JP6695979B2 - 引抜成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引抜成形品の製造方法及び製造装置に関する。
強化繊維をプラスチック材料と複合させた複合材料は、航空機、自動車、及び船舶等に使用される。複合材料の成形方法として、マンドレルに巻き付けられたプリプレグシートを加熱硬化して成形し、成形後にマンドレルを引き抜くシートワインディング成形法、及びプリプレグシートを複数重ねて加熱加圧して成形するプレス成形法等が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。また、複合材料の成形方法として、強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された中間成形品を成形型に導入して加熱硬化し、成形型から引き抜く引抜成形法が知られている。
特開2012−045795号公報 特開平06−238758号公報
引抜成形法においては、引抜成形品を成形型から離型させるため、中間成形品の熱硬化性樹脂に離型剤が予め含有される。加熱硬化後において、離型剤が引抜成形品の表面に残存していると、引抜成形品と他の部品との接着性が低下する。そのため、引抜成形品と他の部品とを接着させる場合、その接着工程の前に、引抜成形品の表面から離型剤を除去する作業等、接着性を改善するための作業が必要となる。このような作業により工数が増えると、製造コストが増大する。
本発明は、製造コストの増大を抑制しつつ、成形型からの離型性及び他の部品との接着性を両立できる引抜成形品の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された中間成形品の表面に、成形型の内面と摺動可能な摺動面を有する活性化シートを配置して、前記中間成形品を前記活性化シートと一緒に前記成形型に導入する工程と、前記成形型において前記中間成形品が加熱硬化されることにより生成された引抜成形品を前記活性化シートと一緒に前記成形型から引き抜く工程と、を含む引抜成形品の製造方法を提供する。
本発明において、前記活性化シートは、前記中間成形品の表面と接触する活性化面を有し、前記活性化面と前記中間成形品の表面との摩擦力は、前記摺動面と前記成形型の内面との摩擦力よりも大きいことが好ましい。
本発明において、前記活性化面の表面粗さは、前記摺動面の表面粗さよりも大きいことが好ましい。
本発明において、前記活性化面は、ナイロン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも一方を含み、前記摺動面は、フッ素樹脂及びシリコン樹脂の少なくとも一方を含むことが好ましい。
本発明において、前記中間成形品は、前記成形型に連続して導入され、前記活性化シートは、前記中間成形品と同期して前記成形型に導入されることが好ましい。
本発明において、前記活性化シートは、前記成形型の入口において前記中間成形品の表面と接合されることが好ましい。
本発明において、前記活性化シートは、前記成形型に導入される前記中間成形品の表面の全部と接合されることが好ましい。ただし、前記活性化シートは、前記中間成形品の表面の一部、例えば前記引抜成形品が後工程にて他の部品と接着される場合の他の部品との接着面となる前記中間成形品の表面のみに接合されてもよい。
本発明は、強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された中間成形品の表面に、成形型の内面と摺動可能な摺動面を有する活性化シートを供給する活性化シート供給部と、前記活性化シートと一緒に前記成形型に導入された前記中間成形品が加熱硬化されることにより生成された引抜成形品を前記活性化シートと一緒に前記成形型から引き抜く引抜装置と、を備える引抜成形品の製造装置を提供する。
