JP6715606B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。
特許文献1に、遊技媒体たる遊技メダルを獲得できる入賞を容易にするための特別の装置である第一種特別役物(レギュラーボーナス)や第一種特別役物に係る役物連続作動装置(ビッグボーナス)等の役物と、スイカやチェリー等の当せん確率が比較的低いレア役と称する非役物に係る入賞役とを同時に当せんさせる重複当せんエリアを設け、役物よりも非役物に係る図柄の組合せを優先して表示させる停止制御により、レア役を表示できると役物の当せんに期待を持たせ、次ゲーム以降、遊技者に、持ち越しに係る役物を作動させる図柄の組合せを表示させることを促し得る遊技機が記載されている。
特開2012−228283号公報
以上の仕様で、役物と同時に当せんさせる非役物を、単独では当せんさせないか或は極低い確率でしか当せんさせないこととすると、その非役物に係る図柄の組合せは、役物の内部当せん時に限り表示されるリーチ目として機能する。このリーチ目を表示させるリーチ目役は、メダルの増加や現状維持を図る役割ではなく、リーチ目のバリエーションを増やし、ボーナスへの早期移行を促す役割を担うため、投入遊技媒体数を下回る1枚配当等の低配当入賞役とするのが適切となる。また、遊技機規則上、役物が作動する場合を除いて入賞役の確率変動は禁止されているため、役物が未作動の役物内部当せん中も、持ち越しに係る役物とリーチ目役とが重複当せんするゲームが生じ得る。
以上のリーチ目役を設ける場合に、役物内部当せん中も含め、役物とリーチ目役とが重複当せんしたゲームにおいて、総獲得遊技媒体数が少ないレギュラーボーナスに係る図柄の組合せの表示を狙う停止操作をしたときにリーチ目役が表示される関係にあると、遊技者は、総獲得遊技媒体数がより多いビッグボーナスの当せんであると勘違いする恐れがある。この勘違いによりビッグボーナスに係る例えば「赤7」図柄を揃える停止操作を誘発させてしまうが、「赤7」揃いさせることはできず、本来当せんしたレギュラーボーナスに係る例えば「BAR」図柄を揃えるまでに何ゲームも費やしかねない。ビッグボーナスに係る図柄の組合せの表示を狙う停止操作をしたときにリーチ目役が表示された場合も同様の勘違いが生じ得るが、メダルの減りを取り戻す効果の低いレギュラーボーナス狙いの停止操作時のリーチ目役表示による勘違いは、遊技者により大きなストレスを与える。
本発明の課題は、総獲得遊技媒体数がより多い第1役物と総獲得遊技媒体数がより少ない第2役物を含む複数種類の役物と、これら何れかの役物の当せんを示唆させる非役物に係る特定役との重複当せん時、第2役物に係る図柄の組合せを狙ったときに、第2役物の当せん時は第2役物に係る図柄の組合せの表示を妨げず、第2役物の当選でなく第2役物に係る図柄の組合せを表示できなかった時は第1役物の当せんをほぼ確定させ、遊技者の勘違いに起因した無駄なメダルの消費を抑えて遊技興趣を高め得る遊技機を提供することにある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素(左リール1L,中リール1C,右リール1R)を有し、
遊技媒体の投入下における可変表示開始操作に基づいて、内部抽せん用の乱数値を抽出し、遊技者に付与する利益に予め定めた相対的な優劣を付けた優側の第1ボーナス(RBB1及び/又はRBB2)と劣側の第2ボーナス(CBB)を含む複数種類のボーナスの一つと何れかのボーナスの当せんを示唆させる非ボーナスに係る特定役(NML6)との重複当せんエリアを含む予め定義した複数の当せんエリアに対する抽出した前記乱数値の属否により当せんエリアに含まれる役の当否を決定する内部抽せん手段(K)と、
前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、所定時間内で且つボーナスよりも非ボーナスに係る図柄の組合せを優先表示させる条件下で各停止させ、所定の有効ラインに前記内部抽せん手段により当せんと決定した当せんエリアに含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段(リール制御手段V)とを含む遊技機を前提とする。
「可変表示要素」は、リール、ベルト、画像を含む。「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
「遊技者に付与する利益に予め定めた相対的な優劣を付けた」とは、ボーナスの作動を契機に遊技者利益が付与される有利な遊技期間において、投入遊技媒体数に対する獲得遊技媒体数の比率が相対的に高い仕様(優側)と相対的に低い仕様(劣側)を設けたこと、或は、ボーナス作動中の総獲得遊技媒体数から総投入遊技媒体数を引いた純増数が多い仕様(優側)と少ない仕様(劣側)を設けたこと、或は、ボーナス作動中の純増数は少ないがボーナス作動終了後に移行させる再遊技高確率状態での再遊技確率及び/又は継続ゲーム数がボーナス作動中の純増数の少なさを補うのに十分なより大きい仕様(優側)とボーナス作動中の純増数は多いが再遊技高確率状態での再遊技確率及び/又は継続ゲーム数がボーナス作動中の純増数の多さを消し去ってしまう程の値に止まる仕様(劣側)とを設けたこと、或は、ボーナス作動中の純増数は少ないがボーナス作動終了後に移行させる停止操作をナビするアシストタイムの継続ゲーム数等がボーナス作動中の純増数の少なさを補うのに十分なより大きい仕様(優側)とボーナス作動中の純増数は多いがアシストタイムの継続ゲーム数等が純増数の多さを消し去ってしまう程の値に止まる仕様(劣側)とを設けたこと等を意味する。なお、投入遊技媒体数に対する獲得遊技媒体数の比率や純増数の違いは、総獲得遊技枚数の相違や、ボーナス作動継続遊技数の相違の他、規定数の相違、即作動の役物連続作動装置かシフト付きの役物連続作動装置かの相違、規定数の相違による小役配当の相違、小役当せん確率の相違、ボーナス作動中の増加役の有無等でも実現可能である。
以上の遊技機において、
