JP6704511B2 - 部品配置計画作成装置および部品配置装置 - Google Patents

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Description

本願は、製品の生産のために使用される部品が一時的に収納される集配拠点へ部品を配置する部品配置計画を作成する部品配置計画作成装置および部品配置装置に関するものである。
消費者のニーズに応える形で、工業生産の多品種少量化が求められている。多品種少量生産では、生産に必要な部品の種類または適正在庫量の変更が頻繁に発生するが、その都度、工場内の部品の配置の変更が必要になる。
従来の部品配置計画作成装置としての、例えば車両を製造する車両工場における物流のレイアウトを作成する工場内物流エリアレイアウト作成装置は、工場内物流エリア図面データ作成処理部が、データ入力処理部により読み込んだ部品情報に基づいて、各物流エリアに滞留する部品の滞留量(荷量)を計算し、各物流エリアのサイズ(特に、平面視における大きさ)を計算し、この各物流エリアのサイズの計算結果とデータ入力処理部により読み込んだ原単位情報に基づいて、各物流エリアの2次元図面データを作成し、工場内物流エリアレイアウト作成処理部は、部品情報に含まれる工場内物流エリアフラグおよび工場敷地CAD(Computer−Aided Design)情報に基づいて、各物流エリアの工程順序、各物流エリア間の距離、各物流エリア間の物流量を考慮した上で、工場内物流エリア図面データ作成処理部により作成された前記各物流エリアの2次元図面データを、工場敷地CAD情報に基づき作成された工場の図面データ上に自動的に配置して工場内の物流エリアのレイアウトを作成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−200950(段落番号0031〜0033、図1および図2)
従来の部品配置計画作成装置としての物流エリアレイアウト作成装置は、以上のように構成され、各物流エリアに滞留する部品の滞留量を計算し、各物流エリアのサイズを計算し、各物流エリアの工程順序、各物流エリア間の距離、各物流エリア間の物流量を考慮した上で、工場内の物流エリアのレイアウトを作成するものであり、生産計画の変更に対応して物流エリアのサイズを計算し、工場内の物流エリアのレイアウトを作成する。しかしながら、多品種少量生産では生産する品種が変更される度に物流エリアのサイズを計算し最適化を繰り返すとなるとレイアウト作成のコストが多く発生するため、生産される製品に対応して簡易に部品の配置を決定できるものとは言えないという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、生産される製品に対応して簡易に部品の配置を決定できる部品配置計画作成装置および誤りなく部品を配置できる部品配置装置を得ることを目的とする。
本願に開示される部品配置計画作成装置は、
製品の生産のために集配拠点に一時的に収納される部品の配置計画を決定する部品配置計画作成装置であって、
データ記憶部と、部品配置状態把握部と、購入部品決定部と、部品配置計画処理部と、を有し、
前記データ記憶部は、前記部品の大きさおよび重量を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記集配拠点の位置および大きさを含む集配拠点情報を記憶する集配拠点情報記憶部と、製品の生産に使用される設備の位置を含む設備情報を記憶する設備情報記憶部と、を有するものであり、
前記部品配置状態把握部は、前記集配拠点に収納された前記部品の収納情報を含む部品配置状態情報を作成するものであり、
前記購入部品決定部は、製品の生産計画情報および製品を構成する部品構成情報に基づいて求められた必要部品情報と、前記部品配置状態情報とに基づいて、あらかじめ決められた期間における購入部品を決定するものであり、
前記部品配置計画処理部は、前記購入部品の情報と前記部品配置状態情報と前記集配拠点情報と前記設備情報とに基づいて前記購入部品を前記集配拠点に配置する部品配置計画を作成するものであり、
前記設備情報記憶部が記憶する設備情報は、部品の搬送設備の情報を含み、
前記部品情報記憶部が記憶する部品情報は、部品の可能な搬送方法の情報を含み、
前記データ記憶部は、前記搬送設備の作業者の運転可否を含む作業者情報を記憶する作業者情報記憶部を有し、
前記部品配置計画処理部は、前記部品の搬送設備の情報、前記部品の可能な搬送方法の情報、および前記作業者の運転可否を含む作業者情報に基づいて、前記部品の搬送設備が使用可能かを調べ、使用可能ならば当該搬送設備を使用可能な作業者が前記集配拠点に属するエリアにいるかを調べ、選択可能な前記搬送設備について搬送設備使用時間および消費電力を計算する一方、前記搬送設備が使用不能かまたは前記搬送設備を使用可能な作業者が前記エリアにいない場合は、作業者の人力による搬送作業量を計算し、前記搬送設備使用時間および消費電力の計算結果と前記搬送作業量の計算結果を評価し、前記購入部品の搬送方法を決定する
また、本願に開示される部品配置装置は、
前段落に記載の部品配置計画作成装置と、携帯端末とを有する部品配置装置であって、
前記購入部品決定部にて決定され購入された購入済部品には前記購入済部品の情報を表す部品識別コードが付され、前記集配拠点には前記集配拠点の情報を表す集配拠点識別コードが付されたものであり、
前記携帯端末は、識別コード読取部とデータ通信部と対比部と表示部とを有し、
前記識別コード読取部は、前記部品識別コードおよび前記集配拠点識別コードを読み取るものであり、
前記データ通信部は、前記部品配置計画作成装置から前記購入部品および前記購入部品が配置される前記集配拠点の情報を入手するものであり、
前記対比部は、前記部品識別コードおよび前記集配拠点識別コードから得られた前記購入済部品および前記集配拠点の情報と、前記部品配置計画作成装置にて作成された前記購入部品および前記購入部品が配置される前記集配拠点の情報と、を対比して、その対応関係が正しいか否かを確認するものであり、
前記表示部は、前記対比部により確認された結果を表示するものである。
本願に開示される部品配置計画作成装置によれば、生産される製品に対応して簡易に部品の配置を決定できる。
また、本願に開示される部品配置装置によれば、生産される製品に対応して簡易に部品の配置を決定できるとともに、誤りなく購入部品を集配拠点に収納できる。
実施の形態1による部品配置計画作成装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による部品配置計画作成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図2のステップS15の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS16の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS16の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS17の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態1による部品配置状態把握部の動作を説明するための説明図である。 実施の形態2による部品配置装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2による携帯端末の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2による収納場所に部品を収納する様子を模式的に示した説明図である。 実施の形態2による収納場所に部品を収納する様子を模式的に示した説明図である。 実施の形態3による部品配置装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による携帯端末の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3による収納場所から部品を取り出す様子を模式的に示した説明図である。 実施の形態3による収納場所から部品を取り出す様子を模式的に示した説明図である。 実施の形態4による部品配置計画作成装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4による部品配置計画作成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図14のステップS1415の詳細を示すフローチャートである。 図14のステップS1416の詳細を示すフローチャートである。 図14のステップS1416の詳細を示すフローチャートである。 図14のステップS1417の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態4による部品配置状態把握部の動作を説明するための説明図である。
実施の形態1.
図1〜図6は、本願の実施の形態1を示すものであり、図1は部品配置計画作成装置の構成を示すブロック図、図2は部品配置計画作成装置の動作を説明するためのフローチャート、図3は図2のステップS15の詳細を示すフローチャート、図4Aおよび図4Bは図2のステップS16の詳細を示すフローチャート、図5は図2のステップS17の詳細を示すフローチャート、図6は、部品配置状態把握部の動作を説明するための説明図である。なお、図示していないが、製品の生産に使用される部品が一時的に収納される集配拠点は、生産に使用される生産設備(例えば、溶接機、数値制御工作機、組み立てラインなど)の位置と対応させて工場内のエリアまたは工場外の倉庫などのエリアに複数設けられている。また、この集配拠点とは別に任意に使用できるフリースペースとして予備集配拠点が設けられている。
図1において、部品配置計画作成装置1000は、操作部10、データ記憶部20、部品配置状態把握部30、購入部品決定部40、生産計画記憶部50、部品納期記憶部60、対象期間記憶部70、部品構成データベース80、部品配置計画処理部90、物流レイアウト作成部100、CADデータ記憶部110を有する。操作部10は、外部からの操作により、生産計画記憶部50、対象期間記憶部70などにデータを入力する。データ記憶部20は、部品情報記憶部21、集配拠点情報記憶部22、設備情報記憶部23、作業者情報記憶部24を有する。部品配置状態把握部30は、監視カメラ31、在庫量処理部32、部品収納情報記憶部33を有する。生産計画記憶部50は、製品を生産するための生産計画を記憶している。部品納期記憶部60は、部品の納期、価格、購入先など部品の購入情報を記憶している。対象期間記憶部70は、操作者が部品配置計画を作成する際のあらかじめ決められた期間を記憶する。部品構成データベース80は製品を構成する部品構成情報を記憶している。
部品情報記憶部21は、部品の寸法、重量、こわれもの注意または通常扱い、可能な搬送方法などの取り扱いの区分、温度、紫外線などに関する収納上の区分、などの部品情報を記憶する。集配拠点情報記憶部22は、集配拠点の広さ、高さ、耐重量、座標(集配拠点の位置情報)などの情報、例えば集配拠点の棚板の取り外しが可能などで、集配拠点の広さ、高さ、耐重量、座標などが変更できるか否かの情報、集配拠点が属するエリアなどの情報を含む集配拠点情報、および予備集配拠点に関する前記集配拠点情報と同様の予備集配拠点情報を記憶する。なお、通常同じエリアに複数の集配拠点が設けられている。設備情報記憶部23は、工場内に設置されたクレーン、フォークリフトなどの搬送設備の情報、板金加工機などの加工用機械の情報、数値制御工作機械の情報、組み立てラインの情報などの設備情報を記憶する。作業者情報記憶部24は、クレーン、フォークリフトなど搬送設備の運転技能、各種社内外資格、免許の保有状況などを含む作業者情報を記憶する。
次に、動作について図2のフローチャートにより説明する。監視カメラ31は、集配拠点1の棚1aなどの部品2の収納状態を録画し(ステップS11、図6参照)、決められた時間間隔ごとにその画像を在庫量処理部32に送信する。画像を送信する時間間隔は、収納される部品が変更される時間間隔よりも十分短いものとする。在庫量処理部32は、送信された画像から現在の部品在庫量を求め、また送信された画像と直前に送信された画像とで差異が無いかを認識する。現在の部品在庫量は、部品収納情報記憶部33に記憶される。現在の画像が過去の画像と差異があった場合、その差異が生じた部品の位置からどの部品がどれだけ使用されたのかを部品消費情報として計算する(ステップS12)。部品消費情報は、部品収納情報記憶部33に記憶される。購入部品決定部40は、在庫量処理部32にて求められた部品在庫量および部品消費情報と、生産計画記憶部50からの生産計画情報と、部品構成データベース80からの部品構成情報と、部品納期記憶部60の部品の購入情報と、に基づいて、部品配置計画作成装置および部品配置装置の操作者により任意にあらかじめ決められた期間(対象期間記憶部70に記憶された期間)にどの部品がどれだけ必要なのかの必要部品情報を求め、次回の部品購入時に購入する部品の購入部品の情報を作成し(ステップS13)、部品配置計画処理部90に送信する。
部品配置計画処理部90は、購入部品決定部40で作成された購入部品の情報に基づいて当該購入部品に関する、部品情報、集配拠点情報、設備情報、作業者情報をデータ記憶部20から取得する(読み出す)(ステップS14)。部品配置計画処理部90は、購入する全ての部品について、部品取扱条件を評価し、評価点をつける(ステップS15、詳細後述、図3のフローチャート参照)。さらに、部品配置計画処理部90は、部品取扱条件の評価と、集配拠点が属するエリアの情報を含む各集配拠点の情報とに基づき、次回の部品購入時における部品レイアウトを作成する、すなわち部品割付を行う(ステップS16、詳細後述、図4のフローチャート参照)。
次に、部品配置計画処理部90は、前記部品取扱条件の評価と、購入部品情報と、集配拠点情報と、作業者情報と、設備情報と、に基づいて搬送方法の選択を行い(ステップS17、詳細後述、図5のフローチャート参照)、部品配置を確定(決定)する(ステップS18)。続いて、物流レイアウト作成部100は、確定した部品配置に基づき、エリア、集配拠点、収納される部品を含む物流レイアウトをCADにより作成する(ステップS19)。作成された物流レイアウトはCADデータ記憶部110に記憶される(ステップS20)。
次に、ステップS15の部品取扱条件の評価の詳細について図3のフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、購入部品の全てを選び(ステップS151)、次に予め決められた評価項目のうちの一つを選ぶ(ステップS152)。評価項目としては、部品の大きさ(寸法)、重量などに関する項目が設定されている。選んだ評価項目に関して、購入する全ての部品について評価する、すなわち条件が厳しいものから順に高い評価点をつける(ステップS153)。例えば、寸法(箱入の場合は収容箱の大きさ)については寸法が大きいほど評価点が高く、重量については、重量が重いほど評価点を高くする。なお、重要度の大きい評価項目については、当該項目の評価点を大きくするなど、評価項目ごとに評価点の与え方に差をつけることもできる。選んだ一つの評価項目に関して評価点の付与が終了すれば(ステップS153)、ステップS152へ戻り、次の評価項目について同様に評価する。全ての評価項目についての評価が終了すれば(ステップS154)、部品ごとの評価点を合計する(ステップS155)。そして、評価点が高い部品順に並び替え、すなわち条件が厳しい順に部品を並べ替える(ステップS156)。その後、図2のステップS16へ行く。
次に、ステップS16の部品割付の詳細について図4Aおよび図4Bのフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、評価点の高い順に部品を選択する(ステップS1601)。選択された部品について、購入部品決定部40から取得した購入部品情報中の部品が一時的に配置(収納)される集配拠点が属するエリア(例えばB棟)を選択する(ステップS1602)。選択されたエリアに設けられた集配拠点に収納されるべき他の部品を全て選択する(ステップS1603)。選択されたエリアと同じエリアの集配拠点を参照し、十分な集配拠点が確保できるかを確認する(ステップS1604)。この時、部品配置計画処理部90および購入部品決定部40にて求められた部品消費情報と部品購入情報を考慮して集配拠点には最大でどのくらいのスペースが必要かを計算しておく。この部品消費情報と部品購入情報を考慮する際の期間は、計算者が必要に応じて任意に変更できるものとする。
ステップS1604において、集配拠点が十分にある場合は、評価点が高い(条件が厳しい)部品から部品のスペック(大きさ、重量、使用される場所など)と集配拠点のスペック(位置、収容能力)とを比較し、順次集配拠点を選択(割り当て)していく(ステップS1605)。ステップS1604において、集配拠点が十分にない場合は、集配拠点の中に変更可能な部分で未変更な部分があるかを検討する(ステップS1606)。ステップS1606において、変更可能な部分で未変更な部分がある場合、棚板の外しなど変更可能な部分で一番変更効果が大きい部分を変更して、収納可能領域を再計算する(ステップS1607)。ステップS1604、S1606、S1607を繰り返して、該当エリア内に充分な集配拠点が存在するようになった場合、ステップS1605に行く。ステップS1604、S1606、S1607を繰り返して、変更可能箇所で未変更な部分が無くなり、集配拠点が十分にない場合は、予め設けられている予備集配拠点に収納できないかを確認する(ステップS1608)。予備集配拠点に収納可能であればステップS1605へ行き収納する。ステップS1608において予備集配拠点に収容できないときは、近くの他のエリアに収容可能な集配拠点がないか検索する(ステップS1609)。その際は、集配拠点の属するエリアと設備との距離を比較し、近い順に候補とする。この距離の上限は任意に設定できる。ステップS1609において、他のエリアにも集配拠点がなければ、検索を打ち切り、その旨警報するとともに、当該部品を未収納部品リストに登録する(ステップS1610)。なお、未収納部品リストは、部品収納情報の一部として部品収納情報記憶部33に記憶されている。
次に、ステップS17の搬送方法の選択の詳細について図5のフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、購入する部品(購入部品)について、部品情報(寸法、重量、こわれもの注意、通常扱いなどの取り扱いの区分)と、設備情報に含まれる搬送設備情報(工場内に設置されたクレーン、フォークリフトなど)と、他の設備情報(板金加工機などの加工用機械、数値制御工作機械などの座標(場所)を含む)と、に基づいて搬送設備を使用可能か否かをチェックし(ステップS171)、使用可能ならば当該搬送設備を使用可能な作業者が当該エリアにいるかどうかを作業者情報(クレーン、フォークリフトの運転技能、板金加工技能、各種社内外資格、免許の保有状況など)から検索する(ステップS172)。
ステップS171で搬送設備が使用不能であるとき、およびステップS172で該当する作業者がいないときは、作業者の人力による搬送作業量(労力)を計算する(ステップS173)。次に、選択可能な搬送設備について搬送設備使用時間および消費電力を算出する(ステップS174)。ステップS174における計算結果と、ステップS173で求めた労力を総合的に評価して、その中から、最適な搬送方法を選択する(ステップS175)。その後、ステップS18へ行く。
全ての部品について搬送方法が決定されたら、部品配置計画を確定する(ステップS18)。その後、物流レイアウト作成部100は、部品と割り当てされた集配拠点との情報に基づき物流レイアウトのCADデータを作成し(ステップS19)、CADデータ記憶部110に記憶させる(ステップS20)。
以上のように、この実施の形態によれば、生産される製品の品種の変更の都度、集配拠点の位置または大きさを変更することなく、簡易な方法にて部品を集配拠点へ配置(分配)する配置計画すなわち物流レイアウトを作成できる。また、予備集配拠点を設けるようにしたので、物流レイアウトすなわち配置計画に高い柔軟性を持たせることができる。
実施の形態2.
図7〜図9は、実施の形態2を示すものであり、図7は部品配置装置の構成を示すブロック図、図8は携帯端末の動作を説明するためのフローチャート、図9Aおよび図9Bは集配拠点に部品を収納する様子を模式的に示した説明図であり、図9Aは作業者が携帯端末210を用いて部品配置計画処理部90から購入済部品としての部品の情報を入手する様子を示す図、図9Bは集配拠点の棚の位置、寸法、耐荷重などの情報を入手する様子を示す図である。図7において、部品配置装置は、図1に示す部品配置計画作成装置1000に携帯端末210を付加したものである。携帯端末210は、識別コード読取部211、データ通信部212、対比部213、表示部214を有する。
次に動作について図8のフローチャートにより説明する。例えば、購入部品としての部品が載せられた運搬台車91を移動させるに際して、運搬台車91に乗せられた部品2に付された2次元バーコード(図示しない)などの識別コードを携帯端末210の識別コード読取部211により読み取る(ステップS201、図9A参照)。データ通信部212は、読み取った識別コードから、当該部品の収納先、部品特性(重量、寸法、取扱区分)などの収納すべき部品に関する情報を、部品配置計画作成装置1000(部品配置計画処理部90および部品情報記憶部21)から入手する(ステップS202)。なお、運搬台車91に乗せられた部品2は、物流レイアウト作成部100により作成された物流レイアウトに従って選ばれたものである。入手した収納すべき場所を含む部品に関する情報は、表示部214に表示される(ステップS203)。作業者は、表示部214に表示された集配拠点1へ運搬台車91を移動させる(ステップS204)。
表示された集配拠点1へ来た作業者は、集配拠点1および棚1aに付された識別コード(図示しない)を識別コード読取部211にて読み取る(ステップS205、図9B参照)。対比部213により、読み取った集配拠点および部品の情報と、部品配置計画作成装置1000にて作成された集配拠点および部品の情報とが対比され、正しいか否かが判定され(ステップS206)、正しければ正しいという旨の画像が表示部214に表示される(ステップS207)。誤っていれば、間違っている旨を表す画像と、現在作業者がいる集配拠点と、正しい集配拠点と、が表示部214に表示される(ステップS208)。正しい集配拠点に部品が収納された場合、以後、他の収納する部品についても同様のことを繰り返す。なお、収納する部品の総量が集配拠点の総量を超えている場合など、収納できない部品は、物流レイアウトに従ってフリーロケーション(予備集配拠点)の棚に収納する。
以上のように、この実施の形態によれば、生産される製品に対応して簡易に部品の配置を決定できるとともに、誤りなく購入部品を集配拠点に収納できる。すなわち、誤りなく部品を集配拠点に配置できる。
実施の形態3.
図10〜図12は、実施の形態3を示すものであり、図10は部品配置装置の構成を示すブロック図、図11は携帯端末の動作を説明するためのフローチャート、図12Aおよび図12Bは集配拠点から部品を取り出す様子を模式的に示した説明図であり、図12Aは作業者が取出部品リスト作成部310を用いて取り出すべき部品の情報を部品配置計画処理部90から入手する様子を示す図、図12Bは集配拠点の棚に収納されている部品の情報を識別コードから読み取る様子を示す図である。図10において、部品配置計画作成装置1000Aは、取出部品リスト作成部310を有する。取出部品リスト作成部310は、集配拠点に収納されている部品を、生産計画記憶部50の生産計画に基づいて取り出す取出部品リストを作成するものである。携帯端末210は、そのハードウェアの構成は図7の携帯端末210と同様のものであるが、使われ方すなわち機能が若干異なる(詳細後述)。その他の構成については、図7に示した実施の形態2と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に、動作について図11のフローチャートにより説明する。作業者は、携帯端末210のデータ通信部212により、取出部品リスト作成部310にて作成された取出部品リストを入手し、続いて取出部品リストに基づいて取り出す部品の集配拠点を含む情報を、部品配置計画作成装置1000A(部品情報記憶部21、部品配置計画処理部90)から入手する(ステップS301、図12A参照)。この取り出す部品に関する情報は、表示部214に表示される。次に、表示部214に表示された集配拠点1へ行き、携帯端末210にて集配拠点1に貼り付けられている識別コード(図示しない)を読み取り(ステップS302)、さらに棚1aに保管されている部品2の識別コード(図示しない)を、識別コード読取部211により読み取る(ステップS303、図12B参照)。データ通信部212は、読み取った識別コードに基づき、部品配置計画作成装置1000A(部品配置計画処理部90および部品情報記憶部21)から当該部品に関する情報を入手する(ステップS304、図12A参照)。取得した部品に関する情報(集配拠点を含む)は、表示部214に表示される(ステップS305)。
対比部213により、読み取った集配拠点および部品の情報と、ステップS301にて入手された取出部品リストおよび部品配置計画処理部90にて作成された集配拠点の情報と、が対比され、取り出す部品および集配拠点が正しいか否か判定され(ステップS306)、正しければ正しいという旨を表す画像が表示部214に示される(ステップS307)。部品2または集配拠点1が誤っていた場合は、間違っているという旨の画像の表示と、正しい部品(名)と、現在の集配拠点と正しい集配拠点と、が表示部214に表示される(ステップS308)。正しい集配拠点から部品が取出された場合、以後、残る部品についても同様のことを繰り返して取り出す。フリーロケーション(予備集配拠点)に置かれた部品がある場合、予備集配拠点以外の部品を取りに行った後に取りに行く。
以上のように、この実施の形態によれば、部品が誤りなく正しい集配拠点から取り出される。
実施の形態4.
図13〜図18は、本願の実施の形態4を示すものであり、図13は部品配置計画作成装置の構成を示すブロック図、図14は部品配置計画作成装置の動作を説明するためのフローチャート、図15は図14のステップS1415の詳細を示すフローチャート、図16A及び図16Bは図14のステップS1416の詳細を示すフローチャート、図17は図14のステップS1417の詳細を示すフローチャート、図18は、部品配置状態把握部の動作を説明するための説明図である。なお、図示していないが、製品の生産に使用される部品が一時的に収納される集配拠点は、生産に使用される生産設備(例えば、溶接機、数値制御工作機、組み立てラインなど)の位置と対応させて工場内のエリアまたは工場外の倉庫などのエリアに複数設けられている。また、この集配拠点とは別に任意に使用できるフリースペースとして予備集配拠点が設けられている。
図13において、部品配置計画作成装置1000Bは、操作部10、データ記憶部20、部品配置状態把握部30、購入部品決定部40、生産管理部500、部品納期記憶部60、対象期間記憶部70、部品構成データベース80、部品配置計画処理部90、物流レイアウト作成部100、CADデータ記憶部110を有する。操作部10は、外部からの操作により、生産管理部500、対象期間記憶部70などにデータを入力する。データ記憶部20は、部品情報記憶部21、集配拠点情報記憶部22、設備情報記憶部23、作業者情報記憶部24を有する。部品配置状態把握部30は、監視カメラ31、在庫量処理部32、部品収納情報記憶部33を有する。生産管理部500は、製品の生産実績情報を記憶する生産実績記憶部501、製品の生産計画情報を記憶する生産計画記憶部502、生産実績情報と生産計画情報との差分情報を出力する差分計算部503を有する。部品納期記憶部60は、部品の納期、価格、購入先など部品の購入情報を記憶している。対象期間記憶部70は、操作者が部品配置計画を作成する際のあらかじめ決められた期間を記憶する。部品構成データベース80は製品を構成する部品構成情報を記憶している。