本発明によれば、製造コストの増大を抑制しつつ、成形型からの離型性及び他の部品との接着性を両立できる引抜成形品の製造方法及び製造装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る引抜成形品の製造装置の一例を模式的に示す図である。 図2は、本実施形態に係る活性化シートの一例を模式的に示す断面図である。 図3は、本実施形態に係る加熱成形型と中間成形品と活性化シートとの関係を模式的に示す断面図である。 図4は、本実施形態に係る加熱成形型と引抜成形品と活性化シートとの関係を模式的に示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係る引抜成部品の製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態における構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[引抜成形品の製造装置]
図1は、本実施形態に係る引抜成形品Mの製造装置1の一例を模式的に示す図である。製造装置1は、強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された中間成形品Sを引抜成形することによって、引抜成形品Mを製造する。
図1に示すように、製造装置1は、強化繊維Faを供給する強化繊維供給部10と、強化繊維Faに熱硬化性樹脂Raを含浸させて中間成形品Saを生成する樹脂槽20と、プリフォームFbを供給するプリフォーム供給部30と、プリフォームFbに熱硬化性樹脂Rbを含浸させて中間成形品Sbを生成する樹脂槽40と、樹脂槽40において生成された中間成形品Sbを予備成形して中間成形品Scを生成する第1予備成形型50と、第1予備成形型50で予備成形された中間成形品Scと樹脂槽20において生成された中間成形品Saとを予備成形して中間成形品Sを生成する第2予備成形型60と、第2予備成形型60で生成された中間成形品Sの表面に活性化シートCを供給する活性化シート供給部70と、第2予備成形型60で生成された中間成形品S及び活性化シートCが導入され、中間成形品Sを加熱硬化する加熱成形型80と、加熱成形型80において中間成形品Sが加熱硬化されることにより生成された引抜成形品Mを加熱成形型80から引き抜く引抜装置90とを備える。
強化繊維供給部10は、強化繊維Faを供給する。本実施形態において、強化繊維Faは、炭素繊維である。なお、強化繊維Faは、プラスチック繊維、ガラス繊維、及び金属繊維の少なくとも一つでもよい。
強化繊維供給部10は、複数のボビン12を含む。複数のボビン12のそれぞれに、連続する強化繊維Faが巻かれている。強化繊維供給部10は、複数のボビン12のそれぞれから強化繊維Faを繰り出す。
樹脂槽20は、強化繊維供給部10から供給された強化繊維Faに熱硬化性樹脂Raを含浸させる。樹脂槽20は、熱硬化性樹脂Raが満たされる容器を含む。樹脂槽20は、軟化状態の熱硬化性樹脂Raを収容する。
軟化状態の熱硬化性樹脂とは、熱硬化される前の状態であり、加熱されることによって熱硬化反応することができる状態をいう。軟化状態の熱硬化性樹脂は、自己支持性を有さず、支持体に支持されていない状態においては形状を保持することができない。
強化繊維Faが樹脂槽20を通過することによって、強化繊維Faに熱硬化性樹脂Raが付着する。本実施形態において、熱硬化性樹脂Raは、エポキシ樹脂を含む。なお、熱硬化性樹脂Raは、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、及びシリコン樹脂の少なくとも一つでもよい。
プリフォーム供給部30は、プリフォームFbを供給する。プリフォームFbは、熱硬化性樹脂が含浸されていない強化繊維のシートである。本実施形態において、プリフォームFbを形成する強化繊維は、炭素繊維である。なお、プリフォームFbを形成する強化繊維は、プラスチック繊維、ガラス繊維、及び金属繊維の少なくとも一つでもよい。
プリフォーム供給部30は、供給リール32を有する。供給リール32に、連続するプリフォームFbがロール状に巻かれている。プリフォーム供給部30は、供給リール32からプリフォームFbを繰り出す。
樹脂槽40は、プリフォーム供給部30から供給されたプリフォームFbに熱硬化性樹脂Rbを含浸させる。樹脂槽40は、熱硬化性樹脂Rbが満たされる容器を含む。樹脂槽40は、軟化状態の熱硬化性樹脂Rbを収容する。
