JP6699571B2 - 燃料ポンプ制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、高圧燃料ポンプの制御装置に関する。
車両のエンジンに燃料を供給するシステムでは、例えば、燃料タンクから電動式の低圧燃料ポンプ(以下、低圧ポンプと略称する)で汲み上げられた低圧燃料がエンジンの動力で駆動される高圧燃料ポンプ(以下、高圧ポンプと略称する)に供給され、高圧ポンプにより加圧される。高圧ポンプにより加圧された燃料はインジェクタに供給され、インジェクタから噴射される。
高圧ポンプの加圧室の燃料吸入側には電磁駆動式の調量弁が設置されている。調量弁は吸入行程において通電を遮断されることにより開弁するので、調量弁を通り高圧ポンプの加圧室に燃料が吸入される。そして、高圧ポンプの圧送行程のいずれかのタイミングで調量弁に通電して調量弁を閉弁することにより、加圧室を上昇するプランジャにより燃料が加圧される。したがって、調量弁の閉弁タイミングを通電制御することにより、高圧ポンプの吐出量が調量される。
例えば、特許文献1に記載されている調量弁では、電磁アクチュエータの可動部材が通電制御により往復移動することにより、加圧室の燃料吸入側を開閉する弁部材を駆動する構成が採用されている。特許文献1に記載されている調量弁では、可動部材と弁部材とは別の部材である。
このように、高圧ポンプの吐出量を電磁駆動式の調量弁で調量する構成では、高圧ポンプの圧送行程が終了し調量弁への通電が遮断されて調量弁が開弁するときに、弁部材などがストッパに衝突して衝突音が発生する。
そこで、特許文献1に記載の技術では、圧送行程が終了して調量弁を開弁するときに、可動部材と弁部材とが一体となってストッパに衝突しないように、加圧室の燃料圧力が低下し、弁部材が開弁方向に移動するまで通電を継続する。これにより、加圧室の燃料圧力が低下して弁部材が開弁方向に移動しても、電磁アクチュエータの可動部材は閉弁時の位置に保持されるので開弁方向に移動しない。
そして、加圧室の燃料圧力が所定圧以下になるタイミングで、調量弁への通電を遮断してから再通電し、それから再び調量弁への通電を遮断する音低減制御が実行される。この音低減制御により、特許文献1に記載の技術では、開弁方向に移動する可動部材の速度を低下させてから弁部材に衝突させ、開弁時に発生する衝突音を低減しようとしている。
特開2013−194531号公報
特許文献1に記載の技術において、前述した音低減制御を実行する場合、他の制御のために、設定したタイミングで音低減制御を実行できないことがある。また、調量弁を駆動する駆動回路に通信により音低減制御を指令する場合、他の通信のために、設定したタイミングで音低減制御を指令できないことがある。
本開示は、高圧ポンプの調量弁の開弁時に発生する衝突音を低減する音低減制御を極力実行できる技術を提供する。
本開示の一態様は、開弁方向に移動することにより高圧ポンプ(20)の加圧室(22)に燃料が吸入されることを許可し、閉弁方向に移動することにより加圧室に吸入された燃料が加圧されることを許可する弁部材(32)と、弁部材を開弁方向および閉弁方向に移動させる可動部材(42)を有し、通電を遮断されることにより開弁方向に可動部材を移動させ、通電されることにより閉弁方向に可動部材を移動させる電磁アクチュエータ(40)と、を備える調量弁(30)を制御して高圧ポンプの吐出量を調量する燃料ポンプ制御装置(80)において、低減制御部(S412、S430)と、期間設定部(S400、S404〜S410、S420、S422、S426、S428)と、を備えている。
低減制御部は、高圧ポンプの圧送行程において調量弁が閉弁している状態から、圧送行程が終了して電磁アクチュエータへの通電を遮断して可動部材が開弁方向に移動している途中で電磁アクチュエータへの通電を再開して可動部材が開弁方向に移動する移動速度を低下させ、その後再び電磁アクチュエータへの通電を遮断する音低減制御を実行する。期間設定部は、低減制御部が音低減制御の実行を開始できる実行可能期間を設定する。
この構成によれば、1回だけのタイミングではなく、実行可能期間中のいずれかのタイミングで音低減制御を実行できればよいので、他の制御または通信と音低減制御とが競合しても、音低減制御を極力実行できる。
尚、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の燃料供給システムの全体構成を示すブロック図。 開弁時の調量弁の状態を示す構成図。 閉弁時の調量弁の状態を示す構成図。 調量弁に対する音低減制御を説明する説明図。 第1実施形態の音低減制御を示すフローチャート。 第2実施形態の音低減制御を示すフローチャート。
以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す第1実施形態の燃料供給システム10は、自動車のエンジンに燃料を供給するシステムである。燃料供給システム10は、燃料を貯溜する燃料タンク12と、低圧ポンプ14と、高圧ポンプ20と、デリバリパイプ60と、複数のインジェクタ70と、ECU80と、を備える。ECUは、Electronic Control Unitの略である。インジェクタ70は、エンジンの気筒毎に設けられており、この例では4個である。
低圧ポンプ14は、自動車のバッテリを電源とする電動モータにより駆動されて、燃料タンク12内の燃料を汲み上げる。低圧ポンプ14から吐出される燃料は、低圧燃料配管100を通して高圧ポンプ20に供給される。
低圧燃料配管100には、プレッシャレギュレータ16が接続されている。低圧ポンプ14から高圧ポンプ20に供給される燃料の圧力は、プレッシャレギュレータ16によって所定の一定圧力に調整される。低圧ポンプ14から吐出される燃料のうち、上記一定圧力を越える分の燃料は、燃料戻し配管18を通して燃料タンク12内に戻される。
高圧ポンプ20は、低圧燃料配管100を通して供給される低圧の燃料を加圧して吐出する。高圧ポンプ20から吐出される高圧の燃料は、高圧燃料配管110を通してデリバリパイプ60で蓄圧され、デリバリパイプ60から気筒毎のインジェクタ70に分配される。そして、各インジェクタ70から各気筒の気筒内に高圧の燃料が直接噴射される。
図2および図3に示すように、高圧ポンプ20は、加圧室22とプランジャ24と調量弁30とを備えている。高圧ポンプ20は、プランジャ24を往復運動させることにより燃料の吸入と加圧とを行うプランジャポンプである。
プランジャ24は、エンジンのカム軸2に取り付けられたカム4の回転運動によって駆動される。カム軸2は、エンジンの吸気弁または排気弁を開閉させるカム軸である。
加圧室22は、加圧室22内に低圧の燃料を吸入するための吸入口26と、加圧室22内の燃料を高圧ポンプ20の外部に吐出するための吐出口28と、を有する。吸入口26は、高圧ポンプ20内の燃料通路50につながっている。低圧ポンプ14から低圧燃料配管100を通して高圧ポンプ20に供給される低圧の燃料は、調量弁30を通して吸入口26に至り、この吸入口26から加圧室22内に吸入される。
調量弁30は、弁部材32と、第1のばね34と、第1のストッパ36と、弁座38と、電磁アクチュエータ40とを備える。第1のばね34は、弁座38に向けて弁部材32に荷重を加える。第1のストッパ36は、高圧ポンプ20のボディ内壁に取り付けられており、高圧ポンプ20のボディ内壁との間に燃料通路を形成している。
電磁アクチュエータ40は、可動部材42と、第2のばね44と、第2のストッパ46と、ソレノイド48とを備える。第2のばね44は、弁部材32に向けて可動部材42を押しつける方向に可動部材42に荷重を加える。
第2のばね44が可動部材42に加える荷重は、第1のばね34が弁部材32に加える荷重よりも大きい。したがって、図2に示すように、プランジャ24が下降する下降期間を表す吸入行程においてソレノイド48への通電が遮断されると、第2のばね44の荷重により可動部材42は弁部材32に押しつけられ、弁部材32は弁座38から離れる。
これにより、調量弁30は開弁し、燃料通路50は開放される。調量弁30が開弁している状態でプランジャ24が下降することにより、低圧ポンプ14から供給される燃料は、燃料通路50を通り加圧室22に吸入される。
図3に示すように、プランジャ24が上昇する上昇期間を表す圧送行程においてソレノイド48に通電されると、第2のばね44の荷重に抗してソレノイド48は可動部材42を第2のストッパ46に向けて吸引する磁気吸引力を発生する。すると、可動部材42が第2のストッパ46に向けて移動するので、弁部材32は、第1のばね34の荷重により弁座38に押しつけられる。これにより、調量弁30は閉弁し、燃料通路50は遮断される。
調量弁30が閉弁している状態でプランジャ24が上昇することにより、加圧室22に吸入された燃料は加圧され、吐出口28から逆止弁52を通りデリバリパイプ60に向けて吐出される。
圧送行程において、ソレノイド48への通電開始タイミングが早くなるほど加圧開始タイミングが早くなり、加圧期間が長くなるので、高圧ポンプ20の吐出量は増加する。したがって、ソレノイド48への通電開始タイミング、つまり調量弁30の閉弁タイミングを決定することにより、高圧ポンプ20の吐出量が調量される。尚、タイミングという場合、角度タイミングまたは時間タイミングのいずれであってもよい。
図1に示すデリバリパイプ60は、高圧ポンプ20から供給される燃料を蓄圧する中空の部材である。デリバリパイプ60で蓄圧された燃料はインジェクタ70に供給される。圧力センサ62は、デリバリパイプ60内の燃料圧力を検出するセンサである。
ECU80は、CPU82と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ84とを備えるマイクロコンピュータを中心に構成されている。以下、半導体メモリを単にメモリとも言う。尚、ECU80を構成するマイクロコンピュータの数は一つでも複数でもよい。
ECU80の各種機能は、CPU82が非遷移的実体的記録媒体に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ84が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。このプログラムをCPU82が実行することで、プログラムに対応する方法が実行される。
ECU80の各種機能を実現する手法は、ソフトウェアに限るものではなく、その一部または全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いてもよい。
ECU80は、圧力センサ62、水温センサ90、エアフローメータ92、クランク角センサ94等の各種センサからエンジンの運転状態を取得し、各種のエンジン制御を実行する。本実施形態では、ECU80は、圧力センサ62が検出するデリバリパイプ60内の燃料圧力が、エンジン運転状態に基づいて設定される目標圧力になるように、調量弁30を通電制御して高圧ポンプ20の吐出量を調量する。
[1−2.音低減制御]
圧送行程が終了し、調量弁30を開弁するときに発生する衝突音を低減する音低減制御について、以下に説明する。
前述したように、ECU80は、デリバリパイプ60内の燃料圧力の目標圧力をエンジンの運転状態に基づき設定する。そして、ECU80は、その目標圧力を実現するために、圧送行程における調量弁30のソレノイド48への通電開始タイミングを設定し、高圧ポンプ20の吐出量を調量する。図4において、通電開始タイミングはt1で表される。
第1実施形態では、圧送行程が終了し、ソレノイド48への通電を終了する通電終了タイミングは、プランジャ24が上死点から下降する吸入行程の途中のタイミングとして設定される。図4において、通電終了タイミングはt2で表される。圧送行程中の通電開始タイミングt1から上死点までの期間が、高圧ポンプ20が燃料を加圧して吐出する期間になる。
次に、圧送行程が終了してソレノイド48への通電を終了するタイミングが、吸入行程中に設定される理由を説明する。
プランジャ24が上死点から下降を開始しても、加圧室22の燃料圧力は高圧であるから、加圧室22の燃料圧力のために弁部材32は弁座38に着座したままである。したがって、プランジャ24が上死点に達したことによりソレノイド48への通電を遮断すると、第2のばね44から加わる荷重により、可動部材42は弁座38に着座している弁部材32に衝突する。
その結果、可動部材42が弁部材32に衝突する衝撃により第1のストッパ36に向けて移動する弁部材32の速度が上昇するので、弁部材32が第1のストッパ36と衝突するときの衝突音が大きくなる。
そこで、プランジャ24が上死点から下降する吸入行程に移行し、加圧室22の燃料圧力が低下して弁部材32が弁座38から離れて第1のストッパ36側の開弁方向に移動するまで、ECU80は、ソレノイド48への通電を図4のt2まで継続する。これにより、弁部材32が弁座38から離れて第1のストッパ36側の開弁方向に移動しても、可動部材42は図3に示す位置に保持される。
次に、吸入行程においてソレノイド48への通電が継続され、可動部材42が図3に示す位置に保持されている状態からソレノイド48への通電が遮断されると、可動部材42は第1のばね44から加わる荷重により、弁部材32に向けて移動する。
弁部材32に向けて移動する可動部材42が弁部材32に衝突すると、可動部材42が弁部材32に衝突する衝撃により、第1のストッパ36に向けて移動する弁部材32の速度が上昇する。その結果、弁部材32が第1のストッパ36と衝突するときの衝突音が大きくなる。
そこで、第1実施形態では、可動部材42が弁部材32に衝突する衝撃を低減するため、t2でソレノイド48への通電を遮断してから、所定の通電オフ期間の経過後、ECU80は、t3のタイミングでソレノイド48に再通電する。
ソレノイド48に再通電することにより、可動部材42には第2のストッパ46側に向かう磁気吸引力が働くので、弁部材32に向かう可動部材42の移動速度は低下する。そして、所定の通電オン期間の経過後、ECU80は、t4のタイミングでソレノイド48への通電を遮断する。ソレノイド48への通電を遮断して音低減制御を終了するt4のタイミングは、下死点に固定してもよいし、図4に示すように下死点の前であってもよい。
t4のタイミングでソレノイド48への通電を遮断することにより、可動部材42が弁部材32に向かう移動速度は再び上昇する。しかし、ソレノイド48への再通電により可動部材42の移動速度は低下してから上昇するので、可動部材42が弁部材32に衝突するときの移動速度はソレノイド48に再通電しない場合よりも低下している。
したがって、可動部材42が弁部材32に衝突し、弁部材32が第1のストッパ36に衝突するときの衝突音は、ソレノイド48に再通電しない場合よりも低減されている。
上記のt2が表す通電終了タイミングは、音低減制御の実行開始タイミングである。しかし、音低減制御よりも優先度の高い他の制御の実行タイミングと設定した音低減制御の実行開始タイミングとが競合すると、設定した実行開始タイミングで音低減制御を実行できない。音低減制御よりも優先度の高い他の制御としては、例えばインジェクタ70に対する噴射制御などがある。
制御の競合以外にも、ECU80が調量弁30以外のアクチュエータの駆動回路に通信により駆動を指令している場合、ECU80は、設定した実行開始タイミングで、ソレノイド48に通電する駆動回路に通信により音低減制御のための駆動を指令できない。
他の制御または通信と競合するために、設定した実行開始タイミングで音低減制御を実行できない場合、処理待ちにより設定した実行開始タイミングよりも遅いタイミングで音低減制御は実行される。この場合、音低減制御の実行を開始するには遅すぎるタイミングで、音低減制御が実行されるおそれがある。
あるいは、設定した実行開始タイミングで音低減制御を実行するために設定した音低減制御の制御量を使用して、設定した実行開始タイミングよりも遅いタイミングで音低減制御を実行すると、音低減効果は生じても効果が低下することがある。
そこで、本実施形態では、ECU80は、音低減効果を生じさせることのできる音低減制御の実行を開始可能な期間を設定し、実行可能期間内であれば、音低減制御の実行を開始する。実行可能期間の開始タイミングは、例えば、吸入行程において加圧室22の燃料圧力が低下し、弁部材32が弁座38から離れてから第1のストッパ36に衝突するまでの間のいずれかのタイミングに設定される。
ここで、加圧室22の燃料圧力によって弁部材32の開弁方向への移動開始タイミングおよび移動速度は変化するので、加圧室22の燃料圧力に基づいて、実行可能期間の開始タイミングを設定することが望ましい。さらに、弁部材32の開弁方向への移動開始タイミングおよび移動速度は、燃料の粘性によって変化するので、燃料温度に基づいて実行可能期間の開始タイミングを設定することが望ましい。
さらに、音低減制御における制御量である通電オフ期間と通電オン期間との長さも、加圧室22の燃料圧力と燃料温度とに基づいて設定することが望ましい。
また、音低減制御は、次の圧送行程においてソレノイド48に通電して調量弁30の閉弁を開始するまでに終了すればよい。したがって、実行可能期間の終了タイミングは、調量弁30の閉弁を開始するタイミング、ならびに通電オフ期間と通電オン期間との長さに基づいて設定されてもよい。
ただし、調量弁30が閉弁する前の圧送行程において音低減制御を実行中の場合、プランジャ24の上昇により弁部材32に向かう燃料流れが生じるので、弁部材32の開弁方向への移動速度を推定することが困難になる。そこで、実行可能期間の終了タイミングは、吸入行程中に音低減制御を終了させるために、下死点のタイミング、ならびに通電オフ期間と通電オン期間との長さに基づいて設定されてもよい。
尚、設定した実行開始タイミングで音低減制御を実行できない場合、実行可能期間内で次に設定した実行開始タイミングにおける加圧室22の燃料圧力に基づいて、通電オフ期間と通電オン期間との長さを再設定することが望ましい。
加圧室22の燃料温度は、今回の音低減制御の実行可能期間内のような短時間では変化しないと考えられるので、燃料温度に基づいて今回の音低減制御における通電オフ期間と通電オン期間との長さを再設定しなくてもよい。
[1−3.処理]
図5に示すフローチャートに基づいて、ECU80による音低減制御処理について説明する。図5に示すフローチャートは、カム軸2が1回転する間の所定タイミングで設定された音低減制御の実行開始タイミングで1回実行される。この場合の実行開始タイミングは、例えば実行可能期間の開始タイミングに設定される。さらに、図5のフローチャートは、図5のフローチャート中において再設定される音低減制御の実行開始タイミング毎に実行される。
