JP6695657B2 - バケット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製品を駒立て状に集積するバケット装置に関するものである。
包装形態の1つとして、スタンディングパウチ等と称される自立型包装体がある。自立型包装体は、商品の陳列の容易性やディスプレイ効果が優れており近年需要が伸びている。この自立型包装体は、例えば底部にガゼットを形成し、当該ガゼット部分を広げることで自立する。
この種の自立型包装体は、例えばシート状の包装フィルムを用いて底部にガゼットを有する袋体を製造する製袋工程、その製造した袋体を受け取り上方の開口部を開く開袋工程、開いた開口部から袋体の内部にスナック菓子等の固形物,詰め替え用や飲料等の液体製品などの被包装物を充填する充填工程、開いた開口部を閉じて密封シールする密封工程等を経て製造される。
ところで、そのようにして製造された包装体は、後行程で複数個をまとめて箱詰めされることがある。係る箱詰めを自動的に行うようにする場合、例えば、以下のようなシステムにより行える。特許文献1等に開示された装置を用いることができる。すなわち、コンベアにて底部を前方にして倒れた水平状態の自立型包装体を搬送し、水平状態の自立型包装体を次段のバケット装置のバケットに順次供給する。バケット装置は、垂直平面内でバケットが旋回する。これにより、水平状態で供給された自立型包装体は、バケットとともに移動して起立し、駒立て状に集積される。そして、起立した複数の自立型包装体の上部を、移し替えロボット等を用いて把持し、それら複数の自立型包装体を一括して掴み上げ、収納箱等に供給する。
特許第4067066号公報
ところで、自立型包装体は、起立した状態で上部が倒れやすく、倒れる方向も不定である。そのため、バケット装置で駒立て状に集積した複数の自立型包装体は、その上部が起立せずに倒れてしまい、移し替えロボットで当該上部を把持することができないおそれが生じる。
そのため、上述した特許文献1では、起立した複数の自立型包装体のそれぞれの側面を押圧して上部を直立させる押圧板や、その直立した上部を前後から挟み込んで挟持して上部の直立状態を定位置に保持する挟持杆、並びにそれらを駆動させる機構等を備え、装置構成が複雑になるという課題がある。
また、この種の課題は自立型包装体に限ることはなく、例えば三方シール包装体や四方シール包装体のような比較的扁平な包装体等においても生じる。
上述した課題を解決するために、本発明のバケット装置は、(1)所定の軌跡で循環移動させる移動手段とを備え、その移動手段は、一対のタイミングプーリ間に掛け渡されて前記所定の軌跡で循環移動するエンドレスベルトを備え、前記エンドレスベルトは、前記タイミングプーリの部分で半円弧状に回転し、それ以外の区間では直線状を移動する軌跡をとるようにし、前記所定の軌跡は、少なくとも上方側における直線状に移動する搬出区間と、その搬出区間より手前側で円弧状に移動する供給区間を含み、前記供給区間に位置する前記バケットで包装体を受け取り、前記搬出区間に位置する前記バケット内で起立する前記包装体がその上方のシールされた部位である上部を把持されて取り出されるバケット装置であって、前記バケットは、前後に位置する壁部と、その壁部と一体となって開閉する前後一対の抑え部とを備え、前記供給区間では前記前後一対の抑え部が離反し、前記バケット内への前記包装体の供給を可能とし、前記搬出区間では前記前後一対の抑え部が接近して前記包装体の前記上部を挟み込んでその上部を起立した状態にし、前記前後一対の抑え部が前記上部を挟み込んだ際に、前記上部の一部が露出し、当該露出した部位が把持されて取出し可能とするようにした。
搬出区間では前後一対の抑え部が接近して包装体の上部を挟み込むようにしたため、当該上部の位置が一対の抑え部で固定される。よって、上部の露出した部位を把持し、バケットから包装体を取出し、例えば次段の収納箱等に移し替え等ができる。
バケットを構成する前後の壁部は、供給区間ではその先端側が開き、一対の抑え部が離反し、包装体がバケット内に供給される。バケットは、所定の移動軌跡で移動し、直線状の搬出区間に到った際には、供給区間で離反していた前後一対の抑え部が接近するので、例えばバケットに供給された記包装体の上部が前または後側に倒れているような場合でも係る接近移動する際に一方の抑え部が上部に接触して起こし、最終的に前後両側から挟み込む。これにより、搬出区間に到った包装体の上部は、必ず起立した状態となり、その位置も一対の抑え部の位置により一意に定まる。よって、後工程の移し替え手段で上部をスムーズかつ確実・簡単に把持することができる。
(2)前記抑え部は、その幅方向の一部が、他の部分より、前記包装体の前記上部を上方まで抑えるようにするとよい。幅方向の一部は、実施形態では突出部14c′,15c′に対応する。このようにすると、包装体の上部をよりしっかりと抑えることかできるので良い。
(3)前記抑え部は、前記包装体の前記上部の幅方向全体を挟み込むようにするとよい。このようにすると、包装体の上部をよりしっかりと抑えることかできるので良い。
(4)露出する前記上部の一部は、当該上部の上端縁とするとよい。このようにすると、例えば後工程の移し替え手段で上部をその上方側から掴むことができるので、上部を把持する部材を上方側から接近させることができ、当該把持する部材を移動させる機構・制御が簡単になるので良い。
(5)前記前後に位置する壁部は、独立した前壁部と後壁部であることを特徴とするとよい。(8)ある一つの壁部の前面と、搬送方向に隣接する前側の壁部の後面との間で仕切れられる空間が一つの前記バケットを構成するようにしてもよい。
(6)前記バケットの後側に位置する前記壁部は、移動軌跡と交差する外方に向けて延びる本体と、その本体の先方部分を前側に向けて折り曲げた傾斜面部と、その傾斜面部の先端を折り曲げて形成される前記抑え部とを備えるようにするとよい。このようにすると、簡単な構成で実現できる。
(7)前記バケットの前側に位置する前記壁部は、移動軌跡と交差する外方に向けて延びる本体と、その本体の先方部分を後側に向けて折り曲げた傾斜面部と、その傾斜面部の先端を折り曲げて形成される前記抑え部とを備えるようにするとよい。このようにすると、簡単な構成で実現できる。
本発明によれば、搬出区間で前後一対の抑え部が接近して包装体の上部を挟み込むので、上部の位置が一対の抑え部で一意に固定される。さらに、バケット内に供給された包装体の上部が倒れているようなことがあっても、前後の抑え部材で起こし、上部を起立させて所望の位置にすることができる。
本発明に係るバケット装置を含む好適なシステムの一実施形態を示す正面図である。 自立型包装体を示す斜視図である。 要部を拡大して示す斜視図である。 要部を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明に係るバケット装置を含む自立型包装体の箱詰め装置の好適な一実施形態を示している。図1に示すように、バケット装置10の上流側に、自立型包装体1を搬送するコンベア装置2が配置され、バケット装置10の上方に移し替えロボット3が配置される。
自立型包装体1は、図2に概略図を示すように、底部1aにガゼットを形成し、当該ガゼット部分を広げることで自立する。また、両側縁1bと上部1cは、シールされ密封される。本実施形態では、上部1cは平坦なシート状となる。そして、自立した姿勢の自立型包装体1は、底部1aの横断面が広く、上部1cの横断面は略線状,細幅の帯状となり、それらを結ぶ本体1dの横断面は上方に行くほど狭くなる形態となる。
コンベア装置2は、例えばベルトコンベアから構成される。そして、このコンベア装置2は、底部1aを前方にして倒れた水平状態の自立型包装体1を搬送し、所定のタイミングで自立型包装体1をその底部1a側からバケット装置10のバケット11内に落とし込むようにして供給する。
移し替えロボット3は、支持部3aの下面に複数のハンド部3bを備える。支持部3aは、図示省略の駆動機構により任意の軌跡で三次元空間内を移動する。ハンド部3bは、開閉して自立型包装体1の上部1cを把持可能とする。よって、例えば駆動機構によりハンド部3bを自立型包装体1の上部1c付近に移動し、ハンド部3bで上部1cを把持する。その把持した状態で駆動機構によりハンド部3bを所定の軌跡で移動し、ハンド部3bで把持された自立型包装体1を移し替え対象の収納箱上に位置させる。次いで、ハンド部3bによる把持を解除することで、自立型包装体1を収納箱内に供給する。
バケット装置10は、多数のバケット11が、前後に所定の間隔をおいて配置された一対のタイミングプーリ12間に掛け渡されて所定の軌跡で循環移動するエンドレスベルト13に連結されて構成される。エンドレスベルト13は、その内周面にタイミングプーリ12の外周面に形成された凹凸に噛み合う歯部が形成されたタイミングベルトを用いる。エンドレスベルト13は、タイミングプーリ12の部分で半円弧状に回転し、それ以外の区間では直線状を移動する軌跡をとる。このエンドレスベルト13ひいてはバケット11は、図1中、反時計周りで循環移動する。また、このバケット装置10は、間欠駆動する。
そしてバケット11は、エンドレスベルト13の外表面に前後に所定間隔をおいて取り付けられた前壁部14と後壁部15により構成される。すなわち、前壁部14,後壁部15は、それぞれエンドレスベルト13の回転方向と直交する方向、エンドレスベルト13の幅方向に横断するように配置され、エンドレスベルト13の表面から垂直に延びるように起立配置される。このようにエンドレスベルト13は、前壁部14,後壁部15を装着し、それらを所定の軌跡で公転移動させる手段を構成するとともに、バケット11の底部16を構成する。すなわち、個々のバケット11は、前後一対の前壁部14,後壁部15並びに両者に挟まれる空間内のエンドレスベルト13の表面(底部16)により区画される。
また、上一対の前壁部14と後壁部15との間の所定間隔は、自立型包装体1の底部1aを広げて自立させた状態の厚さに対応する設定とする。対応する設定とは、当該厚さと等しいものややや狭くすると良い。そのようにすると、バケット11内に供給された自立型包装体1の底部1a付近の周面が当該バケット11内で起立した状態で両側から前壁部14,後壁部15にて保持され、バケット11の移動とともに安定して搬送されるので良い。なお、自立型包装体1は、自立機能があるので、自立型包装体1の底部1aの厚さよりも前壁部14と後壁部15との間の所定間隔の方が広くても妨げない。
上記の前後一対の前壁部14,後壁部15は、エンドレスベルト13に対し所定ピッチで複数組配置される。本実施形態では、ある一つのバケット11を構成する前壁部14と、そのバケット11に進行方向前側に隣接するバケット11の後壁部15が近接するようにする。
前壁部14,後壁部15は、エンドレスベルト13の外表面に対して法線方向に延びる姿勢をとる。よって、エンドレスベルト13が直線移動する区間(搬出区間)では、前壁部14,後壁部15は、垂直方向に起立し平行に並んだ状態で移動し、タイミングプーリ12の部分で半円弧状に回転する区間(供給区間)では前壁部14,後壁部15は放射状に広がった姿勢を取り先端側が大きく広がる。そして、コンベア装置2は、係る先端側が大きく広がった後壁部15付近に搬出端が来るように設定する。これにより、上述したようにコンベア装置2から搬出された自立型包装体1は、先端の間隔が広がった一対の前壁部14と後壁部15内に供給され、後壁部15に沿って落下移動する。そして、底部1aが、エンドレスベルト13の表面に接触してとどまる。なお、この自立型包装体1が落下供給される間、エンドレスベルト13は一時停止している。
このようにしてバケット11内に落下供給されると、エンドレスベルト13は、バケット11の1ピッチ分だけ回転移動し、進行方向後側のバケット11の後壁部15が、コンベア装置2の搬出端近傍に位置し、待機する。以下、順次バケット11内に自立型包装体1が供給される。また、自立型包装体1が供給されたバケット11は、エンドレスベルト13の回転に伴い移動し、前壁部14,後壁部15は徐々に起立しながら先端の間隔が閉じて行く。それに伴い、自立型包装体1の本体1dも後壁部15に案内されて起立していく。そして、エンドレスベルト13の直線状の区間に到ると、上述したように前壁部14,後壁部15が垂直方向に起立し平行に並んだ状態で移動するため、自立型包装体1も起立して前後に並んだ状態で移動する。
