JP2009144673A - 内燃機関のpcvシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、ブローバイガスがクランクケース内に蓄積されることを低減する。
【解決手段】一方向リード弁10は、カバー部25に設けられており、シリンダ23内の燃焼室24で燃料が燃焼した際におけるピストン4の動作によって、言い換えれば、ピストン4がケース内空間5aに向かってシリンダ23内を移動することによって生じたケース内空間5aにおける圧力の上昇に応じて開く。このような一方向リード弁10によれば、燃料の燃焼によって生じたブローバイガスのうち燃焼室24からピストンリング及びリング溝を介してケース内空間5aに導かれたブローバイガスをケース内空間5aの外側の空間に排出することができ、ケース内空間5aに蓄積されるブローバイガスの蓄積量を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、エンジンなどの内燃機関に設けられるブローバイガス還元装置の一例である内燃機関のPCV(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)システムの技術分野に関する。
この種のPCVシステムでは、過給機によって内燃機関に過給されていない低負荷時にブローバイガスをスロットルの下流側に流し、過給機によって内燃機関(例えば、エンジン)に過給されている高負荷時に過給機の上流側にブローバイガスを流している(例えば、特許文献1乃至3参照。)。
特開2000−87714号公報 特開2006−46244号公報 実開平5−87213号公報
しかしながら、エンジン等の内燃機関に過給された高負荷時には、クランクケース内の換気を十分に行うことが困難であり、クランクケース内のケース内空間に蓄積されるブローバイガス量が増大する。ケース内空間のブローバイガス量が増大すると、コンロッドの動作に応じてオイルパンから引き上げられたオイルのうちブローバイガスに混合されるオイル量が増大し、オイル消費量の増大を招く。このようなオイル量の増大によれば、エンジンオイルのメンテナンスピッチの増大、及びエンジンのランニングコストが増大する問題点が生じる。
加えて、ブローバイガスがエンジンの吸気系統に循環された際に、ブローバイガスが過給機の内部、及び吸気系統内部に付着すると、過給機の動作不良を招くうえ、スロットルバルブの固着を生じさせてしまい、エンジン性能を低下させてしまう技術的問題点も生じる。
よって、本発明は上記問題点等に鑑みてなされたものであり、例えば、クランクケース内のケース内空間に蓄積されるブローバイガスを低減できる内燃機関のPCVシステムを提供することを課題とする。
本発明に係る内燃機関のPCVシステムは上記課題を解決するために、(i)シリンダ、(ii)クランクケース、(iii)前記シリンダ内に吸気する過給機、及び(iv)前記シリンダ内における燃料の燃焼に応じて前記シリンダ内を往復するピストンを有する内燃機関と、前記クランクケース内のケース内空間をシールするカバー部と、前記カバー部に設けられており、前記ピストンが前記ケース内空間に向かって前記シリンダ内を移動することによって生じた前記ケース内空間における圧力の上昇に応じて開き、前記ケース内空間からブローバイガスを排出する排出手段とを備える。
本発明に係る内燃機関のPCVシステムによれば、内燃機関は、例えば、車両に搭載されたエンジンであり、シリンダ内における燃料の燃焼に応じてシリンダ内をピストンが往復し、当該車両の駆動力を発生させる。
カバー部は、クランクケース内のケース内空間、より具体的には、クランクシャフトが回転する回転軸が収納された空間をシールするように設けられており、ケース内空間及びその外側の空間を相互に隔てている。
排出手段は、前記カバー部に設けられており、例えば、シリンダ内の燃焼室で燃料が燃焼した際におけるピストンの動作することによって、言い換えれば、前記ピストンが前記ケース内空間に向かって前記シリンダ内を移動することによって生じた前記ケース内空間における圧力の上昇に応じて開く。このような排出手段は、ケース内空間の圧力の上昇に応じて開くリード弁等の一方向弁、或いはケース内空間内の圧力がその外側の空間の圧力より高い場合に、ケース内空間及びその外側の空間を相互に連通させるバルブ等の各種弁機構である。
したがって、このような排出手段によれば、燃料の燃焼によって生じたブローバイガスのうち燃焼室からピストンリング及びリング溝を介してケース内空間に導かれたブローバイガスをケース内空間の外側の空間に排出することができ、ケース内空間に蓄積されるブローバイガスの蓄積量を低減できる。このようにケース内空間に蓄積されるブローバイガスが低減可能であるため、ピストンに接続され、当該ピストンの動作に応じて駆動されるコンロッドの動作に応じてオイルパンからケース内空間に引き上げられるオイルのうちブローバイガスに混合されるオイル量を低減できる。
よって、本発明に係る内燃機関のPCVシステムによれば、オイル消費量を低減でき、例えば、エンジンオイルのメンテナンスピッチの低減、及びエンジンのランニングコストの低減が可能になる。
加えて、本発明に係る内燃機関のPCVシステムによれば、エンジン等の内燃機関の吸気系統に循環されるブローバイガスを低減できるため、ブローバイガスが過給機の内部、及び吸気系統内部に付着することを低減でき、過給機の動作不良の低減、及びスロットルバルブの固着の抑制が可能になる。したがって、本発明に係る内燃機関のPCVシステムによれば、エンジン等の内燃機関の動作性能が低下することを抑制できる。
本発明に係る内燃機関のPCVシステムの一の態様では、前記カバー部下に配置されたオイルパンを更に備え、前記クランクケースは、前記シリンダの下側に配置されており、前記排出手段は、前記ピストンが前記シリンダ内を上方に移動する際に前記圧力が低下することによって閉じてもよい。
この態様によれば、内燃機関における燃焼工程の後、燃焼室で発生したガスを排気する排気工程の際にピストンがシリンダ内を上方に移動することによって、ケース内空間の圧力が低下し、当該圧力の低下に応じて、排出手段が閉じる。したがって、内燃機関が高負荷で動作する高負荷時に、オイルパンのオイル面が変動することを低減でき、仮にオイル面が変動したとしても、排出手段が閉じられることによって、排出手段を介してオイルパン側からケース内空間にオイルが飛散することを低減できる。
したがって、この態様によれば、エンジンオイルの消費量を低減可能である。加えて、ケース内空間等の内燃機関内部へのオイル供給量が適正な量に維持されため、油圧により作動するVVT(可変動弁機構)、及び各種動弁系等の動作部が、内燃機関の高回転領域まで適切に動作可能になる。
本発明に係る内燃機関のPCVシステムの他の態様では、前記過給機の上流に設けられた第1吸気路部と、前記第1吸気路部の途中から前記シリンダのシリンダヘッドに流れるガスの流路を構成する第1流路部と、前記過給機から前記シリンダヘッドに流れるガスの流路を構成する第2流路部と、前記第2流路部の途中に設けられたスロットル弁と、前記クランクケースに連通するように設けられており、前記ブローバイガス及びオイルを相互に分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータに設けられた一方向弁と、前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側を占める流路部、及び前記一方向弁間に流れるガスの流路を構成する第3流路部と、前記第1吸気路部のうち前記途中の下流側を占める吸気路部、及び前記オイルセパレータ間に流れるガスの流路を構成する第4流路部と、前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側の流路部、及び前記シリンダヘッド間に流れるガスの流路を構成する第5流路部とを備えていてもよい。
この態様によれば、第1吸気路部は、例えば、エアクリーナを介して内燃機関の外部から取り込まれた空気を過給機に向かって流す吸気路部である。第1流路部は、前記第1吸気路部の途中から前記シリンダのシリンダヘッドに流れる空気等のガスの流路を構成しており、例えば、第1吸気路部の途中からシリンダヘッドに向かってのみガスが流れるように設けられた弁機構を備えて構成されている。第2流路部は、前記過給機から前記シリンダヘッドに流れるガスの流路を構成している。したがって、内燃機関の動作時に、過給機で圧縮された空気が当該第2流路部を介してシリンダヘッドに供給される。
スロットル弁は、前記第2流路部の途中に設けられており、例えば、ドライバーによるアクセルペダルの操作に応じて開閉され、シリンダヘッドに供給される空気量を変更することが可能である。オイルセパレータは、前記クランクケースに設けられており、前記ブローバイガス及びオイルを相互に分離する。オイルと分離されたブローバイガスは、過給機の動作に応じて第3流路部及び第4流路部の夫々に供給される。一方向弁は、前記オイルセパレータに設けられており、第3流路部からオイルセパレータにブローバイガスが逆流することを低減する。第3流路部は、前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側を占める流路部、及び前記一方向弁間に流れるガスの流路を構成しており、例えば、過給機が動作していない低負荷時において、オイルセパレータからスロットル弁の下流側の流路部へのガスを供給が可能になる。第4流路部は、前記第1吸気路部のうち前記途中の下流側を占める吸気路部、及び前記オイルセパレータ間に流れるガスの流路を構成しており、例えば、過給機が動作する高負荷時において、オイルセパレータから第1吸気路部へのブローバイガスの還流が可能になる。第5流路部は、前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側の流路部、及び前記シリンダヘッド間に流れるガスの流路を構成しており、高負荷時における第2流路部からシリンダヘッドへの空気の供給が可能になる。
したがって、この態様によれば、過給機の動作及び非動作に応じて、ブローバイガスが還流される流路部を変更することが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以下、図1を参照しながら、本発明に係る内燃機関のPCVシステムの実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係るPCVシステム1の構成を図式的に示した図式的構造図である。尚、図1において、後述する過給機が動作することによって、スロット弁の下流側の流路部内の圧力が負圧になっている際(即ち、低負荷時)に各流路部等を流れるガスの流れを黒色矢印で示し、高負荷時に各流路部等を流れるガスの流れを白色矢印で示している。
図1において、PCVシステム1は、シリンダ23、クランクケース5、シリンダ23内に吸気する過給機3、及びシリンダ23内における燃料の燃焼に応じてシリンダ23内を往復するピストン4を有する内燃機関100と、クランクケース5内のケース内空間5aをシールするカバー部25と、カバー部25に設けられており、ピストン4がケース内空間5aに向かってシリンダ23内を移動することによって生じたケース内空間5aにおける圧力の上昇に応じて開く、本発明の「排出手段」の一例であるリード弁10と、カバー部25下に配置されたオイルパン9と、過給機3の上流に設けられた第1吸気路部31と、第1吸気路部31の途中からシリンダ23のシリンダヘッド22に流れるガスの流路を構成する第1流路部41、過給機3からシリンダヘッド22に流れるガスの流路を構成する第2流路部42と、第2流路部42の途中に設けられたスロットル弁7と、クランクケース5に連通するように設けられており、ブローバイガス及びオイルを相互に分離する、本発明の「オイルセパレータ」の一例であるオイルセパレータ6と、オイルセパレータ6に設けられた一方向弁11と、第2流路部42のうちスロットル弁7の下流側を占める流路部42a、及び一方向弁11間に流れるガスの流路を構成する第3流路部43と、第1吸気路部31のうちその途中の下流側を占める吸気路部31a、及びオイルセパレータ6間に流れるガスの流路を構成する第4流路部44と、第2流路部42のうちスロットル弁7の下流側の流路部42a、及びシリンダヘッド22間に流れるガスの流路を構成する第5流路部45とを備えている。
内燃機関100は、例えば、車両に搭載されたエンジンであり、シリンダ23内における燃料の燃焼に応じてシリンダ23内をピストン4が往復し、当該車両の駆動力を発生させる。
カバー部25は、クランクケース内のケース内空間5a、より具体的には、クランクシャフト(不図示)が回転する回転軸が収納された空間をシールするように設けられており、ケース内空間5a及びその外側の空間を相互に隔てている。
第1吸気路部31は、エアクリーナ2を介して内燃機関100の外部から取り込まれた空気を過給機3に向かって流す吸気路部である。第1流路部41は、その途中に設けられた一方向弁14を含んで構成されており、第1吸気路部31の途中からシリンダ23のシリンダヘッド22に流れる空気等のガスの流路を構成している。第2流路部42は、過給機3からシリンダヘッド22に流れるガスの流路を構成している。したがって、内燃機関100の動作時に、過給機3で圧縮された空気が当該第2流路部42を介してシリンダヘッド22に供給される。
スロットル弁7は、第2流路部42の途中に設けられており、ドライバーによるアクセルペダルの操作に応じて開閉され、シリンダヘッド22に供給される空気量を変更することが可能である。オイルセパレータ6は、クランクケース5に連通するように設けられており、ケース内空間5aに蓄積されるブローバイガス及びオイルを相互に分離する。オイルと分離されたブローバイガスは、過給機3の動作に応じて、ホース及び一方向弁11で構成された第3流路部43及び第4流路部44の夫々に供給される。一方向弁11は、オイルセパレータ6に設けられており、第3流路部43からオイルセパレータ6にブローバイガスが逆流することを低減する。
第3流路部43は、第2流路部42のうちスロットル弁7の下流側を占める流路部42a、及び一方向弁11間に流れるガスの流路を構成しており、過給機3が動作していない低負荷時において流路部42a内の圧力が負圧であるため、オイルセパレータ6からスロットル弁7の下流側の流路部42aへのガスの供給が可能になる。第4流路部44は、その途中に設けられた一方向弁13を備えて構成されており、第1吸気路部31の一部である吸気路部31a、及び前記オイルセパレータ6間に流れるガスの流路を構成する。第4流路部44は、過給機3が動作する高負荷時において、オイルセパレータ6から第1吸気路部31へブローバイガスを還流させる。第5流路部45は、流路部42a、及びシリンダヘッド22間に流れるガスの流路を構成しており、高負荷時における第2流路部42からシリンダヘッド22への空気の供給を可能にする。
したがって、PCVシステム1によれば、過給機3の動作及び非動作に応じて、ブローバイガスが還流される流路部を変更することが可能である。
次に、過給機3の動作及び非動作に応じて各流路部等に還流されるブローバイガスの経路、及びその際に動作するリード弁10の動作を詳細に説明する。
内燃機関10の動作時において、エアクリーナ2の上流側から取り込まれた空気は、第1吸気路部31、過給機3、インタークーラ8、第2流路部42、スロットル弁7を介してシリンダ23内の燃焼室24に供給される。燃焼室24で燃料が燃焼することによって発生したブローバイガスは、ピストン4のピストンリング及びリング溝を介して、ピストン4の下側に位置するケース内空間5aに導かれる。
ケース内空間5aに導かれたブローバイガスは、ケース内空間5aでオイルパン9から飛散したオイルと混合される。オイルが混合されたブローバイガスは、オイルセパレータ6によってブローバイガス及びオイルに分離された後、流路部42aに戻され、再度燃焼室24で燃焼する。過給機3が動作していない低負荷時には、流路部42a内の圧力が負圧になっているため、空気及びブローバイガスが燃焼室24に供給される。
加えて、低負荷時には、第1吸気路部31からシリンダヘッド用オイルセパレータ21、シリンダヘッド22を介して空気が供給されるため、ケース内空間5aでは、空気及びブローバイガスの換気が良好な状態に維持されている。
一方、過給機3の動作時、即ち高負荷時には、流路部42a内の圧力が高くなるため、オイルセパレータ6から流路部42aへのブローバイガスの供給量が減少し、ケース内空間5aにブローバイガスが蓄積される。加えて、過給機3の動作に応じて、内燃機関100内を循環するオイル量も増大する。
本発明の「排出手段」の一例である一方向リード弁10は、カバー部25に設けられており、シリンダ23内の燃焼室24で燃料が燃焼した際におけるピストン4の動作によって、言い換えれば、ピストン4がケース内空間5aに向かってシリンダ23内を移動することによって生じたケース内空間5aにおける圧力の上昇に応じて開く。このような一方向リード弁10によれば、燃料の燃焼によって生じたブローバイガスのうち燃焼室24からピストンリング及びリング溝を介してケース内空間5aに導かれたブローバイガスをケース内空間5aの外側の空間に排出することができ、ケース内空間5aに蓄積されるブローバイガスの蓄積量を低減できる。このようにケース内空間5aに蓄積されるブローバイガスが低減可能であるため、ピストン4に接続され、当該ピストン4の動作に応じて駆動されるコンロッドの動作に応じてオイルパン9からケース内空間5aに引き上げられるオイルのうちブローバイガスに混合されるオイル量を低減できる。
よって、PCVシステム1によれば、オイル消費量を低減でき、例えば、エンジンオイルのメンテナンスピッチの低減、及びエンジンのランニングコストの低減が可能になる。
加えて、PCVシステム1によれば、エンジン等の内燃機関100の吸気系統に循環されるブローバイガスを低減できるため、ブローバイガスが、過給機3の内部、並びに、第1吸気路部31、第1乃至5流路部41、42、43、44及び45等を含む吸気系統内部に付着することを低減でき、過給機3の動作不良の低減、及びスロットル弁の固着の抑制が可能になる。したがって、PCVシステム1によれば、エンジン等の内燃機関100の動作性能が低下することを抑制できる。
また、PCVシステム1によれば、オイルパン9がカバー部25下に配置され、且つクランクケース5が、シリンダ23の下側に配置されている。したがって、一方向にのみ開く一方向リード弁10は、ピストン4がシリンダ23内を上方に移動する際にケース内空間5aの圧力が低下することによって閉じられる。
より具体的には、内燃機関100における燃焼工程の後、燃焼室24で発生したガスを排気する排気工程の際にピストン4がシリンダ内を上方に移動することによって、ケース内空間5aの圧力が低下し、当該圧力の低下に応じて、一方向リード弁10が閉じる。したがって、内燃機関100が高負荷で動作する高負荷時に、オイルパン9のオイル面が変動することを低減でき、仮にオイル面が変動したとしても、リード弁10が閉じられることによって、リード弁10を介してオイルパン9側からケース内空間5aにオイルが飛散することを低減できる。
したがって、PCVシステム1によれば、エンジンオイルの消費量を低減可能である。加えて、ケース内空間5a等の内燃機関内部へのオイル供給量が適正な量に維持されるため、油圧により作動するVVT(可変動弁機構)、及び各種動弁系等の動作部が、内燃機関の高回転領域まで適切に動作可能になる。
本発明の一実施形態に係るPCVシステムの構成を図式的に示した図式的構造図である。
符号の説明
1・・・PCVシステム、9・・・オイルパン、10・・・リード弁、25・・・カバー部、100・・・内燃機関

Claims (3)

  1. (i)シリンダ、(ii)クランクケース、(iii)前記シリンダ内に吸気する過給機、及び(iv)前記シリンダ内における燃料の燃焼に応じて前記シリンダ内を往復するピストンを有する内燃機関と、
    前記クランクケース内のケース内空間をシールするカバー部と、
    前記カバー部に設けられており、前記ピストンが前記ケース内空間に向かって前記シリンダ内を移動することによって生じた前記ケース内空間における圧力の上昇に応じて開き、前記ケース内空間からブローバイガスを排出する排出手段と
    を備えたことを特徴とする内燃機関のPCVシステム。
  2. 前記カバー部下に配置されたオイルパンを更に備え、
    前記クランクケースは、前記シリンダの下側に配置されており、
    前記排出手段は、前記ピストンが前記シリンダ内を上方に移動する際に前記圧力が低下することによって閉じること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関のPCVシステム。
  3. 前記過給機の上流に設けられた第1吸気路部と、
    前記第1吸気路部の途中から前記シリンダのシリンダヘッドに流れるガスの流路を構成する第1流路部と、
    前記過給機から前記シリンダヘッドに流れるガスの流路を構成する第2流路部と、
    前記第2流路部の途中に設けられたスロットル弁と、
    前記クランクケースに連通するように設けられており、前記ブローバイガス及びオイルを相互に分離するオイルセパレータと、
    前記オイルセパレータに設けられた一方向弁と、
    前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側を占める流路部、及び前記一方向弁間に流れるガスの流路を構成する第3流路部と、
    前記第1吸気路部のうち前記途中の下流側を占める吸気路部、及び前記オイルセパレータ間に流れるガスの流路を構成する第4流路部と
    前記第2流路部のうち前記スロットル弁の下流側の流路部、及び前記シリンダヘッド間に流れるガスの流路を構成する第5流路部と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のPCVシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012007507A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Daihatsu Motor Co Ltd ブローバイガス還流装置

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