JP6692706B2 - マップデータ作成装置及びマップデータ作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場に散布する農業用資材の散布に用いるマップデータの作成装置及び作成方法に関する。
農業用資材を圃場に散布する作業では、散布作業の自動化のために、マップデータが用いられている。
マップデータは、例えば、同一の圃場内において、農作業用資材の散布を行う範囲を設定すると共に、設定された各範囲データに、各範囲に行う農作業の種類、各範囲に施す農作業用資材(例えば肥料、農薬、水等)の投入量や種類を散布データとして関連付けされている。
マップデータの作成は、空撮によって最新の圃場の画像データを取得し、この画像データに対して範囲データを設定すると共に、この範囲データに散布データを割り付けることで行われる。例えば、画像データをグリッドで区切ることで範囲データを設定し、各々の範囲データに対して、この範囲データごとに対応する散布データを割り付ける方法、特定の範囲データをポリゴンで指定して、指定されたポリゴンごとに散布データを割り付ける方法等が一般的である。
また、圃場を空撮する手段としては、有人航空機やラジオコントロールによって飛行する小型の無人飛行体を使用して空撮する手段があるが、最新の圃場の画像データを低コストで簡単、且つ迅速に取得できるようにするため、散布作業者自身で操縦が行える前述の無人飛行体にデジタルカメラを取り付け、この無人飛行体を圃場の上空に飛行させて、圃場を空撮する手段が一般的に用いられている。
ところで、空撮で得られる画像データは、空撮高度による歪みが生じるため、この画像データを補正する必要があり、GPS機能がないデジタルカメラである場合では、前述の歪みの補正に加えて、圃場のサイズ、位置、方角、撮影方向等の位置情報を付与する作業が必要であった。
画像データを補正する手段として、下記特許文献1に記載の技術を利用することができる。この技術は、空中写真像とそれに対応する地域の地図を入力してデジタルデータに変換すると共に、得られた空中写真像と地図のデータとを重ねて表示し、且つ表示された地図データに空中写真像データを合致させるようにデジタル画像処理を行うものである。この特許文献1に記載の技術を利用することによって、画像データ上において、圃場のサイズ、位置、方角、撮影方向が明らかにできると共に、画像の歪みを解消することができる。
特許2787740号公報
特許文献1に記載のデジタル画像処理は、画像データと地図データとを重ね合せた状態の画像を画面上で表示し、表示された画像データの輪郭を地図データの輪郭に合致させるように、拡大、縮小、回転、移動、変形等の各種処理作業を行っているが、この処理作業は、極めて細かく、時間を要する。
特に、圃場内に複数の範囲データを設定する場合において非効率的であるばかりでなく、散布装置に農業用資材の散布データを付与するまでに相当の時間と労力を要しており、散布装置への農業用資材の散布作業データ付与作業の効率化という点で課題が残されていた。
前述の課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用した。
農業用資材を圃場に散布する散布装置の散布作業用のマップデータを作成するマップデータ作成装置であって、撮像手段により空撮された前記圃場の画像データに、前記農業用資材を散布する場所を区分する複数のエリアデータを付与するエリアデータ設定手段と、前記エリアデータ中の任意の位置に、少なくとも3点以上の座標データを設定する座標データ設定手段と、前記エリアデータに散布データを付与する散布データ付与手段と、少なくとも一つの前記エリアデータに設定された3点以上の座標データ上の夫々に経緯度データを付与する経緯度データ付与手段と、前記座標データの3点以上に付与された前記経緯度データと該経緯度データが付与された前記座標データに基づいて、設定された全ての前記座標データを経緯度データに変換することで、前記エリアデータ及び前記散布データ並びに経緯度データを備えた前記マップデータを作成するマップデータ作成手段とを備えていることを特徴とするマップデータ作成装置にしたことである。
農業用資材を圃場に散布する散布装置の散布作業用のマップデータを作成するマップデータ作成方法であって、撮像手段により空撮された前記圃場の画像データを取得するステップと、画像データに、前記農業用資材を散布する場所を区分する複数のエリアデータを付与するステップと、前記エリアデータ中の任意の位置に、少なくとも3点以上の座標データを設定するステップと、前記エリアデータに散布データを付与するステップと、少なくとも一つの前記エリアデータに設定された3点以上の座標データ上の夫々に経緯度データを付与するステップと、前記座標データの3点以上に付与された前記経緯度データと該経緯度データが付与された前記座標データに基づいて、設定された全ての前記座標データを経緯度データに変換することで、前記エリアデータ及び前記散布データ並びに経緯度データを備えた前記マップデータを作成するステップとを備えていることを特徴とするマップデータ作成方法にしたことである。
本発明に係る一実施形態のマップデータ作成装置の構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は、マップデータ作成装置によりマップデータを作成する工程を示す工程図である。 本発明に係る一実施形態のマップデータ作成方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る一実施形態のマップデータ作成装置Aを図1〜図3に基づいて説明する。尚、本実施形態では、農業用資材を肥料100として例示すると共に、この肥料100の散布データが記載されたマップデータMDを散布装置Cに伝送するものとして説明する。
マップデータ作成装置Aは、撮像手段1によって取得された上空からの画像データDと、この画像データDの場所に対応する既存の地図データMとに基づいて、圃場Bに対する肥料100の散布作業に用いるマップデータMDを作成すると共に、マップデータMDを散布装置Cに伝送するものである。
マップデータ作成装置Aは、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータやタブレット(図示せず)等の端末機器PCに搭載され、端末機器PCに備えられた制御部PC1によって各種動作が制御されている。
端末機器PCには、マップデータ作成装置Aを動作させる操作を行う操作部PC2、マップデータ作成装置Aを動作させる各種ソフトウエア等が記憶されていると共に、図2及び図3に示すように、画像データD、地図データM、マップデータMD等の各種データを演算記憶する演算記憶部PC3、前述の各種データを画像として表示する表示部PC4と、画像データD及び地図データMを受信する受信部PC5等が備えられており、操作部PC2の操作によって、前述の各種データを演算記憶部PC3から取り出して表示部PC4に表示させると共に、加工作業を行い、加工後の各種データを演算記憶部PC3に記憶させるようにされている。
画像データDは、デジタル処理による変形、移動、伸縮が自在となるようにデータ化されたものである。地図データMは、選択した位置の経緯度が埋め込まれたものであり、このような地図データMは、例えば、インターネット検索エンジンから取得可能である。
撮像手段1は、少なくとも、目的とする圃場Bの全域を空撮可能な高度まで上昇可能な飛行体(図示せず)に備えられており、飛行体を圃場Bの上空に必要な高度まで上昇させた状態で、遠隔操作により撮影できるものである。
前述の飛行体は、ラジオコントロールにより、無人飛行する小型のものであり、少なくとも、垂直方向に上昇できると共に、空中での定位置を保持できるものである。
撮像手段1は、撮影された画像を画像データDとして記憶する記憶手段1Aを備えている。記憶手段1Aは、例えば、各種メモリカード等の着脱自在な記憶媒体、或いは撮像手段1に内蔵された記憶媒体が例示できる。
記憶手段1Aが着脱自在な記憶媒体の場合、記憶手段1Aを撮像手段1から取り外して、受信部PC5に接続することで、記憶された画像データDを端末機器PCに伝送することができ、記憶手段1Aが撮像手段1に内蔵された記憶媒体である場合、有線又は無線によって、記憶された画像データDを受信部PC5に接続することで、端末機器PCに伝送することができる。
以下、マップデータ作成装置Aを具体的に説明する。マップデータ作成装置Aは、図1に示すように、エリアデータ設定手段2と、座標データ設定手段3と、散布データ付与手段4と、経緯度データ付与手段5と、マップデータ作成手段6と、伝送手段7とを備えている。
エリアデータ設定手段2は、図2(a)に示すように、表示部PC4にカラー表示された画像データDに、図2(b) に示すように、肥料100を散布するエリアデータE1〜E4を設定するものである。エリアデータ設定手段2は、例えば、描画ソフトウエアによるポリゴン指定によって、選択された部位を囲むように設定する手段を採用することができ、このとき、表示部PC4に設定された形状のエリアデータE1〜E4が画像として表示される。尚、エリアE2〜E4の設定は、ポリゴン指定によるものに限るものではない。
本実施形態のエリアデータE1〜E4は、図2(b)に示すように、画像データDにおいて目視で判別できる圃場Bの外周を囲むようにエリアデータE1が設定され、エリアデータE1内に選択された複数個所(図示において3か所)の夫々の外周を囲むようにエリアデータE2〜E4が設定されている。エリアデータE1〜E4は、いずれも多角形状の外周を有するものとして設定されている。
エリアデータE2〜E4は、カラー表示された画像データDのエリアデータE1内に表示される色や濃淡が異なる部分に選択される。すなわち、圃場B内の色や濃淡の違いは、作物の成長程度に応じて現れるものであり、この色や濃淡の違いが現れる部位を表示部PC4に表示された画像データDを目視によって判断し、この部位ごとにエリアデータE2〜E4を設定する。
座標データ設定手段3は、エリアデータE1〜E4の外周の任意の位置を指定することによって、指定された位置の座標データを設定するものである。本実施形態では、図2(b)に示すように、多角形状のエリアデータE1〜E4の全ての角部が指定され、この角部の座標データが設定され、角部には、座標点P(黒丸で示す)が表示される。また、エリアデータE1の座標点Pの内選択された4点に、経緯度を付与するための基準点P1〜P4(白丸で示す)を設定する。
散布データ付与手段4は、肥料100の散布量を設定するための散布データをエリアデータE1〜E4に対して夫々付与するものである。
本実施形態による散布データ付与では、例えば、散布量を、最小値1〜最大値10の数値の範囲で割り当てた数値データをあらかじめ作成しておき、この1〜10の数値をエリアデータE1〜E4に相当する画像データDの色の違いに基づき、操作部PC2の操作によって、エリアデータE1〜E4に対応する数値を割り当てる。本形態では、図2(b)に示すように、エリアデータE1にデフォルト値として「5」を割り当て、このデフォルト値を基準として、エリアデータE2に「10」、エリアデータE3に「8」、エリアデータE4に「4」が割り当てられている。
エリアデータE1〜E4、座標データ、座標点P、基準点P1〜P4、散布データは、結合一体化したデータファイルとし、このデータファイルを中間データD1として演算記憶部PC3に記憶させておく。
経緯度データ付与手段5は、エリアデータE1における基準点P1〜P4に経緯度データを付与するものである。本実施形態では、インターネット検索エンジンから経緯度データが埋め込まれた地図データMをダウンロードし、この地図データMに基づいて基準点P1〜P4に経緯度データを付与するものであり、ダウンロードされた地図データMは、演算記憶部PC3に記憶される。
経緯度データ付与手段5による経緯度データ付与は、先ず、図2(c)に示すように、表示部に地図データMを表示すると共に、この地図データM上に中間データD1における基準点P1〜P4を重ねて表示する。尚、中間データD1におけるエリアデータE1を基準点P1〜P4と同時に表示してもよい。
次に、図2(d)に示すように、表示された基準点P1〜P4を操作部PC2によって画面上で選択すると共に、ドラッグして、表示された地図データMの基準点P1〜P4に相当する位置P10〜P40に基準点P1〜P4を移動させ、移動させた位置を固定する。
基準点P1〜P4を位置P10〜P40に移動させて固定することによって、位置P10〜P40に埋め込まれている実際の経緯度データが、基準点P1〜P4に自動的に付与される。
マップデータ作成手段6は、基準点P1〜P4に実際の経緯度が付与されると、基準点P1〜P4上の経緯度データ及び座標データと、エリアデータE1〜E4上に設定された全ての座標点Pの座標データとの相関関係から、エリアデータE1〜E4の座標点Pの座標データを演算記憶部PC3によって演算すると共に、この演算結果に基づいて、エリアデータE1〜E4の座標点Pの座標データを経緯度データに変換するものである。
すなわち、マップデータ作成手段6によって、中間データD1における全ての座標点Pの座標データを経緯度データに変換し、肥料の散布データが設定されたエリアデータE1〜E4の実際の位置、面積、形状を特定することができると共に、エリアデータE1〜E4及び経緯度データ並びに肥料の散布データを有するマップデータMDを作成することができる。
作成されたマップデータMDは、演算記憶部PC3に記憶され、伝送手段7を介して散布装置Cに伝送される。
伝送手段7は、演算記憶部P3に記憶されたマップデータMDを散布装置Cに伝送するものである。伝送手段7としては、有線LAN又は無線LAN、或いはメモリカード等の記憶媒体が例示できる。また、他の伝送手段7として、クラウドサービスによるものが例示できる。このクラウドサービスを伝送手段7とする場合、マップデータMDを演算記憶部P3に換えてサービス事業者のサーバーに保管しておき、このサーバーからインターネットを介して散布装置Cに伝送する。
散布装置Cは、図1に示すように、有線又は無線、或いはメモリカード等の記憶媒体、クラウドサービスによる伝送手段7のマップデータMDを受信する受信部C1と、受信されたマップデータMDを記憶する記憶部C2と、記憶されたマップデータMDに基づいて、圃場Bに設定されたエリアデータE1〜E4に対応する肥料100の散布量を自動調節するように制御する制御部C3とが備えられている。
また、散布装置Cは、走行体(図示せず)に搭載されたホッパ(図示せず)の落下口(図示せず)を開閉するシャッタ(図示せず)の開度を大小調節する調節機構C4を有しており、この調節機構C4による前述のシャッタの開度調節を、記憶部C2に記憶されたマップデータMDに基づいて、圃場Bに設定されたエリアデータE1〜E4に対応した散布量となるように、自動的に行われるように制御されている。
したがって、マップデータ作成装置Aは、圃場Bに、異なる散布データとするエリアデータE1〜E4を容易に設定することができると共に、受信部C1に対し、有線又は無線、或いは記憶媒体からなる伝送手段7を接続することで、エリアデータE1〜E4及びエリアデータE1〜E4ごとに異なる散布データが書き込まれたマップデータMDを散布装置C側に伝送することができる。
尚、経緯度データ付与手段5は、基準点P1〜P4に対して、基準点P1〜P4に対応する地図データMの位置P10〜P40に記載された経緯度の数値を直接書き込んで付与するようにしてもよい(図示せず)。また、基準点P1〜P4の設定位置は、エリアデータE1に限らず、エリアデータE2〜E4のいずれかでもよい。また、操作部PC2は、表示部PC4を直接タッチすることで操作するタッチペン、マウス、キーボード等が利用できる。
次に、本発明に係る一実施形態のマップデータ付与方法を図2、図3に基づいて説明する。図3のフローチャートは、図1に示すマップデータ作成装置Aで、図2(a)〜(d)に示すマップデータ作成工程及び作成されたマップデータMDを散布装置Cに伝送する手順を示す。
図3に示すフローチャートは、マップデータ作成の指示(スタート)がされたときに起動する。
先ず、図2(a)に示すように、表示部PC4に画像データDをカラー表示し(ステップS1)する。次に、図2(b) に示すように、画像データD上に肥料100を散布するエリアデータE1〜E4を設定する(ステップS2)。ステップS2では、表示部PC4にエリアデータE1〜E4の多角形状を呈する外周が表示されている。
次に、図2(b) に示すように、表示されたエリアデータE1〜E4の全ての角部を指定して、この角部の座標データを設定する(ステップS3)。この座標データは、エリアデータE1〜E4の角部を座標点Pとして設定されたものであり、黒丸によって表示される。
次に、図2(b) に示すように、エリアデータE1における座標点Pの内の4点に、経緯度データを付与するための基準点P1〜P4を設定する(ステップS4)。この基準点P1〜P4は、黒丸で表示される座標点Pを囲むように白丸で表示される。
次に、図2(b)に示すように、エリアデータE1〜E4に散布データを付与する(ステップS5)。そして、エリアデータE1〜E4、座標データ、座標点P、基準点P1〜P4、散布データを結合一体化した中間データD1を作成する(ステップS6)。中間データD1は、演算記憶部PC3に記憶される。
次に、図2(c)に示すように、ダウンロードして演算記憶部PC3に記憶されている地図データMを取り出しで表示部PC4に表示する(ステップS7)。そして、図2(c)に示すように、演算記憶部PC3から中間データD1を取り出すと共に、表示された地図データM上に重ねるように、この中間データD1における基準点P1〜P4のみを表示する(ステップS8)
次に、図2(d)に示すように、表示された基準点P1〜P4を操作部PC2によって画面上で選択すると共に、ドラッグして、表示された地図データMの基準点P1〜P4に相当する位置P10〜P40に基準点P1〜P4を移動させ、移動させた位置を固定することで、位置P10〜P40に埋め込まれている実際の経緯度データを基準点P1〜P4に付与する(ステップS9)。
そして、基準点P1〜P4に実際の経緯度が付与されると、基準点P1〜P4上の経緯度データ及び座標データと、エリアデータE1〜E4上に設定された全ての座標点Pの座標データとの相関関係から、エリアデータE1〜E4の座標点Pの座標データを演算記憶部PC3によって演算すると共に、この演算結果に基づいて、エリアデータE1〜E4の座標点Pの座標データが経緯度データに変換され(ステップS10)、肥料の散布データが設定されたエリアデータE1〜E4の実際の位置、面積、形状が特定されると共に、エリアデータE1〜E4及び経緯度データ並びに肥料の散布データを有するマップデータMDが作成される(ステップS11)。
作成されたマップデータMDは、演算記憶部PC3に記憶し、操作部PCの操作に基づいて取り出されると共に、伝送手段7を介して散布装置Cに伝送される(ステップS12)。
したがって、マップデータ付与方法は、圃場Bに対して、異なる散布データとするエリアデータE1〜E4を、実際の範囲及び位置として容易に設定することができると共に、受信部C1に対し、有線又は無線、或いは記憶媒体からなる伝送手段7を接続することで、エリアデータE1〜E4の範囲及び位置、並びにエリアデータE1〜E4ごとに異なる散布データが書き込まれたマップデータMDを散布装置Cに伝送することができる。
次に、本発明に係る一実施形態のマップデータ作成方法を説明する。このマップデータMDは、図2(a)〜(d)のマップデータMDの作成工程及び図3のフローチャートにおけるステップS1〜S11の手順によって作成できる。
したがって、マップデータ作成方法は、圃場Bに対して、異なる散布データが記載されたエリアデータE1〜E4を、実際の範囲及び位置として容易に設定することができると共に、エリアデータE1〜E4の範囲及び位置、並びにエリアデータE1〜E4ごとに異なる散布データが書き込まれたマップデータMDを作成することができる。
尚、マップデータMDの作成手順は、例示した手順に限るものではなく、エリアデータE1〜E4の範囲及び位置、並びにエリアデータE1〜E4ごとに異なる散布データが書き込まれたマップデータMDを作成することができる手順であればよい。
また、基準点P1〜P4の設定は、例示した4点に限るものではなく、圃場Bの任意の範囲を囲むことができる3点以上であればよい。
本発明は、例示した実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
A:マップデータ作成装置
B:圃場
C:散布装置
D:画像データ
M:地図データ
MD:マップデータ
1:撮像手段
2:エリアデータ設定手段
3:座標データ設定手段
4:散布データ付与手段
5:経緯度データ付与手段
6:マップデータ作成手段
7:伝送手段
P:座標点
P1〜P4:基準点
E1〜E4:エリアデータ

Claims (5)

  1. 農業用資材を圃場に散布する散布装置の散布作業用のマップデータを作成するマップデータ作成装置であって、
    撮像手段により空撮された前記圃場の画像データに、前記農業用資材を散布する場所を区分する複数のエリアデータを付与するエリアデータ設定手段と、
    前記エリアデータ中の任意の位置に、少なくとも3点以上の座標データを設定する座標データ設定手段と、
    前記エリアデータに散布データを付与する散布データ付与手段と、
    少なくとも一つの前記エリアデータに設定された3点以上の座標データ上の夫々に経緯度データを付与する経緯度データ付与手段と、
    前記座標データの3点以上に付与された前記経緯度データと該経緯度データが付与された前記座標データに基づいて、設定された全ての前記座標データを経緯度データに変換することで、前記エリアデータ及び前記散布データ並びに経緯度データを備えた前記マップデータを作成するマップデータ作成手段とを備えていることを特徴とするマップデータ作成装置。
  2. 前記マップデータを前記散布装置に伝送する伝送手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のマップデータ作成装置。
  3. 農業用資材を圃場に散布する散布装置の散布作業用のマップデータを作成するマップデータ作成方法であって、撮像手段により空撮された前記圃場の画像データを取得するステップと、画像データに、前記農業用資材を散布する場所を区分する複数のエリアデータを付与するステップと、前記エリアデータ中の任意の位置に、少なくとも3点以上の座標データを設定するステップと、前記エリアデータに散布データを付与するステップと、少なくとも一つの前記エリアデータに設定された3点以上の座標データ上の夫々に経緯度データを付与するステップと、前記座標データの3点以上に付与された前記経緯度データと該経緯度データが付与された前記座標データに基づいて、設定された全ての前記座標データを経緯度データに変換することで、前記エリアデータ及び前記散布データ並びに経緯度データを備えた前記マップデータを作成するステップとを備えていることを特徴とするマップデータ作成方法。
  4. 前記経緯度データを付与する前記座標データが設定される前記エリアデータが、前記圃場の外周に沿って区分された前記エリアであることを特徴とする請求項3記載のマップデータ作成方法。
  5. 前記マップデータを前記散布装置に伝送するステップを備えていることを特徴とする請求項3又は4記載のマップデータ作成方法。
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