JP6716905B2 - 内燃機関及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関及びその制御方法に関し、より詳細には、減筒運転から全筒運転への切り替え時に生じる白煙を抑制しつつ、その減筒運転の運転域を拡大し、且つ気筒数が奇数でも減筒運転可能な内燃機関及びその制御方法に関する。
エンジン(内燃機関)には、燃費低減の施策として特定の気筒を休止する減筒運転を可能としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなエンジンにおいては、特定の気筒における燃料の噴射と吸排気バルブの作動を停止することで、それ以外の運転気筒を高負荷運転として燃費率を高めている。
しかし、燃料の噴射と吸排気バルブの作動とが停止した休止気筒においては、ピストンの降下時に燃焼室の内部が減圧される。つまり、長期間にわたって休止した気筒においては、その燃焼室の内部に潤滑油が溜まるという問題があった。
このように、燃焼室の内部に潤滑油が溜まった状態で、減筒運転から全筒運転に切り替えると、全筒運転の再開時にその潤滑油が排気ガスと共に排出される。このような場合には、エンジンの排気通路に触媒を備えていても、著しい白煙を生じることがある。
また、特定の気筒のみを休止する減筒運転では、等間隔、あるいは気筒バランスの良い組み合わせでしか実施できないという問題がある。例えば、8気筒エンジンの減筒運転としては、6気筒運転や4気筒運転が例示でき、6気筒エンジンの減筒運転としては、3気筒運転や2気筒運転が例示される。
つまり、特定の気筒のみを休止する減筒運転では、8気筒エンジンにおける7気筒運転や5気筒運転、6気筒エンジンにおける5気筒運転を実施できずに、減筒運転時のエンジンからの出力レンジが飛び飛びになるために、減筒運転の運転域が狭くなる問題があった。更に、5気筒エンジンや3気筒エンジンなどの気筒数が奇数のエンジンの場合に、特定の気筒のみを休止する減筒運転では、等間隔、あるいは気筒バランスの良い組み合わせが無いために、減筒運転を実施することができない。
特開2015−081555号公報
本発明の目的は、全ての気筒を等しく順次休止させることで、減筒運転から全筒運転への切り替え時に生じる白煙を抑制しつつ、その減筒運転の運転域を拡大し、且つ気筒数が奇数でも減筒運転可能な内燃機関及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成する本発明の内燃機関は、二つ以上の気筒数の気筒と、これらの気筒のそれぞれに配置される複数の燃料噴射弁と、これらの気筒のそれぞれに配置される吸気バルブ及び排気バルブからなる複数の吸排気バルブと、これらの吸排気バルブを開閉する動弁機構と、この動弁機構の作用を回避して、それらの吸排気バルブを閉状態に保持する休止機構と、を有してなる内燃機関において、前記燃料噴射弁と前記休止機構とを調節して、常に全ての前記気筒で燃焼サイクルが行われる全筒運転と、常に前記気筒数未満の気筒で燃焼サイクルが行われる減筒運転と、を切り替える制御を行う制御装置と各前記吸排気バルブが一旦開いた後に閉じた時を検出する検出装置とを備え、その減筒運転では、全ての前記気筒において燃焼サイクルが前記気筒数未満に設定された稼動回数にわたるまでの稼動状態と、燃焼サイクルの1回分の休止状態とが繰り返される間引き運転が行われており、稼働状態から休止状態に切り替えるときに、前記制御装置が、前記検出装置が検出した前記吸気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁から燃料を噴射させ、その燃料が噴射された後に前記検出装置が検出した前記排気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記排気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記排気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁からの燃料の噴射を1回分停止させる制御を行う構成にし、前記全筒運転から前記減筒運転へ切り替える実施要求が生じた場合は、前記制御装置が、各前記気筒を予め設定された順番で順次、休止状態にしてその休止状態のタイミングを各前記気筒で異ならせ且つ各前記気筒で順番に生じさせることを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成する本発明の内燃機関の制御方法は、二つ以上の気筒数の気筒のそれぞれに燃料を噴射する複数の燃料噴射弁と、動弁機構により開閉してそれらの気筒に吸気させる吸気バルブおよび排気させる排気バルブからなる複数の吸排気バルブを、その動弁機構の作用を回避して、閉状態に保持する休止機構とを調節して、常に全ての気筒で燃焼サイクルが行われる全筒運転と、常に前記気筒数未満の気筒で燃焼サイクルが行われる減筒運転と、を切り替える内燃機関の制御方法において、その減筒運転中に、全ての前記気筒において燃焼サイクルが前記気筒数未満に設定された稼動回数にわたるまでの稼動状態と、燃焼サイクルの1回分の休止状態とを繰り返す間引き運転を行い、稼働状態から休止状態に切り替えるときに、前記吸気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁から燃料を噴射させ、その燃料が噴射された後に前記排気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記排気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記排気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁からの燃料の噴射を1回分停止し、前記全筒運転と前記減筒運転とを切り換える実施要求が生じた場合は、各前記気筒を予め設定された順番で順次、休止状態にしてその休止状態のタイミングを各前記気筒で異ならせ且つ各前記気筒で順番に生じさせることを特徴とする方法である。
