部位である負セル接続部(62)と、上記コンデンサケースとの間に寄生する浮遊容量(C NC )は、上記正バスバーのうち上記コンデンサセルの上記正電極に接続した部位である正セル接続部(52)と、上記コンデンサケースとの間に寄生する浮遊容量(C PC )よりも、大きくされている、電力変換装置(1)にある。
0.9≦CP/CN≦1.1 ・・・(1)
そのため、コモンモードノイズをより低減することができる。すなわち、後述するように、正バスバーに寄生するインピーダンスZPと、負バスバーに寄生するインピーダンスZNと、上記2つの浮遊容量CP,CNとによって、ホイーストンブリッジが構成される(図6参照)。このホイーストンブリッジでは、以下の2つの式を満たすと、グランドに交流電流が流れなくなる。
ZP=ZN ・・・(2)
CP=CN ・・・(3)
CP≒CN
とすることができる。そのため、グランドに流れる電流(すなわちコモンモードノイズ電流)を低減することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、スイッチング素子2と、平滑コンデンサ3と、冷却器4と、正バスバー5と、負バスバー6とを備える。スイッチング素子2は、電源8(図5、図7参照)に電気接続されている。
図5、図7に示すごとく、正バスバー5は、電源8とスイッチング素子2との間の電流経路をなすと共に、コンデンサセル30の正電極33(図1参照)に接続している。
負バスバー6は、電源8とスイッチング素子2との間の電流経路をなすと共に、コンデンサセル30の負電極34に接続している。
0.9≦CP/CN≦1.1
ZP=ZN ・・・(2)
CP=CN ・・・(3)
0.9≦CP/CN≦1.1 ・・・(1)
0.9≦CP/CN≦1.1 ・・・(1)
そのため、コモンモードノイズをより低減することができる。すなわち、図6に示すごとく、正バスバー5に寄生するインピーダンスZPと、負バスバー6に寄生するインピーダンスZNと、上記2つの浮遊容量CP,CNとによって、ホイーストンブリッジが構成されている。このホイーストンブリッジでは、以下の2つの式を満たすと、A点とB点との間(すなわち、グランド)に交流電流が流れなくなる。
ZP=ZN ・・・(2)
CP=CN ・・・(3)
CP≒CN
とすることができる。そのため、グランドに流れる電流(すなわちコモンモードノイズ電流)を低減することができる。
0.9≦ZP/ZN≦1.1
そのため、上記2つの接続点A、Bの電位をより近づけることができ、これらの間(すなわちグランド)に流れるコモンモードノイズ電流を、より低減することができる。
本形態は、平滑コンデンサ3の構造を変更した例である。図8、図9に示すごとく、本形態では、負バスバー6のうちコンデンサセル30の負電極34に接続した部位である負セル接続部62は、正バスバー5のうちコンデンサセル30の正電極33に接続した部位である正セル接続部52よりも、コンデンサケース31の壁部に近い位置に配されている。すなわち、図8に示すごとく、負セル接続部62からコンデンサケース31までの距離LNは、正セル接続部52からコンデンサケース31までの距離LPよりも短い。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、平滑コンデンサ3の構造を変更した例である。本形態では、参考形態1と同様に、正素子接続部51(図4参照)を、負素子接続部61よりも、冷却器4に近い位置に配置してある。そのため、正素子接続部51に寄生する浮遊容量CPSは、負素子接続部61に寄生する浮遊容量CNSよりも大きい。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、平滑コンデンサ3の構造を変更した例である。本形態では、参考形態1と同様に、正素子接続部51(図4参照)を、負素子接続部61よりも、冷却器4に近い位置に配置してある。したがって、正素子接続部51に寄生する浮遊容量CPSは、負素子接続部61に寄生する浮遊容量CNSよりも大きい。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、平滑コンデンサ3の構造を変更した例である。本形態では参考形態1と同様に、正素子接続部51(図4参照)を、負素子接続部61よりも、冷却器4に近い位置に配置してある。したがって、正素子接続部51に寄生する浮遊容量CPSは、負素子接続部61に寄生する浮遊容量CNSよりも大きい。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、平滑コンデンサ3の向きを変更した例である。図13に示すごとく、本形態では、冷却器4の冷却面400の法線方向(Z方向)に、コンデンサケース31が開口している。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、電力変換装置1の回路構成を変更した例である。図14に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、参考形態1と同様に、平滑コンデンサ3と、スイッチング素子2と、正バスバー5と、負バスバー6とを備える。正バスバー5及び負バスバー6には、コネクタ17が設けられている。コネクタ17には、正ケーブル18と負ケーブル19とが接続している。これらのケーブル18,19を介して、電源8とバスバー5,6とを電気接続してある。
0.9≦CP/CN≦1.1
0.9≦(ZP+ZPC)/(ZN+ZNC)≦1.1
0.9≦ZP/ZN≦1.1
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、平滑コンデンサ3及び冷却器4の構造を変更した例である。図15に示すごとく、本形態では、平滑コンデンサ3のコンデンサケース31と、冷却器4とを一体的に形成し、一部品化してある。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
2 スイッチング素子
3 平滑コンデンサ
30 コンデンサセル
31 コンデンサケース
32 封止部材
4 冷却器
5 正バスバー
6 負バスバー
Claims (6)
- 電源(8)に電気接続したスイッチング素子(2)と、
上記電源の電圧を平滑化するコンデンサセル(30)と、該コンデンサセルを収容した金属製のコンデンサケース(31)と、上記コンデンサセルを上記コンデンサケース内に封止する封止部材(32)とを有する平滑コンデンサ(3)と、
上記スイッチング素子および上記平滑コンデンサを冷却する金属製の冷却器(4)と、
上記電源と上記スイッチング素子との間の電流経路をなすと共に、上記コンデンサセルの正電極(33)に接続した正バスバー(5)と、
上記電源と上記スイッチング素子との間の電流経路をなすと共に、上記コンデンサセルの負電極(34)に接続した負バスバー(6)とを備え、
上記冷却器はグランドに接続され、上記コンデンサケースは上記冷却器に電気接続しており、上記スイッチング素子は絶縁層(11)を介して上記冷却器上に配され、
上記正バスバーとグランドとの間に寄生する浮遊容量CPと、上記負バスバーとグランドとの間に寄生する浮遊容量CNとが、以下の式
0.9≦C P /C N ≦1.1
を満たすよう構成されており、
上記正バスバーのうち上記スイッチング素子に接続した部位である正素子接続部(51)は、上記負バスバーのうち上記スイッチング素子に接続した部位である負素子接続部(61)よりも、上記冷却器に近い位置に配されており、上記負バスバーのうち上記コンデンサセルの上記負電極に接続した部位である負セル接続部(62)と、上記コンデンサケースとの間に寄生する浮遊容量(C NC )は、上記正バスバーのうち上記コンデンサセルの上記正電極に接続した部位である正セル接続部(52)と、上記コンデンサケースとの間に寄生する浮遊容量(C PC )よりも、大きくされている、電力変換装置(1)。 - 上記負セル接続部は、上記正セル接続部よりも、上記コンデンサケースの壁部に近い位置に配されている、請求項1に記載の電力変換装置。
