JP6692527B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
本発明の態様は、一般的に、トイレ装置に関する。
便座又は便蓋の電動開閉機構を備え、便座又は便蓋を自動的に開閉できるようにしたトイレ装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、トイレ装置では、便座・便蓋を含めたデザイン性の向上が求められている。しかしながら、電動開閉機構を備えたトイレ装置では、電動開閉機構を有しないトイレ装置と比べて、電動開閉機構の設置スペースなどを確保しなければならず、デザイン上の制約を受けやすい。
このため、トイレ装置では、電動開閉機構を備えた場合にも、便座・便蓋を含めたデザインの自由度を向上できるようにすることが望まれる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、電動開閉機構を備え、かつ高いデザイン自由度のトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、便座本体と、前記便座本体の後部中央に設けられ左右方向に延びる回転軸を有するヒンジ部と、を有する便座と、前記ヒンジ部の左右方向の両側を挟んで前記便座を回動可能に軸支する本体部と、前記本体部に設けられ、前記便座の電動開閉を行う電動開閉機構と、を備え、前記電動開閉機構は、回転軸を前記ヒンジ部の回転軸とオフセットさせて配置されたモータと、前記モータと前記ヒンジ部の左右方向における一端とを接続し、前記モータの駆動力を前記ヒンジ部に伝達する伝達機構と、を有し、前記モータは、少なくとも一部が上下方向において前記ヒンジ部の少なくとも一部と重なるように前記ヒンジ部の下方に配置され、かつ前記本体部の後部に形成された中空状の空間内に配置されることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、便座の電動開閉機構を備えた場合にも、便座や本体部の高いデザイン自由度を得ることができる。例えば、2つのヒンジ部を便座の後部に設け、本体部の一部を2つのヒンジ部で挟んで便座を回動可能に軸支する構成では、便座後部の幅を広くしなければならない。これに対して、便座本体の後部中央にヒンジ部を設け、ヒンジ部の両側を本体部で挟んで回動可能に軸支する構成では、便座本体の後部の幅を狭くすることもできる。従って、便座のデザイン自由度を向上させることができる。また、モータの回転軸をヒンジ部の回転軸と同軸に配置する構成では、ヒンジ部の側方にモータなどの長さ分のスペースを確保しなければならない。このため、例えば、便座後部や本体部の幅を広くしなければならない。これに対して、モータの回転軸をヒンジ部の回転軸とオフセットさせ、モータとヒンジ部とを伝達機構を介して接続する構成では、同軸に配置する場合と比べてヒンジ部の側方の長さを短くすることができる。例えば、便座後部や本体部の幅が狭いデザインでも、電動開閉機構を設置することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記モータの回転軸は、高さ方向において前記ヒンジ部の回転軸とオフセットしていることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、高さ方向のスペースを有効的に活用することができ、便座及び本体部の前後方向の長さや幅が大きくなってしまうことを抑制することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記ヒンジ部内に設けられ、前記便座を開く方向に付勢するアシストユニットをさらに備えたことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、アシストユニットをヒンジ部内に設けることにより、便座や本体部の大型化を抑制しつつ、信頼性の高い電動開閉を実現することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記アシストユニットは、前記ヒンジ部内に設けられるケース部と、前記ケース部内に収納されるとともに、前記ケース部の左右方向における一端及び前記ヒンジ部の左右方向における他端から外方に突出し、前記本体部に軸支される出力軸と、前記ケース部内に収納され、前記出力軸に弾性力を付与することにより、前記便座を開く方向に付勢する弾性体と、前記ケース部の左右方向における他端に取り付けられ、前記出力軸及び前記弾性体の前記ケース部からの抜けを抑制する蓋部と、前記蓋部を前記ケース部に保持する保持部材と、を有し、前記蓋部は、1つの前記保持部材のみで前記ケース部に保持され、前記保持部材は、前記ヒンジ部の回転軸と前記便座本体との間に配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、保持部材により、便座の開閉などにともなって蓋部がケース部から外れてしまうことを抑制することができる。そして、保持部材を便座本体側に配置することにより、保持部材を設けた場合にも、ヒンジ部の径などが大きくなってしまうことを抑制することができる。例えば、便座や本体部のデザイン自由度をより向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記伝達機構は、前記モータに連動して回転するシャフト部と、前記シャフト部を挿通するための挿通孔を有するギアと、を有し、前記シャフト部は、係合部を有し、前記ギアは、前記挿通孔に挿通された前記シャフト部の前記係合部と回転方向において係合する被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合により、前記シャフト部にともなって回転し、前記シャフト部と前記挿通孔との間には、前記係合部と前記被係合部とを係合させつつ、前記シャフト部の回転軸と直交する方向の位置ずれを許容するための隙間が設けられていることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、モータの回転を適切にギアに伝達することができるとともに、シャフト部と挿通孔との位置ずれにともなう駆動力の伝達不良や異音の発生などを抑制することができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記モータは、前記ヒンジ部の幅内に配置されることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、電動開閉機構の幅を短くすることができ、デザイン自由度をより向上させることができる。
第7の発明は、便蓋本体と、前記便蓋本体の後部中央に設けられ左右方向に延びる回転軸を有するヒンジ部と、を有する便蓋と、前記ヒンジ部の左右方向の両側を挟んで前記便蓋を回動可能に軸支する本体部と、前記本体部に設けられ、前記便蓋の電動開閉を行う電動開閉機構と、を備え、前記電動開閉機構は、回転軸を前記ヒンジ部の回転軸とオフセットさせて配置されたモータと、前記モータと前記ヒンジ部の左右方向における一端とを接続し、前記モータの駆動力を前記ヒンジ部に伝達する伝達機構と、を有し、前記モータは、少なくとも一部が上下方向において前記ヒンジ部の少なくとも一部と重なるように前記ヒンジ部の下方に配置され、かつ前記本体部の後部に形成された中空状の空間内に配置されることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、便蓋の電動開閉機構を備えた場合にも、便蓋や本体部の高いデザイン自由度を得ることができる。例えば、2つのヒンジ部を便蓋の後部に設け、本体部の一部を2つのヒンジ部で挟んで便蓋を回動可能に軸支する構成では、便蓋後部の幅を広くしなければならない。これに対して、便蓋本体の後部中央にヒンジ部を設け、ヒンジ部の両側を本体部で挟んで回動可能に軸支する構成では、便蓋本体の後部の幅を狭くすることもできる。従って、便蓋のデザイン自由度を向上させることができる。また、モータの回転軸をヒンジ部の回転軸と同軸に配置する構成では、ヒンジ部の側方にモータなどの長さ分のスペースを確保しなければならない。このため、例えば、便蓋後部や本体部の幅を広くしなければならない。これに対して、モータの回転軸をヒンジ部の回転軸とオフセットさせ、モータとヒンジ部とを伝達機構を介して接続する構成では、同軸に配置する場合と比べてヒンジ部の側方の長さを短くすることができる。例えば、便蓋後部や本体部の幅が狭いデザインでも、電動開閉機構を設置することができる。
本発明の態様によれば、電動開閉機構を備え、かつ高いデザイン自由度のトイレ装置を提供することができる。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1(a)〜図1(c)は、実施形態に係るトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置10は、本体部12と、便座14と、便蓋16と、を備える。
図1(a)〜図1(c)は、実施形態に係るトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置10は、本体部12と、便座14と、便蓋16と、を備える。
本体部12は、例えば、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)18と、機能部20と、を有する。機能部20は、便器18に取り付けられる。機能部20は、例えば、使用者の人体局部(例えば「おしり」など)を洗浄する局部洗浄機能、人体局部を乾燥させる乾燥機能、便座14の座面を温める暖房便座機能などの種々の機能を有する。機能部20は、換言すれば、衛生洗浄装置あるいは暖房便座装置である。機能部20は、便器18に対して一体的に取り付けられている。機能部20は、便器18に対して着脱可能に取り付けてもよい。
便器18は、ボウル部18aを有する。ボウル部18aは、下方に凹む凹状である。便器18は、ボウル部18aにおいて使用者の尿や便などの排泄物を受ける。機能部20は、便器18のボウル部18aよりも後方の部分に取り付けられる。
便座14は、便座本体30と、ヒンジ部32と、を有する。ヒンジ部32は、便座本体30の後部中央に設けられている。便蓋16は、便蓋本体40と、ヒンジ部42と、を有する。ヒンジ部42は、便蓋本体40の後部中央に設けられている。本体部12は、ヒンジ部32の両側を挟んで便座14を回動可能に軸支するとともに、ヒンジ部42の両側を挟んで便蓋16を回動可能に軸支する。
便座14は、ヒンジ部32を介して本体部12に軸支されることにより、図1(b)に表す閉じ位置と、図1(c)に表す開き位置と、に移動する。閉じ位置は、便器18のボウル部18aの上に載置され、使用者の着座を可能にする位置である。開き位置は、便器18から上方に退避し、便器18の上面などを露呈させる位置である。閉じ位置は、換言すれば、便座14を下げた状態であり、開き位置は、換言すれば、便座14を上げた状態である。
便座本体30は、閉じ位置においてボウル部18aの少なくとも一部を上方に露呈させる開口部30aを有する。この例において、便座14は、貫通孔状の開口部30aを有する、いわゆるO型の便座である。便座14は、O型に限ることなく、U型でもよい。開口部30aは、便座本体30の前端部分に切れ込みを形成する切り欠き状でもよい。
便蓋16は、ヒンジ部42を介して本体部12に軸支されることにより、図1(a)に表す閉じ位置と、図1(b)及び図1(c)に表す開き位置と、に移動する。閉じ位置は、便器18及び便座14の上方を覆う位置である。開き位置は、便器18及び便座14から上方に退避し、便座14を露呈させる位置である。トイレ装置10では、便蓋16を開き位置にし、便座14を閉じ位置にすることにより、便座14の上に座った状態でトイレ装置10を使用することができる。
ここで、本願明細書においては、便座14に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座14に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、開いた状態の便蓋16に背を向けて便座14に座った使用者からみて前方を「前方」とし、後方を「後方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
便蓋16は、光源ユニット44をさらに有する。光源ユニット44は、便蓋本体40の内側の面に設けられ、便蓋16を閉じた状態において便器18のボウル部18a(便座14の開口部30a)と対向する位置に配置されている。ボウル部18aの表面には、光触媒層が設けられている。光源ユニット44は、便蓋16を閉じた状態において、光触媒層に向けて紫外線を照射することにより、光触媒層を活性化する。これにより、例えば、ボウル部18aの表面に付着した汚れなどを分解し、ボウル部18aの表面の菌を減らすことができる。また、光触媒層の親水性を向上させ、ボウル部18aの表面に汚れなどを付着し難くすることができる。
図2は、実施形態に係るトイレ装置の一部を表す斜視図である。
図2は、トイレ装置10において、機能部20を取り外した状態を表している。
図2に表したように、便器18の両側部は、後方に向かうに従って上方に迫り上がる迫り上がり部18bを有する。側方から見た状態において、便器18の高さは、座面の高さを形成する前端部の高さから後方に向かって次第に高くなる。便器18は、ボウル部18aよりも後方、かつ各迫り上がり部18bの間に、中空状の空間18cを有する。便器18は、この空間18c内に機能部20の少なくとも一部を収納する。この例では、機能部20の一部が、便器18よりも上方に突出している(図1(c)参照)。便器18は、空間18c内に機能部20の全体を収納してもよい。
図2は、トイレ装置10において、機能部20を取り外した状態を表している。
図2に表したように、便器18の両側部は、後方に向かうに従って上方に迫り上がる迫り上がり部18bを有する。側方から見た状態において、便器18の高さは、座面の高さを形成する前端部の高さから後方に向かって次第に高くなる。便器18は、ボウル部18aよりも後方、かつ各迫り上がり部18bの間に、中空状の空間18cを有する。便器18は、この空間18c内に機能部20の少なくとも一部を収納する。この例では、機能部20の一部が、便器18よりも上方に突出している(図1(c)参照)。便器18は、空間18c内に機能部20の全体を収納してもよい。
また、図2に表したように、便座14及び便蓋16は、便器18に軸支される。便器18は、便座14及び便蓋16を回動可能に軸支する支持部22を有する。支持部22は、支持板24を介して便器18の空間18c内に取り付けられている。支持部22は、機能部20よりも後方に配置される。従って、便座14の回転軸及び便蓋16の回転軸は、機能部20よりも後方に配置される。便器18を上方から見た形状は、略楕円形状である。便器18の幅は、前端部から中央部に向かって次第に広くなり、中央部から後端部に向かって次第に狭くなる。便器18は、中央部よりも幅の狭くなった後端部において、便座14及び便蓋16を回動可能に軸支する。
便座14は、閉じ位置において、便器18のボウル部18aの周縁の上方を覆うとともに、機能部20全体の上方を覆う(図1(b)及び図1(c)参照)。このように、機能部20全体の上方を便座14で覆い、便座14を閉じ位置にした状態において、機能部20が、トイレ装置10の前方に立った使用者から視認されないようにする。これにより、トイレ装置10のデザイン性を向上させることができる。また、便座14は、閉じ位置において、便器18よりも上方に突出した部分の側方を覆う(図1(b)参照)。これにより、側方から見た場合においても、機能部20の視認を抑制することができ、トイレ装置10のデザイン性をより向上させることができる。
便蓋16のヒンジ部42は、便座14のヒンジ部32よりも後方に位置する。便蓋16の回転軸は、例えば、便座14の回転軸の後方かつ下方に位置する。これにより、便蓋16は、閉じ位置において、便座14の上方の全体を覆うとともに、便座14の側方を覆う。また、便蓋16の形状は、便器18の上端の形状に対応しており、閉じ位置において、便器18との間に隙間が空くことを抑制する。これにより、便蓋16を閉じた状態においても、トイレ装置10のデザイン性を向上させることができる。
図3は、実施形態に係るトイレ装置の一部を表す側面図である。
図3に表したように、トイレ装置10は、電動開閉機構50、52をさらに有する。電動開閉機構50、52は、本体部12に設けられる。電動開閉機構50、52は、例えば、便器18の空間18c内において支持部22に取り付けられる。電動開閉機構50は、便座14の電動開閉を行う。電動開閉機構52は、便蓋16の電動開閉を行う。電動開閉機構50、52は、例えば、人体検知センサによる使用者の検知結果や、リモコンなどの操作部からの指示に応じて、便座14、便蓋16の電動開閉を行う。
図3に表したように、トイレ装置10は、電動開閉機構50、52をさらに有する。電動開閉機構50、52は、本体部12に設けられる。電動開閉機構50、52は、例えば、便器18の空間18c内において支持部22に取り付けられる。電動開閉機構50は、便座14の電動開閉を行う。電動開閉機構52は、便蓋16の電動開閉を行う。電動開閉機構50、52は、例えば、人体検知センサによる使用者の検知結果や、リモコンなどの操作部からの指示に応じて、便座14、便蓋16の電動開閉を行う。
電動開閉機構52は、インターロック機構53を有する。インターロック機構53は、便蓋16の閉じ位置から開き位置への移動に応じて光源ユニット44への通電経路を機械的に遮断する。すなわち、インターロック機構53は、便蓋16が閉じ位置の近傍にある時にのみ、光源ユニット44からの紫外線の照射を可能にする。これにより、使用者などに紫外線が照射されてしまうことを適切に抑制することができる。
図4は、便座の電動開閉機構を表す断面図である。
図4は、図3のA1−A2線断面に相当する。
図4に表したように、便座14の電動開閉機構50は、モータ60と、伝達機構62と、を有する。モータ60は、回転軸RA12を便座14のヒンジ部32の回転軸RA11とオフセットさせて配置されている。すなわち、モータ60の回転軸RA12は、ヒンジ部32の回転軸RA11と同軸ではない。伝達機構62は、モータ60とヒンジ部32の一端32aとを接続し、モータ60の駆動力をヒンジ部32に伝達する。
図4は、図3のA1−A2線断面に相当する。
図4に表したように、便座14の電動開閉機構50は、モータ60と、伝達機構62と、を有する。モータ60は、回転軸RA12を便座14のヒンジ部32の回転軸RA11とオフセットさせて配置されている。すなわち、モータ60の回転軸RA12は、ヒンジ部32の回転軸RA11と同軸ではない。伝達機構62は、モータ60とヒンジ部32の一端32aとを接続し、モータ60の駆動力をヒンジ部32に伝達する。
モータ60の回転軸RA12は、高さ方向においてヒンジ部32の回転軸RA11とオフセットしている。モータ60の回転軸RA12は、例えば、ヒンジ部32の回転軸RA11に対して下方にオフセットする。
モータ60は、ヒンジ部32の幅内に配置される。これにより、電動開閉機構50の左右方向の長さ(横幅)を短くすることができる。また、モータ60の少なくとも一部は、上下方向において、ヒンジ部32の少なくとも一部と重なる。換言すれば、モータ60は、ヒンジ部32の鉛直下方に配置される。これにより、電動開閉機構50の前後方向の長さも短くすることができる。
モータ60の回転軸RA12は、ヒンジ部32の回転軸RA11と略平行である。これにより、モータ60をより効率良く配置することができる。例えば、電動開閉機構50の前後方向の長さをより短くすることができるとともに、モータ60の回転軸RA12がヒンジ部32の回転軸RA11に対して直交する場合(回転軸RA12が上下方向に延びる場合)などと比べて、電動開閉機構50の上下方向の長さを短くすることもできる。
モータ60の回転軸RA12のオフセットする方向は、下方向に限ることなく、上方向でもよいし、前後方向でもよい。モータ60の位置は、上記に限ることなく、例えば、便器18の空間18c内に適切に配置可能な任意の位置でよい。
伝達機構62は、例えば、ギア列63と、シャフト部64と、ギア列65と、出力軸66と、を有する。ギア列63は、複数のギアを有し、各ギアによってモータ60の駆動力をシャフト部64に伝達する。シャフト部64は、ギア列63から伝達された駆動力により、モータ60に連動して回転する。ギア列65は、複数のギアを有し、各ギアによってシャフト部64の回転にともなう駆動力を出力軸66に伝達する。出力軸66は、ギア列65に接続されるとともに、ヒンジ部32の一端32aに接続される。出力軸66は、ギア列65から伝達された駆動力に応じて回転し、回転駆動力をヒンジ部32に伝達する。出力軸66の回転軸は、例えば、ヒンジ部32の回転軸RA11と同軸である。これにより、出力軸66の回転に応じて、便座14を電動開閉することができる。
図5(a)及び図5(b)は、伝達機構の一部を表す断面図である。
図5(a)及び図5(b)は、図4のB1−B2線断面を表す。
図5(a)に表したように、伝達機構62のギア列65は、例えば、ギア65a〜65cの3つのギアを有し、各ギア65a〜65cによってシャフト部64の回転駆動力を出力軸66に伝達する。ギア列65に含まれるギアの数は、3つに限ることなく、1つ又は2つでもよいし、4つ以上でもよい。
図5(a)及び図5(b)は、図4のB1−B2線断面を表す。
図5(a)に表したように、伝達機構62のギア列65は、例えば、ギア65a〜65cの3つのギアを有し、各ギア65a〜65cによってシャフト部64の回転駆動力を出力軸66に伝達する。ギア列65に含まれるギアの数は、3つに限ることなく、1つ又は2つでもよいし、4つ以上でもよい。
図5(b)は、図5(a)のシャフト部64及びギア65aの部分を拡大して表している。図5(b)に表したように、ギア65aは、シャフト部64の先端を挿通するための挿通孔65hを有する。挿通孔65hは、貫通孔状でもよいし、非貫通の穴でもよい。
シャフト部64は、挿通孔65hに挿通される先端部分に、係合部64aを有する。この例において、係合部64aは、丸棒状の先端部分の円周面の一部を平坦に削った形状である。この例において、係合部64aは、いわゆるDカットである。また、シャフト部64は、対向する位置に配置された一対の係合部64aを有する。係合部64aの数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
ギア65aは、挿通孔65hに挿通されたシャフト部64の係合部64aと回転方向において係合する被係合部65pを有する。ギア65aは、一対の係合部64aのそれぞれに対応する一対の被係合部65pを有する。被係合部65pの数は、例えば、係合部64aの数に対応する。ギア65aは、各係合部64aと各被係合部65pとの係合により、シャフト部64にともなって回転する。この例において、被係合部65pの形状は、平面状の係合部64aに対応する平面状である。係合部64aの形状及び被係合部65pの形状は、回転方向において係合可能な任意の形状でよい。
挿通孔65hの円弧状の部分の内径は、シャフト部64の円弧状の部分の外径よりも僅かに大きい。また、各被係合部65p間の間隔は、各係合部64a間の間隔よりも僅かに大きい。これにより、シャフト部64と挿通孔65hとの間には、各係合部64aと各被係合部65pとを係合させつつ、シャフト部64の回転軸と直交する方向の位置ずれを許容するための隙間SPが設けられる。隙間SPは、例えば、モータ60側のギア列63と、出力軸66側のギア列65との寸法誤差などを吸収するための遊びである。
図4に戻って、トイレ装置10は、アシストユニット54をさらに有する。アシストユニット54は、ヒンジ部32内に設けられ、便座14を開く方向に付勢する。これにより、アシストユニット54は、便座14を閉じ位置から開き位置に移動させる電動開閉機構50の動作をアシストする。このように、アシストユニット54を設けることにより、モータ60において必要となるトルクを小さくし、モータ60の小型化を図ることができる。
アシストユニット54は、例えば、ケース部70と、出力軸72と、弾性体74と、蓋部76と、を有する。ケース部70は、ヒンジ部32内に設けられる。出力軸72は、ケース部70内に収納されるとともに、ケース部70の一端及びヒンジ部32の他端32bから外方に突出し、支持部22(本体部12)に軸支される。ケース部70は、軸周りに回転可能に出力軸72を収納する。一方、支持部22は、出力軸72が回転しないように、出力軸72を軸支する。便座14の開閉においては、ケース部70が、出力軸72を軸に回転する。
このように、便座14では、電動開閉機構50の出力軸66を介してヒンジ部32の一端32aが支持部22に軸支されるとともに、アシストユニット54の出力軸72を介してヒンジ部32の他端32bが支持部22に軸支される。これにより、便座14が、閉じ位置と開き位置との間で回動する。
弾性体74は、ケース部70内に収納され、出力軸72に弾性力を付与することにより、便座14を開く方向に付勢する。弾性体74は、例えば、捩りコイルバネである。弾性体74の一端は、ケース部70に接続されている。弾性体74の他端は、出力軸72に接続されている。これにより、出力軸72に弾性力を付与することができる。例えば、アシストユニット54が設けられていない場合と比べて、便座14を小さい力で閉じ位置から開き位置に移動させることができる。
蓋部76は、ケース部70の他端に取り付けられ、出力軸72及び弾性体74のケース部70からの抜けを抑制する。
図6は、便座のヒンジ部及びアシストユニットを表す断面図である。
図6は、図4のC1−C2線断面を表す。
図6に表したように、アシストユニット54は、保持部材78をさらに有する。保持部材78は、蓋部76をケース部70に保持する。保持部材78は、例えば、ネジである。蓋部76は、1つの保持部材78のみでケース部70に保持される。保持部材78は、ネジに限ることなく、蓋部76を保持可能な任意の部材でよい。
図6は、図4のC1−C2線断面を表す。
