JP6689621B2 - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の機関内部のブローバイガスを吸気通路へ還流して処理する内燃機関のブローバイガス処理装置の改良に関する。
従来の内燃機関のブローバイガス処理装置として、特許文献1には、機関内部のクランクケースとスロットルバルブよりも下流側の吸気通路とを接続する第1ブローバイガス通路(ブリーザ通路)と、クランクケースとスロットルバルブよりも上流側の吸気通路とを接続する第2ブローバイガス通路と、上記第1ブローバイガス通路に配置されたPCVバルブと、を有し、非過給時にはPCVバルブが開き、第1ブローバイガス通路を通してブローバイガスが吸気通路へ還流されるとともに、過給時にはPCVバルブが閉じ、第2ブローバイガス通路を通してブローバイガスが吸気通路へ還流されるものが開示されている。
特開2008−95528号公報
上記従来のブローバイガス装置では、第1ブローバイガス通路に配置されたPCVバルブが何らかの理由により閉固着した場合、非過給時であっても第2ブローバイガス通路を通してスロットルバルブよりも上流側の吸気通路にブローバイガスが還流されることとなる。このため、ブローバイガスがスロットルバルブを通過することとなり、例えば低温環境下での低負荷時(非過給時)にブローバイガスがスロットルバルブを通過すると、ブローバイガス中に含まれる水分によってスロットルバルブが氷結(凝結)し、動作不良を招くおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、何らかの理由で第1ブローバイガス通路に配置されたPCVバルブが閉固着した場合であっても、ブローバイガスがスロットルバルブを通流することを抑制して、スロットルバルブの氷結等の不具合の発生を抑制することができる新規な内燃機関のブローバイガス処理装置を提供することを目的としている。
本発明に係る内燃機関のブローバイガス処理装置は、機関内部とスロットルバルブよりも下流側の吸気通路とを接続する第1ブローバイガス通路と、上記機関内部と上記スロットルバルブよりも上流側の上記吸気通路とを接続する第2ブローバイガス通路と、上記第1ブローバイガス通路に配置されるPCVバルブと、を有し、低負荷時には上記PCVバルブが開き、高負荷時には上記PCVバルブが閉じるように構成されている。そして、上記機関内部と上記スロットルバルブよりも下流側の上記吸気通路とを接続する第3ブローバイガス通路を、上記第1ブローバイガス通路とは別個に設けている。
本発明によれば、第1ブローバイガス通路に設けられたPCVバルブが閉固着しても、第1ブローバイガス通路とは個別に設けられた第3ブローバイガス通路を通してブローバイガスをスロットルバルブよりも下流側の吸気通路に還流させることができる。従って、例えば低温な低負荷時にPCVバルブが閉固着したとしても、第2ブローバイガス通路を通してブローバイガスがスロットルバルブよりも上流側の吸気通路に還流されることを抑制し、スロットルバルブを通流するブローバイガス量を低減させることで、スロットルバルブの氷結等の不具合の発生を抑制することができる。
本発明の一実施例に係る内燃機関のブローバイガス処理装置を示し、低負荷時(非過給時)のブローバイガスの流れを示す構成図。 本発明の一実施例に係る内燃機関のブローバイガス処理装置を示し、高負荷時(過給時)のブローバイガスの流れを示す構成図。 本発明の一実施例に係る内燃機関のブローバイガス処理装置を示し、PCVバルブの閉固着時のブローバイガスの流れを示す構成図。 上記実施例の制御バルブの制御の流れを示すフローチャート。 第2ブローバイガス通路の入口部と出口部との差圧とブローバイガス流量との関係を示す特性図。
以下、図示実施例により本発明を説明する。図1に示すように、内燃機関10は、複数のシリンダが形成されたシリンダブロック11と、このシリンダブロック11の上側に複数本のボルトを用いて固定されるシリンダヘッド12と、このシリンダヘッド12の上側に複数本のボルトを用いて固定されるヘッドカバー13と、これらシリンダブロック11,シリンダヘッド12及びヘッドカバー13の機関前側に複数本のボルトを用いて固定され、これらシリンダブロック11,シリンダヘッド12及びヘッドカバー13の機関前側を覆うフロントカバー14と、を有している。
シリンダブロック11の内部にはクランクシャフト(図示省略)を収容するクランクケース15が形成され、シリンダブロック11の下側には機関潤滑用のオイルが貯留されるオイルパン(図示省略)が取り付けられている。
シリンダヘッド12の吸気側の側壁には、吸気通路16の一部を構成するインテークマニホールド17が取り付けられるとともに、シリンダヘッド12の排気側の側壁には、排気通路の一部を構成する排気マニホールド(図示省略)が取り付けられている。
この内燃機関10にはターボ過給機18が設けられている。このターボ過給機18は、周知のように、排気エネルギーにより吸気を過給する排気駆動式のものであり、内燃機関10の排気通路に設けられて排気により回転駆動されるタービンホイール(図示省略)と、内燃機関10の吸気通路16に設けられて吸気を過給するコンプレッサ18Aと、がシャフトを介して一体的に回転するように構成されている。
吸気通路16には、吸気流れ方向で上流側(以下、単に「上流側」と呼ぶ)から順に、吸気中の異物を除去するエアクリーナ21と、ターボ過給機18のコンプレッサ18Aと、吸気通路16内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ22と、吸気通路16の通路断面積を変更する絞り弁としてのスロットルバルブ23と、が設けられている。
そして、この内燃機関10には、シリンダとピストンとの摺動面の隙間を通して燃焼室からクランクケース15等の機関内部へ漏れ出した燃焼ガス、すなわちブローバイガスを吸気中に還流して処理するブローバイガス処理装置が設けられている。このブローバイガス処理装置は、クランクケース15から吸気通路16へブローバイガスを還流するための3つの第1〜第3ブローバイガス通路31〜33と、吸気通路16から機関内部、具体的にはヘッドカバー13の内部へ吸気(外気)を導入する導入通路34と、を備えている。
機関内部のクランクケース15には、吸気通路16側へオイルが持ち出されることのないように、ブローバイガス中のオイルミストを分離するオイルミストセパレータ19が設けられ、このオイルミストセパレータ19によりオイルが分離された後のブローバイガスが第1〜第3ブローバイガス通路31〜33へ供給されて、第1〜第3ブローバイガス通路31〜33を通して吸気通路16へ還流するように構成されている。
第1ブローバイガス通路31は、機関内部のクランクケース15と、吸気通路16におけるスロットルバルブ23よりも下流側の部分と、を連通する通路であり、途中で分岐してインテークマニホールド17の4本の吸気ブランチ通路にそれぞれ接続している。この第1ブローバイガス通路31のクランクケース15寄りの部分には、PCVバルブ(パージ・コントロール・バルブ)35が設けられている。このPCVバルブ35は、周知の差圧作動弁であり、クランクケース15に接続する入口部の圧力(正圧)と、スロットルバルブ23の上流側の吸気通路16に接続する出口部の圧力(負圧)と、の差圧が大きいときに開くように作動する。このPCVバルブ35は、第1ブローバイガス通路31を通して吸気通路16からクランクケース15内部へ外気が逆流することを防ぎつつ、差圧に応じてクランクケース15から吸気通路16へブローバイガスを排出させるもので、そのブローバイガス流量は、上記の差圧によって自律的に調整される。
第2ブローバイガス通路32は、クランクケース15と、スロットルバルブ23よりも上流側の吸気通路16と、を接続する通路であり、過給時には、第2ブローバイガス通路32がクランクケース15に接続する入口部32A(正圧)と、第2ブローバイガス通路32が吸気通路16に接続する出口部32B(負圧)と、の差圧が大きくなって、クランクケース15から吸気通路16へブローバイガスが還流される。特にこの実施例では、第2ブローバイガス通路32が吸気通路16に接続する出口部32Bを、吸気通路16におけるエアクリーナ21とターボ過給機18の間の部分に配置しており、これによって、過給時にはエアクリーナ21の圧力損失による負圧を利用して入口部32Aと出口部32Bの差圧を大きくして、ブローバイガス流量を増加させ、換気性の向上を図っている。
この第2ブローバイガス通路32の途中には制御バルブ36が設けられている。この制御バルブ36は、制御部40からの信号に応じて開度を連続的に調整可能なものであり、後述するように、PCVバルブ35の閉固着の有無や過給圧等の機関運転状態に応じて開度が制御される。
第3ブローバイガス通路33は、上記の第1ブローバイガス通路31と同様に、吸気通路16におけるスロットルバルブ23よりも下流側の部分と機関内部のクランクケース15とを連通する通路であるが、第1ブローバイガス通路31とは異なる通路として別個に設けられている。この第3ブローバイガス通路33は、第1ブローバイガス通路31よりも通過流量が少なくなるように、第1ブローバイガス通路31よりも通路断面積が小さいホールにより構成されている。この第3ブローバイガス通路33の途中にはワンウェイバルブ37が設けられている。このワンウェイバルブ37は、クランクケース15から吸気通路16へ向かう方向の流れを許容しつつ、吸気通路16からクランクケース15へ向かう方向の流れを禁止する機能を有している。
導入通路34は、吸気通路16におけるエアクリーナ21よりも上流側の部分と機関内部のヘッドカバー13の内部とを連通する通路である。この導入通路34には、吸気通路16から機関内部へ向かう方向の流れを許容しつつ、機関内部から吸気通路16へ向かう方向の流れを禁止するワンウェイバルブ38が設けられている。
次に、本実施例のブローバイガス処理装置の作用について説明する。
図1中の矢印は、機関要求負荷が低い低負荷時におけるブローバイガスの流れを示している。低負荷時には、通常、ターボ過給機18による過給が行なわれない非過給状態となっており、導入通路34を通して吸気の一部がヘッドカバー13内部へ導入され、これにより比較的高圧になった機関内部の圧力と、スロットルバルブ23が絞られることによって負圧となっているスロットルバルブ23の下流側の部分の圧力(負圧)と、の差圧によりPCVバルブ35が開き、第1ブローバイガス通路31を通して機関内部のブローバイガスが吸気通路16へ還流されて、換気が行なわれる。
図2の矢印は、機関要求負荷が高い高負荷時(過給時)におけるブローバイガスの流れを示している。高負荷時には、過給によりコンプレッサ18Aの下流側における過給圧が高くなり、機関内部の圧力よりも高くなる。そのため、PCVバルブ35が閉じ、第1ブローバイガス通路31が遮断される。一方、過給によりコンプレッサ18Aの上流側の部分、つまり第2ブローバイガス通路32が接続する出口部32Bの圧力(負圧)は機関内部の圧力よりも低くなるため、この差圧により、第2ブローバイガス通路32を通して機関内部のブローバイガスが吸気通路16におけるスロットルバルブ23よりも上流側、より詳しくはコンプレッサ18A上流側の出口部32Bへ還流される。つまり、高負荷時(過給時)には、導入通路34を通じてヘッドカバー13内部から機関内部へ吸気が導入されるとともに、機関内部のブローバイガスが第2ブローバイガス通路32を通して吸気通路16へ排出されて、換気が行なわれる。
図3の矢印は、機関要求負荷が低い低負荷時であって、かつ、何らかの理由によりPCVバルブ35が閉状態に保持されたままとなる、いわゆる閉固着状態である場合のブローバイガスの流れを示している。このように低負荷でのPCVバルブ閉固着時には、第1ブローバイガス通路31とは別個に設けられた第3ブローバイガス通路33を通してブローバイガスの多くが吸気通路16へ還流される。また、機関内部の過度な圧力上昇を防ぐ必要がある場合には、制御バルブ36を微小量だけ開き、これにより一部のブローバイガスが第2ブローバイガス通路32を通してスロットルバルブ23の上流側の吸気通路16へ還流される。
図4は、制御バルブ36の制御の流れを示すフローチャートであり、このルーチンは制御部40により所定期間毎に繰り返し実行される。ステップS11では、機関回転数,機関要求負荷,過給圧の他、酸素濃度センサ22等の検出信号を読み込む。ステップS12では、酸素濃度センサ22等の検出信号に基づいて、PCVバルブ35の閉固着が生じているか否かを判定する。例えば、非過給の低負荷域であるにもかかわらず、第2ブローバイガス通路32を通してスロットルバルブ23の上流側にブローバイガスが還流している場合、酸素濃度センサ22により検出される酸素濃度が低くなることから、機関要求負荷(過給圧)や酸素濃度センサ22の検出信号に基づいて、PCVバルブ35が閉固着していると判定することができる。
PCVバルブ35が閉固着していると判定された場合には、ステップS13へ進み、低温・低負荷時におけるスロットルバルブ23へのブローバイガスの通流を抑制するように、制御バルブ36を閉じ方向へ制御する。但し、第3ブローバイガス通路33によるブローバイガスの通流量は少ないことから、クランクケース15内の圧力が過度に高くなるおそれがある。そこで、この実施例では、制御バルブ36を微小量開くことで、クランクケース15内の圧力が過度に高くなることを防止している。
PCVバルブ35が閉固着していないと判定された場合には、ステップS14へ進み、機関要求負荷や過給圧等の機関運転状態に応じて制御バルブ36の開度を制御する。
この制御バルブ36の制御について、図5を参照して説明する。図5は、第2ブローバイガス通路32の入口部32Aと出口部32Bとの差圧と、この第2ブローバイガス通路32を流れるブローバイガス流量(制御バルブ36の開度)と、の関係を示している。図中の実線の特性は、本実施例の制御により制御バルブ36の開度を調節した場合の特性を示しており、図中の破線の特性は、制御バルブ36を制御することなく、単にオリフィス等により第2ブローバイガス通路32の流量を制限した比較例の特性を示している。
同図に示すように、本実施例では、使用頻度が大きい過給圧が立ち上がる加速初期は、差圧が急激に増大することから、制御バルブ36の開度を大きくしてブローバイガス流量を増やし、換気を促進している。一方、過給圧の立ち上がり後の加速後半は、差圧が大きいままとなることから、比較例では破線の特性で示すようにブローバイガス流量が増大し、オイルの持ち出しが問題となる。そこで本実施例では、このような差圧が大きい領域では制御バルブ36の開度を小さくしてブローバイガス流量を抑制し、吸気側へのオイルの持ち出しを抑制している。
このような本実施例の特徴的な構成及び作用効果について、以下に列記する。
[1]機関内部(クランクケース15)とスロットルバルブ23よりも下流側の吸気通路16とを接続する第3ブローバイガス通路33を、PCVバルブ35が設けられた第1ブローバイガス通路31とは別個に設けている。従って、低温状態での低負荷時に、仮に第1ブローバイガス通路31に設けられたPCVバルブ35が閉固着したとしても、第3ブローバイガス通路33を通してブローバイガスをスロットルバルブ23の下流側の吸気通路16に還流させることができる。この結果、第2ブローバイガス通路32を通してスロットルバルブ23の上流側に還流されるブローバイガスを抑制し、これに起因するスロットルバルブ23の氷結等の不具合の発生を抑制することができる。
[2]また、第2ブローバイガス通路32に制御バルブ36を設け、機関運転状態に応じて制御バルブ36の制御している。従って、図5を参照して上述したように、使用頻度が大きい過給圧が立ち上がる加速初期には、制御バルブ36の開度を大きくしてブローバイガス流量を増やし、換気を促進する一方、加速後半のように差圧が大きいままとなっている状態では、制御バルブ36の開度を小さくしてブローバイガス流量を抑制し、吸気側へのオイルの持ち出しを抑制することができる。
[3]また、PCVバルブ35の閉固着を検出したときには、制御バルブ36を閉じ方向へ制御している。これによって、第2ブローバイガス通路32を通してスロットルバルブ23の上流側へ還流されるブローバイガスの量を低減し、スロットルバルブ23の氷結の発生を抑制することができる。
[4]第2ブローバイガス通路32が吸気通路16に接続する位置よりも下流側の吸気通路16に、酸素濃度を検出する酸素濃度センサ22を設け、この酸素濃度センサ22の検出信号に基づいて、PCVバルブ35の閉固着を検出している。PCVバルブ35が閉固着すると、低負荷側でも第2ブローバイガス通路32を通流するブローバイガス流量が増え、酸素濃度が低下することから、酸素濃度センサ22の検出信号に基づいてPCVバルブ35の閉固着を高精度に検出することが可能となる。
[5]第3ブローバイガス通路33は、第1ブローバイガス通路31よりも通過流量が少なくなるように構成されている。この実施例では、第3ブローバイガス通路33が第1ブローバイガス通路31よりも通路断面積が小さいホースにより構成されている。あるいは、第3ブローバイガス通路33に通路断面積を部分的に小さくするオリフィス等を設けるようにしても良い。
従って、低負荷時において、PCVバルブ35が正常に作動している状態では、基本的にはPCVバルブ35が設けられた第1ブローバイガス通路31を通して換気が行なわれ、PCVバルブ35が閉固着している場合に限り、通路断面積が小さい第3ブローバイガス通路33を通して換気が行なわれることとなる。
[6]第3ブローバイガス通路33に、機関内部(クランクケース15)から吸気通路16へ向かう方向の流れのみを許容するワンウェイバルブが設けられている。このワンウェイバルブ37により、第3ブローバイガス通路33を通して吸気通路16からクランクケース15内部へ外気が導入されることを防ぎつつ、クランクケース15内部から吸気通路16へのブローバイガスの排出を許容している。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、PCVバルブ35の閉固着時に上記実施例では制御バルブ36を微小開としているが、機関内部が過度に上昇するおそれのない場合には、制御バルブ36を全閉としても良い。
10…内燃機関
