JP6750800B2 - 生産工程管理システム、生産工程管理方法および生産工程管理プログラム - Google Patents

生産工程管理システム、生産工程管理方法および生産工程管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生産工程を管理する生産工程管理システム、生産工程管理方法および生産工程管理プログラムに関する。
作業の無駄を把握し適切なリードタイムを維持するため、生産工程を適切に管理することが重要である。そのため、生産工程を管理する方法が各種提案されている。
例えば、特許文献1には、工程ごとの計画と、部品ごとの計画とを同時に管理できるスケジュール管理装置が記載されている。特許文献1の記載によれば、現場担当者が現場端末を用いて生産工程に関する情報を入力すると、スケジュール管理装置は、その情報に基づいて実体情報の現在の工程を決定し、生産スケジュールに基づいてペースメーカの現在の工程を決定し、実体情報とペースメーカとを表示する。
また、特許文献2には、生産ラインにおける各工程の生産実績状況を把握する生産システムが記載されている。特許文献2に記載されたシステムでは、生産ラインに流れるワークの監視画像によって個々のワークを識別し、各工程の制御機器から収集される作業データや品質データ値等の情報をその識別に基づいて記録することで、各工程の状況を把握したフィードバック制御を行う。
特開2013−250713号公報 特開2010−55334号公報
特許文献1に記載されているように、生産工程における進捗を把握するためには、現場担当者等が適宜作業実績を入力し、その作業実績を可視化できるようにすることが好ましい。一方、作業実績の入力自体、生産に直結する作業ではない。そのため、現場側では、作業実績の入力自体を省略し、無駄な作業を軽減させたいとの思いもある。
また、特許文献2に記載されたシステムのように、個々のワークを追跡して各工程の状況を把握することで、現場担当者等の作業を軽減させることは可能である。しかし、特許文献2に記載されたシステムは、生産ラインのワークを全てカメラで監視する状況を想定したものである。そのため、特許文献2に記載されたシステムを用いても、部品の運搬のように物が大きく移動するような作業を含む生産工程を管理することは困難である。
そこで、本発明は、生産工程で発生するイベントごとのリードタイムを容易に管理できる生産工程管理システム、生産工程管理方法および生産工程管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による生産工程管理システムは、予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたはその作業場所から対象物が出たことを検出して、その対象物の識別情報、検出日時および作業場所を対応付けた作業実績を生成する作業実績生成部と、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断し、そのイベントの内容を表すイベント情報を生成するイベント情報生成部と、イベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成するトレース情報生成部と、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出するリードタイム算出部とを備え、イベント情報生成部が、イベント情報として、判断されたイベントとそのイベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、リードタイム算出部が、実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出し、イベント情報生成部が、作業場所で行われたイベントについて、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在する場合、その対象物が滞留するイベントであると判断し、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、その作業場所における過去の作業実績により特定される物からその対象物に変化させるイベントであると判断することを特徴とする。
本発明による生産工程管理方法は、予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたはその作業場所から対象物が出たことを検出して、その対象物の識別情報、検出日時および作業場所を対応付けた作業実績を生成し、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断し、イベントの内容を表すイベント情報を生成し、イベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成し、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出し、イベント情報を生成する際、イベント情報として、判断されたイベントとそのイベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出し、作業場所で行われたイベントについて、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在する場合、その対象物が滞留するイベントであると判断し、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、その作業場所における過去の作業実績により特定される物からその対象物に変化させるイベントであると判断することを特徴とする。
本発明による生産工程管理プログラムは、コンピュータに、予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたはその作業場所から対象物が出たことを検出して、その対象物の識別情報、検出日時および作業場所を対応付けた作業実績を生成する作業実績生成処理、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断し、そのイベントの内容を表すイベント情報を生成するイベント情報生成処理、イベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成するトレース情報生成処理、および、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出するリードタイム算出処理を実行させ、イベント情報生成処理で、イベント情報として、判断されたイベントとそのイベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出させ、リードタイム算出処理で、実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出させ、イベント情報生成処理で、作業場所で行われたイベントについて、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在する場合、その対象物が滞留するイベントであると判断させ、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、その作業場所における過去の作業実績により特定される物からその対象物に変化させるイベントであると判断させることを特徴とする。
本発明によれば、生産工程で発生するイベントごとのリードタイムを容易に管理できる。
本発明による生産工程管理システムの一実施形態を示すブロック図である。 場所区分の例を示す説明図である。 場所区分に対応付けられているイベントの例を示す説明図である。 トレース情報の例を示す説明図である。 対象物のリードタイムを可視化した例を示す説明図である。 生産工程管理システムの動作例を示すフローチャートである。 具体例で想定する業務シーンの例を示す説明図である。 各シーンにおいて生成される作業実績の例を示す説明図である。 リードタイムを算出する業務シーンの例を示す説明図である。 イベント情報の例を示す説明図である。 トレース情報の他の例を示す説明図である。 リードタイム情報の例を示す説明図である。 イベント情報の他の例を示す説明図である。 トレース情報の他の例を示す説明図である。 リードタイム情報の他の例を示す説明図である。 本発明による生産工程管理システムの概要を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による生産工程管理システムの一実施形態を示すブロック図である。本実施形態の生産工程管理システム100は、作業実績生成部11と、イベント情報生成部12と、トレース情報生成部13と、リードタイム算出部14と、管理情報出力部15と、対象物情報記憶部20と、作業実績記憶部21と、イベント情報記憶部22と、トレース情報記憶部23と、リードタイム記憶部24とを備えている。
対象物情報記憶部20は、生産工程で管理の対象とする物(以下、対象物と記す。)を記憶する。具体的には、対象物情報記憶部20は、対象物を一意に識別できる情報である固有番号、対象物の品目を表す品目コード、ロット番号および対象物の数量を記憶する。なお、同一ロット番号の対象物が複数存在する場合、対象物情報記憶部20は、ロット番号の枝番(ロット枝番)を記憶してもよい。対象物は、ユーザ等により予め対象物情報記憶部20に記憶される。
作業実績生成部11は、対象物の位置情報に基づく作業実績を生成する。本実施形態では、予め定めた作業場所(以下、ワークセンターと記すこともある。)に対象物が入った時、および、作業場所から対象物が出た時の情報を作業実績として生成する。
作業場所に対象物が入ったとは、具体的には、作業場所に対象物が発生した事象(例えば、材料倉庫に材料を「入荷した」、加工工程で製品が「生成された」、など)、作業場所に対象物を載置した事象(例えば、払い出した材料を工場内の置き場に「仮置きした」、製品を製品倉庫に「置いた」、など)を表す。
また、作業場所から対象物が出たとは、作業場所の外へ対象物を出した事象(例えば、材料倉庫から材料を「払い出した」、加工工程から製品を「運び出した」)、作業場所から対象物がなくなった事象(例えば、材料を「使い切った」、製品を「出荷した」、など)、対象物の数量を変更した(例えば、まとめて発注した材料から必要量だけを払い出す(材料のロット分割))を表す。
作業場所を定義する方法は任意である。例えば、座標値(X座標,Y座標,Z座標)で作業場所を定義してもよく、場所が特定可能な任意のエリアコードで作業場所を定義してもよい。
以上をもとに、作業実績生成部11は、予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたはその作業場所から対象物が出たことを検出して、その対象物の識別情報(固有番号)、検出日時および作業場所を対応付けた作業実績を生成する。検出日時は、例えば、YYYYMMDDhh24mmss形式の14桁の文字列で表されていてもよい。
作業実績生成部11が、対象物の遷移(すなわち、作業場所へ対象物が入ったことまたは作業場所から対象物が出たこと)を検出する方法は任意である。例えば、対象物にバーコードが付与されている場合、作業実績生成部11は、そのバーコードがバーコードリーダで読み取られたときに、その対象物の遷移を検出してもよい。他にも、対象物またはその対象物の梱包にICチップが付与されている場合、作業実績生成部11は、そのICチップの情報が読み取られたときに、その対象物の遷移を検出してもよい。
また、作業実績生成部11は、担当者が受け入れを行った際に発行される現品票の内容がシステムに入力されたときに、その入力に応じて作業実績を生成してもよい。作業実績生成部11は、生成した作業実績を作業実績記憶部21に登録する。
イベント情報生成部12は、生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する。イベントの例として、対象物の「保管」、「運搬」、「加工」などが挙げられる。
イベントは、作業場所ごとに予め設定される場所区分、または、実績情報の場所の変化に基づいて判断される。そこで、イベント情報生成部12は、予め作業場所ごとに設定された区分に応じて決定されるイベントの中から、複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する。
図2は、場所区分の例を示す説明図である。また、図3は、場所区分に対応付けられているイベントの例を示す説明図である。例えば、図2に例示する場所区分“03”で示す“作業区1”では、図3を参照すると、“運搬”、“加工”および“組立”のイベントが発生する可能性があることを示す。また、この3つのイベントが図3の“説明”に記載された内容で区別されることを示す。
例えば、図3に例示する“保管”は、「材料が材料倉庫に受け入れられてから工場に払い出しされるまでの状態」などを示す。つまり、“保管”は、ある対象物についての作業実績が同じ場所の過去の作業実績に存在している状態と言える。そこで、対象物についての作業実績が同じ作業場所における過去の作業実績に存在する場合、イベント情報生成部12は、その対象物が滞留する(すなわち、保管される)イベントであると判断する。
また、例えば、図3に例示する“加工”は、「1種類の対象物から異なる1種類の対象物を作る」ことを示す。そこで、ある対象物についての作業実績が同じ作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、イベント情報生成部12は、その作業場所における過去の作業実績により特定される物から、別の対象物に変化させる(すなわわち、加工する)イベントであると判断する。
また、例えば、図3に例示する“組立”は、「N種類の対象物から異なる1種類の対象物を作る」ことを示す。そこで、同一の場所で識別番号が異なる3つ以上の作業実績が存在する場合、イベント情報生成部12は、最後の作業実績で識別される対象物を、それ以外の作業実績で識別される複数の対象物で生成する(すなわち、組み立てる)イベントであると判断する。
また、例えば、図3に例示する“運搬”は、「対象物が移動して、場所が変わっている状態」を示す。そこで、イベント情報生成部12は、異なる作業場所に同一の対象物が存在する作業実績が存在する場合、イベント情報生成部12は、その対象物が異なる作業場所に移動する(すなわち、運搬される)イベントであると判断する。
イベント情報生成部12は、判断されたイベントと、そのイベントに対応する作業実績の検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出する。イベント情報生成部12は、イベントに応じて、その実績時間を正味時間として捉えるか、非正味時間として捉えるか決定してもよい。正味時間として捉えるか非正味時間として捉えるかは、イベントに応じて予め定められる。
そして、イベント情報生成部12は、判断したイベントの内容を表すイベント情報を生成し、イベント情報記憶部22に登録する。イベント情報には、イベントを識別するイベント種別、イベント前後の対象物、作業場所および日時、並びに算出された実績時間が含まれる。また、イベント情報には、その作業実績時間を正味時間として捉えるか非正味時間として捉えるかを示す情報が含まれていてもよい。
トレース情報生成部13は、判断されたイベント(イベント情報)に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成する。例えば、新たな材料を対象物として受け入れた場合、トレース情報生成部13は、その対象物のトレース情報を生成する。また、例えば、“組立”イベントにより、新たな対象物が生成された場合、トレース情報生成部13は、組み立てるもとの材料である対象物から、生成された新たな材料を表す対象物へのトレース情報を生成する。
図4は、トレース情報の例を示す説明図である。図4に示す例では、固有番号“1”で識別される対象物が発生したため、トレース情報生成部13が、その情報をトレースするトレース情報をトレースID“T1”で生成したことを示す。また、固有番号“2”で識別される対象物が固有番号“1”から生成され、新たに発生したため、トレース情報生成部13が、その2つの情報をトレースするトレース情報をトレースID“T2”で生成したことを示す。
トレース情報生成部13は、生成したトレース情報をトレース情報記憶部23に登録する。
リードタイム算出部14は、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレースごとのリードタイムを算出する。具体的には、リードタイム算出部14は、算出された各イベントの実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出する。なお、実績時間を正味時間として捉えるか、非正味時間として捉えるか区別されている場合、リードタイム算出部14は、正味時間ごと、非正味時間ごとに実績時間を加算してリードタイムを算出してもよい。
また、対象物が複数の物を含む場合、リードタイム算出部14は、対象物が含む物の個数でリードタイムを割ることにより、個あたりのリードタイムを算出してもよい。リードタイム算出部14は、算出したリードタイムをリードタイム記憶部24に登録する。
管理情報出力部15は、対象物のリードタイムを出力する。管理情報出力部15は、対象物の工程ごとにリードタイムを出力してもよい。図5は、対象物のリードタイムを可視化した例を示す説明図である。図5に示す例は、横軸に予め指定された作業工程(例えば、加工・組立・検査工程など)が設定され、縦軸に時間が設定されていることを示す。
このようなリードタイムを可視化することで、正常なプロセス通りの流れか否かを判断でき、無駄の追及を行うことが容易になる。
作業実績生成部11と、イベント情報生成部12と、トレース情報生成部13と、リードタイム算出部14と、管理情報出力部15とは、プログラム(生産工程管理プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、生産工程管理システムが備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、作業実績生成部11、イベント情報生成部12、トレース情報生成部13、リードタイム算出部14および管理情報出力部15として動作してもよい。
作業実績生成部11と、イベント情報生成部12と、トレース情報生成部13と、リードタイム算出部14と、管理情報出力部15とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。対象物情報記憶部20と、作業実績記憶部21と、イベント情報記憶部22と、トレース情報記憶部23と、リードタイム記憶部24とは、例えば、磁気ディスク等により実現される。
次に、本実施形態の生産工程管理システムの動作を説明する。図6は、本実施形態の生産工程管理システムの動作例を示すフローチャートである。作業実績生成部11は、作業場所へ対象物が入ったことまたは出たことを検出して作業実績を生成する(ステップS11)。イベント情報生成部12は、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する(ステップS12)。そして、イベント情報生成部12は、そのイベントの内容を表すイベント情報を生成する(ステップS13)。
トレース情報生成部13は、イベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成する(ステップS14)。リードタイム算出部14は、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出する(ステップS15)。そして、管理情報出力部15は、対象物のリードタイムを出力する(ステップS16)。
次に、具体例を用いて、本実施形態の生産工程管理システムの動作を説明する。まず、作業実績生成部11が作業実績を生成する状況の具体例を説明する。図7は、本具体例で想定する業務シーンの例を示す説明図である。また、図8は、図7に例示する各シーンにおいて生成される作業実績の例を示す説明図である。本具体例では、説明を簡単にするために、対象物の遷移が現品票で扱われているものとする。
まず、図7の(1)において、担当者が仕入れた材料を材料倉庫に入庫する(受入)。本具体例では、入庫された材料(品目Aの対象物3個)の固有番号を“00001”、品目コードを“ITEM_A”、ロット番号を“LOT001”、ロット枝番を“001”とし、数量が3であるとする。また、以下の説明では、品目Aの対象物のことを、対象物Aと記す。担当者が、9月1日9:00に対象物Aを材料倉庫に入庫すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(1)の作業実績を生成する。
次に、図7の(2)において、担当者が、材料倉庫から材料を出庫する(払出)。担当者が、9月1日10:00に対象物Aを3個、材料倉庫から出庫すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(2)の作業実績を生成する。
次に、図7の(3)において、担当者が、置場・倉庫に材料を入庫する(保管の開始)。担当者が、9月1日10:10に対象物Aを3個、工場内置き場に載置すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(3)の作業実績を生成する。
次に、図7の(4)において、担当者が、置場から材料を出庫する(保管の終了)。担当者が、9月1日10:50に対象物Aを3個、工場内置き場から出庫すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(4)の作業実績を生成する。
