JP6707353B2 - コンテナ - Google Patents

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JP6707353B2
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本発明は、使用時には立方体形状となり、使用後は分解できまたは折り畳むことができるコンテナに関する。
各種の荷物を収納して輸送や保管するためのコンテナは、使用する直前に組立てて、使用後は解体して廃棄しまたは資材を再利用するのが一般的である。
以下の特許文献1に記載されたコンテナは、複数の梁材を使用し、それぞれの梁材が受け具を介在させて連結されるとともに、梁材と梁材の間にスチールワイヤロープが張られることで、立方体形状の骨格が形成される。
特許文献2に記載されたコンテナは、プラスチックや金属で形成されたパレットの上に、3枚の固定側板が立て付けられて側方に開口部を有する立方体が形成され、この開口部が移動側板によって塞がれる構造である。
特開平11−301777号公報 特開2003−40271号公報
特許文献1に記載されたコンテナは、複数の横梁と複数の縦梁を連結する構造であるため、組立てに使用する梁材の数が多く、また梁材を連結するための複数の受け具が必要であり、さらにスチールワイヤロープも必要であるため、部品数が非常に多く、組立て作業も煩雑である。
特許文献2に記載されたコンテナは、立方体のそれぞれの面がパレットと固定側板および移動側板で構成されているため、面の数だけ板材が必要になり、部品数が多くなる。またそれぞれの板材を組み合わせる組立て作業も煩雑である。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、組立作業と分解または折り畳み作業を容易にして、繰り返しの使用も可能にできるコンテナを提供することを目的としている。
本発明は、四角形の底部構造体と、前記底部構造体の4辺から立ち上がる側面構造体とを有するコンテナにおいて、
少なくとも1つの前記側面構造体の下端部と、前記底部構造体との間に、前記側面構造体を、前記底部構造体に重なる倒れ姿勢と、前記底部構造体から立ち上がる垂直姿勢との間で回動自在に支持する回動連結部が設けられており、
前記回動連結部では、前記側面構造体に、前記垂直姿勢で前記底部構造体から垂直に延びる回動支柱と、前記回動支柱の下端に固定されて、前記側面構造体が立ち上がり姿勢のときに前記回動支柱の中心よりもコンテナの内側に軸中心が位置する軸体とが設けられ、
前記底部構造体には、垂直方向に延びる軸通過溝と、前記軸通過溝と連続してコンテナの内方に向けて窪む軸保持溝とが形成されており、前記側面構造体が前記垂直姿勢のときに、前記軸体が前記軸保持溝内に入り込み、
前記軸体が前記軸保持溝内で回動して、前記側面構造体が前記倒れ姿勢へ回動可能とされており、
前記回動支柱には、前記軸体から離れた位置に突部が設けられており、前記軸体と前記突部とで、前記底部構造体の一部が挟まれるものとなっており、
前記底部構造体に、ガイド板が固定されており、このガイド板の縁部に、前記側面構造体が前記垂直姿勢から倒れ姿勢に回動するときに、前記突部の移動を案内するガイド部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明のコンテナは、前記軸体前記軸通過溝内通過させることで、前記側面構造体を、前記底部構造体から着脱することができる。
本発明のコンテナは、前記回動連結部を介して前記側面構造体が前記垂直姿勢となったときに、一対の前記側面構造体の間に固定用の側面構造体が設置されて、それぞれの側面構造体の側辺が互いに固定されるものとして構成できる。
本発明のコンテナは、前記側面構造体が前記倒れ姿勢になったときに、倒れ姿勢となった前記側面構造体と前記底部構造体との間に隙間が形成されて、前記底部構造体から取り外された固定用の前記側面構造体を前記隙間内に収納することができる。
なお、前記突部が着脱自在であれば、底部構造体に対して前記側面構造体を着脱自在にすることができる。
さらに本発明のコンテナは、前記ガイド板には、前記側面構造体が前記垂直姿勢のときに、前記突部が嵌合する凹部が形成されて、前記側面構造体の倒れ止めがなされることが好ましい。
