JP6707962B2 - 冷却装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却装置及び画像形成装置に関する。
従来から、搬送媒体の表裏を挟持して搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトの内側に冷却部材を設け、搬送ベルトによって搬送媒体を挟持搬送しながら搬送媒体を冷却部材で冷却する冷却装置が知られている(特許文献1)。
冷却部材の内部には、冷却媒体が通過する冷却媒体流路が蛇行して設けられているので、搬送媒体搬送方向において冷却媒体流路がある領域とない領域が交互に存在する。そのため、冷却媒体流路がない領域は冷却媒体流路がある領域に比べて搬送媒体に対する冷却効果が低い。
そこで本発明は、冷却媒体流路がない領域において、従来に比べて高い冷却効果を有する冷却装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、搬送媒体の表裏における一方に設けられた第1搬送ベルトと、前記第1搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体を冷却する冷却部材と、を有する第1搬送手段と、前記第1搬送手段と対向して配置され、搬送媒体を前記第1搬送ベルトと挟持搬送する第2搬送手段と、を有し、前記冷却部材は、前記第1搬送ベルトと接触する受熱面と、搬送媒体搬送方向と交差する方向に冷却媒体が流れる冷却媒体流路と、搬送媒体搬送方向に複数配置された前記冷却媒体流路の間に設けられ前記受熱面からの熱を放出する複数のフィンと、を有し、前記フィンは搬送媒体搬送方向と交差する方向に形成され、前記フィンの間には、前記フィンに沿って気流が通過する通気路が形成されている、ことを特徴とする冷却装置を提案する。
冷却媒体流路がない冷却部材の領域に、受熱面からの熱を放出するフィンを設けることで、従来に比べて冷却効果が高められる。
本実施形態に係る画像形成装置600の概略断面図である。 本実施形態に係る冷却装置800を搬送媒体搬送方向に沿って断面にした要部断面部である。 図2の冷却装置800を上方から見た要部平面図である。 冷却装置800の概略斜視図である。 下側搬送ユニット820の概略斜視図である。 下側前側板34を支持する保持部材の概略拡大図である。 図6に示す保持部材と係合する下側前側板34の凹部の概略拡大図である。 搬送ユニットの概略正面断面図である。 図8の搬送ユニットの概略平面図である。 図8の搬送ユニットを搬送媒体搬送方向から見たときの概略側面図である。 下側搬送ベルトを上側搬送ベルトに対して接近離間するときの遷移を示す概略正面図である。 上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31が挟持状態にあるときの、駆動力伝達ギア11と駆動ギア43の位置関係を示す概略図である。 保持部材53の駆動を制御する制御ブロック図である。 ラジエータ周辺部の概略斜視図である。 図14に示す冷却装置の変形例に係る概略平面図である。 装置本体への上側搬送ユニット810の位置決めに関する概略構成図である。 ベルト交換方法を示す概略側面図である。 図11に示す冷却装置の変形例であって、下側搬送ベルトを上側搬送ベルトに対して接近離間するときの遷移を示す概略正面図である。 上側前側板9と放熱フィン71aとの関係を示す概略正面図である。 図2の冷却装置800の変形例を示す概略断面図である。 図2の冷却装置800の別な変形例を示す概略断面図である。 図2の冷却装置800の別な変形例を示す概略断面図である。 図2の冷却装置800の別な変形例を示す概略断面図である。
本実施形態について図を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には同一の符号を付している。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置600の概略断面図を示す。画像形成装置600は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能を備え、電子写真方式により搬送媒体上にモノクロ画像を形成する。ただ、本実施形態に係る画像形成装置はカラー画像を形成するものでもよく、またプリント機能のみを有するものでもよい。
画像形成装置600は、原稿搬送部200と、原稿読取部300と、画像形成部400と、給紙部500と、排紙トレイ700とを備える。なお、画像形成装置600内には、給紙部500から画像形成部400を介して排紙トレイ700に至る搬送媒体の搬送経路Aが所定位置に設けられた各種ローラ、ガイド板、及び、搬送ベルト等により形成されている。また画像形成装置600は、外部機器、例えば、パーソナルコンピュータと接続可能であり、その外部機器から画像データを取得する。
原稿搬送部200は、原稿の連続的な読み取りを行うため原稿読取部300に原稿を搬送するものであり、原稿給紙トレイ210と、原稿排紙トレイ220と、を有している。原稿搬送部200は、原稿給紙トレイ210にセットされた原稿を原稿読取部300上面の読み取り位置に搬送する。また、原稿搬送部200は、原稿読取部300が読み取り位置に搬送された原稿の読み取りを行った後、この原稿を原稿排紙トレイ220に搬送する。
原稿読取部300は、原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の情報をアナログ電気信号に変換し、更に、該アナログ電気信号をデジタル信号に変換する。
画像形成部400は、ドラム状の感光体410と、画像形成機能部として感光体410の周囲に設けられた帯電部420、画像書込部430、現像部440、転写部450、分離部460及びクリーニング部470と、を有する。また、画像形成部400は、定着部480と、冷却装置800と、排紙ローラ490とを有する。
帯電部420は、感光体410に所定の電圧を印加して、感光体410の表面を一様に帯電させる。画像書込部430は、原稿読取部300が読み取った画像データに基づいて、レーザービームを照射し、感光体上に静電潜像を形成する。
現像部440は、感光体410上に形成された静電潜像を反転現像して感光体410上にトナー像を生成する。搬送媒体は、トナー像が生成された感光体410の回転に同期するように給紙され、転写部450は、搬送媒体を搬送する搬送ベルトの裏面側から所定の電圧を印加して、感光体410上に形成されたトナー像を搬送媒体に転写する。
分離部460は、トナー像が転写された搬送媒体を除電することで、搬送媒体を感光体410から分離させる。その後、トナー像が転写された搬送媒体は、定着部480に搬送される。
定着部480は、搬送媒体を加熱して、転写されたトナー像のトナーを溶融させるとともに、搬送媒体を加圧して、トナー像を搬送媒体に定着させる。搬送媒体は、冷却装置800によって冷却され、排紙ローラ490によって搬送されて排紙トレイ700上に載置される。一方、両面に画像を形成する場合は、冷却装置800によって冷却されたあと、反転路520で搬送媒体の表裏を反転し画像形成機能部に再び給紙される。
給紙部500は、各種搬送媒体に対応した給紙収容部510を複数有し、各給紙収容部510に収納された所定の搬送媒体を搬送経路Aに沿って、一枚ずつ、画像形成部400に給紙する。
図2は、本実施形態に係る冷却装置800を搬送媒体搬送方向に沿って断面にした要部断面部である。図3は、この冷却装置800を上方から見た要部平面図である。なお、図2及び図3において、Sは搬送媒体を示しており、矢印Pは搬送媒体の搬送方向を示している。
図2及び図3に示すように、冷却装置800は、第1搬送手段としての上側搬送ユニット810と、第2搬送手段としての下側搬送ユニット820を有する。上側搬送ユニット810は、搬送媒体Sの表裏における一方に設けられた第1搬送ベルトとしての上側搬送ベルト2と、上側搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体Sを冷却する冷却部材としての冷却板71と、を有する。冷却板71は冷却部75の一部である。下側搬送ユニット820は、上側搬送ユニット810と対向して配置され、搬送媒体Sを上側搬送ベルト2と挟持搬送する。下側搬送ユニット820は、搬送媒体Sを上側搬送ベルト2と挟持搬送するために下側搬送ベルト31を有している。
上側搬送ユニット810の上側搬送ベルト2は、水平面上であって搬送媒体Sの搬送方向に直交する方向に延びる複数のローラに張架された無端状のベルトである。上側搬送ベルト2は、冷却板71と搬送媒体Sとの間に介在する熱伝導部材となるため、できるだけ熱伝導率の高い材質で作られるか、薄いフィルム状に形成されると望ましい(例えば薄いステンレスベルトやポリイミドフィルムなど)。上側搬送ベルト2を張架するローラ(張架ローラ)は、駆動ローラ3及び従動ローラ4,5,6,7である。
上側搬送ユニット810において、上側搬送ベルト2を張架する第1張架部材としての駆動ローラ3は、搬送媒体の搬送方向下流側に設けられている。また、駆動ローラ3は、上側搬送ベルト2を図中時計回り方向(図2の矢印R方向)へ回転駆動する駆動ローラであり、金属の芯金にゴム等の弾性部材が巻かれて形成されている。また、上側搬送ユニット810において、上側搬送ベルト2を張架する第3張架部材としての従動ローラ7は、搬送媒体の搬送方向上流側に設けられている。
従動ローラ4,5,7は、上側搬送ベルト2を支持すると共に、上側搬送ベルト2の回転力で回転する従動ローラであり、駆動ローラ3と同じ構成のローラ又は金属ローラで構成される。
従動ローラ6は、上側搬送ベルト2の内側から外側に付勢するテンションローラであり、上側搬送ベルト2にテンションを与えることで上側搬送ベルト2を駆動ローラ3に押し付けて摩擦力を生じさせる。そのため、駆動ローラ3の回転力が上側搬送ベルト2へ伝えられ、上側搬送ベルト2が回転する。
下側搬送ユニット820の下側搬送ベルト31は、上側搬送ベルト2との挟持により搬送媒体Sを搬送する無端状のベルトであり、上側搬送ベルト2の下方に設けられている。下側搬送ベルト31は、上側搬送ベルト2と同じ材質で構成されても良いし、ゴム製の弾性材で構成されても良い。
下側搬送ベルト31を張架するローラ(張架ローラ)は、搬送媒体の搬送方向下流側の第2張架部材としての駆動ローラ32、及び、上流側の第4張架部材としての従動ローラ33である。従動ローラ33は従動ローラ7に対して搬送方向にずれて配置されている。駆動ローラ32は、下側搬送ベルト31を反時計回り(図2の矢印L方向)に回転駆動する。駆動ローラ32は、上側の駆動ローラ3と同一のローラとしても良い。駆動ローラ32へは、駆動ローラ3の軸方向端部に取り付けられた駆動力伝達ギア11と駆動ローラ32の軸方向端部に取り付けられた駆動ギア43との係合を介して回転力が伝達され、駆動ローラ32が反時計方向へ回転する(図4)。
従動ローラ33は、下側搬送ベルト31を内側から外側に付勢するテンションローラであり、下側搬送ベルト31にテンションを与えることで下側搬送ベルト31を駆動ローラ32に押し付けて摩擦力を生じさせる。これにより、駆動ローラ32の回転力が下側搬送ベルト31へ伝えられ、下側搬送ベルト31が回転する。
下側搬送ベルト31における搬送媒体搬送方向上流端と上側搬送ベルト2とは互いに接触せず、下側搬送ベルト31と上側搬送ベルト2の上流端には、搬送経路上を上流側から搬送された搬送媒体Sを受け入れる導入口が形成されている。
図2に示すように、対向ローラ44は、下側搬送ベルト31の内側で、且つ、駆動ローラ32と従動ローラ33の間に設けられている。対向ローラ44は、その下に設置された加圧部材45によって上方に付勢され、下側搬送ベルト31を上側搬送ベルト2に対して押圧する。
下側搬送ベルト31の内側に設けられた4つの対向ローラ44は、弾性体、例えばゴムや樹脂で形成された略円柱状の部材であり、回転軸方向の端部より中央部の外径が大きいクラウン形状に形成されている。4つの対向ローラ44は同一に構成されている。なお、対向ローラ44を形成するために用いる弾性体は、硬度が60度以下の弾性体であると好ましい。硬度が60度以下の弾性体で形成された対向ローラ44を用いる場合、搬送される搬送媒体Sを冷却部材である冷却板71に十分に密着させることができる。
4つの対向ローラ44のそれぞれは、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31を介して冷却管72に上下方向に対向している。そして、対向ローラ44は、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31との互いの外周面が接触する搬送媒体挟持搬送領域FSにおける下側搬送ベルト31の内周面と接触している。このため、対向ローラ44は、搬送されている搬送媒体Sを冷却板71の冷却管72の近傍に押し当てることができる。その結果、効率的に搬送媒体を冷却することができる。
水平面上であって搬送媒体Sの搬送方向に直交する方向(軸方向)の対向ローラ44の長さは、冷却装置800に搬送される最も大きい搬送媒体Sの同方向の長さよりも長く設定されている。また、水平面上での搬送媒体Sの搬送方向に直交する方向(軸方向)の対向ローラ44の長さは、冷却板71の同方向の長さよりも短く設定されている。
冷却部75は、図2及び図3に示すように、冷却板71、冷却媒体流路としての冷却管72、液溜タンク83、媒体供給部としてのポンプ82、放熱部としてのラジエータ80及び冷却手段としてのファン81を有している。
冷却板71は、熱伝導性の高い金属、例えばアルミニウムや銅で形成された部材であり、上側搬送ベルト2と接触する受熱面は平板状である。冷却板71は、上側搬送ベルト2の内側で、且つ、駆動ローラ3と従動ローラ7との間に設けられている。冷却板71の搬送媒体搬送方向の下流端及び上流端はそれぞれ、駆動ローラ3及び従動ローラ7の近傍まで延在しているため、冷却装置800を通過する搬送媒体Sの冷却効果が高められる。
冷却板71には冷却管72と嵌合する嵌合部が複数、本実施形態では4つ設けられている。嵌合部は、水平面上であって搬送媒体搬送方向に直交する方向に形成されている。
また、冷却板71には放熱フィン71aが複数設けられている。具体的には、4つの放熱フィン71aが、搬送媒体搬送方向に複数配置された冷却管72の間に間隔をあけて設けられている。放熱フィンは、水平面上で搬送媒体の搬送方向に直交する方向に形成されている。各放熱フィン71aの間には、放熱フィン71aに沿って気流が通過する通気路が形成されている。冷却媒体流路のない、隣り合う冷却管72の間の領域で冷却板71の受熱面が搬送媒体Sの熱を受けると、冷却管72内の冷却媒体により熱が奪われるだけでなく、放熱フィン71aも受熱面からの熱を放出する。これにより、放熱フィン71aのみや冷却管72のみが設けられた冷却部75よりも、冷却効果がより高くなる。
冷却管72は、熱伝導性の高い金属、例えばアルミニウムや銅で形成された管状の部材であり、搬送媒体搬送方向と交差する方向に冷却媒体が流れる冷却媒体流路を形成する。冷却媒体は、例えば、水を主成分とし、凍結温度を下げるためのプロピレングリコール又はエチレングリコールや、金属製の部品の錆を防止するための防錆剤(例えば、リン酸塩系物質:リン酸カリ塩、無機カリ塩等)が添加されたもの等がある。
液溜タンク83はこの冷却媒体を収容するタンクである。ポンプ82は、制御部(図13参照)によって駆動を制御され、液溜タンク83からラジエータ80に冷却媒体を供給し、冷却管72内で冷却媒体を循環させる。ファン81は、画像形成装置600内と装置外とを連通する開口の付近に配置される。ファン81は、開口から外気を流入させてラジエータ80に導く。
画像形成時に冷却媒体が冷却管72内の流動路を搬送媒体Sの搬送方向下流側から上流側に向かって流動するように、ポンプ82は液溜タンク83から冷却媒体を冷却管72に供給する。従って、冷却管72に供給された冷却媒体は、搬送媒体搬送方向の最下流側に配置された冷却管72の内部を流れ、最上流側に配置された冷却管72から排出される。そして、冷却媒体は液溜タンク83に収容される。
このようにポンプ82は、搬送媒体搬送方向の下流側から上流側に向けて冷却媒体が冷却管72内を流動するように、冷却媒体を冷却管72に供給する。なお、図3の矢印Wは冷却媒体の流動方向を示している。
図4は冷却装置800の概略斜視図を示し、図5は下側搬送ユニット820の概略斜視図を示す。図6は、図5の下側前側板34を支持する保持部材の概略拡大図を示す。図7は、図6に示す保持部材と係合する下側前側板34の凹部の概略拡大図を示す。図8は、搬送ユニットの概略正面断面図である。図9は、図8の搬送ユニットの概略平面図であり、図10は、図8の搬送ユニットを搬送媒体搬送方向から見たときの概略側面図である。図11は、下側搬送ベルトを上側搬送ベルトに対して接近離間するときの遷移を示す概略正面図である。なお、各図において、内部の構成が分かり易くなるように、一部の構成を部分的に示している。
上側後側板1は、冷却装置800の上側搬送ユニット810の後側に設けられ、上側搬送ベルト2を駆動あるいは支持するローラ(駆動ローラ3及び従動ローラ4,5,7)を支持する。また、上側前側板9は、冷却装置800の上側搬送ユニット810の前側に設けられ、上側搬送ベルト2を駆動あるいは支持するローラ軸(駆動ローラ3及び従動ローラ4,5,7)を支持する。図4,8から分かるように、上側後側板1と上側前側板9は、構造ステー部材8a,8bで支持されている。
図4,8から分かるように、従動ローラ6は、軸受17を介してテンションローラ支持部材12に保持されている。軸受17は、テンションローラ支持部材12に形成される溝16にガイドされて横に移動可能である。また、例えばスプリングとして具体化される弾性部材13は、従動ローラ6をベルトの内側から外側へ押圧するように付勢しているので、従動ローラ6が上側搬送ベルト2に圧接され、上側搬送ベルト2にテンションが与えられる。
図8に示すように、2つの溝16はそれぞれ、テンションローラ支持部材12の上下に形成され、上側前側板9及び上側後側板1の両側板に固定されたガイドピン19と係合している。ガイドピン19と溝16との案内によって、テンションローラ支持部材12は図8における左右方向に移動可能である。
また図8に示すように、カム部材15が上側前側板9に取り付けられ、回転軸20を中心として回転可能である。このカム部材15には連結部材14の一端が回転可能に取り付けられ、その他端がテンションローラ支持部材12に回転可能に取り付けられている。また、カム部材15は回転軸20の上方に固定部21を有している。固定部21はネジやピンで構成され、上側前側板9の締結孔に締結され、カム部材15を上側前側板9に固定している。固定部21を凸又は凹形状とし、固定部21と係合するように上側前側板9を凹又は凸形状に形成してもよい。固定部21によりカム部材15の位置が固定される。
カム部材15の固定を解除し、カム部材15を図8中反時計方向へ回転させると、連結部材14がテンションローラ支持部材12を弾性部材13の付勢力に抗して図8中左方向へ引っ張るので、従動ローラ6に対するテンションローラ圧を解除することが可能である。
図2,4,13に示すように、冷却装置800の上側搬送ユニット810は、搬送方向下流側において、上側搬送ベルト2を張架する第1張架部材としての駆動ローラ3と、駆動ローラ3を駆動する駆動手段としての駆動モータ22と、駆動ローラ3に設けられた第1駆動ギアとしての駆動力伝達ギア11と、を備えている。一方、冷却装置800の下側搬送ユニット820は、搬送方向下流側において、下側搬送ベルト31を張架する第2張架部材としての駆動ローラ32と、駆動ローラ32に設けられた第2駆動ギアとしての駆動ギア43を備えている。上側搬送ユニット810の後側に位置する本体側駆動ギア59(図4)は駆動モータ22に連結している。駆動ローラ3と同軸上に設けられた駆動ギア10は、本体側駆動ギア59と係合し、駆動ローラ3に本体側駆動ギア59の回転力を伝達する。上側搬送ユニット810の前側にある駆動力伝達ギア11は、駆動ギア43との係合により、駆動ローラ3の回転駆動力を下側搬送ユニット820のベルト駆動軸(駆動ローラ32)へ伝達する。
図8に示すように、上側前側板9の上部左右には、画像形成装置600の本体ガイド101,102に係合する係合部9a,9bが形成され、上側搬送ユニット810を装置本体から着脱するときの操作性が向上する。本体ガイド101,102及び係合部9a,9bは装置の前後方向(搬送媒体搬送方向と交差する方向)に延設している。
下側後側板30は、下側搬送ユニット820に設けられ、下側搬送ベルト31を駆動あるいは支持するローラ軸を支持する。
次に、下側搬送ユニットについて説明する。
図4,5に示すように、下側搬送ユニット820は上側搬送ユニット810の下に設置されている。下側搬送ユニット820内に配置され、下側テンションローラとして構成された従動ローラ33は、装置本体の前後方向に設けられ、軸受36を介して下側テンションローラ支持部材35に保持されている。軸受36は、下側テンションローラ支持部材35に形成される溝内を移動可能である。この溝内に設置された弾性部材37(スプリング)によって、従動ローラ33は下側搬送ベルト31を下側搬送ベルト31の内側から外側に向けて押圧している。従って、従動ローラ33は下側搬送ベルト31に圧接され、下側搬送ベルト31にテンションが与えられている。下側搬送ベルト31にテンションを与えることで、下側搬送ベルト31を駆動ローラ32に押し付けて摩擦力を生じさせることができる。従って、駆動ローラ32の回転力が下側搬送ベルト31へ伝えられて下側搬送ベルト31が回転する。
図5では部分的に示されている連結軸39は、下側テンションローラ支持部材35と下側テンションローラ支持部材40を連結する軸である。この連結軸39を中心に下側テンションローラ支持部材40と下側テンションローラ支持部材35とが回動可能となっている。下側前側板34と下側テンションローラ支持部材40及び下側後側板30と下側テンションローラ支持部材35とが互いに対向する面には、それぞれ一方に凸部、他方に凹部が形成されている。従って、この凹凸が係合することにより、図4の状態においては、2つの下側テンションローラ支持部材の回動が規制されている。
下側搬送ベルト31の内側に配置された対向ローラ44(44a,44b,44c,44d)は、圧縮スプリングとして構成された加圧部材45a,45b,45c,45dによって下側搬送ベルト31を下方から上方に向けて押圧する。これにより下側搬送ベルト31が上側搬送ベルト2に押し付けられることで、搬送媒体と上下ベルト間に摩擦力を生じさせて、搬送媒体を搬送させる。
また図5に示すように、冷却装置800の下側搬送ユニット820の後側では下側後側板30の側面端部に基準ピン41が固定されており、この基準ピン41を本体後側板100の基準穴に挿入することで、本体に対する下側後側板30の位置決めが行われる(図9)。
また図5に示すように、冷却装置800の下側搬送ユニット820の前側では下側前側板34の側面端部に基準ピン42が固定されており、この基準ピン42が本体側に固定される支柱50に軸受46を介して回動可能に支持されることで、下側前側板34が位置決めされている(図4,9)。なお、基準ピン41を本体後側板100に形成し、下側後側板30に基準穴を設けてもよい。また、基準ピン42を支柱50に形成し、下側前側板34に基準穴を設けてもよい。
図5に示すように、下側搬送ユニット820は、駆動ローラ32及び従動ローラ33を支持する張架部材支持フレームとしての下側前側板34及び下側後側板30を有している。上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とが挟持状態であるとき、図4,5に示すように、下側搬送ユニット820の下側前側板34及び下側後側板30には保持部材53が係合しており、これにより下側搬送ユニット820は支持されていて、上方位置にある。一方、下側前側板34及び下側後側板30と保持部材53との係合が解除されると当該挟持状態が解除される。これにより、簡単な構成を用いて下側搬送ユニット820を上側搬送ユニット810に対して接近離間させることが可能である。
図6に示すように、保持部材53は、加圧コロ57、加圧コロの軸55、軸55に設置されてガイド溝61内を移動可能な軸受56、及び、下側前側板34及び下側後側板30用の加圧部材54で構成されている。図7に示すように、円柱状の加圧コロ57の周面は、山型の切欠62により形成された下側前側板34の下側側面34a,34bに係合し、軸55及び軸受56を介し、圧縮スプリングとして構成された加圧部材54の加圧力を下側前側板34並びに下側搬送ユニット820へ伝える。すなわち、加圧コロ57は下側搬送ユニット820を上側搬送ユニット810へ押し付ける作用を有する。図5に示すように、下側後側板30にも保持部材53が係合しており、保持部材53は下側後側板30に対しても同様に作用する。図7に示すように、下側前側板34の下側側面34a,34bは水平面に対して傾斜した傾斜面であり、加圧コロ57の外周の2点と接触する。この接触位置は、加圧コロ57の中心より上方にある。
図4に示すように、保持部材53の断面はU字状であり、加圧コロ57、軸受56、軸55及び加圧部材54を保持している。また、保持部材53は軸52を介して回動可能にブラケット51に設置されている。一方、ブラケット51は、図10に示すように装置本体のフレーム60に固定されている。図10の右側に示されているように、保持部材53、ブラケット51などの構成は、冷却装置800の後側にも設けられている。
図4,5に示すように、その軸52には取手58が固定されており、ユーザが取手58を反時計方向に回転させると、軸52も反時計方向に回転する。軸52の回転に伴い保持部材53も反時計方向に回転する。保持部材53の回転により、図7に示す加圧コロ57と下側前側板34の下側側面34a,34bとの係合状態が解除される。すると、図11に示すように、下側搬送ユニット820の下側搬送ベルト31が、搬送媒体搬送方向一端側における回転軸としての基準ピン41,42の軸中心を支点にして下方に回動して上側搬送ベルト2から離間し、下降位置(破線)に至り、下側搬送ユニット820と上側搬送ユニット810との間に空間63が作られる。従って、搬送媒体Sが上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31で挟持されたまま画像形成装置600が停止した場合、ユーザが取手58を反時計方向に回転させて下側搬送ユニット820を下方に回動させることで図11に示す空間63が形成され、この空間63から搬送媒体Sを取り出すことができる。逆に、搬送媒体搬送方向一端側における回転軸としての基準ピン41,42の軸中心を支点にして、下側搬送ユニット820の下側搬送ベルト31を上側搬送ベルト2に対して回転させて接近させることもできる。
そして、上側搬送ユニット810は、下側搬送ユニット820が下降位置(破線)にあるときにも固定されており、下側搬送ユニット820が搬送媒体Sを搬送可能な上方位置(実線)にある状態から移動することがない。そのため、上側搬送ユニット810を装置本体から引き出す構成に比べて、構成が簡単になる。
また、基準ピン41,42の位置は、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とが対向・接触する搬送媒体挟持搬送領域FSよりも搬送媒体搬送方向外側(又は下流側)にあるので、下側搬送ユニット820が下降位置に回転移動する際、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とが擦れることを抑制できる。よって、ベルト同志が接触して変質するなどという経時劣化が抑制されるので、上側搬送ベルト2及び下側搬送ベルト31の耐久性が増し、ベルトの交換頻度を少なくすることができる。
図12は、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31が挟持状態にあるときの、駆動力伝達ギア11と駆動ギア43の位置関係を示す概略図である。図12において、駆動力伝達ギア11と駆動ギア43の外周に示す破線は各ギアの歯先の位置を示す。両矢印は駆動ギア43の中心Oが移動する方向を示す。また、基準ピン42の中心と駆動ギア43の中心Oは水平線上に位置しているものとする。
駆動ギア43の中心Oが、駆動力伝達ギア11の中心Oを通過する垂線よりも基準ピン42に近い位置(搬送媒体搬送方向下流側ともいう)(図12(a))又は遠い位置(搬送媒体搬送方向上流側ともいう)(図12(c))にある場合、下側搬送ユニット820を回転して閉じる際、駆動力伝達ギア11の歯先面と駆動ギア43の歯先面とが対向して接触せず、互いに歯が噛み合う。より具体的には、上側搬送ベルト2の移動が停止しているときは、駆動力伝達ギア11も停止しているため、駆動力伝達ギア11に対して進入する従動回転可能な駆動ギア43が回転しながら、駆動ギア43と駆動力伝達ギア11とが噛み合う。
逆に、基準ピン42まわりの回転により下側搬送ベルト31が上側搬送ベルト2から離間することで駆動力伝達ギア11と駆動ギア43との係合が解除される。これにより、上側搬送ユニット810と下側搬送ユニット820との駆動連結が解除されるので、上側搬送ユニット810と下側搬送ユニット820との間の搬送媒体Sの取り出し性が向上する。
一方、駆動ギア43と駆動力伝達ギア11の中心Oが垂線上にある場合(図12(b))、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31との挟持位置に駆動ギア43が到達するとき、駆動ギア43は垂直方向に上昇する。従って、駆動力伝達ギア11の歯先面と駆動ギア43の歯先面とが対向し、互いに歯が噛み合わない場合がある。従って、駆動ギア43の中心Oは、駆動力伝達ギア11の中心Oを通過する垂線よりも搬送媒体搬送方向にずれていることが好ましい。
なお、図12(a)を参照して、基準ピン42の中心が駆動ギア43の中心Oよりも上に位置している場合は、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31との挟持位置に駆動ギア43が到達するときに駆動ギア43は左下から右上方向に進入する。そのため、駆動ギア43の中心は、駆動力伝達ギア11の中心Oを通過する垂線上か搬送媒体搬送方向上流側(基準ピン42から遠い位置)に位置することが好ましい。
一方、図12(a)を参照して、基準ピン42の中心が駆動ギア43の中心Oよりも下に位置している場合は、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31との挟持位置に駆動ギア43が到達するときに駆動ギア43は右下から左上方向に進入する。そのため、駆動ギア43の中心は、駆動力伝達ギア11の中心Oを通過する垂線上か搬送媒体搬送方向下流側(基準ピン42に近い位置)に位置することが好ましい。
図13は、保持部材53の駆動を制御する制御ブロック図を示す。
上述した実施形態の冷却装置800では、ユーザが手動で取手58を回転させることで保持部材53を移動させる構成だったが、本実施形態の冷却装置では保持部材53を駆動する駆動モータ23を設けた。
図13(a)に示すように、この冷却装置800は、駆動ローラ3用の駆動モータ22に加えて、保持部材53用の駆動モータ23を備えている。画像形成装置600が停止したとき、例えば画像形成装置のカバーが開けられたことをセンサ121が検知すると、駆動モータ23が、センサ121に接続した制御部64からの指令を受け、保持部材53を回転させる。これにより、下側搬送ユニット820が下降位置に移動する。また、駆動モータ23は下側前側板34と下側後側板30を回転させるようにしてもよい。駆動モータ23によって保持部材53を自動的に回動することにより、ユーザによる手動操作を省略し、画像形成装置停止時のメンテナンス時間を短縮できる。
また、センサ121は画像形成装置600の搬送経路A内のジャムを検知するものであってもよい。
図13(b)に示すように、この冷却装置800は、保持部材53用の駆動モータ23を備えておらず、駆動ローラ3用の駆動モータ22が、保持部材53と下側前側板34及び下側後側板30を駆動するように構成されている。このために、切替手段24が設けられている。切替手段24は、画像形成装置600が動作中のときは駆動モータ22を駆動ローラ3のみに駆動伝達するように切り替え、画像形成装置600が停止したときは駆動モータ22を保持部材53と下側前側板34及び下側後側板30のみに駆動伝達するように切り替える。これにより、図13(a)に示す構成よりも装置を小型化できる。
なお、図13において、画像形成装置600が停止するときに、センサ121が冷却装置800における搬送媒体Sの有無を検知するものであってもよい。この場合、駆動モータ22又は駆動モータ23によって下側搬送ユニット820を上側搬送ユニット810から自動的に離間させ、上下のベルトを早く離すことができるので、ベルトへのトナー付着を防ぐことができる。
図14は、ラジエータ周辺部の概略斜視図を示す。
循環路95は、冷却板71の一方の開口部と液溜タンク83とを連結する配管84,85と、冷却板71の他方の開口部とラジエータ80とを連結する配管88,89と、ラジエータ80とポンプ82とを連結する配管87と、ポンプ82と液溜タンク83とを連結する配管86とを備える。継手90は配管84,85を接続し、継手91は配管88,89を接続する。配管84,85,86,87,88,89を有する循環路95は一本の流路を形成しているが、冷却板71内では図3に示すように蛇行しており、循環路95内を流れる冷却媒体が効果的に冷却板71を冷却する。なお、ラジエータ80によって冷却された冷却媒体は、搬送媒体搬送方向下流側に導入されることが望ましい。
液溜タンク83は冷却管72を通過した冷却媒体を溜めるタンクであり、ポンプ82は冷却媒体を搬送する搬送手段である。また、液溜タンク83及びポンプ82は、冷却板71とラジエータ80の間に設けられている。これにより、液溜タンク83及びポンプ82はラジエータ80を冷却するファン81の送風方向上流側に配置され、排熱の影響を受けないので、より冷却効率が向上する。
ラジエータ80は、冷却媒体の熱を放出する放熱部であり、配管87から流入してきた冷却媒体を配管88に向けて流す流路を上下方向に複数有している。各流路間にはフィンが形成され、このフィンの間を気流が通過することで流路内の冷却媒体が冷やされる。ファン81は、ラジエータ80の送風方向下流側に配置され、ラジエータ80から気流を引き込むように回転するので、ラジエータ80内を気流が通過する。また、ラジエータの上方又は横側方から外気が導入され、ラジエータ80におけるファン81との対向面と反対面から外気が通過する。
なお、図14では1つのラジエータ80に対してファン81が2つ設けられているが、この構成に限られず、1つのファンに対して1つのラジエータを設けてもよい。また、ファンの数は3つ以上でもよいし、1つでもよい。
ステー部材70が、本体に固定された冷却板71を支持している。ステー部材70は冷却板71を覆い、隣り合う放熱フィン71a間に気流を流す流路を形成している。
冷却板71は、冷却管72を保持固定する冷却板であって、放熱フィン71aとは反対側の吸熱面で上側搬送ベルト2の内周面に接触して当該ベルトを冷却し、さらに上側搬送ベルト2に接触する搬送媒体Sの熱を奪い、搬送媒体Sを冷却する。
図14に示すように、ステー部材70と冷却板71の後方(画像形成装置600の後方)の開放部にはダクト119が接続し、当該開放部は閉じられている。そのダクト119の端部にはファン120が設けられている。放熱フィン71aにより形成される気流経路を通過する気流を案内するダクト119及びファン120は、冷却板71とラジエータ80の間であって液溜タンク83の隣に配置されている。液溜タンク83の横の空きスペースにダクトとファンを配置することで、冷却装置800を小型化することができる。ダクト119は、配管89,84の間の空間に設けられ、画像形成装置前方から後方に向けて(送風方向上流から下流とも言う)、幅が狭くなるように形成されている。ファン120は、ダクト119から気流を引き込むように回転する。
ファン120によって装置本体の前面又は前面と隣り合う横側面から導入された外気は、図9に示す上側前側板9と上側搬送ベルト2との隙間118から放熱フィン71a間に導入する。放熱フィン71a間を流れた気流は、ダクト119を通過し、ファン120によって排気される。排気された気流は、ラジエータ80を通過し、ファン81によって装置外に排気される。
次に、前記のように構成された冷却装置800の動作について説明する。
上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とで搬送媒体Sを挟持搬送する場合、図2,8,11に示すように、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とを近接させた状態とする。この状態において、上側搬送ベルト2の駆動ローラ3を回転駆動させれば、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31が矢印R,L方向に走行して、搬送媒体Sは矢印方向に走行する(図2)。この状態では、冷却媒体循環回路96において冷却媒体を循環させる。すなわち、ポンプ82を駆動することによって、冷却板71の冷却媒体流路内に冷却媒体を流す。
この際、上側搬送ユニット810の上側搬送ベルト2の内面が冷却板71の吸熱面を摺動する。このため、冷却板71は、搬送媒体Sの表面側から、上側搬送ベルト2を介して搬送媒体Sの熱を吸収する。この場合、冷却板71が吸収した熱量を冷却媒体が外部に輸送することで、冷却板71は低温に保たれる。
すなわち、ポンプ82を駆動することによって、冷却媒体が冷却媒体循環回路96内を循環し、冷却板71の冷却媒体流路内を流れて吸熱して高温となった冷却媒体が、ラジエータ80を通過することによって、外気へ放熱され、冷却媒体の温度が低下する。そして、低温となった冷却媒体が再度冷却媒体流路内を流れて、冷却板71が搬送媒体Sから吸熱する機能を果たす。このサイクルを繰り返すことによって、搬送媒体Sは冷却される。
図15は、図14に示す冷却装置の変形例に係る概略平面図である。
以下では、特に図14に示す冷却装置と異なる部分について説明する。ファン120によって排気された気流の温度が、ラジエータ80を通過する外気の温度より高い場合、ラジエータ80内を流れる冷却媒体を効率的に冷やすことが難しい。そこで、図15に示す冷却装置800では、ファン120によって排気された気流を装置外に排気するためのダクト116をファン120の後端に設けた。そして、ラジエータ80の右側から気流を導入できるように、ダクト116とラジエータ80との間に間隔を形成するために、ダクト116は搬送媒体搬送方向(図中下方)へ屈曲し、その後装置前方から後方へ延在している。その際、ダクト116が配管88,89と干渉しないように、ダクト116の流路は配管88,89の上方に形成されている。そして、ダクト116を通過後の気流は排気口65から装置外に排気する。また、ファン81を通過した気流を装置外に案内するためのダクト117がファン81の後端に設置され、ダクト116の排気口とラジエータ80用のダクト117の排気口は搬送媒体搬送方向に沿って隣接して配置されている。