前記特定役(NML6)に係る図柄の組合せのうち、一部の図柄(中図柄、右図柄)は、前記第2ボーナス(CBB)を作動させる第2ボーナス作動図柄の組合せ(「青7」−「青7」−「黒バー」)の構成図柄と同じにしており(中図柄は「青7」、右図柄は「黒バー」)、他の図柄(左図柄)は、前記所定時間内で前記第2ボーナス作動図柄の組合せを構成する図柄を引き込むことのできるタイミングで停止操作をした場合に引き込むことのできない図柄に設定している(左図柄は「赤7」)。
これにより、第2ボーナスと、非ボーナスに係る特定役とが重複当せんしたゲームにおいて、
第2ボーナス作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたとき、第2ボーナス作動図柄の組合せの構成図柄と同じ一部の図柄については優先表示させる特定役についての図柄を表示させ、他の図柄については、所定時間内で第2ボーナス作動図柄の組合せを構成する図柄を引き込むことのできるタイミングで停止操作をした場合に引き込むことはできない。この場合、第2ボーナス作動図柄の組合せを完成させることになり、第2ボーナスを直ちに作動させることができる。一方、前ゲーム以前に特定役に係る図柄の組合せが表示されたことにより何れかのボーナスの当せんがあるとの心象を得て、第2ボーナス作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたときに、第2ボーナス作動図柄の組合せを表示できなかった場合、第2ボーナスではない第1ボーナスの当せんであるとの絞り込みが可能となり、第1ボーナスに係る図柄の組合せを狙う停止操作に切替えることにより第1ボーナスも早期に作動させることができる。よって、ボーナス作動までの手持ちの遊技媒体の減りを少なくでき、遊技興趣を高め得る。
以上のもので、複数種類のボーナスの一つと前記特定役との重複当せんエリアには、前記第2ボーナス作動図柄の組合せ (「青7」−「青7」−「黒バー」)の各構成図柄とそれぞれ異なる図柄の組合せ(「赤7」−「黒バー」−「青7」)をもつ第2特定役(NML5)を同時当せんさせる仕様を含み、前記第2ボーナス(CBB)、非ボーナスに係る前記特定役(NML6)及び前記第2特定役(NML5)の三重当せん時、前記第2ボーナス作動図柄の組合せと構成図柄が同じ可変表示要素から停止操作した場合に前記特定役(NML6)を前記第2特定役(NML5)に優先して表示させる仕様にしている。
これにより、非ボーナスに係る第2特定役を設けたことにより、一つのボーナスと一つの特定役とが二重当せんする当せんエリアの当せん時に表示する出目と、一つのボーナスと特定役と第2特定役とが三重当せんする当せんエリアの当せん時に表示する出目とを、当せんエリアが異なることで違えることのできる停止制御に応じて異なるものにでき、ボーナスの当せんを示唆させる表示バリエーションを効果的に増やすことができる。それでいて、第2ボーナス、特定役、第2特定役の三重当せん時は、第2ボーナス作動図柄の組合せと構成図柄が同じ可変表示要素から停止操作した場合に特定役を第2特定役よりも優先して表示させるため、第2ボーナス作動図柄の組合せの完成を阻害することもない。よって、所期の目的が効果的に達成できる。
本発明遊技機の正面図。 可変表示要素を構成するリールの展開図。 遊技状態別の当せんエリアと作動に係る条件装置一覧表。 制御装置のブロック図。 第2役物CBB、特定役、第2特定役当せん時の順押し停止制御例。 第2役物CBB、特定役、第2特定役当せん時の逆押し停止制御例。 第1役物RBB2、特定役、第2特定役当せん時の順押し停止制御例。 第1役物RBB1、特定役、第2特定役当せん時の逆押し停止制御例。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、箱型のリアキャビネット8R及び扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、内部にメインリール100(メインとなる回胴)を収めるリールパネル8、メインリール100の動作と協働して変動表示等させる左中右の演出図柄7L,7C,7Rや、背景画像等をフルカラーで映し出す演出表示装置7を構成する液晶表示装置70、所定条件下で遊技状態の告知等を行う同演出表示装置7を構成する複数の遊技演出ランプ700(71,72,73)、上装飾ランプ81,左装飾ランプ82,右装飾ランプ83,液晶表示装置70の角に臨む4つのアクセント装飾ランプ84,リールパネル8の上・左・右に臨む門形装飾ランプ85を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、腰部パネル8P、左下装飾ランプ86、右下装飾ランプ87を備える。81〜87の総称として、装飾ランプ88という。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿、8Tは灰皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、メインリール100を構成する複数の可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で21コマ配した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。各リール1L,1C,1Rの定常回転数(定速回転数)は約80回転/分であり、約750msで一回転する。通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールし、図柄が一コマ移動するのに要する時間は約35.7msである。よって、通常のステッピングモータ制御下、遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの時間が「190ms以内」というのは、((190÷35.7)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となり、同じく第二種特別役物の作動時の少なくとも一つのリール停止操作から停止までの時間が「75ms以内」というのは、((75÷35.7)−1)の整数解=1コマが許容される最大滑りコマ数となる。
表示窓80には、遊技結果を判定する有効ラインを表示する線画や模様、ライン電飾等は意図的に付していない。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、上段ライン(左上−中上−右上)、中段ライン(左中−中中−右中)、下段ライン(左下−中下−右下)、右下りライン(左上−中中−右下)、右上りライン(左下−中中−右上)の5ラインを有効ラインとしている。この他、上V字ライン(左上−中中−右上)、下V字ライン(左中−中下−右中)等、同一段又は一段違いで隣接する図柄表示位置同士を1本の直線又は折れ線で結んだ他のラインを有効ラインとしてもよいし、中段ライン等の特定の1ラインのみを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2、遊技者操作を演出に関与させるプッシュボタンPBとダイヤルDAをもつジョグダイヤルJD、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数(役物作動中以外は3枚(3BET)、役物作動中は2枚(2BET))の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2下流のメダル詰り時に押すメダル返却ボタン20、ドアキー穴8Kを備える。
リールパネル8の左右の下部には、現時のクレジット数を表示させる2桁7セグメントLEDから成るクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させる2桁7セグメントLEDから成るペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されたとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2からメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、役物作動中の規定数に達し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、役物作動中以外の通常の規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2にさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール1L,1C,1Rのリール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、青7、黒バー、白バー、スイカ、ベル、チェリー、リプレイ、プラムの全9種類の図柄を、図柄番号0,1〜20に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール1L,1C,1Rは、全21コマの図柄を配する21コマリールである。各リール帯10L,10C,10Rの上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。
図3に、内部抽せんでの各当せんエリアと作動に係る条件装置(当せん役)の関係を示す。内部抽せんは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRWM上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の数値範囲65536内に予め区分した何れの当せんエリアに属するか否かで当該ゲームでの作動に係る条件装置すなわち当せん役を決定する。
条件装置は、第一種特別役物に係る役物連続作動装置による第1役物から成る赤7ビッグボーナスRBB1、同青7ビッグボーナスRBB2、第二種特別役物に係る役物連続作動装置による第2役物から成るチャレンジボーナスCBB、次遊技を新たな遊技メダルの投入なしで行える非役物に係る再遊技役としてREP1,REP2,REP3,REP4、遊技メダルを獲得できる非役物に係る入賞役として、ベル揃いNML1、青7ベルNML2、チェリーNML3、スイカNML4、リーチ目表示用のリーチ目役となる特定役NML5,NML6,NML7、RBB1又はRBB2作動中の第一種特別役物RB作動中の増加役NML8,NML9,NML10,NML11を含む。RBB1又はRBB2作動中の第一種特別役物RBの作動中、CBB作動中の第二種特別役物CBの作動中、規定数は2枚、それ以外は規定数3枚となり、入賞時の払出メダル枚数たる配当が1枚〜最大配当数15枚の範囲で予め定めている。チェリーNML3についてのANYは、どの図柄でも良いことを示す。
当せんエリアの仕様は、遊技状態により異なる。遊技状態は、再遊技役の当せん確率が約1/7.3(乱数分母65536に対する分子となる当せん値数は8978)の非RT(RT;リプレイタイム)、RBB1に当せんするも赤7揃いできずにその当せんの権利が持ち越されたRBB1内部中、RBB2に当せんするも青7揃いできずにその当せんの権利が持ち越されたRBB2内部中、CBBに当せんするも青7−青7−黒バーの第2役物作動図柄の組合せを表示できずにその当せんの権利が持ち越されたCBB内部中、赤7揃い又は青7揃いによる第1役物作動図柄の表示により開始するRB作動中、第2役物作動図柄の表示により開始するCB作動中、RBB1,RBB2,CBBの作動終了によるRB又はCBの作動終了後から所定ゲーム例えば最大30ゲームについて継続させる再遊技役の当せん確率を約1/2.3に高めたリプレイタイムRT1を含む。
RBB1又はRBB2の作動は、総獲得メダル枚数が相対的に多い第1上限例えば344枚の超過により終了し、CBBの作動は、総獲得メダル枚数が相対的に少ない第2上限例えば164枚の超過により終了する。RBB1,RBB2,CBB内部中へは、RT1から突入する場合もある。また、RB又はCB作動中へは、非RT又はRT1での当せんゲームで対応する役物作動図柄の組合せを表示できた場合、非RT又はRT1から突入する場合もある。CB作動中、75ms以内で停止させるべきリールは、押し順によらず、左リール1Lとしている。