プリフォームFbが樹脂槽40を通過することによって、プリフォームFbに熱硬化性樹脂Rbが付着する。本実施形態において、熱硬化性樹脂Rbは、エポキシ樹脂を含む。なお、熱硬化性樹脂Rbは、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、及びシリコン樹脂の少なくとも一つでもよい。
第1予備成形型50は、プリフォーム供給部30から供給され、樹脂槽40において熱硬化性樹脂Rbが含浸されたプリフォームFbである中間成形品Sbを予備成形する。第1予備成形型50は、加熱成形型80による成形前に、中間成形品Sbの形を予め整える。
第1予備成形型50は、中間成形品Sbに含まれている熱硬化性樹脂Rbが半硬化状態になるように、中間成形品Sbを加熱する。第1予備成形型50は、中間成形品Sbを加熱して、半硬化状態の熱硬化性樹脂Rbを含む中間成形品Scを生成する。
半硬化状態の熱硬化性樹脂とは、軟化状態よりも硬化しているものの完全には硬化していない状態であり、加熱されることによって熱硬化反応することができる状態をいう。半硬化状態の熱硬化性樹脂は、自己支持性を有し、支持体に支持されていない状態においても形状を保持することができる。
第2予備成形型60は、第1予備成形型50において生成された半硬化状態の熱硬化性樹脂Rbを含む中間成形品Scと、強化繊維供給部10から供給され、樹脂槽20において熱硬化樹脂Raが含浸された強化繊維Faである中間成形品Saとを予備成形する。第2予備成形型60には、第1予備成形型50からの中間成形品Scと、樹脂槽20からの中間成形品Saとが供給される。第2予備成形型60において、中間成形品Saと中間成形品Scとが合体する。中間成形品Saは、軟化状態の熱硬化性樹脂Raを含み、中間成形品Scは、半硬化状態の熱硬化性樹脂Rbを含む。第2予備成形型60は、加熱成形型80による成形前に、中間成形品Sa及び中間成形品Sbの形を予め整える。
第2予備成形型60は、中間成形品Saに含まれている熱硬化性樹脂Raが半硬化状態になるように、中間成形品Sa及び中間成形品Scを加熱する。第2予備成形型60は、中間成形品Sa及び中間成形品Scを加熱して、半硬化状態の熱硬化性樹脂Ra及び熱硬化性樹脂Rbを含む中間成形品Sを生成する。
第2予備成形型60で生成された中間成形品Sは、加熱成形型80に供給される。中間成形品Sは、強化繊維Faに熱硬化樹脂Raを含浸させたもの、及び強化繊維のシートであるプリフォームFbに熱硬化性樹脂Rbを含浸させたものを含む。中間成形品Sに含まれる熱硬化性樹脂は、半硬化状態である。
活性化シート供給部70は、加熱成形型80に供給される中間成形品Sの表面に、加熱成形型80の内面と摺動可能な摺動面を有する活性化シートCを供給する。活性化シート供給部70は、中間成形品Sが加熱成形型80の内部に導入される前に、中間成形品Sの表面に活性化シートCを供給する。
活性化シート供給部70は、供給リール72を有する。供給リール72に、連続する活性化シートCがロール状に巻かれている。活性化シート供給部70は、供給リール72から活性化シートCを繰り出す。
加熱成形型80は、ヒータを有し、第2予備成形型60から供給された中間成形品Sを加熱硬化して成形する。加熱成形型80は、中間成形品Sに含まれている半硬化状態の熱硬化性樹脂が硬化状態になるように、中間成形品Sを加熱する。
硬化状態の熱硬化性樹脂とは、熱硬化された後の状態であり、更に加熱されても熱硬化反応することができない状態をいう。硬化状態の熱硬化性樹脂は、自己支持性を有し、支持体に支持されていない状態においても形状を保持することができる。
中間成形品Sに含まれる熱硬化性樹脂が加熱成形型80において加熱硬化されることにより、引抜成形品Mが形成される。
加熱成形型80は、中間成形品Sの入口81と、加熱成形型80において生成された引抜成形品Mの出口82とを有する。第2予備成形型60からの中間成形品Sは、入口81を介して、加熱成形型80の内部に導入される。
本実施形態において、活性化シート供給部70は、加熱成形型80の入口81に活性化シートCを供給する。活性化シート供給部70から加熱成形型80の入口81に供給された活性化シートCは、入口81を介して、中間成形品Sと一緒に加熱成形型80の内部に導入される。活性化シートCは、加熱成形型80の入口81において中間成形品Sの表面と接合される。活性化シートCは、中間成形品Sの表面に配置された状態で、中間成形品Sと一緒に、加熱成形型80の内部に導入される。
