JP6700871B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式を用いた画像形成装置の高速化、高画質化が進められている。これらの性能を満たすために、例えばトナー像を記録材に転写させる際には、記録材のインピーダンスを検知し、検知結果に応じた転写電圧を制御する。これにより、画像不良の発生を抑えつつトナー像の転写を行う等、記録材の特性や画像形成装置の設置環境等に応じた画像形成条件の制御を行う。また、カラー画像形成装置では、このような制御に加え、正確な色再現性や濃度安定性も要求されるため、自動で画像濃度を制御する機能を有している。
画像濃度制御では、一般に、トナー像を担持する回転体上に、作像条件を変えながら形成された複数の試験用のトナー像を画像形成装置内に配備した光学検知手段等で検知し、それぞれからトナーの付着量(トナー濃度、以下、トナー付着量)を算出する。そして、その算出結果に基づいて現像、転写、定着等に対する最適な作像条件が決定されたり、濃度階調制御がなされたりする。光学検知手段における検知原理は、発光素子から照射された光に対する試験用のトナー像及び回転体の下地からの反射光をそれぞれ受光素子で取得し、取得した受光素子からの出力(反射出力)の比較結果に基づいて、トナー付着量の算出がなされる。また、近年では、静電容量型の近接センサの高感度化が進んでおり、付着量の微小な変化を捉える必要のあるトナー付着量の検知への適用が期待されている(例えば、特許文献1参照)。更に、画像形成装置の高速化、高画質化を目的として、上述したトナー付着量以外に、トナー像の帯電量も検知して作像条件に反映させることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−276524号公報 特開2009−098038号公報
しかし、光学検知手段によって試験用のトナー像及び回転体の下地からの反射光量を比較してトナー付着量を算出する手法は、試験用のトナー像の付着量が多い場合には検知感度が低下してしまう。このため、充分な画像形成条件の制御を行うことができない場合がある。トナー付着量だけでなくトナー像の電荷量も測定するためには、新たにトナー像の電荷量を測定するためのセンサを設ける必要があり、画像形成装置の小型化、低コスト化を妨げるおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像形成装置の小型化、低コスト化を妨げることなく、画像形成条件を適切に制御することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)トナー像を形成する形成手段と、前記形成手段により形成されたトナー像を担持する像担持体と、電極を有し、前記像担持体と前記電極との間、又は前記像担持体上に担持されたトナー像と前記電極との間に誘導された電荷量を検知する検知手段と、前記電極に振動を与えた状態と前記電極に振動を与えない状態とに切り替わる振動手段と、前記振動手段により前記電極に振動を与えない状態で前記検知手段により検知された電荷量と前記振動手段により前記電極に振動を与えた状態で前記検知手段により検知された電荷量に基づいて、画像形成条件を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、画像形成装置の小型化、低コスト化を妨げることなく、画像形成条件を適切に制御することができる。
実施例1の画像形成装置の断面図 実施例1のトナー像センサの概略図 実施例1の電荷量検知部の回路図 実施例1のトナー像センサの動作を説明する図 実施例1の制御演算部のブロック図 実施例1のトナー像センサの概略図 実施例2のトナー像センサの概略図
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置]
実施例1では、像担持体上に形成されたトナー像の付着量と電荷量とを検知し、検知結果に応じて画像形成条件の制御を行う構成について説明する。図1は、本実施例の画像形成装置の概略断面図である。本実施例では、画像形成装置の一例として中間転写ベルトを採用したカラー画像形成装置を用いる。本実施例の画像形成装置は、4ドラムフルカラー方式で自動両面印刷機構を搭載したプリンタである。画像形成を行う画像形成部は、トナーの色毎に構成され、中間転写ベルト24の図中矢印で示す回転方向(反時計回り方向)の上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のステーションが配置されている。図中、符号の末尾の添え字Y、M、C、Kはトナーの色を表し、以下の説明では、必要な場合を除き省略する。