次に、図7の(5)において、担当者が、加工工程で材料を準備する(加工の開始)。担当者が、9月1日11:00に対象物Aを3個、ワークセンタ01横に載置すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(5)の作業実績を生成する。
次に、図7の(6)において、加工工程で製品(品目Bの対象物)が完成する(加工の終了)。以下、品目Bの対象物の固有番号を“00002”、品目コードを“ITEM_B”とし、品目Bの対象物のことを対象物Bとする。9月1日12:00に対象物Aの3個の加工が完了し、対象物Bが3個作成されると、作業実績生成部11は、図8に例示する(6)の作業実績を生成する。
ここで、ワークセンタ01での加工の結果、対象物Aが1余ったとする。ここで、担当者が、9月1日12:05に対象物Aを1個倉庫に戻すと、作業実績生成部11は、図8に例示する(7)の作業実績を生成する。
なお、図7の(8)において、材料を使い切ったとする。この場合、現品票の廃棄に合わせ、作業実績生成部11は、図8に例示する(8)の作業実績を生成する。
次に、図7の(9)において、担当者が、組立工程で材料を準備する(組立の開始)。担当者が、9月1日13:00に対象物Bを3個、ワークセンタ02横に載置する。また、担当者が、9月1日13:05に品目Cの対象物を3個、ワークセンタ02横に載置する。以下、品目Cの対象物の固有番号を“00003”、品目コードを“ITEM_C”とし、品目Cの対象物のことを対象物Cとする。なお、対象物Cは、倉庫から組立工程に払い出されている前提である。このとき、作業実績生成部11は、図8に例示する(9)の作業実績2件を生成する。
次に、図7の(10)において、組立工程で製品(品目Dの対象物)が完成する(組立の終了)。以下、品目Dの対象物の固有番号を“00004”、品目コードを“ITEM_D”とし、品目Dの対象物のことを対象物Dとする。9月1日14:00に対象物B3個と対象物C3個の組立が完了し、対象物Dが3個作成されると、作業実績生成部11は、図8に例示する(10)の作業実績を生成する。
次に、図7の(11)において、担当者が、検査工程で検査対象品を準備する(検査の開始)。担当者が、9月1日14:30に対象物Dを3個、ワークセンタ03横に載置すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(11)の作業実績を生成する。
次に、図7の(12)において、検査工程で製品が完成する(検査の終了)。担当者が、9月1日15:00に対象物Dを3個、製品倉庫に移動させると、作業実績生成部11は、図8に例示する(12)の作業実績を生成する。
最後に、図7の(13)において、担当者が、製品を製品倉庫から出荷する。担当者が、9月1日18:00に対象物Dを3個、製品倉庫から客先に出荷すると、作業実績生成部11は、図8に例示する(13)の作業実績を生成する。以上の結果、図8に例示する作業実績が生成される。イベント情報生成部12は、生成されたこれらの作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する。
次に、生成された作業実績からイベント情報およびトレース情報を生成して、リードタイムを算出する具体例を説明する。図9は、リードタイムを算出する本具体例で想定する業務シーンの例を示す説明図である。図9に示す例は、図7および図8に示す例と比較し、図8に例示する(7)の作業実績がなく、また、材料倉庫への対象物Cの入庫および出庫の作業実績が追加され、対象物Dが製品倉庫に置かれた作業実績が追加されている。
まず、図8に例示する(1)〜(6)および(8)の作業実績に着目する。これは、材料を受け入れてから加工が完了するまでの処理である。場所区分が「保管区」と設定された作業場所で、対象物および作業場所が同じ作業実績が存在する場合、イベント情報生成部12は、そのイベントを“保管”と判断する。図8に示す例では、イベント情報生成部12は、図8に例示する(1)と(2)の作業実績から、イベントを“保管”と判断し、実績時間を“3600秒(1時間)”と算出する。
直前に同じ対象物で作業場所が異なる作業実績が存在する場合、イベント情報生成部12は、そのイベントを“運搬”と判断する。図8に示す例では、イベント情報生成部12は、図8に例示する(2)と(3)の作業実績から、イベントを“運搬”と判断し、実績時間を“600秒(1時間)”と算出する。
作業場所が「作業区」と設定された作業場所について、イベント情報生成部12は、材料が投入された時間を加工開始時間として採用する。ここで、イベント情報生成部12は、イベント“加工”の実績時間を、加工された対象物(対象物B)に計上する。なお、同じ対象物の作業実績が前の時刻の作業実績として存在する場合、イベント情報生成部12は、そのイベントを“保管”と判断し、存在しない場合、そのイベントを“加工”と判断する。加工の結果新しく発行された現品票では、同じ対象物について前の時間の作業実績が存在しないはずだからである。
なお、場所区分が「廃棄」の場合、イベント情報生成部12は、“運搬”イベントを生成しない。このとき、イベント情報生成部12は、廃棄前のイベント情報に経過時間を実績時間に加算する。
図10は、生成されたイベント情報の例を示す説明図である。図10に例示するように、図8に例示する(1)〜(6)および(8)の作業実績からは、6件のイベント情報が生成される。
次に、トレース情報生成部13は、図10に例示するイベント情報に基づいてトレース情報を生成する。図11は、生成されるトレース情報の他の例を示す説明図である。本具体例では、対象物Aから対象物Bが生成される。そこで、トレース情報生成部13は、対象物Aの発生、対象物Aから対象物Bへの変化および対象物Bの発生の3件のトレース情報を生成する。
リードタイム算出部14は、図10に例示するイベント情報および図11に例示するトレース情報に基づいて、トレースごとのリードタイムを算出する。具体的には、リードタイム算出部14は、図10に例示する親_固有番号で特定される対象物ごとに、実績時間を加算してリードタイムを算出する。なお、実績時間に正味時間と非正味時間の区別がある場合、リードタイム算出部14は、正味時間ごと、非正味時間ごとにリードタイムを算出する。また、リードタイム算出部14は、対象物が生成される元になった対象物(子の対象物)の実績時間も加えたリードタイムを算出してもよい。
図12は、生成されたリードタイム情報の例を示す説明図である。図12に示す例では、対象物ごとにトレース時間が算出されていることを示す。なお、図12に例示する正味時間/非正味時間(単独)は、対象物が生成される元になった対象物の実績時間を含まず、図12に例示する正味時間/非正味時間(合計)は、対象物が生成される元になった対象物の実績時間も含む。なお、ワークセンタ01での保管(3900秒)は加算対象外である。
例えば、図10におけるイベント種別「加工」の作業実績で、実績時間“3600秒”は、図12におけるトレースID=“T0000000002”で識別されるトレース情報の正味時間(単独)に設定される。また、例えば、図10における完_固有番号=“00001”の作業実績の実績時間の合計(11,100秒)は、図12におけるトレースID=“T0000000001”で識別されるトレース情報の非正味時間(単独)に加算される。一方、図12におけるトレースID=“T0000000002”で識別されるトレース情報の非正味時間(合計)には、図10における完_固有番号=“00001”の作業実績のうち、上から4行分の実績時間の合計(7200秒)が設定される。
イベント情報生成部12は、組立および検査から出荷についても同様の処理に基づいてイベント情報を生成する。図13は、生成されたイベント情報の他の例を示す説明図である。例えば、対象物Bおよび対象物Cから対象物Dが組み立てられる場合、図13に例示するように、“加工”を示す2件のイベント情報が生成される。
トレース情報生成部13は、図13に例示するイベント情報に基づいてトレース情報を生成する。図14は、生成されるトレース情報の他の例を示す説明図である。本具体例では、対象物Aから対象物Bが生成され、さらに対象物Bと対象物Cから対象物Dが生成される。そこで、トレース情報生成部13は、図14に例示するように、対象物Dについて、子のトレース情報をコピーして、子、孫、曾孫が記録されたトレース情報を生成する。
リードタイム算出部14は、図13に例示するイベント情報および図14に例示するトレース情報に基づいて、トレースごとのリードタイムを算出する。図15は、生成されたリードタイム情報の他の例を示す説明図である。具体的には、図15(a)は、組立前のリードタイム情報の例を示し、図15(b)は、出荷後のリードタイム情報の例を示す。本具体例では、リードタイム算出部14は、図15(b)に例示するように、対象物Dの子である対象物Bと対象物Cのそれぞれについてリードタイムを算出する。
以上のように、本実施形態では、作業実績生成部11が、作業場所へ対象物が入ったことまたは作業場所から対象物が出たことを検出して作業実績を生成し、イベント情報生成部12が、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断し、そのイベントの内容を表すイベント情報を生成する。トレース情報生成部13は、そのイベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成し、リードタイム算出部14は、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出する。
そして、イベント情報生成部12が、イベント情報として、判断されたイベントとそのイベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、リードタイム算出部14が、実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出する。よって、生産工程で発生するイベントごとのリードタイムを容易に管理できる。その結果、リードタイムの短縮を実現することが可能になる。
すなわち、本実施形態では、物の流れに着目し、物の位置情報から作業実績を取得して管理を行っているため、現場側での実績管理の負荷を軽減させつつ、生産工程のリードタイムを適切に把握することが可能になる。
