JP6705286B2 - 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法 - Google Patents

重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6705286B2
JP6705286B2 JP2016103625A JP2016103625A JP6705286B2 JP 6705286 B2 JP6705286 B2 JP 6705286B2 JP 2016103625 A JP2016103625 A JP 2016103625A JP 2016103625 A JP2016103625 A JP 2016103625A JP 6705286 B2 JP6705286 B2 JP 6705286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerizable monomer
polymer
isomer
lithography
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016103625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017210423A (ja
Inventor
諭 佐久間
諭 佐久間
圭輔 加藤
圭輔 加藤
敦 安田
敦 安田
安齋 竜一
竜一 安齋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2016103625A priority Critical patent/JP6705286B2/ja
Publication of JP2017210423A publication Critical patent/JP2017210423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705286B2 publication Critical patent/JP6705286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

本発明は、ラクトン環を有する重合性単量体、その製造方法、前記重合性単量体を用いたリソグラフィー用重合体および前記リソグラフィー用重合体を用いたレジスト組成物に関する。
半導体素子や液晶素子の製造における微細加工の分野においては、リソグラフィー技術によりシリコン基板等の基板にパターンを形成することが行われている。近年、リソグラフィー技術の進歩により急速に、パターン寸法の微細化が進んでいる。
その微細化の手法としては、一般に、基板上に設けられたレジスト膜をパターニングする際に該レジスト膜に照射する照射光を短波長化する手法が用いられている。具体的には、従来のg線(波長438nm)、i線(波長365nm)に代表される紫外線からDUV(Deep Ultra Violet)へと照射光が変化してきている。現在では、KrFエキシマレーザー(波長248nm)リソグラフィー技術が市場に導入されており、さらなる短波長化を図ったArFエキシマレーザー(波長193nm)リソグラフィー技術も導入されようとしている。さらに、次世代の技術として、Fエキシマレーザー(波長157nm)リソグラフィー技術が研究されている。また、電子線リソグラフィー技術や、波長13.5nm近傍の極端紫外光(Extreme Ultra Violet light:EUV光)を用いるEUVリソグラフィー技術についても精力的に研究されている。
このような短波長の照射光や電子線に対応できる高解像度のレジストとして、活性光線または放射線の照射により酸を発生する光酸発生剤を含有する「化学増幅型レジスト」が提唱され、現在、この化学増幅型レジストの改良および開発が精力的に進められている。
特許文献1には、短波長の光に対する透明性およびドライエッチング耐性に優れたレジスト用重合体として、ノルボルナンラクトン構造を有する(メタ)アクリル酸エステルを重合性単量体として用いた共重合体が開示されている。また、特許文献1には、前記(メタ)アクリル酸エステルの製造方法として、1,3−ジエンと無水マレイン酸とをディールス・アルダー反応させて得られる付加生成物を選択的に還元し、水和して得られたアルコールを(メタ)アクリルエステル化する方法が開示されている。
特許文献2には、ノルボルナンラクトン構造を有する(メタ)アクリル酸エステルの安定した工業生産が可能な製造方法として、特定元素の含有率およびラクトン環の立体構造を制御したノルボルネンラクトン化合物と、(メタ)アクリル酸とを付加反応させる方法が開示されている。
特許第4065684号公報 特開2004−359669号公報
しかし、特許文献1記載の製造方法で得られたノルボルナンラクトン構造を有する(メタ)アクリル酸エステルは、複数種の異性体の混合物であり、該(メタ)アクリル酸エステルと他の重合性単量体とを共重合して共重合体としたときに、特定の異性体の影響で、共重合体のガラス転移温度が低くなる。ガラス転移温度が低いために、ドライエッチングの際の熱で該共重合体が柔らかくなり、充分なドライエッチング耐性が発揮されない。
特許文献2記載の製造方法では、ノルボルネンラクトン化合物のラクトン環の立体構造や位置の選択性を制御していないために、得られる(メタ)アクリル酸エステルは、複数の異性体の混合物となる。そのため、共重合体のガラス転移温度が低くなり、充分なドライエッチング耐性が発揮されない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、優れたドライエッチング耐性を有するリソグラフィー用重合体、その製造用として有用な重合性単量体およびその製造方法、ならびに前記リソグラフィー用重合体を用いたレジスト組成物を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]下記式(1)で表される重合性単量体であって、
下記式(2)で表される異性体および下記式(3)で表される異性体の少なくとも一方からなる異性体(i)を85モル%以上の割合で含む、重合性単量体。
Figure 0006705286
[式中、Rはメチル基または水素原子を示す。]
[2]前記[1]記載の重合性単量体の製造方法であって、
前記式(1)で表される重合性単量体の異性体の2種以上からなる異性体混合物と、溶媒とを混合し、前記異性体(i)を他の異性体よりも優先的に析出させ、析出物を回収する工程を含む、重合性単量体の製造方法。
[3]前記溶媒がジイソプロピルエーテルを含み、前記溶媒の全質量に対する前記ジイソプロピルエーテルの割合が30質量%以上である、[2]記載の重合性単量体の製造方法。
[4]下記式(a1)で表される構成単位(A)を含むリソグラフィー用重合体であって、
前記構成単位(A)が、下記式(a2)で表される構成単位および下記式(a3)で表される構成単位の少なくとも一方からなる構成単位(A1)を、前記構成単位(A)の総モル数に対して85モル%以上の割合で含む、リソグラフィー用重合体。
Figure 0006705286
[式中、Rはメチル基または水素原子を示す。]
[5]重量平均分子量が1,000〜100,000である、[4]記載のリソグラフィー用重合体。
[6]酸脱離性基を有する構成単位(B)をさらに含む、[4]または[5]記載のリソグラフィー用重合体。
[7]前記[4]〜[6]のいずれかに記載のリソグラフィー用重合体と、活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物とを含む、レジスト組成物。
本発明によれば、優れたドライエッチング耐性を有するリソグラフィー用重合体、その製造用として有用な重合性単量体およびその製造方法、ならびに前記リソグラフィー用重合体を用いたレジスト組成物を提供できる。
合成例1で合成した重合性単量体のGC分析結果である。 合成例1で合成した重合性単量体に含まれる異性体4のH−H COSYスペクトルである。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸またはメタクリル酸を意味し、「(メタ)アクリロイルオキシ」は、アクリロイルオキシまたはメタクリロイルオキシを意味する。
<重合性単量体>
本発明の重合性単量体は、下記式(1)で表される重合性単量体であって、下記式(2)で表される異性体および下記式(3)で表される異性体の少なくとも一方からなる異性体(i)を85モル%以上の割合で含む。
Figure 0006705286
[式中、Rはメチル基または水素原子を示す。]
式(1)で表される重合性単量体には理論上、16種の異性体が存在する。
前記割合は、式(1)で表される重合性単量体の異性体の全量(100モル%)に対する割合である。式(1)中のRがメチル基である場合は、式(1)で表され且つRがメチル基である異性体の全量に対する割合であり、Rが水素原子である場合は、式(1)で表され且つRが水素原子である異性体の全量に対する割合である。
式(1)で表される重合性単量体を従来の方法(例えば前述の特許文献1に開示される方法)で合成した場合、得られる重合性単量体は、2種以上の異性体からなる異性体混合物である。また、この異性体混合物は通常、45〜55モル%程度の割合で異性体(i)を含んでおり、残りはラクトン環の立体や(メタ)アクリロイルオキシ基の立体が異なる異性体である。
本発明の重合性単量体にあっては、異性体(i)の割合が85モル%以上に高められている。そのため、本発明の重合性単量体および必要に応じて他の重合性単量体を重合して得られる重合体は、本発明の重合性単量体の代わりに前記異性体混合物を用いた場合に比べて、高いガラス転移温度を示す。ガラス転移温度が高いため、ドライエッチングの際の熱で軟化しにくく、優れたドライエッチング耐性を発揮する。
前記異性体混合物は、25〜50℃程度の温度条件下で粘性の高い液状であるが、本発明の重合性単量体は、前記温度条件下で固体である。つまり異性体(i)は、前記温度条件下で固体であり、前記異性体混合物には、異性体(i)のほか、前記温度条件下で液状の異性体がある程度高い割合で含まれている。この液状の異性体が、重合体のガラス転移温度を低下させる一因であり、異性体(i)の割合を高め、相対的に液状の異性体の割合を低減することで、重合体のガラス転移温度が高まると考えられる。
本発明の重合性単量体における異性体(i)の割合は、ドライエッチング耐性の点から、88モル%以上が好ましく、90モル%以上がより好ましく、95モル%以上がさらに好ましい。
異性体(i)の割合の上限は、ドライエッチング耐性の点では特に限定されず、100モル%であってもよい。生産性を考慮すると、99.5モル%以下が好ましい。
異性体混合物や重合性単量体を構成する異性体および重合性単量体中の各異性体の割合は、ガスクロマトグラフィー(GC)分析、プロトン核磁気共鳴(H−NMR)およびH−Hシフト相関二次元NMR(H−H correlation spectroscopy;H−H COSY)による分析等の公知の分析方法により確認できる。
本発明の重合性単量体は、例えば以下に示す重合性単量体の製造方法により製造できる。
本発明の重合性単量体は、後述する本発明のリソグラフィー用重合体の製造用として有用である。
<重合性単量体の製造方法>
本発明の重合性単量体の製造方法は、前記式(1)で表される重合性単量体の異性体の2種以上からなる異性体混合物と、溶媒とを混合し、前記異性体(i)を他の異性体よりも優先的に析出させ、析出物を回収する工程を含む。
回収された析出物は、本発明の重合性単量体として用いることができる。
前述のように、式(1)で表される重合性単量体を従来の方法で合成した場合、得られる重合性単量体は、2種以上の異性体からなる異性体混合物である。また、この異性体混合物は通常、45〜55モル%程度の割合で異性体(i)を含んでいる。また、この異性体混合物は、25〜50℃程度の温度条件下で固体の異性体と液状の異性体との混合物であり、異性体(i)は前記温度条件下で固体である。
固体の異性体は、溶媒に溶解させ、溶媒中に結晶として析出させることができる。一方、液状の異性体は、結晶として析出させることが困難である。そのため、固体の異性体である異性体(i)を、液状の異性体よりも優先的に析出させることができる。このようにして析出した析出物と液体成分とを固液分離して析出物を回収することで、液状の異性体を除去することができ、回収された析出物は、前記異性体混合物よりも高い割合で異性体(i)を含む。
前記異性体混合物は、公知の方法により合成したものを用いてもよく、市販のものを用いてもよい。
前記異性体混合物の合成方法としては、例えば、前述の特許文献1(特許第4065684号公報)や特開2002−234882号公報に開示される方法が挙げられる。これらの公報に開示される方法では、1,3−ジエンと無水マレイン酸とをディールス・アルダー反応させて得られる付加生成物(5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物)を選択的に還元してオレフィンラクトン(4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]−8−デセン−3−オン)とし、該オレフィンラクトンの炭素−炭素二重結合を水和して得られたアルコール(8−ヒドロキシ−4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3−オン、9−ヒドロキシ−4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3−オンまたはそれらの混合物)を(メタ)アクリルエステル化することにより、前記式(1)で表される重合性単量体を合成する。
なお、従来、式(1)で表される重合性単量体を合成した後、生成した重合性単量体から特定の異性体を選択することは行われていない。
溶媒としては、異性体(i)の収量の点から、低極性溶媒が好ましい。低極性溶媒としては、例えばジイソプロピルエーテル、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等が挙げられる。これらの溶媒はいずれか1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
低極性溶媒としては、除去対象である不要な液状の異性体との相溶性が高いことから、ジイソプロピルエーテルが好ましい。
溶媒の全質量に対するジイソプロピルエーテルの割合は、30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、45質量%以上がさらに好ましい。ジイソプロピルエーテルの割合が前記下限値以上であると、除去対象の液状の異性体と溶媒とが相分離しにくく、析出した異性体と液状の異性体とを分離しやすい。そのため異性体(i)を高純度で取得することが容易となり、簡便に本発明の重合性単量体が得られる。
液状の異性体と溶媒とが相分離すると、液状の異性体は高粘度であるため、析出した異性体に付着し、固液分離の際に析出物とともに回収されてしまう。ただし、ジイソプロピルエーテルの割合が低い場合でも、固液分離後に回収した析出物を溶媒でリンスすることで、液状の異性体を除去し、異性体(i)の割合を高めることができる。
前記ジイソプロピルエーテルの割合の上限は、異性体(i)の純度の点では特に限定されず、100質量%であってもよい。ジイソプロピルエーテルの割合が低くなると、重合性単量体の純度は低下するが、収率が高まる傾向がある。そのため収率の点では、前記ジイソプロピルエーテルの割合が80質量%以下であることが好ましい。