この間引き運転は、それぞれの気筒に注目した場合には、その気筒では燃焼サイクルが行われる稼動状態と燃焼サイクルが行われない休止状態とが繰り返し行われる運転である。また、一つの気筒の1燃焼サイクルの期間に関して各気筒の運転状態を見ると一つ又は幾つかの気筒が休止状態で、残りの気筒が稼動状態となる運転である。
また、稼動状態は、燃焼サイクルが気筒数未満に設定された稼動回数にわたるまで、燃料噴射弁により燃料が噴射されると共に動弁機構により吸排気バルブが開閉される状態である。一方、休止状態は、燃焼サイクルがその稼動回数行われた後に燃焼サイクルの1回分、燃料噴射弁からの燃料の噴射が停止すると共に休止機構により吸排気バルブが閉状態に保持される状態である。更に、減筒運転中は、各気筒で休止状態になるタイミングが異なり、その休止状態が、各気筒で順番に生じるものである。
より具体的に説明すると、3気筒エンジンでは、各気筒が2回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う2気筒運転や、各気筒が1回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う1.5気筒運転が例示される。また、4気筒エンジンでは、各気筒が3回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う3気筒運転、各気筒が2回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う2.5気筒運転、各気筒が1回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う2気筒運転が例示される。
この内燃機関及びその制御方法によれば、減筒運転では、全ての気筒を間引き運転することで、特定の気筒のみを長い間休止することを回避して、全ての気筒を等しく順次休止させることができる。
これにより、休止中の気筒の燃焼室の内部に存在する潤滑油は、次の稼動時に燃焼するために、その潤滑油が燃焼室の内部に大量に溜まることを回避することができるので、減筒運転から全筒運転への切り替え時に生じる白煙を抑制することができる。
また、上記の内燃機関及びその制御方法によれば、間引き運転における休止間隔を拡縮することで、減筒運転時における一つの気筒の1燃焼サイクルの期間に関して稼動状態の気筒数を自在に変更することが可能になる。
これにより、減筒運転時の内燃機関の出力レンジの飛びを回避できるので、内燃機関の運転状態に応じて稼動状態の気筒数を可変できる。これにより、内燃機関の様々な運転状態で減筒運転を実施可能になるので、減筒運転の運転域が拡大して、減筒運転による燃費向上の効果をより高めることができる。
更に、上記の内燃機関及びその制御方法によれば、5気筒エンジンや3気筒エンジンな
どの気筒数が奇数のエンジンでも減筒運転を実施することが可能になる。
本発明の実施形態のエンジンを例示する構成図である。 図1の動弁機構と休止機構とを例示する構成図であり、作動時の状態を示す。 図1の動弁機構と休止機構とを例示する構成図であり、休止時の状態を示す。 本発明の実施形態のエンジンの制御方法を例示するフロー図である。 図1のエンジンの性能特性図である。 図1のエンジンの減筒運転における各気筒の燃焼サイクルと休止とを例示する説明図であり、図4の(a)は3気筒エンジンにおける1.5気筒運転を示し、図4の(b)は3気筒エンジンにおける2気筒運転を示す。 3気筒エンジンにおける1.5気筒運転時の燃料噴射弁及び吸排気バルブの作動状況を例示する説明図である。 3気筒エンジンにおける2気筒運転時の燃料噴射弁及び吸排気バルブの作動状況を例示する説明図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態からなるエンジン10を例示している。このエンジン10は、所定の気筒数Nc(ここでは3気筒)の気筒11を有してなり、全筒運転Oaと減筒運転Orとを切り替え可能な多気筒エンジンである。なお、図中では、♯1が第一気筒を、♯2が第二気筒を、#3が第三気筒をそれぞれ示している。
エンジン10は、三つの気筒11と、各気筒11のそれぞれに配置され三つの燃料噴射弁12、及び、一つの気筒11に対して吸気用として二つ及び排気用として二つの計四つが配置される吸排気バルブ13と、を有している。なお、この実施形態では、直列に配置された三つの気筒11を有した直列3気筒エンジンが例示されるが、気筒数Nc、気筒配置、一気筒あたりの吸排気バルブ13の配置数は特に限定されない。この他に、気筒数Ncとしては、2気筒〜16気筒などが例示される。また、気筒配置も同様に直列型に限定されずに、水平対向型、V型、W型などが例示される。また、吸排気バルブ13の配置数としては、吸気用、排気用としてそれぞれ一気筒あたり一つずつでもよい。