部品情報記憶部21は、部品の寸法、重量、こわれもの注意または通常扱い、可能な搬送方法などの取り扱いの区分、温度、紫外線などに関する収納上の区分、などの部品情報を記憶する。集配拠点情報記憶部22は、集配拠点の広さ、高さ、耐重量、座標(集配拠点の位置情報)などの情報、例えば集配拠点の棚板の取り外しが可能などで、集配拠点の広さ、高さ、耐重量、座標などが変更できるか否かの情報、集配拠点が属するエリアなどの情報を含む集配拠点情報、および予備集配拠点に関する前記集配拠点情報と同様の予備集配拠点情報を記憶する。なお、通常同じエリアに複数の集配拠点が設けられている。設備情報記憶部23は、工場内に設置されたクレーン、フォークリフトなどの搬送設備の情報、板金加工機などの加工用機械の情報、数値制御工作機械の情報、組み立てラインの情報などの設備情報を記憶する。作業者情報記憶部24は、クレーン、フォークリフトなど搬送設備の運転技能、各種社内外資格、免許の保有状況などを含む作業者情報を記憶する。
次に、本実施の形態の動作について図14のフローチャートにより説明する。監視カメラ31は、集配拠点1の棚1aなどの部品2の収納状態を録画し(ステップS1411、図18参照)、決められた時間間隔ごとに録画画像を在庫量処理部32に送信する。画像を送信する時間間隔は、収納される部品が変更される時間間隔よりも十分短いものとする。在庫量処理部32は、送信された画像から現在の部品在庫量を求め、また過去に送信された画像と直前に送信された画像とで差異が無いかを認識する。現在の部品在庫量は、部品収納情報記憶部33に記憶される。在庫量処理部32は、現在の画像と過去の画像と差異があった場合、その差異が生じた部品の位置からどの部品がどれだけ使用されたのかを部品消費情報として計算する(ステップS1412)。部品消費情報は、部品収納情報記憶部33に記憶される。生産管理部500は、生産実績記憶部501の生産実績情報と、生産計画記憶部502の生産計画情報とを差分計算部503に入力し、差分計算部503から出力される差分情報(製品又は部品の過不足情報)を出力する。購入部品決定部40は、在庫量処理部32にて求められた部品在庫量および部品消費情報と、生産管理部500にて求められた差分情報と、部品構成データベース80からの部品構成情報と、部品納期記憶部60の部品の購入情報と、に基づいて、部品配置計画作成装置および部品配置装置の操作者により任意にあらかじめ決められた期間(対象期間記憶部70に記憶された期間)にどの部品がどれだけ必要なのかの必要部品情報を求め、次回の部品購入時に購入する部品の購入部品の情報を作成し(ステップS1413)、部品配置計画処理部90に送信する。
部品配置計画処理部90は、購入部品決定部40で作成された購入部品情報に基づいて当該購入部品に関する、部品情報、生産実績情報と生産計画情報との差分情報、集配拠点情報、設備情報、作業者情報をデータ記憶部20から取得する(読み出す)(ステップS1414)。部品配置計画処理部90は、購入する全ての部品について、部品取扱条件を評価し、評価点をつける(ステップS1415、詳細後述、図15のフローチャート参照)。さらに、部品配置計画処理部90は、部品取扱条件の評価と、集配拠点が属するエリアの情報を含む各集配拠点の情報とに基づき、次回の部品購入時における部品レイアウトを作成する、すなわち部品割付を行う(ステップS1416、詳細後述、図16のフローチャート参照)。
次に、部品配置計画処理部90は、前記部品取扱条件の評価と、購入部品情報と、集配拠点情報と、作業者情報と、設備情報と、に基づいて搬送方法の選択を行い(ステップS1417、詳細後述、図17のフローチャート参照)、部品配置を確定(決定)する(ステップS1418)。続いて、物流レイアウト作成部100は、確定した部品配置に基づき、エリア、集配拠点、収納される部品を含む物流レイアウトをCADにより作成する(ステップS1419)。作成された物流レイアウトはCADデータ記憶部110に記憶される(ステップS1420)。
次に、ステップS1415の部品取扱条件の評価の詳細について図15のフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、購入部品の全てを選び(ステップS1501)、次に予め決められた評価項目のうちの一つを選ぶ(ステップS1502)。評価項目としては、部品の大きさ(寸法)、重量、製品の受注残又は余剰在庫の数量情報などに関する項目が設定されている。選んだ評価項目に関して、購入する全ての部品について評価する、すなわち条件が厳しいものから順に高い評価点をつける(ステップS1503)。例えば、寸法(箱入の場合は収容箱の大きさ)については寸法が大きいほど評価点が高く、重量については、重量が重いほど評価点を高くする。受注残又は余剰在庫がある場合は、受注残があれば評価点を高くし余剰在庫があれば評価点を下げる方式にする。なお、重要度の大きい評価項目については、当該項目の評価点を大きくするなど、評価項目ごとに評価点の与え方に差をつけることもできる。選んだ一つの評価項目に関して評価点の付与が終了すれば(ステップS1504)、ステップS1502へ戻り、次の評価項目について同様に評価する。全ての評価項目についての評価が終了すれば(ステップS1504)、部品ごとの評価点を合計する(ステップS1505)。そして、評価点が高い順に、すなわち条件が厳しい順に部品を並べ替える(ステップS1506)。その後、図14のステップS1416へ行く。
