JP6711449B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP6711449B2
JP6711449B2 JP2019502926A JP2019502926A JP6711449B2 JP 6711449 B2 JP6711449 B2 JP 6711449B2 JP 2019502926 A JP2019502926 A JP 2019502926A JP 2019502926 A JP2019502926 A JP 2019502926A JP 6711449 B2 JP6711449 B2 JP 6711449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
full bridge
switching element
bridge circuit
operation mode
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019502926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018159437A1 (ja
Inventor
伊東 淳一
淳一 伊東
隼 比嘉
隼 比嘉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority claimed from PCT/JP2018/006393 external-priority patent/WO2018159437A1/ja
Publication of JPWO2018159437A1 publication Critical patent/JPWO2018159437A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711449B2 publication Critical patent/JP6711449B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、DAB(Dual Active Bridge)方式のDC−DCコンバータに関する。
特許文献1には、DAB方式のコンバータが開示されている。特許文献1に記載のコンバータは、トランスの一次巻線および二次巻線それぞれにフルブリッジ回路が接続されていて、2つのフルブリッジ回路のスイッチング位相差を適切に制御することで、電力伝送を行う。
米国特許第5355294号明細書
特許文献1に記載のコンバータでは、トランスの漏れインダクタンスと半導体デバイスの寄生容量とを利用して、ゼロ電圧スイッチング(Zero Voltage Switching:ZVS)を行うことでスイッチング損失が低減される。しかし、入出力電圧比およびトランス巻き数比の差に比例して、ZVS範囲が制限され、無効電流が増加するため、効率低下を招くおそれがある。特に、例えば、入出力電圧比が大きく、出力端子に接続される負荷が軽負荷の場合、伝送電力に寄与しない無効電流が増加し、効率が悪くなることがある。
また、DAB方式のDC−DCコンバータにおいては、供給電力の過渡的な変化によって、インダクタ電流とトランスの励磁電流に直流成分が重畳されること(直流偏差)がある。例えば、伝送電力が急激に変化したときや、動作モードが切り替わったときに、上記直流偏差が生じる。このような直流偏差があってもインダクタやトランスが磁気飽和しないようにするためには、磁性体コアの大きな、すなわち体積の大きな、インダクタやトランスを用いる必要がある。このことは装置の大型化およびコスト高の要因となる。
そこで、本発明の目的は、入出力電圧比が大きく、負荷変動範囲が広い場合であっても、広範囲でZVS動作を実現できるようにするとともに、過渡的な動作状態の変化により発生する直流偏差を抑制して、装置の大型化およびコスト高を解消したDC−DCコンバータを提供することにある。
(1)本発明のDC−DCコンバータは、
第1ハイサイドスイッチおよび第1ローサイドスイッチで構成される第1レグと、第2ハイサイドスイッチおよび第2ローサイドスイッチで構成される第2レグと、を有し、前記第1レグおよび前記第2レグに第1直流電圧が印加される、第1フルブリッジ回路と、
第3ハイサイドスイッチおよび第3ローサイドスイッチで構成される第3レグと、第4ハイサイドスイッチおよび第4ローサイドスイッチで構成される第4レグと、を有し、前記第3レグおよび前記第4レグに第2直流電圧が印加される、第2フルブリッジ回路と、
前記第1フルブリッジ回路の入出力部に接続される1次巻線および前記第2フルブリッジ回路の入出力部に接続される2次巻線を有し、前記第1フルブリッジ回路と前記第2フルブリッジ回路との間を絶縁するトランスと、
前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御する制御部と、
を有する。
前記第1ハイサイドスイッチは、ハイサイドラインに接続された第1スイッチング素子および当該第1スイッチング素子に直列接続された第2スイッチング素子で構成され、
前記第1ローサイドスイッチは、ローサイドラインに接続された第4スイッチング素子および当該第4スイッチング素子に直列接続された第3スイッチング素子で構成され、
前記第2ハイサイドスイッチは、ハイサイドラインに接続された第5スイッチング素子および当該第5スイッチング素子に直列接続された第6スイッチング素子で構成され、
前記第2ローサイドスイッチは、ローサイドラインに接続された第8スイッチング素子および当該第8スイッチング素子に直列接続された第7スイッチング素子で構成される。
前記第1フルブリッジ回路は、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と、前記第スイッチング素子と前記第スイッチング素子との接続点と、の間に接続される第1フローティングキャパシタと、前記第スイッチング素子と前記第スイッチング素子との接続点と、前記第7スイッチング素子と前記第8スイッチング素子との接続点と、の間に接続される第2フローティングキャパシタと、を有する。
前記第1フルブリッジ回路の入出力部と前記1次巻線との間、または、前記第2フルブリッジ回路の入出力部と前記2次巻線との間、の少なくとも一方には直列接続されたインダクタを備える。
そして、前記制御部は、
前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路の各スイッチング素子を同じ駆動周波数で動作させ、且つ、
前記駆動周波数の半周期に亘って、前記第1フルブリッジ回路の入出力部の電圧のピーク値の絶対値が前記第1直流電圧になるように、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を制御するフルブリッジ動作モード、
前記半周期に亘って、前記第1フルブリッジ回路の入出力部の電圧のピーク値の絶対値が前記第1直流電圧の半分になるように、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を制御するハーフブリッジ動作モード、または、
前記駆動周波数の1周期の期間中に、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を、フルブリッジ動作させる状態とハーフブリッジ動作させる状態とを切り替えて、5レベルの電圧を前記第1フルブリッジ回路から出力する5レベル動作モード、
のいずれかの制御を行う。
更に、前記制御部は、
前記フルブリッジ動作モード、前記ハーフブリッジ動作モードおよび前記5レベル動作モードのうち、一の動作モードから他の動作モードへ動作モードが切り替わる周期に、前記駆動周波数の基準周期タイミングで、前記第1ハイサイドスイッチおよび前記第2ローサイドスイッチのスイッチング位相をシフトさせ、前記駆動周波数の基準周期の半周期タイミングで、前記第1ローサイドスイッチおよび前記第2ハイサイドスイッチのスイッチング位相をシフトさせるとともに、前記動作モードが切り替わる前後で、前記第1フルブリッジ回路の出力電圧が正負で平衡するように、前記位相のシフト量を定める。
上記構成によれば、第1フルブリッジ回路に入力される電圧が、第1、第2のフローティングキャパシタに印加される場合と、印加されない場合とで、第1フルブリッジ回路から出力する電圧を異ならせることができる。すなわち、フルブリッジ動作モード、またはハーフブリッジ動作モードで第1フルブリッジ回路を動作させることで、入出力電圧比が大きく、出力部に接続される負荷の変動範囲が広い場合であっても、先行技術の構成よりも、ZVS範囲を広げることによって、伝送に寄与しない無効電流の増加を抑制し、効率よくDC−DCコンバータを動作させることができる。
また、第1フルブリッジ回路を構成する第1レグ、および第2レグは、4つのスイッチング素子が直列接続されてなるため、2つのスイッチング素子が直列接続された場合と比べて、各素子に印加される電圧は低い。このため、各スイッチング素子の素子耐圧を高くする必要がない。この結果、各スイッチング素子に、オン抵抗値の低いMOS−FETを用いることができる。
前記制御部は、第1フルブリッジ回路の駆動周波数の1周期中に、フルブリッジ動作モードとハーフブリッジ動作モードとを切り替えることによって、第1フルブリッジ回路から5レベルの電位を出力できるため、特に軽負荷領域であっても、ZVS動作させることが可能となり、入出力電圧比が大きく、出力部に接続される負荷の変動範囲が広い場合において、さらに効率よく動作可能なDC−DCコンバータを提供することができる。
その上、動作モードの切り替え前後で、第1フルブリッジ回路の出力電圧が正負で平衡するので、インダクタ電流およびトランスの励磁電流の直流偏差が抑制される。その結果、装置の小型化および低コスト化が図れる。
(2)前記制御部は、
前記第1ハイサイドスイッチまたは前記第1ローサイドスイッチのスイッチング位相を定めるU相キャリアおよびU相反転キャリア、前記第2ハイサイドスイッチまたは前記第2ローサイドスイッチのスイッチング位相を定めるV相キャリアおよびV相反転キャリアに基づいて、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子のスイッチング位相を定め、前記駆動周波数の基準周期タイミングで、前記U相キャリアおよび前記V相反転キャリアの位相をシフトさせ、前記駆動周波数の基準周期の半周期タイミングで前記U相反転キャリアおよび前記V相キャリアの位相をシフトさせることが好ましい。
上記構成によれば、第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路との位相差を一度に変更する場合に比べて、動作モードの切替時の直流偏差を抑制できる。
(3)前記U相キャリア、前記U相反転キャリア、前記V相キャリアおよび前記V相反転キャリアは基準クロックのカウント値であり、前記制御部は、前記カウント値と基準値との比較に基づいて前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御し、
前記位相のシフト量は、前記カウント値の変更によって定めることが好ましい。
上記構成により、位相シフトの制御および位相のシフト量の設定のための構成を簡素化できる。
(4)前記U相キャリア、前記U相反転キャリア、前記V相キャリアおよび前記V相反転キャリアは基準クロックのカウント値であり、前記制御部は、前記カウント値と基準値との比較に基づいて前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御し、
前記位相のシフト量は、前記基準値の変更によって定めてもよい。
上記構成により、位相シフトの制御および位相のシフト量の設定のための構成を簡素化できる。
本発明によれば、入出力電圧比が大きく、出力部に接続される負荷変動が広い場合であっても、動作モードを切り替えることで、ZVS動作範囲を広げることができ、しかも動作モードの切替時に生じる直流偏差が抑制されて、小型化および低コストのDC−DCコンバータが得られる。
図1は、本実施形態に係るDC−DCコンバータ1の回路図である。 図2は、フルブリッジ回路10の8つのスイッチング素子の状態と電圧Vu,Vv,V1との関係、第1フローティングキャパシタCf1と第2フローティングキャパシタCf2の充放電状態の相対関係を動作モード毎に表す図である。 図3(A)(B)(C)(D)は、図2に示す各状態でのフルブリッジ回路10に流れる電流の経路を示す図である。 図4(A)(B)(C)(D)は、図2に示す各状態でのフルブリッジ回路10に流れる電流の経路を示す図である。 図5(A)(B)(C)(D)は、図2に示す各状態でのフルブリッジ回路10に流れる電流の経路を示す図である。 図6(A)(B)(C)(D)は、図2に示す各状態でのフルブリッジ回路10に流れる電流の経路を示す図である。 図7は、図2に示した16通りの状態の中から、フルブリッジ動作モードを行う組み合わせを示す図である。 図8は、図2に示した16通りの状態の中から、ハーフブリッジ動作モードを行う組み合わせを示す図である。 図9は、図2に示した16通りの状態の中から、5レベル動作モードを行う組み合わせの一部を示す図である。 図10は、図2に示した16通りの状態の中から、5レベル動作モードを行う組み合わせの一部を示す図である。 図11は、図2に示した16通りの状態の中から、5レベル動作モードを行う組み合わせの一部を示す図である。 図12は、フルブリッジ動作モード、ハーフブリッジ動作モードおよび5レベル動作モードにおける、スイッチング素子Q1〜Q8のオン/オフ状態を表す波形図である。 図13は、フルブリッジ回路10の各位置での電圧Vu,Vv,V1およびインダクタL1に流れる電流iLの波形図である。 図14は、α,β=0の場合のフルブリッジ回路10の電圧Vu,Vv,V1の電圧波形を示す図である。 図15は、α=π/4、β=π/2の場合のフルブリッジ回路10の電圧Vu,Vv,V1の電圧波形を示す図である。 図16は、α=β=π/4の場合のフルブリッジ回路10の電圧Vu,Vv,V1の電圧波形を示す図である。 図17は、DC−DCコンバータ1の出力電力Poutと、入出力電圧比との関係を示す図である。 図18(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図18(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。 図19は図18(A)の主要波形の拡大図である。 図20(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図20(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。 図21は図20(A)の主要波形の拡大図である。 図22(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図22(B)は、その比較例の波形図である。 図23(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図23(B)は、その比較例の波形図である。 図24(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図24(B)は、その比較例の波形図である。 図25(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図25(B)は、その比較例の波形図である。 図26は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、伝送電力が変化した時の位相シフト前後での各部の波形を示す図である。 図27は各キャリアとその比較対象である基準値の変化等を示す波形図である。
以下に説明するDC−DCコンバータは、2つのフルブリッジ回路がトランスで互いに絶縁され、2つのフルブリッジ回路の間で電力が双方向に伝送される、絶縁型双方向DC−DCコンバータである。
図1は、本実施形態に係るDC−DCコンバータ1の回路図である。
DC−DCコンバータ1は、入出力端子IO1,IO2,IO3,IO4を備えている。入出力端子IO1,IO2,IO3,IO4には、負荷および直流電源が接続される。DC−DCコンバータ1は、入出力端子IO1,IO2または入出力端子IO3,IO4の一方から入力される直流電圧を変圧し、他方へ出力する双方向のDC−DCコンバータである。
入出力端子IO1,IO2には、入力コンデンサC1およびフルブリッジ回路10が接続されていている。フルブリッジ回路10は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第3スイッチング素子Q3および第4スイッチング素子Q4の第1直列回路(第1レグ)と、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第7スイッチング素子Q7および第8スイッチング素子Q8の第2直列回路(第2レグ)とが並列接続されて構成されている。
ハイサイドラインに接続された第1スイッチング素子Q1およびこの第1スイッチング素子Q1に直列接続された第2スイッチング素子Q2で第1ハイサイドスイッチが構成されている。また、ローサイドラインに接続された第4スイッチング素子Q4およびこの第4スイッチング素子Q4に直列接続された第3スイッチング素子Q3で第1ローサイドスイッチが構成されている。また、ハイサイドラインに接続された第5スイッチング素子Q5およびこの第5スイッチング素子Q5に直列接続された第6スイッチング素子Q6で第2ハイサイドスイッチが構成されている。さらに、ローサイドラインに接続された第8スイッチング素子Q8およびこの第8スイッチング素子Q8に直列接続された第7スイッチング素子Q7で第2ローサイドスイッチが構成されている。
第1〜第8スイッチング素子Q1〜Q8はn型MOS−FETであり、ボディーダイオードおよび寄生容量が形成されている。また、第1〜第8スイッチング素子Q1〜Q8は、ゲートが制御部31に接続されていて、制御部31からゲート電圧が印加され、スイッチング制御される。なお、以下では、第1〜第8スイッチング素子Q1〜Q8は、単にスイッチング素子Q1〜Q8と言う。
従来の一般的なフルブリッジ回路は、2つのスイッチング素子が直列接続された直列回路が、並列に接続されて構成されている。これに対し、本実施形態では、フルブリッジ回路10を構成する第1直列回路および第2直列回路はそれぞれ、4つのスイッチング素子が直列接続されてなるため、2つのスイッチング素子が直列接続された構造に比べて、各素子に印加される電圧は低い。このため、各スイッチング素子の素子耐圧を高くする必要がない。一般的に耐圧が高いスイッチング素子はオン抵抗値が大きいため、各スイッチング素子に、オン抵抗値の低いMOS−FETを用いることができる。
フルブリッジ回路10は、第1フローティングキャパシタCf1と、第2フローティングキャパシタCf2とを備えている。第1フローティングキャパシタCf1は、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2との接続点と、第3スイッチング素子Q3と第4スイッチング素子Q4との接続点との間に接続されている。第2フローティングキャパシタCf2は、第5スイッチング素子Q5と第6スイッチング素子Q6との接続点と、第スイッチング素子Qと第スイッチング素子Qとの接続点との間に接続されている。
フルブリッジ回路10は、本発明に係る「第1フルブリッジ回路」に相当する。第1フローティングキャパシタは、本発明に係る「第1フローティングキャパシタ」に相当し、第2フローティングキャパシタは、本発明に係る「第2フローティングキャパシタ」に相当する。
入出力端子IO3,IO4には、入力コンデンサC2およびフルブリッジ回路20が接続されていている。フルブリッジ回路20は、直列接続された第9スイッチング素子Q9および第10スイッチング素子Q10の直列回路(第3レグ)と、直列接続された第11スイッチング素子Q11および第12スイッチング素子Q12の直列回路(第4レグ)とが並列接続されて構成されている。これら第9〜第12スイッチング素子Q9〜Q12はn型MOS−FETであり、ボディーダイオードおよび寄生容量が形成されている。また、第9〜第12スイッチング素子Q9〜Q12は、ゲートが制御部32に接続され、制御部32からゲート信号が印加されて、スイッチング制御される。フルブリッジ回路20は、本発明に係る「第2フルブリッジ回路」に相当する。
さらに、入出力端子IO3,IO4には、出力電圧検出回路21および負荷電流検出回路22が設けられている。
フルブリッジ回路10とフルブリッジ回路20との間には、トランスT1が接続されている。トランスT1は、1次巻線n1と2次巻線n2とを有している。1次巻線n1は、一端がインダクタL1を介して、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3との接続点Uに接続され、他端が第6スイッチング素子Q6と第7スイッチング素子Q7との接続点Vに接続されている。2次巻線n2は、一端が第9スイッチング素子Q9と第10スイッチング素子Q10との接続点Wに接続され、他端が第11スイッチング素子Q11と第12スイッチング素子Q12との接続点Xに接続されている。本実施形態では、1次巻線n1と2次巻線n2との巻数比はN:1とする。
このように構成されたDC−DCコンバータ1において、制御部31は、各スイッチング素子Q1〜Q8の寄生容量と、インダクタ(共振コイル)L1との共振を利用して、ゼロ電圧スイッチングでフルブリッジ回路10を制御する。すなわち、スイッチング素子のオンオフ切替時のデッドタイム期間中に、インダクタL1に流れる電流をスイッチング素子の寄生容量に流して、寄生容量を放電し、ゼロ電圧でスイッチング素子をターンオンする。これにより、スイッチング損失、スイッチングノイズ等を低減できる。なお、インダクタL1は、トランスT1の2次側に設けられてもよい。インダクタL1を用いず、トランスT1の漏れインダクタンスと、各スイッチング素子Q1〜Q8の寄生容量との共振を利用して、ゼロ電圧スイッチングを行うようにしてもよい。
このように構成されたDC−DCコンバータ1の入出力端子IO1,IO2には、直流電圧Vinが印加される。制御部31は、フルブリッジ回路10の各スイッチング素子Q1〜Q8をスイッチング制御する。トランスT1の1次巻線n1には、0,±Vin/2,±Vinの5レベルの電圧V1が印加される。1次巻線n1に電圧V1が印加されると、2次巻線n2には電圧が誘起される。制御部32は、フルブリッジ回路20をスイッチング制御して、入出力端子IO3,IO4から、0,Vin/2N,Vin/Nの直流電圧Voutを出力する。すなわち、フルブリッジ回路10は、5つの電圧レベルを出力する5レベル回路である。また、フルブリッジ回路20は、3つの電圧レベルを出力する3レベル回路である。
なお、DC−DCコンバータ1は、双方向型のDC−DCコンバータであるため、入出力端子IO3,IO4から直流電圧が入力される場合、フルブリッジ回路10,20をスイッチング制御して、入出力端子IO1,IO2から直流電圧を出力する。
図2は、フルブリッジ回路10の8つのスイッチング素子の状態と電圧Vu,Vv,V1との関係、第1フローティングキャパシタCf1と第2フローティングキャパシタCf2の充放電状態の相対関係を動作モード毎に示す図である。電圧Vuは、スイッチング素子Q2,Q3の接続点Uの電圧である。電圧Vvは、スイッチング素子Q6,Q7の接続点Vの電圧である。電圧V1は、トランスT1の1次巻線n1に印加される、フルブリッジ回路10からの出力電圧であり、接続点Uと接続点Vとの電位差である。図3(A)(B)(C)(D)、図4(A)(B)(C)(D)、図5(A)(B)(C)(D)、図6(A)(B)(C)(D)は、図2に示す各状態でのフルブリッジ回路10に流れる電流の経路を示す図である。
本実施形態に係るフルブリッジ回路10は、フルブリッジ動作モード、ハーフブリッジ動作モードおよび5レベル動作モードのいずれかで動作する。フルブリッジ動作モードとは、電圧V1=±Vinとする動作モードである。このフルブリッジ動作モードでは、電流経路が第1フローティングキャパシタおよび第2フローティングキャパシタのいずれも経由しない。ハーフブリッジ動作モードとは、電圧V1=±Vin/2とする動作モードである。このハーフブリッジ動作モードでは、電流経路が第1フローティングキャパシタおよび第2フローティングキャパシタのいずれか一方のみを経由する。5レベル動作モードとは、フルブリッジ動作モードとハーフブリッジ動作モードとを組み合わせて、電圧V1=0,±Vin/2,±Vinとする動作モードである。
(V1=Vin)
スイッチング素子Q1,Q2,Q7,Q8がON、スイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q6がOFFである状態では、図3(A)に示す経路で電流が流れる。この場合の出力電圧V1はVinである。この場合、電圧Vu=Vin、電圧Vv=0、電圧V1=Vu−Vv=Vinである。
(V1=−Vin)
スイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q6がON、スイッチング素子Q1,Q2,Q7,Q8がOFFである状態では、図3(B)に示す経路で電流が流れる。この場合、トランスT1の1次巻線n1には、図3(A)の場合と反対の極性の電圧が印加され、電圧Vu=0、電圧Vv=Vin、電圧V1=Vu−Vv=−Vinである。
(V1=0)
スイッチング素子Q1,Q3,Q6,Q8がON、スイッチング素子Q2,Q4,Q5,Q7がOFFである状態では、図3(C)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=Vin−Vc1である。ここでVc1は第1フローティングキャパシタCf1の充電電圧である。Vc1=Vin/2であるとすると、電圧Vu=Vin/2である。また、電圧Vv=Vc2である。ここでVc2は第2フローティングキャパシタCf2の充電電圧である。Vc2=Vin/2であるとすると、電圧Vu=Vin/2である。そして、電圧V1=Vu−Vv=0である。
また、スイッチング素子Q2,Q4,Q5,Q7がON、スイッチング素子Q1,Q3,Q6,Q8がOFFである状態では、図3(D)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=Vin−Vc1=Vin/2、電圧Vv=Vin−Vc2=Vin/2、電圧V1=Vu−Vv=0である。
他にも、スイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8がON、スイッチング素子Q1,Q3,Q5,Q7がOFFである場合は、図4(A)および図4(B)に示す経路で電流が流れる。この場合も電圧V1=0となるが、電流の流れる方向は、図4(A)と図4(B)とで逆になっている。これは、第1フローティングキャパシタCf1と第2フローティングキャパシタCf2との相対的な充放電状態によって異なる。
さらには、スイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q6がON、スイッチング素子Q3,Q4,Q7,Q8がOFFである場合も、図4(C)に示すように、電圧V1=0となり、スイッチング素子Q3,Q4,Q7,Q8がON、スイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q6がOFFである場合も、図4(D)に示すように、電圧V1=0となる。
(V1=Vin/2)
スイッチング素子Q1,Q3,Q7,Q8がON、スイッチング素子Q2,Q4,Q5,Q6がOFFである状態では、図5(A)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=Vin−Vc1=Vin/2、電圧Vv=0、電圧V1=Vu−Vv=Vin/2である。また、スイッチング素子Q2,Q4,Q7,Q8がON、スイッチング素子Q1,Q3,Q5,Q6がOFFである状態では、図5(B)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=Vc1=Vin/2、電圧Vv=0、電圧V1=Vu−Vv=Vin/2である。なお、電圧Vuは、図5(A)の状態時に第1フローティングキャパシタCf1に充電された電圧Vc1である。
また、スイッチング素子Q1,Q2,Q6,Q8がON、スイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q7がOFFである状態では、図5(C)に示す経路で電流が流れる。さらに、スイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q7がON、スイッチング素子Q3,Q4,Q6,Q8がOFFである場合も、図5(D)に示す経路で電流が流れ、電圧V1=Vin/2となる。なお、この場合の電圧Vuは、図5(C)の状態時に第2フローティングキャパシタCf2に充電された電圧Vc2である。
(V1=−Vin/2)
スイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q7がON、スイッチング素子Q1,Q2,Q6,Q8がOFFである状態では、図6(A)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=0、電圧Vv=Vin−Vc2=Vin/2、電圧V1=Vu−Vv=−Vin/2である。また、スイッチング素子Q3,Q4,Q6,Q8がON、スイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q7がOFFである状態では、図6(B)に示す経路で電流が流れる。この場合、電圧Vu=0、電圧Vv=Vc2=Vin/2、電圧V1=Vu−Vv=−Vin/2である。なお、電圧Vvは、図6(A)の状態時に第2フローティングキャパシタCf2に充電された電圧Vc2である。
さらに、スイッチング素子Q2,Q4,Q5,Q6がON、スイッチング素子Q1,Q3,Q7,Q8がOFFである状態では、図6(C)に示す経路で電流が流れ、電圧V1=−Vin/2となる。さらに、スイッチング素子Q1,Q3,Q5,Q6がON、スイッチング素子Q2,Q4,Q7,Q8がOFFである状態では、図6(D)に示す経路で電流が流れ、電圧V1=−Vin/2となる。なお、この場合、電圧Vvは、図6(C)の状態時に第1フローティングキャパシタCf1に充電された電圧Vc1である。
このように、フルブリッジ回路10は、フルブリッジ動作モード、ハーフブリッジ動作モード、および5レベル動作モードの何れで動作する。5レベル動作モードにおいて、5つの電圧レベルの出力期間は、電圧Vu=Vin/2となる期間と、電圧Vu,Vvの位相差とによって決まる。
フルブリッジ動作モードで動作する場合、駆動周波数の1周期内において、電圧V1は、V1→−V1→V1→−V1→…という遷移が行われる。図7は、図2に示した16通りの状態の中から、上述した条件を満たす組み合わせの例である。つまり、状態(7)と状態(8)とを交互に繰り返す。
ハーフブリッジ動作モードで動作する場合、駆動周波数の1周期内において、電圧V1は、V1/2→−V1/2→V1/2→−V1/2→…という遷移が行われる。図8は、図2に示した16通りの状態の中から、上述した条件を満たす組み合わせの例である。つまり、ハーフブリッジ動作モードでは、図8に示すように12通りの組み合わせがある。 5レベル動作モードで動作する場合、駆動周波数の1周期内において、電圧V1は0→Vin/2→Vin→Vin/2→0→−Vin/2→−Vin→−Vin/2→0という遷移が行われる。図2で示した16通りの状態の中から、上述した条件を満たす組み合わせの例を図9、図10および図11に示す。図9、図10および図11は、5レベル動作モードにおいて、図2で示す動作モードの「1スイッチング周期内」における遷移パターンを示す図である。
図12は、フルブリッジ動作モード、ハーフブリッジ動作モードおよび5レベル動作モードにおける、スイッチング素子Q1〜Q8のオン/オフ状態を表す波形図である。
図13は、フルブリッジ回路10の各位置での電圧Vu,Vv,V1およびインダクタL1に流れる電流iLの波形図である。図13において、位相0は後に述べる基準キャリアピークタイミングに相当し、位相πは後に述べる基準キャリアボトムタイミングに相当する。
図13に示すαは、1周期中に、電圧Vu=Vin/2となる期間である。また、βは、電圧Vu,Vvの位相差である。電圧V1=0となる期間は2α−βであり、電圧V1=Vin/2となる期間は2βであり、電圧V1=Vinとなる期間はπ−2α−βである。これらα,βの値によって、5レベルの各電圧の出力期間が定められる。
図13には、フルブリッジ回路20のスイッチング素子Q9〜Q12のスイッチタイミングも示している。制御部32は、スイッチング素子Q9,Q12と、スイッチング素子Q10,Q11とを、50%のデューティ比でオンオフする。δは、フルブリッジ回路10,20のスイッチング位相差である。DC−DCコンバータ1の伝送電力は、α,β,δにより制御される。特に、同じ動作モードにおいても、δを変えることによって、第2フルブリッジ回路20のオンデューティ比が変化するので、制御部32は、δを調節することによって、出力電圧を規定値に保つ。
また、α,β=0となるようにフルブリッジ回路10をスイッチング制御した場合、電圧V1=±Vinとなる。図14は、α,β=0の場合のフルブリッジ回路10の電圧Vu,Vv,V1の電圧波形を示す図である。図14に示すように、フルブリッジ回路10はフルブリッジ動作モードで動作する。
また、α=π/4、β=π/2となるようにフルブリッジ回路10をスイッチング制御した場合、電圧V1=±Vin/2となる。図15は、α=π/4、β=π/2の場合のフルブリッジ回路10の電圧Vu,Vv,V1の電圧波形を示す図である。図15に示すように、フルブリッジ回路10はハーフブリッジ動作モードで動作する。
さらに、α=β=π/4となるようにフルブリッジ回路10をスイッチング制御した場合、電圧V1は、図16に示すように、±Vin,±Vin/2,0の間を階段状に遷移する5レベル動作モードで動作する。
本実施形態に係るDC−DCコンバータ1は、3つの電圧レベルを出力するため、DC−DCコンバータ1に接続する負荷の負荷変動に応じて、高効率にDC−DCコンバータ1を動作させることができる。一般的な絶縁型の2レベルDC−DCコンバータの場合、ZVS範囲は入出力電圧比とトランスの巻き数比で制限される。そのため、入出力電圧比が大きい場合、2レベルDC−DCコンバータに軽負荷の負荷が接続されたとき、ZVS動作範囲を外れるため、ZVS動作をできない可能性がある。その結果、伝送電力に寄与しない無効電流が増加し、DC−DCコンバータの伝送効率が悪くなる。これに対し、本実施形態では、負荷変動に応じてDC−DCコンバータ1の動作モードを決定することで、高効率に動作させることができる。以下に、フルブリッジ回路10の動作モードを決定する方法について説明する。
図17は、DC−DCコンバータ1の出力電力Poutと、入出力電圧比との関係を示す図である。入出力電圧比はNVout/Vinで表すことができる。なお、Nは、トランスT1の1次巻線n1と2次巻線n2との巻数比(N:1)である。領域(1)は、フルブリッジ動作モードの制御範囲、領域(2)は、ハーフブリッジ動作モードの制御範囲、領域(3)は、5レベル動作モードの制御範囲である。
例えば、NVout/Vin=1.0である場合、DC−DCコンバータ1の動作モードは、フルブリッジ動作モードにする。NVout/Vin<0.6の場合であって、上述の領域(3)を除く領域では、DC−DCコンバータ1の動作モードは、ハーフブリッジ動作モードにする。NVout/Vin<1.0であり、上述の領域(1)、(2)に当てはまらない領域においては、DC−DCコンバータ1の動作モードは、5レベル動作モードにする。
このように、入出力電圧比および出力電力Poutに応じた動作モードとすることで、広い負荷変動範囲でZVS動作をできるため、無効電流を抑制でき、DC−DCコンバータ1を高効率に動作させることができる。また、従来の2レベルDC−DCコンバータでは、ゼロ電圧スイッチングが不可能であった領域(3)においても、本実施形態では、ゼロ電圧スイッチングが可能となり、広い負荷変動範囲でのゼロ電圧スイッチングが可能となる。
なお、例えば、ハーフブリッジ動作モードにおいて、スイッチング素子Q1,Q3,Q7,Q8と、スイッチング素子Q2,Q4,Q5,Q6とを交互にオンオフする方法に代えて、スイッチング素子Q1,Q2,Q6,Q8と、スイッチング素子Q3,Q4,Q5,Q7とを交互にオンオフするスイッチング制御をであってもよい。この場合、第2フローティングキャパシタCf2に電流が流れることにより、電圧V1=±Vin/2となる。
次に、動作モードの切替時の位相シフト制御について示す。
図18(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図18(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図19は図18(A)の主要波形の拡大図である。
また、図20(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図20(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図21は図20(A)の主要波形の拡大図である。
なお、図18(A)(B)、図19、図20(A)(B)において、電圧V2は第2フルブリッジ回路20の入力電圧である。また、図19、図21において、基準キャリアのピークタイミングは、駆動周波数の基準周期タイミングであり、基準キャリアのボトムタイミングは、駆動周波数の基準周期の半周期タイミングである。