- 上記負セル接続部と上記コンデンサケースとの間には、上記正セル接続部と上記コンデンサケースとの間よりも、誘電率が高い上記封止部材が介在している、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
- 上記負セル接続部は、上記正セル接続部よりも面積が大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
- 上記負セル接続部は、上記負電極に接続した本体部(621)と、該本体部から該本体部の厚さ方向に立設した立設部(622)とを備える、請求項4に記載の電力変換装置。
- 上記コンデンサケースと上記冷却器とは一体的に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017025081A JP6717223B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017025081A JP6717223B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018133889A JP2018133889A (ja) | 2018-08-23 |
JP6717223B2 true JP6717223B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=63248665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017025081A Active JP6717223B2 (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6717223B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7088112B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2022-06-21 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
JP6867432B2 (ja) * | 2019-05-09 | 2021-04-28 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
JP7306279B2 (ja) * | 2020-01-24 | 2023-07-11 | 株式会社デンソー | コンデンサモジュールおよび電力変換装置 |
JP7297147B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2023-06-23 | 三菱電機株式会社 | 半導体パワーモジュールおよび電力変換装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4195398B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2008-12-10 | 関西電力株式会社 | 半導体装置及びそれを用いた電力装置 |
JP4872345B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2012-02-08 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置のインバータモジュール |
JP2012151927A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Calsonic Kansei Corp | バスバー |
JP6075227B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-02-08 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
US9646927B2 (en) * | 2014-03-06 | 2017-05-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Power semiconductor device |
JP6418071B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2018-11-07 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
-
2017
- 2017-02-14 JP JP2017025081A patent/JP6717223B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018133889A (ja) | 2018-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6717223B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP5740986B2 (ja) | 電力変換装置 | |
US9871465B2 (en) | Semiconductor device including positive, negative and intermediate potential conductor plates | |
JP4699820B2 (ja) | パワー半導体モジュール | |
JP3173512U (ja) | 半導体装置 | |
CN108400716B (zh) | 低电感的半桥装置 | |
JP6457895B2 (ja) | コンデンサモジュール | |
JP2014056951A (ja) | 電子回路装置 | |
JP2015100223A (ja) | 電力変換装置 | |
JP6552735B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2018195694A (ja) | 電力変換器 | |
JP6502768B2 (ja) | 電力変換器 | |
JP6102668B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2008301643A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2007068294A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2013038848A (ja) | 半導体装置 | |
JP5516623B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP6851242B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP5846929B2 (ja) | パワー半導体モジュール | |
JP4479365B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP5869207B2 (ja) | 回路部品実装構造ならびにその実装基板 | |
JP2010148229A (ja) | ハーフブリッジインバータおよび3相ブリッジインバータ | |
JP7570528B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP6539998B2 (ja) | 半導体電力変換装置 | |
JP2014049475A (ja) | インバータ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190409 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200525 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6717223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |