JP6708524B2 - 撤去方法及び冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、免震装置を撤去する撤去方法、及び免震装置を冷却させる冷却装置に関する。
特開平11−182055号公報には、ゴムと鋼板とが交互に積層された積層ゴムを有する免震装置を取り替える取り替え方法が記載されている。この取り替え方法では、建物と基礎との間に建物の荷重を支持する複数のジャッキを配置し、ジャッキのロッドを上昇させることによって建物の荷重をジャッキに負担させる。この状態でワイヤソーのワイヤを免震装置に巻き付けてゴムを切断することにより、免震装置を撤去している。
特開平10−88824号公報には、冷却装置を用いた積層ゴムの交換方法が記載されている。この交換方法では、積層ゴムの周囲を断熱材で囲むと共に、断熱材の外側にジャッキを配置してジャッキを伸長させた後に、冷却装置によって断熱材内の積層ゴムを冷却させる。この冷却装置は冷気導入ダクトと排気ダクトとを備えており、冷気導入ダクト及び排気ダクトを断熱材内に挿入し、冷気導入ダクトから断熱材内に冷気を導入すると共に排気ダクトから排気を行うことによって免震装置を冷却させる。この冷却によって積層ゴムは収縮し、この収縮で積層ゴムと上部構造物との間に隙間が形成された後に積層ゴムを撤去している。
特開平11−182055号公報 特開平10−88824号公報
前述したワイヤソーを免震装置に巻き付けてゴムを切断する免震装置の撤去では、ワイヤソーでゴムを切断するときに摩擦熱でゴムの一部が溶融し、溶融したゴムがワイヤソーに絡まる問題が発生する。このようにゴムがワイヤソーに絡まるとゴムの切断が妨げられ、ゴムを効率よく切断できない。従って、免震装置の撤去の作業性が低下するという問題が生じる。
一方、前述の冷却装置を用いた積層ゴムの交換では、冷気導入ダクトと排気ダクトとを備える冷却装置を免震装置の周囲に配置し、断熱材で積層ゴムの全周を囲むと共に、冷気導入ダクト及び排気ダクトを断熱材内に挿入する必要がある。この冷却装置では、冷気導入ダクトからの冷気によって免震装置を冷却し、この冷気によって免震装置が収縮するのを待ってから免震装置を撤去する必要がある。従って、冷気による免震装置の冷却では免震装置が収縮するまでに時間がかかるので、免震装置の撤去の作業性について改善の余地がある。
本発明は、免震装置の撤去の作業性を向上させることができる免震装置の撤去方法、及び免震装置の冷却装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撤去方法は、積層ゴムを有する免震装置を冷却させて免震装置を上部構造物と下部構造物の間から撤去する撤去方法であって、積層ゴムの表面を覆うように管状部材を配置する工程と、積層ゴムの表面を覆うように配置された管状部材を囲むように断熱部材を配置する工程と、上部構造物と下部構造物との間に、上部構造物を支持する支持部材を配置する工程と、支持部材が上部構造物を支持している状態で管状部材に冷媒を供給し、積層ゴムを冷却させることによって積層ゴムを収縮させる工程と、積層ゴムが収縮された免震装置を撤去する工程と、を備える。
この撤去方法では、上部構造物と下部構造物との間に支持部材を配置すると共に積層ゴムの表面を覆うように管状部材を配置して、この状態で管状部材に冷媒を流し、積層ゴムの鋼板を直接冷却させることによって免震装置を収縮させる。このように積層ゴムを表面から直接冷却させることにより、免震装置を収縮させて上部構造物の荷重を支持部材に負担させることができるので、免震装置を簡単に撤去することができる。また、積層ゴムの表面を覆うように配置した管状部材で積層ゴムの鋼板を直接且つ均一に冷却させることができるので、短時間で効率よく免震装置を収縮させることができる。従って、免震装置の撤去の作業性を向上させることができる。
また、管状部材を配置する工程の後に、管状部材の表面を覆うと共に積層ゴムに接する充填部材を管状部材同士の間に充填させる工程を更に備えてもよい。この場合、管状部材同士の間に充填部材を充填させることにより、管状部材の冷媒からの冷熱を充填部材を介して積層ゴムに伝達させることもできるので、積層ゴムを一層効率よく冷却させることができる。従って、免震装置の収縮をより早めることができるので、免震装置撤去の作業性を一層向上させることができる。
また、免震装置は、積層ゴムの鉛直方向上部に位置する上フランジと、積層ゴムの鉛直方向下部に位置する下フランジと、を備え、充填部材を充填させる工程では、上フランジと充填部材の間、及び下フランジと充填部材の間、の少なくとも一方に間隙を形成するように充填部材を充填させてもよい。この場合、上フランジと充填部材の間、及び下フランジと充填部材の間、の少なくとも一方に間隙を形成することにより、充填部材からフランジへの冷熱の伝達を遮断することができる。よって、積層ゴムに一層集中的に冷熱を伝達させることができるので、免震装置の収縮を一層早めることができる。
また、管状部材は、第1管状部材と、第1管状部材とは別体の第2管状部材とを含んでおり、管状部材を配置する工程では、積層ゴムの鉛直方向上側を覆うように第1管状部材を配置すると共に、積層ゴムの鉛直方向下側を覆うように第2管状部材を配置してもよい。この場合、鉛直方向上下で管状部材が分割されており、鉛直方向上下のそれぞれで個別に積層ゴムを冷却させることができる。従って、管状部材が分割されていない場合と比較して冷媒を温まりにくくすることができるので、積層ゴムを一層速やかに冷却させることができる。よって、免震装置が収縮する時間を更に短縮させることができる。
また、管状部材は、第3管状部材と、第3管状部材とは別体の第4管状部材とを含んでおり、管状部材を配置する工程では、積層ゴムの表面における周方向の一方側を覆うように第3管状部材を配置すると共に、周方向の他方側を覆うように第4管状部材を配置してもよい。この場合、積層ゴムの周方向の一方と他方とで管状部材が分割されており、周方向の一方、他方それぞれで個別に積層ゴムを冷却させることができる。従って、前述と同様、管状部材が分割されていない場合と比較して冷媒を温まりにくくすることができるので、免震装置が収縮する時間を更に短縮させることができる。また、第3管状部材と第4管状部材は、積層ゴムの周方向に分割されているので、積層ゴムに対して横方向から取り付けることができる。すなわち、周方向の一方側及び他方側のそれぞれから第3管状部材及び第4管状部材を取り付けることができるので、管状部材の取り付けを一層容易に行うことができる。従って、免震装置の撤去の作業性を更に向上させることができる。
本発明に係る冷却装置は、積層ゴムを有すると共に上部構造物と下部構造物との間に位置する免震装置を冷却する冷却装置であって、積層ゴムの表面を覆うように配置される管状部材と、管状部材同士の間に充填されると共に管状部材を覆う充填部材と、充填部材を囲むように配置される断熱部材と、管状部材に冷媒を供給して積層ゴムを冷却させる冷却手段と、を備える。
この冷却装置は、積層ゴムの表面を覆うように配置される管状部材を備えており、冷却手段で管状部材に冷媒を供給することによって積層ゴムを表面から直接冷却し、この冷却により積層ゴムを速やかに収縮させることができる。すなわち、上部構造物と下部構造物との間にジャッキ等の支持部材を介在させた状態で管状部材に冷媒を流し、これにより積層ゴムを冷却させると免震装置が収縮する。この状態では上部構造物の荷重を支持部材に負担させることができるので、免震装置を簡単に撤去することができる。また、この冷却装置では、積層ゴムの表面を覆うように配置された管状部材に冷媒を流して積層ゴムの表面を満遍なく冷却し、これに伴い積層ゴムの鋼板は表面から均一に冷却されていく。このように積層ゴムの鋼板が均一に冷却されるので、より短時間で効率よく免震装置を収縮させることができる。従って、免震装置の撤去作業を容易に且つ効率よく行うことができ、免震装置の撤去の作業性を向上させることができる。また、管状部材の間に充填される充填部材が設けられることにより、冷媒からの冷熱が管状部材及び充填部材の両方を介して積層ゴムの表面に伝達するので、積層ゴムを一層効率よく冷却させることができる。従って、免震装置の収縮をより早めることができるので、免震装置撤去の作業性を一層向上させることができる。
また、免震装置は、積層ゴムの鉛直方向上部に位置する上フランジと、積層ゴムの鉛直方向下部に位置する下フランジと、を更に備え、上フランジと充填部材の間、及び下フランジと充填部材の間、の少なくとも一方に間隙が形成されていてもよい。このように、上フランジと充填部材の間、及び下フランジと充填部材の間、の少なくとも一方に間隙を形成することによって、充填部材からフランジへの冷熱の伝達を遮断することができる。従って、積層ゴムに一層集中的に冷熱を伝達させることができるので、免震装置の収縮を一層早めることができる。
本発明によれば、免震装置の撤去の作業性を向上させることができる。
免震装置の配置の一例を示す側面図である。 図1の免震装置を示す縦断面図である。 第1実施形態に係る冷却装置が設置された状態を示す縦断面図である。 支持部材で上部構造物を支持した状態を示す斜視図である。 (a)〜(d)は、図3の冷却装置の設置工程を示す図である。 第2実施形態に係る管状部材を示す図である。 (a)〜(c)は、第3実施形態に係る管状部材を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本実施形態では、例えば建物S(上部構造物)の下部に位置する基礎ピットP内に複数の免震装置10が配置されている。免震装置10は、地盤上に設けられたコンクリートの基礎2(下部構造物)と、基礎2の上方に位置する建物Sの大梁3との間に介在している。大梁3と免震装置10との間にはコンクリートの上部基礎5が設けられており、基礎2と免震装置10との間にはコンクリートの下部基礎6が設けられている。上部基礎5は大梁3の下面から突出し、下部基礎6は基礎2の上面から突出している。
図2に示されるように、免震装置10は、例えば、円柱状の積層ゴム11と、積層ゴム11を上下から挟み込む上フランジ12及び下フランジ13とを備えている。積層ゴム11は、例えば加硫接着によってゴム14と鋼板15とが上下に交互に積層された構造を有する。上フランジ12は積層ゴム11の鉛直方向上部に設けられ、下フランジ13は積層ゴム11の鉛直方向下部に設けられている。上フランジ12及び下フランジ13は例えば鋼板で構成されている。
積層ゴム11、上フランジ12及び下フランジ13は、例えば、平面視において円形状となっており、互いに同心円状に設けられている。上フランジ12及び下フランジ13の径は、積層ゴム11の径よりも大きくなっている。上フランジ12及び下フランジ13には上下に貫通する貫通孔Hが複数形成されており、この貫通孔Hにアンカーボルト16が挿通される。
これらの貫通孔H及びアンカーボルト16は、上フランジ12及び下フランジ13の周方向に沿って等間隔に配置されている。貫通孔Hに挿通されたアンカーボルト16は上部基礎5及び下部基礎6のそれぞれに埋設された高ナットに螺合される。この螺合によって上フランジ12は上部基礎5に固定され、下フランジ13は下部基礎6に固定されている。
次に、図3を参照しながら本実施形態の冷却装置20について説明する。冷却装置20は、免震装置10を冷却させることによって免震装置10を収縮し、収縮した免震装置10を撤去するために設けられる。図3に示されるように、冷却装置20は、ゴム14の表面14a及び鋼板15の表面15aに螺旋状に巻き付けられる管状部材21と、管状部材21同士の間に充填されると共に管状部材21の表面を覆う充填部材22と、充填部材22を囲むように配置される断熱部材23と、管状部材21に冷媒Cを供給し免震装置10を冷却させる冷却手段24とを備えている。冷媒Cは、例えば液体窒素である。
管状部材21は、例えば、銅、ステンレス又は真鍮等の金属で構成されており、熱伝導率が高い材料で構成されている。また、管状部材21は、柔軟に曲げることが可能なフレキシブル素材で構成されており、積層ゴム11の表面14a,15aに沿って巻き付けることが可能となっている。管状部材21は、ゴム14及び鋼板15の径方向外側で螺旋状に巻き付けられ、これにより、ゴム14の表面14a及び鋼板15の表面15aを径方向外側から覆うように配置される。また、管状部材21は、ゴム14の表面14a及び鋼板15の表面15aに接触するように配置されるので、管状部材21内を通る冷媒Cによって積層ゴム11の表面14a,15aを直接的且つ満遍なく冷却させることが可能となっている。
ゴム14の各表面14a及び鋼板15の各表面15aに伝達された冷媒Cからの冷熱は、ゴム14及び鋼板15の内側に伝達し、ゴム14及び鋼板15の中央部分にまで伝達する。このような冷熱の伝達で鋼板15が熱収縮することによって積層ゴム11は収縮するので、建物Sの荷重を後述する支持部材40に負担させた状態で免震装置10を撤去可能な状態となる。
充填部材22は、例えば、急結セメント等のモルタルで構成されている。充填部材22は、積層ゴム11の外周に巻き付けられた管状部材21を埋めるように管状部材21同士の間に充填されると共に管状部材21全体を覆う。また、充填部材22は、表面14a,15aに接触している。充填部材22は、例えば、塗り付けられる前にはペースト状となっており、塗り付けられた後に硬化し、硬化した後には管状部材21を完全に覆って固まった状態となる。このような充填部材22を配置することによって、管状部材21内の冷媒Cの冷熱は直接的且つ満遍なく積層ゴム11に伝達される。
充填部材22と、その上側に位置する上フランジ12との間には、間隙Kが形成されている。また、充填部材22と、その下側に位置する下フランジ13との間にも間隙Kが形成されている。このように充填部材22の上下に間隙Kが形成されることによって、充填部材22から上フランジ12、及び充填部材22から下フランジ13、に向かう冷熱の伝達が抑制される。断熱部材23は、充填部材22から外方に冷熱が逃げるのを抑制するために設けられる。断熱部材23は、例えば防熱シートであり、充填部材22の外側で充填部材22を覆うように巻き付けられる。
冷却手段24は、例えば、液体窒素タンクであり、液体窒素である冷媒Cを管状部材21に供給する。冷却手段24から供給された冷媒Cは、管状部材21内を例えば螺旋状に通り、これにより、積層ゴム11の表面14a,15aを満遍なく冷却する。そして、管状部材21の内部を通った冷媒Cは、積層ゴム11から外方に延びる管状部材21の内部を通って排出される。
次に、本実施形態の免震装置10の撤去方法について、図4及び図5を参照しながら説明する。まず、図4に示されるように、本実施形態の撤去方法では、例えば、建物Sの大梁3を支持する支持部材40が用いられる。この支持部材40は、嵩上げ材41と、ジャッキ42と、フィラープレート43とを備えている。なお、支持部材40の構成は、上記の例に限られず適宜変更可能である。また、図5(a)〜図5(d)では、詳細な構成を簡略化して図示している。
最初に、図5(a)に示されるように、積層ゴム11の外周に管状部材21を巻き付ける。このとき、例えば、予めロール状となっている管状部材21を手で持って、管状部材21を積層ゴム11の表面14a,15aに沿って螺旋状に巻き付けることにより、表面14a,15aを覆うように管状部材21を配置する(積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように管状部材21を配置する工程)。
次に、図5(b)に示されるように、ペースト状の充填部材22を管状部材21同士の間に充填させると共に充填部材22で管状部材21を覆うように充填部材22を塗りつける。このとき、上フランジ12と充填部材22の間、及び下フランジ13と充填部材22の間に間隙Kを形成する。具体的には、例えば、積層ゴム11における上フランジ12の直下の部分と、積層ゴム11における下フランジ13の直上の部分にテープ部材を巻き付けて、そして、ペースト状の充填部材22を塗りつけて充填部材22が硬化した後に当該テープ部材を剥がすことにより、間隙Kを形成する(管状部材21を覆う充填部材22を管状部材21同士の間に充填させる工程)。その後は、図5(c)に示されるように、断熱部材23で充填部材22の全体を外側から覆う(断熱部材23を配置する工程)。
続いて、図4に示されるように、免震装置10の周囲を例えば四方向から囲むように4個の嵩上げ材41を基礎2上に配置する。そして、各嵩上げ材41の上に2個のジャッキ42を配置して、ジャッキ42の上端にフィラープレート43を配置する。このように嵩上げ材41、ジャッキ42及びフィラープレート43を基礎2と上部基礎5との間に挟み込む。そして、嵩上げ材41、ジャッキ42及びフィラープレート43を挟み込んだ状態で各ジャッキ42を伸長させる(支持部材40を配置する工程)。また、上フランジ12の貫通孔Hに挿通されているアンカーボルト16を冷媒Cの供給前までに外しておく。
なお、上記の支持部材40を配置する工程は、前述した断熱部材23を配置する工程、充填部材22を充填させる工程、又は管状部材21を配置する工程、の前に実行することも可能である。しかしながら、断熱部材23を配置した後に支持部材40を配置する場合には、予め管状部材21等を配置するときに支持部材40が邪魔になることがないので好ましい。
以上のように複数の支持部材40を免震装置10の周囲に配置した後には、図5(d)に示されるように、管状部材21に冷却手段24から冷媒Cを流し込む。このように冷媒Cを管状部材21に流し込むことによってゴム14の表面14a及び鋼板15の表面15aを直接冷却し、この冷却で積層ゴム11の径方向内側に冷熱を満遍なく伝達させることにより、積層ゴム11を収縮させる(積層ゴム11を収縮させる工程)。
積層ゴム11を収縮させることにより、免震装置10が負担していた建物Sの荷重を複数の支持部材40に負担させる。このとき、建物Sの荷重を免震装置10が負担していないことを確認する必要があるが、その確認方法としては、例えば、上フランジ12の上部基礎5からの離間を確認する方法が挙げられる。そして、積層ゴム11を収縮させて管状部材21への冷媒Cの供給を止めた後に、荷重を負担していない状態の免震装置10を撤去して(免震装置10を撤去する工程)、本実施形態の撤去の一連の工程が完了する。
以上のように撤去が完了した後には、例えば、免震装置10から断熱部材23、充填部材22及び管状部材21を取り外す。このとき、充填部材22がモルタルである場合には、例えばハンマー等で充填部材22を叩いて割ることによって充填部材22を免震装置10から取り外す。そして、積層ゴム11に巻かれていた管状部材21を免震装置10から取り外す。なお、この管状部材21及び断熱部材23は、外した後に別の免震装置に対して再利用することが可能である。
また、既存の免震装置10の撤去が完了した後には、新規の免震装置10を例えば上部基礎5と下部基礎6の間に挿入する。新規の免震装置10は上部基礎5と下部基礎6の間の空間の高さよりも僅かに高い。このため、新規の免震装置10を冷却し、免震装置10を高さ方向に収縮させてから免震装置10の挿入を行う。このとき、前述したように、免震装置10に管状部材21等を配置し、管状部材21に不凍液(クーラント)を冷媒Cとして流し込む。管状部材21に不凍液を流し込むことによって新規の免震装置10を冷却して収縮させ、この状態で新規の免震装置10の挿入を行う。
次に、本実施形態の冷却装置20、及び免震装置10の撤去方法によって得られる作用効果について説明する。
本実施形態の冷却装置20、及び免震装置10の撤去方法は、積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように配置される管状部材21を備えており、冷却手段24で管状部材21に冷媒Cを供給することによって積層ゴム11を表面14a,15aから直接冷却し、この冷却によって積層ゴム11を速やかに収縮させることができる。
すなわち、建物Sと基礎2との間にジャッキ42等の支持部材40を介在させた状態で管状部材21に冷媒Cを流し、これにより積層ゴム11を冷却させると免震装置10が収縮する。この状態では建物Sの荷重を支持部材40に負担させることができるので、免震装置10を簡単に撤去することができる。
また、冷却装置20、及び免震装置10の撤去方法では、積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように配置された管状部材21に冷媒Cを流して積層ゴム11の表面14a,15aを満遍なく冷却し、これに伴い積層ゴム11の鋼板15は表面15aから均一に冷却されていく。このように積層ゴム11の鋼板15が均一に冷却されるので、より短時間で効率よく免震装置10を収縮させることができる。
従って、免震装置10の撤去作業を容易に且つ効率よく行うことができ、免震装置10の撤去の作業性を向上させることができる。また、管状部材21同士の間に充填される充填部材22が設けられることにより、冷媒Cからの冷熱が管状部材21及び充填部材22の両方を介して積層ゴム11の表面14a,15aに伝達するので、積層ゴム11を一層効率よく冷却させることができる。従って、免震装置10の収縮をより早めることができるので、免震装置10の撤去の作業性を一層向上させることができる。
また、冷却装置20、及び免震装置10の撤去方法では、上フランジ12と充填部材22の間、及び下フランジ13と充填部材22の間、に間隙Kが形成されている。このように、上フランジ12と充填部材22の間、及び下フランジ13と充填部材22の間、それぞれに間隙Kを形成することによって、充填部材22から各フランジ12,13への冷熱の伝達を遮断することができる。従って、積層ゴム11に一層集中的に冷熱を伝達させることができるので、免震装置10の収縮を一層早めることができる。
更に、冷却装置20では、充填部材22がモルタルであることにより、冷却装置20による免震装置10の冷却完了後にハンマー等で充填部材22を叩き分解することによって、簡単に充填部材22を外すことができる。従って、充填部材22及び管状部材21の取り外しを容易に行うことができる。
また、前述したように、冷却装置20は、新規の免震装置10を挿入するときに用いることも可能である。すなわち、新規の免震装置10を挿入するときには、免震装置10に管状部材21を配置し、管状部材21に不凍液を流し込むことによって免震装置10を冷却及び収縮させる。このように管状部材21に不凍液を流し込むことにより新規の免震装置10を−10℃程度にまで冷やすことができる。また、不凍液を流し込む場合には、液体窒素を流し込む場合と比較して免震装置10を冷えすぎないようにすることができる。従って、免震装置10が冷えすぎて積層ゴム11のゴム性状が損なわれる可能性を確実に抑えることができる。
(第2実施形態)
以下では、第2実施形態の冷却装置について図6を参照しながら説明する。図6及び以降の図7では、図5と同様、構成を簡略化して図示している。また、以降の説明では、第1実施形態と重複する説明を省略する。第2実施形態の冷却装置は、図6に示されるように、第1実施形態の管状部材21とは異なる2つの第1管状部材31及び第2管状部材32を備える点で第1実施形態と相違している。
第1管状部材31は、積層ゴム11の鉛直方向上側の部分で螺旋状に巻き付けられ、これにより、積層ゴム11の鉛直方向上側を覆うように配置される。一方、第2管状部材32は、積層ゴム11の鉛直方向下側の部分で螺旋状に巻き付けられ、積層ゴム11の鉛直方向下側を覆うように配置される。第1管状部材31及び第2管状部材32には、例えば、別々に冷却手段24が接続されており、2つの冷却手段24のそれぞれから第1管状部材31、第2管状部材32に個別に冷媒Cが供給される。なお、第1管状部材31及び第2管状部材32に、1つの共通する冷却手段24が接続されていてもよい。
第2実施形態の管状部材を配置する工程では、積層ゴム11の鉛直方向上側を覆うように第1管状部材31を配置すると共に、積層ゴム11の鉛直方向下側を覆うように第2管状部材32を配置する。従って、第2実施形態では、管状部材が鉛直方向上下に2つに分割されているので、鉛直方向上下それぞれで個別に積層ゴム11を冷却させることができる。従って、冷媒Cをより温まりにくくすることができると共に、積層ゴム11を一層速やかに冷却させることができる。よって、免震装置10が収縮する時間を更に短縮させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の冷却装置について図7(a)〜図7(c)を参照しながら説明する。第3実施形態の冷却装置は、積層ゴム11の外周に沿うように形成された第3管状部材33と、第3管状部材33とは別体の第4管状部材34とを備えている。第3管状部材33は、積層ゴム11に配置された状態において、積層ゴム11の表面に沿うように湾曲して積層ゴム11の周方向に延びると共に、鉛直方向に曲げられて複数回折り返された形状となっている。このように、第3管状部材33は、複数回折り返されることによって、積層ゴム11の表面における周方向の一方側を覆う形状となっている。また、第4管状部材34は、第3管状部材33と同様、複数回折り返されることによって、積層ゴム11の表面14a,15aにおける周方向の他方側を覆う形状となっている。
第3実施形態の管状部材を配置する工程では、積層ゴム11の表面14a,15aにおける周方向の一方側を覆うように第3管状部材33を配置すると共に、周方向の他方側を覆うように第4管状部材34を配置する。従って、第3実施形態では、積層ゴム11の周方向の一方と他方とで管状部材が2つに分割されており、周方向の一方、他方それぞれで個別に積層ゴム11を冷却させることができる。
従って、第2実施形態と同様、冷媒Cを温まりにくくすることができると共に、免震装置10が収縮する時間を更に短縮させることができる。また、第3管状部材33と第4管状部材34は、積層ゴム11の周方向に分割されているので、積層ゴム11に対して横方向(例えば水平方向)から取り付けることができる。すなわち、周方向の一方側及び他方側のそれぞれから第3管状部材33及び第4管状部材34を取り付けることができるので、管状部材の配置を一層容易に行うことができる。従って、免震装置10の撤去の作業性を更に向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、各請求項の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前述の実施形態では、充填部材22が設けられていたが、充填部材22を省略することも可能である。この場合、積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように管状部材21を配置した後に、管状部材21の表面を囲むように断熱部材23を配置する。このように充填部材22を省略した場合であっても、管状部材21に冷媒Cを流すことにより、積層ゴム11の鋼板15を直接的且つ均一に冷却させることができるので、短時間で効率よく免震装置10を収縮させることができる。従って、充填部材22を省略した場合であっても、積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように配置される管状部材21が全面的に積層ゴム11を冷却することによって、免震装置10の撤去の作業性を向上させることができる。
また、前述の実施形態では、上フランジ12と充填部材22の間、及び下フランジ13と充填部材22の間、の両方に間隙Kを形成する例について説明した。しかしながら、上フランジ12と充填部材22の間、及び下フランジ13と充填部材22の間、のいずれか一方のみに間隙Kを形成することも可能である。
また、前述の第2及び第3実施形態では、2つに分割されている第1管状部材31、第2管状部材32、第3管状部材33及び第4管状部材34について説明したが、管状部材は3つ以上に分割されていてもよい。更に、螺旋状に巻かれる管状部材21に代えて、別の形状を有する管状部材を用いてもよい。すなわち、管状部材は積層ゴム11の表面14a,15aを覆うように配置されればよいので、管状部材の形状は適宜変更することが可能である。
また、充填部材22、断熱部材23及び冷却手段24の材料及び形状についても、前述の実施形態に限定されず適宜変更可能である。更に、免震装置10についても、その形状及び大きさは特に限定されない。
2…基礎(下部構造物)、3…大梁、5…上部基礎、6…下部基礎、10…免震装置、11…積層ゴム、12…上フランジ、13…下フランジ、14…ゴム、14a…表面、15…鋼板、15a…表面、16…アンカーボルト、20…冷却装置、21…管状部材、22…充填部材、23…断熱部材、24…冷却手段、31…第1管状部材、32…第2管状部材、33…第3管状部材、34…第4管状部材、40…支持部材、41…嵩上げ材、42…ジャッキ、43…フィラープレート、C…冷媒、H…貫通孔、K…間隙、P…基礎ピット、S…建物(上部構造物)。

Claims (7)

  1. 積層ゴムを有する免震装置を冷却させて前記免震装置を上部構造物と下部構造物の間から撤去する撤去方法であって、
    前記積層ゴムの表面を覆うように管状部材を配置する工程と、
    前記積層ゴムの表面を覆うように配置された前記管状部材を囲むように断熱部材を配置する工程と、
    前記上部構造物と前記下部構造物との間に、前記上部構造物を支持する支持部材を配置する工程と、
    前記支持部材が前記上部構造物を支持している状態で前記管状部材に冷媒を供給し、前記積層ゴムを冷却させることによって前記積層ゴムを収縮させる工程と、
    前記積層ゴムが収縮された前記免震装置を撤去する工程と、
    を備える撤去方法。
  2. 前記管状部材を配置する工程の後に、前記管状部材を覆うと共に前記積層ゴムに接する充填部材を前記管状部材同士の間に充填させる工程を更に備える、
    請求項1に記載の撤去方法。
  3. 前記免震装置は、前記積層ゴムの鉛直方向上部に位置する上フランジと、前記積層ゴムの鉛直方向下部に位置する下フランジと、を備え、
    前記充填部材を充填させる工程では、前記上フランジと前記充填部材の間、及び前記下フランジと前記充填部材の間、の少なくとも一方に間隙を形成するように前記充填部材を充填させる、
    請求項2に記載の撤去方法。
  4. 前記管状部材は、第1管状部材と、前記第1管状部材とは別体の第2管状部材とを含んでおり、
    前記管状部材を配置する工程では、前記積層ゴムの鉛直方向上側を覆うように前記第1管状部材を配置すると共に、前記積層ゴムの鉛直方向下側を覆うように前記第2管状部材を配置する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の撤去方法。
  5. 前記管状部材は、第3管状部材と、前記第3管状部材とは別体の第4管状部材とを含んでおり、
    前記管状部材を配置する工程では、前記積層ゴムの表面における周方向の一方側を覆うように前記第3管状部材を配置すると共に、前記周方向の他方側を覆うように前記第4管状部材を配置する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の撤去方法。
  6. 積層ゴムを有すると共に上部構造物と下部構造物との間に位置する免震装置を冷却する冷却装置であって、
    前記積層ゴムの表面を覆うように配置される管状部材と、
    前記管状部材同士の間に充填されると共に前記管状部材を覆う充填部材と、
    前記充填部材を囲むように配置される断熱部材と、
    前記管状部材に冷媒を供給して前記積層ゴムを冷却させる冷却手段と、
    を備える冷却装置。
  7. 前記免震装置は、前記積層ゴムの鉛直方向上部に位置する上フランジと、前記積層ゴムの鉛直方向下部に位置する下フランジと、を更に備え、
    前記上フランジと前記充填部材の間、及び前記下フランジと前記充填部材の間、の少なくとも一方には間隙が形成されている、
    請求項6に記載の冷却装置。
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