JP2017149455A - 混合容器及び混合容器詰め製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物が混合された容器内に挿入したスワブ等の棒状体を容易に引き抜くことができる混合容器及び該混合容器詰め製品の提供を目的とする。【解決手段】筒状の容器体12と、容器体12を、第1処理液28を収容する第1室17と第2処理液29を収容する第2室18とに仕切る可撓性の仕切り膜16とを有し、仕切り膜16は、仕切り膜本体16aと、仕切り膜本体16aの周囲にあって容器体12の内周面に繋がる連結部16bとを有し、連結部16bを破断させて第2室18の第2処理液位29を第1室17に導入して第1処理液28と第2処理液29とを混合可能とした混合容器詰め製品11であって、仕切り膜本体16aは、仕切り膜本体16aの折り曲げを容易にする溝部19が形成されて成る構成である。【選択図】図2

Description

本発明は、筒状の容器体の内周面に仕切り膜を、周囲を破断可能に形成して容器内部を第1室と第2室とに仕切る混合容器及び混合容器詰め製品に関し、特に検体処理液用の二液混合容器及び二液混合容器詰め製品に関する。
検体の処理等に使用する検体処理液には、異なる種類の処理液を使用直前に混合して用いる場合がある。このような検体処理液は、予め異なる種類の処理液を混合して保存すると化学反応等により検体処理液としての効能が低下する。このため、異なる容器にそれぞれ保存された各種の処理液を使用直前に所定量取り出し、これらを混合して検体処理液として使用している。
このような処理液の混合による調合は、検査等の現場では煩雑な労力を招くので、予め仕切り膜により二室に仕切った容器体に、二種類の処理液を所定量それぞれ封入し、使用直前に仕切り膜を破断して処理液を混合する二液混合容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−78000号公報
上記特許文献1に記載の二液混合容器によれば、容器を2室に仕切る仕切り膜を突き破るための突出片付きの屈曲部を備えているので、容器の一端の開口部から挿入したスワブにより前記屈曲部を押圧することで仕切り膜を容易に破り、二液の混合による処理液を迅速に提供することができる。
しかしながら、検体等を付着させたスワブを検体処理液に含浸させた後、スワブを容器から引き抜く際に、径の大きいスワブ先端部が破断した仕切り膜に引っ掛かり、容器から抜き難くなり、迅速性を必要とする検査処理に支障を招くことがある。
本発明は、異なる種類の内容物が混合された容器内に挿入したスワブ等の棒状体を容易に引き抜くことができる混合容器及び該混合容器詰め製品の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る混合容器は、筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る可撓性の仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、該連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る構成となる。
本発明によれば、混合容器の仕切り膜を構成する仕切り膜本体に、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されているので、仕切り膜本体は容器内に挿入したスワブ等の棒状体により容易に折れ曲がり、仕切り膜が支障とならずスワブ等を容易に引き抜くことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る混合容器の正面図である。 図2は、図1のY−Y方向の断面図である。 図3Aは、図1のX1−X1方向の矢視図である。 図3Bは、図1のX2−X2方向の断面図である。 図4Aは、容器体の内周面に一体形成された仕切り膜の拡大図である。 図4Bは、図4AのX3−X3方向の拡大した部分断面図である。 図5は、第1室側から見た仕切り膜の模式的な斜視図である。 図6Aは、本発明の実施の形態に係る混合容器の容器体の側壁を親指と人指し指で押圧する状態の説明図である。 図6Bは、図6Aに示す押圧により仕切り膜の連結部の一部が破断した状態を示す説明図である。 図6Cは、図6Bに示す仕切り膜の連結部の一部が破断した容器体にスワブを挿入開始させた状態の説明図である。 図6Dは、図6Cに示すスワブを混合液に浸漬させた状態の説明図である。 図6Eは、混合液に浸漬させたスワブの引き抜き途中における仕切り膜と接触した状態の説明図である。 図6Fは、混合液に浸漬させたスワブを引き抜いて仕切り膜を通過させた状態の説明図である。 図7は、容器体の内部から引き抜き途中のスワブが仕切り膜と接触する状態の部分模式図である。 図8は、検体採取液が作成された容器体に対して蓋体に替えて滴下キャップを取付ける状態の説明図である。 図9は、滴下キャップを取付けた容器体から検体採取液を滴下する状態の説明図である。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る混合容器詰め製品として、二液の混合容器詰め製品11が図1、図2、図3A及び図3Bに示すように構成される。図1は、混合容器詰め製品11の正面図、図2は図1のY−Y方向の断面図、図3AはX1−X1方向の矢視図、図3BはX2−X2方向の断面図である。