当せんエリアには、何れの役にも当せんしない不当せんを含む。RBB1,RBB2,CBBの内部中、不当せんを引くと、持ち越しに係る役物作動図柄の組合せを表示できる。RB作動中は不当せんはない。CB作動中の不当せんというのは、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させる第二種特別役物の定義どおり、RB作動中の増加役を除いた全ての入賞役NML1〜7を当せん状態とする小役ALL状態となる。当せんエリア「RB中1」は、全入賞役NML1〜11を重複当せんさせ、当せんエリア「RB中2」は、スイカNML4と特定役NML5〜7を除く入賞役NML1〜3+8〜11を重複当せんさせる。RB中1とRB中2の振り分けは例えば1:1としており、RB中1の当せん時は、逆押しで且つ左リール1Lの青7図柄狙いにより、14枚の配当を1回得、359枚獲得でRBB及びRBの作動を終了させる枚数調整を可能にしている。RBB1,RBB2,CBBの何れかの役物に当せんする確率は、1/200〜1/300の範囲に設定している。
非RT又はRT1時、当せんエリア「ベル」はNML1,2の重複当せんに係り、同「スイカ」はNML4の単独当せんに係り、同「チェリー」はNML3の単独当せんに係る。RBB1又はRBB2又はCBB内部中は、それぞれRBB1又はRBB2又はCBBとの重複当せんとなる。当せんエリア「ベル」「スイカ」「チェリー」は、RB又はCB作動中を除く遊技状態で抽せんする。同「確定チェリー」はNML3,6の当せんを含み、同「中段チェリー」はNML3,6,7の当せんを含み、同「リーチ目1」はNML5,6の当せんを含み、同「リーチ目2」はNML6の当せんを含み、RBB1又はRBB2又はCBB内部中すなわち何れかの役物内部当せん中のみに抽せんし、それぞれRBB1又はRBB2又はCBBとの重複当せんとなる。
同「プラム揃い」はREP1〜4の当せんを含み、RBB1内部中のみに抽せんし、RBB1との重複当せんとなり、ストップボタン6L,6C,6Rを、左中右、左右中、中左右の何れかの押し順で操作したときREP2のプラム揃いの再遊技役を表示して、RBB1の当せんを確定報知する。同「プラム煽り」はREP1,3,4の重複当せんに係り、非RT又はRT1の遊技状態で抽せんし、プラム揃いしそうでしない再遊技役を表示させる。同「リプレイ」は、REP1の当せんに係り、RB又はCB作動中を除く遊技状態で抽せんし、RBB1又はRBB2又はCBB内部中は、それぞれRBB1又はRBB2又はCBBとの重複当せんとなる。
非RT又はRT1の遊技状態では、RBB1,RBB2,CBBの単独当せんエリアの他、RBB1と、スイカ、チェリー、確定チェリー、中段チェリー、リーチ目1、リーチ目2、プラム揃い、リプレイ何れかが重複当せんするエリアを含み、RBB2と、スイカ、チェリー、確定チェリー、中段チェリー、リーチ目1、リーチ目2、リプレイ何れかが重複当せんするエリアを含み、CBBと、スイカ、チェリー、確定チェリー、リーチ目1、リーチ目2、リプレイ何れかが重複当せんするエリアを含む。
なお、RBB1,RBB2,CBBの内部中、当せんエリア「スイカ」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号4,14,23,31の当せん値数を合計した値に、当せんエリア「チェリー」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号5,15,24,32の当せん値数を合計した値に、当せんエリア「確定チェリー」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号16,25,33の当せん値数を合計した値に、当せんエリア「中段チェリー」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号17,26の当せん値数を合計した値に、当せんエリア「リーチ目1」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号18,27,34の当せん値数を合計した値に、当せんエリア「リーチ目2」の当せん値数は、非RT又はRT1の当せんエリア番号19,28,35の当せん値数を合計した値になる。また、RBB1,RBB2,CBBの内部中の再遊技役の当せん確率は、それぞれの役物の当せんを得た非RT又はRT1での再遊技役の当せん確率を引き継ぐ。
非RT又はRT1の遊技状態におけるリーチ目1又はリーチ目2についての重複当せんエリアは、何れかの役物の当せんを示唆させる特定役NML6を重複当せんさせている。この特定役NML6に係る図柄の組合せは、一部の図柄である中図柄は「青7」で、右図柄は「黒バー」であり、CBBを作動させる第2役物作動図柄の組合せを構成する中図柄「青7」と右図柄「黒バー」と同じにしており、他の図柄である左図柄は「赤7」であり、190msの所定時間内つまり最大4コマ滑りで第2役物作動図柄の組合せを構成する図柄を引き込むことのできるタイミングで停止操作をした場合に引き込むことのできない図柄に設定している。また、リーチ目1についての当せんエリアは、第2役物作動図柄の組合せ「青7」−「青7」−「黒バー」の各構成図柄とそれぞれ異なる図柄の組合せ「赤7」−「黒バー」−「青7」をもつ第2特定役NML5を同時当せんさせる仕様を含み、CBB、特定役NML6及び第2特定役NML5の三重当せん時、CBB作動図柄の組合せと構成図柄が同じ右リール1R又は中リール1Cから停止操作した場合に特定役NML6を第2特定役NML5に優先して表示させる仕様にしている。