本実施形態では、放熱フィン71a間を通過して温められた気流がラジエータ80を通過しないので、より効率的にラジエータ80内を流れる冷却媒体を冷却できる。
図16(a)は、装置本体への上側搬送ユニット810の位置決めに関する概略構成図である。図16(b)は、図16(a)の矢印A方向から見た概略図、図16(c)は、図16(a)の矢印B方向から見た概略図である。
上側搬送ユニット810の上側前側板9に形成されている基準穴に、冷却板71を支持するステー部材70に設けられた基準ピン73が挿入されることで、冷却板71が上側搬送ユニット810内で位置決めされる。さらに、基準ピン73と、本体前側に設置されている基準ピン66,67とが挿入される基準穴を備えた面板110を本体前側板103にネジ105等で固定することで、冷却板71と、上側搬送ユニット810が装置本体に位置決めされている。
上側搬送ユニット810の上側後側板1にも基準ピン68,69が設置され、これら基準ピン68,69が本体後側板100の基準穴に挿入されることで、上側搬送ユニット810が装置本体に位置決めされるようになっている。下側搬送ユニット820は、この上側搬送ユニット810の前後側板に突き当たることで位置決めされる。
図17は、ベルト交換方法を示す概略側面図を示す。図17(a)は上側搬送ユニット810の概略図を示し、図17(b)は下側搬送ユニット820の概略図を示す。
先ず、上側搬送ユニット810のベルト交換方法を説明する。上側搬送ユニット810の上側搬送ベルト2、駆動ローラ3、従動ローラ4,5,6,7は、冷却部75とは独立して構成されている。図11の破線に示すように下側搬送ユニット820を下降位置に移動させた後、図16に示す面板110を取り外し、上側前側板9とステー部材70を固定していた固定ビス111を取り外す。その後、図4,8に示すカム部材15を回転させることで、図17(a)に示すようにテンションローラ支持部材12のベルト緊張状態が解除される。
ベルト緊張状態を解除することで、各ローラで形成される外周長よりもベルト内周長が長くなるため、ベルトの着脱が可能となる。搬送ユニットと冷却部75を本体内に設置した状態でベルトを引き出し可能に構成することで、冷却装置が構造的に複雑となり、また重量が大きくなり、また高コストになる問題を解消できる。また、冷却部75のみを画像形成装置600から引き出してベルト交換を行うタイプの冷却装置で生じる、冷却部を引き出した時の冷却管の連結の困難さを、本実施形態では回避できる。
次いで、下側搬送ユニットのベルト交換方法を説明する。下側搬送ユニット820においては、図11に示すように下側搬送ユニット820を下降位置に下げた後、支柱50の軸受46を取り外す。そして、基準ピン42は、支柱50の右開放部から図4における右側へ移動させた後、手前へ引き出すことで取り外すことができる。ベルト交換時には、連結軸39を中心に下側テンションローラ支持部材35,40を反時計方向に回転させる。すると、図17(b)の実線に示すように軸受36及び従動ローラ33が移動し、ベルト緊張状態が解除される。ベルト緊張状態を解除することで、各ローラで形成される外周長よりもベルト内周長が長くなり、ベルトの着脱が可能となる。
図18は、図11に示す冷却装置の変形例であって、下側搬送ベルトを上側搬送ベルトに対して接近離間するときの遷移を示す概略正面図である。図18の冷却装置は、下側搬送ベルトを上側搬送ベルトに対して接近離間するときの回動軸を搬送媒体搬送方向上流側に設置した点が相違する。図11の冷却装置では基準ピン42を駆動ローラ32よりも搬送方向下流側に設けていたが、図18の冷却装置800では基準ピン42を従動ローラ33の軸の延長線上に設けている。よって、下側搬送ユニット820の下側搬送ベルト31は、搬送媒体搬送方向他端側である基準ピン42の軸中心を支点にして下方に回動して上側搬送ベルト2から離間し、下降位置(破線)に至り、下側搬送ユニット820と上側搬送ユニット810との間に空間63が作られる。そして、この冷却装置800においても、回転軸である基準ピン42の位置が、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とが対向・接触する搬送媒体挟持搬送領域FSよりも搬送媒体搬送方向外側(又は上流側)にあるので、下側搬送ユニット820が下降位置に回転移動する際、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31とが擦れることを抑制できる。
本実施形態では、下側搬送ベルト31を張架するローラ(張架ローラ)は、搬送媒体の搬送方向下流側の第2張架部材としての駆動ローラ32、及び、上流側の第4張架部材としての従動ローラ33である。従動ローラ33は従動ローラ7に対して搬送方向にずれて配置されている。さらに、回転軸である基準ピン42は従動ローラ33の回転軸上に設けられている。このように、回転軸を従動ローラ33と同軸に設置することで、回転軸を従動ローラ33に対して搬送方向にずらして設けた冷却装置に比べて、冷却装置の搬送方向のサイズを小型化できる。
図19は、上側前側板9と放熱フィン71aとの関係を示す概略正面図である。
図9の冷却装置800では、上側前側板9と上側搬送ベルト2との隙間118から放熱フィン71a間に外気を導入していた。これに対し図19の冷却装置800の上側搬送ユニット810は、上側搬送ベルト2を張架する第1張架部材としての駆動ローラ3と、駆動ローラ3を支持する支持フレームとしての上側前側板9とを有する。そして、上側前側板9における放熱フィン71aと対向する部分に、放熱フィン71aにより形成される気流経路と連通する開口部であるスリット74を設けた。スリット74は、隣り合う冷却管72の間に設けられた4つの放熱フィン71aの全幅にわたって搬送媒体搬送方向に形成され、上下方向に複数設けられている。これにより、放熱フィン71a間に外気をより導入し易くなるので、冷却板71の受熱部から放熱させることができる。
図20は、図2の冷却装置800の変形例を示す概略断面図である。
