JP7125268B2 - 化粧料及び皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、炭素数18~22かつ分子構造中の不飽和数が2以上の遊離脂肪酸、その塩、あるいは一価又は二価アルコールとのエステルを活性成分として含有する化粧料が開示されている。
また、特許文献2には、甘草から抽出された油溶性エキス、および炭素数18~22であって、その分子構造中の不飽和結合数が2以上である遊離脂肪酸、その塩及びそのエステルからなる群より選ばれた1種または2種以上の成分を配合したことを特徴とする美白化粧料が開示されている。
一般的に、炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸は、酸化等による劣化を受けやすく経時的に不安定な成分であるとして知られている。また、ビタミンE類は、脂溶性ビタミンとして食品、医薬品及び化粧品等に広く用いられ、また抗酸化剤としても広く利用されている。
通常であれば、前記多価不飽和脂肪酸の劣化を、ビタミンE類がその抗酸化作用によって抑えられると考える。しかしながら、実際には、これらを混ぜた組成物で変色が発生した。
化粧料や皮膚外用剤等の製品において、成分(a)炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸及び成分(b)ビタミンE類を併用することが望まれる一方で、変色は製品の外観上好ましくなく、また変色が発生する製品の場合、用途が限定される可能性がある。
後記〔表2〕に示すように、シャクヤク抽出物、ローズマリー抽出物及び緑茶抽出物の何れを使用した場合でも、これら植物抽出物を添加していない比較例1品と対比すると、かえって前記成分(a)及び前記成分(b)を含む組成物の変色が強くなってしまった。(比較例2~4参照)。 しかしながら、本発明者らは、偶然にも、ヨモギ抽出物であれば、前記成分(a)及び(b)を含む組成物の変色を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。
本技術は、次の成分(a)、成分(b)及び成分(c);
(a)炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸
(b)ビタミンE類
(c)ヨモギ抽出物
を含有する化粧料又は皮膚外用剤である。
(a)炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上
(b)ビタミンE類から選ばれる1種又は2種以上、
を含有する組成物の変色を抑制する剤である。
前記成分(b)が、ビタミンEであってもよく、これを含むものであってもよい。
前記成分(a)と成分(b)の含有質量割合(a)/(b)が0.1~10000であってもよい。
前記「成分(a)+成分(b)」と成分(c)の含有質量割合[(a)+(b)]/(c)が、0.1~12000であってもよい。
前記成分(a)及び成分(b)による変色を抑制することであってもよい。
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術は、成分(a)炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸、成分(b)ビタミンE類、及び成分(c)ヨモギ抽出物を含有する組成物である。前記組成物は、化粧料及び皮膚外用剤であることが望ましい。
成分(c)ヨモギ抽出物を使用することにより、前記成分(a)及び前記成分(b)に起因する変色を抑制することができ、またこれら成分(a)及び成分(b)を含む組成物の変色、また化粧料又は皮膚外用剤の変色を抑制することができる。
また、本技術は、前記成分(a)、前記成分(b)及び前記成分(c)を含み、前記成分(a)及び前記成分(b)による変色を抑制する組成物、化粧料又は皮膚外用剤を提供することができる。
通常、化粧料又は皮膚外用剤は製造後に梱包され一定期間保管されることが多く、その間に様々な温度環境や光にさらされても経時的に安定であることが求められる。とくに外観は化粧料や皮膚外用剤にとって重要な品質であることから、使用者が開封したときや使用期間中に製品が前記成分(a)及び成分(b)による経時的な変色を抑制できることが重要となる。
本技術において、前記成分(a)及び成分(b)による経時的な変色を常温において長期間抑制できることは有利な点であり、後記〔実施例〕からすると常温で少なくとも3年以上抑制することが可能と考える。
この色差が好ましくは、ΔE6未満、より好ましくはΔE5.5未満、さらに好ましくはΔE5.0以下であることが好適である。この色差のΔEが小さいほど、変色の程度が少ないと判断できる。
本技術で使用される成分(a)である、炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸は、その分子構造中の不飽和結合数が2又は3以上を有するものである。当該成分(a)は、後述する成分(b)ビタミンE類と併用することで変色が生じると考えられる。
前記成分(a)多価不飽和脂肪酸は、遊離脂肪酸、その塩(一般的に使用可能な塩)のいずれの状態でもよく、このうちから1種又は2種以上を選択することができる。前記多価不飽和脂肪酸は、遊離脂肪酸の状態であることが好ましく、また不飽和結合が2個のものが好ましい。
また、前記多価不飽和脂肪酸の炭素数は、好ましくは18~22である。
前記成分(a)は、市販品を使用すればよく、分離精製品又は合成品を使用することが好ましい。
前記遊離脂肪酸の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩;アルギニン塩、リジン塩等のアミノ酸塩;トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等のアミン塩等が挙げられ、このうちから1種又は2種以上を選択することができる。
このようなことから、成分(a)のうち、リノール酸又はその塩(以下、リノール酸類ともいう)が好ましく、また、リノール酸類(好適には、リノール酸)を含む前記成分(a)が好ましい。また、本技術において、リノール酸類以外の前記成分(a)も含むことは効能を損なわない範囲において可能である。
本技術のエモリエント作用とは、皮膚を柔軟にする作用及び皮膚の保湿作用をいう。
また、本技術で使用されるリノール酸類の含有量又は使用量は、前記組成物中、化粧料又は皮膚外用剤中、0.0001質量%~5質量%が好ましく、0.001質量%~3質量%がより好ましく、0.01質量%~1質量%がさらに好ましい。
前記成分(b)は、市販品を使用すればよく、天然由来であっても合成品であっても良い。また天然由来である場合は分離精製品が好ましい。
また、天然由来ビタミンEとして、例えば、抽出後に有機酸(例えば、酢酸やコハク酸等)等を付加して安定化したもの(例えば、酢酸d-α-トコフェノール等を含むビタミンE誘導体)及び抽出後誘導体としないもの(d-α-トコフェロール等を含むビタミンE)等が挙げられる。
前記ビタミンEのうち、トコフェロールが好ましい。トコフェロールとして、合成トコフェロールであってもよいし、天然トコフェロールであってもよい。
このうち、α―トコフェロール、β―トコフェロール、γ―トコフェロール及びδ―トコフェロールから選ばれる混合物である点で、天然トコフェロールが好ましい。また、混合物であれば、合成トコフェロールでもよい。
また、本技術で使用されるビタミンEの含有量又は使用量は、前記組成物中、0.00001質量%~5質量%が好ましく、0.0001質量%~3質量%がより好ましく、0.001質量%~1質量%がさらに好ましい。
前記植物抽出の部位は、乾燥、粉砕、切断又は細断等の適宜処理を施したものを使用することができ、当該処理後に抽出を行うことが望ましい。
前記有機溶媒として、例えば、アルコール類;アセトン等のケトン類;エチルエーテル等のエーテル類;酢酸エチル等のエステル類;ヘキサン、ベンゼン等の炭化水素等から選ばれる1種又は2種以上のものを用いることができる。
前記アルコール類は、1価アルコール類及び2価アルコール類が好ましく、アルコール類の炭素数は1~5程度であるのが好ましい。
この抽出溶媒のうち、さらに好ましくは、水、エタノール及び1,3-ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上の混合のものであり、より好ましくは、水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、エタノール水混合溶液、1,3-ブチレングリコール水混合溶液であり、よりさらに好ましくはエタノール水混合溶液である。
また、アルコール水溶液の場合、アルコール類濃度(V/V)は、好ましくは0~100体積%であり、より好ましくは20~90体積%であることが好適である。
前記抽出は、室温抽出又は加温抽出のいずれでもよい。室温(好適には、10~30℃)抽出で1~7日間であるのが好ましい。また、加温(40~90℃)抽出で1~12時間であるのが好ましい。
また、本技術で使用されるキク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、ヨモギ(Artemisia princeps)及びその近縁植物の抽出物(好適には葉、茎及び枝先の抽出物)の含有量又は使用量は、前記組成物中、エキス純分として0.00001質量%~5質量%が好ましく、0.00005質量%~1質量%がより好ましく、0.0001質量%~0.5質量%がさらに好ましい。
本技術のpH(20℃)は、好ましくは3.0~9.0であり、より好ましくは4.0~8.0である。当該pHに調整することで、前記成分(c)ヨモギ抽出物が、前記成分(a)及び成分(b)による変色を抑制し易いので、有利である。
また、前記成分(a)~成分(c)を混合した後のpH(20℃)は、好ましくは3.0~9.0、より好ましくは4.0~8.0に調整することが、経時的な変色を抑制し易い点で、好適である。
また、前記成分(a)及び成分(b)は水存在下で変色が生じ易いので、水を含む組成物に、成分(c)ヨモギ抽出物を変色抑制のために使用することが好ましい。
本技術で使用される前記成分(b)と成分(c)の含有(使用)質量割合(b)/(c)は、好ましくは0,003~10000、より好ましくは0.01~1000、より好ましくは0.1~100である。
本技術の化粧料及び皮膚外用剤として、具体的には、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、オールインワンジェル、日焼け止め、洗浄料などの基礎化粧料、メイク下地、BBクリーム、ファンデーション、頬紅、口紅等のメイクアップ化粧料、養毛料、ヘアトニック、シャンプー、リンス等の頭髪用化粧料、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤等のいずれの形態であってもよい。美白効果やエモリエント効果等を期待するような、肌に使用する化粧料及び皮膚外用剤が好ましい。
本技術の変色抑制剤又は変色抑制方法の用途として、化粧料;医薬部外品、医薬品等の皮膚外用剤;経口剤、注射剤等に使用することも可能であり、特に、皮膚に適用するような、化粧料及び皮膚外用剤に使用することが好適である。
また、本技術の変色抑制剤を配合する形態としては、例えば、化粧料や医薬部外品、医薬品等の皮膚外用剤等が挙げられる。本技術の変色抑制剤をこれら形態に配合する際には、適宜許容される成分を含有させてもよい。また、本技術の変色抑制剤は、これらを製造するときに含有させることもできる。
リノール酸として、市販品(和光純薬工業社製)の遊離脂肪酸のリノール酸を購入し、使用した。
ビタミンEとして、市販品(エーザイ社製)の天然由来ビタミンE(植物由来)を購入し、使用した。当該市販品は、植物由来のビタミンEであり、少なくともα―トコフェロール、γ―トコフェロール及びδ―トコフェロールを含んでいる。
各植物抽出物は、以下のヨモギ抽出物、ローズマリー抽出物、シャクヤク抽出物、緑茶抽出物を使用した。
キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、ヨモギ(Artemisia princeps)の葉の粉砕物10gに、90体積%エタノール水溶液(EtOH 9:水 1(Vol/Vol))50mLを加えてゆるやかに加温抽出を行なった後、抽出液を濾過、溶媒を留去して乾固し、エキス純分としてヨモギ抽出物を得た。
シソ科マンネンロウ属ローズマリー(学名:Rosmarinus officinalis)の乾燥した葉10gに50体積%1,3-ブチレングリコール水溶液100mLを加えて室温(10~30℃)で7日間抽出を行った後、ろ液を約5℃で7日間静置して熟成させた後、濾過した。濾液の溶媒を留去して乾固し、エキス純分としてローズマリー抽出物を得た。
<製造例3.シャクヤク抽出物の調製>
ボタン科ボタン属シャクヤク(学名:Paeonia lactiflora)の根10gを細切し、これに50体積%1,3-ブチレングリコール水溶液100mLを加えて加温(約50~70℃)しながら撹拌し4時間抽出した後、濾過した。ろ液を約5℃で7日間静置して熟成させた後、濾過した。濾液の溶媒を留去して乾固し、エキス純分としてシャクヤク抽出物を得た。
<製造例4.緑茶植物抽出物の調製>
ツバキ科ツバキ属チャノキ(学名:Camellia sinensis)の乾燥した葉10gを細切し、50体積%エタノール水溶液200mLを加えて室温(10~30℃)で撹拌しながら2日間抽出を行った後、抽出液を濾過後、溶媒を留去して乾固し、エキス純分として緑茶抽出物を得た。
50℃用及び5℃用の試料を入れるガラス瓶を準備した。試料をそれぞれのガラス瓶に分注し、ガラス瓶内の空気を置換せずにそのままの状態で、蓋をした。試料入りガラス瓶を、それぞれ50℃及び5℃の恒温器に入れて、一定期間静置した。
一定期間静置した各試料を測定用ガラスセルに移し、日本電色色差計SE-2000を用いてL*,a*,b*値を測色し、測色値から、ΔL=L*(5℃)-L*(50℃)、Δa=a*(5℃)-a*(50℃)、Δb=b*(5℃)-b*(50℃)を算出した。
次に以下の式に従いΔEを算出して、ΔEの値によって試料の変色を評価した。
ΔE=((ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2)1/2
L*は「明度指数」(L軸=0~100)、a*とb*は「クロマティクネス指数」(a軸=-120~+120、b軸=-120~+120)
表1に示す各成分を混合して、試験例1~3の試料を作製した。製造時の試料のpH(20℃)は6.5でこの試験例1~3の試料を、上記色差測定方法にて測定を行い、4日間静置した後の5℃保管品と50℃保管品との色差ΔEを求めた。
そこで、多価不飽和脂肪酸及びビタミンE類の含有量を気にすることなく、これらを含む組成物の変色を抑制できる成分の探索が必要となった。
そこで、本発明者らは、表2に示すように、リノール酸及び天然由来ビタミンEを含有させた化粧水において、各種植物抽出物を配合し、その経時的変色を、5週間程度静置した後の5℃保管品と50℃保管品の色差ΔEを用いて評価した。製造時の化粧水のpH(20℃)は5.1であった。比較例2~4として、ヨモギ抽出物の代わりにシャクヤク抽出物、ローズマリー抽出物及び緑茶抽出物を配合した化粧水を評価した。
6未満 〇:ほぼ変色なし
6以上7.5未満 △:変色あり
7.5以上 ×:変色強い
1.成分(1)~(4)および成分(10)~(13)をあわせて均一に混合する
2.成分(5)~(9)、(14)、(15)を均一に混合する。
3.1を撹拌しながら2を徐々に添加し、添加終了後5分間まで撹拌して、化粧水を得た。
そして、シャクヤク抽出物、ローズマリー抽出物及び緑茶抽出物の何れを化粧水に配合しても、これら植物抽出物を添加していない比較例1の化粧水と比較すると、かえって変色が強くなってしまった。これら植物抽出物は、抗酸化作用を有することでもよく知られているが、単に抗酸化作用を有する植物抽出物だけでは、この変色を抑制することができないと考えた。このため、変色抑制成分としての指標がないため、経験則的に導き出すしかないと考え、様々な成分で行った。
(製法)
A.下記成分(6)~(12)を混合溶解する。
B.下記成分(1)~(5)と(13)を混合溶解する。
C.前記BにAを加え混合し、化粧水を得た。
1.グリセリン 5.0
2.1,3-ブチレングリコール 5.0
3.乳酸 0.05
4.乳酸ナトリウム 0.1
5.ヨモギ抽出物 (注1) 0.001
6.ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 1.2
7.ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 0.5
8.エタノール 8.0
9.リノール酸 0.1
10.合成ビタミンE(注2) 0.001
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
12.香料 0.1
13.精製水 残量
(注1)製造例1のヨモギ抽出物
(注2)ビタミンEエーザイ(エーザイフード・ケミカル株式会社)
(製造方法)
A:成分(1)~(6)を70℃に加熱溶解する。
B:成分(7)~(9)を70℃に加熱溶解後、前記Aに添加し乳化する。
C:前記Bを室温まで冷却する。
D:前記Cをマイクロフルイダイザーにて高圧処理(処理圧200MPa)する。
E:前記Dに成分(10)~(15)を均一に混合して水中油乳化型化粧水を得た。
1.リノール酸 0.0001
2.水素添加大豆リン脂質 2.0
3.コレステロール 0.8
4.イソステアリン酸 3.0
5.天然ビタミンE(注3) 0.1
6.テトラ-2エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 1.0
7.グリセリン 8.0
8.ジプロピレングリコール 8.0
9.精製水 残量
10.ヨモギ抽出物(注4) 0.01
11.グリコシルトレハロース 5.0
12.ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0
13.エタノール 5.0
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
15.香料 0.2
(注3)イーミックス70L(エーザイフード・ケミカル社製)
(注4)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、ヨモギ(Artemisia princeps)の全草の粉砕物10gに、50体積%エタノール水溶液(EtOH 1:水 1(Vol/Vol))100mLを加えて加温(50℃~80℃)しながら撹拌し、5時間抽出を行なった。その後、抽出液を濾過し、溶媒を留去してヨモギ抽出物を得た。
(製法)
A.下記成分(1)~(10)を混合溶解する。
B.下記成分(11)~(17)を混合溶解する。
C.前記AにBを加え混合し、美容液を得た。
1.ジプロピレングリコール 5.0
2.1,3-ブチレングリコール 8.0
3.アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30)
クロスポリマー(注5) 0.2
4.キサンタンガム 0.2
5.精製水 残量
6.水酸化ナトリウム2%水溶液 2.0
7.ヨモギ抽出物(注6) 0.005
8.ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
9.加水分解エラスチン 0.01
10.加水分解コラーゲン 0.1
11.ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 0.5
12.イソステアリン酸 0.2
13.リノール酸 0.001
14.天然由来ビタミンE(注3) 0.01
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
16.エタノール 2.0
17.香料 0.02
(注5)CARBOPOL1382(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
(注6)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、ヨモギ(Artemisia princeps)の葉の粉砕物10gに精製水400mLを加えて加温(50~60℃)しながら撹拌し、6時間抽出を行なった。その後、抽出液を濾過し、溶媒を留去してヨモギ抽出物を得た。
(製造方法)
A:成分(1)~(6)を70℃にて加熱溶解する。
B:成分(7)~(19)を70℃にて加熱後、前記Aを添加して乳化し室温まで冷却して、水中油型美容液を得た。
1.リノール酸 0.1
2.セラミド3(注7) 0.1
3.トリエチルヘキサン酸グリセリル 3.0
4.セスキオレイン酸ソルビタン 1.5
5.ジメチルポリシロキサン(注8) 2.0
6.dl-α-トコフェロール(注9) 0.02
7.グリセリン 3.0
8.1,3-ブチレングリコール 5.0
9.1,2-ペンタンジオール 2.0
10.キサンタンガム 0.05
11.精製水 残量
12.リン酸 0.1
13.リン酸一水素ナトリウム 0.1
14.ヨモギ抽出物(注10) 0.00001
15.カルボキシメチルセルロース 2.0
16.キサンタンガム 0.1
17.ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
18.エデト酸2ナトリウム 0.02
19.香料 0.5
(注7)CERAMIDE3(日光ケミカルズ社製)
(注8)KF-96-10CS(信越化学工業社製)
(注9)DSMニュートリションジャパン株式会社製
(注10)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、オオヨモギ(ヤマヨモギ)(Artemisia montana)の葉の粉砕物10gに、30体積%エタノール水溶液(EtOH 3:水 7(Vol/Vol))500mLを加えて室温(10~30℃)で5日間抽出を行なった。その後、抽出液を濾過し、溶媒を留去してヨモギ抽出物を得た。
(製法)
A.成分(1)~(5)を70℃で均一に溶解混合する。
B.成分(6)~(14)を80℃で均一に溶解混合する。
C.前記AにBを添加し70℃で乳化する。
D.前記Cに成分(15)~(19)を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳液を得た。
1.1,3-ブチレングリコール 5.0
2.ジプロピレングリコール 5.0
3.精製水 残量
4.ヨモギ抽出物(注11) 0.5
5.水酸化ナトリウム2%水溶液 0.2
6.N-ミリストイル-L-グルタミン酸 0.2
7.ポリオキシエチレン(10モル)硬化ヒマシ油 0.2
8.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.0
9.トリ(カプリル酸/カプリル酸)グリセリル 0.2
10.リノール酸 0.1
11.天然ビタミンE(注3) 1.0
12.N-ステアロイルフィトスフィンゴシン 0.1
13.酢酸トコフェロール 0.01
14.ステアリルアルコール 0.5
15.1,2-ペンタンジオール 0.1
16.カルボキシビニルポリマー(注12) 0.15
17.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)
コポリマー(注13) 2.0
18.エタノール 5.0
19.香料 0.1
(注11)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、オオヨモギ(ヤマヨモギ)(Artemisia montana)の葉、茎及び枝先の粉砕物10gに、50体積%エタノール水溶液(EtOH 1:水 1(Vol/Vol))100mLを加えて加温(40~50℃)で8時間抽出を行なった。その後、抽出液を濾過し、溶媒を留去してヨモギ抽出物を得た。
(注12) CARBOPOL941(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
(注13) SIMULGEL EG(SEPIC社製)
(製法)
A:成分(1)~(8)を70℃にて加熱溶解する。
B:成分(9)~(15)を70℃にて加熱後、前記Aに添加し乳化する。
C:前記Bを室温まで冷却後、成分(16)~(18)を添加し、水中油型乳液を得た。
1.リノール酸 0.6
2.α-リノレン酸(注14) 0.4
3.水素添加大豆リン脂質 1.2
4.δ―トコフェロール(注15) 0.003
5.α―トコフェロール(注16) 0.002
6.1,3-ブチレングリコール 16.0
7.イソノナン酸イソトリデシル 1.0
8.トリエチルヘキサノイン 1.0
9.精製水 残量
10.クエン酸 0.1
11.クエン酸ナトリウム 0.1
12.水酸化ナトリウム 適量
13.ヨモギ抽出物(注17) 0.0001
14.ヒドロキシプロリン 0.01
15.フェノキシエタノール 0.5
16.エタノール 8
17.カルボキシビニルポリマー(注12) 0.2
18.キサンタンガム 0.2
(注14)和光純薬社製
(注15)シグマ・アルドリッチ社製
(注16)シグマ・アルドリッチ社製
(注17)キク科(Asteraceae)ヨモギ属(Artemisia)、カワラヨモギ(Artemisia capillaris)の葉の粉砕物10gに、20体積%エタノール水溶液(EtOH 1:水 4(Vol/Vol))100mLを加えて室温(10~30℃)で2日間抽出を行なった。その後、抽出液を濾過し、溶媒を留去してヨモギ抽出物を得た。
(製法)
A:成分(1)~(10)を70℃にて加熱溶解する。
B:成分(11)~(17)を70℃にて加熱後、前記Aを添加し乳化する。
C:前記Bを室温まで冷却し、(18)~(20)を添加混合して水中油型クリームを得た。
1.リノール酸 1.0
2.ドコサヘキサエン酸(DHA)(注18) 1.0
3.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 2.0
4.ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸 (注19) 0.3
5.ジカプリン酸プロピレングリコール 1.7
6.スクワラン 3.5
7.セトステアリルアルコール 3.0
8.ワセリン 2.0
9.ホホバ油 1.0
10.合成型ビタミンE(注2) 3.0
11.1,3-ブチレングリコール 2.0
12.グリセリン 10.0
13.カルボキシビニルポリマー (注20) 0.3
14.カラギーナン 0.1
15.水酸化ナトリウム 適量
16.精製水 残量
17.ヨモギ抽出物(注1) 1.0
18.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
19.エタノール 7.0
20.香料 0.2
(注18)和光純薬社製
(注19)NIKKOL-DDP10(日光ケミカルズ社製)
(注20)ハイビスワコー105(和光純薬工業社製)
(製法)
A.成分(10)~(12)を三本ロールにて分散処理する。
B.前記Aと、成分(1)~(9)を70℃に加温する。
C.成分(13)~(18)を70℃に加温する。
D.前記CにBを加え、乳化する。
E.前記Dを室温まで冷却して冷却してクリーム状水中油乳化型乳日焼け止め料を得た。
1.セトステアリルアルコール 1.0
2.流動パラフィン 3.0
3.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 2.0
4.ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 1.0
5.ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸 (注19) 0.1
6.アクリル-シリコーン系グラフト共重合体溶液 (注21) 1.0
7.パラメトキシケイ皮酸オクチル 10.0
8.天然ビタミンE(注3) 0.001
9.リノール酸 0.05
10.ミリスチン酸(3%)メチルハイドロジェンポリシロキサン
(15%)処理酸化亜鉛(粒子径20nm) 10.0
11.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
12.(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固形分15%) (注22) 10.0
13.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 2.0
14.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)コポリマー (注23) 4.0
15.1,3-ブチレングリコール 8.0
16.ポリエチレングリコール (注24) 5.0
17.精製水 残量
18.ヨモギ抽出物(注1) 0.4
(注21)KP545L(信越化学工業社製)
(注22)KSG-18(信越化学工業社製)
(注23)SIMULGEL EG(本質分37.5% SEPPIC社製)
(注24)PEG400(三洋化成工業社製)
(製法)
A:成分(15)~(22)を3本ローラーにて分散処理する。
B:成分(1)~(9)を90℃にて加熱し均一混合する。
C:前記Bに約90℃に加熱した(10)を添加し乳化後、冷却して(11)~(14)を添加した。
D:前記CにAを混合する
E:前記Dを容器に充填して水中油型リキッドファンデーションを得た。
1.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビット 1.0
3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)
クロスポリマー混合物(固形分5%)(注25) 10.0
4.メチルトリメチコン 5.0
5.メトキシケイ皮酸オクチル 3.0
6.ビスエチルヘキシルオキシフェノール
メトキシフェニルトリアジン(注26) 5.0
7.アクリル-シリコーン系グラフト共重合体溶液(注27) 5.0
8.リノール酸 0.1
9.天然ビタミンE(注3) 0.00001
10.精製水 残量
11.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)コポリマー(注19) 1.0
12.フェノキシエタノール 0.3
13.1,3-ブチレングリコール 10.0
14.ヨモギ抽出物(注1) 0.0001
15.アクリル酸アルキルポリマーエマルション(注28) 3.0
16.トリエタノールアミン 3.5
17.黒酸化鉄 0.2
18.ベンガラ 1.3
19.酸化チタン 8.0
20.黄酸化鉄 0.5
21.セリサイト 5.0
22.赤色202号 0.2
(注25)KSG-15(信越化学工業社製)
(注26)TINOSORB S(BASF社製)
(注27)KP-541(信越化学工業社製)
(注28)ウルトラゾールV-280C(アイカ工業社製)
(製法)
A:成分(1)~(6)を70℃に加熱溶解する。
B:成分(7)~(11)を70℃に加熱溶解後、前記Aに添加し乳化する。
C:前記Bを室温まで冷却し(12)~(14)を加えて混合し、水中油型乳液を得た。
D:前記Cを不織布(材質:セルロース)にしみこませ、含浸マスクを得た。
(成分) (質量%)
1.ジプロピレングリコール 10.0
2.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.スクワラン 0.5
5.リノール酸 0.04
6.天然ビタミンE(注3) 0.01
7.グリセリン 10.0
8.精製水 残量
9.温泉水 1.0
10.水酸化ナトリウム 適量
11.ヨモギ抽出液(注1) 0.0001
12.カルボキシビニルポリマー(注20) 0.1
13.キサンタンガム 0.05
14.香料 0.2
(製法)
A:成分(1)~(12)、(24)を70℃で混合溶解する。
B:成分(13)~(23)を70℃で混合溶解する。
C:撹拌しながら前記BにAを加えて乳化する。
D:前記Cを室温まで冷却しハンドクリームを得た。
1.モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0
2.モノステアリン酸グリセリン 3.0
3.セトステアリルアルコール 2.0
4.ベヘニルアルコール 3.0
5.流動パラフィン 4.0
6.ワセリン 10.0
7.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル
/フィトステリル/ベヘニル)(注29) 2.0
8.オレイン酸オレイル 1.0
9.コエンザイムQ10 0.2
10.リノール酸 0.04
11.天然ビタミンE(注3) 0.01
12.パルミチン酸レチノール 0.3
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.濃グリセリン 5.0
15.1,3-ブチレングリコール 10.0
16.リン酸1水素ナトリウム 0.1
17.リン酸2水素ナトリウム 0.1
18.エデト酸2ナトリウム 0.1
19.水酸化ナトリウム 適量
20.精製水 残量
21.ヨモギ抽出物(注1) 0.0001
22.ローヤルゼリー抽出液 0.1
23.アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.5
24.香料 0.2
(注29)エルデュウPS-304(味の素社製)
(製法)
A.下記成分(6)~(12)を混合溶解する。
B.下記成分(1)~(5)と(13)を混合溶解する。
C.前記BにAを加え混合し、化粧水を得た。
1.グリセリン 5.0
2.1,3-ブチレングリコール 5.0
3.乳酸 0.05
4.乳酸ナトリウム 0.1
5.ヨモギ抽出物 (注1) 0.001
6.ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 1.2
7.ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 0.5
8.エタノール 8.0
9.α-リノレン酸(注14) 0.1
10.合成ビタミンE(注2) 0.001
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
12.香料 0.1
13.精製水 残量
(製法)
A.成分(1)~(5)を70℃で均一に溶解混合する。
B.成分(6)~(14)を80℃で均一に溶解混合する。
C.前記AにBを添加し70℃で乳化する。
D.前記Cに成分(15)~(19)を添加混合した後、40℃まで冷却して水中油型乳液を得た。
1.1,3-ブチレングリコール 5.0
2.ジプロピレングリコール 5.0
3.精製水 残量
4.ヨモギ抽出物(注11) 0.5
5.水酸化ナトリウム2%溶液 0.2
6.N-ミリストイル-L-グルタミン酸 0.2
7.ポリオキシエチレン(10モル)硬化ヒマシ油 0.2
8.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.0
9.トリ(カプリル酸/カプリル酸)グリセリル 0.2
10.ドコサヘキサエン酸(DHA)(注18) 0.1
11.天然ビタミンE(注3) 1.0
12.N-ステアロイルフィトスフィンゴシン 0.1
13.酢酸トコフェロール 0.01
14.ステアリルアルコール 0.5
15.1,2-ペンタンジオール 0.1
16.カルボキシビニルポリマー(注12) 0.15
17.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)
コポリマー(注13) 2.0
18.エタノール 5.0
19.香料 0.1
Claims (1)
- ヨモギ抽出物を使用する、次の成分(a)及び成分(b)を含有する組成物の変色を抑制する方法。
(a)炭素数16~22の多価不飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上
(b)ビタミンE類から選ばれる1種又は2種以上
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