各気筒11は、シリンダブロック14の長手方向に直列に配置されている。燃料噴射弁12は、電子制御式であって、図示しないコモンレールに接続され、そのコモンレールから高圧の燃料が供給されている。吸排気バルブ13は、動弁機構20により開閉する一方で、場合により休止機構30によりその動弁機構20の作用が回避されて、閉状態に保持されている。
図2、3は動弁機構20及び休止機構30の構成を例示しており、図2は動弁機構20により吸排気バルブ13が開閉する状態を、図3は休止機構30が吸排気バルブ13を閉状態に保持した状態を、それぞれ例示している。
動弁機構20は、吸排気バルブ13を閉状態に付勢するバルブスプリング26と、揺動自在に構成され、このバルブスプリング26の付勢力に抵抗して吸排気バルブ13を開状態にするロッカーアーム24と、このロッカーアーム24を揺動させるカム23と、を備えている。
動弁機構20は、吸気用の吸排気バルブ13と排気用の吸排気バルブ13とを別々のカムシャフト21で開閉するツインカム式のカム機構(DOHC)である。この動弁機構20においては、クランクシャフト15から無端状のベルトやチェーンなどの動力伝達機構22を介して伝達された回転動力によってカムシャフト21が回転する。このときに、クランクシャフト15が2回転したときに、カムシャフト21は1回転している。そして、そのカムシャフト21の回転により、断面が卵型のカム23が回転することで、ロッカーアーム24がてこの原理で作動して、吸排気バルブ13を開閉している。
なお、動弁機構20は、吸排気バルブ13を開閉可能な構成であればよく、上記の構成に限定されない。カム機構としては、吸気用及び排気用の吸排気バルブ13を一つのカムシャフトで開閉するシングル式のカム機構(SOHC)でもよい。また、カム機構の他に、この動弁機構20としては、電磁ソレノイドにより直接的に吸排気バルブ13を開閉する電磁式の機構も例示される。
休止機構30は、燃料噴射弁12からの燃料の噴射が停止した気筒11の各吸排気バルブ13を閉状態に保持する、つまり、動弁機構20の作用をキャンセルする機構である。詳細な構成については後述するが、この休止機構30は、ロッカーアームブラケット31、ラッシュアジャスタ32、ピストン33、逆止弁34、電磁ソレノイド35、ニードル36、及びオイルギャラリ39を備えている。
この休止機構30においては、電磁ソレノイド35によってニードル36を駆動し、そのニードル36の先端部でチェックボール34aを押し下げてラッシュアジャスタ32内の油圧室32bを開放することで、カム23からロッカーアーム24を経由して吸排気バルブ13へ伝達される作用を回避して、吸排気バルブ13を閉状態に保持している。なお、動弁機構20が電磁式の機構の場合には、その動弁機構20がこの休止機構30の機能を代替してもよい。
本発明においては、図1に示すように、エンジン10が、燃料噴射弁12と休止機構30とを調節して、常に全ての気筒11で、燃焼サイクルが行われる全筒運転Oaと、常に気筒数Nc未満の気筒11で燃焼サイクルが行われる減筒運転Orと、を切り替える制御を行う制御装置40を備えて構成される。そして、この制御装置40は、その減筒運転では、全ての気筒11において稼動状態と休止状態を繰り返す間引き運転を行う制御をする。
つまり、制御装置40は、その減筒運転Orの期間では、全ての気筒11で稼動状態と休止状態が繰り替し行われる制御を行う。また、一つの気筒11の1燃焼サイクルの期間に関して各気筒11の運転状態を見ると一つ又は幾つかの気筒11を休止状態にし、残りの気筒11を稼動状態にする制御を行う。
制御装置40は、各種処理を行うCPU、その各種処理を行うために用いられるプログラムや処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成される。この制御装置40は、信号線を介して燃料噴射弁12、動弁機構20の油圧アクチュエータ25、及び休止機構30に接続されると共に、エンジン回転数センサ41、アクセル開度センサ42、検出装置としてのカム角センサ(上死点センサ)43などのセンサ類に接続される。また、この制御装置40の内部記憶装置に記憶された実行プログラムとしては、以下にフロー図で説明される切替制御プログラムが例示される。
カム角センサ43は、吸気用のカムシャフト21、及び排気用のカムシャフト21のそれぞれに設けられている。このカム角センサ43は、カムシャフト21が1回転するごとに、各気筒11における下死点及び上死点、つまり、吸排気バルブ13が一旦開いた後に閉じたタイミングを検出している。具体的に、吸気用のカム角センサ43は吸気行程後の下死点を検出している。一方、排気用のカム角センサ43は排気行程後の上死点を検出している。
また、このカム角センサ43は、第一気筒#1を判別可能に構成されており、その第一気筒#1を基準として、第二気筒#2、第三気筒#3のそれぞれの下死点及び上死点を検出している。
次に、エンジン10の制御方法について、図4のフロー図を参照しながら制御装置40の機能として、以下に説明する。なお、この制御方法は、エンジン10が始動すると開始され、停止すると終了する。また、以下では、3気筒エンジンにおける減筒運転Orとして、Or2が2気筒運転を、Or1が1.5気筒運転を示している。