15…クランクケース(機関内部)
16…吸気通路
31…第1ブローバイガス通路
32…第2ブローバイガス通路
33…第3ブローバイガス通路
34…導入通路
35…PCVバルブ
36…制御バルブ
37…ワンウェイバルブ
40…制御部

Claims (9)

  1. 機関内部とスロットルバルブよりも下流側の吸気通路とを接続する第1ブローバイガス通路と、
    上記機関内部と上記スロットルバルブよりも上流側の上記吸気通路とを接続する第2ブローバイガス通路と、
    上記第1ブローバイガス通路に配置されるPCVバルブと、を有し、
    低負荷時には上記PCVバルブが開き、高負荷時には上記PCVバルブが閉じるように構成された内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    上記第1ブローバイガス通路とは別個に設けられ、上記機関内部と上記スロットルバルブよりも下流側の上記吸気通路とを接続する第3ブローバイガス通路を有し、
    上記第2ブローバイガス通路に制御バルブを設け、
    上記PCVバルブの閉固着を検出したときには、上記制御バルブを閉じ方向へ制御することを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  2. 上記第2ブローバイガス通路が上記吸気通路へ接続する位置よりも下流側の上記吸気通路に、酸素濃度を検出する酸素濃度センサを設け、
    この酸素濃度センサの検出信号に基づいて、上記PCVバルブの閉固着を検出することを特徴とする請求項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  3. 上記第3ブローバイガス通路は、上記第1ブローバイガス通路よりも通過流量が少なくなるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  4. 上記第3ブローバイガス通路に、上記機関内部から上記吸気通路へ向かう方向の流れを許容しつつ、上記吸気通路から機関内部へ向かう方向の流れを禁止するワンウェイバルブが設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  5. 機関内部とスロットルバルブよりも下流側の吸気通路とを接続する第1ブローバイガス通路と、
    上記機関内部と上記スロットルバルブよりも上流側の上記吸気通路とを接続する第2ブローバイガス通路と、
    上記第1ブローバイガス通路に配置されるPCVバルブと、を有し、
    低負荷時には上記PCVバルブが開き、高負荷時には上記PCVバルブが閉じるように構成された内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    上記第1ブローバイガス通路とは別個に設けられ、上記機関内部と上記スロットルバルブよりも下流側の上記吸気通路とを接続する第3ブローバイガス通路を有し、
    上記第3ブローバイガス通路は、上記第1ブローバイガス通路よりも通過流量が少なくなるように構成されていることを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  6. 上記第2ブローバイガス通路に制御バルブを設け、機関運転状態に応じて上記制御バルブの開度を制御することを特徴とする請求項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  7. 上記PCVバルブの閉固着を検出したときには、上記制御バルブを閉じ方向へ制御することを特徴とする請求項6に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  8. 上記第2ブローバイガス通路が上記吸気通路へ接続する位置よりも下流側の上記吸気通路に、酸素濃度を検出する酸素濃度センサを設け、
    この酸素濃度センサの検出信号に基づいて、上記PCVバルブの閉固着を検出することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  9. 上記第3ブローバイガス通路に、上記機関内部から上記吸気通路へ向かう方向の流れを許容しつつ、上記吸気通路から機関内部へ向かう方向の流れを禁止するワンウェイバルブが設けられていることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
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