ここで本実施形態では、図3,図4に拡大して示すように、前壁部14は、エンドレスベルト13に接続され当該エンドレスベルト13のベルト面と直交する方向に延びる本体14aの先方部分を、対となる後壁部15側に向けて折り曲げて傾斜面部14bを形成し、さらに傾斜面部14bの先端側を折り曲げてエンドレスベルト13のベルト面と直交する方向に延びる抑え部14cを形成した構成を採る。本体14a,傾斜面部14b,抑え部14cは、その幅を等しくしている。さらに抑え部14cは、幅方向の一端側が先端に向けて突出した突出部14c′を有する。
同様に、後壁部15は、エンドレスベルト13に接続され当該エンドレスベルト13のベルト面と直交する方向に延びる本体15aの先方部分を、対となる前壁部14側に向けて折り曲げて傾斜面部15bを形成し、さらに傾斜面部15bの先端側を折り曲げてエンドレスベルト13のベルト面と直交する方向に延びる抑え部15cを形成した構成を採る。本体15a,傾斜面部15b,抑え部15cは、その幅を等しくしている。さらに抑え部15cは、幅方向の一端側が先端に向けて突出した突出部15c′を有する。
上記の構成を採ることで、前壁部14,後壁部15が、エンドレスベルト13の直線状の区間に位置するとき、両抑え部14c,15cは近接或いは接触し、バケット11内で起立する自立型包装体1の上部1cを両側から挟み込み保持する。さらに、抑え部14c,15cの突出部14c′,15c′は、上部14c,15cの上端側まで挟み込み、突出部14c′,15c′が形成されていない抑え部14c,15cの先端縁の外側から自立型包装体1の上部1cの上端が露出する。
よって、上述したように自立型包装体1の供給位置で開いた前壁部14,後壁部15内に落下供給された自立型包装体1は、底部1aはエンドレスベルト13に接し、底部1a側の周面は後壁部15の本体15aに支えられる。また、抑え部15cは傾斜面部15bにより自立型包装体1側に近づいた位置にあり、上部1cに接触或いは近接する。すなわち、仮に落下供給時等において自立型包装体1の本体1dや上部1cが後壁部15側に曲がるように変形している場合、自立型包装体1の落下移動時に、本体1dや上部1cは抑え部15cに支持され、当該上部1c等が起こされて立った状態に修正する。なお、上記とは逆に落下供給時等において自立型包装体1の本体1dや上部1cが前壁部14側に曲がるように変形している場合、その変形した状態のまま落下供給が完了しバケット11内に位置する。この状態では、自立型包装体1の上部1cは、抑え部15cから離反することはある。
次いで、エンドレスベルト13の回転に伴いバケット11が移動し、前壁部14,後壁部15が起立していく。これに伴い、後壁部15に支えられていた自立型包装体1は、その姿勢が徐々に立ち上がっていき、エンドレスベルト13が直線状の区間に到ると、自立する。自立型包装体1を受け取ったバケット11が、タイミングプーリ12の円弧状に沿って移動している間、対をなす前壁部14と後壁部15の抑え部14c,15cの間隔は徐々に狭くなる。それに伴い、バケット11内に供給された際に自立型包装体1の上部1cが前壁部14側に倒れているようなことがあっても、前壁部14の抑え部14cが当該上部1cに接触し進行方向後方に付勢し、上部1cを起こす。そして、エンドレスベルト13が直線状の区間に到ると、前壁部14の抑え部14cと後壁部15の抑え部15cにより、自立型包装体1の上部1cは前後から挟まれて起立した状態を保持する。
また、バケット11に供給された際に自立型包装体1の上部1cが後壁部15の抑え部15cに接触している場合、例えば当該上部1cは抑え部15cに接触した状態を維持しながらバケット11とともに自立型包装体1が起立し、エンドレスベルト13が直線状の区間に到ると、前壁部14の抑え部14cと後壁部15の抑え部15cにより、自立型包装体1の上部1cは前後から挟まれて起立した状態を保持する。
そして、このように両抑え部14c,15cで保持された自立型包装体1の上部1cは、突出部14c,15cの未形成領域において露出している。そこで、移し替えロボット3のハンド部3bが、当該露出している上部1cを把持し、自立型包装体1を吊り下げ保持可能となる(図3(b)参照)。そして、ハンド部3bが自立型包装体1の上部1cを把持した状態のまま、支持部3aとともに当該ハンド部3bは水平方向に移動し、バケット11の側面側から自立型包装体1を取り出す。以後、所定の軌跡で移動し、取り出した自立型包装体1を収納箱内に供給する(図4参照)。
また、本実施形態では、自立型包装体1の上部1cの幅方向の一端側は、突出部14c′,15c′により上端縁までしっかりと保持されているため、上記の露出した上部1cの部分も、きれいに垂直方向の起立した状態を確実に維持し、ハンド部3bにてスムーズかつ確実に把持することができる。
上述した実施形態では、抑え部14c,15cの突出部14c′,15c′を設けた部分が、自立型包装体1の上部1cの上端縁まで挟み込み保持するようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、上部1cの途中まで保持するようにしても良い。また突出部を設けない構成としても良い。
また、上述した実施形態では、一対の前壁部14と後壁部15でバケットの前後を区画するようにし、自立型包装体1の上部1cを挟み込む一対の抑え部14c,15cをそれぞれの壁部に一体に形成するようにしたが本発明はこれに限ることはなく、例えば後壁部のみで構成するようにしても良い。すなわち、例えば、ある一つの後壁部15と、搬送方向に隣接する前側の後壁部の後面との間で仕切れられる空間が一つのバケットを構成するようにする。そして、自立型包装体1の上部1cの前面側を抑える抑え部は、例えば前側の後壁部から後方に向けて突出するように形成するとよい。
さらに抑え部14c,15cは、上部1cの幅方向の全体を抑えるようにしたが、幅方向の一部を抑えるようにしても良い。
上述した実施形態では、抑え部14c,15cは、前壁部14,後壁部15を構成する板部材を適宜折り曲げて形成したが、例えば、その板部材の抑え部の対向面に相当する部位にゴム、樹脂その他の弾性部材を取付けるとよい。そのようにすると、自立型包装体1の上部1cを両側からしっかりと把持して抑えることができるとともに、必要以上の力で接触して傷等をつけることを可及的に抑制できる。
上述した実施形態では、前壁部14と後壁部15をともに同じエンドレスベルト13に連係させ、前後一対の前壁部14と後壁部15の間隔は固定されているが、本発明はこれに限ることはなく、例えば、ダブルベルト等を用いて前壁部と後壁部をそれぞれ別々のベルトに連係させ、その別々のベルトの位相を変更することで前壁部と後壁部との間隔を変更できるようにするとよい。その場合に、抑え部を弾性体で形成し、多少の間隔の変更に対応できるようにするとよい。
また、前壁部と後壁部との間隔を変更する機構は、上述したダブルベルトに限ることはなく、例えばリニアモータ等を用いて調整するようにしても良く、各種の構成を採ることができる。
上述した実施形態では、包装体として自立型包装体を例に挙げて説明したが、本発明が対象とする包装体はこれに限ることはなく、三方シール包装体、四方シール包装体その他各種の包装体に適用できる。特にバケット内で起立した際に上部が倒れやすい形態のもの(例えば、扁平な包装体等)が、本発明の効果を発揮するのに適しており、自立型包装体の場合、バケット内で自立しつつ上端が倒れやすいという性質があるので、本発明がより効果的に適用できるので良い。
また、上述した実施形態では、供給区間における包装体の供給を、底部側から落下させながら行うようにしたが、本発明はこれに限ることは無く、プッシャー等の押し出し手段や、その他の各種の移し替え手段を用いて包装体をバケット内に供給するようにしても良く、その供給方向も例えば横から行うなど各種の構成に適用できる。