本発明のコンテナは、底部構造体と側面構造体との間に設けられた回動連結部を支点として、側面構造体を倒れ姿勢へ回動させることで、コンテナを運搬したり保管することができ、側面構造体を垂直姿勢へ回動させることで、立方体構造とすることができる。
また、前記回動連結部で、側面構造体と底部構造体の連結を解除することができ、コンテナを分解することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態のコンテナが複数段に重ねられた状態を示す正面図、 1個のコンテナを図1のII矢視方向から見た右側面図、 1個のコンテナを分解して示す分解正面図、 回動連結部をコンテナの内側から見た部分斜視図、 底部構造体と側面構造体とを回動連結部を介して連結する作業を示す部分正面図、 側面構造体が底部構造体と重なる倒れ姿勢となった状態を示す部分正面図、 側面構造体が底部構造体から立ち上がる垂直姿勢となった状態を示す部分正面図、 側面構造体の側辺を固定する固定機構を示す分解斜視図、 側面構造体が倒れ姿勢となった状態で、上方に積み上げられる状態を示す正面図、 本発明の第2の実施の形態のコンテナが複数段に重ねられた状態を示す図1と同じ正面図、 図10に示すコンテナを図2と同じ右側から見た側面図、
本発明の実施の形態のコンテナ1は、主要部を構成する各資材が支持フレーム金属製であり、例えば鉄製である。
<コンテナの構造>
図1は、2個のコンテナ1が重ねられた状態を示す正面図、図2は図1に示す1個のコンテナの右側面図、図3は1個のコンテナを図1と同じ向きで示す分解正面図である。
各コンテナ1は、底部構造体10を有している。底部構造体10は上方から見た平面形状が四角形である。底部構造体10は、Y方向の両側部のそれぞれに図1と図3に示す支持フレーム11が配置され、支持フレーム11と支持フレーム11との間に、図2に示す複数本の底部フレーム13が設けられている。Y方向の両側に位置する支持フレーム11,11と、その間に位置する底部フレーム13,13,・・・は、互いに平行でX方向に延びている。
支持フレーム11と底部フレーム13の下側に3本の底敷きフレーム12が設けられている。3本の底敷きフレーム12は、図1に示すようにX方向に間隔を空けて平行に設けられ、図2に示すようにY方向に延びている。
2本の支持フレーム11と複数の底部フレーム13は、底敷きフレーム12の上に載せられて、支持フレームと底部フレーム13は、それぞれ底敷きフレーム12と溶接されて固定されている。
複数の底部フレーム13は、支持フレーム11よりもZ方向の高さ寸法が低くなっている。そして、図2に示すように、底部フレーム13の上に底板14が敷かれて固定されている。底板14は、木製の板材や金属板で形成されている。
底部構造体10のY方向に延びる一対の辺のそれぞれに、第1の側面構造体20が取り付けられる。図2に示すように、第1の側面構造体20は、Y方向に間隔を空けて平行に配置された一対の回動支柱21と、一対の回動支柱21の下端部を互いに連結するためにY方向に延びる下端フレーム22と、一対の回動支柱21の上端部を互いに連結するためにY方向に延びる上端フレーム23を有している。一対の回動支柱21および下端フレーム22と上端フレーム23は溶接されて固定されている。
図2に示すように、第1の側面構造体20では、一対の回動支柱21の間に、回動支柱21と平行に延びる中間支柱24が設けられている。中間支柱24の下端は下端フレーム22に溶接されて固定されており、中間支柱24の上端は上端フレーム23に溶接されて固定されている。中間支柱24の両側に斜めに延びる一対の補強フレーム25が設けられている。下端フレーム22に金属板26が溶接されて固定されており、補強フレーム25の下端部が金属板26に溶接されて固定されている。回動支柱21と上端フレーム23との接合部に金属板27が固定されており、補強フレーム25の上端が金属板27に溶接されて固定されている。
回動支柱21は、断面が四角形の鉄製のパイプ材で形成されており、上端フレーム23と中間支柱24および補強フレーム25も、断面が四角形の鉄製のパイプ材で形成されている。ただし、上端フレーム23と中間支柱24および補強フレーム25のX方向の厚さ寸法は、回動支柱21のX方向の厚さ寸法よりも薄い。
