JP6703366B2 - 組成物 - Google Patents
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Description
しかしながら、アスタキサンチン類は構造的に不安定であるので、光分解や成分酸化等によって、製剤に安定な状態で含有させることが困難である。
アスタキサンチン類の安定化のため、これまでに、アスタキサンチン類とアスコルビン酸との併用等の工夫がなされてきた(特許文献4参照)。
また、アスタキサンチン類に関して、特許文献5〜7が挙げられる。
特許文献5には、a.キンポウゲ科フクジュソウ属のアドニス・パラエスティナの花弁より抽出したアスタキサンチン類を含む油溶性植物エキスと、b.炭素数4〜8の2価アルコールと、c.ポリフェノールと、d.キレート剤とを含有する皮膚外用剤が開示されている。
また、特許文献6には、2つ以上のカルボキシル基を有する有機酸(但し、クエン酸を除く)、グリシン若しくはこれらの塩のうち1種又は2種以上をカロテノイド系色素若しくはカロテノイド系色素の含有物に添加するカロテノイド系色素の安定化方法が開示されている。
また、特許文献7には、鉄イオン、鉄キレート剤、ジプロピレングリコール、水溶性酸化防止剤との併用が開示されている。
例えば、安定化剤を水溶性成分とした場合、アスタキサンチン類は油溶性であるため、アスタキサンチン類に水溶性安定化剤を分散させることが困難である。分散が良くないので、その安定化剤の効果を十分に発揮させることができない。
このようなことから、多くの有用な効果を有することが知られているアスタキサンチン類を安定化することが望まれている。
本発明は、前記組成物を含有する、化粧料、皮膚外用剤又は医薬部外品を提供するものである。
本発明は、前記組成物の、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、医薬品、飲食品又は飼料の製造のための使用を提供するものである。
本発明は、ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物又はその抽出物を有効成分とするアスタキサンチン類の安定化剤を提供するものである。
本発明は、ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物又はその抽出物を用いるアスタキサンチン類の安定化方法を提供するものである。
一般的に、アスタキサンチン類の効能として、酸化防止効果、抗炎症効果、皮膚老化防止効果、美白効果等が知られている。アスタキサンチンは、自然界に広く分布し、通常アスタキサンチン脂肪酸エステルとして存在すること、甲殻類などでたんぱく質と結合したアスタキサンチン蛋白(オボルビン、クラスタシアニン)としても存在することが知られている。通常、天然由来のアスタキサンチンの抽出では、上述の効能が好適に発揮するようにアスタキサンチン及びアスタキサンチン脂肪酸エステルの割合を高めて製品としている。
より具体的なアスタキサンチン誘導体としては、例えば、グリシン、アラニン等のアミノ酸エステル類、酢酸エステル、クエン酸エステル等のカルボン酸エステル及びその塩類;リン酸エステル、硫酸エステル等の無機酸エステル及びその塩類;グルコシド等の配糖体類;エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸等の高度不飽和脂肪酸、オレイン酸やリノール酸等の不飽和脂肪酸、パルミチン酸やステアリン酸等の飽和脂肪酸から選択される脂肪酸エステル類などから選択される、モノエステル体及び同種又は異種のジエステル体等が挙げられる。前記脂肪酸は、例えば炭素数2〜4の低級脂肪酸、炭素数5〜12の中級脂肪酸、炭素数13以上(例えば炭素数16〜22等)の高級脂肪酸を挙げることができる。
本技術に用いられるアスタキサンチン類は、例えば、オキアミ、サケ、マス、福寿草、赤色酵母、ヘマトコッカス藻等の天然物から抽出したものや合成品を用いることができる。また、例えば、片倉チッカリン(株)、(株)マリン大王、スイスファーマシューティカルズ、武田紙器(株)、富士化学工業(株)、オリザ油化(株)、和光純薬(株)、バイオジェニック社等から市販されている一般品を用いることができる。
このうち、ヘマトコッカス藻から抽出されたもの(以下、ヘマトコッカス藻抽出物ともいう)が、品質、生産性の点から特に好ましい。
天然物からアスタキサンチン類を得る場合の抽出溶媒については、水系溶媒でも有機溶媒であってもよい。
有機溶媒としては、アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、酢酸エチル、エーテル、ヘキサン等を用いることができる。また、超臨界状態の二酸化炭素等を用いることもできる。これらの溶媒は、単独で用いてもよいし2種類以上を混合して用いてもよい。
また、本技術の組成物中のアスタキサンチン類の量は、好ましくは0.00001〜10%であり、より好ましくは0.0001〜1%であり、さらに好ましくは0.001〜0.1%である。
また、前記ナンキョウ植物の使用部位は、根、根茎、茎、葉、花、果実、種子など特に限定されないが、根及び/又は根茎を用いるのがアスタキサンチン類安定化の点で好ましく、根茎がより好適であり、植物をそのまま又は粉砕して用いるのが好ましい。斯かる植物は、そのまま若しくはそれを圧搾することにより得られる搾汁、植物体自身を乾燥した乾燥物若しくはその粉砕物、あるいはこれらから抽出した抽出物として用いることができるが、抽出物として用いるのが好ましい。
前記ナンキョウ抽出物は、全草、葉、花弁、種子、根及び根茎等のうちの何れか1箇所以上を乾燥又は乾燥せずに裁断した後、低温(例えば4℃未満)、常温(例えば4〜40℃)、加温(例えは40〜100℃)下で、溶媒により抽出することにより得られる。なお、前記ナンキョウ植物100gに対して、溶媒を50〜1000mL使用することが望ましい。
有機溶媒としては、例えば、アルコール(1価、2価又は3価以上アルコール等)、エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、炭化水素(ヘキサン、ベンゼン、ペンタン等)等が挙げられる。また、超臨界状態の二酸化炭素等を用いることもできる。
前記1価アルコールとして、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。前記2価アルコールとして、例えば、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。前記3価アルコールとして、例えば、グリセリン等が挙げられる。前記3価以上のアルコールとしてはソルビトール、マルチトールなどの糖アルコールやポリエチレングリコール等が挙げられる。このうち、炭素数1〜4(好適には2〜3)の低級アルコールが好適である。
有機溶媒のうち、水溶性有機溶媒(例えばアルコール等)が、水と併用することが可能なため、好適である。
使用上の観点からは、水及び/又は水溶性有機溶媒が好ましく、さらに、水、低級アルコール(より好適には、エタノール、メタノール、1,3−ブチレングリコール等)又はこれらの混合溶媒が、好ましい。
これらの抽出用溶媒の例示から、単独で用いてもよいし2種類以上を混合して用いてもよい。
好ましい抽出方法の例として、水による熱水抽出は、好ましくは60℃以上、より好ましくは80℃以上の温度条件である。好ましくは1分〜10時間、より好ましくは10分〜7時間で抽出を行う。
さらに、必要であれば本発明の効果に影響のない範囲でろ過、活性炭、イオン交換樹脂等を用いて、脱色、脱臭、脱塩などの処理を施して用いることもできる。また、限外ろ過やイオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー等の方法により分画して用いることもできる。
成分(A)アスタキサンチン類の投与量又は塗布量は、通常、0.01〜10mg(アスタキサンチンフリー体換算)、好ましくは0.1〜1mgであり、1日1回〜3回に分けて摂取又は塗布してもよい。
また、本技術の組成物を配合する形態としては、例えば、化粧料、医薬部外品、医薬品、飲食品、機能性食品(例えば、サプリメント、特定保健用食品等)、動物用飼料等が挙げられる。本技術の組成物をこれら形態に配合する際には、適宜許容される成分を含有させてもよい。
本技術は、特に化粧料、医薬部外品に好適に使用でき、この場合、前記成分(A)及び前記成分(B)を皮膚に接触又は塗布させる。化粧料及び医薬部外品として、具体的には、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料などの基礎化粧料、ファンデーション、頬紅、口紅等のメイクアップ化粧料、養毛料、ヘアトニック、シャンプー、リンス等の頭髪用化粧料、分散液、軟膏、液剤、錠剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤等のいずれの形態であってもよい。
また、アスタキサンチン類は、油溶性であるため水に対する分散性が良くないので、水溶性安定化剤を利用してもアスタキサンチン類の安定化を図ることが難しく、期待する効果が得られにくかった。
しかしながら、後記実施例に示すように、アスタキサンチン類含有の組成物に、前記ナンキョウ植物又はその抽出物を配合することで、組成物中のアスタキサンチン類の安定化を図ることができる。配合の際に、前記成分(A)及び成分(B)を混合又は撹拌することが望ましい。
そして、アスタキサンチン類は、肌荒れやシワの予防、改善、シミの予防、改善に有用であり、さらに老化防止や美白に有用であるので、前記ナンキョウ植物又はその抽出物は、アスタキサンチン類の持つこれら効果(例えば、老化防止効果や美白効果)を飛躍的に高めることができる。前記ナンキョウ植物又はその抽出物を用いることで、より長期にわたってアスタキサンチン類の効果を維持することができる、又は、アスタキサンチン類の含有量を減らしても同等以上の効果を期待することができる。
また、本技術の前記ナンキョウ植物又はその抽出物は、アスタキサンチン類の安定化作用を有するため、前記ナンキョウ植物又はその抽出物を含有させて有効成分とするアスタキサンチン類安定化剤として使用することが可能である。
本技術の前記ナンキョウ植物又はその抽出物は、アスタキサンチン類の安定化のために使用してもよく、またアスタキサンチン類安定化の使用を目的とした各種製剤に使用することができ、これら各種製剤を製造するために使用することも可能である。
よって、本技術のナンキョウ植物又はその抽出物は、アスタキサンチン類の安定化のために、皮膚外用剤、化粧料、医薬品、医薬部外品、飲食品や機能性食品(例えば特定保健用食品、サプリメント等)に配合することが可能である。
本技術の前記ナンキョウ植物又はその抽出物の使用量(乾燥固形分)は、特に限定されないが、アスタキサンチン類1質量部に対して、好ましくは0.01〜1000質量部、より好ましくは0.01〜500質量部。特に好ましくは1〜200質量部である。
〔1〕 成分(A)アスタキサンチン類、並びに、成分(B)ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物又はその抽出物を含有する組成物。
〔2〕 前記成分(B)ナンキョウ植物の使用部位が根及び/又は根茎である前記〔1〕記載の組成物。
〔3〕 前記成分(B)ナンキョウ植物の抽出物が、水及び/又は水溶性有機溶媒抽出物である前記〔1〕又は〔2〕記載の組成物。前記水溶性有機溶媒が、アルコールであるのが好適である。
〔4〕 光による前記成分(A)アスタキサンチン類の分解を抑制する前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の組成物。
〔5〕 前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載の組成物を含有する、化粧料、皮膚外用剤又は医薬部外品。
〔6〕 前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載の組成物の、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、医薬品、飲食品又は飼料の製造のための使用。
〔7〕 ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物又はその抽出物を有効成分とするアスタキサンチン類の安定化剤。
〔8〕 ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物又はその抽出物を用いるアスタキサンチン類の安定化方法。前記安定化方法が、光によるアスタキサンチン類の分解を抑制する安定化方法。前記アスタキサンチン類100質量部に対して、前記ナンキョウ植物又はその抽出物1〜500質量部を含有させることが好適である。
〔9〕 アスタキサンチン類の光分解を抑制する前記〔8〕記載の安定化方法。
〔11〕 前記ナンキョウ植物又はその抽出物の、前記アスタキサンチン類含有組成物又はアスタキサンチン類の安定化剤への使用。
〔12〕 前記アスタキサンチン類の効能を向上させる又は持続させるための、前記ナンキョウ植物又はその抽出物の使用。
〔13〕 前記アスタキサンチン類、並びに前記ナンキョウ植物又はその抽出物を含有する組成物を有効成分として摂取又は投与する、アスタキサンチン類にて予防、改善若しくは治療可能な症状又は疾患の予防、改善若しくは治療方法。
ナンキョウ(学名 Alpinia galanga)の根茎100gを細切し、水300mLを加え、90℃で6時間抽出後、濾過して不溶物を除き、ナンキョウ抽出物1を得た。この抽出物の乾燥固形分は2.0%であった。
ナンキョウ(学名 Alpinia galanga)の根茎100gを細切し、50体積%エタノール水溶液300mLを加え、冷暗所(4〜10℃)で2日間抽出後、濾過して不溶物を除き、ナンキョウ50%エタノール抽出物2を得た。この抽出物の乾燥固形分は2.0%であった。
ナンキョウ(学名 Alpinia galanga)の根茎100gを細切し、90体積%エタノ
ール水溶液300mLを加え、冷暗所(4〜10℃)で2日間抽出後、濾過して不溶物を除き、ナンキョウ90%エタノール抽出物3を得た。この抽出物の乾燥固形分は2.3%であった。
<アスタキサンチンの光分解抑制効果(安定化効果)試験1>
アスタキサンチン(和光純薬社製)を0.00025質量%、トリ(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル(日清オイリオ社製)0.00475質量%、ジメチルスルフォキシド25質量%、製造例1〜3の抽出物を乾燥固形分として0.001から0.05質量%の濃度で含有する水溶液を調整した。これら各水溶液を各24ウェルプレートに200μL添加し、吸光度を測定した。その後、各溶液に紫外線(UVA+B)を5分間×4回照射し、照射後、吸光度を測定した。また、ナンキョウ植物抽出物を添加しない溶液をコントロール(0%)とした。なお、〔実施例〕におけるアスタキサンチン類の含有量はアスタキサンチンフリー換算である。