まず、ステップS10では、制御装置40が、エンジン10の運転状態を決定する。このステップS10では、エンジン回転数センサ41及びアクセル開度センサ42の検出値に基づいてエンジン10の運転状態を決定するとよい。
具体的には、制御装置40が、アクセル開度から運転者の要求を受取り、そのときのエンジン回転及び出力トルクから最適な運転状態を決定する。また、安定した制御を行うために、水温、吸気温によりその運転状態を補正してもよい。
図5は、エンジン回転数と出力トルクとに基づいたエンジン10の性能特性を示している。このエンジン10の性能特性図は、予め実験や試験により作成されており、制御装置40の内部記憶装置に記憶されている。エンジン10の運転状態は、アクセル開度とこの性能特性図とに基づいて決定される。
エンジン10の運転状態としては、エンジン回転数が低回転側で且つ出力トルクが低出力側の低負荷L1、エンジン回転数が高回転側で且つ出力トルクが高出力側の高負荷L3、及びそれらの領域の間に介在する中負荷L2のいずれかが例示される。なお、3気筒エンジンでは、低負荷L1〜高負荷L3の三つの負荷を判別するが、4気筒エンジンや6気筒エンジンなど気筒数Ncが多いほどのその数が増えるものとする。
また、この負荷の他に、このエンジン10の運転状態を示すパラメータとしては、アクセル開度の変化率が好ましく例示される。アクセル開度の変化率は、単位時間当たりあるいは単位走行距離当たりのアクセル開度センサ42の検出値の変化量で示される。
次いで、ステップS20では、制御装置40が、エンジン10の運転状態が巡航状態か否かを判定する。このステップS20では、アクセル開度の変化率が予め設定された閾値未満の場合に巡航状態であると判定し、閾値以上の場合に巡航状態でないと判定する。この巡航状態としは、エンジン10を搭載した車両が高速道路などを走行する場合が例示される。このステップS20で、エンジン10の運転状態が巡航状態であると判定した場合は、ステップS30へ進む。一方、巡航状態でないと判定した場合は、ステップS70へ進む。
また、このステップS20の別例としては、車速の変化率やオートクルーズモードの有無などが例示される。
次いで、ステップS30では、制御装置40が、エンジン10の運転状態が低負荷L1か否かを判定する。このステップS30で、エンジン10の運転状態が低負荷L1であると判定した場合は、ステップS40へ進む。一方、低負荷L1でないと判定した場合は、ステップS50へ進む。
図6の(a)は3気筒エンジンにおける1.5気筒運転Or1を、図6の(b)は2気
筒運転Or2をそれぞれ示している。
次いで、ステップS40では、制御装置40が、全ての気筒11において1.5気筒運転Or1を実施する。この1.5気筒運転Or1は、図6の(a)に示すように、各気筒11が1回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う減筒運転Orである。このステップS40が完了するとスタートへ戻る。
一方、ステップS50では、制御装置40が、エンジン10の運転状態が中負荷L2か否かを判定する。このステップS50で、エンジン10の運転状態が中負荷L2であると判定した場合は、ステップS60へ進む。一方、中負荷L2でない、つまり高負荷L3であると判定した場合は、ステップS70へ進む。
次いで、ステップS60では、制御装置40が、全ての気筒11において2気筒運転Or2を実施する。2気筒運転Or2は、図6の(b)に示すように、各気筒11が2回の燃焼サイクルの後に1回の休止を行う減筒運転Orである。このステップS60が完了するとスタートへ戻る。
一方、ステップS70では、制御装置40が、全ての気筒11において全筒運転Oaを実施する。全筒運転Oaは常に全ての気筒11が燃焼サイクルを行う運転である。このステップS70が完了するとスタートへ戻る。
この制御方法では、例えば、アクセルペダルの踏み込みが大きな場合は、加速であり、燃費より出力を優先させるために全筒運転Oaにする。一方、アクセルペダルの変化率の少ない巡航運転では、燃費優先としそのエンジン回転、出トルクで最適となる減筒運転Orを決め、切り替える。このときの切り替えは、切換直前の出力トルクと切換直後の出力トルクとが同トルクとなるように燃料供給量を決定するとよい。切替ポイントは同じ燃費率になることから、トータルの燃料噴射量が変わらないように各気筒11に供給する燃料噴射量を決定する。
ここで減筒運転Orについて詳しく説明する。図6に示すように、減筒運転Orは、全ての気筒11が稼動状態と休止状態とが繰り返し行わる間引き運転されて、燃焼サイクルを行っている気筒11が常に気筒数Nc未満になる運転である。
更に詳しく説明すると、その間引き運転は、それぞれの気筒11(例えば、第一気筒#1)に注目した場合には、その第一気筒#1では燃焼サイクルが行われる稼動状態と燃焼サイクルが行われない休止状態とが繰り返し行われる運転である。また、第一気筒#1の1燃焼サイクルの期間に関して第二気筒#2及び第三気筒#3の運転状態を見ると、各気筒11の一つ又は幾つかが休止状態で、残りが稼動状態となる運転である。
稼動状態とは、気筒11における燃焼サイクルが気筒数Nc未満に設定された稼動回数Naにわたるまで、燃料噴射弁12により燃料が噴射されると共に動弁機構20により吸排気バルブ13が開閉される状態である。つまり、この稼動状態の気筒11では、燃焼サイクルとして吸気行程、圧縮行程、膨張行程(燃焼行程)、及び排気行程が順に行われる。