底部構造体10のX方向に延びる一対の辺に、第2の側面構造体30が取り付けられる。図1と図3に示すように、第2の側面構造体30は、上部においてX方向に延びる連結フレーム31と、連結フレーム31の中間部に垂直に連結された中間支柱32を有している。中間支柱32の両側に、斜めに延びる一対の補強フレーム35が設けられている。連結フレーム31のX方向での両端部に下向きのブラケット板33が溶接で固定されており、補強フレーム35の上端がブラケット板33に溶接されて固定されている。中間支柱32の下端部に金属板34が溶接されて固定されており、補強フレーム35の下端が金属板34に溶接されて固定されている。
連結フレーム31と中間支柱32および補強フレーム35は、断面が四角形の鉄製のパイプ材で形成されているが、これらのY方向の厚さ寸法は、第1の側面構造体20の上端フレーム23と中間支柱24および補強フレーム25のX方向の厚さ寸法とほぼ同じである。
図1と図2に示すように、底部構造体10と一対の第1の側面構造体20の下端部とは、回動連結部40を介して着脱自在に連結されている。また、第2の側面構造体30が取り付けられていない状態で、第1の側面構造体20は、回動連結部40を支点として回動自在である。第1の側面構造体20は、図6と図9に示すように、底部構造体10と重なる倒れ姿勢(i)と、図3の左側と図7に示すように、底部構造体10から垂直に立ち上がる垂直姿勢(ii)との間で回動自在である。
回動連結部40は、それぞれの第1の側面構造体20のX方向の両側の端部と底部構造体10との間に設けられている。よって、回動連結部10は、四角形の底部構造体10の4箇所の角部のそれぞれに設けられている。
回動連結部40では、図4に示すように、第1の側面構造体20の両側部に設けられた回動支柱21の下端部に軸体41が溶接されて固定されている。軸体41は円柱形状であり、その中心軸Oは、第1の側面構造体20の回動支柱21の長手方向と交差し、第1の側面構造体20の下端フレーム22の長手方向と平行に延びている。また、軸体41は、回動支柱21のY方向に向く外面21bよりも少しだけY方向へ突出している。
図7に示すように、第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)となったときに、回動支柱21におけるコンテナ1の内側に向く側面21aに、前記軸体41が固定されている。よって、図7に示すように、第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)となったときに、軸体41の中心軸Oが、回動支柱21の中心線Oaよりもコンテナ1の内側に寄った位置に配置される。図5ないし図7に示すように、回動支柱21のY方向に向く外面21bに突部42が突出して設けられている。図4に示すように、突部42には雄ねじ42aが一体に形成されている。図5に示すように、回動支柱21にはY方向に貫通する取付け穴21fが形成されており、雄ねじ42aを取付け穴21f内でY方向へ貫通させ、回動支柱21のY方向に向く内面21cにおいて、雄ねじ42aにナット43を螺着することで、突部42が固定されている。
突部42は円柱形状であることが好ましい。また突部42は、軸の周りを回転できるローラであってもよい。
図4および図5ないし図7に示すように、回動連結部40では、底部構造体10に設けられた支持フレーム11のX方向の端部に、連結金属板44が溶接で固定されている。連結金属板44はL字形状に折り曲げられている。連結金属板44においてY方向に延びる折曲げ片である支え板(支え部)44aが、支持フレーム11の端面11aに突き当てられており、X方向に延びる折曲げ片であるガイド板44bが、支持フレーム11のY方向に向く外面11bに突き当てられている。
図4に示すように、ガイド板44bの内面側では、支持フレーム11の端部に、段差部11cを介して細幅部11dが設けられている。細幅部11dは支持フレーム11と別体に形成されて、支持フレーム11の端部に固定され、またはガイド板44bの内面に固定されている。あるいは、支持フレーム11の端部に幅細部11dが一体に形成されていてもよい。また、ガイド板44bの内面には回動支柱21の上方に重なる位置に保持板45が溶接されて固定されている。回動連結部40では、保持板45の端辺45aと支え板44aとの対向部にZ方向に延びる軸通過溝Cpが形成されている。また、保持板45の下向きの側辺45bと、支持フレーム11の細幅部11dの上面との間に軸保持溝Caが形成されている。軸通過溝Cpと軸保持溝CaはL字形状に連続しており、軸保持溝Caは、軸通過溝Cpの下部に連続してX方向に向けてコンテナ1の内方に延びるように形成されている。