次に、本発明の概要を説明する。図16は、本発明による生産工程管理システムの概要を示すブロック図である。本発明による生産工程管理システム80は、予め定義された作業場所へ対象物が入ったこと(入荷、生成、仮置きなど)またはその作業場所から対象物が出たこと(例えば、払い出し、運びだし、出荷、使い切りなど)を検出して、その対象物の識別情報、検出日時および作業場所を対応付けた作業実績を生成する作業実績生成部81(例えば、作業実績生成部11)と、各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断し、そのイベントの内容を表すイベント情報を生成するイベント情報生成部82(例えば、イベント情報生成部12)と、イベント情報に基づいて、生産工程における対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成するトレース情報生成部83(例えば、トレース情報生成部13)と、イベント情報およびトレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出するリードタイム算出部84(例えば、リードタイム算出部14)とを備えている。
イベント情報生成部82は、イベント情報として、判断されたイベントとそのイベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、リードタイム算出部84は、実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出する。
そのような構成により、生産工程で発生するイベントごとのリードタイムを容易に管理できる。
また、イベント情報生成部82は、予め作業場所ごとに設定された区分に応じて決定されるイベントの中から、複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断してもよい。
また、具体的には、イベント情報生成部82は、作業場所で行われたイベントについて、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在する場合、その対象物が滞留するイベント(例えば、保管)であると判断し、識別情報で識別される対象物についての作業実績がその作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、その作業場所における過去の作業実績により特定される物からその対象物に変化させるイベント(例えば、加工)であると判断してもよい。
また、イベント情報生成部82は、作業場所で行われたイベントについて、同一の作業場所で識別番号が異なる3つ以上の作業実績が存在する場合、最後の作業実績で識別される対象物をそれ以外の作業実績で識別される複数の対象物で生成するイベント(例えば、組立)であると判断してもよい。
また、リードタイム算出部84は、対象物の数量に応じて(例えば、個数で割って)リードタイムを算出してもよい。
また、生産工程管理システム80は、対象物の工程ごとにリードタイムを出力する管理情報出力部(例えば、管理情報出力部15)を備えていてもよい。そして、管理情報出力部は、横軸方向に対象物の工程、縦軸方向に時間を設定したグラフにリードタイムを出力してもよい。そのような構成によれば、工程ごとの作業の無駄を可視化でき、作業者が容易にその判断を行うことが可能になる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年3月15日に出願された日本特許出願2017−050030を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
11 作業実績生成部
12 イベント情報生成部
13 トレース情報生成部
14 リードタイム算出部
15 管理情報出力部
20 対象物情報記憶部
21 作業実績記憶部
22 イベント情報記憶部
23 トレース情報記憶部
24 リードタイム記憶部
100 生産工程管理システム

Claims (9)

  1. 予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたは当該作業場所から対象物が出たことを検出して、当該対象物の識別情報、検出日時および前記作業場所を対応付けた作業実績を生成する作業実績生成部と、
    各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、前記対象物に対して行われたイベントを判断し、当該イベントの内容を表すイベント情報を生成するイベント情報生成部と、
    前記イベント情報に基づいて、生産工程における前記対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成するトレース情報生成部と、
    前記イベント情報および前記トレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出するリードタイム算出部とを備え、
    前記イベント情報生成部は、イベント情報として、判断されたイベントと当該イベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、
    前記リードタイム算出部は、前記実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出し、
    前記イベント情報生成部は、前記作業場所で行われたイベントについて、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在する場合、当該対象物が滞留するイベントであると判断し、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、当該作業場所における過去の作業実績により特定される物から当該対象物に変化させるイベントであると判断する
    ことを特徴とする生産工程管理システム。
  2. イベント情報生成部は、予め作業場所ごとに設定された区分に応じて決定されるイベントの中から、複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する
    請求項1記載の生産工程管理システム。
  3. イベント情報生成部は、作業場所で行われたイベントについて、同一の作業場所で識別番号が異なる3つ以上の作業実績が存在する場合、最後の作業実績で識別される対象物をそれ以外の作業実績で識別される複数の対象物で生成するイベントであると判断する
    請求項1または請求項2記載の生産工程管理システム。
  4. リードタイム算出部は、対象物の数量に応じてリードタイムを算出する
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の生産工程管理システム。
  5. 対象物の工程ごとにリードタイムを出力する管理情報出力部を備え、
    前記管理情報出力部は、横軸方向に前記対象物の工程、縦軸方向に時間を設定したグラフにリードタイムを出力する
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の生産工程管理システム。
  6. 予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたは当該作業場所から対象物が出たことを検出して、当該対象物の識別情報、検出日時および前記作業場所を対応付けた作業実績を生成し、
    各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、前記対象物に対して行われたイベントを判断し、
    前記イベントの内容を表すイベント情報を生成し、
    前記イベント情報に基づいて、生産工程における前記対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成し、
    前記イベント情報および前記トレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出し、
    イベント情報を生成する際、イベント情報として、判断されたイベントと当該イベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出し、前記実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出し、
    前記作業場所で行われたイベントについて、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在する場合、当該対象物が滞留するイベントであると判断し、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、当該作業場所における過去の作業実績により特定される物から当該対象物に変化させるイベントであると判断する
    ことを特徴とする生産工程管理方法。
  7. 予め作業場所ごとに設定された区分に応じて決定されるイベントの中から、複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断する
    請求項記載の生産工程管理方法。
  8. コンピュータに、
    予め定義された作業場所へ対象物が入ったことまたは当該作業場所から対象物が出たことを検出して、当該対象物の識別情報、検出日時および前記作業場所を対応付けた作業実績を生成する作業実績生成処理、
    各作業場所で生成された複数の作業実績を組み合わせて、前記対象物に対して行われたイベントを判断し、当該イベントの内容を表すイベント情報を生成するイベント情報生成処理、
    前記イベント情報に基づいて、生産工程における前記対象物の発生または変化を示すトレース情報を生成するトレース情報生成処理、および、
    前記イベント情報および前記トレース情報に基づいて、トレース情報ごとのリードタイムを算出するリードタイム算出処理を実行させ、
    前記イベント情報生成処理で、イベント情報として、判断されたイベントと当該イベントに対応する作業実績に含まれる検出日時に基づいて各イベントの実績時間を算出させ、
    前記リードタイム算出処理で、前記実績時間を対象物ごとに加算してリードタイムを算出させ
    前記イベント情報生成処理で、前記作業場所で行われたイベントについて、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在する場合、当該対象物が滞留するイベントであると判断させ、前記識別情報で識別される対象物についての作業実績が当該作業場所における過去の作業実績に存在しない場合、当該作業場所における過去の作業実績により特定される物から当該対象物に変化させるイベントであると判断させる
    ための生産工程管理プログラム。
  9. コンピュータに、
    イベント情報生成処理で、予め作業場所ごとに設定された区分に応じて決定されるイベントの中から、複数の作業実績を組み合わせて、対象物に対して行われたイベントを判断させる
    請求項記載の生産工程管理プログラム。
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