JP6711248B2 - 乗客コンベアの潤滑装置及びそれを備えた乗客コンベア - Google Patents
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Description
潤滑装置は、
前記乗客コンベアの構造体に駆動チェーンの下方において取り付けられるベースプレートと、
ベースプレートの上方において支持部材により上下に移動可能に支持された可動プレートと、
可動プレート上に、端部側が可動プレートからはみ出すように配置され、潤滑油を吸着可能な油吸着部材と、
油吸着部材が駆動チェーンに当接するようにブラケットを上方に付勢する付勢部材と、
ベースプレート上に配置され、潤滑油を貯留する油貯留皿と、を備え、
油吸着部材の端部側が油貯留皿内にまで垂下し、貯留された潤滑油に浸っている。
1.構成
1−1.エスカレータ全体の構成
図1は、実施形態1における潤滑装置を有するエスカレータの概略側面図である。本実施形態におけるエスカレータ1は、エスカレータ本体10と、モータ20と、電力供給装置30と、制御装置40と、第1潤滑装置101と、第2潤滑装置102とを有する。
第1潤滑装置101及び第2潤滑装置102の構成について説明する。なお、第1潤滑装置101及び第2潤滑装置102は同一の構成を有している。そのため、以下では第1潤滑装置101及び第2潤滑装置102を潤滑装置100と称して説明する。また、メインドライブチェーン91及びステップチェーン92も基本的に同様の構造を有している。そのため、同様にメインドライブチェーン91及びステップチェーン92を駆動チェーン90と称して説明する。
まず、従来のエスカレータにおける課題を説明する。エスカレータの踏段等を駆動する駆動チェーンは、摩耗による駆動チェーンの短寿命化や駆動時の騒音を防止するために、潤滑油で適切に潤滑することが必要である。そのため、自動給油装置等を設け、エスカレータのライズ量、速度、運転時間等に応じた給油間隔で一定量の潤滑油を駆動チェーンに給油している。しかし、駆動チェーンに付着している潤滑油が多いときに駆動チェーンから潤滑油が周囲に飛散する。これに対処するため、従来、エスカレータ本体の底面を構成する底面部材上に全面的にオイルパン等を配置し、飛散した潤滑油を受けるように構成されている。しかし、オイルパンは一般に複数の鉄板で構成されるため、継ぎ目のコーキングの劣化により、継ぎ目から潤滑油が漏れるという問題があった。
図4は、実施形態2における潤滑装置を有するエスカレータの構成を示す概略側面図である。実施形態2におけるエスカレータ1では、実施形態1におけるエスカレータ1の構成に対してさらに、自動給油部200が設けられている。自動給油部200は、下部機械室R2に配置された第3スプロケット83の近傍のステップチェーン92に給油する。
図5は、実施形態3における潤滑装置を有するエスカレータの構成を示す概略側面図である。実施形態3におけるエスカレータ1では、実施形態1におけるエスカレータ1の構成に対してさらに、自動給油部300が設けられている。自動給油部300は、第2潤滑装置102(潤滑装置100)の油貯留皿170に定期的に一定量の潤滑油を自動的に供給する。自動給油部300による定期供給の周期、供給時間、及び供給量は実施形態2と同様の考え方で設定すればよい。
前記実施形態では、乗客コンベアが、異なる階床間に斜めに掛け渡されたエスカレータ1である場合を説明した。しかし、本発明は、乗客コンベアが、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアである場合にも適用可能である。
(1)実施形態における潤滑装置100は、エスカレータ1(乗客コンベアの一例)を駆動する無端ループ状の駆動チェーン90を潤滑油で潤滑する。
潤滑装置100は、
エスカレータ1の構造体13に駆動チェーン90の下方において取り付けられるベースプレート110と、
ベースプレート110の上方において支持部材120により上下に移動可能に支持された可動プレート130と、
可動プレート130上に、端部側が可動プレート130からはみ出すように配置され、潤滑油を吸着可能な油吸着部材140と、
油吸着部材140が駆動チェーン90に当接するように可動プレート130を上方に付勢する付勢部材150と、
ベースプレート110上に配置され、潤滑油を貯留する油貯留皿170と、を備える。
油吸着部材140の端部側が油貯留皿170内に垂下し、貯留された潤滑油に浸っている。
可動プレート130が付勢部材150の付勢力によって駆動チェーン90の高さ位置まで上方に移動するのを規制するストッパ160が設けられている。
ストッパ160の上下方向の位置が可変に構成されている。
可動プレート130は、駆動チェーン90の延設方向に対して直交または略直交する方向に交差して延びる。
支持部材120は、可動プレート130の直交方向延伸部130b(直交または略直交する方向に延びた部分)の両方の端部を上下に移動可能に支持する一対の支持部材120を備える。
付勢部材150は、駆動チェーン90の下方となる位置に配置されている。
油吸着部材140は、駆動チェーン90の延設方向に沿って延び、長手方向の両方の端部側がそれぞれ可動プレート130からはみ出して、油貯留皿170内に垂下している。
油吸着部材140の端部側が油貯留皿170の底面に接触してもよい。
ベースプレート110が、当該エスカレータ1の構造体13を構成する底面部材14と共用されてもよい。
駆動チェーン90に潤滑油を定期的に供給する自動給油部200が設けられている。
油貯留皿170に潤滑油を定期的に供給する自動給油部300が設けられている、
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
13 構造体
14 底面部材
14a 上部底面板
14b 下部底面板
14c 傾斜底面板
15 動力伝達機構
20 モータ
30 電力供給装置
40 制御装置
21 駆動スプロケット
71 スプロケット駆動軸
72 スプロケット従動軸
81 第1スプロケット
82 第2スプロケット
83 第3スプロケット
90 駆動チェーン
91 メインドライブチェーン
92 ステップチェーン
100 潤滑装置
101 第1潤滑装置
102 第2潤滑装置
110 ベースプレート
120 支持部材
130 可動プレート
130a 延設方向延伸部
130b 直交方向延伸部
130c 折り曲げ部
135 ネジ
140 油吸着部材
150 付勢部材
160 ストッパ
170 油貯留皿
200 自動給油部
300 自動給油部
F1,F2 階床
R1 上部機械室
R2 下部機械室
Claims (9)
- 乗客コンベアを駆動する無端ループ状の駆動チェーンを潤滑油で潤滑する潤滑装置であって、
前記乗客コンベアの構造体に前記駆動チェーンの下方において取り付けられるベースプレートと、
前記ベースプレートの上方において支持部材により上下に移動可能に支持された可動プレートと、
前記可動プレート上に、端部側が前記可動プレートからはみ出すように配置され、潤滑油を吸着可能な油吸着部材と、
前記油吸着部材が前記駆動チェーンに当接するように前記可動プレートを上方に付勢する付勢部材と、
前記ベースプレート上に配置され、潤滑油を貯留する油貯留皿と、を備え、
前記油吸着部材の前記端部側が前記油貯留皿内に垂下し、貯留された潤滑油に浸っており、
前記可動プレートは、前記乗客コンベアの駆動中においても前記ベースプレートに対して前記付勢部材の付勢力に応じて上下に移動可能であり、
前記油吸着部材がすり切れた場合において前記可動プレートが前記駆動チェーンに接触しないように、前記可動プレートが前記付勢部材の付勢力によって前記駆動チェーンの高さ位置まで上方に移動するのを規制するストッパが設けられている、
潤滑装置。 - 前記ストッパの上下方向の位置が可変に構成されている、
請求項1に記載の潤滑装置。 - 前記可動プレートは、前記駆動チェーンの延設方向に対して直交または略直交する方向に交差して延び、
前記支持部材は、前記可動プレートの前記直交または略直交する方向に延びた部分の両方の端部を上下に移動可能に支持する一対の支持部材を備え、
前記付勢部材は、前記駆動チェーンの下方となる位置に配置されている、
請求項1に記載の潤滑装置。 - 前記油吸着部材は、前記駆動チェーンの延設方向に沿って延び、長手方向の両方の端部側がそれぞれ前記可動プレートからはみ出して、前記油貯留皿内に垂下している、
請求項3に記載の潤滑装置。 - 前記油吸着部材の前記端部側が前記油貯留皿の底面に接触している、
請求項1に記載の潤滑装置。 - 前記ベースプレートが、当該乗客コンベアの構造体を構成する底面部材と共用されている、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の潤滑装置。 - 前記駆動チェーンに潤滑油を定期的に供給する自動給油部が設けられている、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の潤滑装置。 - 前記油貯留皿に潤滑油を定期的に供給する自動給油部が設けられている、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の潤滑装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の潤滑装置を有する乗客コンベア。
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JP2016228284A JP6711248B2 (ja) | 2016-11-24 | 2016-11-24 | 乗客コンベアの潤滑装置及びそれを備えた乗客コンベア |
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JP6992834B2 (ja) * | 2020-03-18 | 2022-01-13 | フジテック株式会社 | マンコンベヤ |
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