図4に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、読み出し専用のリードオンリーメモリROM及び読み書き可能なリードライトメモリーRWMを内蔵したZ80互換チップから成る8ビットのメインCPUを備え、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。メインCPUは、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用している。
メインCPUの入力ポートI1には、各リール1L,1C,1Rのインデックスセンサ11L,11C,11R(IDs)、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2の下流に設ける投入メダルセンサ21、遊技機筐体8Bに内蔵するメダル払出装置HPの出口に設ける払出メダルセンサ23の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバ回路Dr1を介して各リール1L,1C,1Rに駆動軸SHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバ回路Dr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバ回路Dr3を介してリール始動後に追投入されるメダルをメダル受皿8Gに落すメダルブロッカー22を、モータドライバ回路Dr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータ24を各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が全リールについてされた後、ストップボタン6L,6C,6Rの受付を可能にする。各ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.496ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
各リール1L,1C,1Rの図柄の一コマ移動は504/21=24ステップでされる。各インデックスセンサIDsによるオンエッジの検出時、表示窓80中の下段等に定める基準位置に例えば図柄番号0の図柄が到達する関係にあり、図柄番号0と共に図柄番号0に対応する図柄のステップ数24の初期値23をセットし、各インデックスセンサIDsによるオフエッジの検出時、基準位置に図柄番号11の図柄の真ん中が到達する関係にあり、図柄番号11と共にステップ数24の中央値11をセットする。励磁パルスを1ステップ更新する1割込毎に、ステップカウンタの値を0に向けて更新し、ステップカウンタが0になった次のステップ更新により、例えば図柄番号0の次なら図柄番号を20に、ステップカウンタに初期値23をセットする。なお、図柄番号及びステップカウンタの格納エリアは、各リール1L,1C,1R毎に主制御装置MCのRWMに確保している。
メインCPUのROM上には、スタートレバー5の操作を契機に図3の仕様による内部抽せんを実行して当せん役を決定する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速処理して定常回転速度に到達させる回胴回転装置制御手段V1と各リールを対応するストップボタンの操作により個別に停止させて有効ラインに当せん役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる回転停止装置制御手段V2とを含む可変表示制御手段を構成するリール制御手段V、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを同一規定数で自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が役物作動中等への移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、所定のフリーズ抽せんにより当せん役別に定めた所定確率により各リールを逆回転等させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Gを設けている。
周辺制御装置SCは、外付けする読み出し専用のリードオンリーメモリROMと、内蔵及び外付けする読み書き可能なリードライトメモリーRWMをもつ32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成るサブCPUを備え、例えば約200MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、演出表示や音声に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUの入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、ジョグダイヤルJDの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報すなわち周辺制御装置NCの受信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種情報が含まれる。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCからの受信情報に基づいて、遊技状態等に応じた演出表示を演出表示装置7等に出力させる演出表示手段Y1、これに連動してスピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる効果音出力手段Y2を設けている。サブCPUは、I2Cのマイクロコントローラとしても機能し、CPU内蔵I2CのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに、リアルタイムクロックRTCのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを接続している。シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAとは、それぞれ、抵抗rpを介してサブCPUの主動作電位vdd=3.3Vにプルアップしている。リアルタイムクロックRTCの時計機能は、遊技機の電源オンオフに拘らず、二次電池等のバックアップ電源BTにより例えば10年以上の長期間にわたり継続的に維持される。