以上、本発明の様々な側面を実施形態並びに変形例を用いて説明してきたが、これらの実施形態や説明は、本発明の範囲を制限する目的でなされたものではなく、本発明の理解に資するために提供されたものであることを付言しておく。本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や製法に限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求する可能性があることを、念のために申し述べる。
1 自立型包装体
1a 底部
1c 上部
10 バケット装置
11 バケット
14 前壁部
14a 本体
14b 傾斜面部
14c 抑え部
14c′ 出部
15 後壁部
15a 本体
15b 傾斜面部
15c 抑え部
15c′ 突出部
16 底部

Claims (8)

  1. 複数のバケットと、その複数のバケットを所定の軌跡で循環移動させる移動手段とを備え、
    その移動手段は、一対のタイミングプーリ間に掛け渡されて前記所定の軌跡で循環移動するエンドレスベルトを備え、前記エンドレスベルトは、前記タイミングプーリの部分で半円弧状に回転し、それ以外の区間では直線状を移動する軌跡をとるようにし、
    前記所定の軌跡は、少なくとも上方側における直線状に移動する搬出区間と、その搬出区間より手前側で円弧状に移動する供給区間を含み、
    前記供給区間に位置する前記バケットで包装体を受け取り、前記搬出区間に位置する前記バケット内で起立する前記包装体がその上方のシールされた部位である上部を把持されて取り出されるバケット装置であって、
    前記バケットは、前後に位置する壁部と、その壁部と一体となって開閉する前後一対の抑え部とを備え、
    前記供給区間では前記前後一対の抑え部が離反し、前記バケット内への前記包装体の供給を可能とし、
    前記搬出区間では前記前後一対の抑え部が接近して前記包装体の前記上部を挟み込んでその上部を起立した状態にし、
    前記前後一対の抑え部が前記上部を挟み込んだ際に、前記上部の一部が露出し、当該露出した部位が把持されて取出し可能とするようにしたことを特徴とするバケット装置。
  2. 前記抑え部は、その幅方向の一部が、他の部分より、前記包装体の前記上部を上方まで抑えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のバケット装置。
  3. 前記抑え部は、前記包装体の前記上部の幅方向全体を挟み込むようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のバケット装置。
  4. 露出する前記上部の一部は、当該上部の上端縁であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバケット装置。
  5. 前記前後に位置する壁部は、独立した前壁部と後壁部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のバケット装置。
  6. 前記バケットの後側に位置する前記壁部は、移動軌跡と交差する外方に向けて延びる本体と、その本体の先方部分を前側に向けて折り曲げた傾斜面部と、その傾斜面部の先端を折り曲げて形成される前記抑え部とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のバケット装置。
  7. 前記バケットの前側に位置する前記壁部は、移動軌跡と交差する外方に向けて延びる本体と、その本体の先方部分を後側に向けて折り曲げた傾斜面部と、その傾斜面部の先端を折り曲げて形成される前記抑え部とを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のバケット装置。
  8. ある一つの壁部の前面と、搬送方向に隣接する前側の壁部の後面との間で仕切れられる空間が一つの前記バケットを構成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のバケット装置。
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