アスタキサンチン残存率は各サンプルの470nmでの吸光度を測定し、
アスタキサンチン残存率(%)=((A−B)/(C−D))×100 (式1)
A=紫外線照射アスタキサンチン含有系の吸光度
B=紫外線照射アスタキサンチン非含有系の吸光度
C=紫外線未照射アスタキサンチン含有系の吸光度
D=紫外線未照射アスタキサンチン非含有系の吸光度
で表される。
また比較例として市販の抗酸化剤であるトコトリエノール(トコリット92;エーザイ・フードケミカル社製)を0.0001mMの濃度で添加し同様の試験を行ったところ、19.1%であった。
(成分) (%)
1 グリセリン 5.0
2 1,3−ブチレングリコール 5.0
3 乳酸 0.05
4 乳酸ナトリウム 0.1
5 モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2
6 エタノール 8.0
7 ナンキョウ抽出物1 0.05
8 アスタキサンチン5%含有油(注1) 0.001
9 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10 香料 0.05
11 精製水 残量
(注1)ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン
A:成分(5)〜(10)を混合溶解する。
B:成分(1)〜(4)及び(11)を混合溶解する。
C:BにAを添加混合し、化粧水を得た。
(成分) (%)
1 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.0
2 トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.5
3 グリセリルモノステアレート 1.0
4 ステアリン酸 0.5
5 ベヘニルアルコール 0.5
6 スクワラン 8.0
7 カルボキシビニルポリマー 0.1
8 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9 水酸化ナトリウム 0.05
10 精製水 残量
11 エタノール 5.0
12 ナンキョウ抽出物2 0.01
13 アスタキサンチン1%含有油(注2) 0.01
14 香料 0.05
(注2)アドニスパレスチナ花由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(6)を70℃で均一に混合する。
B:成分(7)〜(10)を70℃で均一に混合する
C:BにAを加えて乳化し、室温まで冷却する。
D:Cに(11)〜(14)を加えて均一に混合し、乳液を得た。
(成分) (%)
1 1,3ブチレングリコール 5.0
2 水素添加大豆リン脂質 0.5
3 酸化チタン 5.0
4 ベンガラ 0.1
5 黄酸化鉄 1.0
6 黒酸化鉄 0.05
7 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合(注3) 0.5
8 トリエタノールアミン 1.5
9 精製水 残量
10 グリセリン 5.0
11 パラオキシ安息香酸エチル 0.1
12 ステアリン酸 0.9
13 モノステアリン酸グリセリン 0.3
14 セトステアリルアルコール 0.4
15 モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
16 トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
17 パラメトキシケイ皮酸2―エチルヘキシル 5.0
18 ナンキョウ抽出物3 0.05
19 アスタキサンチン5%含有油(注4) 0.05
20 香料 0.02
(注3)ペミュレンTR−2(NOVEON社製)
(注4)ヘマトコッカスプルビアリス由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(6)を分散する。
B:Aに成分(7)〜(11)を加え70℃で均一に混合する。
C:成分(12)〜(17)を70℃で均一に混合する。
D:CにBを加え乳化し、室温まで冷却する。
E:Dに成分(18)〜(20)を添加して水中油型クリーム状リキッドファンデーションを得た。
(成分) (%)
1 モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
2 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.1
3 精製水 残量
4 ジプロピレングリコール 10.0
5 硫酸マグネシウム 0.5
6 アスコルビン酸グルコシド 2.0
7 PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3.0
8 デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
9 イソノナン酸イソトリデシル 5.0
10 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
11 ナンキョウ抽出物1 0.3
12 アスタキサンチン2%含有油 (注5) 0.01
13 ジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
(注5)ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(6)を均一に分散する。
B:成分(7)〜(13)を均一に分散する。
C:Bを攪拌しながら徐々にAを加えて乳化し、油中水型クリーム状日焼け止め化粧料を得た。
(成分) (%)
1 トリエタノールアミン 2.0
2 グリセリン 5.0
3 グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
4 精製水 残量
5 ステアリン酸 18.0
6 セタノール 4.0
7 ナンキョウ抽出物2 0.05
8 アスタキサンチン20%含有油(注6) 0.01
9 酢酸dl−α―トコフェロール 0.2
10 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(注6)ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(4)を均一溶解し、75℃に保つ。
B:成分(5)〜(10)を加熱混合し、75℃に保つ。
C:AにBを徐々に加え、軟膏剤を得た。
(成分) (%)
1 ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノラウリン酸エステル
1.2
2 エタノール 8.0
3 ナンキョウ抽出物3 0.05
4 アスタキサンチン5%含有油(注7) 0.001
5 パラオキシ安息香酸メチル 0.2
6 グリセリン 5.0
7 1,3−ブチレングリコール 6.5
8 精製水 残量
(注7)福寿草由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(5)を混合溶解する。
B:成分(6)〜(8)を混合溶解する。
C:AとBを混合して均一にし、ローション剤を得た。
(成分) (%)
1 キャンデリラワックス 4.0
2 エチレン・プロピレンコポリマー 10.0
3 ロジン酸ペンタエリスリトール 5.0
4 2−エチルヘキサン酸セチル 22.0
5 ワセリン 10.0
6 酢酸液状ラノリン 15.0
7 リンゴ酸ジイソステアリル 25.0
8 トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量
9 ビタミンE 0.5
10 1,3−ブチレングリコール 1.0
11 煙霧状無水ケイ酸 1.0
12 ナンキョウ抽出物1 0.05
13 アスタキサンチン5%含有油 (注8) 0.3
13 フェノキシエタノール 0.3
14 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1
(注8)オキアミ由来アスタキサンチン
A:成分(1)〜(9)を100℃で均一に溶解混合する。
B:(10)、(11)、(12)を添加し均一に混合する。
C:AにB、(13)、(14)を加え混合分散する。
D:Cを脱泡後、容器に充填し、冷却してリップクリームを得た。
Claims (7)
- 成分(A)アスタキサンチン類、並びに、
成分(B)ショウガ科ハナミョウガ属ナンキョウ植物の抽出物
を含有し、
前記成分(B)ナンキョウ植物の抽出物は、濃度が30体積%以上の低級アルコールと水との混合溶媒の抽出物であり、
前記成分(B)ナンキョウ植物の抽出物の含有量(乾燥固形分)は、0.005〜1.0質量%である、前記成分(A)アスタキサンチン類を安定化させるための組成物。 - 前記成分(B)ナンキョウ植物の使用部位が根及び/又は根茎である請求項1記載の組成物。
- 光による前記成分(A)アスタキサンチン類の分解を抑制するための請求項1又は2記載の組成物。
- 化粧料である、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
- 皮膚外用剤である、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
- 医薬部外品である、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物の、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、医薬品、飲食品又は飼料の製造のための使用。
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