JP6984483B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6984483B2 JP6984483B2 JP2018030335A JP2018030335A JP6984483B2 JP 6984483 B2 JP6984483 B2 JP 6984483B2 JP 2018030335 A JP2018030335 A JP 2018030335A JP 2018030335 A JP2018030335 A JP 2018030335A JP 6984483 B2 JP6984483 B2 JP 6984483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- vehicle speed
- blow
- ejector
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、ヘッドカバー13、及びオイルパン14を備えている。シリンダブロック11のシリンダ16内には、ピストン15が往復動可能に設けられている。シリンダ16の壁面、ピストン15の冠面、及びシリンダヘッド12で囲まれる空間によって燃焼室17が形成されている。
このブローバイガス処理装置は、クランクケース19内のブローバイガスを、ヘッドカバー13に設けられたオイル分離器であるメインセパレータ31に導くための吸引路32を備えている。吸引路32は、シリンダブロック11及びシリンダヘッド12の内部を通って延伸され、その途中には、オイル分離であるプリセパレータ33が設けられている。
開度算出処理部M10は、現在の機関運転状態が、過給機24によって吸気が過給されている過給状態であるか否かを吸気圧PIMに基づいて判定する。そして、過給状態であると判定される場合には、車速SPに基づいて電磁バルブ43の開度指令値Vsを算出する。
この図3に示すように、本実施形態では、ブローバイガスの処理が確実に実施されることを保証する車速の上限値として第1車速SP1(一例として100km/h程度)が設定されている。また、第1車速SP1よりも高い車速であって、パージ処理が確実に実施されることを保証する車速の上限値として第2車速SP2(一例として140km/h程度)が設定されている。また、第2車速SP2よりも高い車速が設定された第3車速SP3や、第3車速SP3よりも高い車速が設定された第4車速SP4も設定されている。
また、車速SPが第1車速SP1よりも高く第2車速SP2よりも低いときには、車速SPが高いほど開度指令値Vsの値が小さくなるように、同開度指令値Vsは「0%<Vs<100%」の範囲で可変設定される。
また、車速SPが第3車速SP3よりも高く第4車速SP4よりも低いときには、車速SPが高いほど開度指令値Vsの値が大きくなるように、同開度指令値Vsは「0%<Vs<100%」の範囲で可変設定される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
この図3に示すように、車速SPが第1車速SP1に達するまでは、開度指令値Vsが「100%」に設定されるため、電磁バルブ43は開弁状態(全開状態)になる。この開弁状態では、接続通路41及び第2パージ通路56の双方がエゼクタ40に連通しているが、接続通路41を含むブローバイガス通路の方が第2パージ通路56よりも圧力損失は小さくなっている。そのため、過給状態のときにはエゼクタ40の内部に負圧が発生するのであるが、このエゼクタ40に連通している接続通路41及び第2パージ通路56のうちで圧力損失の小さい接続通路41側から流体が吸入される。つまり、接続通路41を介してクランクケース19内のブローバイガスがエゼクタ40内に吸引される。
図3に示すように、車速SPが第1車速SP1を超えて第2車速SP2に達するまでは、車速SPが増加するほど開度指令値Vsの値は「100%」から「0%」に向けて徐々に小さくされていく。そのため、電磁バルブ43の開度は、開弁状態(全開状態)から閉弁状態(全閉状態)に向かって徐々に小さくなっていく。電磁バルブ43の開度が小さくなっていくと、接続通路41の圧力損失が増大していくため、ブローバイガス流量Fbは減少していく。
このように車速SPが第1車速SP1を超えても、ブローバイガス流量Fbはある程度確保されるため、第1車速SP1を超えた場合でも、ブローバイガス流量Fbに応じた量のブローバイガスを処理することができる。また、パージ流量Fpが増加していくため、パージ流量Fpに応じた量の蒸発燃料をパージ処理することができる。
図3に示すように、車速SPが第2車速SP2以上第3車速SP3以下のときには、開度指令値Vsが「0%」に設定されるため、電磁バルブ43は閉弁状態(全閉状態)になる。電磁バルブ43が閉弁状態になると、接続通路41とエゼクタ40との連通は遮断されて第2パージ通路56のみがエゼクタ40に連通した状態になる。そのため、エゼクタ40に連通している第2パージ通路56からのみ流体が吸入される。つまり、第2パージ通路56を介して蒸発燃料がエゼクタ40内に吸引される。
図3に示すように、車速SPが第3車速SP3を超えて第4車速SP4に達するまでは、車速SPが増加するほど開度指令値Vsの値は「0%」から「100%」に向けて徐々に大きくされていく。そのため、電磁バルブ43の開度は、閉弁状態(全閉状態)から開弁状態(全開状態)に向かって徐々に大きくなっていく。電磁バルブ43の開度が大きくなっていくと、接続通路41とエゼクタ40とが連通するとともに接続通路41の圧力損失は減少していくため、ブローバイガス流量Fbは増大していく。一方、接続通路41の圧力損失が減少していくと、エゼクタ40に連通している第2パージ通路56からエゼクタ40内に蒸発燃料が吸入されにくくなるため、ブローバイガス流量Fbの増大に伴いパージ流量Fpは減少していく。このため、車速SPが第3車速SP3を超えて第4車速SP4に達するまでは、吸入流量Fはブローバイガス流量Fbとパージ流量Fpとの和にほぼ等しくなる。
すなわち、車速SPが第3車速SP3を超える高速領域において、仮に電磁バルブ43を閉じたままにしておくと、接続通路41が閉塞されるために、ブローバイガス通路を介したクランクケース19内の調圧が困難になり、例えばクランクケース19内の圧力が過剰に高くなるおそれがある。この点、本実施形態では、そうした第3車速SP3を超える速度領域において電磁バルブ43を開弁させるため、ブローバイガス通路及びエゼクタ40及びバイパス通路42を介してクランクケース19内が吸気管20に連通するようになり、これにより高速領域におけるクランクケース19内の調圧が可能になる。
(1)過給状態のときに、車速SPが予め定めた第1車速SP1に達すると上記電磁バルブ43が開弁状態から閉弁状態に移行するように同電磁バルブ43の開度が制御される。こうした電磁バルブ43の開度制御を行うことにより、従来のような多段式のエゼクタを用いることなく、過給状態でのパージ処理及びブローバイガス処理が可能になる。従って、過給状態でのパージ処理及びブローバイガス処理を可能にしつつエゼクタの大型化を抑えることができる。
(3)車速SPが第1車速SP1よりも高く第2車速SP2よりも低いときには、電磁バルブ43の開度指令値Vsが「0%<Vs<100%」の範囲で可変設定される。そのため、そうした車速領域では、過給状態においてパージ処理及びブローバイガス処理を共に実施することができる。
(5)第2パージ通路56からエゼクタ40内に吸入された蒸発燃料を、バイパス通路42を介してコンプレッサ24Cよりも上流側の吸気管20に導入するようにしている。そのため、第2パージ通路56を通じてパージ処理が実行されるときには、コンプレッサ24Cからスロットルバルブ28までの間の吸気系におけるデポジットの付着量を減少させることができる。
・車速SPが第1車速SP1を超えて第2車速SP2に達するまでは開度指令値Vsの値を徐々に変化させるようにした。この他、車速SPが第1車速SP1を超えた時点で、開度指令値Vsを「100%」から「0%」に直ちに変更してもよい。この場合でも、車速SPが第1車速SP1以下のときには、電磁バルブ43が開弁状態になっているため、過給状態のときにブローバイガスの処理を行うことができる。また、車速SPが第1車速SP1を超えると電磁バルブ43は閉弁状態になるため、過給状態のときにパージ処理を行うことができる。
・過給機24は、排気を利用して吸気を過給するタイプの過給機であったが、その他のタイプの過給機でもよい。例えば、クランクシャフトやモータを駆動源とする過給機でもよい。
Claims (1)
- 車両に搭載される内燃機関に適用される制御装置であって、
前記内燃機関は、吸気通路にコンプレッサが設けられた過給機と、燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに吸着させるとともに前記キャニスタに吸着された蒸発燃料をパージ通路を介して吸気通路に導入する蒸発燃料処理装置と、燃焼室からクランクケース内に漏れたブローバイガスをブローバイガス通路を介して吸気通路に導入するブローバイガス処理装置と、前記コンプレッサよりも上流側の吸気通路と前記コンプレッサよりも下流側の吸気通路とを接続するバイパス通路と、前記バイパス通路の途中に設けられたエゼクタと、を備えており、
前記エゼクタには前記パージ通路及びブローバイガス通路が接続されており、前記エゼクタに接続された前記ブローバイガス通路にはバルブが設けられており、
前記過給機によって吸気が過給されている過給状態のときに、前記車両の車速が予め定めた所定値に達すると前記バルブが開弁状態から閉弁状態に移行するように前記バルブの開度を制御する
内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018030335A JP6984483B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018030335A JP6984483B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019143577A JP2019143577A (ja) | 2019-08-29 |
JP6984483B2 true JP6984483B2 (ja) | 2021-12-22 |
Family
ID=67773639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018030335A Active JP6984483B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6984483B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112709617B (zh) * | 2019-10-25 | 2022-05-03 | 义乌吉利动力总成有限公司 | 一种曲轴箱通风控制方法及系统 |
-
2018
- 2018-02-23 JP JP2018030335A patent/JP6984483B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019143577A (ja) | 2019-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106337709B (zh) | 用于增压发动机中的曲轴箱通风的方法 | |
US10196992B2 (en) | Engine control device | |
US9347368B2 (en) | Method and system for fuel vapor management | |
JP6765260B2 (ja) | 過給機付内燃機関のブローバイガス処理装置 | |
US5005550A (en) | Canister purge for turbo engine | |
JP2003184532A (ja) | 排気ターボ過給式内燃機関用のクランクケースベンチレーション装置 | |
US10738721B2 (en) | Blow-by gas supply device for engine | |
JP2006348901A (ja) | 蒸発燃料処理装置及び過給機付エンジンの蒸発燃料処理装置 | |
US9982635B2 (en) | Vaporized fuel treating device and blow-by gas returning device | |
JP2024007819A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6984483B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
US10480366B2 (en) | Throttled PCV system for an engine | |
JP7338541B2 (ja) | エンジン装置 | |
JP5508632B2 (ja) | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガスの処理装置 | |
JP7172234B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JP6508113B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2021080913A (ja) | ガス流量算出方法 | |
JP6005592B2 (ja) | 過給機付エンジンのブローバイガス還元装置 | |
JP2015098814A (ja) | ブローバイガス処理装置 | |
JP5577836B2 (ja) | 内燃機関のブローバイガス処理装置 | |
JP2020090934A (ja) | 内燃機関 | |
JP6815073B2 (ja) | 燃料蒸発ガス処理装置 | |
JP2022012843A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
CN117888980A (zh) | 流量控制阀 | |
KR20210126222A (ko) | 자동차의 듀얼 연료 퍼지 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211026 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211108 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6984483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |