JP6689688B2 - 電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法 - Google Patents

電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法に関し、より具体的には部品の省略によりコストダウンが見込める電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法に関するものである。
コンバータ回路の入力側の力率を改善する力率改善回路(PFC:Power Factor Correction)として、また高調波成分の低減を目的として、いわゆるインターリーブ方式で駆動する力率改善回路が知られている。これは、スイッチング素子を備えた昇圧回路に加え、この昇圧回路を複数系統(相)に分けて設け、これらに属するスイッチング素子の導通タイミングを互いに異ならせ、各相に位相差をもたせる方式である。
インターリーブ方式で駆動する力率改善回路を用いる場合、負荷が小さい状態ではコンバータの容量が過剰となり制御が不安定になる。そこで、負荷の大小を判断し、力率改善回路の系統の切替制御を行っている。例えば、特許文献1には、負荷電流検出回路を設置して圧縮機の電流を検出し、負荷条件に応じて切替制御を行っていることが開示されている。
特開2014−3857号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明では、負荷電流を検出するために従来の装置に対し負荷電流検出回路を新たに設置する必要がある。インバータ制御では出力電流を使用することから出力電流のみの検出を行っており、新たに負荷電流検出用の回路及びセンサ素子等が必要となる。このように新たな部品の追加により、基板面積を圧迫もしくは大型化を余儀なくされるとともに余分なコストがかかってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、新たにコンバータ回路の入力電流を検出するための回路や部品の搭載を必要としない電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る電力変換装置は、交流電源と、前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路と、前記コンバータ回路上に並列に設けられ導通タイミングが互いに異なる複数のスイッチング回路を備えた力率改善回路と、前記スイッチング回路の駆動を制御する制御手段と、前記コンバータ回路より入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、モータ負荷と、を備え、前記制御手段は、前記インバータ回路の出力電流及び前記モータ負荷の回転速度に基づき推定した前記コンバータ回路の入力電流の容量に応じて前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行う。
本構成によれば、力率改善回路のスイッチング回路の駆動系統の切替を行うにあたり、切替の基準となるコンバータ回路の入力電流を、インバータ回路の出力電流及びモータ負荷の回転速度に基づき推定する。これにより、新たにコンバータ回路の入力電流を検出するための回路及びセンサ素子等を設ける必要が無い。よって、基板の大型化を防ぎ、また新たな部品を必要としないため余分なコストを費やすことがない。
上記第一態様では、前記制御手段は、前記インバータ回路の出力電流と前記モータ負荷の回転速度とを関連付けてマッピングした制御マップに基づき前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行うことが好ましい。
本構成によれば、制御手段は、インバータ回路の出力電流とモータ負荷の回転速度とを関連付けてマッピングした制御マップに基づきスイッチング回路の駆動系統の切替を行う。例えば負荷が小さい低負荷の場合は、スイッチング回路の昇圧状態が過剰となり異常停止する虞があるが、制御マップを用いることで確実にこれを防ぐことができる。制御マップは、予め実験又はシミュレーション等により得られたデータに基づいて作成されるが、任意に設定することももちろん可能である。
上記第一態様では、前記スイッチング回路は、前記コンバータ回路上に並列に2つ設けられ、前記制御手段は、推定された前記コンバータ回路の入力電流が所定値以上である場合は前記スイッチング回路を2系統駆動し、前記コンバータ回路の入力電流が所定値未満である場合は前記スイッチング回路のいずれか1系統を駆動することが好ましい。
本構成によれば、インバータ回路の出力電流及びモータ負荷の回転速度に基づき推定したコンバータ回路の入力電流の大小により、力率改善回路のスイッチング回路の系統を切り替えることから、負荷の大小を推定した入力電流の大小で置き換えることができ、部品点数を増やすことなく電力変換装置の効率を上げることができる。
本発明の第二態様に係る空気調和機は、上記記載の電力変換装置を備える。
本構成によれば、空気調和機が新たな部品を必要としない電力変換装置を備えていることから、基板の小型化につながり空気調和機の筐体を大きくするまたは設計変更をする必要がなく、また新たな部品を必要としないことで空気調和機のコストアップを抑制することができる。
本発明の第三態様に係る電力変換装置の制御方法は、交流電源と、前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路と、前記コンバータ回路上に並列に設けられ導通タイミングが互いに異なる複数のスイッチング回路を備えた力率改善回路と、前記スイッチング回路の駆動を制御する制御手段と、前記コンバータ回路より入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、モータ負荷と、を備えた電力変換装置の制御方法であって、前記インバータ回路の出力電流及び前記モータ負荷の回転速度に基づき推定した前記コンバータ回路の入力電流の容量に応じて前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行う。
本発明によれば、インバータ回路の出力電流及びモータ負荷の回転速度に基づき推定されるコンバータ回路の入力電流の容量に応じて力率改善回路のスイッチング回路の駆動系統の切換を行うので、コンバータ回路の入力電流を検出するための回路や部品を増やす必要が無い。回路や部品の省略により、基板を小型化することができ、コストダウンが見込める。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置を示した概略構成図である。 図1のスイッチング回路の系統の切替状態の例を示したグラフである。
以下に、本発明に係る電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態に係る電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法の概略構成が示されている。
図1に示されるように、電力変換装置1は、交流電源3からの交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路10と、コンバータ回路10から出力された直流電力を三相交流電力に変換して圧縮機モータ(モータ負荷)4に出力するインバータ回路20とを主な構成として備えている。
例えば、電力変換装置1が空気調和機に搭載される場合は、交流電源3の電圧は国内定格の200Vでほぼ一定の値を保つ。
コンバータ回路10は、交流電源3より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路11と、整流回路11の直流出力側に、整流回路11に並列に接続され電圧を平滑にするコンデンサ16と、整流回路11とコンデンサ16との間に互いに並列に設けられた2つのスイッチング回路15a、15bと、スイッチング回路15a、15bを制御するコンバータ制御部(制御手段)5とを主な構成として備えている。
コンバータ制御部5は、各スイッチング回路15の昇圧状態の検知および各スイッチング回路15の電流の検出等を実施し、各スイッチング回路15の制御を行っている。
スイッチング回路15aは、整流回路11とコンデンサ16とを接続する正極母線に、直列的に設けられたインダクタ(誘導性素子)12aと、インダクタ12aの電流出力側に直列に接続されるダイオード13aと、インダクタ12aとダイオード13aとの間に一端が接続され、かつ、整流回路11と並列に接続されたスイッチング素子14aとを有する。
同様に、スイッチング回路15bは、整流回路11とコンデンサ16とを接続する正極母線に、直列的に設けられたインダクタ12bと、インダクタ12bの電流出力側に直列に接続されるダイオード13bと、インダクタ12bとダイオード13bとの間に一端が接続され、かつ、整流回路11と並列に接続されたスイッチング素子14bとを有する。
スイッチング素子14a、14bの一例としては、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)等が挙げられる。スイッチング素子14a、14bは、コンバータ制御部5によってスイッチングが制御される。
本実施形態のスイッチング回路15a及び15bは、力率改善回路17とされ、インターリーブ回路として互いの導通タイミングが異なっている。
以下の説明において、各スイッチング回路15を区別する場合は、末尾にaまたはbのいずれかを付し、各スイッチング回路15を区別しない場合は、aまたはbを省略する。
インターリーブ制御は、電源を複数系統(相)に分けて各相に位相差を持たせることでリップル等を互いに打ち消しあう制御方式である。本実施形態の力率改善回路17は、2相のインターリーブ方式で駆動する。この場合は、電流位相が180度の位相差を持つことでリップルが相殺され、ノイズフィルタ等を軽減することができる。
また、電源を複数系統に分けることで、単数系統の場合よりもインダクタ12a、12b、ダイオード13a、13b及びスイッチング素子14a、14bの各容量を低減することができる。これにより各々の部品の小型化がはかれ、各系統での発熱がそれぞれ低減される。また、コストも低減することができる。
インバータ回路20は、スイッチング素子を備えるブリッジ回路21と、ブリッジ回路21におけるスイッチング素子の開閉を制御するインバータ制御部6とを備える。
インバータ制御部6は、例えば、上位装置(図示略)から入力される要求回転数指令に基づいて、各スイッチング素子のゲート駆動信号Spwmを生成し、ブリッジ回路21に与える。インバータ制御の具体的な手法の一例としては、ベクトル制御、センサレスベクトル制御、V/F制御、過変調制御、1パルス制御などが挙げられる。