休止状態とは、気筒11における燃焼サイクルがその稼動回数Na行われた後に燃焼サイクルの1回分、燃料噴射弁12からの燃料の噴射が停止すると共に休止機構30により吸排気バルブ13が閉状態に保持される状態である。つまり、この休止状態の気筒11では、燃焼サイクルが行われていない。
また、減筒運転Orにおいては、間引き運転における各気筒11の休止状態のタイミングが各気筒11で異なり、且つその休止状態が各気筒11で順番に生じる。
この稼動状態における稼動回数Naは気筒数Nc未満に設定されており、この実施形態では3回未満、つまり、2回及び1回に設定される。この他、例えば、8気筒エンジンでは稼動回数Naが7回〜1回に設定され、6気筒エンジンでは稼動回数Naが5回〜1回に設定され、4気筒エンジンでは稼動回数Naが3回〜1回に設定される。
このように、稼動回数Naが可変可能に構成されることで、エンジン10の気筒数Ncや気筒配置に限定されずに、減筒運転Orが可能になるので、5気筒エンジンや3気筒エンジンなどの気筒数が奇数でも減筒運転Orを実施することが可能になる。
また、稼動回数Naを可変することで、各気筒11における休止状態の間隔が拡縮自在になる。これにより、減筒運転Orにおける一つの気筒11の1燃焼サイクルの期間に着目した場合に、その期間における稼動状態にある気筒数が調節自在になる。
図6を参照して具体的に説明すると、1.5気筒運転Or1における間引き運転では、稼動回数Naは1回に設定される。そして、この1.5気筒運転Or1においては、第一気筒#1、第三気筒#3、及び第二気筒#2の順番で休止状態が発生する。一方、2気筒運転Or2における間引き運転では、稼動回数Naは2回に設定される。そして、この2気筒運転Or2においては、第一気筒#1、第二気筒#2、及び第三気筒#3の順番で休止状態が発生する。
図7、8は、減筒運転Orにおける燃料噴射弁12及び吸排気バルブ13の作動状況を示しており、図7は1.5気筒運転Or1の状況を、図8は2気筒運転Or2の状況をそれぞれ示している。なお、「リクエスト」は制御装置40の実施要求を、「吸気カム 1X」は第一気筒#1の判別を、「吸気カム 3X」は各気筒11の吸気行程後の下死点を、「#1 吸気バルブ」は第一気筒#1の吸気用の吸排気バルブ13の開閉状況と、その各休止機構30の動作状況とを、「排気カム 1X」は第一気筒#1の判別を、「排気カム 3X」は各気筒11の排気行程後の上死点を、「#1 燃料噴射弁」は第一気筒#1の燃料噴射弁12の燃料の噴射状況を、それぞれ示している。また、「#1 吸気バルブ」においては、三角形が吸排気バルブ13の開閉状況を示し、矩形波が制御装置40からの休止信号を示している。
制御装置40は、検出装置としてのカム角センサ43の検出値を監視して、減筒運転Orにおける各気筒11の休止状態を制御している。
時間t1で、ステップS40の実施要求が生じると、その時間t1から第一気筒#1における吸気行程を経た後の下死点を示す時間t2から1.5気筒運転Or1が開始される。1.5気筒運転Or1では、第一気筒#1、第三気筒#3、及び、第二気筒#2の順に休止状態が生じる。一方、2気筒運転Or2では、第一気筒#1、第二気筒#2、及び第三気筒#3の順に休止状態が生じる。そして、時間t9で、ステップS70の実施要求が生じると、その時間t9から第一気筒#1における吸気行程を経た後の下死点を示す時間t10から第一気筒#1の間引き運転が終了して、全筒運転Oaが開始される。
この間引き運転の終了時には、時間t9で休止状態になっている全ての気筒11の休止状態が完了した後に、全筒運転Oaが開始される。つまり、一つの気筒11における燃料の噴射の停止と吸排気バルブ13の閉状態の保持とはセットで終了する。
このように、全筒運転Oaから減筒運転Orへ、あるいは減筒運転Orから全筒運転O
aへの切り替えを、稼動状態における吸気行程後の下死点から開始するようにすることで、気筒11か稼動状態の中途から休止状態に、あるいは休止状態の中途から稼動状態に切り換わることが回避される。つまり、吸排気バルブ13の開閉中や、燃焼サイクルの中途での切り替えが回避されることで、全筒運転Oaから減筒運転Orへ、あるいは減筒運転Orから全筒運転Oaへの切り替え時にエンジン10の出力や排気ガスの排出が不安定になることが回避される。
気筒11の稼動状態では、吸気用の吸排気バルブ13が吸気行程で開き、燃料噴射弁12から燃料が膨張行程で噴射され、排気用の吸排気バルブ13が排気行程で開く。一方、休止状態では、吸気用の吸排気バルブ13が稼動状態における吸気行程のタイミングで閉状態に、燃料噴射弁12から燃料の噴射が稼動状態における膨張行程のタイミングで停止され、吸排気バルブ13が稼動状態における排気行程のタイミング閉状態に保持される。
1.5気筒運転Or1について図7を参照しながら具体的に説明する。
吸気用の吸排気バルブ13の休止機構30においては、時間t3から1回分の燃焼サイクルを経た時間t4まで作動が停止して、動弁機構20の作用をキャンセルせずに吸気用の吸排気バルブ13を開閉可能に保持する。そして、時間t4から1回分の燃焼サイクルを経た時間t5まで作動して、動弁機構20の作用をキャンセルして吸気用の吸排気バルブ13を閉状態に保持する。ここで、時間t3、t4は気筒11の稼動状態における吸気行程後の下死点を、時間t5は稼動状態における膨張行程後の下死点を経た後の気筒11の休止状態における吸気行程後の下死点をそれぞれ示している。つまり、吸気用の吸排気バルブ13は、気筒11が稼動状態から休止状態になるときに、その稼動状態における吸気行程後の下死点(時間t4)から数えて2回目の下死点(時間t5)まで閉状態に保持される。
排気用の吸排気バルブ13の休止機構30においては、時間t6から1回分の燃焼サイクルを経た時間t7まで作動が停止して、動弁機構20の作用をキャンセルせずに排気用の吸排気バルブ13を開閉可能に保持する。そして、時間t7から1回分の燃焼サイクルを経た時間t8まで作動して、動弁機構20の作用をキャンセルして排気用の吸排気バルブ13を閉状態に保持する。ここで、時間t6、t7は気筒11の稼動状態における排気行程後の上死点を、時間t8は稼動状態における圧縮行程後の上死点を経た後の気筒11の休止状態における排気行程後の上死点をそれぞれ示している。つまり、排気用の吸排気バルブ13は、気筒11が稼動状態から休止状態になるときに、その稼動状態における排気行程後の上死点(時間t7)から数えて2回目の上死点(時間t8)まで閉状態に保持される。
燃料噴射弁12においては、時間t5から時間t6までの間で燃料の噴射が停止する。つまり、燃料噴射弁12の燃料の噴射は、稼動状態における吸気行程後の下死点から数えて2回目の下死点(時間t5)から、稼動状態における排気行程後の上死点から数えて2回目の上死点(時間t6)まで停止する。
2気筒運転Or2について図8を参照しながら具体的に説明する。
吸気用の吸排気バルブ13の休止機構30においては、時間t3から2回分の燃焼サイクルを経た時間t4まで作動が停止して、動弁機構20の作用をキャンセルせずに吸気用の吸排気バルブ13を開閉可能に保持する。そして、時間t4から1回分の燃焼サイクルを経た時間t5まで作動して、動弁機構20の作用をキャンセルして吸気用の吸排気バルブ13を閉状態に保持する。つまり、吸気用の吸排気バルブ13は、気筒11が稼動状態から休止状態になるときに、その稼動状態における吸気行程後の下死点(時間t4)から
数えて2回目の下死点(時間t5)まで閉状態に保持される。
排気用の吸排気バルブ13の休止機構30においては、時間t6から2回分の燃焼サイクルを経た時間t7まで作動が停止して、動弁機構20の作用をキャンセルせずに排気用の吸排気バルブ13を開閉可能に保持する。そして、時間t7から1回分の燃焼サイクルを経た時間t8まで作動して、動弁機構20の作用をキャンセルして排気用の吸排気バルブ13を閉状態に保持する。つまり、排気用の吸排気バルブ13は、気筒11が稼動状態から休止状態になるときに、その稼動状態における排気行程後の上死点(時間t7)から数えて2回目の上死点(時間t8)まで閉状態に保持される。
燃料噴射弁12においては、時間t5から時間t6までの間で燃料の噴射が停止する。つまり、燃料噴射弁12の燃料の噴射は、稼動状態における吸気行程後の下死点から数えて2回目の下死点(時間t5)から、稼動状態における排気行程後の上死点から数えて2回目の上死点(時間t6)まで停止する。
このように、気筒11を稼動状態から休止状態にする際に、吸気用の吸排気バルブ13をその稼動状態における吸気行程後の下死点から数えて2回目の下死点まで、排気用の吸排気バルブ13をその稼動状態における排気行程後の上死点から2回目の上死点まで、それぞれ休止機構30により閉状態に保持することが望ましい。
つまり、吸排気バルブ13が閉じたタイミングで休止動作に入り、吸排気バルブ13が開くタイミグよりも前にその休止動作を終えることができるので、吸排気バルブ13の開閉中に休止動作になることを回避できる。これにより、休止動作によって吸排気バルブ13の着座音が生じたり、吸排気バルブ13が破損したりすることを回避できる。
以上のような制御を行うようにしたことで、特定の気筒11のみを長期間にわたって休止することを回避して、全ての気筒11を順次休止させることができる。これにより、休止状態の気筒11の燃焼室の内部に存在する潤滑油は、次の稼動状態のときに燃焼するために、その潤滑油が燃焼室の内部に大量に溜まることを回避することができるので、減筒運転Orから全筒運転Oaへの切り替え時に生じる白煙を抑制することができる。
また、減筒運転Or中の間引き運転における休止間隔を拡縮する、つまり上記の例では1.5気筒運転Or1と2気筒運転Or2とを切り替えることで、減筒運転Or時における稼動状態の気筒11の数を自在に変更することが可能になる。これにより、減筒運転Or時におけるエンジン10の出力レンジを飛び飛びにせずに、円滑に変化させることができるので、減筒運転Orの運転域を拡大することができる。
稼動状態の気筒11の数と出力レンジとは正の相関になる。例えば、8気筒エンジンにおける減筒運転が7気筒運転〜2気筒運転まで順に切り替え可能であれば、その出力レンジは8気筒運転を100%として、100%、85%、75%、62%、50%、37%、25%と緩やかに変化する。一方、従来技術の特定の気筒を休止する場合は、8気筒運転、6気筒運転、及び4気筒運転の三つとなり、その出力レンジは100%、75%、50%と急激に変化することになる。
つまり、減筒運転Or時における稼動状態の気筒11の数を自在に変更することが可能になることで、出力レンジの飛びを回避できるので、エンジン10の運転状態に応じて稼動状態の気筒数を可変できる。これにより、エンジン10の様々な運転状態で減筒運転Orを実施できるので、減筒運転Orの運転域が拡大して、減筒運転Orによる燃費向上の効果をより高めることができる。
加えて、従来技術の特定の気筒のみを休止する場合は、不等間隔の燃焼や、気筒バランスによる振動により、車室内でのこもり音、シートやフロアの共振が悪化するおそれがある。一方、固定気筒でなく全ての気筒11を間引き運転することで、振動源が絶えず変化し、共振による振幅の増幅を抑制することができるので、快適性を大幅に損ねることなく燃費を向上させることが可能になる。
更に、従来技術の特定の気筒のみを休止する技術では減筒運転が不可能であった5気筒エンジンや3気筒エンジンなどの気筒数Ncが奇数のエンジン10でも減筒運転Orを実施することが可能になる。
前述したように、休止機構30としては、動弁機構20の作用をキャンセルして、吸排気バルブ13を閉状態に保持する機構であれば特に限定されないが、高速応答性を有したものが望ましい。例えば、3気筒エンジンが2500rpmで回転している場合に、1つの吸排気バルブは、720°A(ATDC)毎に駆動される。つまり、吸排気バルブが閉じてから開くまでは、おおよそその半分であり、360°A、即ち50msecc前後でその動作を完了させる必要がある。
そこで、制御装置40からの信号に対して高速応答性を実現する休止機構30としては、図2、3に示す構成が好ましく例示される。
この休止機構30は、ロッカーアームブラケット31、ラッシュアジャスタ32、ピストン33、逆止弁34、電磁ソレノイド35、ニードル36、及びオイルギャラリ39を備えて構成される。
ロッカーアームブラケット31は、ロッカーアーム24の一端部とピン連結されてロッカーアーム24の揺動で上下動可能に構成される。ラッシュアジャスタ32は、シリンダ32aを有すると共に、このシリンダ32a内にロッカーアーム24の他端部と吸排気バルブ13とを常時接触させる油圧力を付与する油圧室32bが設けられる。ピストン33は、油圧室32bと逆止弁34を介して連通可能な油圧室33aを有し、その上端部がロッカーアームブラケット31の下部に固定されると共に、その下端部がシリンダ32a内に摺動自在に挿入される。逆止弁34は、ピストン33の下部に設けられると共に、油圧室32bを開放させるチェックボール34aを有する。電磁ソレノイド35は、電磁コイル35a及び、その電磁コイル35aで作動されるプランジャ35bを有し、その電磁コイル35aが制御装置40に接続される。ニードル36は、プランジャ35bに設けられ、ロッカーアームブラケット31及びピストン33の筒内を通して延びると共に、その先端部でチェックボール34aを押し下げて油圧室32bを開放可能に構成される。オイルギャラリ39からは油圧室32b及び油圧室33aに作動油が供給される。
この休止機構30においては、図2に示すように、制御装置40からの休止信号が停止すると、プランジャ35bがスプリング35cにより元の位置へと戻り、ニードル36が上方に移動する。このニードル36の移動によりチェックボール34aがスプリングに付勢されて油圧室32bと油圧室33aとの連通を遮断する。この連通の遮断によって油圧室32bの油圧が上昇すると共に、スプリング38によりピストン33が上方へ付勢され、ピストン33の移動が規制される。これにより、カム23の作用を受けたロッカーアーム24の一端部は固定され、ロッカーアーム24がカム23の作用で揺動して、ロッカーアーム24の他端部が下方に移動することで、吸排気バルブ13が開く。
一方、図3に示すように、制御装置40からの休止信号により、電磁コイル35aに磁力が発生し、その磁力によるプランジャ35bの下方作動によって、ニードル36が下方に移動する。このニードル36の移動によりチェックボール34aが押し下げされ、ラッ
シュアジャスタ32の油圧室32bとピストン33の油圧室33aとが連通する。この連通によって油圧室32bの油圧が低下して、ピストン33の上下動が許容される。このピストン33の上下動に伴って、ロッカーアームブラケット31の上下動も許容されるので、カム23の作用を受けたロッカーアーム24の一端部が下方に移動可能になる。これにより、動弁機構20からの作用をキャンセルして、吸排気バルブ13を閉状態に保持する。
休止機構30がこのように構成されることで、制御装置40の休止信号に対して高速に応答することが可能になる。これにより、エンジン回転数が高回転、すなわちカムシャフト21が高回転になっても、気筒11の稼動状態と休止状態とを円滑に切り替えることができるので、この実施形態のような3気筒のエンジン10の減筒運転Orの制御に有利になる。
また、動弁機構20は、カムシャフト21にカムプロフィールの異なる二種類のカム23を有して構成されることが望ましい。このカムプロフィールとしては、全筒運転Oaに用いられるカムプロフィールと、減筒運転Orに用いられて、全筒運転Oaと比較して吸排気バルブ13の開閉時間が長い遅延カムプロフィールとが好ましくは例示される。
これらのカムプロフィールが異なる二種類のカム23は、制御装置40の制御信号によって作動する油圧アクチュエータ25によりカムシャフト21が軸方向にスライド移動することで、選択的に切り替えられている。
このように、全筒運転Oaと減筒運転Orとを切り替える際に、動弁機構20によりカムプロフィールを切り替えるようにすることで、減筒運転Orにおいて、空気量が少ない領域で吸排気効率を上げたり、アトキンソンサイクルとしてサイクル効率を上げたりすることができる。
