JP6713604B2 - 成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに成膜処理を施す成膜装置に関する。
ワークに成膜処理を施す方法として、例えば、特許文献1に示すように、ワークを保持した回転体をチャンバ内で回転させながら、そのワークに金属膜をスパッタリングする方法が知られている。
特許文献1に示す成膜装置において、回転体を回転させる回転軸は、磁気カップリングによりモータと接続されている。磁気カップリングは、モータに接続された円筒状のヨークの内周面に設けた永久磁石と、回転体を回転させる回転軸の軸回りに設けた永久磁石を、回転軸の半径方向に対向させて構成されている。また、チャンバ内の汚染を防止するために、磁気カップリングは、チャンバの外の配置されている。
特開平10−46336号公報
特許文献1に記載された成膜装置は、円筒型磁気カップリングの回転軸がチャンバの壁面を貫通するので、チャンバ内の汚染を防止するために、円筒状の隔壁が必要となる。また、回転駆動伝達のための磁気カップリングとは別に、成膜形成部を磁気浮上させるための磁気作用部が必要になる。更に、回転軸に設けた永久磁石と、ヨークに設けた磁石とは、半径方向に対向して配置されているため、構造が複雑になるとともに、装置が大型化する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡単でコンパクトな構造でワークを保持するワーク保持部材を回転できる成膜装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の成膜装置は、
処理対象のワークに成膜処理が施されるチャンバと、
前記チャンバの外に前記チャンバの上壁に対向して配置され、垂直方向に伸びる回転軸を中心に回転する円環状の回転部材と、
前記回転部材に設けられ、前記チャンバの前記上壁に対向して円環状に配置された複数の第1の磁石と、
前記ワークを保持するワーク保持部材であって、前記回転軸と同軸に配置された円筒状の基部と、前記基部の円筒の外周に設けられ前記ワークが載置される面部を備える載置部とを備えるワーク保持部材と、
前記ワーク保持部材に円環状に設けられ、前記チャンバの前記上壁を挟んで前記複数の第1の磁石と前記回転軸の軸方向に対向し、前記第1の磁石との間の磁力により、前記回転部材の回転に伴い回転して、前記ワーク保持部材を回転させる複数の第2の磁石と、
前記チャンバの前記上壁に形成され、前記回転部材の円環の内側から上方に突出し、前記基部の円筒内部と連通する突出部であって、その上部に前記ワークに成膜される膜の膜厚を検知する膜厚検知装置が接続される突出部と、
を備える、ことを特徴とする。
前記ワーク保持部材の載置部は、
前記基部の下端から半径方向外側に延出しドーム状に形成され、内面に前記ワークが載置される前記面部を有してもよい
前記複数の第1の磁石は、間隔を隔てて円環状に配置され、
前記複数の第2の磁石は、間隔を隔てて円環状に配置され、
前記第1の磁石と前記第2の磁石の対向する磁極は、反対の磁極に着磁されるようにしてもよい。
前記複数の第2の磁石と対向する前記複数の第1の磁石は、N極とS極を交互に配置して構成され、
前記複数の第1の磁石と対向する前記複数の第2の磁石は、N極とS極を交互に配置して構成されてもよい。
前記複数の第1の磁石と前記複数の第2の磁石の間で生じる吸引力は、前記ワーク保持部材の荷重と一致するように調整されてもよい。
前記複数の第1の磁石と前記複数の第2の磁石との間隔を所定の間隔に設定する間隔調整手段を更に備えてもよい。
前記ワーク保持部材の基部の外周に配置されたベアリングを、更に備えてもよい。
本発明によれば、簡単でコンパクトな構造でワークを保持するワーク保持部材を回転できる成膜装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る成膜装置を示す全体の概念図である。 成膜装置の要部断面図を模式的に示す図である。 N極の磁石が円環状に配置された第1の磁石の底面図である。 図3に示す第1の磁石と、第1の磁石に対向する第2の磁石の配列を模式的に示す図である。 本実施の形態における成膜装置におけるX方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 比較例の成膜装置におけるX方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 本実施の形態における成膜装置におけるY方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 比較例の成膜装置におけるY方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 本実施の形態における成膜装置におけるZ方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 比較例の成膜装置におけるZ方向の振動レベルを回転数を変化させて測定した結果を示すグラフを示す図である。 第1の磁石と、第2の磁石との間の間隔を調整する間隔調整手段を備える成膜装置の要部断面図である。 第1の磁石と、第2の磁石との間の間隔を調整する他の間隔調整手段を備える成膜装置の要部断面図である。 第1の磁石と、第2の磁石との間の磁力を調整した磁石の配列を模式的に示す図である。 N極磁石とS極磁石とが交互に周方向に配置された第1の磁石の底面図である。 図11に示す第1の磁石と、第1の磁石に対向する第2の磁石の配列を模式的に示す図である。
本発明の一実施の形態の成膜装置について図1〜7を参照して説明する。以下に示す図において、チャンバの底面を下として上下方向を決定し、チャンバの幅方向を左右として説明するが、これらの方向は説明のために用いるのであって、本発明を限定する趣旨ではない。
本実施の形態に係る成膜装置1は、図1及び図2に示すように、チャンバ10と、駆動部20と、駆動部20により回転される回転部材30と、回転部材30に取り付けられた第1の磁石31と、回転部材30により回転されるワーク保持部材40と、ワーク保持部材40に取り付けられた第2の磁石44と、蒸着源60と、電子銃70と、シャッタ71と、を備える。
チャンバ10は、円筒状に形成されたステンレス製の容器である。チャンバ10には、チャンバ10の上面から突出する円筒状の突出部11が形成されている。突出部11には、突出部11の上面と平行に伸びる板状部11aが形成され、板状部11aには孔11bが設けられている。孔11bには、後述するモータ21の回転軸21aが貫通する。
突出部11の上部には、膜厚検知部50が取付られている。膜厚検知部50は、チャンバ10内に配置されたワークに形成された膜の膜厚を検出する。膜厚検知部50は、例えば、水晶モニタ(図示せず)の表面に付着した蒸着物質の共振周波数の変化から、ワーク表面に形成された膜厚を検出する。その他、水晶モニタに限らず、光学膜厚モニタなど各種検出部及びそれらの駆動系も配置される。
チャンバ10の下部の側壁には排気口12が設けられている。この排気口12には、排気ダクト80の一端部がゲートバルブ81を介して接続されている。排気ダクト80の他端部は、チャンバ10内を真空にする真空ポンプ(図示せず)に接続されている。また、排気口12にバッフルをもうけ、排気ダクト80に上下動するシリンダーバルブを設けてもよい。
駆動部20は、チャンバ10の上部の外側に配置され、モータ21と、モータ21の下端から下方に突出する回転軸21aと、回転軸21aの一端部に接続され、回転軸21aにより回転される駆動ギア22とを備える。モータ21は、図示しない支持部材により、板状部11aに固定される。回転軸21aは、上述した板状部11aに形成された孔11bを貫通する。板状部11aの孔11bと、回転軸21aとの間には、回転軸21aの軸方向に沿って、第1のベアリング23が2つ配置される。第1のベアリング23は、回転軸21aの横方向の振動を抑制する。第1のベアリング23は、モータ21の出力の大きさ、回転軸21aの長さ等に応じて設けられ、2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
回転部材30は、円筒状に形成された本体部分30aと、本体部分の下端部の外周から半径方向の外側に伸びる鍔部30bから構成されている。回転部材30は、チャンバ10の上部の外側で、鍔部30bがチャンバ10の上壁と対向するように配置される。回転部材30は、チャンバ10の突出部11の中心軸と同軸に、突出部11の外周に配置される。突出部11の外周と、回転部材30の内周との間には、第2のベアリング32が挿設されている。第2のベアリング32は、回転部材30の荷重を支持すると共に、回転部材30の横方向の振動を抑制する。
回転部材30の鍔部30bの外周には、駆動部20の駆動ギア22と噛合する従動ギア34が設けられている。回転部材30は、駆動ギア22により従動ギア34が回転されると、突出部11の中心軸と同軸である回転軸33を中心に回転する。又、回転部材30と駆動ギア22は、駆動ギアをプーリーに置き換え、ベルト駆動でも良い。
第1の磁石31は、回転部材30の鍔部30bの下面に接着剤、或いは回転部材30を磁性体とした吸着作用で固定され、チャンバ10の上壁面に対向して配置される。第1の磁石31は、図3に示すように、回転部材30を下方から見たときに、回転軸33を中心に環状に配置される。具体的には、周方向に沿って、N極に着磁されたN極磁石31aが6つ、所定の間隔を隔てて設けられている。N極磁石31aとN極磁石31aとの間には、所定の間隔に相当する空間部31bが形成されている。ここで環状とは、周方向に配置された複数の磁石を結んだ線が環状になることをいう。空間部31bに、非磁性材料からなるスペーサーを配置してもよい。
N極磁石31aの数は6つに限定されず、所定の間隔を隔てて周方向に環状に配置されれば、2〜5個でも、7個以上でもよい。所定の間隔とは、第2の磁石44との間で均等な磁力が生じるような間隔であり、例えば、複数のN極磁石31aの間隔が等間隔である場合をいう。
ワーク保持部材40は、本実施の形態では、成膜処理が施されるワークである基板をチャンバ10内で保持する部材である。ワーク保持部材40は、図1に示すように、チャンバ10の内部に回転部材30と同軸に配置される。ワーク保持部材40は、基部41と、基部41の下端部に設けられたワーク載置部42とを備える。
基部41は、円筒状に形成された本体部分41aと、本体部分の上端部の外周から半径方向の外側に伸びる鍔部41bから構成される。基部41の本体部分41aの外周には、軸方向に2つの第3のベアリング43が配置され、ワーク載置部42の荷重を支持し、基部41の横方向の振動を抑制する。第3のベアリング43は、2つに限られず、基部41の長さや下端に接続されるワーク載置部42の荷重に応じて、1つ又は3つ以上であってもよい。
ワーク載置部42は、ドーム型に形成され、内面42aに基板(図示せず)が固定される。基板は、ワーク載置部42の内面42aに、回転軸33を中心として放射状に、ワーク載置部42の外周に向けて複数個載置される。基板は、基板を個々に収納するホルダに収納されて、ワーク載置部42の内面42aに載置される。なお、基板の配置は、放射状に配置することに限られず、回転軸33を中心とした同心円状に配置するなど、基板形状に応じていかなる配置も可能である。
ワーク載置部42に載置されるワークは、本実施の形態のように基板のような板状のものに限定されず、成膜処理を施す対象であれば、いかなる形状であってもよい。また、ワーク載置部42の形状は、ドーム形状に限定されず、成膜態様に応じた形状、例えば、円筒状、板状など様々な形状のワーク載置部42を適用することができる。
第2の磁石44は、ワーク保持部材40の一端部、すなわち、基部41の鍔部41bの上端部に基部41を磁性体とした吸着作用等で固定され、チャンバ10の内壁面と対向して配置される。第2の磁石44の固定は適宜設計すればよいが、真空槽内の汚染を防止するために接着剤を使用せず固定することが望ましい。また、第2の磁石44は、チャンバ10の上壁を介して第1の磁石31と対向して配置される。第2の磁石44は、上方から見て、第1の磁石31と同様に、回転軸33を中心に、周方向に沿って間隔を隔てて環状に配置されている。第2の磁石44は、第1の磁石31とは反対の磁極であるS極に着磁されたS極磁石である。第1の磁石31と第2の磁石44は、反対の磁極に着磁されていればよく、第1の磁石31がS極に着磁され、第2の磁石44がN極に着磁されてもよい。第1の磁石31と第2の磁石44は平板形状であるため、円筒形状の磁石を対面させる円筒型磁気カップリングに比べて、加工が容易であり、かつ駆動側磁石(第1の磁石31)と従動側磁石(第2の磁石44)の形状及び面積比を自由に設定することができる。本実施の形態では第1の磁石31と第2の磁石44は同形状、同面積であるものとする。
次に、第1の磁石31と第2の磁石44との間で生じる磁力について、図4を用いて説明する。図4は、第1の磁石31と第2の磁石44を、直線状に展開した状態を示す模式図である。図4では、第1の磁石31と第2の磁石44が対向する面の磁極のみを示し、各磁石の反対側の磁極は示していない。
図4に示すように、第1の磁石31は第2の磁石44との対向面にN極を配列し、第2の磁石44は第1の磁石31との対向面にS極を配列している。したがって、両磁石間では、吸引する磁力が働き、第2の磁石44が取り付けられたワーク保持部材40には、荷重とは逆方向に引っ張られる吸引力が働く。本実施の形態では、前記吸引力がワーク保持部材40の荷重に一致するよう磁力を調整しているため、ワーク保持部材40の第3のベアリング43を、荷重方向無負荷で動作させることができる。ベアリングからの発塵を抑制することにより、低パーティクルで高品質の膜をワークに形成することが可能となる。更に、ベアリング長寿命化の効果も奏する。第1の磁石31と第2の磁石44との吸引力と、ワーク保持部材40の荷重とが一致しない場合であっても、本発明の構成により、ワーク保持部材40の荷重とは逆の方向に磁気吸引力が働くため、第3のベアリング43の負荷を軽減させることが可能となる。
第1の磁石31は、6つのN極磁石31aが、空間部31bを隔てて配置されて構成され、第2の磁石44は、6つのS極磁石31cが、空間部31bを隔てて配置されて構成されている。初期状態では、第1の磁石31のN極磁石31aと第2の磁石44のS極磁石31cとは対向して配置されており、両磁石間で吸引する磁力が発生して、この位置で第1の磁石31と第2の磁石44は動きを規制されている。
初期状態から、回転部材30が所定角度回転すると、第1の磁石31のN極磁石31aと対向していた第2の磁石44のS極磁石31cは、対向位置からずれ、第1の磁石31のN極磁石31aは、第2の磁石44の空間部31bと対向するように移動する。すると、第1の磁石31のN極磁石31aと第2の磁石44の磁石31cとの間で生じる吸引力により、第2の磁石44のS極磁石31cは、第1の磁石31のN極磁石31aに吸引されて、回転軸33を中心に所定角度回転する。このような第1の磁石31の回転を継続すると、第2の磁石44は、第1の磁石31の回転に追従するように回転する。したがって、第1の磁石31が回転することで第2の磁石44が回転し、ワーク保持部材40も回転する。
このように、ワーク保持部材40は、チャンバ10の外側に設けた回転部材30の第1の磁石31と、チャンバ10内に配置したワーク保持部材40の第2の磁石44との間で発生する磁力により回転される。したがって、回転動力を伝達する部材どうしが、チャンバ10内で物理的に接触することがないので、チャンバ10内でパーティクルが発生することがない。
チャンバ10内のワーク載置部42の上方には、図1に示すように、ヒータ51が配置される。ヒータ51は、ワーク載置部42に載置された基板を加熱するものである。基板を加熱することにより、蒸着される膜の基板への密着力を向上させる。
チャンバ10内のヒータ51の近傍に、第2の磁石44を冷却するための冷却装置(図示せず)を設けてもよい。冷却装置を設けることにより、第2の磁石44がキュリー温度に達して磁力を失うことを防止することができる。
蒸着源60と、電子銃70と、シャッタ71は、図1に示すように、チャンバ10内の下部に配置される。蒸着源60は、基台61と、基台61上に設けられた坩堝62と、坩堝62に充填された蒸着材料63と、基台61を回転させる回転部61aとを備える。
基台61は、上方から見て円板状に形成され周方向に沿って、複数の坩堝62が設置されている。坩堝62には、蒸着材料63が充填されている。蒸着材料63としては、アルミニウム、金、クロム、錫などの金属や金属酸化物等が使用される。基台61は、坩堝62内の蒸着材料63が消費されたときに、蒸着材料63が充填された他の坩堝62が電子銃70の照射位置に位置するように、回転部61aにより所定の角度回転される。
電子銃70は、坩堝62に充填された蒸着材料63に電子を照射する。
シャッタ71は、電子銃70側の蒸着材料63の上方に配置され、電子銃70が電子を照射するときは開き、電子を照射しないときには閉じるように動作する。具体的には、シャッタ71は、板状部材71aを紙面の左右方向に支柱を中心に旋回移動させることで、シャッタ71の開閉を行う。
コントローラ90は、プロセッサ、メモリ等から構成され、メモリに成膜装置1の制御プログラムを記憶している。コントローラは、この制御プログラムに従って、成膜装置1全体を制御する。
具体的には、コントローラ90は、ゲートバルブ81の開閉、真空ポンプを制御して、チャンバ10内の真空度を制御する。コントローラ90は、モータ21を制御して、ワーク保持部材40の回転速度を制御する。コントローラ90は、電子銃70、シャッタ71を制御して、膜厚検知部50により検知された膜厚に基づいて、基板表面に蒸着される膜の膜厚を制御する。
次に、本実施の形態に係る成膜装置1の成膜動作について説明する。なお、以下の一連の処理は、コントローラ90の制御により実行されるが、コントローラ90への逐一の言及は行わない。
まず、成膜対象の基板を、ワーク載置部42の内面42aに載置する。ゲートバルブ81を閉じて真空ポンプを駆動し、チャンバ10内を所定の真空度に達するまで、真空引きをする。
続いて、モータ21が所定の速度で回転すると、モータ21の回転軸21aに取り付けられた駆動ギア22が、回転軸21aを中心に回転する。駆動ギア22が回転すると、駆動ギア22と噛合する回転部材30の従動ギア34が回転する。従動ギア34の回転により回転部材30は、回転軸33を中心に回転し、回転部材30の下面に取り付けられた第1の磁石31も回転する。
第1の磁石31が回転すると、第1の磁石31を構成する個々のN極磁石31aに、第2の磁石44を構成する個々のS極磁石31cが吸引力により追従して移動し、第2の磁石44が設けられたワーク保持部材40は、回転軸33を中心に回転する。ワーク保持部材40は、コントローラ90により、モータ21の回転速度が所定の速度に制御されることで、所定の速度で回転する。
ワーク保持部材40が所定の回転速度に達すると、シャッタ71が開き、電子銃70から蒸着材料63に電子が照射され、蒸着材料63が加熱されて気化する。気化した蒸着材料63が、回転しているワーク保持部材40に保持された基板に蒸着される。
膜厚検出部50により、基板に蒸着された膜が所定の膜厚になったことが検知されると、シャッタ71が閉じ、電子銃70から蒸着材料63への電子の照射は終了する。また、電子銃70から蒸着材料63への電子が照射されている間、又は照射後に、坩堝62に充填された蒸着材料63の全てが蒸発したことが、検知部(図示せず)により検知されると、基台61は、蒸着材料63が充填されている坩堝62が電子銃70の照射位置に位置するように、回転部61aにより所定の角度回転される。
電子銃70から蒸着材料63への電子の照射が終了すると、第1の磁石31を回転させるモータ21の回転が停止し、第1の磁石31及び第2の磁石44を介して回転されるワーク保持部材40の回転も停止し、成膜処理が終了する。
以下、本実施の形態に係る成膜装置1によりワーク載置部42を回転させ、ワーク載置部42の振動量を実測した結果を示す。ワーク載置部42の回転数を0rpmから45rpmまで増大させ、各回転数における振動レベル(重力加速度g)を計測した。比較のため、第2の磁石を設けず、基部41の鍔部外周に従動ギアを設け、従動ギアと噛合する駆動ギアにより回転駆動伝達してワーク載置部42を回転した場合の振動量も実測した。
図5Aは、本実施の形態におけるワーク載置部42の回転半径方向(X方向という。)の振動レベルを、ワーク載置部42の回転数を60秒毎に0rpm、5rpm、15rpm、35rpm、45rpmと増加させたときに測定した実測値を示すグラフである。図5Bは、比較例におけるワーク載置部のX方向の振動レベルを、ワーク載置の回転数を60秒毎に0rpm、5rpm、15rpm、35rpmまで増加させたときに測定した実測値を示すグラフである。図6Aは、本実施の形態におけるワーク載置部42の回転接線方向(Y方向という。)の振動レベルを、ワーク載置部42の回転数をX方向と同様に増加させたときの実測値を示すグラフである。図6Bは、比較例のY方向の振動レベルを、ワーク載置部の回転数をX方向と同様に増加させたときに測定した実測値を示すグラフである。図7Aは、本実施の形態におけるワーク載置部42の鉛直方向(Z方向という。)の振動レベルを、X方向と同様に増加させたときの実測値を示すグラフである。図7Bは、比較例のZ方向の振動レベルを、ワーク載置部の回転数をX方向と同様に増加させたときに測定した実測値を示すグラフである。
本実施の形態の磁石による駆動伝達では、振動量が小さく、かつ回転数によらずに振動量がほぼ一定で安定していたのに対し、比較のギア駆動伝達では振動量が大きく、かつ回転数に比例して振動量が増大する結果であった。本実施の形態の駆動伝達により、第1の磁石31と第2の磁石44との間の空間で振動を吸収することにより、高速回転でも振動量が小さく安定した回転をさせることが可能となる。
ワーク載置部42の振動量が大きいとワーク載置部42に付着した成膜材料その他のパーティクル要因が振動により飛散し、真空槽内及び基板を汚染してしまうが、本実施の形態により低振動化することで、汚染を防止することが可能となる。また、振動量が小さいほど、ベアリングからの発塵を抑制することができる。
次に、第1の磁石31と第2の磁石44との間で生じる磁力を調整する方法について、図8〜10を参照して説明する。
磁石間の吸引力に影響する要因として、磁石間の間隔がある。第1の磁石31と第2の磁石44は、反対の磁極に着磁されているので、第1の磁石31と第2の磁石44の間には、互いに吸引する磁力が働く。この吸引する磁力は、第1の磁石31と第2の磁石44との間の間隔が大きくなると、磁石間の吸引力は減少するとともに、回転力を伝える力である伝達トルクも減少する。一方、磁石間の間隔が小さくなると、磁石間の吸引力は大きくなり、伝達トルクも大きくなるが、間隔が小さくなりすぎると吸引力が大きくなりすぎ、第3のベアリング43の負荷が増大して、パーティクル発生の原因となる。
また、第3のベアリング43の負荷に影響する要因には、ワーク保持部材40の重量と磁石間の吸引力が影響する。第1の磁石31と第2の磁石44との間で発生する吸引力により、ワーク保持部材40を上方に引き上げる力が発生する。ワーク保持部材40を上方に引き上げる磁力より、ワーク保持部材40の重量が大きいと、第3のベアリング43には重力方向の負荷が生じる。ワーク保持部材40を上方に引き上げる磁力より、ワーク保持部材40の重量が小さいと、ワーク保持部材40の重量は、磁力により相殺され、第3のベアリング43には重力と逆方向の負荷が生じる。引き上げる力が強すぎると、第3のベアリング43の負荷が増大して、パーティクル発生の原因となる。
このような要因から、ワーク保持部材40の重量を考慮しつつ、磁石間を適切な間隔に調整する必要がある。そのために、第1の磁石31と第2の磁石44の間の間隔を調整する第1の間隔調整手段35を設けて、磁石間の磁力を調整する。第1の間隔調整手段35は、図8に示すように、取付台35aと、ボール部材35bとを備える。
取付台35aは、チャンバ10の上壁と回転部材30との間に配置される環状の板状部材であり、チャンバ10の上壁に設置される。取付台35aは、回転軸33に同軸に、第1の磁石31より外側に配置される。取付台35aは、連続した環状の板状部材でなくてもよく、複数に分割された小片を、周方向に間隔を開けて設置してもよい。
ボール部材35bは、球状に形成され、取付台35aと回転部材30との間に挿入される。ボール部材35bは、環状の取付台35aの周方向にそって、所定の間隔を開けて配置される。ボール部材35bは、回転部材30の荷重を支持する。
このような構成を備える第1の間隔調整手段35において、取付台35aの厚みを変更したり、ボール部材35bの直径を変更することにより、第1の磁石31と第2の磁石44の間の間隔を調整することができる。或いは、取付台35aとチャンバ10との間、又は取付台35aと突出部11との間に調整機構を設け、取付台35aと回転部材30を一体として間隔を調整する事が出来る。
第1の間隔調整手段35によれば、取付台35aとボール部材35bのいずれか一方、または双方を用いて、第1の磁石31と第2の磁石44との間の間隔を調整することができるので、微妙な間隔調整が可能である。また、第1の磁石31と回転部材30とを一体に上下して間隔を調整することができるので、回転部材30から第1の磁石31を取り外して分解する面倒な作業をする必要がない。さらに、ボール部材35bを設けたことにより、本実施の形態で示した第2のベアリング32をなくすことができ、構造を簡素化することができる。
第1の磁石31と第2の磁石44との間の間隔を調整する他の間隔調整手段として、第2の間隔調整手段36を適用することもできる。図9に示すように、第2の間隔調整手段36は、調整板36aと、固定部材36bとを備える。
調整板36aは、第1の磁石31と回転部材30との間に配置される環状の板状部材である。調整板36aは、回転軸33と同軸に配置され、外周部に複数のネジ孔(図示せず)が形成されている。
固定部材36bは、調整板36aを回転部材30に固定する部材であり、本実施の形態では、ネジを用いる。調整板36aのネジ孔と、回転部材30の調整板36aのネジ孔と対向する位置に形成されたネジ孔(図示せず)に、固定部材36bであるネジを螺合して、調整板36aを回転部材30に固定する。
このような構成を備える第2の間隔調整手段36において、調整板36aとして、厚さの相違する複数の調整板を用意し、所望の調整板36aを選択することで、第1の磁石31と第2の磁石44の間の間隔を適切な間隔に調整することができる。
第2の間隔調整手段36によれば、所望の調整板36aを、回転部材30と第1の磁石31の間に挿入するだけで、容易に第1の磁石31と第2の磁石44との間隔を調整することができる。
第1の磁石31と第2の磁石44との間で生じる磁力は、上述した通り、間隔調整手段を設けて調整することもできるが、図10に示すように、磁石の磁極の配列を変更することで、磁石間の磁力を調整することもできる。
第1の磁石31は、6つのN極磁石31aを、空間部31bを挟んで配置されて構成されている。第2の磁石44は、6つのS極磁石31cを、空間部31bを挟んで配置されて構成されている。吸着力を弱めるように磁力を調整するときには、図10に示すように、第1の磁石31と第2の磁石44の対向する一対の空間部31bに、同極の磁石を配置する。具体的には、第1の磁石31の空間部31bの一つに、調整磁石31dとしてN極磁石を配置し、この磁石に対向する第2の磁石44の空間部31bに、調整磁石31dとしてN極磁石を配置する。調整磁石31dは、N極であってもよいし、S極であってもよい。