高粘度である前記異性体混合物を希釈する目的で、前記低極性溶媒とともに、低極性溶媒以外の他の溶媒を使用してもよい。他の溶媒としては、前記異性体混合物が溶解するものであれば特に限定されないが、例えばトルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、プロピレングリコール1−モノメチルエーテル2−アセタート等が挙げられる。
他の溶媒の量は、低極性溶媒に対して20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。他の溶媒の量が20質量%より多いと、異性体(i)の収量が低下することがある。
異性体(i)の析出は、例えば、前記異性体混合物と溶媒とを混合して得られた混合液を、異性体(i)を析出させるための温度に冷却し、必要に応じてその温度を保持することにより行うことができる。
複数種の溶媒を組合わせて使用する場合、複数種の溶媒を予め混合したものを異性体混合物と混合してもよく、複数種の溶媒を順次異性体混合物と混合してもよい。例えば低極性溶媒と他の溶媒とを併用する場合、異性体混合物を先に他の溶媒と混合し、その後で低極性溶媒と混合してもよい。
溶媒の使用量は、前記異性体混合物と溶媒との混合液を、異性体(i)を析出させるための温度に冷却した際に、異性体(i)の少なくとも一部が析出するように、溶媒の種類に応じて適宜設定される。
低極性溶媒と他の溶媒との合計の使用量は、前記異性体混合物に対して3質量倍以上20質量倍以下であることが好ましい。使用量が3質量倍以上であると、析出した析出物を回収する際の操作性が良好である。使用量が20質量倍以下であると、異性体(i)の収量が高くなる。
前記異性体混合物と溶媒とを混合する際の温度は、25〜50℃が好ましい。
溶媒中に異性体(i)を析出させるための温度は、10℃以下であることが好ましく、5℃以下であることがより好ましい。温度が10℃より高いと、目的とする異性体(i)の結晶が溶媒に溶解してしまい収量が低下することがある。
前記温度を保持する場合、その保持時間は、1〜5時間程度が好ましい。
析出物を回収する方法としては、通常の固液分離の手法を用いることができ、例えば減圧ろ過、加圧ろ過、遠心分離等が挙げられる。
回収した析出物に対し、必要に応じて、溶媒によるリンス処理等の後処理を施してもよい。リンス処理する際の好ましい温度は、異性体(i)を析出させるための好ましい温度と同様である。
必要に応じて、例えば重合性単量体中の異性体(i)の割合のさらなる向上のために、回収した析出物と溶媒とを混合し、異性体(i)を優先的に析出させ、析出物を回収する操作を1回以上行ってもよい。
<リソグラフィー用重合体>
本発明のリソグラフィー用重合体は、以下の構成単位(A)を含む。
本発明のリソグラフィー用重合体は、必要に応じて、構成単位(A)以外の他の構成単位をさらに含んでもよい。
他の構成単位としては、リソグラフィー用重合体の要求特性に応じて、公知の構成単位のなかから適宜選択できる。例えば、以下の構成単位(B)、構成単位(C)、構成単位(D)等が挙げられる。リソグラフィー用重合体に含まれる他の構成単位は1種でもよく2種以上でもよい。
(構成単位(A))
構成単位(A)は、下記式(a1)で表される構成単位である。また、構成単位(A)は、下記式(a2)で表される構成単位および下記式(a3)で表される構成単位の少なくとも一方からなる構成単位(A1)を、構成単位(A)の総モル数に対して85モル%以上の割合で含む。
Figure 0006705286
[式中、Rはメチル基または水素原子を示す。]
構成単位(A)は、前記式(1)で表される重合性単量体に基づく構成単位である。式(a2)で表される構成単位、式(a3)で表される構成単位はそれぞれ、前記式(2)で表される異性体、前記式(3)で表される異性体に基づく構成単位である。
前述の通り、式(1)で表される重合性単量体を従来の方法で合成した場合、得られる重合性単量体は、2種以上の異性体からなる異性体混合物であり、異性体(i)の割合は45〜55モル%程度である。重合の際、ラクトン環およびこれに結合するオキシ基の立体構造は変化しない。したがって、この異性体混合物を用いたリソグラフィー用重合体において、構成単位(A)の総モル数に対する構成単位(A1)は45〜55モル%程度である。
本発明のリソグラフィー用重合体にあっては、構成単位(A1)の割合が構成単位(A)の総モル数に対して85モル%以上に高められているため、前記異性体混合物を用いたリソグラフィー用重合体に比べて、高いガラス転移温度を示す。ガラス転移温度が高いため、ドライエッチングの際の熱で軟化しにくく、優れたドライエッチング耐性を発揮する。
構成単位(A)の総モル数に対する構成単位(A1)の割合は、ドライエッチング耐性の点から、88モル%以上が好ましく、90モル%以上がより好ましく、95モル%以上がさらに好ましい。
構成単位(A)の総モル数に対する構成単位(A1)の割合の上限は、ドライエッチング耐性の点では特に限定されず、100モル%であってもよい。生産性を考慮すると、99.5モル%以下が好ましい。
(構成単位(B))
構成単位(B)は、酸脱離性基を有する構成単位である。
「酸脱離性基」とは、酸(例えば、活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物から発生する酸)により開裂する結合を有する基であり、該結合の開裂により酸脱離性基の一部または全部が重合体の主鎖から脱離する基である。
構成単位(B)を有するリソグラフィー用重合体は、活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物と配合してレジスト組成物として用いた場合に、レジストパターン形成を可能とする作用を奏する。すなわち、該レジスト組成物を基板等に塗布してレジスト膜を形成し、該レジスト膜に対して選択的に露光すると、露光部では酸が発生し、該酸の作用によって酸脱離性基が脱離し、露光部と未露光部との間でアルカリ(現像液)に対する溶解性の差が生じる。かかるレジスト膜を現像することでレジストパターンが形成される。したがって、本発明のリソグラフィー用重合体が構成単位(B)を含んでいれば、レジスト用重合体として有用である。
構成単位(B)としては、公知の酸脱離性基を有する重合性単量体に基づく構成単位が挙げられる。
重合性単量体は、通常、重合性多重結合を有する。重合性多重結合とは重合反応時に開裂して重合体鎖を形成する多重結合であり、エチレン性二重結合が好ましい。
酸脱離性基を有する重合性単量体としては、例えば、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有し、かつ酸の作用により脱離可能な基を有する(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。前記脂環式炭化水素基は、(メタ)アクリル酸エステルのエステル結合を構成する酸素原子と直接結合していてもよく、アルキレン基等の連結基を介して結合していてもよい。
前記(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、炭素数5〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、(メタ)アクリル酸エステルのエステル結合を構成する酸素原子との結合部位に第3級炭素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル;炭素数5〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、該脂環式炭化水素基に−COOR基(Rは置換基を有していてもよい第3級炭化水素基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、またはオキセパニル基を表す。)が直接または連結基を介して結合している(メタ)アクリル酸エステル;等が挙げられる。
前記(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、特に限定されないが例えば、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、1−(1’−アダマンチル)−1−メチルエチル(メタ)アクリレート、1−メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1−メチルシクロペンチル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロペンチル(メタ)アクリレート、2−イソプロピル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロオクチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
酸脱離性基を有する重合性単量体は、1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(構成単位(C))
構成単位(C)は、ラクトン環を有する構成単位である。ただし、構成単位(C)は、構成単位(A)に含まれないものに限る。また、構成単位(C)は酸脱離性基を有しない。
ラクトン環の例としては、4〜20員環程度のラクトン環が挙げられる。構成単位(C)におけるラクトン環は、ラクトン環のみの単環であってもよく、ラクトン環に脂肪族または芳香族の炭素環または複素環が縮合した縮合環であってもよい。
構成単位(C)としては、公知のラクトン環を有する重合性単量体に基づく構成単位が挙げられる。ラクトン環を有する重合性単量体としては、基板等への密着性に優れる点から、置換または無置換のδ−バレロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステル、および置換または無置換のγ−ブチロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、無置換のγ−ブチロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルが特に好ましい。
ラクトン環を有する重合性単量体の具体例としては、β−(メタ)アクリロイルオキシ−β−メチル−δ−バレロラクトン、4,4−ジメチル−2−メチレン−γ−ブチロラクトン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−β−メチル−γ−ブチロラクトン、α−(メタ)アクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、2−(1−(メタ)アクリロイルオキシ)エチル−4−ブタノリド、(メタ)アクリル酸パントイルラクトン、5−(メタ)アクリロイルオキシ−2,6−ノルボルナンカルボラクトン等が挙げられる。また、類似構造を持つ単量体として、メタクリロイルオキシこはく酸無水物等も挙げられる。
ラクトン環を有する重合性単量体は、1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(構成単位(D))
構成単位(D)は、親水性基を有する構成単位である。ただし、構成単位(D)は、酸脱離性基およびラクトン環のいずれも有しない。
「親水性基」とは、−C(CF−OHで表される1価基、ヒドロキシ基、シアノ基、メトキシ基、カルボキシ基およびアミノ基の少なくとも1種である。
構成単位(D)としては、公知の親水性基を有する重合性単量体に基づく構成単位が挙げられる。親水性基を有する重合性単量体の例としては、末端ヒドロキシ基を有する(メタ)アクリ酸エステル;重合性単量体の親水性基上にアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等の置換基を有する誘導体;環式炭化水素基を有する重合性単量体((メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸1−イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、(メタ)アクリル酸トリシクロデカニル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンチル等。)に置換基として親水性基が置換したもの;等が挙げられる。
親水性基を有する重合性単量体の具体例としては、特に限定されないが例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−n−プロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシアダマンチル、2−または3−シアノ−5−ノルボルニル(メタ)アクリレート、2−シアノメチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。基板等に対する密着性の点から、メタクリル酸3−ヒドロキシアダマンチル等が好ましい。
親水性基を有する重合性単量体は、1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(リソグラフィー用重合体の組成)
リソグラフィー用重合体中の構成単位(A)の含有量は、全構成単位の合計量(100モル%)に対し、1〜60モル%であることが好ましく、10〜50モル%であることがより好ましく、15〜40モル%であることが特に好ましい。構成単位(A)の含有量が前記範囲の下限値以上であると、構成単位(A1)によるガラス転移温度の向上効果が得られやすい。構成単位(A)の含有量が前記範囲の上限値以下であると、構成単位(A)以外の構成単位による性能が充分に発揮され、リソグラフィー特性がより優れたものとなる。
リソグラフィー用重合体中の構成単位(B)の含有量は、感度および解像度の点から、全構成単位の合計量(100モル%)に対し、20モル%以上が好ましく、25モル%以上がより好ましい。また、基板等への密着性の点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下がより好ましく、50モル%以下がさらに好ましい。
リソグラフィー用重合体中の構成単位(A)と構成単位(C)との合計の含有量(構成単位(C)を含まない場合も含む)は、基板等への密着性の点から、全構成単位の合計量(100モル%)に対し、20モル%以上が好ましく、35モル%以上がより好ましい。また、感度および解像度の点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下がより好ましく、50モル%以下がさらに好ましい。
リソグラフィー用重合体中の構成単位(D)の含有量は、レジストパターンの矩形性の点から、全構成単位の合計量(100モル%)に対し、5〜30モル%が好ましく、10〜25モル%がより好ましい。
(質量平均分子量)
本発明のリソグラフィー用重合体の質量平均分子量(Mw)は、1,000〜100,000であることが好ましく、2,000〜50,000であることがより好ましく、3,000〜30,000であることが特に好ましい。質量平均分子量が前記範囲の下限値以上であると、リソグラフィー用重合体溶液を基板上に塗布・乾燥した際の成膜性がより優れる。質量平均分子量が前記範囲の上限値以下であると、リソグラフィー用重合体溶液を均等な膜厚で塗布することが容易であり、また、レジスト特性が良好である。
リソグラフィー用重合体の質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される標準ポリスチレン換算の値である。
(リソグラフィー用重合体の製造方法)
本発明のリソグラフィー用重合体は、本発明の重合性単量体および必要に応じて他の重合性単量体を重合することにより製造できる。
他の重合性単量体は、前記式(1)で表される重合性単量体以外の重合性単量体である。他の重合性単量体としては、例えば前記構成単位(B)〜(D)の説明で挙げた重合性単量体(酸脱離性基を有する重合性単量体、ラクトン環を有する重合性単量体、親水性基を有する重合性単量体)が挙げられる。これらの重合性単量体は1種を単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合性単量体の重合は、重合開始剤を用いて行うことができる。
重合開始剤としては、熱により効率的にラジカルを発生するものが好ましい。例えば、アゾ化合物(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等。)、有機過酸化物(2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等。)等が挙げられる。
重合方法としては特に限定されず、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の公知の重合方法を用いることができる。これらのうち、光線透過率を低下させないために、重合反応終了後に残存する重合性単量体を除去する工程が容易である点、重合体の分子量を比較的低くできる点から、溶液重合法が好ましい。
溶液重合法において、重合性単量体および重合開始剤の重合容器への供給は、連続供給であってもよく、滴下供給であってもよい。製造ロットの違いによる平均分子量、分子量分布等のばらつきが小さく、再現性の良い重合体が簡便に得られる点から、滴下重合法が好ましい。
滴下重合法においては、重合容器内を所定の重合温度まで加熱した後、重合性単量体および重合開始剤を、それぞれ独立に、または任意の組み合わせで、重合容器内に滴下する。
重合性単量体は、重合性単量体のみで滴下してもよく、重合性単量体を溶媒(以下、「滴下溶媒」とも記す。)に溶解させた重合性単量体溶液として滴下してもよい。
溶媒(以下、「仕込み溶媒」とも記す。)をあらかじめ重合容器に仕込んでもよく、仕込み溶媒をあらかじめ重合容器に仕込まなくてもよい。仕込み溶媒をあらかじめ重合容器に仕込まない場合、重合性単量体または重合開始剤は、仕込み溶媒がない状態で重合容器中に滴下される。
重合開始剤は、重合性単量体に直接に溶解させてもよく、重合性単量体溶液に溶解させてもよく、滴下溶媒のみに溶解させてもよい。
重合性単量体および重合開始剤は、同じ貯槽内で混合した後、重合容器中に滴下してもよく、それぞれ独立した貯槽から重合容器中に滴下してもよく、それぞれ独立した貯槽から重合容器に供給する直前で混合し、重合容器中に滴下してもよい。
重合性単量体および重合開始剤は、一方を先に滴下した後、遅れて他方を滴下してもよく、両方を同じタイミングで滴下してもよい。
滴下速度は、滴下終了まで一定であってもよく、重合性単量体または重合開始剤の消費速度に応じて、多段階に変化させてもよい。
滴下は、連続的に行ってもよく、間欠的に行ってもよい。
重合温度は、50〜150℃が好ましい。
溶媒(滴下溶媒または仕込み溶媒)としては、重合に用いる重合性単量体および生成する重合体が溶解すれば特に限定されないが、例えば、下記の溶媒が挙げられる。
エーテル類:鎖状エーテル(ジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等。)、環状エーテル(テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン等。)等。
エステル類:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、「PGMEA」と記す。)、γ−ブチロラクトン等。
ケトン類:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等。
アミド類:N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等。
スルホキシド類:ジメチルスルホキシド等。
芳香族炭化水素:ベンゼン、トルエン、キシレン等。
脂肪族炭化水素:ヘキサン等。
脂環式炭化水素:シクロヘキサン等。
溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(リソグラフィー用重合体の用途)
「リソグラフィー用重合体」は、リソグラフィー工程に用いられる重合体である。
本発明のリソグラフィー用重合体の用途は、リソグラフィー工程に用いられるものであれば特に限定されない。例えば、レジスト膜の形成に用いられるレジスト用重合体、レジスト膜の上層に形成される反射防止膜(TARC)またはレジスト膜の下層に形成される反射防止膜(BARC)の形成に用いられる反射防止膜用重合体、ギャップフィル膜の形成に用いられるギャップフィル膜重合体、トップコート膜の形成に用いられるトップコート膜用重合体等が挙げられる。
本発明のリソグラフィー用重合体は、特に、半導体の製造工程中のリソグラフィー工程で使用される、半導体リソグラフィー用重合体として好適である。
<レジスト組成物>
本発明のレジスト組成物は、前述の本発明のリソグラフィー用重合体と、活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物(以下、「光酸発生剤」ともいう。)とを含む。ここでの「光」は、活性光線または放射線を意味する。
本発明のレジスト組成物は、レジスト溶媒をさらに含んでもよい。
本発明のレジスト組成物は、本発明のリソグラフィー用重合体および光酸発生剤以外の他の成分をさらに含んでもよい。他の成分としては、例えば含窒素化合物、有機カルボン酸、リンのオキソ酸またはその誘導体、その他の各種の添加剤等が挙げられる。
(光酸発生剤)
光酸発生剤としては、化学増幅型レジスト組成物の光酸発生剤として使用可能なものの中から任意に選択できる。例えばオニウム塩化合物、スルホンイミド化合物、スルホン化合物、スルホン酸エステル化合物、キノンジアジド化合物、ジアゾメタン化合物等が挙げられる。光酸発生剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
光酸発生剤の含有量は、リソグラフィー用重合体100質量部に対して、0.1〜20質量部が好ましく、0.5〜10質量部がより好ましい。
(レジスト溶媒)
レジスト溶媒としては、例えば、上記リソグラフィー用重合体の製造方法で重合に用いる溶媒として挙げた溶媒を用いることができる。
(含窒素化合物)
含窒素化合物は、レジストパターン形状、引き置き経時安定性等の向上のために用いられる。レジスト組成物が含窒素化合物を含むことで、レジストパターンの断面形状が矩形により近くなる。また、レジスト膜に光を照射し、ついでベーク(PEB)した後、次の現像処理までの間に数時間放置されることが半導体素子の量産ラインではあるが、そのような放置(経時)したときにレジストパターンの断面形状の劣化の発生がより抑制される。
含窒素化合物としては、アミンが好ましく、第2級低級脂肪族アミン、第3級低級脂肪族アミンがより好ましい。
含窒素化合物の含有量は、リソグラフィー用重合体100質量部に対して、0.01〜2質量部が好ましい。
(有機カルボン酸、リンのオキソ酸またはその誘導体)