図2の冷却装置と異なる点として、図示のように、上側搬送ベルト2と下側搬送ベルト31を介して冷却管72に対向している第1対向ローラとしての4つの対向ローラ44に加えて、3箇所の放熱フィン71aに対向する第2対向ローラとしての3つの対向ローラ44が配置されている。このようにして冷却媒体流路と放熱フィン71aの両方に対向ローラを対向させることで、冷却板71と搬送媒体Sとの密着性が高められるので、搬送媒体Sをより効果的に冷却することができる。
図21は、図2の冷却装置800の変形例を示す概略断面図である。
図21に示す実施形態では、図2の冷却装置と異なる点として、搬送媒体Sの下方(裏面側)に冷却板71が設けられている。すなわち、上側搬送ユニット810は、搬送媒体Sの表裏における一方に設けられた対向ローラ44及びその上に設置された加圧部材45を有する。下側搬送ユニット820は、上側搬送ユニット810と対向して配置され、搬送媒体Sを上側搬送ベルト2と挟持搬送する。下側搬送ユニット820は、搬送媒体Sの表裏における他方に設けられた下側搬送ベルト31と、下側搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体Sを冷却する冷却部材としての冷却板71と、を有する。この場合、図示のように上側搬送ユニット810は搬送ベルトを有しなくてもよく、対向ローラ44が配置されるだけでよいので、図20の冷却装置に比べて冷却装置を小型化できる。
図22は、図2の冷却装置800の別な変形例を示す概略断面図である。
図22に示す実施形態では、図2の冷却装置と異なる点として、搬送媒体Sの上方(表面側)及び下方(裏面側)に冷却板71が設けられている。上側搬送ユニット810は、搬送媒体Sの表裏における一方に設けられた第1搬送ベルトとしての上側搬送ベルト2と、上側搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体Sを冷却する冷却部材としての冷却板71と、を有する。下側搬送ユニット820は、上側搬送ユニット810と対向して配置され、搬送媒体Sを上側搬送ベルト2と挟持搬送する。下側搬送ユニット820は、搬送媒体Sの表裏における他方に設けられた第2搬送ベルトとしての下側搬送ベルト31と、下側搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体Sを冷却する冷却部材としての冷却板71と、を有する。これにより、搬送媒体Sの上下に冷却板71があるため、搬送媒体Sに対する冷却効果がより高められる。なお、流路は冷却管に限られない。例えば、冷却板71に切削で流路72を構成してもよい。なお切削による流路は上述した全ての実施形態に適用可能である。
図23は、図2の冷却装置800の別な変形例を示す概略断面図である。
図23では、冷却管72付近が拡大されて示されている。パイプ状である冷却管72を冷却部75に係合する構成であるため、冷却管72の上側の周面は冷却部75で覆われていない。そのため、ファン120によって引き込まれる気流は、冷却管72の上側の周面も通過する。この気流の温度が冷却管72内を通過する冷却媒体の温度よりも高いと、冷却管72内の冷却媒体が暖められてしまう可能性がある。そこで、本変形例では、冷却管72の上側の周面を覆う断熱部材74cを設けている。これにより、気流が冷却管72の周面に直接接触しないので、冷却管72内の冷却媒体が暖められることを抑制できる。なお、図23では冷却管72の上側のみに断熱部材74cを設けていたが、冷却管72の左右側面を覆う冷却部75の外側も覆うようにしてもよい。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、搬送媒体はシート状又はロール状の記録材であってもよく、電子基板なども含む。また、画像形成装置は電子写真方式のものに限られず、インクジェット方式のものであってもよい。
2 上側搬送ベルト(第1搬送ベルト)
31 下側搬送ベルト(第2搬送ベルト)
71 冷却板(冷却部材)
71a 放熱フィン(フィン)
72 冷却管(冷却媒体流路)
800 冷却装置
810 上側搬送ユニット(第1搬送手段)
820 下側搬送ユニット(第2搬送手段)
S 搬送媒体
特開2014−206614号公報

Claims (5)

  1. 搬送媒体の表裏における一方に設けられた第1搬送ベルトと、前記第1搬送ベルトの内周に接触して設けられ、搬送媒体を冷却する冷却部材と、を有する第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段と対向して配置され、搬送媒体を前記第1搬送ベルトと挟持搬送する第2搬送手段と、を有し、
    前記冷却部材は、前記第1搬送ベルトと接触する受熱面と、搬送媒体搬送方向と交差する方向に冷却媒体が流れる冷却媒体流路と、搬送媒体搬送方向に複数配置された前記冷却媒体流路の間に設けられ前記受熱面からの熱を放出する複数のフィンと、を有し、
    前記フィンは搬送媒体搬送方向と交差する方向に形成され、前記フィンの間には、前記フィンに沿って気流が通過する通気路が形成されている、ことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記冷却部材は、前記冷却媒体流路を有する冷却管と嵌合する嵌合部と、前記フィンとを有していることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記第1搬送手段は、前記第1搬送ベルトを張架する第1張架部材と、前記第1張架部材を支持する支持フレームとを有し、
    前記支持フレームは、前記フィンにより形成される気流経路と連通する開口部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の冷却装置。
  4. 前記冷却媒体流路を通過した冷却媒体の熱を放出する放熱部と
    前記フィンにより形成される気流経路を通過する気流を発生るファンとを有し
    搬送媒体搬送方向と交差する方向において、前記冷却部材と前記放熱部の間に前記ファンが配置されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  5. 搬送媒体に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2016079471A 2016-03-17 2016-04-12 冷却装置及び画像形成装置 Active JP6707962B2 (ja)

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