サブCPUのCPU内蔵バスにはI2CコントローラI2Cnを接続しており、このI2CコントローラI2CnのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを、表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を制御するLDEドライバDr5のシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続し、装飾ランプ88を制御するLEDドライバDr6のシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続し、遊技演出ランプ700を制御するLEDドライバDr7のシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続している。液晶表示装置70は、VDP(Video Display Processor)、出力ポートO2、LCDドライバ回路Dr8を介して制御している。スピーカ91〜94からの音声は、音声IC、出力ポートO2、パワーアンプ回路Dr9を介して制御している。
リール制御手段Vにおける回胴回転装置制御手段V1は、スタートレバー5の操作を契機とした各リール1L,1C,1Rの加速処理中、全リール1L,1C,1Rの全図柄に対して、内部抽せんで決定した当せん役に応じて、再遊技役>入賞役>役物の順に従う役別優先順位付けと、当せん役が入賞役の場合には、払出枚数が多い高配当の入賞役を優先引込みする枚数優先及び図柄の組合せ個数が多くなる入賞役を優先引込みする個数優先に対応させる役内優先順位付けとをした停止候補検索データをRWM上で作成し、後の停止制御のロジック演算に備える。
停止候補検索データは、例えば、当せん役が再遊技役なら、当せんに係る再遊技役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄が有効ラインに表示されることとなるときの下段基準位置の図柄に16進数表記で08H(下位の8は再遊技役の優先順位)を、その他の図柄に01Hを記録したものとなる。01Hは消極的に表示を許容させる最下位優先順位を示す。
当せん役が入賞役なら、枚数優先に従い、当せんに係る小役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄が有効ラインに表示されることとなるときの下段基準位置の図柄に74H(上位の7は配当(7枚払出)、下位の4は入賞役の優先順位)等を、その他の図柄に01Hを記録したものとなる。チェリーNML3の当せんがない場合、チェリー図柄を有効ラインに表示させることとなる下段基準位置の図柄には00Hが記録される。00Hは下段基準位置に停止させることのできない停止禁止データとなる。さらに、個数優先にも対応させるため、当せんに係る入賞役の図柄の組合せが有効ラインに表示されることとなるときの下段基準位置の図柄に34H(上位の3は入賞役が表示される有効ライン数(3ラインで入賞)、下位の4は入賞役の優先順位)等を、その他の図柄に01Hを記録したものも作成する。
当せん役がRBB1,RBB2,CBB何れかの役物なら、対応する役物作動図柄の組合せが有効ラインに表示されることとなるときの下段基準位置の図柄に02H(下位の2は役物の優先順位)を、その他の図柄に01Hを記録したものとなる。RBB1,RBB2,CBB何れかの内部中に、再遊技役や入賞役に当せんすると、当せんに係る再遊技役や入賞役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄に対応づけて、02Hよりも大きい再遊技役の08Hや入賞役の74H,34H等が重複して記録される。例えば、RBB2又はCBB内部中に、左リール1Lの「青7」を図柄の組合せに含むNML2を含むベルの当せんエリアに当せんした場合、左リール1Lの「青7」が有効ラインに表示されることとなるときの下段基準位置の図柄には74H+02H=76Hが記録されることになる。
図5に、非RT又はRT1時、当せんエリア34の「CBB+リーチ目1」の当せんエリアに当せんするか、又は、CBB内部中に当せんエリア8の「リーチ目1」の当せんエリアに当せんし、左中右の順押しで停止操作した場合の停止制御例を示す。規定数3枚時、左リール1Lについて枚数優先に対応させて初期作成する停止候補検索データは、リーチ目1を構成するNML5又は6の左図柄「赤7」を上段、中段、下段に表示させることとなる図柄番号4,5,6に14H(上位の1は配当数1、下位の4は入賞役の優先順位)を、CBBの左図柄「青7」を上段、中段、下段に表示させることとなる図柄番号16,17,18に02H(下位の2は役物の優先順位)を、チェリー図柄を有効ラインに表示させることとなる図柄番号0,1,2,13,14,15に00Hを、その他の図柄番号に01Hを記録したものとなる。
第1番目の左リール1Lの停止では、停止操作の検出時に下段基準位置に到達している図柄の上流側に連続する0コマ目(即止め)、1コマ目、2コマ目、3コマ目、4コマ目の計5コマの後続図柄について、加速処理中に初期作成した停止候補検索データに基づき、最も優先順位の高い最上位の図柄を検索するロジック演算を行うと共に、同じ値の最上位の図柄が複数ある場合は予めROM上で定義した停止テーブルを参照することにより、最も引込み優先順位の高い唯一の停止図柄を決定し、決定した停止図柄が下段基準位置に到達するタイミング、すなわち下段基準位置の図柄が決定した停止図柄の図柄番号に更新され且つステップカウンタの値が初期値23となるときに、左リール1LのステッピングモータSMに全相励磁等による停止パルスを供給する。左リール1Lの図柄番号1,0,20,19,18,17,16の計7コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、左上、左中、左下にCBBに係る左図柄「青7」を表示させることができる。