引抜装置90は、加熱成形型80から引抜成形品Mを引き抜く。本実施形態において、引抜装置90は、活性化シートCと一緒に加熱成形型80の内部に導入された中間成形品Sが加熱硬化されることにより生成された引抜成形品Mを、活性化シートCと一緒に加熱成形型80から引き抜く。
本実施形態においては、入口81において中間成形品Sの表面と接合された活性化シートCは、加熱成形型80の内部を通過するとき、及び加熱成形型80の出口82から出た後の両方において、引抜成形品Mの表面と接触し続ける。引抜装置90は、引抜成形品Mの表面に活性化シートCが接合された状態で、引抜成形品Mを活性化シートCと一緒に加熱成形型80から引き抜く。
本実施形態において、強化繊維Faは、強化繊維供給部10から連続して供給される。プリフォームFbは、プリフォーム供給部30から連続して供給される。中間成形品Sは、加熱成形型80の入口81から加熱成形型80の内部に連続して導入される。引抜装置90は、引抜成形品Mを連続して引き抜く。すなわち、本実施形態において、製造装置1は、連続引抜成形を実施する。
活性化シートCは、活性化シート供給部70から連続して供給される。活性化シートCは、加熱成形型80の入口81から加熱成形型80の内部に連続して導入される。活性化シートCは、中間成形品Sと同期して、加熱成形型80の内部に導入される。
[活性化シート]
図2は、本実施形態に係る活性化シートCの一例を模式的に示す断面図である。図2に示すように、活性化シートCは、中間成形品Sの表面に配置された状態で、加熱成形型80の内面と対向する摺動面Aと、中間成形品Sの表面と接触する活性化面Bとを有する。摺動面Aは、加熱成形型80の内面と摺動可能である。活性化面Bは、製造される引抜成形品Mの表面の不活性化を抑制し接着性の低下を防止する。
活性化シートCは、基材Cbと、基材Cbの一方の面に設けられた摺動層Csとを有する。摺動面Aは、摺動層Csの表面である。活性化面Bは、基材Cbの他方の面である。
活性化面Bは、熱可塑性樹脂を含む。本実施形態において、活性化面Bは、ナイロン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも一方を含む。なお、活性化面Bは、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びポリイミド樹脂の少なくとも一つでもよい。
本実施形態において、基材Cbは、ナイロン樹脂シートである。活性化面Bは、ナイロン樹脂シートの表面である。なお、基材Cbは、ポリエチレン樹脂シートでもよい。なお、基材Cbは、ポリプロピレン樹脂シート、ポリ塩化ビニル樹脂シート、ポリスチレン樹脂シート、ポリアミド樹脂シート、ポリアセタール樹脂シート、ポリカーボネート樹脂シート、及びポリイミド樹脂シートの少なくとも一つでもよい。
摺動面Aは、フッ素樹脂及びシリコン樹脂の少なくとも一方を含む。
本実施形態において、摺動層Csは、フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含む材料を基材Cbの一方の面にコーティングすることによって形成される。本実施形態においては、基材Cbの一方の面に、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)がコーティングされることによって、摺動層Csが形成される。なお、ポリテトラフルオロエチレンシートが基材Cbに貼り付けられることによって、摺動層Csが形成されてもよい。なお、摺動層Csは、ポリテトラフルオロエチレンでなくてもよい。シリコン系樹脂組成物が基材Cbの一方の面にコーティングされることによって摺動層Csが形成されてもよい。
また、活性化面Bの表面粗さは、摺動面Aの表面粗さよりも大きい。本実施形態において、摺動面Aは、平滑面である。活性化面Bは、粗面である。
活性化シートCの厚みは、加熱成形型80による引抜成形品Mの成形性を阻害せず、且つ、引抜力に耐え得る程度に、適宜設定される。例えば、ナイロン樹脂シートにポリテトラフルオロエチレンをコーティングすることによって活性化シートCが形成される場合、活性化シートCの厚みは、10[μm]以上1000[mm]以下に設定される。