画像形成装置は、感光体である感光ドラム1、帯電手段である帯電ローラ2、露光手段であるスキャナ部11、現像手段である現像器8、補給手段であるトナー容器7、ドラムクリーナ16を有している。また、画像形成装置は、像担持体である中間転写ベルト24、第二の転写手段である二次転写ローラ25、中間転写ベルト24を駆動しつつ二次転写ローラ25の対向ローラとして機能する駆動ローラ26、張架ローラ13、補助ローラ23を有している。更に、画像形成装置は、第一の転写手段である一次転写ローラ4、定着手段である定着部21、及びこれらを制御動作させる制御手段である制御演算部10を有している。また、画像形成装置は、不図示であるが、現像器8に現像電圧を印加する第一の印加手段である電源、一次転写ローラ4に一次転写電圧を印加する第二の印加手段である電源、二次転写ローラ25に二次転写電圧を印加する第三の印加手段である電源を備えている。感光ドラム1は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム1を画像形成動作に応じて時計周り方向に回転させる。
制御演算部10が画像信号を受信すると、記録材Sは、給紙カセット15Aからピックアップローラ14、給紙ローラ17、18によって画像形成装置内に給送される。給紙ローラ17、18から搬送路に搬送された記録材Sは、後述の画像形成動作と記録材Sの搬送との同期をとるためのローラ状同期回転体、即ち、レジストレーションローラ19a、及びレジストレーション対向ローラ19bに挟持され、停止して待機する。以下、レジストレーションローラ19a及びレジストレーション対向ローラ19bを、単に、レジストローラ対19a、19bとする。そして、制御演算部10は、帯電ローラ2の作用により一定電位に帯電した感光ドラム1の表面に、受信した画像信号に応じた静電潜像をスキャナ部11によって形成する。
現像器8は感光ドラム1上(感光体上)に形成された静電潜像を可視化する手段であり、ステーション毎にYMCK各色の現像を行う。現像器8には、現像ローラ5が設けられており、静電潜像を可視化するための現像電圧が印加されている。このように、感光ドラム1の表面に形成された静電潜像は、現像器8の作用により単色のトナー像として現像される。
中間転写ベルト24は感光ドラム1に接触しており、駆動ローラ26、張架ローラ13、補助ローラ23に張架されて、不図示の駆動源により駆動ローラ26を回転駆動される。これにより、中間転写ベルト24は、カラー画像形成時に反時計周り方向に感光ドラム1の回転と同期して回転する。現像された単色のトナー像は、一次転写ローラ4に印加された一次転写電圧の作用により順次転写され、中間転写ベルト24上(像担持体上)で多色のトナー像となる。本実施例の中間転写ベルト24は、ポリイミド材料にカーボンブラックを分散させた厚さ70μmの無端のフィルム状部材を用いている。材料にはPEEK、PPS、PVdF、PEN等のスーパーエンジニアリングプラスチックや、PET等の汎用エンジニアリングプラスチックを用いてもよい。また、中間転写ベルト24を張架する張架ローラ13、補助ローラ23は、いずれも金属製の導電芯金で形成されており接地電位となっている。また、駆動ローラ26は、同じく金属製の導電芯金に駆動伝達用の低抵抗ゴム層を付与したもので、張架ローラ13、補助ローラ23と同様に接地電位となっている。中間転写ベルト24上に転写されず感光ドラム1上に残留したトナーは、感光ドラム1に当接して設置されたドラムクリーナ16により回収される。各色のドラムクリーナ16は、それぞれ、クリーナブレード161とトナー回収容器162とで構成されている。
中間転写ベルト24上に形成された多色のトナー像は二次転写ローラ25と駆動ローラ26とで形成される二次転写ニップ部に搬送される。レジストローラ対19a、19bに挟持された状態で待機していた記録材Sは、レジストローラ対19a、19bの作用により、中間転写ベルト24上の多色のトナー像の搬送と同期をとりながら二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ローラ25には二次転写電圧が印加され、記録材Sに多色のトナー像が一括で転写される。
定着部21は、弾性層を有し回転する加圧ローラ21aと、加圧ローラ21aに圧接し定着ニップ部Nを形成し、また、定着ニップ部Nを加熱する加熱手段を有する加熱回転体21bから構成される。多色のトナー像を保持した記録材Sは、加圧ローラ21aにより搬送されるとともに、定着ニップ部Nにて熱及び圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。トナー像が定着された後の記録材Sは、排出ローラ20a、20bによって排紙トレイ30に排出され画像形成動作が終了される。ベルトクリーナ28は、中間転写ベルト24上に残ったトナーをクリーナブレード281の作用によってクリーニングするもので、ここで回収されたトナーはクリーナ容器282に蓄えられる。
以上説明したような一連の画像形成動作は、画像形成装置内に設けられた制御演算部10によって制御される。前述した帯電ローラ2、現像ローラ5、一次転写ローラ4、二次転写ローラ25に印加される電圧や、加熱回転体21bの温度制御等も、制御演算部10によって制御されている。
検知手段であるトナー像センサ40は、張架ローラ13の張架位置で中間転写ベルト24と対向して配置されており、中間転写ベルト24上に形成されたトナーの付着量や電荷量を検知するよう構成されている。一般に、電子写真方式のカラー画像形成装置では、消耗品の交換、使用する環境の変化(温度、湿度、装置の劣化等)、プリント枚数等の諸条件によって、トナーや前述した各部材の特性が変化する。トナーや各部材の特性の変化は、画像形成の最適条件の変化に伴う画像不良や画像濃度の変動として顕在化する。そして、画像不良や画像濃度の変動により、本来出力されるはずの適正な画像や正しい色再現性が得られなくなってしまう。そこで、本実施例では、常に最適な画像形成条件でユーザが所望する画像が適正に形成されるようにするため、次のような動作を行う。本実施例では、ユーザによる画像形成指示がなされる以外のタイミングで、作像条件を変えながら複数の試験用のトナー像であるトナーパッチP(図2参照)を、試験的に中間転写ベルト24上に形成する。そして、トナー像センサ40によりトナーの付着量とトナーの電荷量を検知する。
[トナー像センサ]
図2(a)に本実施例のトナー像センサ40の概略図を示す。トナー像センサ40は、中間転写ベルト24と対向して容量結合される検知電極41a、41b、検知電極41a、41bに静電誘導された電荷量を検知するための電荷量検知部42を有している。また、トナー像センサ40は、検知電極41a、41bの裏面側に絶縁基板44を介して設置され、検知電極41a、41bと中間転写ベルト24の空間距離が変動するように機械的振動を与える振動部43を有している。
図2(b)は第一の電極である検知電極41aと第二の電極である検知電極41bの配置を示した模式図である。検知電極41a、41bは、中間転写ベルト24の移動方向と直交する方向を略等しい長さの長辺とする長方形をしている。検知電極41a、41bの短辺は、検知電極41aに比べて検知電極41bの方が短くなるように構成されている。2つの検知電極41a、41bは、中間転写ベルト24の移動方向に並んだ状態で絶縁基板44上に略平行に近接して配置される。本実施例では、検知電極41aの短辺は5mm、検知電極41bの短辺は1mm、長辺はいずれも50mmとなるように構成している。トナーパッチPは、中間転写ベルト24上に形成され、付着量及び電荷量をトナー像センサ40により測定されるトナー像であり、詳細については後述する。
[電荷量検知部]
図3は、図2に示した本実施例のトナー像センサ40に組み込まれている電荷量検知部42の回路図を示している。Caは検知電極41aと中間転写ベルト24、又は検知電極41aと中間転写ベルト24上のトナーパッチPの間に形成される静電容量を示している。また、Cbは検知電極41bと中間転写ベルト24、又は検知電極41bと中間転写ベルト24上のトナーパッチPの間に形成される静電容量を示している。検知電極41aは、第一の接続手段であるスイッチ421aの接点421a−1に接続され、検知電極41bは、第三の接続手段であるスイッチ421bの接点421b−1に接続されている。スイッチ421aは、接点421a−1と接点421a−2が接続された第一の状態では、検知電極41aと第一のアンプである演算アンプ422aの反転入力端子(−)とを接続する。スイッチ421aは、接点421a−1と接点421a−3が接続された第二の状態では、検知電極41aの接続を開放状態とする。スイッチ421aは、接点421a−1と接点421a−4が接続された第三の状態では、検知電極41aを接地する。
また、スイッチ421bは、接点421b−1と接点421b−2が接続された第四の状態では、検知電極41bと第二のアンプである演算アンプ422bの反転入力端子(−)とを接続する。スイッチ421bは、接点421b−1と接点421b−3が接続された第五の状態では、検知電極41bの接続を開放状態とする。スイッチ421bは、接点421b−1と接点421b−4が接続された第六の状態では、検知電極41bを接地する。
このように、検知電極41a、41bは、スイッチ421a、421bにより、演算アンプ422aの反転入力端子(−)、高インピーダンスの開放位置(Open)、接地電位(GND)のいずれかとの間の接続が切り替えられる構成になっている。演算アンプ422a、422bは、非反転入力端子(+)が所定の基準電位Vrに接続されるとともに、反転入力端子(−)と出力端子との間に、第一の容量素子である容量素子424a、第二の容量素子である容量素子424bが接続されている。容量素子424a、424bには、第二の接続手段であるスイッチ423a、第四の接続手段である423bがそれぞれ並列に接続されている。
差分検出アンプ425の非反転入力端子(+)には、演算アンプ422aから出力された電圧Vaを抵抗R1a、R2aで分圧した電圧が入力される。差分検出アンプ425の反転入力端子(−)には、演算アンプ422bから出力された電圧Vbを抵抗R1b、R2bで分圧した電圧が入力される。差分検出アンプ425は、演算アンプ422a、422bからそれぞれ出力される測定した電圧Va、Vbの差(=Va−Vb)をVoutとして、制御演算部10に出力する。制御演算部10は、差分検出アンプ425から入力された電圧Vout(以下、差分電圧Voutともいう)に基づいて、中間転写ベルト24上に形成されたトナー像の付着量を検知する。
[各スイッチの動作と出力電圧の時間変化]
図4(A)は、スイッチ421a(又はスイッチ421b)、スイッチ423a(又はスイッチ423b)の動作と出力電圧の時間変化を示す模式図である。図4(A)の(a)は、電荷量検知部42が動作する際の基準クロックを示している。図4(A)の(b)は、スイッチ421a(又はスイッチ421b)が演算アンプ422a(又は演算アンプ422b)の反転入力端子(−)、開放位置(Open)、接地電位(GND)のどの位置に接続されているかを示している。図4(A)の(c)は、スイッチ423a(又はスイッチ423b)の接続状態(ON、OFF)を示している。図4(A)の(d)は、電荷量検知部42(詳細には、差分検出アンプ425)から制御演算部10に出力される出力電圧Voutを示している。横軸はいずれも時間である。
タイミングt1で、検知電極41a、41bがスイッチ421a、421bを介して演算アンプ422a、422bの反転入力端子(−)に接続され、かつスイッチ423a、423bがオフ状態となり、図3に示した状態となる。タイミングt1では、演算アンプ422aの出力端子からは、検知電極41aと中間転写ベルト24との間に形成された静電容量Caと容量素子424aの静電容量との比に応じた電圧Vaが出力される(図3参照)。また、タイミングt1では、演算アンプ422bの出力端子からは、検知電極41bと中間転写ベルト24との間に形成された静電容量Cbと容量素子424bの静電容量との比に応じた電圧Vbが出力される(図3参照)。タイミングt2で、スイッチ421a、421bが開放位置(Open)に接続されると、演算アンプ422a、422bの出力端子の電圧Va、Vbは保持される。このため、第三のアンプである差分検出アンプ425(図3参照)から出力される電圧Vout(例えば、電圧Vtとする)も保持される。
タイミングt3で、スイッチ423a、423bがオフ状態からオン状態に切り替わる。そうすると、容量素子424a、424bが短絡され容量素子424a、424bに充電されていた電荷が放電されて、演算アンプ422a、422bの出力端子の電圧がリセットされる。このとき、スイッチ421a、421bを接地電位(GND)に切り替えることによって、検知電極41a、41bも放電され電圧がリセットされる。その後、タイミングt4で、スイッチ423a、423bを再度オフにした状態で、スイッチ421a、421bを検知電極41a、41bと演算アンプ422a、422bの反転入力端子(−)が接続するように、再度切り替える。
この動作により、演算アンプ422a、422bの出力端子からは、検知電極41a、41bと中間転写ベルト24との間に形成された静電容量Ca、Cbと容量素子424a、424bの静電容量との比に応じた電圧Va、Vbが再度、それぞれ出力される。タイミングt1からタイミングt4までの動作が繰り返されることにより、静電容量Ca、Cbが周期的に測定され、演算アンプ422a、422bからは、測定された電圧が周期的に更新されて出力される。
同じ長さで近接して略平行に配置された検知電極41a、41bには、位相や振幅等が同じように揃った電磁波ノイズが誘導される。差分検出アンプ425は、電極面積の大きな検知電極41aに接続された演算アンプ422aの出力(Va)から電極面積の小さな検知電極41bに接続された演算アンプ422bの出力(Vb)を差し引くこととなる(Va−Vb)。これは、演算アンプ422aの出力から電磁波ノイズを除去することと等価とみなすことができる。このため、トナー像センサ40を以上のような構成とすることで、高い耐環境ノイズ性能を得ることが可能となり、検知電極41aと中間転写ベルト24との間に形成される静電容量の、トナーの付着量の差に応じた微小な変化を捉えることが可能となる。
トナーの付着量が変化することは、中間転写ベルト24と検知電極41a、41bとの間に介在するトナー層の厚み及び空気層の厚みが変化することである。トナー層の厚み及び空気層の厚みに応じて静電容量Ca、Cbが変化し、演算アンプ422a、422bによって測定された電圧Va、Vbも変化する。本実施例の制御演算部10は、基準クロックに基づいて、前述したスイッチ421a、421bが開放位置(Open)に接続されて電圧Va、Vbが保持されているタイミング(タイミングt2〜t3)で、差分検出アンプ425の出力電圧Voutを検知する。制御演算部10は、電圧Va、Vbが保持されているタイミングで差分検出アンプ425から出力される出力電圧Voutの値を電圧Vtとして測定する。なお、差分検出アンプ425からの電圧Vtとトナーの付着量とを対応付けた情報、例えば、トナーの付着量が多くなるほど差分電圧Vtが高くなるといった情報は、設計段階や工場出荷時等に測定されて予め制御演算部10に記憶されているものとする。これにより、本実施例では、制御演算部10はトナーの付着量の変化を測定できるようにしている。
[トナーの電荷量]
次に、図4(B)を用いて、中間転写ベルト24上に形成されたトナーの電荷量を見積もる手法について説明する。図4(B)の(a)は、図4(A)の(a)と同様の基準クロックを示す。図4(B)の(b)は、トナー像センサ40に組み込まれた振動部43を駆動する駆動信号を示し、基準クロックの分周信号となっている。振動部43に図4(B)の(b)のような駆動信号が入力されると、振動部43は入力された駆動電圧に応じて一定の振幅で振動する。これにより、検知電極41a、41bと中間転写ベルト24との間の空間距離が一定の振幅で変動し、検知電極41a、41bと中間転写ベルト24の間に形成される静電容量Ca、Cbもこれに応じて変化する。
まず、スイッチ421a、421bにより、検知電極41a、41bと演算アンプ422a、422bの反転入力端子(−)を接続する。この状態で、スイッチ423a、423bがオフされていると、演算アンプ422a、422bの出力端子からは、静電容量Ca、Cbと容量素子424a、424bの静電容量との比に応じた電圧Va、Vbがそれぞれ出力される。そして、振動部43の振動に応じて、電圧Va、Vbも変化する。
図4(B)の(c)は、演算アンプ422a(又は422b)から出力される電圧Va(又はVb)の時間変化を、図4(B)の(b)に対応させて模式的に示す。なお、図4(B)の(c)は模式図であり、演算アンプ422aからの出力Vaと演算アンプ422bからの出力Vbは、その絶対値が異なる。図4(B)の(c)に示すように、演算アンプ422aから出力される電圧Vaは、振動部43の振動による検知電極41aと中間転写ベルト24との空間距離が振動することに応じて、一定の振幅Vppaで振動する。ここで、振幅Vppaは、電圧Va1と電圧Va2の差分(Va1−Va2)である。同様に、演算アンプ422bから出力される電圧Vbは、振動部43の振動による検知電極41bと中間転写ベルト24との空間距離が振動することに応じて、一定の振幅Vppbで振動する。ここで、振幅Vppbは、電圧Vb1と電圧Vb2の差分(Vb1−Vb2)である。
例えば、振動部43の振動により演算アンプ422aから出力される電圧Vaについて、最も大きい場合の電圧VaをVa1、最も小さい場合の電圧VaをVa2とする。差分検出アンプ425は、演算アンプ422a、422bからそれぞれ出力される電圧Va、Vbの差を出力電圧Voutとして制御演算部10に出力する。ここで、差分検出アンプ425から出力される出力電圧Voutについて、最も大きい場合の出力電圧VoutをVc1、最も小さい場合の出力電圧VoutをVc2とする。制御演算部10は、差分検出アンプ425から出力された出力電圧Vc1、Vc2の差を振幅Vpp(Vc1−Vc2)として検知する。制御演算部10は、入力された出力電圧Voutに基づいて、中間転写ベルト24上に形成されたトナーの電荷量を検出する。
トナーの電荷量が変化することは、中間転写ベルト24と検知電極41a、41bとの間の電界強度分布が変化することであり、電界強度分布の変化に応じて、演算アンプ422a、422bから出力される電圧の振幅Vppa、Vppbも変化する。そして、差分検出アンプ425から出力される電圧の振幅Vppも変化する。本実施例では、基準クロックに基づいて、図4(B)に示されるタイミングT1で差分検出アンプ425からの差分電圧Voutの値を電圧Vc1として測定し、タイミングT2で差分検出アンプ425からの差分電圧Voutの値を電圧Vc2として測定する。電圧Vc1と電圧Vc2の差分値である振幅Vppとトナーの電荷量とを関連付けた情報、例えば、トナーの電荷量が多いほど振幅Vppが大きくなるといった情報は、設計段階や工場出荷時等に測定されて予め制御演算部10に記憶されているものとする。これにより、本実施例では、制御演算部10はトナーの電荷量の変化を測定できるようにしている。
[トナー像検知動作、画像形成条件の制御]
次に、トナー像センサ40を用いた画像形成装置のトナー像検知動作及び検知結果に応じた画像形成条件の制御について説明する。図5は、本実施例の画像形成装置における制御演算部10の構成の一例を示すブロック図である。CPU101は、ROM102に格納された各種制御プログラムに基づいてRAM103を作業領域に用い、画像形成装置の各部を制御しながら画像形成を行う。ROM102には、各種制御プログラムや各種データ、テーブルが格納されており、上述した差分電圧Vtとトナーの付着量を対応付けた情報や、振幅Vppとトナーの電荷量を対応付けた情報も記憶されている。RAM103にはプログラムロード領域、CPU101の作業領域、各種データの格納領域等がある。また、パターン発生部104は、試験用のトナー像としてのトナーパッチPの画像データ信号を発生させる。形成手段である画像形成部105には、前述した感光ドラム1、帯電ローラ2、スキャナ部11、現像器8、一次転写ローラ4等が含まれる。
外部機器等からのユーザ指示によって画像形成装置のキャリブレーションが開始されると、画像形成装置は最初にトナー像センサ40の初期化動作を行う。初期化動作では、中間転写ベルト24上にトナー像がない状態で前述したトナー像センサ40を動作させる。即ち、トナー像センサ40は、中間転写ベルト24の表面を検知する。具体的には、図4(A)に示したスイッチ421a、421bの切替えを行い、差分電圧Vtを検知する動作によりトナーの付着量の測定を行う。その後、図4(B)に示したように、振動部43を駆動させ、振幅Vppを検知する動作によりトナー像の電荷量の測定を行う。ここで、初期化動作において測定された差分電圧VtをVt0、振幅VppをVpp0とする。初期化動作における差分電圧Vt0、振幅Vpp0は、それぞれ、トナーの付着量0mg/cm、トナーの電荷量0μCにおける出力値としてRAM103に格納される。
次に、画像形成部105は、パターン発生部104から出力された画像データ信号に応じて、作像条件を変えながら試験的に帯状のトナーパッチPを中間転写ベルト24上に形成する。画像形成部105により形成されるトナーパッチPは、図2(b)に示すように、検知電極41aと対向する位置に、検知電極41a、41bの長辺全域を覆うように幅55mmで形成される。形成されたトナーパッチPは、中間転写ベルト24が回転したままの状態で、トナー像センサ40の動作によって検知され、トナーの付着量とトナーの電荷量に応じた出力値(差分電圧Vt、振幅Vpp)が順次測定される。
CPU101は、トナーパッチPを検知した際のトナー像センサ40の出力値とRAM103に格納されたトナーの付着量0mg/cm、トナーの電荷量0μCにおける出力値との差分(Vt−Vt0、Vpp−Vpp0)を演算する。CPU101は、ROM102に予め格納されているこれらの差分値とトナーの付着量及び電荷量とを対応付けた情報(例えばテーブル)から、中間転写ベルト24上に形成されたトナー像の付着量及び電荷量を求める。CPU101は、求めたトナー像の付着量及び電荷量に基づいて、ROM102に格納された各種の画像制御プログラムに従って画像形成部105の画像形成条件を決定する。
画像形成条件としては、例えば、現像電圧、一次転写電圧、二次転写電圧、又は定着部21の加熱回転体21bの温度等がある。CPU101は、求めたトナー像の付着量及び電荷量に基づいて、これらの画像形成条件を決定し、画像形成動作を実行する。例えば、定着部21の加熱回転体21bの温度の場合、トナー像の付着量が多いほど温度を高く設定する。また、例えば、一次転写電圧や二次転写電圧の場合、トナー像の付着量が多いほど一次転写電圧や二次転写電圧を高く設定する。また、例えば、一次転写電圧や二次転写電圧の場合、トナー像の電荷量が多いほど一次転写電圧や二次転写電圧を高く設定する。更に、現像電圧の場合、トナー像の付着量や電荷量に他の特性等も考慮して、現像電圧が設定される。
以上説明したように、本実施例よれば、一つのトナー像センサ40でトナーの付着量と電荷量を測定することが可能となり、適正な画像形成条件で画像形成を行うことが可能となる。なお、本実施例では、トナー像センサ40の検知電極として2つの検知電極を用い、それらの差分を測定することで、電磁波ノイズに対する耐性を強化している。しかし、電磁波ノイズの影響を受けにくい環境下で使用される場合等は、必ずしも2つの検知電極の差分を測定する必要はなく、その場合には検知電極も1つでよい。
一方、電磁波ノイズの影響を極力取り除きたい場合には、例えば、図6(a)に示すように、2つの検知電極41a、41bの回りを検知電極41a、41bと同電位になるよう制御された遮蔽手段である遮蔽電極50で覆う構成としてもよい。また、図6(b)に示すように、2つの検知電極41a、41bと振動部43との間に、検知電極41a、41bと同電位になるよう制御された遮蔽手段である遮蔽電極51を設ける等してもよい。また、本実施例では、トナー像センサ40として検知電極41a、41bの裏面側に振動部43を設置して、トナーの付着量及び電荷量の両方を測定できる構成としている。しかし、振動部43を設置せず、トナーの付着量のみを測定するよう動作させてもよい。
以上、本実施例によれば、画像形成装置の小型化、低コスト化を妨げることなく、画像形成条件を適切に制御することができる。
[トナー像センサ]
図7(a)に実施例2のトナー像センサ45の概略図を示す。トナー像センサ45は、検知電極46a、46bと、電荷量検知部47と、絶縁基板49と、振動部48とを有している。検知電極46a、46bは、中間転写ベルト24と対向して容量結合される。電荷量検知部47は、検知電極46a、46bに静電誘導された電荷量を検出する。振動部48は、検知電極46a、46bの裏面側に絶縁基板49を介して設置され、検知電極46a、46bと中間転写ベルト24の空間距離が変動するように機械的振動を与える。
図7(b)は、検知電極46a、46bの配置を示した模式図である。検知電極46a、46bは、中間転写ベルト24の移動方向と直交する方向を長辺とする略同じ形状の長方形をしており、2つの検知電極46a、46bは、中間転写ベルト24の移動方向と直交する方向に並んだ状態で絶縁基板49上に近接して配置される。本実施例では、検知電極46a、46bの短辺は5mm、長辺は50mmとなるように構成している。なお、電荷量検知部47の構成及びそれらの動作は実施例1で説明した構成と同様であり、説明を省略する。また、画像形成装置の構成や制御演算部10の構成は実施例1で説明した構成を同様であり、説明を省略する。
[トナー像検知動作、画像形成条件の制御]
次に、このように構成された本実施例のトナー像センサ45を用いて、実施例1で説明した構成と同様の画像形成装置におけるトナー像検知動作及び検知結果に応じた画像形成条件の制御を行う方法について説明する。外部機器等からのユーザ指示によって画像形成装置のキャリブレーションが開始されると、次の動作が開始される。画像形成装置の画像形成部105は、パターン発生部104からの信号出力に応じて帯状のトナーパッチPを、作像条件を変えながら試験的に中間転写ベルト24上に形成する。この際に形成されるトナーパッチPは、検知電極41aと対向する位置に検知電極41aの長辺全域を覆うように、かつ検知電極41bと対向する位置を避けるように、幅55mmで形成する(図7(b)参照)。形成されたトナーパッチPは、中間転写ベルト24が回転したままの状態で、トナー像センサ40と同様の動作によってトナーの付着量とトナーの電荷量に応じた出力値が順次測定される。
ここで、図3の演算アンプ422aからの出力は、トナーパッチPと対向する検知電極46aに静電誘導された電荷量に応じた出力となる。一方、図3の演算アンプ422bからの出力は、トナーパッチPと対向していない検知電極46b、言い換えれば、中間転写ベルト24の表面と検知電極46bに静電誘導された電荷量に応じた出力となる。したがって、本実施例の差分検出アンプ425からの出力は、実施例1における、トナーパッチPを検知したときの出力からRAM103に格納されたトナーの付着量0mg/cm、電荷量0μCにおける出力値の差分を演算することと等価である。
即ち、本実施例では、検知電極46aに対向してトナーパッチPを形成し、検知電極46bに対向する位置にはトナーパッチPを形成しないことによって、差分検出アンプ425からVt−Vt0、Vpp−Vpp0が出力される。このため、本実施例では、実施例1において実施した初期化動作(Vt0、Vpp0を求める動作)を行うことなく、トナーの付着量及び電荷量の計測を行うことができる。本実施例では、トナーパッチPを形成したときに、図4(A)のスイッチ421a、421bの切替え動作によるトナーの付着量の検知、図4(B)の振動部43の駆動によるトナーの電荷量の検知と同様の動作を行う。したがって、本実施例では、画像形成装置のキャリブレーションに要する時間を短縮することが可能となる。そして、CPU101は、測定された出力値に基づいて、実施例1と同様、ROM102に格納された各種の画像制御プログラムに従って画像形成部105の画像形成条件を決定し、画像形成動作を実行する。画像形成条件については実施例1と同様であり、説明を省略する。
以上説明したように、本実施例においても一つのトナー像センサ45でトナーの付着量及び電荷量を測定することが可能となり、適正な画像形成条件で画像形成を行うことが可能となる。なお、本実施例では、トナー像センサ45として検知電極46a、46bの裏面側に振動部48を設置して、トナーの付着量及び電荷量の両方を測定できる構成としている。しかし、振動部48を設置せず、トナーの付着量のみを測定するよう動作させてもよい。また、本実施例においても、電磁波ノイズの影響を極力取り除きたい場合には、2つの検知電極46a、46bの回りを検知電極46a、46bと同電位になるよう制御された遮蔽電極で覆う構成としてもよい(図6(a)参照)。また、2つの検知電極46a、46bと振動部48との間に、検知電極46a、46bと同電位になるよう制御された遮蔽電極を設ける等してもよい(図6(b)参照)。
以上、本実施例によれば、画像形成装置の小型化、低コスト化を妨げることなく、画像形成条件を適切に制御することができる。
10 制御演算部
24 中間転写ベルト
40 トナー像センサ
41a、41b 検知電極
105 画像形成部

Claims (11)

  1. トナー像を形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    電極を有し、前記像担持体と前記電極との間、又は前記像担持体上に担持されたトナー像と前記電極との間に誘導された電荷量を検知する検知手段と、
    前記電極に振動を与えた状態と前記電極に振動を与えない状態とに切り替わる振動手段と、