図6に表したように、アシストユニット54は、保持部材78をさらに有する。保持部材78は、蓋部76をケース部70に保持する。保持部材78は、例えば、ネジである。蓋部76は、1つの保持部材78のみでケース部70に保持される。保持部材78は、ネジに限ることなく、蓋部76を保持可能な任意の部材でよい。
ケース部70は、係合爪70aを有する。蓋部76は、軸周りに回転して一部を係合爪70aに係合させることにより、ケース部70に取り付けられた状態となる。蓋部76は、係合爪70aとの係合により、出力軸72の回転軸に沿う方向(紙面と直交する方向)への移動が規制される。換言すれば、ケース部70から離れる方向への移動が規制される。保持部材78は、係合爪70aと係合してケース部70に取り付けられた蓋部76の回転を規制する。すなわち、保持部材78は、蓋部76の係合爪70aから外れる方向への移動を規制する。これにより、1つの保持部材78でも、蓋部76をケース部70に適切に保持することができる。この例では、保持部材78が、3つの係合爪70aを有している。係合爪70aの数は、3つに限ることなく、1つ又は2つでもよいし、4つ以上でもよい。
また、図6に表したように、保持部材78は、便座本体30側に配置されている。ヒンジ部32の内部空間は、例えば、回転軸RA11(回転中心)を含む円筒状の部分と、この円筒状の部分から便座本体30側に向かって延びた部分と、を有する。保持部材78は、このヒンジ部32の内部空間の便座本体30側に向かって延びた部分に配置される。
図7は、便蓋の電動開閉機構を表す断面図である。
図7は、図3のD1−D2線断面に相当する。
図7に表したように、便蓋16の電動開閉機構52は、モータ80と、伝達機構82と、を有する。なお、便蓋16の電動開閉機構52の構成は、便座14の電動開閉機構50の構成と実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。以下では、電動開閉機構52の要点のみを説明する。
図7は、図3のD1−D2線断面に相当する。
図7に表したように、便蓋16の電動開閉機構52は、モータ80と、伝達機構82と、を有する。なお、便蓋16の電動開閉機構52の構成は、便座14の電動開閉機構50の構成と実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。以下では、電動開閉機構52の要点のみを説明する。
モータ80は、回転軸RA22を便蓋16のヒンジ部42の回転軸RA21とオフセットさせて配置されている。モータ80の回転軸RA22は、高さ方向においてヒンジ部42の回転軸RA21とオフセットしている。モータ80は、ヒンジ部42の幅内に配置される。伝達機構82は、モータ80とヒンジ部42の一端42aとを接続し、モータ80の駆動力をヒンジ部42に伝達する。
伝達機構82は、例えば、ギア列83と、シャフト部84と、ギア列85と、出力軸86と、を有する。ギア列85は、ギア85aを有する。シャフト部84は、シャフト部64と同様である。ギア85aは、ギア65aと同様である。ギア85aは、シャフト部84の先端を挿通するための挿通孔85hを有する。シャフト部84は、挿通孔85hに挿通される先端部分に、係合部84aを有する。ギア85aは、挿通孔85hに挿通されたシャフト部84の係合部84aと回転方向において係合する被係合部85pを有する。シャフト部84と挿通孔85hとの間には、各係合部84aと各被係合部85pとを係合させつつ、シャフト部84の回転軸と直交する方向の位置ずれを許容するための隙間SPが設けられる(図5(b)参照)。
トイレ装置10は、アシストユニット56をさらに有する。アシストユニット56は、ヒンジ部42内に設けられ、便蓋16を開く方向に付勢する。アシストユニット56は、例えば、ケース部90と、出力軸92と、弾性体94と、蓋部96と、を有する。
図8は、便蓋のヒンジ部及びアシストユニットを表す断面図である。
図8は、図7のE1−E2線断面を表す。
図8に表したように、アシストユニット56は、保持部材98をさらに有する。ケース部90は、係合爪90aを有する。蓋部96は、軸周りに回転して一部を係合爪90aに係合させることにより、ケース部90に取り付けられた状態となる。保持部材98は、便蓋本体40側に配置される。
図8は、図7のE1−E2線断面を表す。
図8に表したように、アシストユニット56は、保持部材98をさらに有する。ケース部90は、係合爪90aを有する。蓋部96は、軸周りに回転して一部を係合爪90aに係合させることにより、ケース部90に取り付けられた状態となる。保持部材98は、便蓋本体40側に配置される。
図7に戻って、インターロック機構53は、例えば、スイッチ100と、スライダ102と、バネ104と、回転カム106と、ケース108と、を有する。スイッチ100は、接点のオン・オフを機械的に切り替える機械式のスイッチである。
スイッチ100の接点は、光源ユニット44と接続されている。スイッチ100をオンにすることにより、光源ユニット44への通電が可能になり、スイッチ100をオフにすることにより、光源ユニット44への通電経路が遮断される。すなわち、スイッチ100は、光源ユニット44の通電経路の一部を構成する。
スライダ102は、例えば、上下方向にスライド移動可能にケース108に支持され、スイッチ100の接点に当接してスイッチ100をオンにする位置と、スイッチ100の接点から離間してスイッチ100をオフにする位置と、に移動する。スライダ102は、例えば、上方に位置する時に、スイッチ100をオンにし、下方に位置する時に、スイッチ100をオフにする。
バネ104は、例えば、スライダ102とケース108との間に設けられ、スライダ102を上方に付勢する。すなわち、バネ104は、スイッチ100がオンになる側に、スライダ102を付勢する。
回転カム106は、例えば、電動開閉機構52のギア列85のギア85b(図5(a)のギア65bに相当)と同軸に接続され、ギア85bに従動して回転する。回転カム106は、便蓋16が閉じ位置から所定の範囲内にある場合には、スライダ102から退避する。これにより、便蓋16が閉じ位置から所定の範囲内にある場合には、バネ104の付勢力に応じてスライダ102が上昇し、スイッチ100をオンにする。従って、便蓋16が閉じ位置から所定の範囲内にある場合には、光源ユニット44からの紫外線の照射が可能になる。「所定の範囲」とは、例えば、閉じ位置を0°とするとき、便蓋16の開度が0°〜50°程度の範囲である。
回転カム106は、便蓋16が所定の範囲よりも開いた場合、スライダ102の上端に当接し、バネ104の付勢力に抗してスライダ102を下方に押し下げる。これにより、便蓋16が所定の範囲よりも開いた場合には、スライダ102がスイッチ100の接点から離間し、スイッチ100がオフになる。従って、便蓋16が所定の範囲よりも開いた場合には、光源ユニット44への通電経路が機械的に遮断され、光源ユニット44から紫外線を照射することができなくなる。
このように、インターロック機構53を電動開閉機構52と一体的に設けることにより、例えば、インターロック機構53との電気的な接続をし易くすることができる。インターロック機構53をアシストユニット56側に設けることも考えられる。しかしながら、ヒンジ部42内に配置されるアシストユニット56側にインターロック機構53を設ける場合、回動部であるヒンジ部42内への配線経路の確保が難しくなってしまう。例えば、配線のための余分なスペースが必要となったり、配線を保持するための部材を増設したりしなければならず、装置の大型化を招いてしまう可能性がある。
従って、上記のように、インターロック機構53を電動開閉機構52と一体的に設ける。これにより、インターロック機構53を設ける場合にも、インターロック機構53との配線が容易になり、装置の大型化なども抑制することができる。なお、インターロック機構53の構成は、上記に限ることなく、光源ユニット44への通電経路を機械的に遮断可能な任意の構成でよい。
以上、説明したように、本実施形態に係るトイレ装置10によれば、便座14の電動開閉機構50及び便蓋16の電動開閉機構52を備えた場合にも、便座14、便蓋16、及び本体部12の高いデザイン自由度を得ることができる。例えば、便座14や便蓋16の後部、及び本体部12の後部の左右方向の幅が狭いデザインでも、電動開閉機構50、52を設置することができる。
また、トイレ装置10では、モータ60、80の回転軸が、高さ方向においてヒンジ部32、42の回転軸とオフセットしている。これにより、高さ方向のスペースを有効的に活用することができ、便座14、便蓋16及び本体部12の前後方向の長さや幅が大きくなってしまうことを抑制することができる。例えば、電動開閉機構50、52が、機能部20のスペースを圧迫してしまうことを抑制することができる。
また、トイレ装置10では、アシストユニット54、56をヒンジ部32、42内に設けることにより、便座14、便蓋16及び本体部12の大型化を抑制しつつ、信頼性の高い電動開閉を実現することができる。
また、トイレ装置10では、保持部材78、98により、便座14又は便蓋16の開閉などにともなって蓋部76、96がケース部70、90から外れてしまうことを抑制することができる。そして、保持部材78、98を便座本体30側又は便蓋本体40側に配置することにより、保持部材78、98を設けた場合にも、ヒンジ部32、42の径などが大きくなってしまうことを抑制することができる。例えば、便座14、便蓋16及び本体部12のデザイン自由度をより向上させることができる。
また、トイレ装置10では、シャフト部64、84と挿通孔65h、85hとの間に、係合部64a、84aと被係合部65p、85pとを係合させつつ、シャフト部64、84の回転軸と直交する方向の位置ずれを許容するための隙間SPが設けられている。これにより、モータ60、80の回転を適切にギア65a、85aに伝達することができるとともに、シャフト部64、84と挿通孔65h、85hとの位置ずれにともなう駆動力の伝達不良や異音の発生などを抑制することができる。
また、トイレ装置10では、モータ60、80が、ヒンジ部32、42の幅内に配置されている。これにより、電動開閉機構50、52の左右方向の幅を短くすることができ、デザイン自由度をより向上させることができる。