図4に示すように、前記ガイド板44bの縁面には、突曲面形状のガイド部46が形成されている。図7に示すように、ガイド部46の一部は、軸保持溝Caに入り込んだ軸体41の軸中心Oを中心とする半径Rの軌跡に一致するように形成されている。また、ガイド板44bの上縁部には下向きに窪む凹部47が形成されている。
図1に示すように、第2の側面構造体30の連結フレーム31と、X方向の両側で垂直姿勢(ii)となっている回動支柱21の上端部との間に、連結機構50が設けられている。
図8に示すように、連結機構50では、ブラケット板33に連結軸51がX方向へ進退自在で且つ回動自在に支持されている。連結軸51の先部には係止フック51aが折り曲げられて形成されている。連結軸51にはハンドル52が設けられ、ブラケット板33にはハンドルを保持する保持金具53が設けられている。保持金具53は板バネなどの弾性変形可能な材料で形成されている。第1の側面構造体20の回動支柱21の上部に掛止穴54が形成されている。掛止穴54はZ方向に長手方向が向けられた長穴である。前記係止穴54と前記軸体41はいずれも、回動支柱21の側面21aに設けられている。
図1と図8などに示すように、第1の側面構造体20を構成する回動支柱21の上部には、支持金属板29が溶接されて固定されている。支持金属板29は、L字形状に曲げられており、回動支柱21の上端部21dよりもやや上方へ突出している。
<コンテナの組立>
図3に示すように、底部構造体10に第2の側面構造体30が取り付けられていない状態で、一対の第1の側面構造体20を底部構造体10に取付ける。
第1の側面構造体20の取付け作業は、図5に示すように、第1の側面構造体20の回動支柱21から突部42とナット43を取り外した状態で、第1の側面構造体20をほぼ水平姿勢にし、軸体41を軸通過溝Cp内で下方に通過させ、図6において実線で示すように、軸体41を軸保持溝Ca内に入り込ませる。そして、回動支柱21の取付け穴21fに突部42と一体の雌ねじ42aを挿入し、ナット43を螺着することで、突部42を固定する。
図6に示すように、回動支柱21に突部42を固定すると、軸体41が軸保持溝Ca内に入り込んだ状態で、突部42がガイド板44bの周縁部のガイド部46に対向する。これにより、軸体41と突部42とで底部構造体10の一部が挟まれた構造になり、軸体41が軸保持溝Caから抜け出すことができなくなる。
図6に示すように、第1の側面構造体20は、軸保持溝Ca内に入り込んだ軸体41の軸中心Oを支点として、底部構造体10と重なる倒れ姿勢(i)から底部構造体10から垂直に立ち上がる垂直姿勢(ii)に回動させることができる。この間、突部42は、ガイド板44bの縁部のガイド部46に沿って移動し、軸体41が軸保持溝Caの内部から抜け出ることはない。
図7に示すように、第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)に立ち上がると、回動支柱21のX方向に向く当接面21eが連結金属板44の一部である支え板44aに当接することで、第1の側面構造体20が、図7に示す垂直姿勢(ii)からさらに反時計方向へ倒れるのを防止できるようになる。
図2に示すように、Y方向の両側に位置する支え板44a,44aの中間に、中間支え板49が設けられ、この中間支え板49は垂直に向くようにして底敷きフレーム12に溶接されて固定されている。第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)まで回動すると、下端フレーム22が中間支え板49に当接し、第1の側面構造低20の倒れ止めをさらに確実にすることができる。
さらに、図7に示すように、第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)になると、回動支柱21に固定された突部42が、連結金属板44の一部であるガイド板44bの上端に形成されている凹部47に嵌合する。回動支柱21に固定された軸体41と突部42とで、底部構造体10の一部である連結金属板44が上下から挟み込まれることになり、これにより、第1の側面構造体20の上下方向への大きながたつきをさらに抑制できる。
しかも、突部42が凹部47に嵌合することで、垂直姿勢(ii)の第1の側面構造体20から手を離しても、第1の側面構造体20が底部構造体10の上に向けて倒れ込むのを防止できるようになる。
図3では、図示左側の第1の側面構造体20が垂直姿勢(ii)になっているが、右側の第1の側面構造体20も垂直姿勢(ii)まで回動させた状態で、底部構造体10の2つの辺に第2の側面構造体30を取り付ける。
図1と図3に示すように、支持フレーム11のX方向の中央部に差し込み穴11eが形成されている。前記支持フレーム11の上に第2の側面構造体30を設置し、第2の側面構造体30の中間支柱32の下端部32aを差し込み穴11eに差し込む。
さらに、第2の側面構造体30の上部においてX方向の両端に設けられた連結機構50のハンドル52を反時計方向へ回動させて、図8に示す回動姿勢にすると、連結軸51の係止フック51aの向きが、回動支柱21の上部に設けられた掛止穴54の向きに一致する。ハンドル52を持って、連結軸51を掛止穴54の内部に差し込み、ハンドル52を時計方向へ回動させて下向きにすると、係止フック51aが回動支柱21の内部で回動し、掛止穴54内から抜け出ないように係止される。また係止フック51aが掛止穴54の上端部54aに係止されることで、第2の側面構造体30が上下に大きくがたつかないように第1の側面構造体20と連結される。また、ハンドル52は下向きの姿勢で保持金具53に保持させる。
これにより、底部構造体10の4辺から第1の側面構造体20と第2の側面構造体30が立ち上がるコンテナ1が組み立てられる。
組み立てられたコンテナ1は、図1に示すように上に積み上げることができる。コンテナ1の上部に設けられた支持金属板29は、回動支柱21から上方へ突出しているため、上に積み上げられるコンテナ1の底敷きフレーム12が支持金属板29の内側に嵌合することで、積み上げられたコンテナ1の位置ずれを防止することができる。
<運搬時や保管時>
コンテナ1に被梱包物を載置して運搬が完了した後に、コンテナ1を分解して平坦な状態にすることができる。
まず、図8に示す連結機構50において、ハンドル52を水平な姿勢まで回動させ、連結軸51を回動支柱21から離すことで、第1の側面構造体20と第2の側面構造体30との連結を解除することができ、図3に示すように、一対の第2の側面構造体30を、底部構造体10から上方へ引き抜くことができる。
次に、垂直姿勢(ii)の第1の側面構造体20を組立時のがたつき分だけ上方へ持ち上げ、突部42をガイド板44bの凹部47から外す。そのまま、軸体41を中心として、第1の側面構造体20を底部構造体10に重なるように回動させることで、図6において実線で示し、さらに図9に示すように、倒れ姿勢(i)とすることができる。
第1の側面構造体20を図7に示す垂直姿勢(ii)から図6に示す倒れ姿勢(i)まで回動させる間に、回動支柱21に設けられた突部42は、ガイド板44bのガイド部46に沿って移動する。そして、図6に示すように、第1の側面構造体20が倒れ姿勢(i)になったときに、軸体41と突部42とでガイド板44bが挟まれ、軸体41が軸保持凹部Caから抜け出ることがなく、一対の第1の側面構造体20は倒れ姿勢(i)のまま、底部構造体10から外れることがない。
図9に示すように、2枚の第1の側面構造体20が倒れ姿勢(i)に回動すると、回動支柱21の上端部に固定された支持金属板20が、支持フレーム11のY方向に向く外面の外側に重なり、底部構造体10の上で、倒れ姿勢(i)の第1の側面構造体20がY方向へ大きくがたつくのを抑制できる。
また、支持金属板20が支持フレーム11の上に乗ることで、倒れ姿勢(i)の第1の側面構造体20の回動支柱21と中間支柱24および補強フレーム25と、底部構造体10に設けられた底板14とがほぼ平行に位置する。
