JP6711114B2 - ギヤ減速装置 - Google Patents
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Description
前記駆動軸芯と食い違う位置関係で前記駆動軸芯に直交する姿勢の作動軸芯を中心に回転自在に配置されるディスク状部の外周の一側面にフェース歯部を形成したフェースギヤとを備え、
前記ピニオンが、前記フェースギヤに逆転力が作用した際に前記ピニオン歯部と前記フェース歯部との間に作用するシフト力により前記駆動軸芯に沿う方向へのシフト作動が許容され、
前記シフト作動が行われることにより、前記ピニオンと一体回転する回転部材および前記ピニオン歯部の少なくとも何れか一方に制動部が接触することにより前記ピニオンに制動力を作用させる制動機構を備え、
前記回転部材が、前記駆動軸芯を中心とする外周面を備えて構成され、前記制動部として、前記回転部材が前記シフト作動した際に嵌り込む凹状で、前記フェースギヤの方向に開放する制動面を備えて構成している点にある。
ピニオン歯部がシフト作動した際には、回転部材の外周面が凹状の制動面に接触可能な位置に達する。また、逆転時においてもフェースギヤのフェース歯部とピニオンのピニオン歯部との間に負荷が作用し、この負荷の作用によりフェース歯部からピニオン歯部が離間する方向に力が作用する。このように作用する力を利用して回転部材を制動面に強く接触させることが可能となり、制動面からの制動力によってフェースギヤの逆転を良好に阻止できる。
従って、ピニオンと噛合するフェースギヤを備えたものでありながら、逆転力が作用した場合にはフェースギヤの逆転を良好に阻止するギヤ減速装置が簡便に構成された。
駆動軸芯を中心に回転するピニオンシャフトに対して前記駆動軸芯を中心とする螺旋状のピニオン歯部を形成したピニオンと、
前記駆動軸芯と食い違う位置関係で前記駆動軸芯に直交する姿勢の作動軸芯を中心に回転自在に配置されるディスク状部の外周の一側面にフェース歯部を形成したフェースギヤとを備え、
前記ピニオンが、前記フェースギヤに逆転力が作用した際に前記ピニオン歯部と前記フェース歯部との間に作用するシフト力により前記駆動軸芯に沿う方向へのシフト作動が許容され、
前記シフト作動が行われることにより、前記ピニオンと一体回転する回転部材および前記ピニオン歯部の少なくとも何れか一方に制動部が接触することにより前記ピニオンに制動力を作用させる制動機構を備え、
前記回転部材が、前記駆動軸芯を中心とする外周面を備えて構成されると共に、前記回転部材のシフト作動時に当該回転部材の外周面に接触する前記制動部が、前記シフト作動に伴い接触面積が増大する形状、あるいは、前記シフト作動に伴い接触面積が減少する形状となる制動面として形成される点にある。
制動面が、シフト作動に伴い接触面積が増大する形状で形成されたものでは、逆転力の作用によって回転部材がシフト作動するほど回転部材と制動面とが接触する接触面積を増大させ、ピニオンの逆転を確実に阻止できる。これに対して、制動面が、シフト作動に伴い接触面積が減少する形状で形成されたものでは、逆転力の作用によって回転部材がシフト作動するほど、制動力の増加傾向を小さくできるため、衝撃の発生を抑制してピニオンの逆転を滑らかに阻止する。
従って、ピニオンと噛合するフェースギヤを備えたものでありながら、逆転力が作用した場合にはフェースギヤの逆転を良好に阻止するギヤ減速装置が簡便に構成された。
〔基本構成〕
図1、図2に示すように、駆動軸芯Xを中心に回転自在なピニオン1と、駆動軸芯Xと食い違う位置関係で駆動軸芯Xに直交する作動軸芯Yを中心に回動自在なフェースギヤ2と、制動機構3とを備えてギヤ減速装置100が構成されている。このギヤ減速装置100はハウジング4に収容されている。
図1〜図5に示すように、制動機構3は、ピニオン1と一体回転する回転部材21と、回転部材21の外周面に接触可能な制動面22s(制動部の一例)を有する制動部材22とを備えている。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
2 フェースギヤ
3 制動機構
10 ピニオンシャフト
11 ピニオン歯部
13 保持スプリング(付勢部材)
16 フェース歯部
21 回転部材
21a 円柱状部材
21b 接触摩擦体
22s 制動面(制動部)
25 復帰スプリング
26 当接部材
100 ギヤ減速装置
X 駆動軸芯
Y 作動軸芯
Claims (4)
- 駆動軸芯を中心に回転するピニオンシャフトに対して前記駆動軸芯を中心とする螺旋状のピニオン歯部を形成したピニオンと、
前記駆動軸芯と食い違う位置関係で前記駆動軸芯に直交する姿勢の作動軸芯を中心に回転自在に配置されるディスク状部の外周の一側面にフェース歯部を形成したフェースギヤとを備え、
前記ピニオンが、前記フェースギヤに逆転力が作用した際に前記ピニオン歯部と前記フェース歯部との間に作用するシフト力により前記駆動軸芯に沿う方向へのシフト作動が許容され、
前記シフト作動が行われることにより、前記ピニオンと一体回転する回転部材および前記ピニオン歯部の少なくとも何れか一方に制動部が接触することにより前記ピニオンに制動力を作用させる制動機構を備え、
前記回転部材が、前記駆動軸芯を中心とする外周面を備えて構成され、前記制動部として、前記回転部材が前記シフト作動した際に嵌り込む凹状で、前記フェースギヤの方向に開放する制動面を備えて構成しているギヤ減速装置。 - 前記回転部材が、前記駆動軸芯を中心とする円柱状部材の外周に複数の接触摩擦体を突出形成すると共に、前記接触摩擦体が、前記ピニオンの回転駆動方向と逆方向に向けて突出する姿勢で形成されている請求項1に記載のギヤ減速装置。
- 駆動軸芯を中心に回転するピニオンシャフトに対して前記駆動軸芯を中心とする螺旋状のピニオン歯部を形成したピニオンと、
前記駆動軸芯と食い違う位置関係で前記駆動軸芯に直交する姿勢の作動軸芯を中心に回転自在に配置されるディスク状部の外周の一側面にフェース歯部を形成したフェースギヤとを備え、
前記ピニオンが、前記フェースギヤに逆転力が作用した際に前記ピニオン歯部と前記フェース歯部との間に作用するシフト力により前記駆動軸芯に沿う方向へのシフト作動が許容され、
前記シフト作動が行われることにより、前記ピニオンと一体回転する回転部材および前記ピニオン歯部の少なくとも何れか一方に制動部が接触することにより前記ピニオンに制動力を作用させる制動機構を備え、
前記回転部材が、前記駆動軸芯を中心とする外周面を備えて構成されると共に、前記回転部材のシフト作動時に当該回転部材の外周面に接触する前記制動部が、前記シフト作動に伴い接触面積が増大する形状、あるいは、前記シフト作動に伴い接触面積が減少する形状となる制動面として形成されているギヤ減速装置。 - 前記回転部材および前記ピニオン歯部の少なくとも何れか一方に当接してシフト方向に作動する当接部材と、この当接部材を前記シフト作動と反対方向に付勢力する復帰スプリングとを備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載のギヤ減速装置。
Priority Applications (1)
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JP2016089709A JP6711114B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ギヤ減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016089709A JP6711114B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ギヤ減速装置 |
Publications (2)
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JP2017198292A JP2017198292A (ja) | 2017-11-02 |
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Family
ID=60239094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016089709A Active JP6711114B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ギヤ減速装置 |
Country Status (1)
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-
2016
- 2016-04-27 JP JP2016089709A patent/JP6711114B2/ja active Active
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