上記実施形態では、便座14の電動開閉機構50と便蓋16の電動開閉機構52とを備えたトイレ装置10を示している。トイレ装置10は、電動開閉機構50、52の一方のみを有するものでもよい。便座14の電動開閉機構50のみを有するトイレ装置10の場合、便蓋16は、必要に応じて設けられ、省略可能である。上記実施形態では、便座14及び便蓋16を便器18が回動可能に軸支している。これに限ることなく、例えば、機能部20が、便座14及び便蓋16を回動可能に軸支してもよい。電動開閉機構50、52は、機能部20に設けてもよい。上記実施形態では、便器18と機能部20とを一体化させたトイレ装置10を示している。トイレ装置10は、例えば、便器18の上に着脱可能に取り付けられる、いわゆるシートタイプの衛生洗浄装置などでもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置10が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ装置、 12 本体部、 14 便座、 16 便蓋、 18 便器、 20 機能部、 22 支持部、 24 支持板、 30 便座本体、 32 ヒンジ部、 40 便蓋本体、 42 ヒンジ部、 44 光源ユニット、 50、52 電動開閉機構、 53 インターロック機構、 54、56 アシストユニット、 60、80 モータ、 62、82 伝達機構、 63、83 ギア列、 64、84 シャフト部、 65、85 ギア列、 66、86 出力軸、 70、90 ケース部、 72、92 出力軸、 74、94 弾性体、 76、96 蓋部、 78、98 保持部材、 100 スイッチ、 102 スライダ、 104 バネ、 106 回転カム、 108 ケース
Claims (7)
- 便座本体と、前記便座本体の後部中央に設けられ左右方向に延びる回転軸を有するヒンジ部と、を有する便座と、
前記ヒンジ部の左右方向の両側を挟んで前記便座を回動可能に軸支する本体部と、
前記本体部に設けられ、前記便座の電動開閉を行う電動開閉機構と、
を備え、
前記電動開閉機構は、
回転軸を前記ヒンジ部の回転軸とオフセットさせて配置されたモータと、
前記モータと前記ヒンジ部の左右方向における一端とを接続し、前記モータの駆動力を前記ヒンジ部に伝達する伝達機構と、
を有し、
前記モータは、少なくとも一部が上下方向において前記ヒンジ部の少なくとも一部と重なるように前記ヒンジ部の下方に配置され、かつ前記本体部の後部に形成された中空状の空間内に配置されることを特徴とするトイレ装置。 - 前記モータの回転軸は、高さ方向において前記ヒンジ部の回転軸とオフセットしていることを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
- 前記ヒンジ部内に設けられ、前記便座を開く方向に付勢するアシストユニットをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトイレ装置。
- 前記アシストユニットは、
前記ヒンジ部内に設けられるケース部と、
前記ケース部内に収納されるとともに、前記ケース部の左右方向における一端及び前記ヒンジ部の左右方向における他端から外方に突出し、前記本体部に軸支される出力軸と、
前記ケース部内に収納され、前記出力軸に弾性力を付与することにより、前記便座を開く方向に付勢する弾性体と、
前記ケース部の左右方向における他端に取り付けられ、前記出力軸及び前記弾性体の前記ケース部からの抜けを抑制する蓋部と、
前記蓋部を前記ケース部に保持する保持部材と、
を有し、
前記蓋部は、1つの前記保持部材のみで前記ケース部に保持され、
前記保持部材は、前記ヒンジ部の回転軸と前記便座本体との間に配置されていることを特徴とする請求項3記載のトイレ装置。 - 前記伝達機構は、前記モータに連動して回転するシャフト部と、前記シャフト部を挿通するための挿通孔を有するギアと、を有し、
前記シャフト部は、係合部を有し、
前記ギアは、前記挿通孔に挿通された前記シャフト部の前記係合部と回転方向において係合する被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合により、前記シャフト部にともなって回転し、
前記シャフト部と前記挿通孔との間には、前記係合部と前記被係合部とを係合させつつ、前記シャフト部の回転軸と直交する方向の位置ずれを許容するための隙間が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記モータは、前記ヒンジ部の幅内に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 便蓋本体と、前記便蓋本体の後部中央に設けられ左右方向に延びる回転軸を有するヒンジ部と、を有する便蓋と、
前記ヒンジ部の左右方向の両側を挟んで前記便蓋を回動可能に軸支する本体部と、
前記本体部に設けられ、前記便蓋の電動開閉を行う電動開閉機構と、
を備え、
前記電動開閉機構は、
回転軸を前記ヒンジ部の回転軸とオフセットさせて配置されたモータと、
前記モータと前記ヒンジ部の左右方向における一端とを接続し、前記モータの駆動力を前記ヒンジ部に伝達する伝達機構と、
を有し、
前記モータは、少なくとも一部が上下方向において前記ヒンジ部の少なくとも一部と重なるように前記ヒンジ部の下方に配置され、かつ前記本体部の後部に形成された中空状の空間内に配置されることを特徴とするトイレ装置。
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