図3は、本実施形態に係る加熱成形型80と中間成形品Sと活性化シートCとの関係を模式的に示す断面図である。図3に示すように、活性化シートCは、活性化面Bと中間成形品Sの表面とが接触し、摺動面Aと加熱成形型80の内面とが対向するように、中間成形品Sの表面に配置される。
中間成形品Sの熱硬化性樹脂は、半硬化状態である。したがって、活性化面Bの表面粗さは、中間成形品Sの表面に転写される。中間成形品Sの表面と活性化シートCの活性化面Bとが接触した状態で、加熱成形型80において中間成形品Sが加熱硬化されることにより、引抜成形品Mの表面は、粗面となる。
中間成形品Sの表面と接触する活性化シートCの活性化面Bは、粗面である。加熱成形型80の内面と接触する活性化シートCの摺動面Aは、平滑面であり、フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含む。本実施形態において、活性化面Bと中間成形品Sの表面との摩擦力は、摺動面Aと加熱成形型80の内面との摩擦力よりも大きい。
図4は、本実施形態に係る加熱成形型80と引抜成形品Mと活性化シートCとの関係を模式的に示す斜視図である。活性化シートCは、入口81から加熱成形型80の内部に導入される中間成形品Sの表面の全部と接合される。加熱成形型80の内部において、加熱成形型80の内面と中間成形品Sの表面との間に活性化シートCが配置される。図4に示すように、引抜成形品Mが複数の角部、屈曲部、及び平面部を有する場合においても、活性化シートCは、引抜成形品Mの外形に合わせて曲折し、引抜成形品Mの表面の全部と接合される。
[引抜成形品の製造方法]
次に、本実施形態に係る引抜成形品Mの製造方法について説明する。図5は、本実施形態に係る引抜成形品Mの製造方法の一例を示すフローチャートである。
強化繊維供給部10から供給された強化繊維Faが樹脂槽20において熱硬化性樹脂Raに含浸され、中間成形品Saが生成される。また、プリフォーム供給部30から供給されたプリフォームFbが樹脂槽40において熱硬化性樹脂Rbに含浸され、中間成形品Sbが生成される。中間成形品Sbが第1予備成形型50において予備成形されることにより、中間成形品Scが生成される。
中間成形品Sa及び中間成形品Scが第2予備成形型60に供給される。中間成形品Sa及び中間成形品Scが第2予備成形型60において予備成形されることにより、中間成形品Sが生成される。中間成形品Sの熱硬化性樹脂は、半硬化状態である。
中間成形品Sの表面に、加熱成形型80の内面と摺動可能な摺動面Aを有する活性化シートCが配置される(ステップSP1)。活性化シートCは、活性化面Bが中間成形品Sの表面と接触し、摺動面Aが加熱成形型80の内面と接触するように、中間成形品Sの表面に接合される。
活性化シートCは、加熱成形型80の入口81において、加熱成形型80の内部に導入される中間成形品Sの表面の全部と接合される。
中間成形品Sは、活性化シートCと一緒に、入口81から加熱成形型80の内部に導入される(ステップSP2)。加熱成形型80の内部に導入された中間成形品Sは、活性化シートCと一緒に、出口82に向かって加熱成形型80の内部を移動する。
活性化シートCの摺動面Aは、加熱成形型80の内面に対して高い摺動性を有する。活性化シートCに包まれた中間成形品Sは、活性化シートCの摺動性により、加熱成形型80の内部を円滑に移動することができる。
加熱成形型80において中間成形品Sが加熱されることにより、中間成形品Sの熱硬化性樹脂は硬化する。中間成形品Sが加熱硬化されることにより、引抜成形品Mが形成される。
本実施形態においては、活性化シートCの活性化面Bと中間成形品Sの表面との摩擦力は、活性化シートCの摺動面Aと加熱成形型80の内面との摩擦力よりも大きい。活性化シートCの活性化面Bと中間成形品Sの表面との摩擦力が大きいので、加熱成形型80の内部において中間成形品Sと活性化シートCとが一緒に移動するとき、中間成形品Sと活性化シートCとがずれたり、活性化シートCが撚れたりすることが抑制される。また、活性化シートCの摺動面Aと加熱成形型80の内面との摩擦力が小さいので、加熱成形型80の内面に対する活性化シートCの高い摺動性が発揮され、中間成形品S及び活性化シートCは、加熱成形型80に対して円滑に移動することができる。
加熱成形型80において中間成形品Sが加熱硬化されることにより生成された引抜成形品Mは、引抜装置90により、活性化シートCと一緒に加熱成形型80から引き抜かれる(ステップSP3)。引抜成形品Mは、活性化シートCに包まれた状態で、加熱成形型80から引き抜かれる。
中間成形品Sが加熱成形型80の内部を移動するとき、及び引抜成形品Mが加熱成形型80の出口82から出るときのそれぞれにおいて、活性化シートCは、中間成形品Sの表面及び引抜成形品Mの表面に配置され続ける。したがって、加熱成形型80の内面に対する活性化シートCの摺動性により、中間成形品S及び引抜成形品Mは、加熱成形型80から円滑に離型される。
また、本実施形態においては、加熱成形型80の内部を移動する中間成形品Sの表面の全部が活性化シートCで覆われる。これにより、加熱成形型80の内面と中間成形品Sとの接触が抑制され、活性化シートCによる十分な離型性が発揮される。
製造された引抜成形品Mは、活性化シートCに包まれたまま、切断工程のような次工程に搬送される。引抜成形品Mが加熱成形型80から引き抜かれた後においても、引抜成形品Mの表面に活性化シートCが配置された状態が維持され、引抜成形品Mは、活性化シートCで保護される。これにより、引抜成形品Mの表面が傷付いたり、引抜成形品Mの表面に異物が付着したり、引抜成形品Mの表面の接着性が低下したりすることが抑制される。また、本実施形態においては、引抜成形品Mの表面の全部が活性化シートCで覆われ、引抜成形品Mは、活性化シートCで十分に保護される。
引抜成形品Mと他の部品とを接着するとき、引抜成形品Mから活性化シートCが剥がされる。本実施形態においては、中間成形品Sの熱硬化性樹脂が半硬化状態において、中間成形品Sに活性化シートCが接合される。そのため、活性化シートCの活性化面Bの表面粗さが、引抜成形品Mの表面に転写され、引抜成形品Mの表面は接着性が高い状態になる。引抜成形品Mから活性化シートCを剥がしたとき、表面粗さが大きい活性化された引抜成形品Mの表面が現れる。表面粗さが大きい引抜成形品Mの表面は、アンカ効果により、他の部品と高い接着性で接着することができる。
[作用及び効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、活性化シートCが中間成形品Sの表面に配置された状態で、中間成形品Sと活性化シートCとが一緒に加熱成形型80に導入され、加熱成形型80から一緒に引き抜かれる。したがって、加熱成形型80の内面に対する活性化シートCの摺動性により、引抜成形品Mは、加熱成形型80から円滑に離型される。
また、中間成形品Sと活性化シートCとが一緒に加熱成形型80から引き抜かれ、活性化シートCが引抜成形品Mの表面に配置され続けることにより、引抜成形品Mの表面は活性化シートCで保護される。これにより、引抜成形品Mの表面が傷付いたり、引抜成形品Mの表面に異物が付着したり、引抜成形品Mの表面の接着性が低下したりすることが防止される。
また、中間成形品Sの熱可塑性樹脂に離型剤を予め含有させなくても、活性化シートCにより、加熱成形型80からの離型性が得られる。そのため、従来のような接着性を改善するための作業が実施されなくても、引抜成形品Mから活性化シートCを剥がすだけで、良好な接着性を有する引抜成形品Mの表面を得ることができる。したがって、製造コストの増大を抑制しつつ、加熱成形型80からの離型性及び他の部品との接着性が両立された引抜成形品Mを製造することができる。
また、本実施形態においては、活性化シートCの活性化面Bと中間成形品Sの表面との摩擦力は、活性化シートCの摺動面Aと加熱成形型80の内面との摩擦力よりも大きい。これにより、加熱成形型80の内部において、中間成形品Sと活性化シートCとがずれたり、活性化シートCが撚れたりすることを抑制しつつ、活性化シートCと加熱成形型80とを摺動させながら、中間成形品S及び活性化シートCを一緒に移動することができる。
また、本実施形態によれば、活性化面Bの表面粗さは、摺動面Aの表面粗さよりも大きい。これにより、活性化面Bと中間成形品Sの表面との摩擦力を、摺動面Aと加熱成形型80の内面との摩擦力よりも十分に大きくすることができる。また、活性化面Bの表面粗さが、引抜成形品Mの表面に転写される。これにより、引抜成形品Mから活性化シートCを剥がして、表面粗さが大きい引抜成形品Mの表面を得ることができる。表面粗さが大きい引抜成形品Mの表面は、アンカ効果により、高い接着性を得ることができる。
また、本実施形態によれば、活性化面Bは、ナイロン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも一方を含み、摺動面Aは、フッ素樹脂及びシリコン樹脂の少なくとも一方を含む。活性化シートCの基材Cbとしてナイロン樹脂シート又はポリエチレン樹脂シートが採用されることにより、引抜力に耐えることができる強度を有する活性化シートCを得ることができる。また、活性化シートCの基材Cbに、フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含む離型剤がコーティングされたり、フッ素樹脂又はシリコン樹脂を含む離型シートが貼り付けられたりすることにより、活性化シートCは、十分な離型性を得ることができる。
また、本実施形態によれば、製造装置1は、連続引抜成形を実施し、中間成形品Sは、加熱成形型80に連続して導入され、活性化シートCは、中間成形品Sと同期して加熱成形型80に導入される。中間成形品Sを加熱成形型80に連続して導入する連続引抜成形が実施される場合、活性化シートCを中間成形品Sと同期して加熱成形型80に連続して導入することにより、連続引抜成形において、常に十分な離型性を得ることができる。したがって、連続引抜成形を円滑に実施することができる。また、連続引抜成形された引抜成形品Mは、活性化シートCで覆われ保護される。
また、本実施形態においては、中間成形品Sa及び中間成形品Scが第2予備成形型60により予備成形されて中間成形品Sが生成された後、加熱成形型80の入口81において、中間成形品Sの表面と活性化シートCとが接合される。これにより、予備成形された後の最終形態の中間成形品Sに活性化シートCを接合することができる。また、予備成形後の半硬化状態の中間成形品Sに活性化シートCを接合することができるため、例えば軟化状態の中間成形品Sに活性化シートCを接合する場合に比べて、接合処理は円滑に実施される。また、半硬化状態の中間成形品Sに活性化シートCを接合することにより、活性化面Bの表面粗さを引抜成形品Mの表面に良好に転写することができる。
また、本実施形態においては、活性化シートCは、加熱成形型80に導入される中間成形品Sの表面の全部と接合される。これにより、中間成形品Sと加熱成形型80の内面との接触が抑制され、十分な離型性を得ることができる。また、生成される引抜成形品Mの表面の全部が活性化シートCで覆われることとなるため、引抜成形品Mは活性化シートCで十分に保護される。
[他の実施形態]
なお、上述の実施形態においては、摺動面Aが平滑面であり活性化面Bが粗面であることとした。摺動面A及び活性化面Bの両方が平滑面でもよいし、摺動面A及び活性化面Bの両方が粗面でもよい。また、上述の実施形態においては、活性化面Bの表面粗さは摺動面Aの表面粗さよりも大きいこととした。摺動面Aの表面粗さと活性化面Bの表面粗さとが実質的に等しくてもよいし、摺動面Aの表面粗さが活性化面Bの表面粗さよりも大きくてもよい。
なお、上述の実施形態においては、活性化シートCは、加熱成形型80の入口81において中間成形品Sの表面と接合されることとした。活性化シートCと中間成形品Sとの接合は、最終形態の中間成形品Sを成形する第2予備成形型60の出口と加熱成形型80の入口81との間の任意の位置で実施されてもよい。
なお、上述の実施形態においては、活性化シートCは、加熱成形型80に導入される中間成形品Sの表面の全部と接合されることとした。活性化シートCは、加熱成形型80に導入される中間成形品Sの表面の一部と接合されてもよい。例えば、中間成形品Sの表面のうち、他の部品と接着される領域のみに、活性化シートCが接合されてもよい。
なお、上述の実施形態においては、中間成形品S及び中間成形品Scを成形するために第1予備成形型50及び第2予備成形型60を使用することとした。第1予備成形型50及び第2予備成形型60は省略されてもよい。その場合、中間成形品Sa、中間成形品Sb、及び活性化シートCは全て加熱成形型80に直接導入される。
なお、上述の実施形態においては、強化繊維Fa及びプリフォームFbを用い、熱硬化性樹脂Ra及び熱硬化性樹脂Rbを含浸する工程を設けた。強化繊維Fa及びプリフォームFbがプリプレグに置き換えられてもよい。その場合、樹脂含浸工程は省略可能なため、樹脂槽20及び樹脂槽40は使用されず、プリプレグは中間成形品Sa及び中間成形品Sbとしてそのまま加熱成形型80に導入される。
なお、上述の実施形態においては、強化繊維Fa及びプリフォームFbを用いた。強化繊維Fa及びプリフォームFbのどちらか1つのみが用いられてもよい。
1 製造装置、10 強化繊維供給部、12 ボビン、20 樹脂槽、30 プリフォーム供給部、32 供給リール、40 樹脂槽、50 第1予備成形型、60 第2予備成形型、70 活性化シート供給部、72 供給リール、80 加熱成形型、81 入口、82 出口、90 引抜装置、A 摺動面、B 活性化面、C 活性化シート、Cb 基材、Cs 摺動層、Fa 強化繊維、Fb プリフォーム、M 引抜成形品、Ra 熱硬化性樹脂、Rb 熱硬化性樹脂、S 中間成形品、Sa 中間成形品、Sb 中間成形品、Sc 中間成形品。

Claims (7)

  1. 強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された複数の角部を有する中間成形品の表面の全部と接合されるように、成形型の内面と摺動可能な摺動面を有し前記中間成形品の外形に合わせて屈曲可能な活性化シートを、前記中間成形品を包むように配置して、前記中間成形品を前記活性化シートと一緒に前記成形型に導入する工程と、
    前記成形型において前記中間成形品が加熱硬化されることにより生成された複数の角部を有する引抜成形品の表面の全部と前記活性化シートとが接合され、前記活性化シートが前記引抜成形品を包んだ状態で、前記引抜成形品と前記活性化シートとを一緒に前記成形型から引き抜く工程と、
    を含む引抜成形品の製造方法。
  2. 前記活性化シートは、前記中間成形品の表面と接触する活性化面を有し、
    前記活性化面と前記中間成形品の表面との摩擦力は、前記摺動面と前記成形型の内面との摩擦力よりも大きい、
    請求項1に記載の引抜成形品の製造方法。
  3. 前記活性化面の表面粗さは、前記摺動面の表面粗さよりも大きい、
    請求項2に記載の引抜成形品の製造方法。
  4. 前記活性化面は、ナイロン樹脂及びポリエチレン樹脂の少なくとも一方を含み、
    前記摺動面は、フッ素樹脂及びシリコン樹脂の少なくとも一方を含む、
    請求項2又は請求項3に記載の引抜成形品の製造方法。
  5. 前記中間成形品は、前記成形型に連続して導入され、
    前記活性化シートは、前記中間成形品と同期して前記成形型に導入される、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の引抜成形品の製造方法。
  6. 前記活性化シートは、前記成形型の入口において前記中間成形品の表面と接合される、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の引抜成形品の製造方法。
  7. 強化繊維に熱硬化性樹脂が含浸された複数の角部を有する中間成形品の表面の全部と接合されるように、成形型の内面と摺動可能な摺動面を有し前記中間成形品の外形に合わせて屈曲可能な活性化シートを、前記中間成形品を包むように供給する活性化シート供給部と、
    前記活性化シートと一緒に前記成形型に導入された前記中間成形品が加熱硬化されることにより生成された複数の角部を有する引抜成形品の表面の全部と前記活性化シートとが接合され、前記活性化シートが前記引抜成形品を包んだ状態で、前記引抜成形品と前記活性化シートとを一緒に前記成形型から引き抜く引抜装置と、
    を備える引抜成形品の製造装置。
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