    前記振動手段により前記電極に振動を与えない状態で前記検知手段により検知された電荷量と前記振動手段により前記電極に振動を与えた状態で前記検知手段により検知された電荷量に基づいて、画像形成条件を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段により検知された電荷量に基づいて、前記トナー像のトナーの付着量を求め、前記付着量に基づいて前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段により検知された電荷量に基づいて、前記トナー像のトナーの電荷量を求め、前記電荷量に基づいて前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記電極は第一の電極及び第二の電極からなり、
    前記振動手段は、前記第一の電極及び前記第二の電極と前記像担持体、又は前記第一の電極及び前記第二の電極と前記トナー像との間の距離を変化させるように前記電極に振動を与えた状態に切り替わり、
    前記制御手段は、前記振動手段により前記第一の電極及び前記第二の電極を振動させて前記検知手段により検知した結果に基づき、前記トナーの電荷量を求めることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一の電極及び前記第二の電極は長方形であり、前記像担持体の移動方向に直交する方向を長辺として前記移動方向に略平行に近接して設けられ、
    前記第一の電極及び前記第二の電極の前記長辺の長さは略等しく、
    前記第二の電極の前記移動方向の長さは、前記第一の電極の前記移動方向の長さに比べて短いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記像担持体にトナー像が形成されていない状態で前記検知手段により検知された電荷量と、前記像担持体にトナー像が形成されている状態で前記検知手段により検知された電荷量と、に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記電極は第一の電極及び第二の電極からなり、
    前記第一の電極及び前記第二の電極は略同じ形状の長方形であり、前記像担持体の移動方向に直交する方向を長辺として前記移動方向に直交する方向に並べて設けられ、
    前記形成手段は、前記像担持体の前記第一の電極に対向する位置にトナー像を形成し、前記像担持体の前記第二の電極に対向する位置にはトナー像を形成しないことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記振動手段は、前記第一の電極と前記トナー像、及び前記第二の電極と前記像担持体との間の距離を変化させるように前記電極に振動を与えた状態に切り替わり、
    前記制御手段は、前記振動手段により前記第一の電極及び前記第二の電極を振動させて前記検知手段により検知した結果に基づき、前記トナーの電荷量を求めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一の電極及び前記第二の電極を取り囲むように配置され、前記第一の電極及び前記第二の電極の電位と略同じ電位となるように制御された遮蔽手段を備えることを特徴とする請求項4から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第一の電極及び前記第二の電極と前記振動手段との間に配置され、前記第一の電極及び前記第二の電極の電位と略同じ電位となるように制御された遮蔽手段を備えることを特徴とする請求項4から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記形成手段は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体を露光して潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成された前記感光体上のトナー像を前記像担持体に転写する第一の転写手段と、を有し、
    前記現像手段に電圧を印加する第一の印加手段と、
    前記第一の転写手段に電圧を印加する第二の印加手段と、
    前記第一の転写手段により前記像担持体上に転写されたトナー像を記録材に転写する第二の転写手段と、
    前記第二の転写手段に電圧を印加する第三の印加手段と、
    前記第二の転写手段により転写されたトナー像を記録材に定着させる定着手段と、
    を備え、
    前記画像形成条件は、前記第一の印加手段により印加される電圧、前記第二の印加手段により印加される電圧、前記第三の印加手段により印加される電圧、前記定着手段の温度、の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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