このような磁石の配列を適用することにより、同極が対向した面では、反発する力が働き、第1の磁石31と第2の磁石44との間の吸引する力が弱まる。適切な磁力を得るためには、同極に対向して配置される磁石は一対の磁石に限られず、所望する磁力に応じて二対以上としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更が加えられたものを含む。
(変形例)
本実施の形態においては、第1の磁石31を構成する複数の磁石は、同一の磁極に着磁され、第2の磁石44を構成する複数の磁石も、同一の磁極に着磁されると説明した。しかしながら、本発明は、このような着磁態様に限定されない。第1の磁石31を構成する複数の磁石と、第2の磁石44を構成する複数の磁石は、それぞれ磁極の異なる磁石で構成されていてもよい。
図11に示すように、第1の磁石31と第2の磁石44の各々は、回転軸33を中心として、周方向にN極磁石31aとS極磁石31cとが交互に環状に配置して構成されている。初期状態では、図12に示すように、第1の磁石31のN極磁石31aと第2の磁石44のS極磁石31cとが対向し、及び第1の磁石31のS極磁石31cと第2の磁石44のN極磁石31aとが対向するように配置され、第1の磁石31と第2の磁石44との間で発生する吸引力により、両磁石は動きを規制されている。
初期状態から、回転部材30が回転すると、第1の磁石31のN極磁石31aと対向していた第2の磁石44のS極磁石31c、及び第1の磁石31のS極磁石31cと対向していた第2の磁石44のN極磁石31aは、対向位置からずれて、それぞれ第1の磁石31の同極の磁石と対向するように移動する。すると、第2の磁石44の各磁石は、第1の磁石31の磁極の各磁石と反対の磁極と対向するように移動する。したがって、第2の磁石44は、第1の磁石31の回転に追従するように回転し、ワーク保持部材40も回転する。
本変形例によれば、第1の磁石31と第2の磁石44を構成する複数の磁石を、異なる磁極を交互に配置したので、第1の磁石31の磁石の回転するときの第2の磁石44の追従性がよく、第1の磁石31の回転力を第2の磁石に円滑に伝達することができる。
本実施の形態によれば、ワーク保持部材40を回転させる駆動源であるモータ21と、回転部材30とをチャンバ10の外側に配置したので、モータ21と回転部材30の回転により発生するパーティクル、特に、駆動ギア22と従動ギア34との間で発生するパーティクルが、チャンバ10内に入らず、チャンバ10内の汚染を防止することができる。また、回転部材30からワーク保持部材40への回転駆動力を、第1の磁石31と第2の磁石44を用いて、磁力により伝達しているので、ギアを用いたときに生じるパーティクルの影響を受けずに回転力を伝達することができる。更に、チャンバ10内部に配置される軸受の負荷を低減させることにより、軸受から生じるパーティクルを抑止する事が出来る。又、第1の磁石31と第2の磁石44と間に設けられた空間により駆動側の回転振動を遮断し、振動を低減させる事により、ワーク載置部42から生じるパーティクルを抑止し、より高品質の成膜を行うことができる。
本実施の形態によれば、第1の磁石31と第2の磁石44とは、それぞれ回転軸33を中心に環状に配置されている。回転軸自体ではなく、回転軸から半径方向に間隔を隔てて磁石を配置することで、回転軸自体に磁石を配置した場合よりも小さい回転トルクで、磁石を回転させることができる。
本実施の形態によれば、第1の磁石31と第2の磁石44を軸方向に対向して配置して回転力を伝えることができるので、円筒形の磁気カップリングのように複雑な構成とならず、部品を少なくすることができる。
本実施の形態では、成膜方法として、蒸着源を用いて、蒸着膜を基板上に成膜することを説明したが、本発明は、このような成膜方法に限定されない。例えば、スパッタ装置を用いて、アルゴンガス等のスパッタガスをチャンバ10に導入して、スパッタリングにより成膜する成膜装置にも適用することができる。
本実施の形態では、第1の磁石31と第2の磁石44とは、チャンバ10の上壁を介して対向して配置されていると説明したが、本発明は、このような配置に限定されない。例えば、第1の磁石31と第2の磁石44とは、チャンバ10の側壁を介して対向して配置されてもよい。
本実施の形態では、第1の磁石31と第2の磁石44の間隔を調整する方法として、間隔調整手段を適用すること、及び磁石の配列を変更することを例に説明したが、本発明は、このような方法に限定されない。例えば、磁石自体の厚みを変更することで、調整することも可能である。また、間隔調整手段は、第1の磁石31側に設けることを例に説明したが、第2の磁石44側に設けてもよい。