図18(A)(B)、図19、図20(A)(B)、図21において、U相キャリアおよびU相反転キャリアは第1ハイサイドスイッチQ1,Q2または第1ローサイドスイッチQ3,Q4のスイッチング位相を定める値であり、V相キャリアおよびV相反転キャリアは第2ハイサイドスイッチQ5,Q6または第2ローサイドスイッチQ7,Q8のスイッチング位相を定める値である。また、W相キャリアは第3ハイサイドスイッチQ9および第4ローサイドスイッチQ12のスイッチング位相を定める値であり、X相キャリアは第3ローサイドスイッチQ10および第4ハイサイドスイッチQ11のスイッチング位相を定める値である。
比較例のDC−DCコンバータは、動作モードの切替時に、U相キャリア、U相反転キャリア、V相キャリア、V相反転キャリアを位相シフトさせるように構成したものである。
図18(A)(B)、図20(A)(B)において、U相キャリア、U相反転キャリア、V相キャリア、V相反転キャリアそれぞれは基準クロックのカウント値であり、ここではそれらの値を三角波状の波形として表している。また三角波状の波形に重ねて表している水平方向の破線は、これらキャリアと大小比較する基準値である。
本実施形態のDC−DCコンバータ1は、図19、図21に示すように、動作モードの切り替えは基準キャリアのピークタイミングで行われる。そして、U相キャリアはこの基準キャリアのピークタイミングで位相シフトされる。また、U相反転キャリアは基準キャリアのボトムタイミングで位相シフトされる。
上記キャリアの位相シフトは、上記基準クロックのカウント値を、位相シフト量に対応する値だけ加算または減算することによって行う。
図19に示す例では、ハーフブリッジ動作モード(HB)からフルブリッジ動作モード(FB)への切替時に、U相キャリアはγ/2だけ遅れ方向に位相シフトされていて、V相反転キャリアはγ/2だけ進み方向に位相シフトされている。また、U相反転キャリアはγ/2だけ遅れ方向に位相シフトされていて、V相キャリアはγ/2だけ進み方向に位相シフトされている。
図21に示す例では、フルブリッジ動作モード(FB)からハーフブリッジ動作モード(HB)への切替時に、U相キャリアはγ/2だけ進み方向に位相シフトされていて、V相反転キャリアはγ/2だけ遅れ方向に位相シフトされている。また、U相反転キャリアはγ/2だけ進み方向に位相シフトされていて、V相キャリアはγ/2だけ遅れ方向に位相シフトされている。
ここで、γは、動作モードの切替に伴って生じる、U相とV相との間のスイッチング位相差に対する新たな位相シフト量である。このように、各キャリアを駆動周波数の1周期内に2回に分けて(半周期毎に)位相シフトすることにより、動作モード切替時の第1フルブリッジ回路10の出力電圧V1の正負の電圧時間積の差が小さくなる。すなわち、動作モード切替時の直流偏差が抑制できる。
図18(A)のインダクタ電流iLと図18(B)のインダクタ電流iLとを比較すると明らかなように、リプルおよび直流偏差は抑制されている。同様に、図20(A)のインダクタ電流iLと図20(B)のインダクタ電流iLとを比較すると明らかなように、直流偏差は抑制されている。
フルブリッジ動作モード(FB)からハーフブリッジ動作モード(HB)への切替時、またはハーフブリッジ動作モード(HB)からフルブリッジ動作モード(FB)への切替時だけでなく、以降に示すように、他の動作モード間での切替時についても同様に直流偏差が抑制できる。
図22(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図22(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがフルブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。
図23(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図23(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからフルブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。
図24(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図24(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードがハーフブリッジ動作モードから5レベル動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。
図25(A)は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。図25(B)は、比較例のDC−DCコンバータにおいて、動作モードが5レベル動作モードからハーフブリッジ動作モードへ切り替わるときの各部の波形図である。
なお、図22(A)(B)、図23(A)(B)、図24(A)(B)、図25(A)(B)において、電圧V2は第2フルブリッジ回路20の入力電圧である。
次に、動作モードが変わらないまま、伝送電力が変化した時の位相シフト制御について示す。
図26は、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、伝送電力が変化した時の位相シフト前後での各部の波形を示す図である。この図に示すように、基準キャリアのピークタイミングで、U相キャリア、V相反転キャリア、W相キャリアの位相シフトが行われ、基準キャリアのボトムタイミングで、U相反転キャリア、V相キャリア、X相キャリアの位相シフトが行われる。
次に、キャリアの位相をシフトする方法以外の方法による位相シフト方法の例を示す。
図27は各キャリアとその比較対象である基準値の変化等を示す波形図である。ここでは、特に、第1ハイサイドスイッチQ1,Q2および第1ローサイドスイッチQ3,Q4のスイッチング位相をシフトするための部分について示す。図27において、U相キャリアは基準キャリアピークタイミングを基準にして生成され、U相反転キャリアは基準キャリアボトムタイミングを基準にして生成される。U相キャリアおよびU相反転キャリアは基準クロックのカウント値であり、ここではそれらの値を三角波状の波形として表している。これら三角波状の波形に重ねて表している矩形波状の破線は、これらキャリアと大小比較する基準値である。
第2ハイサイドスイッチ(Q5,Q6)、第2ローサイドスイッチ(Q7,Q8)のスイッチング位相のシフトについても同様である。
このように、基準値をキャリアの周期に同期して変動させることによって、第1ハイサイドスイッチQ1,Q2および第1ローサイドスイッチQ3,Q4のスイッチング位相をシフトしてもよい。
上述の動作モードの切替時の位相シフトのシフト量および伝送電力変更時の位相シフトのシフト量は、位相シフト制御の前後で、第1フルブリッジ回路の出力電圧が正負で平衡するように定める。換言すると、動作モードが切り替わる前後で、インダクタに蓄積されるエネルギーが正負同量に近づくように位相シフトする。また、このことは、動作モードが切り替わる前後で、インダクタL1に流れる電流が減少に転じる方向に、位相シフトするということでもある。
以上に示した例では、DC−DCコンバータ1のフルブリッジ回路10は、フルブリッジ動作モード、ハーフブリッジ動作モード、および5レベル動作モードのいずれかで動作する構成としているが、フルブリッジ回路10は、フルブリッジ動作モードまたはハーフブリッジ動作モードで動作する構成であってもよい。この場合であっても、フルブリッジ回路と、ハーフブリッジ回路との2つの回路を設ける必要がないため、大型化を抑制できる。
なお、前記した実施形態では、フルブリッジ動作モードでのトランスの第1巻線の両端に印加される電圧が直流電圧Vin、ハーフブリッジ動作モードでのトランスの第1巻線の両端に印加される電圧が直流電圧の半分(Vin/2)としているが、これらは、多少の誤差を含んでいてもよい。例えば、直流電圧Vin、Vin/2は、FETの寄生容量のバラツキ、製造誤差等により変動する場合も含む。
図1に示した例では、トランスT1の1次側にインダクタL1を接続したが、2次側にインダクタを接続してもよい。また、1次側と2次側の両方にインダクタを接続してもよい。
C1…入力コンデンサ
C2…入力コンデンサ
Cf1…第1フローティングキャパシタ
Cf2…第2フローティングキャパシタ
IO1,IO2,IO3,IO4…入出力端子
L1…インダクタ
n1…1次巻線
n2…2次巻線
Q1〜Q12…スイッチング素子
Q1,Q2…第1ハイサイドスイッチ
Q3,Q4…第1ローサイドスイッチ
Q5,Q6…第2ハイサイドスイッチ
Q7,Q8…第2ローサイドスイッチ
Q9…第3ハイサイドスイッチ
Q10…第3ローサイドスイッチ
Q11…第4ハイサイドスイッチ
Q12…第4ローサイドスイッチ
T1…トランス
U…接続点
V…接続点
W…接続点
X…接続点
1…DC−DCコンバータ
10…第1フルブリッジ回路
20…第2フルブリッジ回路
21…出力電圧検出回路
22…負荷電流検出回路
31,32…制御部

Claims (4)

  1. 第1ハイサイドスイッチおよび第1ローサイドスイッチで構成される第1レグと、第2ハイサイドスイッチおよび第2ローサイドスイッチで構成される第2レグと、を有し、前記第1レグおよび前記第2レグに第1直流電圧が印加される、第1フルブリッジ回路と、
    第3ハイサイドスイッチおよび第3ローサイドスイッチで構成される第3レグと、第4ハイサイドスイッチおよび第4ローサイドスイッチで構成される第4レグと、を有し、前記第3レグおよび前記第4レグに第2直流電圧が印加される、第2フルブリッジ回路と、
    前記第1フルブリッジ回路の入出力部に接続される1次巻線および前記第2フルブリッジ回路の入出力部に接続される2次巻線を有し、前記第1フルブリッジ回路と前記第2フルブリッジ回路との間を絶縁するトランスと、
    前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御する制御部と、
    を有するDC−DCコンバータであって、
    前記第1ハイサイドスイッチは、ハイサイドラインに接続された第1スイッチング素子および当該第1スイッチング素子に直列接続された第2スイッチング素子で構成され、
    前記第1ローサイドスイッチは、ローサイドラインに接続された第4スイッチング素子および当該第4スイッチング素子に直列接続された第3スイッチング素子で構成され、
    前記第2ハイサイドスイッチは、ハイサイドラインに接続された第5スイッチング素子および当該第5スイッチング素子に直列接続された第6スイッチング素子で構成され、
    前記第2ローサイドスイッチは、ローサイドラインに接続された第8スイッチング素子および当該第8スイッチング素子に直列接続された第7スイッチング素子で構成され、
    前記第1フルブリッジ回路は、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と、前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との接続点と、の間に接続される第1フローティングキャパシタと、前記第5スイッチング素子と前記第6スイッチング素子との接続点と、前記第7スイッチング素子と前記第8スイッチング素子との接続点と、の間に接続される第2フローティングキャパシタと、を有し、
    前記第1フルブリッジ回路の入出力部と前記1次巻線との間、または、前記第2フルブリッジ回路の入出力部と前記2次巻線との間、の少なくとも一方に直列接続されたインダクタを備え、
    前記制御部は、
    前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路の各スイッチング素子を同じ駆動周波数で動作させ、且つ、
    前記駆動周波数の半周期に亘って、前記第1フルブリッジ回路の入出力部の電圧のピーク値の絶対値が前記第1直流電圧になるように、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を制御するフルブリッジ動作モード、
    前記半周期に亘って、前記第1フルブリッジ回路の入出力部の電圧のピーク値の絶対値が前記第1直流電圧の半分になるように、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を制御するハーフブリッジ動作モード、または、
    前記駆動周波数の1周期の期間中に、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子を、フルブリッジ動作させる状態とハーフブリッジ動作させる状態とを切り替えて、5レベルの電圧を前記第1フルブリッジ回路から出力する5レベル動作モード、
    のいずれかの制御を行い、
    前記フルブリッジ動作モード、前記ハーフブリッジ動作モードおよび前記5レベル動作モードのうち、一の動作モードから他の動作モードへ動作モードが切り替わる周期に、前記駆動周波数の基準周期タイミングで、前記第1ハイサイドスイッチおよび前記第2ローサイドスイッチのスイッチング位相をシフトさせ、前記駆動周波数の基準周期の半周期タイミングで、前記第1ローサイドスイッチおよび前記第2ハイサイドスイッチのスイッチング位相をシフトさせるとともに、前記動作モードが切り替わる前後で、前記第1フルブリッジ回路の出力電圧が正負で平衡するように、前記位相のシフト量を定めることを特徴とする、
    DC−DCコンバータ。
  2. 前記制御部は、
    前記第1ハイサイドスイッチまたは前記第1ローサイドスイッチのスイッチング位相を定めるU相キャリアおよびU相反転キャリア、前記第2ハイサイドスイッチまたは前記第2ローサイドスイッチのスイッチング位相を定めるV相キャリアおよびV相反転キャリアに基づいて、前記第1フルブリッジ回路の各スイッチング素子のスイッチング位相を定め、
    前記駆動周波数の基準周期タイミングで、前記U相キャリアおよび前記V相反転キャリアの位相をシフトさせ、前記駆動周波数の基準周期の半周期タイミングで前記U相反転キャリアおよび前記V相キャリアの位相をシフトさせる、
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記U相キャリア、前記U相反転キャリア、前記V相キャリアおよび前記V相反転キャリアは基準クロックのカウント値であり、
    前記制御部は、前記カウント値と基準値との比較に基づいて前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御し、
    前記位相のシフト量は、前記カウント値の変更によって定める、請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記U相キャリア、前記U相反転キャリア、前記V相キャリアおよび前記V相反転キャリアは基準クロックのカウント値であり、
    前記制御部は、前記カウント値と基準値との比較に基づいて前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御し、
    前記位相のシフト量は、前記基準値の変更によって定める、請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
JP2019502926A 2017-03-14 2018-02-22 Dc−dcコンバータ Active JP6711449B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048361 2017-03-14
JP2017048361 2017-03-14
PCT/JP2018/006393 WO2018159437A1 (ja) 2017-03-01 2018-02-22 Dc-dcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018159437A1 JPWO2018159437A1 (ja) 2020-04-16
JP6711449B2 true JP6711449B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=70220454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019502926A Active JP6711449B2 (ja) 2017-03-14 2018-02-22 Dc−dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6711449B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023146282A1 (ko) * 2022-01-27 2023-08-03 엘에스일렉트릭 주식회사 전력용 반도체 변압기 모듈 및 이를 이용한 변압기

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008028952A1 (de) * 2008-06-18 2009-12-24 Abb Ag AC-DC-Zwischenkreis-Wandler mit sehr weitem AC-Eingangsspannungs-Bereich
EP2495858A1 (de) * 2011-03-01 2012-09-05 Rheinisch-Westfälisch-Technische Hochschule Aachen Bidirektionaler Gleichspannungswandler
JP5518004B2 (ja) * 2011-06-29 2014-06-11 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP5963125B2 (ja) * 2011-07-22 2016-08-03 株式会社Ihi 直流電力変換装置
CN103684017A (zh) * 2012-09-21 2014-03-26 成都市思博睿科技有限公司 级联五电平输出电容箝位桥式变频器
JP6307368B2 (ja) * 2014-06-27 2018-04-04 新電元工業株式会社 Dc/dcコンバータの制御装置及びその制御方法
WO2016038966A1 (ja) * 2014-09-11 2016-03-17 株式会社村田製作所 電力変換装置
WO2016125292A1 (ja) * 2015-02-05 2016-08-11 株式会社安川電機 Dc-dcコンバータ、電力変換装置、発電システムおよびdc-dc変換方法
JP6382739B2 (ja) * 2015-02-17 2018-08-29 株式会社Soken Dcdcコンバータ
JP6477893B2 (ja) * 2015-08-28 2019-03-06 株式会社村田製作所 Dc−dcコンバータ
JP2017147824A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
JP6771156B2 (ja) * 2017-03-29 2020-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023146282A1 (ko) * 2022-01-27 2023-08-03 엘에스일렉트릭 주식회사 전력용 반도체 변압기 모듈 및 이를 이용한 변압기

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018159437A1 (ja) 2020-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018159437A1 (ja) Dc-dcコンバータ
JP6477893B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6271099B1 (ja) 直流電圧変換回路
JP4546296B2 (ja) Dc/dcコンバータ装置
US7449867B2 (en) Multi-phase buck converter with a plurality of coupled inductors
JP5556859B2 (ja) 電流共振型dcdcコンバータ
US7596007B2 (en) Multiphase DC to DC converter
US9391532B2 (en) System and method for a switched-mode power converter
US11025174B2 (en) Converter with soft switching function
CN103856041A (zh) Ac/dc功率转换器装置
US7158390B2 (en) Phase shift full bridge converter
US20200366198A1 (en) Converter
US10164542B2 (en) Electronic converter, and corresponding method for designing a magnetic component
JP5892172B2 (ja) インバータ装置
JP6711449B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP4619769B2 (ja) 電源装置
CN115694190A (zh) 功率变换电路
JP2018014841A (ja) 電圧変換装置、電圧変換回路の降圧制御方法、電圧変換回路の昇圧制御方法及びコンピュータプログラム
US11973440B2 (en) Isolated DC/DC converter with secondary-side full bridge diode rectifier and asymmetrical auxiliary capacitor
US20220014105A1 (en) Isolated DC/DC Converter with Secondary-Side Full Bridge Diode Rectifier and Asymmetrical Auxiliary Capacitor
US20230412086A1 (en) Isolated full-bridge converter
RU2421869C1 (ru) Фазосдвигающий инверторный преобразователь
JP5452093B2 (ja) 絶縁型コンバータ
RU99256U1 (ru) Фазосдвигающий инверторный преобразователь
JP2022112262A (ja) 3相dc/dcコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190821

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6711449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150