JP5692131B2 - 高圧ポンプの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧ポンプの吸入口側を開閉するための電磁アクチュエータを備えた高圧ポンプの制御装置に関する発明である。
気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射式エンジンは、吸気ポートに燃料を噴射する吸気ポート噴射式エンジンと比較して、噴射から燃焼までの時間が短く、噴射燃料を霧化させる時間を十分に稼ぐことができないため、噴射圧力を高圧にして噴射燃料を微粒化する必要がある。そのため、筒内噴射式エンジンでは、電動式の低圧ポンプで燃料タンクから汲み上げた燃料を、エンジンの動力で駆動される高圧ポンプに供給し、この高圧ポンプから吐出される高圧の燃料を燃料噴射弁へ圧送するようにしている。
このような高圧ポンプとしては、例えば、特許文献1(特表2010−533820号公報)に記載されているように、高圧ポンプの吸入口側を開閉する電磁弁を設け、この電磁弁の通電を制御して閉弁期間を制御することで高圧ポンプの吐出量を制御して燃圧(燃料圧力)を制御するようにしたものがある。
特表2010−533820号公報
ところで、電磁弁の閉弁制御時には、可動部がストッパ部に衝突して振動が発生し、この振動によって不快な騒音が発生する可能性がある。この対策として、上記特許文献1では、電磁弁に通電して閉弁する際の電流値を閉弁可能な最小電流値とすることで、閉弁速度を低下させて閉弁制御時に発生する振動を抑制することが提案されている。
しかし、電磁弁を閉弁可能な最小電流値は、製造ばらつきや使用環境(駆動電圧や温度)等によって変化するため、電磁弁に通電する電流値を閉弁可能な最小電流値に精度良く設定することは困難であり、電流不足により電磁弁を閉弁できない閉弁動作不良が発生する可能性がある。また、ロバスト性を確保するためには、燃圧を用いた補正等の対策が必要となる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、閉弁制御時に発生する騒音を低減することができると共に、電流不足による閉弁動作不良の発生を防止することができる高圧ポンプの制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、燃料の吸入口と吐出口を有するポンプ室と、該ポンプ室内で往復運動するプランジャと、吸入口側を開閉する調量弁と、該調量弁を開閉移動させる電磁アクチュエータとを備えた高圧ポンプの制御装置において、電磁アクチュエータのソレノイドに駆動電流を通電して該電磁アクチュエータの可動部を閉側位置に移動させることで調量弁を閉弁させる閉弁制御手段を備え、この閉弁制御手段は、所定の実行条件が成立したときにソレノイドの駆動電圧のオン/オフを繰り返すことでソレノイドの駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させると共に、ソレノイドの駆動電流を通常閉弁制御時の電流値と同等の電流値に到達させる緩閉弁制御を実行するようにしたものである。
この構成では、閉弁制御の際(つまり電磁アクチュエータのソレノイドに駆動電流を通電して可動部を閉側位置に移動させることで調量弁を閉弁させる際)に、所定の実行条件が成立したときには、ソレノイドの駆動電圧のオン/オフを繰り返すことでソレノイドの駆動電流の立ち上がり速度(上昇速度)を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行することで、ソレノイドの電磁吸引力を緩やかに増加させて可動部の移動速度を低下させることができる。これにより、可動部がストッパ部に衝突する際に発生する振動を抑制することができ、閉弁制御時に発生する騒音を低減することができる。
しかも、ソレノイドの駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させるだけであるため、最終的にはソレノイドの駆動電流を通常閉弁制御と同じ電流値まで上昇させることができる。これにより、製造ばらつきや使用環境(駆動電圧や温度)等によって閉弁に必要な最小電流値が変化しても、電流不足となることを回避することができ、電流不足による閉弁動作不良の発生を防止することができると共に、燃圧を用いた補正等を行う必要もない。しかも、ソレノイドの駆動電圧のオン/オフを繰り返すことでソレノイドの駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行するようにしたので、緩閉弁制御を実行するための専用回路を新たに設ける必要がなく、低コストで緩閉弁制御を実現することができる。