有機カルボン酸、リンのオキソ酸またはその誘導体(以下、これらをまとめて酸化合物と記す。)は、含窒素化合物の配合による感度劣化の抑制、レジストパターン形状や引き置き経時安定性の向上等のために用いられる。
有機カルボン酸としては、マロン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸等が挙げられる。
リンのオキソ酸またはその誘導体としては、リン酸またはその誘導体、ホスホン酸またはその誘導体、ホスフィン酸またはその誘導体等が挙げられる。
酸化合物の含有量は、リソグラフィー用重合体100質量部に対して、0.01〜5質量部が好ましい。
(添加剤)
添加剤としては、例えば、界面活性剤、その他のクエンチャー、増感剤、ハレーション防止剤、保存安定剤、消泡剤等が挙げられる。これらの添加剤は、当該分野で公知のものであればいずれも使用可能である。また、これら添加剤の量は、特に限定されず、適宜決めればよい。
本発明のレジスト組成物は、例えば、微細パターンが形成された基板の製造に用いられる。以下に、微細パターンが形成された基板の製造方法の一例について説明する。
まず、所望の微細パターンを形成しようとするシリコンウエハー等の被加工基板の表面(被加工面)上に、本発明のレジスト組成物をスピンコート等により塗布する。そして、該レジスト組成物が塗布された被加工基板を、ベーキング処理(プリベーク)等で乾燥することにより、被加工基板上にレジスト膜を形成する。
次いで前記レジスト膜に対し、フォトマスクを介した活性光線または放射線の照射または電子線の描画を行い、潜像を形成する(露光)。活性光線または放射線としては、例えば、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、Fエキシマレーザー、EUVエキシマレーザー、電子線等が挙げられる。このとき、該レジスト膜と露光装置の最終レンズとの間に高屈折率液体(純水、パーフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフラン、パーフルオロトリアルキルアミン等)を介在させた状態で活性光線または放射線を照射する液浸露光を行ってもよい。
露光後、適宜熱処理(露光後ベーク、PEB)し、レジスト膜にアルカリ現像液を接触させ、露光部分を現像液に溶解させ、除去する(現像)。アルカリ現像液としては、公知のものが挙げられる。現像後、被加工基板の表面を純水等で適宜リンス処理する。このようにして被加工基板上にレジストパターンが形成される。その後、適宜熱処理(ポストベーク)してレジストを強化する。
次いで、レジストパターンが形成された被加工基板を、レジストパターンをマスクとしてドライエッチングする。これにより、被加工基板のレジストで覆われていない部分が選択的にエッチングされ、微細パターンが形成される。ドライエッチング後、レジストを剥離剤によって除去することによって、微細パターンが形成された基板が得られる。
本発明のリソグラフィー用重合体は、構成単位(A)における構成単位(A1)の割合が85モル%以上であるため、構成単位(A1)の割合がそれよりも低い以外は同じ組成のリソグラフィー用重合体に比べ、ガラス転移温度が高い。
そのため、本発明のレジスト組成物を用いて上記のようにレジストパターンを形成し、ドライエッチングする際に、レジストが熱により柔らかくなりにくく、優れたドライエッチング耐性を保持できる。
また、ドライエッチング時の熱やポストベーク時の熱によりレジストが柔らかくなると、レジストパターンのダレが生じ、レジストパターンやこれをマスクとして形成される微細パターンのパターン形状(矩形性等)も悪化する。本発明では、レジストが柔らかくなりにくいため、形成されるレジストパターンや微細パターンのパターン形状も良好である。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例中「部」とあるのは、特に断りのない限り「質量部」を示す。「重合性単量体」を単に「単量体」とも記す。本実施例に用いた反応試薬および単量体は、特に記載がないものについては市販品を精製することなくそのまま用いた。後述する実施例3は参考例である。
後述の各例でGC分析に用いた測定条件、H−NMRおよびH−H COSYによる分析に用いた測定条件をそれぞれ以下に示す。
[測定条件]
<GC>
装置…Agilent Technologies社製、Agilent 6890N、
カラム…Agilent Technologies社製、DB−5(30m×0.32mm、膜厚0.25μm)、
カラム温度条件…50℃(5min)→10℃/min→280℃(2min)、
検出器…FID(水素炎イオン化型検出器)、
注入口温度…250℃、
検出器温度…250℃、
キャリアガス…ヘリウム、
カラム流量…3.69(mL/min)、
全流量…190.9(mL/min)、
線速度…53(cm/s)、
スプリット比…50:1、
入口圧…105.6(kPa)、
サンプル…各化合物10mgをアセトン1mLで希釈しGCに1μL注入。
H−NMR>
装置:日本電子株式会社製、GSX−270 FT−NMR、
周波数:270MHz、
サンプル:各化合物10mgを1gの重クロロホルムに溶解。
[合成例1:重合性単量体(am−0)の合成]
特開2002−234882号公報の実施例1〜2に記載の方法で、前記式(1)で表され且つ式中のRがメチル基である重合性単量体(am−0)を合成した。重合性単量体(am−0)は、粘性の高い液状を呈していた。
得られた重合性単量体(am−0)をGC分析した。結果を図1に示す。図1に示すように、6つのピークが確認された。このことから、重合性単量体(am−0)が、少なくとも6種の異性体の混合物であることが確認できた。各ピークに対応する異性体1〜6の割合(異性体比、モル%)を表1に示す。
また、上記各異性体について、H−NMRおよびH−H COSYによる分析を行った。図2に、上記異性体のうち、49.5モル%の異性体比で含まれる異性体4のH−H COSYスペクトルを示す。図1中、(1)と(6)、(7)との間にNOE(核オーバーハウザー効果)が観測され、(5)と(9)、(10)との間にNOEが観測され、(5)と(11)との間にNOEが観測された。これらの結果から、異性体4が、前記式(2)で表される異性体または前記式(3)で表される異性体またはそれらの混合物、つまり異性体(i)であることが確認できた。
[実施例1:重合性単量体(am−1)の製造]
フラスコに前述の重合性単量体(am−0)56.4g、ジイソプロピルエーテル192.4gを添加し、均一になるまで撹拌した。この溶液を、撹拌を継続しながら、10℃/時間の速度で2℃まで冷却した後、冷却を継続しながら3時間撹拌した。析出した結晶をろ別し、40℃、減圧下で10時間乾燥させて、白色結晶状の重合性単量体(am−1)20.9gを得た。重合性単量体(am−1)をGC分析し、異性体比を求め、結果を表1に示した。重合性単量体(am−1)は、異性体(i)を98.4モル%含有していた。
[比較例1:重合性単量体(am−2)の製造]
実施例1において、結晶をろ別した際のろ液を回収し、減圧下でジイソプロピルエーテルを留去させて、透明液体状の重合性単量体(am−2)35.5gを得た。重合性単量体(am−2)をGC分析し、異性体比を求め、結果を表1に示した。重合性単量体(am−2)は、異性体(i)を23.0モル%含有していた。
[実施例2:重合性単量体(am−3)の製造]
溶媒として、ジイソプロピルエーテルの代わりにジイソプロピルエーテル/ヘプタン/プロピレングリコールモノメチルエーテル=45.5/45.5/9.0(質量比)の混合溶媒を620.4g用いた以外は実施例1と同様の方法で、白色結晶状の重合性単量体(am−3)19.2gを得た。重合性単量体(am−3)をGC分析し、異性体比を求め、結果を表1に示した。重合性単量体(am−3)は、異性体(i)を97.6モル%含有していた。