第1停止が完了すると、次のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第1停止による表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、第2番目以後の停止に備える。
第1停止で左上に「青7」が表示されたαの後、中リール1Cが第2停止となる場合、中リール1Cについて初期作成した停止候補検索データ中、CBBの中図柄「青7」を中下に表示させる図柄番号12の16H(上位の1はNML6による配当数、下位の6は入賞役4と役物2との和)は01Hに、同「青7」を中中に表示させる図柄番号13の16H及び同「青7」を中上に表示させる図柄番号14の16Hは役物優先順位のみの02Hに書き換えられる。また、NML5の中図柄「黒バー」を中下、中中、中上に表示させる図柄番号18,19,20の14H(上位の1はNML5による配当数、下位の4は入賞役の優先順位)は01Hに書き換えられる。中リール1Cの図柄番号18,17,16,15,14,13の計6コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、中上、中中にCBBに係る中図柄「青7」を表示させることができる。
第1停止で左中に「青7」が表示されたβの後、中リール1Cが第2停止となる場合、中リール1Cについて初期作成した停止候補検索データ中、CBBの中図柄「青7」を中下又は中上に表示させる図柄番号12及び14の16H(上位の1はNML6による配当数、下位の6は入賞役4と役物2との和)は01Hに、同「青7」を中中に表示させる図柄番号13の16Hは役物優先順位のみの02Hに書き換えられる。また、NML5の中図柄「黒バー」を中下、中中、中上に表示させる図柄番号18,19,20の14Hは01Hに書き換えられる。中リール1Cの図柄番号17,16,15,14,13の計5コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、中中にCBBに係る中図柄「青7」を表示させることができる。
第1停止で左下に「青7」が表示されたγの後、中リール1Cが第2停止となる場合、中リール1Cについて初期作成した停止候補検索データ中、CBBの中図柄「青7」を中上に表示させる図柄番号14の16Hは01Hに、同「青7」を中中に表示させる図柄番号13の16H及び同「青7」を中下に表示させる図柄番号12の16Hは役物優先順位のみの02Hに書き換えられる。また、NML5の中図柄「黒バー」を中下、中中、中上に表示させる図柄番号18,19,20の14Hは01Hに書き換えられる。中リール1Cの図柄番号17,16,15,14,13,12の計6コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、中中、中下にCBBに係る中図柄「青7」を表示させることができる。
第2停止が完了すると、最後のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第2停止までの表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び表示禁止とすべき図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、最後の第3番目の停止に備える。
第1停止は左上、第2停止は中上に「青7」が表示されたα1の後、又は、第1停止は左下、第2停止は中中に「青7」が表示されたγ1の後、右リール1Rが第3停止となる場合、右リール1Rについての停止候補検索データ中、CBBの右図柄「黒バー」を右下に表示させる図柄番号12の初期値16H(上位の1はNML6による配当数、下位の6は入賞役4と役物2との和)に改めて第1停止後に書きえられた02Hは01Hに、同「黒バー」を右中に表示させる図柄番号13の16H改め02Hは01Hに、同「黒バー」を右上に表示させる図柄番号14の16Hは第1停止後に役物優先順位のみの02Hに書き換えられている。また、NML5の右図柄「青7」を右下、右中、右上に表示させる図柄番号17,18,19の14Hは第1停止後に01Hに書き換えられている。右リール1Rの図柄番号18,17,16,15,14の計5コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、右上にCBBに係る右図柄「黒バー」を表示させることができる。
第1停止は左中、第2停止は中中に「青7」が表示されたβ1の後、右リール1Rが第3停止となる場合、右リール1Rについての停止候補検索データ中、CBBの右図柄「黒バー」を右下に表示させる図柄番号12の16H改め02Hは01Hに、同「黒バー」を右下に表示させる図柄番号14の16H改め02Hは01Hに、同「黒バー」を右中に表示させる図柄番号13の16Hは第1停止後に役物優先順位のみの02Hに書き換えられている。また、NML5の右図柄「青7」を右下、右中、右上に表示させる図柄番号17,18,19の14Hは第1停止後に01Hに書き換えられている。右リール1Rの図柄番号17,16,15,14,13の計5コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、右中にCBBに係る右図柄「黒バー」を表示させることができる。
