JP6691030B2 - 貨物自動車 - Google Patents

貨物自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP6691030B2
JP6691030B2 JP2016189225A JP2016189225A JP6691030B2 JP 6691030 B2 JP6691030 B2 JP 6691030B2 JP 2016189225 A JP2016189225 A JP 2016189225A JP 2016189225 A JP2016189225 A JP 2016189225A JP 6691030 B2 JP6691030 B2 JP 6691030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tailgate
vehicle
frame
tilting
luggage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016189225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018052254A (ja
Inventor
晴隆 山田
晴隆 山田
英彦 高尾
英彦 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2016189225A priority Critical patent/JP6691030B2/ja
Publication of JP2018052254A publication Critical patent/JP2018052254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6691030B2 publication Critical patent/JP6691030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両フレーム上で摺動して接地可能な荷箱が搭載されてなる貨物自動車に関する。
荷箱が車両前後方向を長手方向とする車両フレームに対して摺動可能な貨物自動車は、荷箱に車両、建設機械又は農業機械などを載せて運搬することができる。例えば、図6(a)のように、建設機械等を運搬する貨物自動車900は、スライドシリンダ(不図示)を用いて荷箱901を車両後方側にスライドさせ、そのスライドによって荷箱901を傾斜させて接地状態にすることができる。このとき、テールゲート900Tを上開きに回動してテールゲート900Tを介して建設機械等の乗り入れが可能となる。また、この貨物自動車900は、図6(b)のようにリフトシリンダ902を用いて荷箱をダンプさせることもできる(特許文献1)。このとき、テールゲート900Tは下開きに回動されて土砂の排出が可能となる。
特開2006−036113号公報
荷箱901を接地させてテールゲート900Tを上開きし、建設機械の積みおろし作業を完了すると、作業者は手動でテールゲート900Tを回動(図6(a)において反時計回り)させて荷箱901の後方開口部を閉じた状態とする。
ただし、貨物自動車900は、建設機械等の運搬、及び土砂等の運搬や排出を行うため、荷箱901の強度は高く、重量も大きい。したがって、テールゲート900Tの重量も大きい(40〜50kg程度)。そのため、手動でテールゲート900Tを持ち上げて閉じるための回動操作を行うには、作業者の負担が大きい。特に、貨物自動車900の場合、手動で閉じるための回動操作を行う際、テールゲート900Tは地面に接触した状態で、作業者は屈んで持ち上げる必要があり、その負担の大きさは顕著となる。また、接地しているので手を差し込み難くなると、持ち上げ操作はさらに困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、車両フレーム上で摺動して接地可能な荷箱が搭載されてなり、手動でテールゲートの閉じ操作を行う作業者の負担を抑制できる貨物自動車を提供する。
本発明では、車両の前後方向を長手方向とする車両フレームと、前記車両フレームに対し、傾動軸を介して傾動可能に設けられた前後方向を長手方向とする傾動フレームと、前記傾動フレームに対して摺動可能に搭載された荷箱と、前記傾動フレームと前記荷箱との間に設けられたスライドシリンダとを備えた貨物自動車を対象とし、以下の手段を採る。
前記荷箱は、床面部と、当該床面部に対して下端部を中心に上開き回動可能に支持されたテールゲートとを有し、前記テールゲートには、その一部領域に、閉じる方向に回動操作する際に利用する差込部が設けられている構成とする。なお、「テールゲートの上開き回動」とは、下端部が回動可能に支持されたテールゲートがその支持部を中心に回動することを指し、「閉じる方向に回動操作」とは、手動で回動操作する上開き後のテールゲートに対して、荷箱の後方が開口状態とならないように荷箱床面に対して起立した状態に閉じるための回動動作を指す。そして、「回動操作する際に利用する」とは、作業者が手動でテールゲートの回動操作、具体的には閉じる方向への回動操作を行う際に用いることを指す。
前記差込部は、前記上開き回動の回動先端部に設けられた構成であっても良い。
さらに、前記差込部は、前記テールゲートの上端面部に設けられている構成にすることもできる。
また、前記スライドシリンダの伸長動作によって、前記荷箱は車両の後方側に摺動されるとともに前記傾動フレームが前記傾動軸を中心に傾動され、当該摺動及び傾動によって後端部が接地された前記荷箱において、前記テールゲートが上開きされた際、前記差込部が車両の後方側に向かって開口状態とされる構成でも良い。
本発明に係る貨物自動車は、テールゲートに差込部が設けられていることで、その差込部に長尺状の棒状部材を差し込むなど引き下げサポート部材の活用が容易となる。
また、従来ではこうした差込部が設けられていなかったので、接地しているテールゲートに対して作業者が手を差し込み難かったが、サポート部材を用いずに直接手を差し込むこともできる。いずれの場合でも、従来と比べて作業者が無理な体勢を強いることもなく、作業者が最も回動操作し易い体勢をとることが可能となり、テールゲートを閉めるための回動操作の負担も軽減される。
本発明に係る貨物自動車を示す側面図である。 (a)は本発明に係る貨物自動車に用いられる傾動フレームを示す斜視図、(b)は傾動フレームの前方側を示す要部斜視図である。 本発明に係る荷箱の床面に設けられるローラを示す要部底面図である。 (a)及び(b)は、本発明に係る貨物自動車のテールゲートの引き上げ作業を示す模式図であり、(c)はサポート部材とテールゲートを示す模式拡大図である。 別の実施形態に係るサポート部材とテールゲートを示す模式拡大図である。 従来の構成に係る貨物自動車の側面図である。
本発明に係る貨物自動車の実施形態の一例に関して、図面を用いて説明する。
図1は本実施形態の貨物自動車100の側面図である。貨物自動車100は、車両前後方向を長手方向とする車両フレーム1の上に搭載された荷箱2を備えている。図1(a)は、貨物自動車100が走行可能な状態を示し、図1(b)は荷箱2を車両後方側(図中の右側)にスライドさせた後に傾斜して接地した状態を示している。この接地した状態において、建設機械(不図示)の荷箱2に対する乗り入れが可能となる。なお、貨物自動車100は図1(b)に示すように、荷箱2を接地させる状態のほかに、リフトシリンダ(不図示)を用いて図1(a)の状態から荷箱2を後方傾斜(ダンプ)した状態にすることもできる(例えば、特開2011−230653など)。
車両フレーム1と荷箱2の間には、車両フレーム1に対して傾動可能な傾動フレーム3が設けられている。この傾動フレーム3は、車両フレーム1と同じく車両前後方向を長手方向とし、車両フレーム1の後部に対して第1の傾動軸となるダンプヒンジ1aを介して傾動可能に設けられている。荷箱2に土砂等を積んだ状態の貨物自動車1が、その土砂等を車両後方に排出する際には、車両フレーム1に連結されたリフトシリンダ(不図示)の伸長を利用してダンプヒンジ1aを中心に荷箱2を車両後方側に傾動させる。荷箱2の傾動に伴って、テールゲート2aが上部ヒンジ21aを中心にして下開き(図中で反時計回り)して土砂等が排出される。このとき、傾動フレーム3は荷箱2と同様に傾動する。
また、貨物自動車100は、図1(b)のように荷箱2を接地状態とする際には、傾動フレーム3はフック3aを介して車両フレーム1に固縛されている。このとき、荷箱2は、傾動フレーム3と荷箱2との間に設けられたスライドシリンダ4の伸長に伴って図示のとおり接地する。
ここで、傾動フレーム3は図2に示すものであり、当該傾動フレーム3の後部には上記スライドシリンダ4が固定される。なお、図2では、説明の便宜上、スライドシリンダ4を設置でき、荷箱2を接地状態とするために必要な部位を中心に示されている。
傾動フレーム3は、図2のとおり、車両前後方向を長手方向とする左右方向(X軸方向)に一対のベースフレーム31と、左右のベースフレーム31間でそれぞれ車両前方側(Y軸正方向側)及び車両後方側(Y軸負方向側)に架設されたクロスフレーム321、322と、これらクロスフレーム321、322に固定されて車両前後方向を長手方向とするガイドフレーム33とを備えてなる。車両後方側のクロスフレーム322は、ベースフレーム31よりも車両左右方向(X軸方向)の外側に延出しており、その延出した先端部は、ダンプヒンジ1aを介して車両フレーム1に連結されている。
ベースフレーム31はそれぞれ車両フレーム11に積載された状態となっている。
ガイドフレーム33は、車両前方側のクロスフレーム321に連結されて水平に延伸した形状を有する前方フレーム部331と、前方フレーム部33から後方に向かって斜め上方に延伸した形状を有する傾斜フレーム部332と、傾斜フレーム部332から後方に向かって水平に延伸した形状を有する後方フレーム部333とを有する。なお、左右のガイドフレーム33は互いに対向する内方側が開口した略コ字状断面を有しており、前方フレーム部331、傾斜フレーム部332及び後方フレーム部333の内方空間はいずれも連通している。なお、傾斜フレーム332が長手方向(Y軸方向)の途中部からベースフレーム31よりも高位置となる構成を、ガイドフレーム33は有している。
傾動フレーム3の上方に設けられる荷箱2には、その床面部を支持して車両前後方向を長手方向とする荷箱フレーム21が設けられている。図2(b)では荷箱フレーム21は、一点鎖線の仮想線で示されており、傾動フレーム3は、前方フレーム部331の先端部3310が、車両前後方向(Y軸方向)において、荷箱フレーム21の先端部210とほぼ同じ位置で上下にほぼ並ぶように設けられてなる構成となっている。
傾動フレーム3の上に搭載される荷箱2には、図3に示すように、その床面部2bの車両前方側(Y軸正方向側)に脚部51が固定される。この脚部51は、床面部2bの下面側に台座部21aを介して固定されるとともに、その外側に設けられた脚部ローラ511がガイドフレーム33にガイドされながらその内方空間を転動可能となるように設けられる。つまり、脚部51は、ガイドフレーム33内を移動する移動部材として機能する。床面部2bは、その下面に固定された固定ブラケット(不図示)を介してスライドシリンダ4のロッド部41と連結されている。スライドシリンダ4が伸長すると、脚部ローラ511がガイドフレーム33内を転動し、荷箱2もその転動に合わせて車両後方側(Y軸負方向側)にスライドする。
ガイドフレーム33の後端部には、挿通孔3bに挿通される傾斜ヒンジシャフト52を介して、略L字状断面のアームプレート53が車両幅方向(X軸方向)を軸方向として傾動可能に設けられている。つまり、アームプレート53は、ガイドフレーム33に対して傾斜ヒンジシャフト52を第2の傾動軸として軸支された状態で傾動可能となっている。それぞれのアームプレート53には外方側面に2個のアームローラ531、532が車両幅方向を軸方向として、床面部2bを支持する上述した荷箱フレーム21内を転動するように設けられている。なお、左右一対の荷箱フレーム21は、互いに対向する側が開口した略コ字状断面を有している。
したがって、スライドシリンダ4が伸長すると、脚部ローラ511がガイドフレーム33内を転動し、その移動に伴って荷箱2及び荷箱フレーム21が移動する。脚部ローラ511は前方フレーム部331、傾斜フレーム部332、及び後方フレーム部333を順に移動し、さらには傾斜ヒンジシャフト52の近傍まで移動する。その転動に合わせて、荷箱2は、その前方側が立ち上がって傾斜した状態で移動する。スライドシリンダ4の伸長に伴って脚部ローラ511がガイドフレーム33の形状に沿って転動し、その転動に伴って脚部51も移動する。この脚部51の移動で、荷箱2は車両後方にスライドされて、その後に大きく傾斜して接地する(図1(b)参照)。これらの荷箱2の傾斜時には、アームプレート53が第2の傾動軸(挿通孔3bに挿通された傾斜ヒンジシャフト52を中心に傾動するので、アームローラ531は荷箱フレーム21の良好な移動に寄与する。そして、接地された荷箱2を貨物自動車100が走行可能な状態(図1(a)参照)にするには、スライドシリンダ4を収縮させて荷箱2を車両前方側に持ち上げてスライドする。
車両後方側にスライドして荷箱2が接地状態となり、さらにテールゲート2aも上開きされて接地状態となると、建設機械等積みおろしが可能となる。本実施形態に係る貨物自動車100の場合、荷箱2が接地状態のままで接地状態のテールゲート2aを簡易に閉じる(引き上げる)ことが可能となっており、具体的に図4を用いて説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、本実施形態のテールゲート2aに対して、作業者は、サポート部材として所望強度を有する鉄製の引き上げ棒Sを活用することができる。テールゲート2aには、図4(c)に示すように、上端面部22aにその外表面が切り欠かれてなる切り欠き部221aが設けられている。また、テールゲート2aの外側主面23aには、その外表面が切り欠かれた切り欠き部231aも同様に設けられており、これらの切り欠き部221a、231aを両端の開口部として一方向を長手方向とする連通孔2apがテールゲート2aの回動先端部24aに設けられている。図示のとおり、上端面22aに設けられた切り欠き部221aはテールゲート2aが接地状態のときには車両後方側に向かって開口した状態となっている。なお、この連通孔2apは、車両幅方向の中央部分に設けられている。
この連通孔2apには、上述した引き上げ棒Sを、上端面22aの切り欠き部221aから差し込んで挿通することができる。引き上げ棒Sは図示のとおり、先端側が鈎状になっており、一方向に延伸した先端係合部S1と、先端係合部S1に対して略垂直方向に折り曲げられた折曲係合部S2と、折曲係合部S2に対して先端係合部S1とは反対側に折り曲げられて長尺状の棒状本体部S3とを有している。
作業者は、棒状本体部S3を把持し、先端係合部S1を白抜矢印のとおり連通孔2apに挿通する。このとき、折曲係合部S2がテールゲート2aの上端面22aに接触するまで挿通する。そして、図4(a)の状態から反時計回りに引き上げ棒Sを回動させると、連通孔2ap及び上端面22aに対して引き上げ棒Sが係合状態となる。この状態で、テールゲート2aも反時計回りに回動させると、図4(b)のように簡易に閉め状態にすることができる。引き上げ棒Sは長尺状の部材であるため、作業者は端部側(図中の右側)を持つことで、比較的小さな力でテールゲート2aを回動させることができる。特に、引き上げ棒Sの係合に寄与する連通孔2apが、テールゲート2aの回動先端部24aに設けられ、回動中心となるテールゲート2apの下端支持部25aと所定距離(略テールゲート高さ)離れた状態となっているので、引き上げ棒Sを用いた回動操作力もその分だけ小さくても引き上げることができる。また、テールゲート2aが図4(b)のように閉め状態になるまで、引き上げ棒Sを継続して操作することが困難な場合であっても、この引き上げ棒Sでテールゲート2aを一定距離地面から離間させることは簡易に実行できる。つまり、先端係合部S1と折曲係合部S2の間の折曲部位S10を地面に接触させて、当該部位S10を支点としてテールゲート2aの回動先端部24aを浮かすことができれば、回動先端部24aが接地したままの状態と比較して、作業者は簡易にテールゲート2aを持ち上げることができる。なお、回動先端部24aを浮かすために、長尺状の引き上げ棒Sではなく、地面に対して支点となる折曲部位S10と、連通孔2apに対して係合される先端係合部S1とを有する構成であれば、脚で踏める程度の折曲係合部S2を備えたサポート部材であっても適用可能である。
以上のとおり、本実施形態のように、上開き時に接地するテールゲート2aを備えた貨物自動車100には、回動先端部24aの一部領域に切り欠き部221aが設けられているので、その切り欠き部221aにサポート部材を係合させ、簡易に接地した上開き状態から閉め状態にすることができる。この切り欠き部221aに関しては、「簡易に閉め状態にする」ことができれば、その位置や大きさは限定されるものではなく、サポート部材を係合させることができる程度の大きさで良い。そのため、回動先端部24aの一部領域とすることができ、テールゲート2aの耐久性能維持を阻害することもない。
また、切り欠き部221aは、テールゲート2aの上端面22aでなく、テールゲート2aが閉状態のときに荷箱2の内方側を向く内側主面26aに設けられていても良い。なお、この場合であっても、切り欠き部221aは、テールゲート2aが上開きされて接地状態のときに、車両後方側に向かって開口していると、作業者がサポート部材を挿通し易いので好ましい。この切り欠き部221aの位置については、車両幅方向中央部付近であれば、1つのサポート部材のみを活用する際に好適となるが、車両幅方向の端部側であっても構わない。
さらに、切り欠き部221aを有する構成に関しても、引き上げ棒Sなどのサポート部材を係合できるものであれば、連通孔2apには限定されず、切り欠き部221aを有しつつも凹部となっている形状でも構わない。
上述した切り欠き部221aは、上開きしたテールゲート2aを図1(a)のように閉めるための手動の回動操作を行う際に、引き上げ棒Sなどのサポート部材を差し込んで利用するための差込部として機能する点を説明したが、こうした差込部(切り欠き部221a)は、サポート部材だけでなく作業者の手を差し込んでテールゲート2aを直接把持して閉める回動操作する際にも利用できる。例えば、テールゲート2aの上端面22aのうち、車両後方側の外表面が凹んだ形状を有し、当該凹部に作業者が直接手を差し込む差込部としても良い。この差込部が設けられていることで、上開きされたテールゲート2aが接地された状態(図1(b))であっても、手を差し込む空間が形成されるので、作業者は簡易に手を差し込むことができ、無理な体勢をとらずに閉める回動操作を行うことができる。当然、当該差込部に上述したサポート部材を差し込んでも構わない。なお、差込部に関しては、切り欠き部221aや上記凹部などの他に、テールゲート2aに対して、筒状部や取手部などを外表面に固定してなるものでも構わない。
さらに、差込部としては、図5に示すようにテールゲート2aの側面部27aに設けられた紙面奥側に凹な挿通孔271aとし、その挿通孔271aに挿通されるサポート部材としては、L字状の引き上げ棒Tとしても良い。この引き上げ棒Tは、挿通孔271aに挿通されてその内表面に係合される係合部T1と、この係合部T1と略垂直に折り曲げられてなり作業者が把持する棒状本体部T2とを有する。サポート部材となる引き上げ棒Tの係合部T1が係合される挿通孔271aが設けられていることで、ユーザは係合部T1を挿通孔271aに挿通した引き上げ棒Tの棒状本体部T2をYZ平面上に沿って車両前方側(図面の反時計回り)に回動させ、テールゲート2aを引き上げることができる。テールゲート2aの回動先端側に差込部が設けられている場合、特にテールゲート2aの上端面部22aに差込部が設けられている場合と比較して、サポート部材を差し込むスペースを確保でき、作業者も作業し易い。なお、挿通孔271aに関しては、テールゲート2aの回動先端側に設けられた構成としても良い。
その他にも、サポート部材の保持に関しては、荷箱2内などに適宜支持できる支持部材を設け、貨物自動車の走行中に取り外し可能で保持できれば好ましい。また、サポート部材の形状に関しても、棒状に限定されずに平板状等の他形状であっても構わない。
本発明は、荷箱を後方移動によって傾斜姿勢を採ることのできる貨物自動車全般に対して有用である。
1 車両フレーム
1a ダンプヒンジ(第1傾動軸)
2 荷箱
2a テールゲート
22a 上端面部(テールゲート)
221a 切り欠き部(テールゲート)
23a 外側主面(テールゲート)
24a 回動先端部(テールゲート)
25a 下端支持部
26a 内側主面(テールゲート)
2ap 連通孔
2b 床面部(荷箱)
21 荷箱フレーム
3 傾動フレーム
31 ベースフレーム
33 ガイドフレーム
331 前方フレーム部
3310 先端部(前方フレーム部)
332 傾斜フレーム部
333 後方フレーム部
4 スライドシリンダ
51 脚部(移動部材)
511 脚部ローラ
52 傾斜ヒンジシャフト(第2傾動軸)
53 アームプレート
100 貨物自動車
S 引き上げ棒(サポート部材)

Claims (3)

  1. 車両の前後方向を長手方向とする車両フレームと、
    前記車両フレームに対し、傾動軸を介して傾動可能に設けられた前後方向を長手方向とする傾動フレームと、
    前記傾動フレームに対して摺動可能に搭載された荷箱と、
    前記傾動フレームと前記荷箱との間に設けられたスライドシリンダと、
    を備えた貨物自動車であって、
    前記荷箱は、床面部と、当該床面部に対して下端部を中心に上開き回動可能に支持されたテールゲートとを有し、
    前記テールゲートには、その上端面部に外表面が切り欠かれてなる差込部が設けられている
    ことを特徴とする貨物自動車。
  2. 前記差込部は、前記テールゲートの車両幅方向の中央部分に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の貨物自動車。
  3. 前記スライドシリンダの伸長動作によって、前記荷箱は車両の後方側に摺動されるとともに前記傾動フレームが前記傾動軸を中心に傾動され、
    当該摺動及び傾動によって後端部が接地された前記荷箱において、前記テールゲートが上開きされた際、前記差込部が車両の後方側に向かって開口状態とされる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の貨物自動車。
JP2016189225A 2016-09-28 2016-09-28 貨物自動車 Active JP6691030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189225A JP6691030B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 貨物自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189225A JP6691030B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 貨物自動車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018052254A JP2018052254A (ja) 2018-04-05