図1及び図2に示すように、二液の混合容器詰め製品11は、容器体12と、容器体12の開口部12aを封止する蓋体13とを有する。容器体12及び蓋体13の材料は、例えばポリエチレン等の合成樹脂から成り、射出成形や圧縮成形により形成されたものである。蓋体13は、一端に天板部を有する円筒形状である。蓋体13の円筒の内周面と容器体12の口部12bの外周とがそれぞれ雌雄螺子形状(不図示)に形成され、これらを螺着することで、開口部12aを液密に封止する。また、螺合した蓋体13の開口端部と口部12bの一部分が熱溶着されて封印されるが、使用時に蓋体13を手で回すことで熱溶着による封印を容易に解除することができるようになっている。なお、図1では、容器体12を明示するために、蓋体13を容器体12から離れた位置に図示している。
容器体12は、横断面(容器体12の長手方向に垂直な断面)において略円形の筒状の容器であり、筒状の胴部は、適宜設定された材料や肉厚によって可撓性を有している。容器体12の一端側には、開口部12aが設けられ、他端側には熱溶着(ヒートシール)により封止された板状の熱溶着部(ヒートシール部)12cが形成されている。容器体12の開口部12a側の口部12bには、開口部12aから所定長さの位置に円盤状の鍔部15が形成されている。容器体12の内周面には、容器体12の内部を液密に仕切る仕切り膜16が形成されており、熱溶着部12c側の第1室17(第1内容物として第1処理液28が注入される)と、開口部12a側の第2室18(第2内容物として第2処理液29が注入される)とに仕切られている。
第1処理液28が所定量注入された第1室17の端部が熱溶着された後、第2室18に第2処理液29が所定量注入された後に、第2室18の口部12bを蓋体13により螺着して封止(一部を熱溶着して封印)することで混合容器詰め製品11の製造が完了する。
図2に示すように、容器体12の内部に設けた仕切り膜16は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の部材で、その周囲は容器体12の内周面と一体成形により繋がっていて、第1室17と第2室18とを液密に仕切っている。
図3A、図3B、及び仕切り膜16の拡大図である図4A、図4Bに示すように、仕
切り膜16は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の仕切り膜本体16aと、仕切り膜本体16aの全周囲に形成される連結部(薄肉部)16bで構成される。連結部16bの肉厚は、仕切り膜本体16aの肉厚(後述の溝部19が形成されていない箇所の肉厚)に対し2/5以下、好ましくは1/3以下で、好適肉厚としては、0.1〜0.3mm、より好適には0.1〜0.2mmである。連結部16bの肉厚をこのように設定することで、図5に示すように、仕切り膜16が連結部16bで好適に破断する。なお、薄肉部である連結部16bを仕切り膜本体16aの周囲全体に形成せずに、薄肉部である連結本体部と該連結本体部より厚肉の連結残部とに分けて形成しても良い。その際、周囲の一部を連結残部として厚肉に形成し、他の連結部を薄肉部である連結本体部としても良い。連結残部を形成することで容器体12を外部から押圧して連結部16bを破断させたとき、予め所定の方向に設けられた連結残部が破断されずに残ることになる。そして、後述するようにこの連結残部(容器体12の内周面との繋がりが残っている連結部16bの一部)を中心に仕切り膜16が第1室側に折れ曲がることになる。
仕切り膜本体16aの第1室17側の表面には、仕切り膜本体16aの中心部付近から周囲に向けて放射状(中心から8方向、45度毎)に溝部19(19a〜19h)が形成されている。溝部19(19a〜19h)は、幅(W)が0.25〜0.5mm、深さ(D)が0.2〜0.45mmで、溝部19が形成されていない仕切り膜本体16aの肉厚の40%以上60%以下の肉厚に形成されている。上記の溝部19(19a〜19h)の幅W、深さD、肉厚は、仕切り膜16がスワブ等の棒状体により溝部19(19a〜19h)で適切に折り曲がるようにその寸法を決定することができる。
図2に示すように、第2室18の内周面18aには、容器体12の軸方向に沿って、板状の突起であるリブ23a〜23d(23dは不図示)が形成されている。このリブ23a〜23dは、蓋体13が装着される前の段階で、容器体12本体の内部に他の容器体が嵌り込むのを防止するために設けたものである。
次に、図6A〜図6F及び図7を参照しつつ、仕切り膜16の連結部16bと容器体12の内周面との連結の破断、容器体12内へのスワブ31の挿入、検体処理液(28、29)へのスワブ31の浸漬、容器体12からのスワブ31の引き抜きまでの一連の動作を説明する。