上記のような制御を実現するために、インバータ回路20の出力電流I2を検出する電流検出部7が設けられ、検出値I2がインバータ制御部6に入力されるようになっている。ここで、電流検出部7は、ブリッジ回路21とコンデンサ16の間の負極側電力線に流れる電流を検出し、この検出信号からインバータ回路20の出力電流I2を取得することとしてもよい。
コンバータ制御部5及びインバータ制御部6は、例えばMPU(Micro Processing Unit)であり、各処理を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有しており、CPU(Central Processing Unit)がこの記録媒体に記録されたプログラムをRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置に読み出して実行することにより、各処理が実現される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
コンバータ制御部5及びインバータ制御部6は、一つのMPUによって具現化されてもよいし、個別のMPUによって具現化されてもよい。
インターリーブ方式で駆動する電力変換装置1は、一定の負荷を想定してコンバータ回路10の容量を決定している。そのため、負荷が小さい低負荷の場合は、コンバータ回路10の容量が過剰となり、制御が不安定になる。すなわち低負荷の場合、各スイッチング回路15の容量に対し電流が小さいため、各スイッチング回路15の昇圧状態が過剰となる。コンバータ制御部5は、各スイッチング回路15の昇圧状態及び電流を検知し、異常であると判断すると制御を止め、異常停止する虞がある。
そこで、電力変換装置1に対する負荷の大きさを推定し、力率改善回路17のスイッチング回路15a及び15bの系統の切替を行う。負荷が小さい低負荷の場合は、力率改善回路17のスイッチング回路15aまたは15bのいずれか1系統のみを駆動し、負荷が大きい高負荷の場合は、力率改善回路17のスイッチング回路15a及び15bの2系統をインターリーブ方式で駆動する。
電力変換装置1に対する負荷の大きさは、コンバータ回路10の入力電流に基づき判断することができる。
まず、コンバータ回路10の入力電力W1は、交流電源3の電圧をV1、コンバータ回路10の入力電流をI1とすると、以下の(1)式で表される。
W1=V1×I1 (1)
(1)式において、V1は、前述したように国内定圧の200Vでほぼ一定の値を保っている。
また、インバータ回路20の出力電力W2は、インバータ回路20の出力電圧をV2、インバータ回路20の出力電流をI2、圧縮機モータ4の回転速度をN、圧縮機モータ4のトルクをTとすると、以下の(2)及び(3)式で表される。
W2=V2×I2 (2)
W2=N×T (3)
圧縮機モータ4の回転速度Nは、インバータ回路20の出力電圧V2と同意である。
コンバータ回路10の入力電力W1と、インバータ回路20の出力電力W2とには以下の(4)式のような関係がある。
W1>W2 (4)
ここで、コンバータ回路10の入力電力W1と、インバータ回路20の出力電力W2とは、ほぼ同じ値であるとみなすことができる。W1=W2と近似することで、以下の(5)式により、コンバータ回路10の入力電流I1を推定することができる。
I1=(N×I2)/V1 (5)
以上より、圧縮機モータ4の回転速度N及びインバータ回路20の出力電流I2を検出することで、コンバータ制御部5はコンバータ回路10の入力電流I1を推定することができる。この推定されたコンバータ回路10の入力電流I1の大きさに基づき、コンバータ制御部5は力率改善回路17のスイッチング回路15a及び15bの系統の切替を行う。例えば、コンバータ回路10の入力電流I1が所定値以上である場合はスイッチング回路15a及び15bを2系統駆動とし、コンバータ回路10の入力電流I1が所定値未満である場合はスイッチング回路15aまたは15bのいずれか1系統駆動とする。ここで、所定値は、各スイッチング回路15が異常停止しないコンバータ回路10の入力電流I1の下限値である。さらにはこの下限値にマージンを持たせた値としてもよい。
図2は、力率改善回路17の各スイッチング回路15の系統の切替状態のマッピングの例を示したグラフである。図2の縦軸はインバータ回路20の出力電流I2、横軸は圧縮機モータ4の回転速度Nを示す。実線は各スイッチング回路15の駆動系統切替の境界である。実線よりもインバータ回路20の出力電流I2が小さいまたは圧縮機モータ4の回転速度Nが小さい領域(図2のA領域)はスイッチング回路15aまたは15bのいずれか1系統駆動とすることを示し、実線よりもインバータ回路20の出力電流I2が大きいまたは圧縮機モータ4の回転速度Nが大きい領域(図2のB領域)はスイッチング回路15a及び15bを2系統駆動とすることを示す。この境界は、(3)式からインバータ回路20の出力電力W2の所定値を表しているといえる。
インバータ回路20の出力電力W2の所定値を境界として、力率改善回路17のスイッチング回路15の系統を切り替える。これより、コンバータ制御部5は、インバータ回路20の出力電力W2がインバータ回路20の出力電力W2の所定値未満である場合はスイッチング回路15aまたは15bのいずれか1系統駆動とし、インバータ回路20の出力電力W2がインバータ回路20の出力電力W2の所定値以上である場合はスイッチング回路15a及び15bを2系統駆動とする。
また、インバータ回路20の出力電力W2とコンバータ回路10の入力電流I1とは(3)式および(5)式より比例の関係にあることから、この境界はコンバータ回路10の入力電流I1の所定値を表しているともいえる。
コンバータ制御部5は、図2のグラフを制御マップとし、これに基づき各スイッチング回路15の制御を行う。制御マップは、予め実験又はシミュレーション等により得られたデータに基づいて作成されるが、任意に設定することももちろん可能である。また、コンバータ制御部5は、制御マップを関数として保持し、これに基づき各スイッチング回路15の制御を行うとしてもよい。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る電力変換装置、空気調和機および電力変換装置の制御方法によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、スイッチング回路15の駆動系統の切替を行うにあたり、切替の基準となるコンバータ回路10の入力電流I1を、圧縮機モータ4の回転速度N及びインバータ回路20の出力電流I2に基づき推定することから、新たにコンバータ回路10の入力電流I1を検出するための回路及びセンサ素子を設ける必要が無い。これにより、基板を小型化でき、また新たな部品を必要としないため余分なコストを費やすことがない。
また本実施形態によれば、コンバータ制御部5は、圧縮機モータ4の回転速度Nとインバータ回路20の出力電流I2とを関連付けてマッピングした制御マップに基づきスイッチング回路15の駆動系統の切替を行う。例えば負荷が小さい低負荷の場合は、スイッチング回路15の昇圧状態が過剰となり異常停止する虞があるが、制御マップを用いることで確実にこれを防ぐことができる。
また本実施形態によれば、圧縮機モータ4の回転速度N及びインバータ回路20の出力電流I2に基づき推定したコンバータ回路10の入力電流I1の大小により、スイッチング回路15の系統を切り替えることから、負荷の大小を推定したコンバータ回路10の入力電流I1の大小で置き換えることができ、部品点数を増やすことなく電力変換装置1の効率を上げることができる。
また本実施形態によれば、空気調和機が新たな部品を必要としない電力変換装置1を備えていることから、基板の小型化につながり空気調和機の筐体を大きくするまたは設計変更をする必要がなく、また新たな部品を必要としないことで空気調和機のコストアップを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更なども含まれる。
たとえば、上述した各実施形態においては負荷が小さい場合はスイッチング回路15をいずれか1系統駆動するとしたが、各スイッチング回路15を交互に選択する、またはランダムに選択する等としてもよい。
1 電力変換装置
3 交流電源
4 圧縮機モータ(モータ負荷)
5 コンバータ制御部(制御手段)
6 インバータ制御部
7 電流検出部
10 コンバータ回路
15 スイッチング回路
17 力率改善回路
20 インバータ回路

Claims (5)

  1. 交流電源と、
    前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路と、
    前記コンバータ回路上に並列に設けられ導通タイミングが互いに異なる複数のスイッチング回路を備えた力率改善回路と、
    前記スイッチング回路の駆動を制御する制御手段と、
    前記コンバータ回路より入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
    モータ負荷と、を備え、
    前記制御手段は、前記インバータ回路の出力電流及び前記モータ負荷の回転速度に基づき推定した前記コンバータ回路の入力電流の容量に応じて前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行う電力変換装置。
  2. 前記制御手段は、前記インバータ回路の出力電流と前記モータ負荷の回転速度とを関連付けてマッピングした制御マップに基づき前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行う請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング回路は、前記コンバータ回路上に並列に2つ設けられ、
    前記制御手段は、推定された前記コンバータ回路の入力電流が所定値以上である場合は前記力率改善回路を2系統駆動し、前記コンバータ回路の入力電流が所定値未満である場合は前記スイッチング回路のいずれか1系統を駆動する請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力変換装置を備えた空気調和機。
  5. 交流電源と、
    前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路と、
    前記コンバータ回路上に並列に設けられ導通タイミングが互いに異なる2つのスイッチング回路を備えた力率改善回路と、
    前記スイッチング回路の駆動を制御する制御手段と、
    前記コンバータ回路より入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
    モータ負荷と、を備えた電力変換装置の制御方法であって、
    前記インバータ回路の出力電流及び前記モータ負荷の回転速度に基づき推定した前記コンバータ回路の入力電流の容量に応じて前記スイッチング回路の駆動系統の切替を行う電力変換装置の制御方法。

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