図1は本発明の実施例1における筒内噴射式エンジンの燃料供給システムの概略構成を示す図である。 図2は高圧ポンプの燃料吸入時の状態を示す概略構成図である。 図3は高圧ポンプの燃料吐出時の状態を示す概略構成図である。 図4は通常閉弁制御と緩閉弁制御を説明する図である。 図5は実施例1の緩閉弁制御を説明する図である。 図6は収束電流値を説明する図である。 図7はオン/オフ比率と収束電流値との関係を示す図である。 図8は駆動電圧とオン/オフ比率との関係を示す図である。 図9は駆動電圧をオン/オフする際の周期と回数の設定方法を説明する図である。 図10はソレノイドの通電開始時期の切り換え方法を説明する図である。 図11は実施例1の閉弁制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図12は本発明に関連する参考例としての実施例2のソレノイドの電流供給回路(その1)の概略構成図である。 図13は実施例2のソレノイドの電流供給回路(その2)の概略構成図である。 図14は実施例2の閉弁制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図15は本発明に関連する参考例としての実施例3の緩閉弁制御を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図11に基づいて説明する。
燃料を貯溜する燃料タンク11内には、燃料を汲み上げる低圧ポンプ12が設置されている。この低圧ポンプ12は、バッテリ(図示せず)を電源とする電動モータ(図示せず)によって駆動される。この低圧ポンプ12から吐出される燃料は、燃料配管13を通して高圧ポンプ14に供給される。燃料配管13には、プレッシャレギュレータ15が接続され、このプレッシャレギュレータ15によって低圧ポンプ12の吐出圧力(高圧ポンプ14への燃料供給圧力)が所定圧力に調圧され、その圧力を越える燃料の余剰分が燃料戻し配管16により燃料タンク11内に戻されるようになっている。
図2及び図3に示すように、高圧ポンプ14は、円筒状のポンプ室17内でプランジャ18を往復運動させて燃料を吸入/吐出するプランジャポンプであり、プランジャ18は、エンジンのカム軸19に嵌着されたカム20の回転運動によって駆動される。この高圧ポンプ14の吸入口21側には、燃料通路22を開閉する調量弁23と、この調量弁23を開閉移動させる電磁アクチュエータ27が設けられている。
電磁アクチュエータ27は、移動可能な可動部28と、この可動部28を開側位置(図2参照)へ付勢するスプリング29と、可動部28を閉側位置(図3参照)へ電磁駆動するソレノイド30(コイル)等で構成されている。調量弁23は、電磁アクチュエータ27の可動部28により開弁方向に押圧される押圧部24と、燃料通路22を開閉する弁体25と、この弁体25を閉弁方向に付勢するスプリング26等で構成されている。また、高圧ポンプ14の吐出口31側には、吐出した燃料の逆流を防止する逆止弁32が設けられている。
図2に示すように、電磁アクチュエータ27の非通電時(ソレノイド30への通電のオフ時)には、電磁アクチュエータ27のスプリング29の付勢力により可動部28が開側位置へ移動するため、可動部28により調量弁23の押圧部24が押圧されて弁体25が開弁方向に移動して開弁し、燃料通路22が開放される。
一方、図3に示すように、電磁アクチュエータ27の通電時(ソレノイド30への通電のオン時)には、電磁アクチュエータ27のソレノイド30の電磁吸引力により可動部28が閉側位置へ移動するため、調量弁23のスプリング26の付勢力により弁体25が閉弁方向に移動して閉弁し、燃料通路22が閉鎖される。
図2に示すように、高圧ポンプ14の吸入行程(プランジャ18の下降時)において調量弁23の弁体25が開弁してポンプ室17内に燃料が吸入され、図3に示すように、高圧ポンプ14の吐出行程(プランジャ18の上昇時)において調量弁23の弁体25が閉弁してポンプ室17内の燃料が吐出されるように電磁アクチュエータ27(ソレノイド30)の通電を制御する。
その際、電磁アクチュエータ27(ソレノイド30)の通電開始時期を制御して調量弁23の閉弁期間を制御することで、高圧ポンプ14の燃料吐出量を制御して燃圧(燃料圧力)を制御する。例えば、燃圧を上昇させるときには、電磁アクチュエータ27の通電開始時期を進角させて調量弁23の閉弁開始時期を進角させることで、調量弁23の閉弁期間を長くして高圧ポンプ14の吐出流量を増加させる。逆に、燃圧を低下させるときには、電磁アクチュエータ27の通電開始時期を遅角させて調量弁23の閉弁開始時期を遅角させることで、調量弁23の閉弁期間を短くして高圧ポンプ14の吐出流量を減少させる。
図1に示すように、高圧ポンプ14から吐出された燃料は、高圧燃料配管33を通してデリバリパイプ34に送られ、このデリバリパイプ34からエンジンの各気筒に取り付けられた燃料噴射弁35に高圧の燃料が分配される。デリバリパイプ34(又は高圧燃料配管33)には、高圧燃料配管33やデリバリパイプ34等の高圧燃料通路内の燃圧を検出する燃圧センサ36が設けられている。
また、エンジンには、吸入空気量を検出するエアフローメータ37や、クランク軸(図示せず)の回転に同期して所定のクランク角毎にパルス信号を出力するクランク角センサ38が設けられている。このクランク角センサ38の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。更に、エンジンのシリンダブロックには、冷却水温(冷却水の温度)を検出する冷却水温センサ39が設けられている。
これら各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)40に入力される。このECU40は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。
また、ECU40は、高圧ポンプ14の調量弁23を閉弁させる閉弁制御の際には、電磁アクチュエータ27のソレノイド30に駆動電流を通電して該電磁アクチュエータ27の可動部28を閉側位置に移動させることで調量弁23を閉弁させる。しかし、閉弁制御時には、電磁アクチュエータ27の可動部28がストッパ部41(図2及び図3参照)に衝突して振動が発生し、この振動によって不快な騒音が発生する可能性があり、例えば、低速走行中や停車中は、閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易くなる。
そこで、本実施例1では、ECU40により後述する図11の閉弁制御ルーチンを実行することで、閉弁制御の際(つまり電磁アクチュエータ27のソレノイド30に駆動電流を通電して可動部28を閉側位置に移動させることで調量弁23を閉弁させる際)に、所定の緩閉弁制御実行条件が不成立のとき(例えば閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ難い状態のとき)には、図4(a)に示すように、通常閉弁制御を実行する。この通常閉弁制御では、ソレノイド30の駆動電圧を連続オン状態に維持することでソレノイド30の駆動電流を速やかに通常閉弁制御の収束電流値まで上昇させる。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を速やかに増加させて可動部28を速やかに閉側位置へ移動させる。ここで、通常閉弁制御時の収束電流値は、ソレノイド30の磁気吸引力が可動部28を開弁側に付勢するスプリング29の付勢力よりも大きくなるのに十分な電流値に設定されている。スプリング29の付勢力は、ばね定数や可動部28の移動範囲等によって定まり、ソレノイド30の磁気吸引力は、コイル抵抗やコイル巻数、供給電圧等よって定まることが知られているが、これらのパラメータは製造ばらつきや使用環境(駆動電圧や温度)等によって変化する。そのため、これらの変化(製造ばらつきや使用環境等による変化)を考慮せずに、ソレノイド30の磁気吸引力が可動部28を開弁側に付勢するスプリング29の付勢力よりも大きくなるのに必要な最小の値(最小値)を収束電流値として設定すると、電流不足により閉弁動作不良が発生してしまう恐れがある。従って本実施例では、最小値(例えば4A)に対して十分なマージンを持った値(例えば6A)を収束電流値として設定している。
一方、所定の緩閉弁制御実行条件が成立したときには、閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易い状態であると判断して、閉弁制御時に発生する騒音を低減するために、図4(b)に示すように、ソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度(上昇速度)を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行する。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を緩やかに増加させて可動部28の移動速度を低下させる。具体的には、図5に示すように、緩閉弁制御の際には、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ(印加/印加停止)を繰り返すことで、ソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度の平均値を通常閉弁制御よりも低下させる。
高圧ポンプ14のソレノイド30はLR回路となるため、図6に示すように、駆動電圧を印加し続けると、ソレノイド30に流れる電流は、最終的に駆動電圧Eと抵抗Rによって決まる収束電流値iに収束するが、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフを繰り返す場合には、駆動電圧のオン/オフ比率(駆動電圧をオン/オフする際の比率)によって収束電流値iが異なってくる。ここで、オン/オフ比率は、例えば、(オン時間+オフ時間)に対するオン時間の比率とする。このような事情を考慮に入れて、図7に示すように、緩閉弁制御の際には、通常閉弁制御の収束電流値(所定の上限ガード値でガードする場合は上限ガード値)と同等の収束電流値(例えば6A)となるように駆動電圧のオン/オフ比率を所定比率(例えば50%)に設定する。
また、ソレノイド30の駆動電圧が変化すると、収束電流値が変化するため、図8に示すように、緩閉弁制御の際には、駆動電圧に応じてオン/オフ比率を変更して、通常閉弁制御の収束電流値と同等の収束電流値となるように駆動電圧のオン/オフ比率を補正する。更に、ソレノイド30の温度が変化すると、ソレノイド30の抵抗値が変化して収束電流値が変化するため、温度(又は温度から推定した抵抗値)に応じて駆動電圧のオン/オフ比率を変更して、通常閉弁制御の収束電流値と同等の収束電流値(例えば6A)となるように駆動電圧のオン/オフ比率を補正する。このようにすれば、ソレノイド30の駆動電圧や温度に応じて駆動電圧のオン/オフ比率を変更して、駆動電圧のオン/オフ比率を適正値(通常閉弁制御の収束電流値と同等の収束電流値となるような比率)に設定することができる。
図9(a)に示すように、通常閉弁制御では、ソレノイド30の駆動電圧を可動部28が閉側位置に移動するまで連続オン状態に維持する。この場合、可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間を通常閉弁時間(例えば2ms)とする。
図9(b)に示すように、緩閉弁制御の際に、可動部28の移動速度を低下させるには、通常閉弁時間(つまりソレノイド30の駆動電圧を連続オン状態に維持した場合に可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間)以内に駆動電圧をオフする必要がある。このような事情を考慮に入れて、緩閉弁制御の際には、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ周期(駆動電圧をオン/オフする際の周期)を通常閉弁時間以下の所定周期(例えば2ms)に設定する。これにより、可動部28の移動速度を確実に低下させることができる。
更に、緩閉弁制御の際には、可動部28の移動速度を低下させるため、可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる。そこで、可動部28を確実に閉側位置まで移動させるために、可動部28が閉側位置に移動するまで駆動電圧のオン/オフを繰り返すように駆動電圧のオン/オフ回数(駆動電圧をオン/オフする際の回数)を所定回数(例えば3回)に設定する。例えば、駆動電圧のオン/オフ周期を2msに設定して、駆動電圧のオン/オフ回数を3回に設定した場合には、緩閉弁制御の実行期間(駆動電圧のオン/オフを繰り返す期間)が6msとなる。
ECU40は、高圧ポンプ14の電磁アクチュエータ27のソレノイド30の通電開始時期を制御して調量弁23の閉弁期間を制御することで、高圧ポンプ14の燃料吐出量を制御して燃圧(燃料圧力)を制御するようにしている。
しかし、図10(b)に示すように、緩閉弁制御では、可動部28の移動速度を低下させるため、可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が通常閉弁制御よりも長くなるため、ソレノイド30の通電開始時期を通常閉弁制御と同じ時期にすると、可動部28が閉側位置に移動して調量弁23が閉弁する時期が遅くなってしまい、燃料吐出量が低下してしまう。
そこで、緩閉弁制御と通常閉弁制御との間でソレノイド30の通電開始時期を切り換える。具体的には、緩閉弁制御の際には、ソレノイド30の通電駆動開始時期を通常閉弁制御に対して可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる分(例えば4ms)だけ進角させる。これにより、調量弁23が閉弁する時期を通常閉弁制御と同じ時期にすることができ、燃料吐出量の低下を防止することができる。
以上説明した本実施例1の高圧ポンプ14の閉弁制御は、ECU40によって図11の閉弁制御ルーチンに従って実行される。以下、このルーチンの処理内容を説明する。
図11に示す閉弁制御ルーチンは、ECU40の電源オン期間中(イグニッションスイッチのオン期間中)に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう閉弁制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、所定の緩閉弁制御実行条件が成立しているか否かを、例えば、次の(1) 〜(5) の条件を全て満たすか否かによって判定する。
(1) バッテリ電圧が安定状態(バッテリ電圧>所定値)であること
(2) 低速走行中又は停車中(車速≦所定値)であること
(3) アクセルオフ(アクセル開度=0)であること
(4) エンジン回転速度が安定状態(|目標回転速度−エンジン回転速度|≦所定値)であること
(5) 燃圧が安定状態(|目標燃圧−燃圧|≦所定値)であること
ここで、上記(2) と(3) の条件は、閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易い状態であるか否かを判断するための条件である。
上記(1) 〜(5) の条件を全て満たせば、緩閉弁制御実行条件が成立するが、上記(1) 〜(5) の条件のうちのいずれか1つでも満たさない条件があれば、緩閉弁制御実行条件が不成立となる。
このステップ101で、緩閉弁制御実行条件が不成立と判定された場合には、ステップ102に進み、通常閉弁制御を実行する。この通常閉弁制御では、ソレノイド30の駆動電圧を連続オン状態に維持することでソレノイド30の駆動電流を速やかに上昇させる。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を速やかに増加させて可動部28を速やかに閉側位置へ移動させて調量弁23を閉弁させる。
一方、上記ステップ101で、緩閉弁制御実行条件が成立していると判定された場合には、閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易い状態であると判断して、緩閉弁制御を次のようにして実行する。まず、ステップ103で、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ周期を通常閉弁時間以下の所定周期(例えば2ms)に設定する。この所定周期は、予め試験データや設計データ等に基づいて設定され、ECU40のROMに記憶されている。
この後、ステップ104に進み、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ比率を所定比率(例えば50%)に設定する。ここで、所定比率は、通常閉弁制御の収束電流値(所定の上限ガード値でガードする場合は上限ガード値)と同等の収束電流値(例えば6A)となるオン/オフ比率である。この所定比率は、予め試験データや設計データ等に基づいて設定され、ECU40のROMに記憶されている。
また、ソレノイド30の駆動電圧が変化すると、収束電流値が変化するため、駆動電圧に応じてオン/オフ比率を変更して、通常閉弁制御の収束電流値と同等の収束電流値となるように駆動電圧のオン/オフ比率を補正する。更に、ソレノイド30の温度が変化すると、ソレノイド30の抵抗値が変化して収束電流値が変化するため、温度(又は温度から推定した抵抗値)に応じて駆動電圧のオン/オフ比率を変更して、通常閉弁制御の収束電流値と同等の収束電流値となるように駆動電圧のオン/オフ比率を補正する。
この後、ステップ105に進み、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ回数を所定回数(例えば3回)に設定する。ここで、所定回数は、可動部28が閉側位置に移動するまで駆動電圧のオン/オフを繰り返すのに必要な回数である。この所定回数は、予め試験データや設計データ等に基づいて設定され、ECU40のROMに記憶されている。
この後、ステップ106に進み、ソレノイド30の通電駆動開始時期を通常閉弁制御に対して可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる分(例えば4ms)だけ進角させる。
この後、ステップ107に進み、緩閉弁制御を実行する。この緩閉弁制御では、上記ステップ103〜106で設定した条件でソレノイド30の駆動電圧のオン/オフを繰り返すことでソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を緩やかに増加させて可動部28を緩やかに閉側位置へ移動させて調量弁23を閉弁させる。
以上説明した本実施例1では、閉弁制御の際(つまり電磁アクチュエータ27のソレノイド30に駆動電流を通電して可動部28を閉側位置に移動させることで調量弁23を閉弁させる際)に、所定の緩閉弁制御実行条件が成立したとき(閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易い状態のとき)には、ソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行するようにしたので、ソレノイド30の電磁吸引力を緩やかに増加させて可動部28の移動速度を低下させることができる。これにより、可動部28がストッパ部41に衝突する際に発生する振動を抑制することができ、閉弁制御時に発生する騒音を低減することができる。
しかも、ソレノイド28の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させるだけであるため、最終的にはソレノイド28の駆動電流を通常閉弁制御と同じ電流値まで上昇させることができる。これにより、製造ばらつきや使用環境(駆動電圧や温度)等によって閉弁に必要な最小電流値が変化しても、電流不足となることを回避することができ、電流不足による閉弁動作不良の発生を防止することができると共に、燃圧を用いた補正等を行う必要もない。
また、エンジン回転速度が所定値以下(例えば車速≦所定値)であることを緩閉弁制御の実行条件としているため、閉弁制御時に発生する騒音が運転者に聞こえ易い状態であることを精度よく判定することができると共に、不必要に緩閉弁制御を実行することを防止できる。
また、本実施例1では、ソレノイド30の駆動電圧のオン/オフを繰り返すことでソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行するようにしたので、緩閉弁制御を実行するための専用回路を新たに設ける必要がなく、低コストで緩閉弁制御を実現することができる。
尚、上記実施例1では、ソレノイド30の駆動電圧と温度の両方に応じてソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ比率を変更するようにしたが、これに限定されず、例えば、ソレノイド30の駆動電圧と温度のうちの一方に応じてソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ比率を変更するようにしても良い。また、ソレノイド30の駆動電圧と温度の両方又は一方に応じてソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ周期を変更するようにしたり、或は、ソレノイド30の駆動電圧と温度の両方又は一方に応じてソレノイド30の駆動電圧のオン/オフ回数を変更するようにしても良い。
次に、図12乃至図14を用いて本発明に関連する参考例としての実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、図12に示すように、ソレノイド30の電流供給回路42は、切り換えスイッチ43によって、バッテリ44から抵抗45を介さずにソレノイド30に通電する通常回路42aと、バッテリ44から抵抗45を介してソレノイド30に通電する電流なまし回路42bとを切り換え可能な構成となっている。或は、図13に示すように、バッテリ44からコイル46を介さずにソレノイド30に通電する通常回路42aと、バッテリ44からコイル46を介してソレノイド30に通電する電流なまし回路42bとを切り換え可能な構成としても良い。
通常閉弁制御を実行する場合には、電流供給回路42を切り換えスイッチ43により通常回路42a(バッテリ44から抵抗45又はコイル46を介さずにソレノイド30に通電する回路)に切り換えた状態で、ソレノイド30に通電することでソレノイド30の駆動電流を速やかに上昇させる。
一方、緩閉弁制御を実行する場合には、電流供給回路42を切り換えスイッチ43により電流なまし回路42b(バッテリ44から抵抗45又はコイル46を介してソレノイド30に通電する回路)に切り換えた状態で、ソレノイド30に通電することでソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる。
本実施例2の高圧ポンプ14の閉弁制御は、ECU40によって図14の閉弁制御ルーチンに従って実行される。
図14の閉弁制御ルーチンでは、まず、ステップ201で、前記図11のステップ101と同様の緩閉弁制御実行条件が成立しているか否かを判定する。
このステップ101で、緩閉弁制御実行条件が不成立と判定された場合には、ステップ202に進み、電流供給回路42を切り換えスイッチ43により通常回路42a(バッテリ44から抵抗45又はコイル46を介さずにソレノイド30に通電する回路)に切り換える。
この後、ステップ205に進み、ソレノイド30に通電することでソレノイド30の駆動電流を速やかに上昇させる通常閉弁制御を実行する。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を速やかに増加させて可動部28を速やかに閉側位置へ移動させて調量弁23を閉弁させる。