なお、この実施形態のエンジン10においては、エンジン回転数が2000rpm前後までを1.5気筒運転Or1で、3000rpm前後までを2気筒運転Or2で、過給が必要な運転状態や加速運転状態を全筒運転Oaで運転する。これにより、稼動状態の気筒11の全てが高負荷運転となり、燃費率が高まることで、燃費を向上することができる。特に、5気筒や3気筒などの奇数の気筒数Ncのエンジン10に好適である。
10 エンジン
11 気筒
12 燃料噴射弁
13 吸排気バルブ
20 動弁機構
30 休止機構
40 制御装置
Nc 気筒数
Oa 全筒運転
Or 減筒運転

Claims (6)

  1. 二つ以上の気筒数の気筒と、これらの気筒のそれぞれに配置される複数の燃料噴射弁と、これらの気筒のそれぞれに配置される吸気バルブ及び排気バルブからなる複数の吸排気バルブと、これらの吸排気バルブを開閉する動弁機構と、この動弁機構の作用を回避して、それらの吸排気バルブを閉状態に保持する休止機構と、を有してなる内燃機関において、
    前記燃料噴射弁と前記休止機構とを調節して、常に全ての前記気筒で燃焼サイクルが行われる全筒運転と、常に前記気筒数未満の気筒で燃焼サイクルが行われる減筒運転と、を切り替える制御を行う制御装置と各前記吸排気バルブが一旦開いた後に閉じた時を検出する検出装置とを備え、
    その減筒運転では、全ての前記気筒において燃焼サイクルが前記気筒数未満に設定された稼動回数にわたるまでの稼動状態と、燃焼サイクルの1回分の休止状態とが繰り返される間引き運転が行われており、
    稼働状態から休止状態に切り替えるときに、前記制御装置が、前記検出装置が検出した前記吸気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁から燃料を噴射させ、その燃料が噴射された後に前記検出装置が検出した前記排気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記排気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記排気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁からの燃料の噴射を1回分停止させる制御を行う構成にし、
    前記全筒運転から前記減筒運転へ切り替える実施要求が生じた場合は、前記制御装置が、各前記気筒を予め設定された順番で順次、休止状態にしてその休止状態のタイミングを各前記気筒で異ならせ且つ各前記気筒で順番に生じさせることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記制御装置が、前記間引き運転における前記稼動回数を当該内燃機関の運転状態に応じて可変する制御を行うように構成される請求項に記載の内燃機関。
  3. 前記間引き運転における前記稼動回数が、当該内燃機関の運転状態がエンジン回転数及び出力トルクが高い状態からエンジン回転数及び出力トルクが低い状態に向って少なくなる請求項に記載の内燃機関。
  4. 前記動弁機構が、前記吸気バルブを開閉する前記全筒運転に用いられるカムプロフィールおよび前記減筒運転に用いられるカムプロフィールと、前記排気バルブを開閉する前記全筒運転に用いられるカムプロフィールおよび前記減筒運転に用いられるカムプロフィールと、を有してなり、
    前記制御装置が、前記全筒運転と前記減筒運転とを切り替える際に、前記動弁機構によりそれらのカムプロフィールを切り替えるように構成される請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記気筒数が奇数である請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 二つ以上の気筒数の気筒のそれぞれに燃料を噴射する複数の燃料噴射弁と、動弁機構により開閉してそれらの気筒に吸気させる吸気バルブおよび排気させる排気バルブからなる複数の吸排気バルブを、その動弁機構の作用を回避して、閉状態に保持する休止機構とを調節して、常に全ての気筒で燃焼サイクルが行われる全筒運転と、常に前記気筒数未満の気筒で燃焼サイクルが行われる減筒運転と、を切り替える内燃機関の制御方法において、
    その減筒運転中に、全ての前記気筒において燃焼サイクルが前記気筒数未満に設定された稼動回数にわたるまでの稼動状態と、燃焼サイクルの1回分の休止状態とを繰り返す間引き運転を行い、
    稼働状態から休止状態に切り替えるときに、前記吸気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記吸気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁から燃料を噴射させ、その燃料が噴射された後に前記排気バルブが一旦開いた後に閉じた時から一回分の燃焼サイクルが経過するまで前記休止機構により前記排気バルブの閉状態を保持し、前記休止機構により前記排気バルブの閉状態の保持が開始された後に前記燃料噴射弁からの燃料の噴射を1回分停止し、
    前記全筒運転と前記減筒運転とを切り換える実施要求が生じた場合は、各前記気筒を予め設定された順番で順次、休止状態にしてその休止状態のタイミングを各前記気筒で異ならせ且つ各前記気筒で順番に生じさせることを特徴とする内燃機関の制御方法。
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