[実施例3:重合性単量体(am−4)の製造]
溶媒として、ジイソプロピルエーテルの代わりにn−ヘキサンを564.0g用いたこと、および冷却時に溶液が相分離して除きたい異性体が結晶に付着したため、結晶をろ過した際に200gのn−ヘキサン(5℃)でリンスしたこと以外は実施例1と同様の方法で、白色結晶状の重合性単量体(am−4)11.2gを得た。重合性単量体(am−4)をGC分析し、異性体比を求め、結果を表1に示した。重合性単量体(am−4)は、異性体(i)を88.8モル%含有していた。
表1に、実施例1〜3の各例で用いた溶媒の全質量に対するジイソプロピルエーテルの割合(質量%)を併記する。
Figure 0006705286
[実施例4:重合体(P1)の製造]
窒素導入口、撹拌機、コンデンサー、滴下漏斗および温度計を備えたフラスコに、窒素雰囲気下で、乳酸エチル32.7部、PGMEA32.7部を入れた。フラスコを湯浴に入れ、フラスコ内を撹拌しながら湯浴の温度を80℃に上げた。
その後、下記の滴下溶液を滴下漏斗から一定速度で4時間かけてフラスコ内に滴下し、さらに80℃の温度を3時間保持した。
(滴下溶液)
重合性単量体(am−1)を30.9部、
下記式(4)で表される重合性単量体(bm−1)を28.0部、
下記式(5)で表される重合性単量体(dm−1)を7.7部、
乳酸エチルを33.6部、
PGMEAを51.6部、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))を4.2部。
Figure 0006705286
次いで、フラスコ内の重合反応溶液を、約10倍量のメタノールおよび水の混合溶媒(メタノール/水=85/15容量比)を撹拌しながら、ここに滴下し、白色の析出物の沈殿を得た。沈殿を濾別し、再度、前記と同じ量のメタノールおよび水の混合溶媒(メタノール/水=90/10容量比)へ投入し、撹拌しながら沈殿の洗浄を行った。そして、洗浄後の沈殿を濾別し、共重合体湿粉を得た。この共重合体湿粉を減圧下40℃で約40時間乾燥し、重合体(P1)の白色粉体(56.9g)を得た。
[実施例5:重合体(P2)の製造]
重合性単量体(am−1)の代わりに重合性単量体(am−3)を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行い、重合体(P2)の白色粉体(56.6g)を得た。
[比較例2:重合体(P3)の製造]
重合性単量体(am−1)の代わりに重合性単量体(am−0)を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行い、重合体(P3)の白色粉体(56.8g)を得た。
[比較例3:重合体(P4)の製造]
重合性単量体(am−1)の代わりに重合性単量体(am−2)を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行い、重合体(P4)の白色粉体(57.1g)を得た。
[重合体における重量平均分子量の測定]
上記重合体(P1)〜(P4)について、以下の条件(GPC条件)でGPC分析を行い、標準ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)および分子量分布(Mw/Mn)を求めた。測定結果を表2に示す。
(GPC条件)
装置:東ソー社製、東ソー高速GPC装置 HLC−8220GPC(商品名)、
分離カラム:昭和電工社製、Shodex GPC LF−804(商品名)を3本直列に連結したもの、
測定温度:40℃、
溶離液:THF、
試料:共重合体の約20mgを5mLのTHFに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過した溶液、
流量:1mL/分、
注入量:0.1mL、
検出器:示差屈折計。
検量線:標準ポリスチレンの約20mgを5mLのTHFに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過した溶液を用いて、上記の条件で分離カラムに注入し、溶出時間と分子量の関係を求めた。標準ポリスチレンは、下記の東ソー社製の標準ポリスチレン(いずれも商品名)を用いた。
F−80(Mw=706,000)、
F−20(Mw=190,000)、
F−4(Mw=37,900)、
F−1(Mw=10,200)、
A−2500(Mw=2,630)、
A−500(Mw=682、578、474、370、260の混合物)。
[重合体における構成単位の組成比の測定]
上記重合体(P1)〜(P4)について、各重合性単量体に基づく構成単位の組成比(単位:モル%)を、H−NMRの測定により求めた。測定結果を表2に示す。
この測定においては、日本電子(株)製、JNM−GX270型 超伝導FT(フーリエ変換)−NMR装置を用い、約5質量%のサンプル溶液(溶媒は重水素化ジメチルスルホキシド)を直径5mmφのサンプル管に入れ、観測周波数270MHz、シングルパルスモードにて、H 64回の積算を行った。測定温度は60℃で行った。
[重合体のガラス転移温度の測定]
上記重合体(P1)〜(P4)について、JIS K7121 9.3「ガラス転移温度の求め方(2)補外ガラス転移開始温度」によって、ガラス転移温度の測定を行った。測定結果を表2に示す。
示差走査熱量測定(DSC)の測定条件は以下の通りである。
使用装置:Thermo plus Evo/DSC−8230(製品名、リガク社製)、
窒素ガス流量:50mL/分、
試料量:8mg〜10mg、
温度条件(熱履歴除去):25℃から180℃まで10℃/分で昇温し1分保持した後、−20℃/分で25℃まで冷却、
温度条件(評価):25℃から180℃まで10℃/分で昇温、
試料容器:密封式アルミパン、
比較試料:α−酸化アルミナ。
Figure 0006705286
表2に示されるように、重合体(P1)〜(P4)は、重量平均分子量(Mw)がほぼ同じであり、構成単位の組成比がほぼ同じである。しかし、式(1)で表される重合性単量体における異性体(i)の比率が高いものほど、ガラス転移温度が高いという結果が得られた。
ガラス転移温度は、ドライエッチング耐性の指標となる。また、エッチング後パターニング性の指標ともなる。ガラス転移温度の結果から、実施例4〜5の重合体のリソグラフィー用途における有効性が確認された。
以上説明したように、本発明の重合性単量体によれば、式(1)で表される重合性単量体として従来の方法で合成したもの(異性体混合物)を用いる場合に比べて、ガラス転移温度の高い重合体が得られる。
本発明の重合性単量体の製造方法によれば、重合した際にガラス転移温度を低下させるような異性体を選択的に除去し、異性体(i)の割合を高めることができる。
本発明のリソグラフィー用重合体は、ガラス転移温度が高い。そのため、本発明のリソグラフィー用重合体およびこれを含むレジスト組成物は、ドライエッチング耐性に優れる。また、ドライエッチング耐性以外のリソグラフィー特性(例えばパターン形状、ポストエクスポージャーベークやポストベーク時の耐熱性等)にも優れる。

Claims (5)

  1. 下記式(1)で表される重合性単量体であって、下記式(2)で表される異性体および下記式(3)で表される異性体の少なくとも一方からなる異性体(i)を85モル%以上の割合で含む重合性単量体の製造方法であって、
    前記式(1)で表される重合性単量体の異性体の2種以上からなる異性体混合物と、溶媒とを混合し、得られた混合液を、前記異性体(i)を析出させるための温度に冷却して前記異性体(i)を他の異性体よりも優先的に析出させ、析出物を回収する工程を含み、