前述のように、第1の側面構造体20を構成している上端フレーム23と中間支柱24および補強フレーム25の厚さ寸法は、回動支柱21の厚さ寸法よりも薄い。よって、図9に示すように、第1の側面構造体20が倒れ姿勢(i)になると、第1の側面構造体20を構成している上端フレーム23と中間支柱24および補強フレーム25と、底部構造体10の底板14との間に高さTの隙間が形成される。この高さ寸法Tは、取り外した第2の側面構造体30を2個重ねて収納できる高さに設定されている。
よって、図3に示すように上方に抜き取った第2の側面構造体30を2個重ねて、倒れ姿勢(i)の第1の側面構造体20と底板14との間に形成される高さTの隙間内に収めて、運搬や保管することができる。
さらに図9に示すように、折り畳んだコンテナ1を重ねて設置することも可能である。
<第2の実施の形態>
図10は本発明の第2の実施の形態のコンテナ101を、図1に示すのと同じ正面から示し、図11はコンテナ101を右側面から示している。
図10に示すように、このコンテナ101の第2の側面構造体30は、X方向の長さ寸法が大きく、中間支柱32がX方向に間隔を空けて2本設けられている。図11に示すように、第1の側面構造体30は、図2に示した第1の実施の形態よりもZ方向の高さ寸法が大きくなっている。
第2の実施の形態のコンテナ101も、回動連結部10の構造と連結機構50の構造が第1の実施の形態と同じであり、図9に示したのと同じ状態に折り畳むことができる。
1 コンテナ
10 底部構造体
11 支持フレーム
12 底敷きフレーム
20 第1の側面構造体
21 回動支柱
30 第2の側面構造体
40 回動連結部
41 軸体
42 突部
44 連結金属板
44a 支え板
44b ガイド板
46 ガイド部
47 凹部
50 連結機構
51 連結軸

Claims (6)

  1. 四角形の底部構造体と、前記底部構造体の4辺から立ち上がる側面構造体とを有するコンテナにおいて、
    少なくとも1つの前記側面構造体の下端部と、前記底部構造体との間に、前記側面構造体を、前記底部構造体に重なる倒れ姿勢と、前記底部構造体から立ち上がる垂直姿勢との間で回動自在に支持する回動連結部が設けられており、
    前記回動連結部では、前記側面構造体に、前記垂直姿勢で前記底部構造体から垂直に延びる回動支柱と、前記回動支柱の下端に固定されて、前記側面構造体が立ち上がり姿勢のときに前記回動支柱の中心よりもコンテナの内側に軸中心が位置する軸体とが設けられ、
    前記底部構造体には、垂直方向に延びる軸通過溝と、前記軸通過溝と連続してコンテナの内方に向けて窪む軸保持溝とが形成されており、前記側面構造体が前記垂直姿勢のときに、前記軸体が前記軸保持溝内に入り込み、
    前記軸体が前記軸保持溝内で回動して、前記側面構造体が前記倒れ姿勢へ回動可能とされており、
    前記回動支柱には、前記軸体から離れた位置に突部が設けられており、前記軸体と前記突部とで、前記底部構造体の一部が挟まれるものとなっており、
    前記底部構造体に、ガイド板が固定されており、このガイド板の縁部に、前記側面構造体が前記垂直姿勢から倒れ姿勢に回動するときに、前記突部の移動を案内するガイド部が形成されていることを特徴とするコンテナ。
  2. 前記軸体前記軸通過溝内通過させることで、前記側面構造体を、前記底部構造体から着脱することができる請求項1記載のコンテナ。
  3. 前記回動連結部を介して前記側面構造体が前記垂直姿勢となったときに、一対の前記側面構造体の間に固定用の側面構造体が設置されて、それぞれの側面構造体の側辺が互いに固定される請求項1または2記載のコンテナ。
  4. 前記側面構造体が前記倒れ姿勢になったときに、倒れ姿勢となった前記側面構造体と前記底部構造体との間に隙間が形成されて、前記底部構造体から取り外された固定用の前記側面構造体を前記隙間内に収納することができる請求項3記載のコンテナ。
  5. 前記突部が着脱自在である請求項1ないし4のいずれかに記載のコンテナ。
  6. 前記ガイド板には、前記側面構造体が前記垂直姿勢のときに、前記突部が嵌合する凹部が形成されて、前記側面構造体の倒れ止めがなされる請求項1ないし5のいずれかに記載のコンテナ。
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