S400においてECU80は、今回のタイミングが前述した音低減制御の実行を開始可能な実行可能期間であるか否かを判定する。S400の判定がNoであり、今回のタイミングが実行可能期間ではない場合、S402においてECU80は、音低減制御の実行を中止し、本処理を終了する。
S400の判定がYesであり、今回のタイミングが実行可能期間の場合、S404においてECU80は、ECU80が音低減制御以外の他の制御を実行するか、あるいは他の制御のために通信するか否かを判定する。
S404の判定がYesであり、ECU80が音低減制御以外の他の制御を実行するか、あるいは他の制御のために通信する場合、ECU80は今回のタイミングでは音低減制御を実行できないと判断する。そこで、S406においてECU80は、他の制御または通信が終了するタイミング、あるいは所定時間経過後のタイミングを、今回の音低減制御を実行する次回の実行開始タイミングとして再設定し、本処理を終了する。
S404の判定がNoであり、ECU80が音低減制御以外の他の制御を実行せず、かつ他の制御のための通信も実行しない場合、S408においてECU80は、今回実行する音低減制御の通電オフ期間と通電オン期間とを、前述したように、燃料圧力と燃料温度とに基づいて設定する。
また、音低減制御の実行開始タイミングが再設定されている場合には、実行可能期間の開始タイミングから再設定された実行開始タイミングまでに時間が経過しているので、加圧室22の燃料圧力は低下している。したがって、可動部材42が開弁方向に移動する速度は速くなる。
したがって、可動部材42を開弁方向に移動させる通電オフ期間は、実行可能期間の開始タイミングから再設定された実行開始タイミングまでの経過時間が長くなるほど短く設定することが望ましい。つまり、ソレノイド48への通電を早く再開し、可動部材42が開弁方向に移動する速度を早く低減することが望ましい。通電オン期間は固定でもよい。
そして、S410においてECU80は、S408において設定した通電オフ期間と通電オン期間とに基づいて、図4のt2が示すオフタイミングと、t3が示すオンタイミングと、t4が示すオフタイミングとを設定する。
S412においてECU80は、調量弁30を駆動する駆動回路に、S410で設定したオフタイミングとオンタイミングとに基づいて音低減制御を実行するように指令する。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)今回の実行開始タイミングにおいて、音低減制御が他の制御、あるいは音低減制御のための通信が他の制御のための通信と競合して実行できない場合、実行可能期間内のいずれかのタイミングで音低減制御の実行を開始できればよい。これにより、音低減制御を極力実行できる。
(2)音低減制御のための通信が他の制御のための通信と競合して実行できないことを避けるために、音低減制御のための専用の通信線を設置する必要がない。
(3)実行可能期間内で音低減制御を実行できると分かった実行開始タイミングで音低減制御の通電オフ期間と通電オン期間とを設定するので、最新の燃料圧力と燃料温度とに基づいて通電オフ期間と通電オン期間とを設定できる。
上記第1実施形態において、高圧ポンプ20が高圧ポンプに対応し、加圧室22が加圧室に対応し、調量弁30が調量弁に対応し、弁部材32が弁部材に対応し、電磁アクチュエータ40が電磁アクチュエータに対応し、可動部材42が可動部材に対応し、ECU80が燃料ポンプ制御装置に対応する。
また、S400、S404〜S410が期間設定部の処理に対応し、S412が低減制御部の処理に対応する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態の燃料供給システムの構成は、第1実施形態の燃料供給システム10と実質的に同じであるが、音低減制御の内容が第1実施形態と異なる。第1実施形態と同じ構成部分については同一符号を用いる。第1実施形態と同一符号については、先行する説明を参照する。
図6の音低減制御のフローチャートは、カム軸2が1回転する間の所定タイミングで実行される。
S420においてECU80は、音低減制御の実行可能期間において、他の制御、ならびに他の制御のための通信と競合せずに音低減制御を実行できるタイミングを調停する。ECU80は、音低減制御以外の他の制御、ならびに他の制御のための通信の実行タイミングを把握しているので、音低減制御を実行できるタイミングを調停できる。
S422においてECU80は、S420の調停の結果、実行可能期間内で音低減制御を実行できるか否かを判定する。S422の判定がNoであり、実行可能期間内で音低減制御を実行できない場合、S424においてECU80は、音低減制御を中止して本処理を終了する。
S422の判定がYesであり、実行可能期間内で音低減制御を実行できる場合、S426においてECU80は、今回実行する音低減制御の通電オフ期間と通電オン期間とを、前述したように、燃料圧力と燃料温度とに基づいて設定する。
また、前述したように、実行可能期間の開始タイミングからS420で調停された音低減制御の実行開始タイミングまでの経過時間が長くなるほど、通電オフ期間を短く設定することが望ましい。通電オン期間は固定でもよい。
そして、S428においてECU80は、S426において設定した通電オフ期間と通電オン期間とに基づいて、図4のt2が示すオフタイミングと、t3が示すオンタイミングと、t4が示すオフタイミングとを設定する。
S430においてECU80は、調量弁30を駆動する駆動回路に、S428で設定したオフタイミングとオンタイミングとに基づいて音低減制御を実行するように指令する。
[2−2.効果]
第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1)、(2)に加え、以下の効果が得られる。
予め、実行可能期間内で音低減制御が実行できるか否かを判定し、音低減制御が実行できる場合には、音低減制御の通電のオフタイミングとオンタイミングとを設定しておくので、通電のオフタイミングとオンタイミングとを1回の処理で設定できる。
上記第2実施形態では、S420、S422、S426、S428が期間設定部の処理に対応し、S430が低減制御部の処理に対応する。
[3.他の実施形態]
(1)上記第1実施形態では、音低減制御の実行開始タイミング毎に、燃料圧力、燃料温度、実行可能期間の開始タイミングから音低減制御の実行開始タイミングまでの経過期間に基づいて、音低減制御の通電オン期間と通電オフ期間とを適宜設定した。これに対し、音低減制御の実行開始タイミングが変化しても、音低減制御の通電オン期間と通電オフ期間とを固定の長さに設定してもよい。
(2)上記実施形態では、弁部材32と可動部材42とが別部材の例を示したが、弁部材と可動部材とは一体に構成されていてもよい。弁部材と可動部材とが一体に構成される場合には、圧送行程から吸入行程に移行して調量弁の加圧室の燃料圧力が低下しても、弁部材だけが開弁方向に移動することはない。
したがって、圧送行程から吸入行程に移行して加圧室の燃料圧力が低下するまで調量弁への通電を継続する必要はなく、実行可能期間の開始タイミングを上死点に設定してもよい。
(3)上記実施形態における一つの構成要素が有する複数の機能を複数の構成要素によって実現したり、一つの構成要素が有する一つの機能を複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を一つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素が有する一つの機能を一つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。尚、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(4)上述した燃料ポンプ制御装置の他、当該燃料ポンプ制御装置を構成要素とする燃料供給システム、当該燃料ポンプ制御装置としてコンピュータを機能させるための燃料ポンプ制御プログラム、この燃料ポンプ制御プログラムを記録した記録媒体、燃料ポンプ制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
20:高圧ポンプ、22:加圧室、30:調量弁、32:弁部材、40:電磁アクチュエータ、42:可動部材、80:ECU(燃料ポンプ制御装置)

Claims (7)

  1. 開弁方向に移動することにより高圧燃料ポンプ(20)の加圧室(22)に燃料が吸入されることを許可し、閉弁方向に移動することにより前記加圧室に吸入された燃料が加圧されることを許可する弁部材(32)と、
    前記弁部材を開弁方向および閉弁方向に移動させる可動部材(42)を有し、通電を遮断されることにより開弁方向に前記可動部材を移動させ、通電されることにより閉弁方向に前記可動部材を移動させる電磁アクチュエータ(40)と、
    を備える調量弁(30)を制御して前記高圧燃料ポンプの吐出量を調量する燃料ポンプ制御装置(80)において、
    前記高圧燃料ポンプの圧送行程において前記調量弁が閉弁している状態から、前記圧送行程が終了して前記電磁アクチュエータへの通電を遮断して前記可動部材が開弁方向に移動している途中で前記電磁アクチュエータへの通電を再開して前記可動部材が開弁方向に移動する移動速度を低下させ、その後再び前記電磁アクチュエータへの通電を遮断する音低減制御を実行するように構成された低減制御部(S424、S430)と、