第1停止は左上、第2停止は中中に「青7」が表示されたα2の後、又は、第1停止は左下、第2停止は中下に「青7」が表示されたγ2の後、右リール1Rが第3停止となる場合、右リール1Rについての停止候補検索データ中、CBBの右図柄「黒バー」を右中に表示させる図柄番号13の初期値16H改め02Hは01Hに、同「黒バー」を右上に表示させる図柄番号14の16H改め02Hは01Hに、同「黒バー」を右下に表示させる図柄番号12の16Hは第1停止後に役物優先順位のみの02Hに書き換えられている。また、NML5の右図柄「青7」を右下、右中、右上に表示させる図柄番号17,18,19の14Hは第1停止後に01Hに書き換えられている。右リール1Rの図柄番号16,15,14,13,12の計5コマが0コマ目となるタイミングで停止操作された場合、最大4コマ滑りにより、右下にCBBに係る右図柄「黒バー」を表示させることができる。
これにより、CBBと、NML5,6が重複当せんしたゲームにおいて、CBB作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたとき、NML5,6がCBB作動図柄の組合せを表示させる妨げにはならず、上段、右下り、中段、右上り、下段の何れかの有効ライン上にCBB作動図柄の組合せを表示させることができ、次ゲームからCB作動中の遊技状態に移行させることができる。
図6に示すように、図5の順押しに代えて右中左の逆押しをした場合も、同様に、CBBと、NML5,6が重複当せんしたゲームにおいて、CBB作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたとき、NML5,6がCBB作動図柄の組合せを表示させる妨げにはならず、上段、右下り、中段、右上り、下段の何れかの有効ライン上にCBB作動図柄の組合せを表示させることができ、次ゲームからCB作動中の遊技状態に移行させることができる。
図7に示すように、図5と同じ押し順及びほぼ同様なタイミングでCBB作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたとしても、NML5,6の重複当せん対象が第1役物RBB2の場合、当せんしていないCBB作動図柄の組合せを表示させることはできずにこぼし目が表示される。この場合は、第3停止となる右リール1Rについて、RBB2の右図柄「青7」を狙う停止操作をした場合、上段、右下り、中段、右上り、下段の何れかの有効ライン上にRBB2作動図柄の組合せを表示させることができ、次ゲームからRB作動中の遊技状態に移行させることができる。
図8に示すように、図6と同じ押し順及びほぼ同様なタイミングでCBB作動図柄の組合せを狙う停止操作をしたとしても、NML5,6の重複当せん対象が第1役物RBB1の場合、当せんしていないCBB作動図柄の組合せを表示させることはできずにこぼし目が表示される。図8の場合に、第3停止となる左リール1Lについて、NML6の左図柄「赤7」を狙う停止操作をした場合、上段、右下り、中段、右上り、下段の何れかの有効ライン上にNML6のリーチ目を表示させることができ、1枚のメダルが払出されると共に、第2役物CBBではなく、第1役物RBB1又はRBB2どちらかのビッグボーナスの当せんであることを報知することになる。
なお、ロジック演算において、上記のような停止候補検索データは用いず、これとは別の制御データ等を用いて上記同様な枚数優先等に従う図柄の引込み及び蹴飛ばし処理を行うようにしてもよい。また、以上の実施形態の説明中、具体的な図柄や数字等は一例示に過ぎないのは言うまでも無い。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2;メダル投入口、3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
7;演出表示装置、70;液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
M;メダル払出手段、N;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、G;回胴演出実行手段
Y1;演出表示手段、Y2;効果音出力手段

Claims (1)

  1. 複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素を有し、
    遊技媒体の投入下における可変表示開始操作に基づいて、内部抽せん用の乱数値を抽出し、遊技者に付与する利益に予め定めた相対的な優劣を付けた優側の第1ボーナスと劣側の第2ボーナスを含む複数種類のボーナスの一つと、何れかのボーナスの当せんを示唆させる非ボーナスに係る特定役との重複当せんエリアを含む予め定義した複数の当せんエリアに対する抽出した前記乱数値の属否により当せんエリアに含まれる役の当否を決定する内部抽せん手段と、
    前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、所定時間内で且つボーナスよりも非ボーナスに係る図柄の組合せを優先表示させる条件下で各停止させ、所定の有効ラインに前記内部抽せん手段により当せんと決定した当せんエリアに含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段とを含む遊技機において、
    前記特定役に係る図柄の組合せのうち、一部の図柄は、前記第2ボーナスを作動させる第2ボーナス作動図柄の組合せの構成図柄と同じにしており、他の図柄は、前記所定時間内で前記第2ボーナス作動図柄の組合せを構成する図柄を引き込むことのできるタイミングで停止操作をした場合に引き込むことのできない図柄に設定しており、
    複数種類のボーナスの一つと前記特定役との重複当せんエリアには、前記第2ボーナス作動図柄の組合せの各構成図柄とそれぞれ異なる図柄の組合せをもつ第2特定役を同時当せんさせる仕様を含み、前記第2ボーナス、非ボーナスに係る前記特定役及び前記第2特定役の三重当せん時、前記第2ボーナス作動図柄の組合せと構成図柄が同じ可変表示要素から停止操作した場合に前記特定役を前記第2特定役に優先して表示させる仕様にしていることを特徴とする遊技機。
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