図6Aに示すように、混合容器詰め製品11の容器体12の外側の側壁で、仕切り膜16を設けた箇所、またはその付近を外部から親指25aと人差指25bとで矢印方向26a、26bに押圧すると、可撓性を有する容器体12は変形し、容器体12の内周面と仕切り膜16との連結部16bの一部が破断する。図6Bに示すように、略円形状の仕切り膜16に対して、容器体12の内周面が押圧により変形することで、連結部16bのうち変形の大きい部分が破断することになり、さらに押圧方向を変えて押圧を繰り返すと、連結部16bはその一部を残して容器体12の内周面との連結が破断する。このとき、仕切り膜本体16aは第1室17側に向けて突出するように曲折しているので、仕切り膜16は容器体12の内周面との繋がりが残っている連結部16bの一部を中心として第1室17側に折れ曲がる。
図6A、図6Bに示すように、混合容器詰め製品11は、第1室17を下、第2室18を上にする方向におかれたときに、連結部16bの破断と、仕切り膜16の第1室17側への折れ曲がりにより、第2室18に収容される第2処理液29は、第1室17側に流出し導入され、第1室17に収容される第1処理液28と混合される。その後、図6Cに示すように、容器体12の上部にある蓋体13を取り外し、開口部12aから検体を付着させたスワブ31(鎖線で示す)を容器体12の内部に挿入する。スワブ31は、第1室17側に折れ曲がった仕切り膜16の横を通過して、混合した検体処理液(28、29)に浸漬する(図6D参照)。このように、仕切り膜16が第1室17側に折れ曲がるので、仕切り膜16がスワブ31の進入の妨げとなりにくく、混合した検体処理液(28、29)に検体を付着させたスワブ31を容易に浸漬することができ、検査対象となる好適な検体採取液30を作成することができる。
検体採取液30を作成した後、スワブ31を容器体12から引き抜くが、従来はスワブ31の先端拡径部31aが第1室17側に折れ曲がった仕切り膜16に引っ掛かり、抵抗になって抜き難い状態となっていた。しかし、本実施形態の仕切り膜16は、第1室17側の表面に溝部19(19a〜19h)が形成されているので、引き抜き途中のスワブ31の先端拡径部31aとの接触により、溝部19が形成されている側が山折り頂部のきっかけとなって容易に折れ曲がる(図6E参照)。このため、引っ掛かり抵抗は低減され、スワブ31を支障なく抜き取ることができる(図6F参照)。例えば、図7に示すように、容器体12の第1室17側からスワブ31を引き抜く(図7中の矢印方向)際に、仕切り膜16は、スワブ31の先端拡径部31aとの接触により溝部19c、19d、19eで折れ曲がるので、容易に引き抜くことができる。
検体採取液30を作成した後には、図8に示すように、容器体12の口部12bに滴下キャップ35を螺着する。滴下キャップ35は、狭小の開口部が形成された漏斗状の先端部35aを有する蓋体であり、その内周面に形成された螺子形状(不図示)により、口部12bの外周面に螺着する構造となっている。
次に、図9に示すように、滴下キャップ35が螺着された容器体12を、滴下キャップ35の漏斗状の先端部35aを下向きにして、先端部35aの狭小の開口部から検体採取液30を試験紙(不図示)等に滴下して検査を行う。このとき、可撓性を有する容器体12の側壁を親指25aと人差指25bとで押圧すると、検体採取液30の滴下を促進することができる。検体採取液30を、試験紙等に付着させた反応により、例えばインフルエンザ感染の陽性、陰性等の判定をすることができる。
上記のように、容器体12の第1室17、第2室18に処理液28、29をそれぞれ所定量注入して封止(熱溶着、蓋体13螺着)して製造した混合容器詰め製品11の使用時に、容器体12の側壁を指等で押圧することで、仕切り膜16の連結部16bを容易に破断して処理液28、29を混合させることができる。そして、蓋体13を取り外して容器体12に検体が付着したスワブ31を挿入するが、仕切り膜16がスワブ31の進入する方向に沿うように折れ曲がるので(第1室17方向に向けて折れ曲がるので)、挿入されたスワブ31の容器体12内への進入に支障とならず、スワブ31を混合された検体処理液(28、29)に容易に浸漬することができる。そして、スワブ31を第1室17から第2室18に向けて引き抜く際に、仕切り膜16の第1室17側表面に放射状に8本の溝部19(19a〜19h)が形成されているので、仕切り膜16は、スワブ31の先端拡径部31aとの接触により上記溝部19(19a〜19hのいずれか)が容易に折れ曲がることになる。また、溝部19は、仕切り膜本体16aの中央部から放射状に形成されているので、連結部16bの破断位置にかかわらず、様々な方向に設けられた溝部19(19a〜19hのいずれか)を曲がりやすい箇所をきっかけにして仕切り膜16を折り曲げることができる。そのため、スワブ31は仕切り膜16の引っ掛かりによる抵抗が低減されるので、容易に引き抜くことができる。
なお、上記したように本実施形態では、仕切り膜16に放射状に8本の溝部19(19a〜19h)を形成したが、これに限定するものではない。スワブの形状、サイズ等に応じて、溝部19の数量、形状等を設定することができる。例えば、放射状に6本、4本(十字形状)、2本(直線形状)、10本等に形成しても良く、所定間隔で複数本の直線溝を格子形状に形成しても良く、更には螺旋形状に形成しても良い。また、仕切り膜16の折り曲がりのきっかけになるのであれば、溝部19は仕切り膜16のどちらの面に設けてもよいが、本実施形態のように連結部16bの切れ残りを中心に折れ曲がる側の面に設けると、スワブ31の抜き差しの際の引っ掛かり抵抗が低減できる側に仕切り膜16を折り曲げやすくなるため好ましい。無論、仕切り膜16の両面に溝部19を形成しても良い。
本実施形態では、可撓性を有する筒状の容器体12の胴部側面を押圧して仕切り膜16の連結部16bを破断させているが、容器体12の筒状胴部は必ずしも可撓性を有する必要はない。容器体12の筒状胴部に可撓性が無いときは、スワブ31の挿入により仕切り膜16の連結部16bを破断させることで二液を混合させることが出来る。
上記した混合容器の容器体12の合成樹脂材料としてポリエチレンを例示して説明したがこれに限定するものではなく、例えばポリプロピレン、ポリスチレン等、公知の合成樹脂製で、容器体12の側面の押圧、又は、スワブ31を挿入することで仕切り膜16が破断でき、スワブ31を引き抜く際に、溝部19によって仕切り膜16が容易に折れ曲がり可能となるものであれば良い。また、エチレンビニルアルコールなどのバリヤ層を備えた多層の構成となっていてもよい。
また、仕切り膜16は第1室17側に突出するように曲折した皿形状(円錐台状)の部材に限らず、第1室17側に突出する形状であれば、曲面形状からなる椀形状や円錐状の部材であってもよく、さらに曲面の側面と平らな底部とを組み合わせた皿形状であってもよい。
また、容器体12の口部12bと蓋体13との封止は、螺着後、一部熱溶着により封印するものに限らず、単に螺着や嵌合のみなど、公知の封止を行ってよい。また、蓋体13に換えて公知の封止用フィルム材を口部12bに接着、または、熱溶着してもよい。
また、熱溶着部12cは熱溶着に限らず接着剤などによる接着であってもよいし、蓋体やフィルム材などによる公知の封止を行ってもよい。
さらに、上記した実施形態の混合容器詰め製品11の内容物として第1処理液28,第2処理液29をそれぞれ第1室,第2室に注入し、仕切り膜連結部の破断により混合する場合について説明したが、本発明の混合容器の内容物としてはこれに限らず、異なる物質からなる粉体や粒体、液体、ゲル状物等のうちの一状態、または二状態の組み合わせとした、第1内容物,第2内容物をそれぞれ第1室,第2室に充填してもよい。
また、混合とは、単に二つの内容物を混ぜ合わせる、の意味であり、その後、二つの内容物が混合物になってもよいし、化合物が生成されてもよい。また、挿入治具としては、スワブに限らず、液体等を注入するためのピペットや攪拌棒等でもよい。
11 混合容器詰め製品
12 容器体
12a 開口部
12b 口部
12c 熱溶着部(ヒートシール部)
13 蓋体
15 鍔部
16 仕切り膜
16a 仕切り膜本体
16b 連結部
17 第1室
18 第2室
19(19a〜19h) 溝部
23a〜23d リブ
28 第1処理液(第1内容物)
29 第2処理液(第2内容物)
(28、29) 検体処理液
30 検体採取液
31 スワブ(挿入治具)
31a 先端拡径部
35 滴下キャップ

Claims (7)

  1. 筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る可撓性の仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、該連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、
    前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る混合容器。
  2. 前記仕切り膜本体は、前記第1室側に突出した形状であり、前記溝部は、前記仕切り膜本体の第1室側の面に形成される請求項1に記載の混合容器。
  3. 前記溝部は、前記仕切り膜本体の中央部から放射状に形成される請求項1又は2に記載の混合容器。
  4. 前記溝部は、前記中央部で直交する十字形状に形成される請求項3に記載の混合容器。
  5. 前記溝部は、該溝部が形成されていない前記仕切り膜本体の肉厚の40%以上60%以下の肉厚に形成される請求項1乃至4のいずれかに記載の混合容器。
  6. 前記連結部は、前記溝部が形成されていない前記仕切り膜本体の肉厚の2/5以下の肉厚で形成される請求項1乃至5のいずれかに記載の混合容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の混合容器の前記第1室に、前記第1内容物が充填され、前記第1室の端部が接着により形成される接着部により封止されると共に、前記第2内容物が充填された前記第2室の端部が蓋体により封止される混合容器詰め製品。
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