次に、ステップS1416の部品割付の詳細について図16Aおよび図16Bのフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、評価点の高い順に部品を選択する(ステップS1601)。選択された部品について、購入部品決定部40から取得した購入部品情報中の部品が一時的に配置(収納)される集配拠点が属するエリア(例えばB棟)を選択する(ステップS1602)。選択されたエリアに設けられた集配拠点に収納されるべき他の部品を全て選択する(ステップS1603)。選択されたエリアと同じエリアの集配拠点を参照し、十分な集配拠点が確保できるかを確認する(ステップS1604)。この時、部品配置計画処理部90および購入部品決定部40にて求められた部品消費情報と部品購入情報を考慮して集配拠点には最大でどのくらいのスペースが必要かを計算しておく。この部品消費情報と部品購入情報を考慮する際の期間は、計算者が必要に応じて任意に変更できるものとする。
ステップS1604において、集配拠点が十分にある場合は、評価点が高い(条件が厳しい)部品から部品のスペック(大きさ、重量、使用される場所など)と集配拠点のスペック(位置、収容能力)とを比較し、順次集配拠点を選択(割り当て)していく(ステップS1605)。ステップS1604において、集配拠点が十分にない場合は、集配拠点の中に変更可能な部分で未変更な部分があるかを検討する(ステップS1606)。変更可能な部分で未変更な部分がある場合、棚板の外しなど変更可能な部分で一番変更効果が大きい部分を変更し収納可能領域を再計算する(ステップS1607)。ステップS1604、S1606、S1607を繰り返し、該当エリア内に充分な集配拠点が存在する場合、ステップS1605に行く。ステップS1604、S1606、S1607を繰り返し変更可能箇所で未変更な部分が無くなり、集配拠点が十分にない場合は、予め設けられている予備集配拠点に収納できないか確認し(ステップS1608)、収納可能であればステップS1605へ行き収納する。ステップS1608において予備集配拠点に収容できないときは、近くの他のエリアに収容可能な集配拠点がないか検索する(ステップS1609)。その際は、集配拠点の属するエリアと設備との距離を比較し、近い順に候補とする。この距離の上限は任意に設定できる。ステップS1609において、他のエリアにも集配拠点がなければ、検索を打ち切り、その旨警報するとともに、当該部品を未収納部品リストに登録する(ステップS1610)。なお、未収納部品リストは、部品収納情報の一部として部品収納情報記憶部33に記憶されている。
次に、ステップS1417の搬送方法の選択の詳細について図17のフローチャートにより説明する。部品配置計画処理部90は、購入する部品(購入部品)について、部品情報(寸法、重量、こわれもの注意又は通常扱いなどの取り扱いの区分)と、設備情報に含まれる搬送設備情報(クレーン、フォークリフトなど搬送設備に関する情報)と、他の設備情報(板金加工機などの加工用機械、数値制御工作機械などの座標(場所)を含む)と、に基づいて搬送設備を使用可能か否かをチェックし(ステップS1701)、使用可能ならば当該搬送設備を使用可能な作業者が当該エリアにいるかどうかを作業者情報(クレーン、フォークリフトの運転技能、板金加工技能、各種社内外資格、免許の保有状況などの情報)から検索する(ステップS1702)。
ステップS1701で搬送設備が使用不能であるとき、およびステップS1702で該当する作業者がいないときは、作業者の人力による搬送作業量(労力)を計算する(ステップS1703)。次に、選択可能な搬送設備について搬送設備使用時間および消費電力を算出する(ステップS1704)。ステップS1704における計算結果と、ステップS1703で求めた労力を総合的に評価して、その中から、最適な搬送方法を選択する(ステップS1705)。その後、ステップS1418へ行く。
全ての部品について搬送方法が決定されたら、部品配置計画処理部90は部品配置計画を確定する(ステップS1418)。その後、物流レイアウト作成部100は、部品と割り当てされた集配拠点との情報に基づき物流レイアウトのCADデータを作成し(ステップS1419)、CADデータ記憶部110に記憶させる(ステップS1420)。
以上のように、この実施の形態によれば、生産される品種の変更の都度、収容場所の位置または大きさを変更することなく、簡易な方法にて部品を集配拠点へ配置(分配)する配置計画すなわち物流レイアウトを作成できる。また、予備集配拠点を設けるようにしたので、物流レイアウトすなわち配置計画に高い柔軟性を持たせることができる。
なお、本実施の形態4の部品配置計画作成装置1000Bと、実施の形態2および実施の形態3で説明した携帯端末210を組み合わせることにより、実施の形態2および実施の形態3で説明した部品配置装置を構成することもできる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 集配拠点、2 部品、20 データ記憶部、21 部品情報記憶部、22 集配拠点情報記憶部、23 設備情報記憶部、24 作業者情報記憶部、30 部品配置状態把握部、31 監視カメラ、32 在庫量処理部、33 部品収納情報記憶部、40 購入部品決定部、50 生産計画記憶部、60 部品納期記憶部、70 対象期間記憶部、80 部品構成データベース、90 部品配置計画処理部、100 物流レイアウト作成部、110 CADデータ記憶部、210 携帯端末、211 識別コード読取部、212 データ通信部、213 対比部、214 表示部、310 取出部品リスト作成部、500 生産管理部、501 生産実績記憶部、502 生産計画記憶部、503 差分計算部、1000,1000A,1000B 部品配置計画作成装置。

Claims (7)

  1. 製品の生産のために集配拠点に一時的に収納される部品の配置計画を決定する部品配置計画作成装置であって、
    データ記憶部と、部品配置状態把握部と、購入部品決定部と、部品配置計画処理部と、を有し、
    前記データ記憶部は、前記部品の大きさおよび重量を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記集配拠点の位置および大きさを含む集配拠点情報を記憶する集配拠点情報記憶部と、製品の生産に使用される設備の位置を含む設備情報を記憶する設備情報記憶部と、を有するものであり、
    前記部品配置状態把握部は、前記集配拠点に収納された前記部品の収納情報を含む部品配置状態情報を作成するものであり、
    前記購入部品決定部は、製品の生産計画情報および製品を構成する部品構成情報に基づいて求められた必要部品情報と、前記部品配置状態情報とに基づいて、あらかじめ決められた期間における購入部品を決定するものであり、
    前記部品配置計画処理部は、前記購入部品の情報と前記部品配置状態情報と前記集配拠点情報と前記設備情報とに基づいて前記購入部品を前記集配拠点に配置する部品配置計画を作成するものであり、
    前記設備情報記憶部が記憶する設備情報は、部品の搬送設備の情報を含み、
    前記部品情報記憶部が記憶する部品情報は、部品の可能な搬送方法の情報を含み、
    前記データ記憶部は、前記搬送設備の作業者の運転可否を含む作業者情報を記憶する作業者情報記憶部を有し、
    前記部品配置計画処理部は、前記部品の搬送設備の情報、前記部品の可能な搬送方法の情報、および前記作業者の運転可否を含む作業者情報に基づいて、前記部品の搬送設備が使用可能かを調べ、使用可能ならば当該搬送設備を使用可能な作業者が前記集配拠点に属するエリアにいるかを調べ、選択可能な前記搬送設備について搬送設備使用時間および消費電力を計算する一方、前記搬送設備が使用不能かまたは前記搬送設備を使用可能な作業者が前記エリアにいない場合は、作業者の人力による搬送作業量を計算し、前記搬送設備使用時間および消費電力の計算結果と前記搬送作業量の計算結果を評価し、前記購入部品の搬送方法を決定する部品配置計画作成装置。
  2. 前記部品配置計画処理部は、前記購入部品に対して部品取扱条件の評価を行い、前記部品取扱条件の評価の結果に基づいて前記購入部品を前記集配拠点に割り付ける
    請求項1に記載の部品配置計画作成装置。
  3. 前記部品配置計画処理部は、前記購入部品を前記集配拠点に割り付ける際に、当該集配拠点に収納スペースが無い場合は、当該集配拠点の変更可能な部分を変更し、当該集配拠点の収納スペースを再計算して前記購入部品を当該集配拠点に割り付ける
    請求項2に記載の部品配置計画作成装置。
  4. 前記集配拠点とは別に予備集配拠点が設けられ、
    前記部品配置計画処理部は、前記購入部品が配置されるべき前記集配拠点に前記購入部品を収納できないときは、前記購入部品を前記予備集配拠点に収納するように前記部品配置計画を作成するものである
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の部品配置計画作成装置。
  5. 前記部品配置状態把握部は、監視カメラと在庫量処理部とを有し、
    前記監視カメラは、前記集配拠点に収納された前記部品の収納状態の画像を撮影するものであり、
    前記在庫量処理部は、前記画像に基づいて前記集配拠点に収納された前記部品の在庫量および消費情報を求めるものである
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の部品配置計画作成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の部品配置計画作成装置において、
    製品の生産計画情報と製品の生産実績情報とを比較して両者の差分情報を出力する生産管理部を備え、
    前記購入部品決定部は、前記生産管理部が出力する前記差分情報を加えて、前記必要部品情報を作成する部品配置計画作成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の部品配置計画作成装置と、携帯端末とを有する部品配置装置であって、
    前記購入部品決定部にて決定され購入された購入済部品には前記購入済部品の情報を表す部品識別コードが付され、前記集配拠点には前記集配拠点の情報を表す集配拠点識別コードが付されたものであり、
    前記携帯端末は、識別コード読取部とデータ通信部と対比部と表示部とを有し、
    前記識別コード読取部は、前記部品識別コードおよび前記集配拠点識別コードを読み取るものであり、
    前記データ通信部は、前記部品配置計画作成装置から前記購入部品および前記購入部品が配置される前記集配拠点の情報を入手するものであり、
    前記対比部は、前記部品識別コードおよび前記集配拠点識別コードから得られた前記購入済部品および前記集配拠点の情報と、前記部品配置計画作成装置にて作成された前記購入部品および前記購入部品が配置される前記集配拠点の情報と、を対比して、その対応関係が正しいか否かを確認するものであり、
    前記表示部は、前記対比部により確認された結果を表示するものである部品配置装置。
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