JP6717173B2 - 電気機器の車両搭載構造 - Google Patents

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本発明は、電気機器の車両搭載構造に関する。
車両の電気機器の保護構造として、電気機器の前方に傾斜部材を設け、車両の前面衝突時電気機器を回転移動させて、電気機器とその後方部品との衝突を回避させる構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2016−2960号公報
しかしながら、上記した従来例では、衝突の仕方によっては電気機器を回転移動できない可能性がある。
本発明は、車両の衝突時における電気機器と、該電気機器の衝突方向後方に位置する部品との二次衝突を、より回避し易くすることを目的とする。
請求項1に係る電気機器の車両搭載構造は、車両に搭載される電気機器と、前記車両内外方向において、少なくとも一部が前記電気機器の車両内側に設けられ、外側端が前記電気機器の車両外側の車両骨格に固定された内側部材と、を有し、前記車両骨格が、前記車両のエンジンコンパートメントの車幅方向両側に配置されたエプロンアッパメンバであり、前記外側部材は、前記エプロンアッパメンバと前記電気機器との間に配置され、前記車両内外方向での前記車両の衝突時に、前記電気機器を、前記外側部材及び前記内側部材により前記車両外側及び前記車両内側から押圧して回転させる。
この電気機器の車両搭載構造では、車両の衝突時に、車両に搭載された電気機器を、外側部材及び内側部材により車両外側及び車両内側から押圧して回転させる。これにより、電気機器とその衝突方向後方に位置する部品とが、車両の変形に伴い接近しても、互いの干渉が抑制される。
本発明によれば、車両の衝突時における電気機器と、該電気機器の衝突方向後方に位置する部品との二次衝突を、より回避し易い。
第1実施形態に係る電気機器の車両搭載構造を示す断面図である。 第1実施形態に係る電気機器の車両搭載構造を示す平面図である。 参考例に係る電気機器の車両搭載構造を示す斜視図である。 参考例に係る電気機器の車両搭載構造を示す断面図である。 参考例に係る電気機器の車両搭載構造において、ポール衝突が発生したときの変形状態を示す斜視図である。 参考例に係る電気機器の車両搭載構造において、ポール衝突が発生したときの変形状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1、図2において、本実施形態に係る電気機器の車両搭載構造S1は、電気機器10と、外側部材の一例たる下突出部材12と、内側部材の一例たる上突出部材14と、を有している。
電気機器10は、車両16に搭載される、例えばインバータやバッテリである。この電気機器10は、例えばエプロンアッパメンバ18の車幅方向内側に配置されている。エプロンアッパメンバ18は、車両16のエンジンコンパートメント20の車幅方向両側に設けられ、車両前後方向に延びる車両骨格部材である。エプロンアッパメンバ18の車幅方向両側には、ボデーパネル22が設けられている。このボデーパネル22は、例えば車両側部に設けられるフェンダーパネルである。エンジンコンパートメント20における電気機器10の車幅方向内側には、例えばエンジン26が設けられている。
図1において、下突出部材12は、車両内外方向において、電気機器10の車両外側に設けられた荷重伝達部材である。本実施形態における車両内外方向は、車幅方向である。下突出部材12は、エプロンアッパメンバ18と電気機器10との間に配置されており、車両前後方向から見て例えばL字形に形成されている。下突出部材12は、電気機器10の下側部分に向けて車幅方向内側へ延びている。
図1、図2において、上突出部材14は、電気機器10の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられている。上突出部材14のうち内側端14Aは、電気機器10の車両内側に設けられている。この内側端14Aが、電気機器10の上側部分の車幅方向内側面に当接又は近接している。上突出部材14の外側端14Bは、エプロンアッパメンバ18に固定されている。
本実施形態では、上突出部材14のうち、内側端14Aが、車両内外方向において、電気機器10の車両内側に設けられている。このように、上突出部材14の全体が電気機器10の車両内側に設けられる必要はなく、車両16の衝突時に電気機器10を押圧して回転させることができるように、少なくとも一部(内側端14A)が電気機器10の車両内側に設けられていればよい。
図2に示されるように、この上突出部材14は、電気機器10の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられている。この一対の上突出部材14同士の間隔は、車両内側よりも車両外側が広く設定されている。上突出部材14の外側端14Bの位置における一対の上突出部材14同士の間隔は、衝突対象であるポール24の幅よりも大きく設定されている。なお、一対の上突出部材14は、平面視でハット形状となるように、一体的に構成されていてもよい。
電気機器10の下側部分とは、該電気機器10の重心より車両上方の部位である。また、電気機器10の上側部分とは、該電気機器10の重心より車両下方の部位である。好ましくは、電気機器10の下側部分は、電気機器10の下端から車両上側に、該電気機器10の上下寸法の1/3以内の領域である。同様に、電気機器10の上側部分は、電気機器10の上端から車両下側に、該電気機器10の上下寸法の1/3以内の領域である。
電気機器の車両搭載構造Sは、車両16の衝突時に、電気機器10を、下突出部材12及び上突出部材14により、車両外側及び車両内側から押圧して回転させるようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1、図2において、本実施形態に係る電気機器の車両搭載構造S1では、車両16の例えばポール24に対する側面衝突時に、車両16に搭載された電気機器10が、下突出部材12及び上突出部材14により車両外側及び車両内側から押圧されて回転する。
