JP6710025B2 - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents
自動二輪車用空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6710025B2 JP6710025B2 JP2015152742A JP2015152742A JP6710025B2 JP 6710025 B2 JP6710025 B2 JP 6710025B2 JP 2015152742 A JP2015152742 A JP 2015152742A JP 2015152742 A JP2015152742 A JP 2015152742A JP 6710025 B2 JP6710025 B2 JP 6710025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- tread
- groove
- width direction
- circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 25
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 4
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 230000000191 radiation effect Effects 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 2
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
(1)本発明の自動二輪車用空気入りタイヤは、タイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした基準状態において、タイヤ赤道面からトレッド端側へ、トレッド踏面のペリフェリに沿って該トレッド踏面のペリフェリ長の半幅の50%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置と、同じく82%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置とで挟まれた、トレッド踏面におけるタイヤ幅方向領域を中間領域としたとき、タイヤ周方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる周方向溝部分を前記中間領域内に備えた、少なくとも1本の周方向溝と、タイヤ幅方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる幅方向溝部分を前記中間領域内に備えて、該中間領域内で前記周方向溝に連通する、少なくとも1本の幅方向溝と、からなる分岐溝が、タイヤ半部のそれぞれにおいて、タイヤ周方向に沿って断続的に形成されており、前記幅方向溝の少なくとも1本は、前記中間領域のタイヤ幅方向外側端よりもタイヤ幅方向外側まで延在していること、を特徴とする。
また、「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力に対応する空気圧をいい、「最大負荷能力」とは、上記規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量をいう。
なお、特に断りのない限り、周方向溝や幅方向溝の長さ等の寸法はすべて、トレッド踏面のペリフェリに沿って測定するものとする。
かかる構成によれば、タイヤの操縦安定性および騒音性能をより確実に維持しつつ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
かかる構成によれば、溝底のクラックを抑制しつつも周方向溝による放熱効果を十分に得て、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
かかる構成によれば、操縦安定性を維持しつつも分岐溝による放熱効果を十分に得て、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
かかる構成によれば、操縦安定性をより確実に維持しつつ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
かかる構成によれば、操縦安定性をより確実に維持しつつ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
かかる構成によれば、タイヤの操縦安定性および騒音性能をより確実に維持しつつ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるタイヤの、上記基準状態(タイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態)におけるタイヤ幅方向断面を示している。このタイヤは、一対のビード部11間に跨るカーカス5を骨格として、該ビード部11のタイヤ径方向外側に一対のサイドウォール部12と、該サイドウォール部12間に跨るトレッド部13と、を具えている。なお、本実施形態におけるカーカスは1層のプライからなるが、2層以上のプライを配置することもできる。また、本実施形態では、トレッド部13におけるカーカス5のタイヤ径方向外側に、2層の傾斜ベルト層3a,3bからなる傾斜ベルト3が配置されているが、他のベルト構造とすることもできる。なお、2層の傾斜ベルト層3a,3bでは、それぞれのコードがタイヤ周方向に対して傾斜しかつ層間で交差して延びている。
まず、本実施形態では、タイヤ赤道面CLからトレッド端TE側へ、トレッド踏面6のペリフェリに沿って該トレッド踏面6のペリフェリ長の半幅Lpの50%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置と、同じく82%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置とで挟まれた、トレッド踏面におけるタイヤ幅方向領域を中間領域Aとしたとき、該中間領域Aに、少なくとも1本の周方向溝1(図示例では1本の周方向溝1)と、少なくとも1本の幅方向溝2(図示例では2本の幅方向溝2a,2b)と、からなる分岐溝Brが、タイヤ半部のそれぞれにおいて、タイヤ周方向に沿って断続的に形成されている。より具体的には、周方向溝1は、タイヤ周方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる周方向溝部分を中間領域A内に備え、幅方向溝2a,2bは、タイヤ幅方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる幅方向溝部分を前記中間領域内に備えて、該中間領域A内で周方向溝1に連通している。
なお、本実施形態における分岐溝Brは、周方向溝1の一方の端部からタイヤ幅方向外側へ向かって幅方向溝2aが延び、該周方向溝1の他方の端部から同様の方向に幅方向溝2bが延びており、該幅方向溝2a,2bの双方がともに、中間領域Aのタイヤ幅方向外側端よりもタイヤ幅方向外側まで延在している。
また、トレッド踏面6には、分岐溝Brの他に、ラグ溝4がタイヤ周方向に亘って該分岐溝Brと交互に形成されている。このラグ溝4は、その両端がトレッド踏面6内で終端しているが、タイヤ幅方向に対する傾斜角度をそれぞれ異にする直線状の溝部4a,4b,4cが連通して構成されている。換言すると、ラグ溝4は2回屈曲して延在している。
なお、ラグ溝4は、上記の周方向溝1よりも溝深さが深い溝である。
2mm以上とすることで十分な放熱効果を得ることができ、8mm以下とすることで操縦安定性を維持することができる。
なお、本実施形態でいう「溝深さ」は、基準状態におけるトレッド踏面の溝開口位置からの最大深さを測るものとする。
8%以上とすることで、騒音性能をより確実に維持しつつ、タイヤの耐久性をさらに向上させることができ、30%以下とすることで、操縦安定性をより確実に維持することができる。
20mm以上とすることで、周方向溝1による放熱効果を十分に得ることができ、80mm以下とすることで、該周方向溝1の溝底におけるクラックの発生を抑制することができる。
0.15以上とすれば、分岐溝Brによる放熱効果をより向上させることができ、0.8以下とすれば、タイヤの操縦安定性をより確実に維持することができる。
15%以上とすれば、十分な放熱効果を得て、タイヤの耐久性をより向上させることができ、35%以下とすれば、操縦安定性をより確実に維持することができる。
20個以上とすれば、分岐溝Brにより十分な放熱効果を得て、タイヤの耐久性をより向上させることができ、60個以下とすれば、操縦安定性をより確実に維持することができる。なお、分岐溝Brの個数は、上記した周方向溝1の長さに応じて、例えば、上記の20個〜60個の範囲で適宜設定することができる。
タイヤの耐久性については、上記試験にてクラックが発生するまでの荷重で評価した。
タイヤの騒音性能評価および操縦安定性評価は、プロのテストドライバーによるテスト走行を行い、フィーリング評価により行った。
表中の「幅方向溝のタイヤ幅方向外側端部の長さ(mm)」は、中間領域Aよりタイヤ幅方向外側に延在している、幅方向溝2の端部のタイヤ幅方向長さである。
また、「幅方向溝のタイヤ幅方向長さ(%)」とは、トレッド踏面6のペリフェリ長の半幅Lpに対する、幅方向溝2のトレッド踏面6の長さの割合を示している。
また、「ネガティブ率(%)」とは、タイヤ赤道面CLからトレッド端TE側へ、トレッド踏面6のペリフェリに沿って該トレッド踏面6のペリフェリ長の半幅Lpの50%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置と、トレッド端TEと、で挟まれたタイヤ幅方向領域におけるネガティブ率を示している。
Claims (6)
- タイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした基準状態において、