一方、上記ステップ201で、緩閉弁制御実行条件が成立していると判定された場合には、ステップ203に進み、電流供給回路42を切り換えスイッチ43により電流なまし回路42b(バッテリ44から抵抗45又はコイル46を介してソレノイド30に通電する回路)に切り換える。この後、ステップ204に進み、ソレノイド30の通電駆動開始時期を通常閉弁制御に対して可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる分だけ進角させる。
この後、ステップ205に進み、ソレノイド30に通電することでソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行する。これにより、ソレノイド30の電磁吸引力を緩やかに増加させて可動部28を緩やかに閉側位置へ移動させて調量弁23を閉弁させる。
以上説明した本実施例2では、ソレノイド30の電流供給回路42を電流なまし回路42b(バッテリ44から抵抗45又はコイル46を介してソレノイド30に通電する回路)に切り換えた状態で、ソレノイド30に通電することでソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行するようにしたので、ソレノイド30の電流供給回路42を切り換えるという簡単な方法で緩閉弁制御を実現することができる。
、図15に示す本発明に関連する参考例としての実施例3では、ソレノイド30の駆動電流を制御可能な回路を設けて、通常閉弁制御の目標電流よりも電流の立ち上がり速度(上昇速度)を低下させた緩閉弁制御の目標電流を設定し、ソレノイド30の駆動電流を緩閉弁制御の目標電流に制御することで、ソレノイド30の駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させる緩閉弁制御を実行するようにしている。この緩閉弁制御の際にも、ソレノイド30の通電駆動開始時期を通常閉弁制御に対して可動部28が開側位置から閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる分だけ進角させる。
その他、本発明は、高圧ポンプの構成や燃料供給システムの構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
14…高圧ポンプ、17…ポンプ室、18…プランジャ、21…吸入口、23…調量弁、27…電磁アクチュエータ、28…可動部、30…ソレノイド、31…吐出口、40…ECU(閉弁制御手段)

Claims (6)

  1. 燃料の吸入口(21)と吐出口(31)を有するポンプ室(17)と、該ポンプ室内で往復運動するプランジャ(18)と、前記吸入口側を開閉する調量弁(23)と、該調量弁を開閉移動させる電磁アクチュエータ(27)とを備えた高圧ポンプ(14)の制御装置において、
    前記電磁アクチュエータのソレノイド(30)に駆動電流を通電して該電磁アクチュエータの可動部(28)を閉側位置に移動させることで前記調量弁を閉弁させる閉弁制御手段(40)を備え、
    前記閉弁制御手段は、所定の実行条件が成立したときに前記ソレノイドの駆動電圧のオン/オフを繰り返すことで前記ソレノイドの駆動電流の立ち上がり速度を通常閉弁制御よりも低下させると共に、前記ソレノイドの駆動電流を前記通常閉弁制御時の電流値と同等の電流値に到達させる緩閉弁制御を実行することを特徴とする高圧ポンプの制御装置。
  2. 前記閉弁制御手段は、前記ソレノイドの駆動電圧をオン/オフする際の周期を、前記ソレノイドの駆動電圧を連続オン状態に維持した場合に前記可動部が前記閉側位置に移動するのに要する時間以下に設定することを特徴とする請求項に記載の高圧ポンプの制御装置。
  3. 前記閉弁制御手段は、前記ソレノイドの駆動電圧をオン/オフする際の比率と周期と回数のうちの少なくとも一つを、前記ソレノイドの駆動電圧と温度のうちの少なくとも一方に応じて変更することを特徴とする請求項又はに記載の高圧ポンプの制御装置。
  4. 前記閉弁制御手段は、前記緩閉弁制御と前記通常閉弁制御との間で前記ソレノイドの通電開始時期を切り換えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の高圧ポンプの制御装置。
  5. 前記閉弁制御手段は、前記緩閉弁制御の際に、前記ソレノイドの通電駆動開始時期を前記通常閉弁制御に対して前記可動部が前記閉側位置に移動するのに要する時間が長くなる分だけ進角させることを特徴とする請求項に記載の高圧ポンプの制御装置。
  6. 前記閉弁制御手段は、少なくとも内燃機関の回転速度が所定の回転速度以下であることを満たした場合に、前記所定の実行条件が成立したと判定することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の高圧ポンプの制御装置。
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