    前記溶媒がジイソプロピルエーテルを含み、前記溶媒の全質量に対する前記ジイソプロピルエーテルの割合が30質量%以上である、重合性単量体の製造方法。
    Figure 0006705286
    [式中、Rはメチル基または水素原子を示す。]
  2. 請求項1に記載の重合性単量体の製造方法により前記式(1)で表される重合性単量体を製造し、前記式(1)で表される重合性単量体を重合する、リソグラフィー用重合体の製造方法
  3. 前記リソグラフィー用重合体の重量平均分子量が1,000〜100,000である、請求項記載のリソグラフィー用重合体の製造方法
  4. 前記式(1)で表される重合性単量体とともに他の重合性単量体を重合し、
    前記他の重合性単量体が酸脱離性基を有する単量体を含む、請求項または記載のリソグラフィー用重合体の製造方法
  5. 請求項のいずれか一項に記載のリソグラフィー用重合体の製造方法によりリソグラフィー用重合体を製造し、前記リソグラフィー用重合体と、活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物とを配合する、レジスト組成物の製造方法
JP2016103625A 2016-05-24 2016-05-24 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法 Active JP6705286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103625A JP6705286B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103625A JP6705286B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017210423A JP2017210423A (ja) 2017-11-30
JP6705286B2 true JP6705286B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=60476663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016103625A Active JP6705286B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6705286B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4065684B2 (ja) * 2001-01-09 2008-03-26 三菱レイヨン株式会社 重合体、化学増幅型レジスト組成物、および、パターン形成方法
JP4116282B2 (ja) * 2000-12-06 2008-07-09 三菱レイヨン株式会社 アルコールとその製造方法および該アルコールを用いる(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP2002308866A (ja) * 2001-04-09 2002-10-23 Mitsubishi Chemicals Corp ラクトン構造を有する多環式化合物
JP2004083536A (ja) * 2002-08-29 2004-03-18 Nissan Chem Ind Ltd (メタ)アクリロイルオキシラクトン化合物及びその製造法
JP2004359669A (ja) * 2003-04-28 2004-12-24 Mitsubishi Chemicals Corp 多環式ラクトン化合物及び多環式ラクトン構造を有する(メタ)アクリレート化合物、並びにその製造方法
JP4286745B2 (ja) * 2004-08-31 2009-07-01 三菱化学株式会社 エキソ−多環式ラクトン(メタ)アクリレートの製造方法
JP5572570B2 (ja) * 2011-02-28 2014-08-13 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、この組成物を用いた感活性光線性又は感放射線性膜及びパターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017210423A (ja) 2017-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4000295B2 (ja) レジスト用共重合体およびその製造方法、ならびにレジスト組成物
JP5394119B2 (ja) 重合体の製造方法、レジスト組成物の製造方法、および基板の製造方法
JP4510695B2 (ja) ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法
JP2004051995A (ja) (共)重合体、レジスト組成物、およびパターン形成方法
JP2024001025A (ja) 重合体、レジスト組成物、パターンが形成された基板の製造方法、並びに(メタ)アクリル酸エステル及びその製造方法
JP5620627B2 (ja) レジスト用重合体の製造方法、レジスト組成物、および微細パターンが形成された基板の製造方法
JP5456365B2 (ja) 重合体、レジスト組成物、および微細パターンが形成された基板の製造方法
JP4315761B2 (ja) (共)重合体、製造方法、レジスト組成物およびパターン形成方法
JP4323250B2 (ja) 重合体、重合体の製造方法、レジスト組成物およびパターン形成方法
JP2006188575A (ja) フォトレジスト用高分子化合物の製造方法
JP6705286B2 (ja) 重合性単量体の製造方法、リソグラフィー用重合体の製造方法およびレジスト組成物の製造方法
JP4332445B2 (ja) レジスト用重合体
JP5942562B2 (ja) 重合体の製造方法、レジスト組成物の製造方法、及びパターンが形成された基板の製造方法
JP5716943B2 (ja) 重合体、レジスト組成物、及びパターンが形成された基板の製造方法
JP5584980B2 (ja) レジスト材料、レジスト組成物、微細パターンが形成された基板の製造方法、およびレジスト用重合体の製造方法
JP5696868B2 (ja) レジスト用共重合体の製造方法。
JP4236423B2 (ja) 重合体、レジスト組成物、およびパターン形成方法
JP4493012B2 (ja) レジスト用重合体およびレジスト組成物
JP2006104378A (ja) レジスト用単量体およびレジスト用重合体
JP6287552B2 (ja) レジスト用共重合体、およびレジスト用組成物
JP4951199B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP7180199B2 (ja) 重合体、レジスト組成物、およびパターンが形成された基板の製造方法
JP5793825B2 (ja) リソグラフィー用重合体の製造方法、レジスト組成物の製造方法、および基板の製造方法
JP4390197B2 (ja) 重合体、レジスト組成物およびパターン製造方法
JP4663456B2 (ja) ポジ型レジスト組成物およびレジストパターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200427

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6705286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151