本実施の形態では、第1の磁石31と第2の磁石44に形成された空間部31bを利用して、磁石を追加することで、磁石の磁極の配列を変更する例を説明したが、本発明は、このような配列の変更に限られない。例えば、空間部31bを利用するのではなく、既存の磁石の磁極を反対の磁極の磁石に変更することで、磁極の配列を変更することができる。
本実施の形態では、第1の磁石31と第2の磁石44とが互いに相違する磁極であることを前提に、磁石間の磁力を変更する方法について説明したが、変形例の記載した第1の磁石31と第2の磁石44にも、同様の磁石間の磁力を変更する方法は適用できる。
本発明は、ワークの表面に成膜処理を施す成膜装置に利用することができる。
1 成膜装置
10 チャンバ
11 突出部
11a 板状部
11b 孔
12 排気口
20 駆動部
21 モータ
21a 回転軸
22 駆動ギア
23 第1のベアリング
30 回転部材
30a 本体部分
30b 鍔部
31 第1の磁石
31a N極磁石
31b 空間部
31c S極磁石
31d 調整磁石
32 第2のベアリング
33 回転軸
34 従動ギア
35 第1の間隔調整手段
35a 取付台
35b ボール部材
36 第2の間隔調整手段
36a 調整板
36b 固定部材
40 ワーク保持部材
41 基部
41a 本体部分
41b 鍔部
42 ワーク載置部
42a 内面
43 第3のベアリング
44 第2の磁石
50 膜圧検知部
51 ヒータ
60 蒸着源
61 基台
61a 回転部
62 坩堝
63 蒸着材料
70 電子銃
71 シャッタ
71a 板状部材
80 排気ダクト
81 ゲートバルブ
90 コントローラ

Claims (7)

  1. 処理対象のワークに成膜処理が施されるチャンバと、
    前記チャンバの外に前記チャンバの上壁に対向して配置され、垂直方向に伸びる回転軸を中心に回転する円環状の回転部材と、
    前記回転部材に設けられ、前記チャンバの前記上壁に対向して円環状に配置された複数の第1の磁石と、
    前記ワークを保持するワーク保持部材であって、前記回転軸と同軸に配置された円筒状の基部と、前記基部の円筒の外周に設けられ前記ワークが載置される面部を備える載置部とを備えるワーク保持部材と、
    前記ワーク保持部材に円環状に設けられ、前記チャンバの前記上壁を挟んで前記複数の第1の磁石と前記回転軸の軸方向に対向し、前記第1の磁石との間の磁力により、前記回転部材の回転に伴い回転して、前記ワーク保持部材を回転させる複数の第2の磁石と、
    前記チャンバの前記上壁に形成され、前記回転部材の円環の内側から上方に突出し、前記基部の円筒内部と連通する突出部であって、その上部に前記ワークに成膜される膜の膜厚を検知する膜厚検知装置が接続される突出部と、を備える、
    ことを特徴とする成膜装置。
  2. 前記ワーク保持部材の載置部は、
    前記基部の下端から半径方向外側に延出しドーム状に形成され、内面に前記ワークが載置される前記面部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記複数の第2の磁石と対向する前記複数の第1の磁石は、N極とS極を交互に配置して構成され、
    前記複数の第1の磁石と対向する前記複数の第2の磁石は、N極とS極を交互に配置して構成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の成膜装置。
  4. 前記複数の第1の磁石と前記複数の第2の磁石の間で生じる吸引力は、前記ワーク保持部材の荷重と一致するように調整された、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成膜装置。
  5. 前記複数の第1の磁石と前記複数の第2の磁石との間隔を所定の間隔に設定する間隔調整手段を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成膜装置。
  6. 前記複数の第1の磁石は、間隔を隔てて円環状に配置され、
    前記複数の第2の磁石は、間隔を隔てて円環状に配置され、
    前記第1の磁石と前記第2の磁石の対向する磁極は、反対の磁極に着磁された、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成膜装置。
  7. 前記ワーク保持部材の基部の外周に配置されたベアリングを更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の成膜装置。
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