具体的には、ポール24が、電気機器10の側方における一対の上突出部材14の間に衝突し、エプロンアッパメンバ18が車両内側に押し込まれることで、電気機器10の下側部分が下突出部材12により車両内側に押圧される(矢印A)。更にポール24の侵入によりエプロンアッパメンバ18が車両内側に屈曲変形すると、上突出部材14が車両外側に引っ張られる。上突出部材14の内側端14Aは、電気機器10の上側部分に当接しており、換言すれば上突出部材14が電気機器10に引っ掛けられているので、電気機器10の上側部分が車両外側に押圧される(矢印B方向)。
これにより、電気機器10が矢印C方向に回転し、電気機器10の車幅方向内側部分が車両上方に回転移動する。したがって、車両16の変形に伴い、電気機器10とその衝突方向後方に位置するエンジン26等の部品とが接近しても、互いの干渉が抑制される。このため、電気機器10とエンジン26等の部品との二次衝突が回避され易い。
参考例
図3、図4において、本参考例に係る電気機器の車両搭載構造S2は、電気機器10と、外側部材の一例たる傾斜部材32と、内側部材の一例たるストッパ部38と、を有している。
傾斜部材32は、車両内外方向において、電気機器10の車両外側に設けられた運動方向変換部材である。この傾斜部材32は、エプロンアッパメンバ18と電気機器10との間に配置されると共に、エプロンアッパメンバ18に固定された部材である。傾斜部材32は、エプロンアッパメンバ18に沿って車両前後方向に延びている。傾斜部材32の前端32Aは、電気機器10より車両前方側に位置し、後端32Bは電気機器10より車両後方側に位置している。傾斜部材32は、車両前後方向から見て、例えば直角三角形に形成されている。傾斜部材32には、車幅方向内側の斜め上方を向く傾斜面32Cが設けられている。この傾斜面32Cは、電気機器10の下側の角部30と車幅方向に対向している。傾斜面32Cの上端は、角部30より車両上方側に位置し、傾斜面32Cの下端は、角部30よりも車両下方側に位置している。つまり、傾斜面32Cは、傾斜部材32が車幅方向内側に移動したときに角部30に当接する高さに配置されている。
ストッパ部38は、取付けブラケット34における平面状の基部36に設けられている。基部36は、ねじ等の固定手段40を用いて電気機器10の底面に固定されると共に、支持部材42の上面に固定されている。ストッパ部38は、基部34Aの車両上方側に突出形成され、電気機器10の下側部分の車幅方向内側に位置している。ストッパ部38の前端38Aは電気機器10より車両前方側に位置し、後端38Bは電気機器10より車両後方側に位置している。支持部材42は、車両骨格の一部、又はエンジンコンパートメント20内に設けられる部材である。
図4に示されるように、エンジンコンパートメント20における電気機器10の車幅方向内側には、例えばエンジン26が設けられている。また、エンジンコンパートメント20におけるエンジン26の車幅方向外側、かつ取付けブラケット34のストッパ部38の車両下方には、フレーム44が設けられている。フレーム44は、車両前後方向に延びる例えばサイドメンバである。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
参考例は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図5、図6において、本参考例に係る電気機器の車両搭載構造S2では、車両16の例えばポール24に対する側面衝突時に、車両16に搭載された電気機器10が、傾斜部材32及びストッパ部38により車両外側及び車両内側から押圧されて回転する。図6は、電気機器10が回転する作用を理解し易くするため、エプロンアッパメンバ18及び傾斜部材32に対して各部が相対変位するように描かれている。
ポール24の侵入に伴い、エプロンアッパメンバ18が車幅方向内側に凸に屈曲変形し、傾斜部材32が車幅方向内側に変位し、電気機器10に当接する。電気機器10が、傾斜部材32に押されて車幅方向内側に変位すると、下側部分がストッパ部38に引っ掛かる。そうすると、電気機器10に矢印D方向の反力が作用する。傾斜部材32の車幅方向内側への変位は、ストッパ部38の車幅方向内側への変位よりも大きい。この相対的な変位差により、傾斜部材32がストッパ部38に接近することで、電気機器10の角部30が傾斜面32C上を矢印E方向に滑り上がる。この際、電気機器10と取付けブラケット34とを固定している固定手段40は、破断する。
これにより、電気機器10が矢印F方向に回転し、電気機器10の車幅方向内側部分が車両上方に回転移動し、エンジン26等の部品の変位ストロークが確保される。したがって、車両16の変形に伴い、電気機器10とその衝突方向後方に位置するエンジン26等の部品とが接近しても、互いの干渉が抑制される。このため、電気機器10とエンジン26等の部品との二次衝突が回避され易い。なお、エンジン26の車幅方向外側への移動は、フレーム44により抑制されるため、電気機器10とエンジン26との二次衝突は、より一層回避される。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
車両衝突時の形態を、ポール24に対する側面衝突として説明したが、前面衝突を考慮して同様の構成とすることも可能である。この場合、車両内外方向は、車両前後方向となる。
10 電気機器
12 下突出部材(外側部材)
14 上突出部材(内側部材)
16 車両
32 傾斜部材(外側部材)
34 ストッパ部(内側部材)
S1 電気機器の車両搭載構造
S2 電気機器の車両搭載構造

Claims (1)

  1. 車両に搭載される電気機器と、
    車両内外方向において、前記電気機器の車両外側に設けられた外側部材と、
    前記車両内外方向において、少なくとも一部が前記電気機器の車両内側に設けられ、外側端が前記電気機器の車両外側の車両骨格に固定された内側部材と、を有し、
    前記車両骨格が、前記車両のエンジンコンパートメントの車幅方向両側に配置されたエプロンアッパメンバであり、前記外側部材は、前記エプロンアッパメンバと前記電気機器との間に配置され、
    前記車両内外方向での前記車両の衝突時に、前記電気機器を、前記外側部材及び前記内側部材により前記車両外側及び前記車両内側から押圧して回転させる電気機器の車両搭載構造。
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