    前記低減制御部が前記音低減制御の実行を開始できる実行可能期間を設定し、前記音低減制御と他の制御との競合、ならびに前記音低減制御のための通信と他の制御のための通信との競合の少なくとも一方に基づいて、前記低減制御部が前記実行可能期間で前記音低減制御を実行できる実行開始タイミングを調停するように構成された期間設定部(S420、S422、S426、S428)と、
    を備え、
    前記低減制御部は、前記期間設定部による調停の結果、前記実行可能期間で前記音低減制御を実行できる場合は前記音低減制御を実行し、前記実行可能期間で前記音低減制御を実行できない場合は前記音低減制御を中止するように構成されている、
    燃料ポンプ制御装置。
  2. 開弁方向に移動することにより高圧燃料ポンプ(20)の加圧室(22)に燃料が吸入されることを許可し、閉弁方向に移動することにより前記加圧室に吸入された燃料が加圧されることを許可する弁部材(32)と、
    前記弁部材を開弁方向および閉弁方向に移動させる可動部材(42)を有し、通電を遮断されることにより開弁方向に前記可動部材を移動させ、通電されることにより閉弁方向に前記可動部材を移動させる電磁アクチュエータ(40)と、
    を備える調量弁(30)を制御して前記高圧燃料ポンプの吐出量を調量する燃料ポンプ制御装置(80)において、
    前記高圧燃料ポンプの圧送行程において前記調量弁が閉弁している状態から、前記圧送行程が終了して前記電磁アクチュエータへの通電を遮断して前記可動部材が開弁方向に移動している途中で前記電磁アクチュエータへの通電を再開して前記可動部材が開弁方向に移動する移動速度を低下させ、その後再び前記電磁アクチュエータへの通電を遮断する音低減制御を実行するように構成された低減制御部(S412)と、
    前記低減制御部が前記音低減制御の実行を開始できる実行可能期間を設定し、前記音低減制御の実行開始タイミングにおいて、前記音低減制御と他の制御との競合、ならびに前記音低減制御のための通信と他の制御のための通信との競合の少なくとも一方に基づいて、前記低減制御部が前記音低減制御を実行可能か否かを判定し、実行できない場合、前記実行可能期間内における次の前記実行開始タイミングを再設定するように構成された期間設定部(S400、S404〜S410)と、
    を備える燃料ポンプ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料ポンプ制御装置であって、
    前記期間設定部(S408、S410)は、前記音低減制御の前記実行開始タイミングにおいて、前記電磁アクチュエータへの通電を遮断する通電オフ期間と、前記電磁アクチュエータへの通電を再開する通電オン期間とを設定する、
    燃料ポンプ制御装置。
  4. 請求項2を引用する請求項3に記載の燃料ポンプ制御装置であって、
    前記期間設定部は、前記実行開始タイミングにおいて、前記低減制御部が前記音低減制御を実行できる場合、前記実行可能期間の開始タイミングから前記実行開始タイミングまでの経過期間に基づいて、前記通電オフ期間と前記通電オン期間とを設定する、
    燃料ポンプ制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料ポンプ制御装置であって、
    前記期間設定部(S408、S410、S426、S428)は、今回の前記音低減制御の終了タイミングを、次に前記電磁アクチュエータへの通電を開始して前記圧送行程において燃料の加圧を開始する加圧開始タイミングに基づいて設定する、
    燃料ポンプ制御装置。
  6. 請求項5に記載の燃料ポンプ制御装置であって、
    前記期間設定部(S408、S410、S426、S428)は、次の前記加圧開始タイミングと、今回の前記音低減制御において、前記電磁アクチュエータへの通電を遮断する通電オフ期間と、前記電磁アクチュエータへの通電を再開する通電オン期間とに基づいて、今回の前記音低減制御の終了タイミングを設定する、
    燃料ポンプ制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料ポンプ制御装置であって、
    前記期間設定部は、前記実行可能期間内で前記音低減制御の前記実行開始タイミングを設定する、
    燃料ポンプ制御装置。
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