JP6691030B2 true JP6691030B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=61835001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016189225A Active JP6691030B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 貨物自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6691030B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7090987B2 (ja) * 2018-11-20 2022-06-27 新明和工業株式会社 車両に搭載された荷箱
CN111532188B (zh) * 2020-06-28 2021-08-17 湖南鼎元机械有限公司 一种履带式建筑工地小型运输车

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4372727A (en) * 1981-03-30 1983-02-08 Dakota Manufacturing Co., Inc. Trailer including a multiple fold powered ramp tail
JPH0624901B2 (ja) * 1988-12-12 1994-04-06 極東開発工業株式会社 車両運搬車の安全装置
JPH0546567U (ja) * 1991-11-28 1993-06-22 フジタ自動車工業株式会社 重量物運搬車における歩み板の構造
JPH0711439U (ja) * 1993-07-29 1995-02-21 新明和工業株式会社 車両運搬車の積降し補助装置
JP2761631B2 (ja) * 1995-10-21 1998-06-04 新明工業株式会社 積載装置付車両
JP4127473B2 (ja) * 2002-02-01 2008-07-30 アイシン軽金属株式会社 車両用スロープ装置
JP4439353B2 (ja) * 2004-07-29 2010-03-24 新明和工業株式会社 貨物自動車における荷台の開閉ゲート上部ヒンジ
JP5102010B2 (ja) * 2007-12-18 2012-12-19 アイシン軽金属株式会社 車両用スロープ装置
JP5459853B2 (ja) * 2010-04-28 2014-04-02 新明和工業株式会社 貨物自動車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018052254A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4378191A (en) Cargo handling loader for pallets
JP2009179254A (ja) 作業車
JP6691030B2 (ja) 貨物自動車
JP6718198B2 (ja) 貨物自動車
US20110156424A1 (en) Pick-up style utility vehicle with expandable cargo bed
JP2015182737A (ja) 拡幅車両における車体拡幅構造
SE429629B (sv) U-ramstruck
JP3110243B2 (ja) 荷役車両のコンテナ跳上がり防止装置
JP6599800B2 (ja) 貨物自動車
JP2003341431A (ja) 自動車のラゲージフロア装置
JP7090987B2 (ja) 車両に搭載された荷箱
JP6867923B2 (ja) 貨物自動車
JP3110173U (ja) 格納式荷受台昇降装置
JP2007276744A (ja) 車両運搬車の荷台移動装置
JP6726586B2 (ja) 貨物自動車
JP2016137787A (ja) 車両に搭載された荷箱
JPH0748423Y2 (ja) ダンプカーの傾斜角規制装置
JP2005206106A (ja) 煽り付き平ボディ
JP6917021B1 (ja) 低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構
JP3148016U (ja) 重機運搬車
JP3210866U (ja) 貨物自動車
JP3687729B2 (ja) 車両のテールゲート構造
US1967568A (en) Dump body
JP3035429U (ja) トレーラー
JPH0535925Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6691030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250