タイヤ赤道面からトレッド端側へ、トレッド踏面のペリフェリに沿って該トレッド踏面のペリフェリ長の半幅の50%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置と、同じく82%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置とで挟まれた、トレッド踏面におけるタイヤ幅方向領域を中間領域としたとき、
タイヤ周方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる周方向溝部分を前記中間領域内に備えた、少なくとも1本の周方向溝と、タイヤ幅方向に対して30°以下の角度で傾斜して延びる幅方向溝部分を前記中間領域内に備えて、該中間領域内で前記周方向溝に連通する、少なくとも1本の幅方向溝と、からなる分岐溝が、タイヤ半部のそれぞれにおいて、タイヤ周方向に沿って断続的に形成されており、
前記幅方向溝の少なくとも1本は、前記中間領域のタイヤ幅方向外側端よりもタイヤ幅方向外側まで延在しており、
前記分岐溝は、前記周方向溝の一方の端部および他方の端部から、タイヤ幅方向外側へ向かって延びる2本の幅方向溝を具えるU字型の溝であり、
前記2本の幅方向溝の各々は、前記中間領域よりもタイヤ幅方向外側の領域まで延在し、
タイヤ赤道面を境界とする一方のタイヤ幅方向半部における前記U字型の前記分岐溝は、タイヤ幅方向に投影した際に、タイヤ赤道面を境界とするタイヤ幅方向他方の半部における前記U字型の前記分岐溝に重ならないことを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。 - 前記幅方向溝のタイヤ幅方向長さが、前記トレッド踏面のペリフェリ長の半幅の8%以上30%以下である、請求項1に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝のタイヤ周方向長さが、20mm以上80mm以下である、請求項1または2に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
- タイヤ周方向に隣接する前記分岐溝間の間隔を、タイヤ周方向のパターンピッチ長さで除した値が、0.15以上0.8以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ。
- タイヤ赤道面からトレッド端側へ、前記トレッド踏面のペリフェリに沿って該トレッド踏面のペリフェリ長の半幅の50%離間した、トレッド踏面のタイヤ幅方向位置と、前記トレッド端と、で挟まれた、トレッド踏面におけるタイヤ幅方向領域のネガティブ率が、15%以上35%以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
- 前記トレッド踏面に形成された前記分岐溝は、20個以上60個以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015152742A JP6710025B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
EP16832489.5A EP3330102B1 (en) | 2015-07-31 | 2016-07-25 | Pneumatic tire for motorcycles |
PCT/JP2016/003452 WO2017022206A1 (ja) | 2015-07-31 | 2016-07-25 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
CN201680045120.0A CN107848342B (zh) | 2015-07-31 | 2016-07-25 | 机动两轮车用充气轮胎 |
US15/744,196 US20180201069A1 (en) | 2015-07-31 | 2016-07-25 | Motorcycle pneumatic tire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015152742A JP6710025B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017030564A JP2017030564A (ja) | 2017-02-09 |
JP6710025B2 true JP6710025B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=57985478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015152742A Expired - Fee Related JP6710025B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6710025B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021105422A1 (de) | 2020-03-31 | 2021-09-30 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | R e i f e n |
JP7534592B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-08-15 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011041859A1 (en) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | Pirelli Tyre S.P.A. | Motorcycle tyres |
JP5870062B2 (ja) * | 2013-04-11 | 2016-02-24 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用タイヤ |
-
2015
- 2015-07-31 JP JP2015152742A patent/JP6710025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017030564A (ja) | 2017-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6436080B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6526402B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6380529B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6424765B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6634711B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6551506B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2012162160A (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP6710025B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2013220808A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6634710B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7140665B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
CN107848342B (zh) | 机动两轮车用充气轮胎 | |
JP2017030506A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
WO2021111664A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6060217B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP7333253B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7273672B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7293889B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6719874B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP6634709B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5201961B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP6514987B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2017081423A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7137454B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6838412B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190723 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6710025 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |