JP6702054B2 - 定量送液検査キット - Google Patents

定量送液検査キット Download PDF

Info

Publication number
JP6702054B2
JP6702054B2 JP2016143679A JP2016143679A JP6702054B2 JP 6702054 B2 JP6702054 B2 JP 6702054B2 JP 2016143679 A JP2016143679 A JP 2016143679A JP 2016143679 A JP2016143679 A JP 2016143679A JP 6702054 B2 JP6702054 B2 JP 6702054B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
axial direction
reagent container
reagent
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016143679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018013428A (ja
Inventor
正士 須崎
正士 須崎
勉 餅田
勉 餅田
康一 原
原  康一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Plastics Inc
Original Assignee
DIC Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Plastics Inc filed Critical DIC Plastics Inc
Priority to JP2016143679A priority Critical patent/JP6702054B2/ja
Publication of JP2018013428A publication Critical patent/JP2018013428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702054B2 publication Critical patent/JP6702054B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

本発明は、定量送液検査キットに関する。
分注された試薬と検体との混合によって生じる反応を光学的に検出して、検体に含まれる成分の種類や検体に含まれる成分の量などを分析する技術が知られる(例えば、特許文献1から3を参照)。
特開2008−76256号公報 特開2009−276252号公報 特開2015−025687号公報
分注された試薬の容量や検体の容量は、分析の結果に対する精度を高めるうえで、分析に適した一定量であることが望ましい。
本発明は、検体に送液される試薬の液量についてその精度を高める定量送液検査キットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための定量送液検査キットは、検体が収容される検体収容部と、試薬を収容した試薬収容体であって、シールによって開口が密封された有底の筒状を有する前記試薬収容体を備える。また、定量送液検査キットは、前記シールを突き破り、かつ、前記試薬収容体の内側に入り込む形状を有したシール破断部であって、前記試薬収容体に前記シール破断部が入り込んだ状態で、前記試薬収容体の内側と前記検体収容部とを連通する通路を備えたシール破断部とを備える。そして、前記シール破断部の外表面は、前記試薬収容体に前記シール破断部が入り込んだ状態で、前記試薬収容体における内表面の全体と密着可能な形状を有する。
上記定量送液検査キットによれば、シール破断部が試薬収容体に入り込んだ状態では、試薬収容体の内表面とシール破断部の外表面とがほぼ密着する。そのため、試薬収容体に収容された試薬は、シール破断部の備える通路を通じて試薬収容体から押し出される。結果として、試薬収容体に収容された試薬のうちで通路に位置する試薬以外のほぼ全量が、試薬収容体から検体収容部へ送液される。それゆえに、検体に送液される試薬の液量についてそれの精度を高めることが可能となる。
上記定量送液検査キットにおいて、前記試薬収容体の内表面は、軸方向に沿って前記開口から先細りする錐体面状を含み、前記シール破断部の検体収容部に対する相対的な移動を前記軸方向に沿って案内する案内機構を備えてもよい。
上記定量送液検査キットによれば、シール破断部が試薬収容体に入り込むようにシール破断部の検体収容部に対する相対的な移動が案内されるため、シール破断部が移動する方向のばらつきによって送液される液量がばらつくことが抑えられる。
上記定量送液検査キットにおいて、前記案内機構は、前記試薬収容体の軸方向に延在すると共に前記試薬収容体の基端に連結した直管状を有し、前記軸方向に延在する被螺着部を外周面に備えた第1筒状部材と、前記軸方向に延在する筒状を有し、前記軸方向に延在する螺着部を内周面に備えた第2筒状部材であって、前記シール破断部と接合し、前記螺着部と前記被螺着部とが螺合することによって、前記シール破断部を前記シールに向けて入り込ませる第2筒状部材とを備えてもよい。
上記定量送液検査キットによれば、第1筒状部材と第2筒状部材との螺着によって、シール破断部が試薬収容部に入り込む。そのため、シールに対するシール破断部の移動を軸方向に沿って案内すること、および、シールを突き破るための力をシール破断部に加えることを、相互に同じタイミングで行わせることが可能ともなる。
上記定量送液検査キットにおいて、前記通路は、前記シール破断部の先端から前記シール破断部の基端まで、前記シール破断部の軸方向に沿って延び、前記検体収容部が前記基端と一体であってもよい。
上記定量送液検査キットによれば、試薬収容体と検体収容部とを連通する通路の長さが、軸方向におけるシール破断部の長さで足りるため、試薬収容体に収容された試薬のうちで通路に位置する試薬の量を抑えることが可能ともなる。
上記定量送液検査キットにおいて、前記シールは、樹脂シールを含んでもよい。
上記定量送液検査キットによれば、シールが金属シールのみからなる構成と比べて、シール破断部がシールを突き破る際に、シールが弾性変形しやすい。結果として、シールとシール破断部との隙間から試薬が漏れることを抑えることが可能ともなる。
定量送液検査キットの一実施形態における斜視構造を示す斜視図であって、送液部材における外周壁の一部を切り欠いて示す図。 定量送液検査キットを用いた送液方法の処理工程を示す工程図。 定量送液検査キットを用いた送液方法の処理工程を示す工程図。 定量送液検査キットを用いた送液方法の処理工程を示す工程図。 定量送液検査キットの変形例における分解斜視構造を示す斜視図。
図1から図4を参照して、定量送液検査キットの一実施の形態を説明する。
図1が示すように、定量送液検査キットは、有底の円管状を有した樹脂製の送液部材11と、試薬収容体の一例である樹脂製の収容部材21とを備える。
送液部材11は、送液部材11の基端部である検体収容部11E1と、検体収容部11E1とは反対側の先端部を含む第1案内部11E2とを備える。
検体収容部11E1は、送液部材11の基端部における窪みである。検体収容部11E1は、送液部材11の外周壁に開口を有する。検体収容部11E1は、送液部材11の内部に連通する空間である。
送液部材11の外周壁は、検体収容部11E1の開口から、送液部材11の延在方向に沿って延びる外壁開口11Hを備える。送液部材11の外壁開口11Hは、例えば、検体収容部11E1の内部へ検体を注入することを、送液部材11の外部から可能とする。また、送液部材11の外壁開口11Hは、例えば、送液部材11に差し込まれた収容部材21の位置を視認させることを可能とする。送液部材11の外壁開口11Hは、例えば、検体収容部11E1の内部における液体の光学的な分析を可能とする。
第1案内部11E2は、定量送液検査キットにおける案内機構の一部を構成する。第1案内部11E2は、送液部材11の先端部である挿し込み開口11HTを含む。送液部材11の延在方向は、送液部材11の中心軸が延びる軸方向である。第1案内部11E2は、送液部材11の軸方向に沿って延びる円管状を有する。第1案内部11E2は、送液部材11の軸方向に沿って延びる内周面に、螺旋状を有した螺着部13を備える。第1案内部11E2は、送液部材11の挿し込み開口11HTから検体収容部11E1まで延びる。
第1案内部11E2の内部には、シール破断部12が位置する。シール破断部12は、円柱部12Aと、円柱部12Aと一体である錐体部12Bとから構成される。円柱部12Aは、検体収容部11E1から送液部材11の先端部に向けて延びる。錐体部12Bは、円柱部12Aの先端から送液部材11の先端部に向けて延びる。円柱部12Aの外径は、破断部外形D1である。シール破断部12の軸方向は、送液部材11の軸方向と同一である。シール破断部12の軸方向における長さは、挿し込み長L12であり、シール破断部12の先端は、第1案内部11E2の軸方向において、第1案内部11E2の中間に位置する。
シール破断部12の外表面は、複数の通路12Pを備える。各通路12Pは、シール破断部12の先端からシール破断部12の基端まで、軸方向に沿って延びる。各通路12Pは、検体収容部11E1まで延びる。各通路12Pは、通路12Pに位置する液体を、検体収容部11E1に送液する。
収容部材21は、軸方向に沿って延びる三段の直管状を有する。収容部材21は、収容部材21の先端部である試薬収容部21E1と、試薬収容部21E1とは反対側の基端部を含む第2案内部21E2とを備える。
試薬収容部21E1は、収容部材21の軸方向に沿って延びる円管状を有する。試薬収容部21E1は、試薬収容部21E1の先端面に開口を有する収容窪み21Sを備える。収容窪み21Sは、試薬収容部21E1の内表面によって区画される。収容窪み21Sの開口が有する内径は、収容内径D2であり、破断部外形D1とほぼ一致した大きさを有する。収容窪み21Sが収容する試薬は、例えば、10μl〜500μlであり、予め分注された所定の容量を有する。
収容窪み21Sの開口は、シール22によって閉塞されている。シール22を構成する材料は、アルミニウムなどの金属、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂、これらの組み合わせのいずれかである。シール22による閉塞は、収容窪み21Sの開口縁とシール22との熱溶着によるものであってもよいし、接着剤によるものであってもよい。
収容窪み21Sは、試薬収容部21E1の先端から第2案内部21E2に向けて延びる円筒面21SAと、円筒面21SAの基端から第2案内部21E2に向けて延びる錐体面21SBとを備える。円筒面21SAは、シール破断部12の円柱部12Aにおける外表面とほぼ一致した形状を有する。錐体面21SBは、シール破断部12の錐体部12Bにおける外表面とほぼ一致した形状を有する。収容窪み21Sの軸方向は、第2案内部21E2の軸方向と同一である。収容窪み21Sの軸方向における長さは、被挿し込み長L22であり、挿し込み長L12よりも若干小さい。
第2案内部21E2は、案内機構の一部を構成する。第2案内部21E2は、試薬収容部21E1の基端部と一体である。第2案内部21E2の延在方向は、試薬収容部21E1の軸方向であり、第2案内部21E2は、試薬収容部21E1の軸方向に沿って延びる円柱状を有する。第2案内部21E2は、第1案内部11E2に対する挿入と離脱とが可能な大きさを有する。第2案内部21E2は、試薬収容部21E1の軸方向に沿って延びる外周面に、螺旋状を有した被螺着部23を備える。被螺着部23は、螺着部13と螺合する形状を有する。
第2案内部21E2の外周面のなかで、第2案内部21E2よりも基端側には、ローレット加工などによって形成された摘み部21ETが位置する。摘み部21ETは、収容部材21を外周面に沿う回転トルクを、検査利用者の指などから受ける。
次に、上記定量送液検査キットの作用を説明する。
図2が示すように、まず、送液部材11の挿し込み開口11HTに、収容部材21の試薬収容部21E1が、その先端から挿し込まれる。この際、シール破断部12の先端とシール22とは、十分に離間しており、試薬収容部21E1に位置する試薬は、依然としてシール22により密封されている。
図3が示すように、次いで、送液部材11と収容部材21とを相対的に回転させることによって、送液部材11の螺着部13と収容部材21の被螺着部23との螺合が進められる。そして、シール破断部12の先端は、シール22を突き破り、試薬収容部21E1の内部へ進入する。
この際、収容部材21の回転する方向は、送液部材11の周方向に固定される。そして、シール破断部12の進む方向は、収容部材21の延在方向に固定される。これによって、シール破断部12がシール22を破断するための力の作用させる方向は、シール破断部12がシール22に対して進む方向、すなわち、螺着部13や被螺着部23の延在方向に固定される。これによって、螺着部13と被螺着部23とを含む案内機構は、シール破断部12の収容部材21に対する相対的な移動を、軸方向に沿って案内する。
しかも、シール22を破断するための力の作用する方向を安定させること、また、シール22の破断にねじり力を加えることが可能であるから、シール22そのものの厚さを厚くするとしても、そのシール22の破断の進行を、安定させることが可能ともなる。それゆえに、シール22そのものの厚さを厚くし、それによって、検査液の漏洩を抑える効果を高めることも可能となる。
図4が示すように、次いで、送液部材11の螺着部13と収容部材21の被螺着部23との螺合がさらに進められる。そして、収容窪み21Sの基端部と、シール破断部12の先端部とが当接するまで、螺着部13と被螺着部23との螺合が進められる。
この際、シール破断部12の円柱部12Aにおける外表面は、収容窪み21Sの円筒面21SAと密着できる形状を有し、また、シール破断部12の錐体部12Bにおける外表面は、収容窪み21Sの錐体面21SBと密着できる形状を有する。そして、螺着部13と被螺着部23との螺合による挿し込みの案内が、こうした円柱部12Aと円筒面21SAとの密着、および、錐体部12Bと錐体面21SBとの密着を円滑に進める。そのため、試薬収容部21E1に収容された試薬は、シール破断部12の備える各通路12Pを通じて、試薬収容部21E1から押し出される。結果として、試薬収容部21E1に収容された試薬のうちで通路12Pに位置する試薬以外のほぼ全量が、試薬収容部21E1から検体収容部11E1へ送液される。
なお、シール22を破断したシール破断部12の収容部材21内へ進む速さは、螺着部13と被螺着部23との螺合の進む速さに相当する。結果として、螺着部13と被螺着部23との螺合が進めば、シール破断部12の収容部材21内への進入が進み、螺着部13と被螺着部23との螺合の進みが止れば、シール破断部12の収容部材21内への進入が止る。そのため、シール破断部12の収容部材21内への挿し込みに際して、送液部材11の端面と、収容部材21の端面などとの急な衝突による試薬の飛散が抑えられる。
また、シール破断部12の破断部外形D1と、収容窪み21Sの収容内径D2とがほぼ一致しているため、シール破断部12によって破断されたシール22は、シール破断部12の外周面に押し付けられる。結果として、シール22が破断された後であっても、螺着部13と被螺着部23との螺合が完了した状態においては、送液部材11と収容部材21との隙間から試薬が漏洩することが抑えられる。
以上、上記実施の形態によれば、以下に列挙される効果が得られる。
(1)シール破断部12が収容窪み21Sに入り込んだ状態では、収容窪み21Sの内表面とシール破断部12の外表面とがほぼ密着する。そのため、収容窪み21Sに収容された試薬は、シール破断部12の備える通路12Pを通じて収容窪み21Sから押し出される。結果として、収容窪み21Sに収容された試薬のうちで通路12Pに位置する試薬以外のほぼ全量が、収容窪み21Sから検体収容部11E1へ送液される。それゆえに、検体に送液される試薬の液量についてそれの精度を高めることが可能となる。
(2)収容窪み21Sの内表面は、軸方向に沿って延びる円筒面21SAと、軸方向に沿って先細りする錐体面21SBとを含む。また、シール破断部12は、軸方向に沿って延びる円柱部12Aと、軸方向に沿って先細りする錐体部12Bとを含む。そして、シール破断部12の収容窪み21Sに対する相対的な移動を、螺着部13と被螺着部23との螺合が案内する。すなわち、シール破断部12が収容窪み21Sに入り込むように、シール破断部12の収容窪み21Sに対する相対的な移動が案内されるため、シール破断部12の収容窪み21Sに対する移動の方向にばらつきが生じることが抑えられる。ひいては、送液される液量にばらつきが生じることが抑えられる。
(3)螺着部13と被螺着部23との螺合によって、シール破断部12が収容窪み21Sに入り込む。そのため、シール22に対するシール破断部12の移動を軸方向に沿って案内すること、および、シール22を突き破るための力をシール破断部12から加えることを、相互に同じタイミングで行わせることが可能ともなる。
(4)シール破断部12の延在方向に延びる各通路12Pは、収容窪み21Sと検体収容部11E1とを最短長で連通することが可能である。そのため、各通路12Pに残る試薬の量を抑えることが可能ともなる。
(5)樹脂シールを含むシール22は、シール破断部12がシール22を突き破る際に、弾性変形しやすい。そのため、シール破断部12とシール22との隙間から試薬が漏れることを抑えることが可能ともなる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・シール破断部12から円柱部12Aが割愛され、かつ、収容窪み21Sから円筒面21SAが割愛される。この構成であっても、シール破断部12の外表面は、収容窪み21Sの内表面のほぼ全体と密着可能であるため、上記(1)から(5)に準じた効果を得ることが可能である。
・第1案内部11E2の内周面から螺着部13が割愛され、第2案内部21E2の外周面から被螺着部23が割愛され、第1案内部11E2の内周面が、延在方向に延びる溝を有し、第2案内部21E2の外周面が、その溝に嵌る突起を有する。こうした構成であっても、第2案内部21E2の有する突起の移動が、第1案内部11E2の有する溝の延在方向となるため、上記(1)、(2)、(4)、(5)に準じた効果を得ることが可能である。
・第1案内部11E2の内周面から螺着部13が割愛され、第2案内部21E2の外周面から被螺着部23が割愛され、第2案内部21E2の外周面が、延在方向に延びる溝を有し、第1案内部11E2の内周面が、その溝に嵌る突起を有する。こうした構成であっても、第2案内部21E2の有する溝の移動が、第2案内部21E2の延在方向となるため、上記(1)、(2)、(4)、(5)に準じた効果を得ることが可能である。
・シール破断部12の外表面から、軸方向に延びる通路12Pが割愛され、シール破断部12の外表面は、軸方向と交差する方向に延びる螺旋状や曲線状を有した他の通路を備える。あるいは、シール破断部12の外表面から、軸方向に延びる通路12Pが割愛され、シール破断部12の内部は、シール破断部12の中心を貫通する貫通孔を通路として有する。こうした構成であっても、上記(1)から(5)に準じた効果を得ることが可能である。
・第1案内部11E2の外形は、円管状に限らず、例えば、送液部材11の軸方向に沿って延びる矩形管状や楕円管状に具体化することもできる。
例えば、図5が示すように、送液部材11は、送液蓋部11A、および、送液本体部11Bを備える。送液蓋部11A、および、送液本体部11Bは、直方体状を有した1つの箱体が、その周回方向で切断された形状を有する。送液蓋部11Aの周縁は、送液本体部11Bの開口に嵌められ、それによって、送液本体部11Bの開口は、送液蓋部11Aによって閉塞される。送液本体部11Bの開口が、送液蓋部11Aに閉塞された状態において、送液部材11は、1つの箱体を構成する。
送液蓋部11Aと送液本体部11Bとから構成される箱体の上面壁は、箱体の外部と、箱体の内部とを連通する孔を備える。箱体の上面壁が備える孔は、第2案内部21E2が差し込まれるための孔である。
検体収容部11E1は、紙面の左下方に向けて開口した有底の矩形筒状を有する。シール破断部12は、検体収容部11E1から上方に向けて延びる錐体状を有する。なお、通路12Pは、上記実施形態と同じく、シール破断部12において、検体収容部11E1の内部に連通している。
検体収容部11E1は、それと一体であるシール破断部12の先端を、検体収容部11E1から上方へ向ける。すなわち、位置決めされた検体収容部11E1は、シール破断部12の先端を、検体収容部11E1から、箱体の上面壁が有する孔に向ける。
送液本体部11Bの内側面は、外壁開口11Hを備える。送液本体部11Bの開口が、送液蓋部11Aに閉塞された状態において、外壁開口11Hは、検体収容部11E1の内部と対向する。
送液蓋部11Aの内側面は、第1案内部11E2を構成して上下方向に並ぶ複数の螺着要素13Aを備える。送液本体部11Bの内側面もまた、第1案内部11E2を構成して上下方向に並ぶ複数の螺着要素13Bを備える。送液本体部11Bの開口が、送液蓋部11Aに閉塞された状態において、各螺着要素13Aと、各螺着要素13Bとは、単一の螺旋状に位置し、それによって、単一の螺着部として機能する。そして、螺着要素13A,13Bと被螺着部23とが嵌合した状態で、送液本体部11Bの開口が、送液蓋部11Aによって閉塞される。これによって、シール破断部12の直上に、試薬収容部21E1が位置決めされる。次いで、送液蓋部11Aおよび送液本体部11Bに対して、摘み部21ETを相対的に回転させることによって、螺着要素13Aおよび螺着要素13Bと、被螺着部23との螺合が進められる。そして、シール破断部12の先端は、シール22を突き破り、試薬収容部21E1の内部へ進入する。
上述した構成を有する送液部材11においても、上記(1)から(5)に準じた効果を得る。すなわち、第1案内部11E2が矩形管状を有する構成であっても、被螺着部23と螺着することの可能な螺着部13を構成することは可能である。そして、送液部材11の内部を開放可能に構成することも可能である。
D1 破断部外形
D2 収容内径
L12 挿し込み長
L22 被挿し込み長
11 送液部材
11A 送液蓋部
11B 送液本体部
11E1 検体収容部
11E2 第1案内部
11H 外壁開口
11HT 挿し込み開口
12 シール破断部
12A 円柱部
12B 錐体部
12P 通路
13 螺着部
13A,13B 螺着要素
21 収容部材
21E1 試薬収容部
21E2 第2案内部
21S 収容窪み
21SA 円筒面
21SB 錐体面
22 シール
23 被螺着部

Claims (5)

  1. 検体が収容される検体収容部と、
    試薬を収容した試薬収容体であって、シールによって開口が密封された有底の筒状を有する前記試薬収容体と、
    前記シールを突き破り、かつ、前記試薬収容体の内側に入り込む形状を有したシール破断部であって、前記試薬収容体に前記シール破断部が入り込んだ状態で、前記試薬収容体の内側と前記検体収容部とを連通する通路を備えたシール破断部とを備え、
    前記シール破断部の外表面は、前記試薬収容体に前記シール破断部が入り込んだ状態で、前記試薬収容体における内表面の全体と密着可能な形状を有する
    定量送液検査キット。
  2. 前記試薬収容体の内表面は、軸方向に沿って前記開口から先細りする錐体面状を含み、
    前記シール破断部の検体収容部に対する相対的な移動を前記軸方向に沿って案内する案内機構を備える
    請求項1に記載の定量送液検査キット。
  3. 前記案内機構は、
    前記試薬収容体の軸方向に延在すると共に前記試薬収容体の基端に連結した直管状を有し、前記軸方向に延在する被螺着部を外周面に備えた第1筒状部材と、
    前記軸方向に延在する筒状を有し、前記軸方向に延在する螺着部を内周面に備えた第2筒状部材であって、前記シール破断部と接合し、前記螺着部と前記被螺着部とが螺合することによって、前記シール破断部を前記シールに向けて入り込ませる第2筒状部材とを備える
    請求項2に記載の定量送液検査キット。
  4. 前記通路は、前記シール破断部の先端から前記シール破断部の基端まで、前記シール破断部の軸方向に沿って延び、前記検体収容部が前記基端と一体である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の定量送液検査キット。
  5. 前記シールは、樹脂シールを含む
    請求項1から4のいずれか一項に記載の定量送液検査キット。
JP2016143679A 2016-07-21 2016-07-21 定量送液検査キット Active JP6702054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143679A JP6702054B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 定量送液検査キット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143679A JP6702054B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 定量送液検査キット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018013428A JP2018013428A (ja) 2018-01-25
JP6702054B2 true JP6702054B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=61019468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016143679A Active JP6702054B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 定量送液検査キット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702054B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3719572B2 (ja) * 1997-12-19 2005-11-24 栄研器材株式会社 環境衛生検査用の検体採取容器
JPWO2008152980A1 (ja) * 2007-06-12 2010-08-26 オリンパス株式会社 生物学的試料と試薬との混合用容器及び生物学的試料と試薬との混合方法
US8771615B2 (en) * 2008-04-24 2014-07-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Compound container and pouring-out method
AT508708B1 (de) * 2009-10-22 2011-06-15 Gerhard Bonecker Testset für eine photometrische messeinrichtung und photometrisches messverfahren für eine probenflüssigkeit
JP6213109B2 (ja) * 2013-07-09 2017-10-18 ニプロ株式会社 感染症検査用キット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018013428A (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9579686B2 (en) Fluid dispensing assemblies and methods of dispensing fluids from containers
US9656786B2 (en) Plug
US5193928A (en) Fluid application device with sliding sleeve cutting member
RU2582397C2 (ru) Миксер для смешивания по меньшей мере двух текучих компонентов и выдачное устройство
US20150104824A1 (en) Fixed Chamber Separator With Adjustment Withdrawal Member
JP2008022984A (ja) 棒状化粧料繰出容器
DE602004004424D1 (de) Doppelkammer-Kartusche für die Abgabe von Flüssigkeiten (Kleber)
WO2010102207A2 (en) Tip arrangement for a dropper bottle
BRPI0921910A2 (pt) dispositivo para conversação e dispensação de um produto contido em um reservatório que compreende uma parede passível de ruptura
JP2008542136A (ja) 容器上に固定するための差込み注ぎ口を有する排出栓
JP6702054B2 (ja) 定量送液検査キット
US9987630B2 (en) Fluid handling device and method of using the same
CA2440847A1 (en) Device for discharging a spreadable material
US20080029180A1 (en) Drip chamber dropper bottle
JP6889277B2 (ja) 2成分の流体生成物用のパッケージングおよび分配アセンブリ
US9650188B1 (en) Delayed pierce, sealed container
EP3521192B1 (en) Packaging system comprising a dispensing device and a dispensing cap
RU2680658C1 (ru) Пишущий инструмент и его выдачной блок
JP2011011781A (ja) レフィール容器及び吐出容器
KR20160073929A (ko) 혼합 용기
JP7369337B2 (ja) 注出口栓およびこれを備える包装容器
JP2018013429A (ja) 検体検査キット
EP2597044A1 (en) Drop-dispensing insert and container with a drop-dispensing insert
JP6763663B2 (ja) 円筒状液体容器の開封機構を備えたアプリケータ
US11724262B2 (en) Method of facilitating the handling of a volume of fluid

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6702054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250